フランドールはある日、大きなお友だちと出会った。黒くて細くてでも誰も見えないお友だち。
館を覆うくらい大きいのに誰も気づかない。喋ってみたらその子も忌み子だというので、フランドールはたちまちなかよくなった。
そのお友だちはちょっと腕が八本くらいあるし、顔も目玉がたくさんあるけど、フランドールにはその子の言っている事がとてもよくわかった。言われてみればなんて当たり前なんだろうと啓蒙が上がった。
お友だちのアメンドーズちゃんは誰にも見えないし、どこにでも好きなところにつれていってくれた。
姉様がアメンドーズちゃんってどんな子?って聞いてくるから絵にかいた。
二度と会っちゃいけない、って言われた。
アメンドーズちゃんにその事を言ったらいっそのことアメンドーズちゃんの地元に来る?って言われた。
啓蒙が上がってかしこくなったフランにはちょっとお出掛けしてもしばらく怒られるだけ、気に入ったんならもう向こうに住んじゃえばいい、って分かった。
家族だからって無理にいっしょに住むことないもんね!
悪夢の辺境はとても楽しい。みんな優しいし。話がとってもわかりやすい。
来る人間もみんな戦う気満々で強くて最高!
狩人っていうらしいんだけど、狩人の街で私たちが出掛けてもいいお祭りがあるみたい。
アメンドーズちゃんは今回はとっても盛大にやるからフランも参加していいっていうから、行ってみた。
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すごい!すごいすごいすごい!今夜の獣狩りの夜は殺したり殺されたりしても誰も怒らない!みんな楽しそう!
血も好きなだけ飲んでいいし、好きなだけ暴れてもいい!楽しい!楽しいたのしいタノシイ!
あれ?おじさんニンゲンなのにニンゲン食べてるの?すてきね!
「なんだいお嬢ちゃん、驚かすなよ・・・・・・へへへ、なんだ。あんたも獣なのか。かわいそうになあ、こんなに小さいのに。
あの医療者どもめ。あいつらこそ獣よりあさましい血まみれの人殺しさ。そうだよ、人は皆、獣なんだぜ。
それを認められるだけ俺はましってものさ」
・・・・・・おじさん、人間おいしいね!くれるの?うれしい!
?わからないや・・・・・・なんだかとっても気になるわ!何かが分かりそうな気がするの!
「くわしく聞きたいのかい?じゃあ教えてやるよ。人の本性は獣なのさ。どうしようもなくな。悪くて、残忍で、愚かなのさ。
だから上位者・・・・・・まあ神様の血を飲んで賢くなろうとすると、反動で獣に戻っちまうんだよ。
それが俺たち獣なんだ。元々、人間はどうしようもなく真っ黒なんだ。それを認めちまえばいいのによ・・・・・・」
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そうか・・・・・・わかったわ!包帯のおじさん!みんな元々悪い子なんだね!無理していい子ぶろうとするのがおかしいんだよね!
獣はただ自然に戻っただけ。あはっ、わかった!私はケモノ!みんなケモノ!うふふ、なんだかとってもすっきりしたわ。
「そういうことだよ・・・・・・へへへ、お嬢ちゃん教会の奴等より物わかりがいいやね。そうさ、それが自然なんだ。
じゃあ、狩りを楽しみなよ。めったにない人狩りができる夜なんだから・・・・・・ああ、狩人どもには気を付けなよ?」
はーい!あはは、なんだ。私はケモノ!じゃあこんなお洋服いらないや!どうせ血でべとべとだし、はだかのほうがケモノらしくてきっとたのしいわ!お外をはだかんぼうで歩いたらみんなどんな顔をするかしら!たのしい!たのしい!
うふふ、ヤーナムのカッパは弱いのね。足もないし・・・・・・泳ぐのもたのしい!なんでだろ?お水がぜんぜん痛くないわ!
そうだ街に行こう!飛んでいけばあっというまね!
わあ、ケモノを磔にして焚き火してるわ。おいしそう!人間もたくさんいるし・・・・・・遊ぼう!狩りするね!
あはは、たべちゃうぞ!食べた!おいしい!ああ、血を浴びるのって気持ちいい・・・・・・
ああ、食べても食べてもたくさんいるわ!タノシイ!キモチイイ!タノシイ!オイシイ!
おうちで一休みしましょう。ふとっちょさん二人も食べちゃったらおなかがいっぱい。
あれ?どこかにニンゲンがいるわ。私を見てる・・・・・・はあはあ言ってるわね。おじさまみたい。包帯のおじさんとはちがうわね。
でも何かしら、このくちゅくちゅ言う音。それにへんな臭い・・・・・・なんだかわからないけど、コウフンするわ。
血を浴びてる時もそうだけど、なんだか、おまたが・・・・・・こう、かしら・・・・・・くちゅくちゅするときもちいいの?そうなの?
んっ・・・・・・ああ・・・・・・きっと、これ。ずっとずっと、生まれたときから、きっとこれがしたかったんだ・・・・・・
指じゃ、足りない・・・・・・もっと、熱くて、どろどろして、かたくて、おっきいのがほしい・・・・・・
あれ?ニンゲンのおじさま?なにそれ?ああ・・・・・・それがおちんちんってやつなのね。そう・・・・・・
なにこれ?せーえき?すごく、すごくおいしいわ。ああ、床におちちゃった。舐めるととってもおいしいのね。
ねえ、おじさま。この続き、しってる?おしえてよ・・・・・・
うん・・・・・・ここにいれるの?いれてずこずこかきまわすのね?きっとそれだわ!ちょっと大きいし、入れたら血が出るだろうけど、今さらね。それより、はやくかきまわしたいわ。ぐちゃぐちゃにしたい!それに、おちんちんってとっても熱くてきもちよさそう。おいしいし、中にいれてもきっときもちいいわ。
んっ・・・・・・あああっ!これ!これがほしかったの!すごい・・・・・・これだわ!これってここにいれるものだったんだ!
すごい・・・・・・すごいすごいすごい!きもちいい!あっ・・・・・・中で何か出た・・・・・・あつい、とっても、おいしい。きもちいい。
おじさまもっとしたいわ!もっと!もっともっともっと!あれ?うごかなくなっちゃった。
あっ、ワーウルフ・・・・・・二匹も。おちんちん、おおきくなってるね。ドアあけれないの?
すごく必死・・・・・・いいよ、わたしもすごくしたい。おなじくらいしたい!いまいくね・・・・・・
一匹邪魔!おいしい!
あは、すごい・・・・・・仲間が殺されてもしたいのね。ううん、わかるよ、わたしもすごくしたい・・・・・・ああっ、熱い!はいってきたぁ・・・・・・
すごい、ニンゲンとは比べ物にならないわ。熱くて、固くて、すごくおっきい・・・・・・力強い、たくましいわ。
すてき、すてき。もっと、もっとめちゃくちゃにされたい!
あああ!そう!首噛まれて、振り回されるの、好きぃ!噛んで!もっと、もっと・・・・・・!
我慢できない・・・・・・壊したい壊されたい!もっと!あっ、壊れちゃった。
もっとしたいわ。足りないわ。ああ、ヤギ頭の悪魔さん、とっても大きいのね。二階建ての家くらいあるわ。
ほら・・・・・・みて?私、おまたからせーえきでてるよ?わかる?今オスとしてきたんだよ?
私、メスなの!あなたはオスよね!だから、しよ?きもちいいよ?
さっきの狼さんでわかったの。たくましくてちからづよいオスは気持ちいいわ。あなたはもっとたくましいから、きっとすごく・・・・・・ああっ!そう!そこに入れるの!すごい・・・・・・骨まで裂けてる・・・・・・でも、これ、きもちいい・・・・・・ああ、血で直っていくぅ・・・・・・すごい、すごいわ。直って、壊れて、直って、壊れて!タノシイ!キモチイイ!
ヤギ頭さん、とってもすてき。おしり?ちがう?ちがわないの?きもちいい?きもちいい!こっちもたのしいわ!
ああ・・・・・・もっと!もっと!あついぃ・・・すごい、中にこんなにたくさん・・・・・・えへ、おなかやぶれちゃった。もったいない・・・・・・ああでも、おいしいわ。身体中でせーえき、味わっておいしい・・・・・・
それから、ヤギ頭さんとは何時間も中に出してくれてきもちよかった。
いろんなケモノがいるわね。きっとたのしいわ。もっとたのしいことしましょう。
それにしてもこれってなんなんだろ?びるげんわーすって所はがっこう?だからきっとわかるわ!
ねえ、どうなの?白い狩人のおねえさん。びっち?なにそれ?ふーん・・・・・・そうなんだ。これっていやらしいこと、えっちなことなんだー。っていうかえっちってこういうことなのね。そっかー。
とってもすてきね!
わかったわ!つまりこーびして子供を作るんでしょ?面白そうだわ!だって私ケモノだもの。
ケモノはこーびを隠さないでしょ?だからそうするの!わかったらすっきりしたわ!もっといろいろおしえて?
えっ?その代わり血を?いいよー。まるで穢れた血族?吸血鬼だけど?
上位者?かみさまじゃないよ?アメンドーズちゃんは友達だけど。呼ぼうか?
あっ、アメンドーズちゃん!ヤーナム楽しんでるかって?最高!とっても楽しいところだわ!
あれ?お姉さん倒れちゃったよ?え?発狂しただけだからまだ三割くらい生きてる?じゃあ安心ね!
そろそろ狩人が来るから違うところ?せーはい?いいよー。
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それから私は何度も、数えてないけど何百年もヤーナムのいろんな獣狩りの夜を繰り返し楽しんだ。
服なんてオスを誘って自分を卑しめるためのいやらしい服以外はもうあれからずっと着てない。
赤ちゃんも何人も生んだ。みんなすぐ大きくなって血を狩りにいくから楽ちんだわ。
おなかは妊婦さんのまあるい、いやらしいお腹。おっぱいもメロンみたい。
お乳もおいしいよ。みんな死ぬまでせーえき出し続けるくらい気持ちよくなるみたい。
あかちゃんは平気なのにねー。
男の子が生まれたら家族みんなでおいわい。きんしんそうかん?だから刺激的ね!背徳ってすてき!
ふとった?ちがうみたい。私をみたにんげんさんはみんないやらしくて美しい、って私の事言うから。
まあ、多分だいじょうぶでしょ。
上位者の子たちともいっぱいしたわ。何人か生まれたわ。すごく喜んでくれて私もうれしかった。
乳母さんもいるから何も心配いらないんだって。すてきね。
なんだか世界は大分かわっちゃったけど、平行世界がいくらでもあるからいいんだって。
あっ、なんか私も上位者?でいいらしいし。
血晶石とか血石の塊とか捧げてくるニンゲンも出てきたわ。よくわからないけど食べるとおいしいし、なんか強くなるからもらってる。適当に貢いでくれたニンゲンとつがえばいいんだからとっても楽ね!たのしくてきもちいいわ。
そういえば幻想境はどうなったのかしら?え?いずれロスリックに流れ着いてそのまま吹きだまりに?
うまく火継ぎを止めてくれれば深海の時代になるからヤーナムに繋げることもできる?
ふーん・・・・・・
どうでもいいけど、吹き溜まり行きはちょっとだけかわいそうね。
ちょっと行ってみましょうか。
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さあ、妖狩りの夜を始めましょう。人間なら武装して戦うのよ。それが自然なこと。害あるものを倒すのは人間の義務。
それがあなたたちを人に留めるよすが。種族が何であろうと。人でありたいなら狩りなさい。
叡知が欲しいならあげるわ。でも、それはどうしようもなく人は獣で、愚かで、暗い魂の持ち主であるって真実だけだけど。
人を越えたいらなら、私の血を啜りなさい。あなたは狩人。上位者(かみ)ですら倒すおそるべき人間の可能性。
人でないならば欲望の赴くままに奪い喰らいなさい。獣らしく、そして人らしい、自然な姿。
さあ妖狩りの夜を始めましょう。あのヤーナムのように。賢者も巫女も、馴れ合いはもうおしまい。
本気の勢力争いを始めましょう。皆、血と狩りに酔えばいいわ。
さあ、だから待っててねお姉さま。私が獣の本質を教えてあげる。
運命なんて平行世界を渡る私たちにどこまで通用するかしらね?
だから、ねえ。いっしょに堕ちましょう?
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後に最悪の異変、あるいはある世界では幻想境の終焉として語り継がれる忌まわしい一夜が幕を開けた。