2人目の
私は今、ご主人様(女主人)と共にある無人島に来ていた。
「久しぶりだね〜ベアトリス」
目の前の赤いスーツの女性にご主人様は声をかけた。
「お互い様だろ“契約の魔女”さん」
“契約の魔女”……ご主人様の事だろうか? 初めてご主人様の事を知った気がします。
「私は魔女じゃ無いよ。 で、今回は何の用だい? まさか、私と会う為に私をこんな所に呼びつけた訳じゃないわよね?」
「勿論、いつも通り仕事の依頼さ!」
何でも、ベアトリスさんは模造天使計画と言うものの素材になる方を捕まえたは良いが途中で激しい戦闘になり、ベアトリスさんと捕らえた方以外はみんな亡くなってしまい、ボートやセスナ機の乗り物も戦闘の余波で壊れてしまい島から出れなくなっていた。更に肝心の模造天使計画も獅子王機関の介入で実験体はおろか、研究データ、素材、機器、関係者の全てを押さえられてしまったらしい。
その為、助けを求めて島に連絡を取ればそのまま拘束されてしまう。なので、現状一番早くベアトリスさんの元にこれる知り合いがご主人様しか居なかったらしい。
「んじゃ、貴女を密出国させればいいわけ?」
「いや、もう一つあの雌豚を屈服と調教もさ! あの雌豚が大人しく捕まらないからややこしい羽目になるわ、模造天使計画は潰れるわ、大金を逃すわ、指名手配されるわで、正直八裂きにして豚の餌にでもしたい! でもね、それじゃ足りないの! あの雌豚には誰もが笑う程の惨めさ、絶対的なまでの女として生まれてきた事を後悔するくらいの屈辱を与えなきゃ駄目なんだ!」
あまりも強烈な殺意に震えてしまいそうです。
「あぁ、それは、わかった。 で、その相手は誰なんだい?」
「アルディギア王国の第一王女……ラ・フォリア・リハヴァインだ」
⁈ まさかの王女様がベアトリスさんの憎むべき方の様です
「王女様が相手か‥……刻印術式を付与するのにも王族、しかもアルディギアの王女だと時間と手間はかかりそうだね しかも、王女様も連れての密出国はなかなかに厳しいだろうね〜」
ご主人様の言う通りだろう幾ら密出国とはいえ誰にも見られ無い訳じゃ無い。 王族など国の顔となる方々なら顔を見られたらその場で終わりだろう。
「いや、密出国は私だけさ? 王女はあんたのオモチャにやるよ!」
「はぁ?」
これはご主人様だけでなく私も理解が出来ません。 先ほどまで強烈な殺意を漲らせ、屈辱を与えたいと思う方の調教を依頼のみで所有権を放棄するなんて。
「私はあの雌豚が惨めな姿が見たいが、私にできるのは調教して、バラして、豚の餌にするくらいさ。 でも“契約の魔女”あんたの力なら私の望みが叶えられる! どのみち、密出国する以上お荷物となる物は要らないしね!」
「私がそのまま解放するとは考え無いのかい?」
確かに、密出国をしてしまえばベアトリスさんは島に来る事は出来ない。 ご主人様がこの場限りの嘘を吐いても何も出来ない筈だ。 私がそう考えているとベアトリスさんが私の方を見た。
「あんたがその獅子王機関の精液臭い雌豚を連れてるだけでわかるさ! それにあんたはそんな優しい奴じゃない!」
「いいよ。引き受けよう! ただし依頼料は密出国後にすぐに振り込みなよ。」
ご主人様はそう言うと一枚の和紙を取り出す。
そして、ベアトリスさんの手をナイフで切り、その血を小さな瓶の中に入れる。 ご主人様も同じ様に手をナイフで切り同じ瓶の中に血を入れる。 二人の血とご主人様の魔力が合わさり紅く輝く色に変わった。
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契約
汝、ウィーナ・S・クロードはベアトリス・バスラーの密出国を助け、無事外国に渡らせる事と共にアルディギア王国の第一王女 ラ・フォリア・リハヴァインを屈服、調教し、ベアトリス・バスラーにその過程を一年間 12回の報告を行うことを誓う
ベアトリス・バスラーは依頼の報酬としてウィーナ・S・クロードに対して上記依頼内容に記載されたラ・フォリア・リハヴァインの所有権と70000$の対価を支払うことを誓う
上記の契約は古き盟約に従い承認され不履行は許されぬものとする
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ご主人様が契約書を作り終わるとそれは燃え上がり、煙となって二人の身体に入っていった。
「それじゃあ、その王女様に会いに行きましょうかね〜」
私達はベアトリスさんの後に着いて王女様がとらわれて居る所に向かった。
次回 ラ・フォリア編 捕獲1
女主人の名前が決まりました!
ウィーナ・S・クロード になりました。