※この作品はR-18です。

貞操観念あべこべな生活。   作:モンロー

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梅雨が明け、夏。夏といえばエロだぜ。
いい加減r-18タグ付けないとまずいですかね?

(18.7.2 タグ変更しました。)


5.★

「はふぅ~~」

 

 大きく息を吐きながら、ゆっくりと湯船に浸かる俺。

 

 んあぁ…最高。心の洗濯とは良く言ったもんだ。この大浴場の湯に洗われて、心が次第に蕩けていくような感覚に包まれる。

 

「……」

 

 肩の少し上にまで湯が来るよう沈み込むと、俺はリラックスした脳みそで改めて現状を整理する。

 

 「……洗い場の石鹸、大分すり減ってたな」

 

 あと1回分も身体を洗う量は無さそうだ。

 

 「……じゃなくて」

 

 両手でお湯を掬って、ぱしゃりと顔に打ち付ける。この風呂場の事なんかどうでもよくて……考えるべきは、今の俺の状(・)況(・)のこと。

 

 ちょっと前から世界がおかしい。俺に対する艦娘の反応が今までと変わっている。なんというか、元の世界の童貞共(おれたち)を見ているような……、オトコとオンナで価値観があべこべというか。

 

 一回、艦娘の心境を俺に置き換えて考えてみよう。この世界ならそれが通用するはずだ。

 

「えーと……」

 

 まず、美人()な女上司がいて、俺がその部下で。そいつは男とおんなじノリで絡んでくれる。チラリズムとかにもあんまし無関心で。

 

 でも、俺は童貞だから自(・)分(・)か(・)ら(・)手(・)を(・)出(・)そ(・)う(・)だ(・)な(・)ん(・)て(・)夢(・)に(・)も(・)思(・)わ(・)な(・)い(・)んだ、勇気が無いから。しかしオカズは山盛り。シコりまくり。

 

 ……つまり。

 

「そうだ……」

 

 そうだよ。

 

 つまり俺は……いつも通りでいいんだよ。俺が今まで通りに振る舞うだけであいつらが勝手に興奮・発散してくれるんなら。

 性欲を持て余してる艦娘にとって、変にムラムラを溜め込むより断然良いじゃん。近隣住民相手に強(・)漢(・)事件なんて起こされたらたまったもんじゃない。

 

 娘のように接してきた艦娘達だ。俺から誘(・)う(・)気もないし、向こうからも襲ったりしないだろう。よ(・)っ(・)ぽ(・)ど(・)の(・)奴(・)でもない限り。

 

「…うんうん、俺は変わる必要ないんだなぁ」

 

 湯船の縁に背をもたれかけ、顔を上に向ける。なみなみと注がれ続ける湯が、タイル張りの床へ溢れる音が心地良い。なんだか頭がすっきりしたぞ。

 

 

 しばらくそのままで一息つくと、頭に乗せた手拭いを落ちないように押さえながらザバッと立ち上がる。

 

 軽く体の水気を落とし、がらがらと磨りガラスの引き戸を引いて脱衣場へ。

 

「パンツパンツ、と…」

 

 頭にバスタオルをかけ、自分の服の入った脱衣かごからボクサーパンツを取り出した。

 

 とその時──。

 

「ッ!? し、しし司令官っ!」

「…んあ?」

 

 脱衣場の出入口から、素っ頓狂な声が。

 

「お、朝潮じゃん」

 

 振り向くと──顔を真っ赤にした朝(・)潮(・)が、目を真ん丸にしながらこちらを凝視していた。……がすぐに浴場の暖簾の向こうに顔を隠す。

 

「ご、ごご、ごめんなさいっ!」

「へ?」

 

 朝潮型一番艦・朝潮。沢山の姉妹を纏めるお姉ちゃん艦だ。

 そんな彼女も今は艤装を外し、通気性の良さそうなシャツと短パンをしっとりと汗で湿らせた出で立ちだった。偉いな、朝練してたのか? そんな彼女の肢体は成長期を主張するまろやかな曲線を描いていてなかなかに艶かしい。

 

「っあの、そのですね! 朝の鍛練を終えたので、朝風呂をとでも思いまして、その──」

 

 そうそう、言い忘れてたけど、うちの大浴場は男湯・女湯の隔てが無い。まずもってここは艦娘用であって、提督の利用なんて考えられていないのだ。この場合、悪いのは完全に俺の方。

 

「と、とにかく、また出直しま──」

 

 それにしてもすごい慌てようだ。あのしっかり者のこんな姿が見れる日が来ると思ってなかったから、ちょっと笑える。そんな風に思いながら、俺は手で招きながら朝潮を引き留めた。

 

「まーまてまて。早く風呂入って疲れを取りなって。俺もう出るし。脱ぐのが恥ずかしいなら絶対見ないようにするからさ」

「えっ! そ、その、私は構わないのですが、司令官はそ(・)れ(・)でいいのでしょうか…」

「俺は全然気にしないよ。元はと言えば、俺が変な時間に風呂に入ったのが原因なんだ」

「う、うう…」

 

 俺からの冷静な物言いの説得に押し負かされたのか、朝潮はしばらくしておずおずと脱衣場の暖簾をくぐった。

 

「……失礼します」

「はいよ」

「……ッ!」

 

 その顔はさっきと変わらず真っ赤なまま。普段の堅物さは何処へやら、だ。……と、彼女は視線をこちらに一瞬向け、すぐに床へと落とした。

 

 ……ん? 俺は改めて現在の自らの姿を確認する。

 

 身に付けているのはパンツのみ、それに首からタオルを下げた姿。ああ、これは刺(・)激(・)的(・)かも。

 

 さっき風呂場で至った結論通り、俺はなるたけ艦娘(かのじょ)たちの性事情に無関心でいようと思う。それがあいつらの発散の手助けになるなら、それ以上の事はないし。──という事で、俺は自らの肌を惜しげもなく朝潮に見せつけるのだった。

 

 

 †

 

 

 今、俺の後ろの脱衣かごに衣服をしまっている朝潮。頭を拭く俺を半分恥ずかしそうな、半分血走ったような瞳でこちらをチラ見してる。隠してるつもりなんだろうがバレバレ……。すげー視線を感じるし、めっちゃ興奮してそう。

 

「司令官」

「どうしたの? うん?」

 

 朝潮の声に振り向けば、全裸にタオルで股間を隠しただけの彼女の姿が。少しドキッとする。

 

「いえ……。すみませんでした。それでは」

「いやいや。ごゆっくり」

 

 律儀に先程の事を謝る朝潮。彼女はそう言い残し、摺りガラスの引き戸に手をかけると浴場へ入っていった。

 

 本当に、女の方が肌を見せる事に抵抗が無い。まだまだ慣れないなあと思いつつ、さっさと服を着てここを後に──しようとして。

 

「……あ、石鹸」

 

 身体を洗う石鹸の全部が全部、もう小さくて無くなりそうだった事を思い出した。朝潮が困るだろうし、渡しにいかないと。

 

 俺は脱衣所の備品置きから石鹸を一つ取り出して、引き戸の前へ寄る。……ん? 耳をすますと、湯口から響くのとは別に水音が聞こえる。ちゅくちゅく? みたいな。

 

 ああ、そうか。少ない石鹸で必死にタオルを泡立ててるんだな。もっと早く気付くべきだった。

 

 がらり。

 

「悪い悪い。朝潮、新しい石鹸を──」

 

 そこで俺は。

 

「んッ、はぁ──は?」

 ちゅくっ……。

「え──」

 

 左手を胸に、右手を股間に置いて忙しなく動かす朝潮と目が合った。

 

 

 †

 

 

 何分間硬直しただろう。いや、本当は何秒間だったのかもしれない。

 とにかく、俺が手に持っていた石鹸を滑らせて落とした音が浴場に響くまでは、確実に二人の時間は止まったままだった。

 

 こちらに身体の右側面を向ける形で、顔だけ俺を正面に捉える朝潮。俺の目に、バスチェアに腰掛ける丸いお尻と、頂点が充血した乳を弄る左手と……中指をピンと張って股(・)間(・)の(・)あ(・)る(・)一(・)点(・)をくにくにと押し潰していた右手が飛び込んでくる。

 

 え……これ、もしかしなくてもアレ、だよな。

 

 理解が追い付かない。そんな俺と目を突き合わせつつ、脱衣場にいた時よりも顔を真っ赤にした朝潮。彼女は両手をそのままに、焦点の合わない目でわなわな震えながらぽつりと呟く。

 

「こ、これは……司令官の裸を見てしまったので、触って、います」

「……う、うん」

 

 何の意味があるか分からない突然の自白に、俺はうんと頷くことしかできない。

 

「だから……司令官のせいです」

「そっ、か……」

 

 ──はい?

 

 混乱、の2文字につきる。羞恥心で脳ミソがオーバーヒートして、今していた行為の説明を始めた駆逐艦と、ただただ相槌を打つことしかできない提督(おれ)。

 

 頭がボーっとしてきた。これはこの浴場の気温のせいか。それとも……。

 

「朝潮の乱されたメンタルを……平常に戻す必要がありますので、自慰が必要です。自慰を続けます。メンタルを乱した本人である司令官は、責任を持って……最後まで見ていて下さい」

「……うん」

 

 朝潮も自分も、今めちゃくちゃなことを言っている。それしか分からない。とにかく彼女の言葉に従う。

 俺は後ろ手に浴場の引き戸を閉め、こちらに身体を向けた朝潮の前にしゃがみこんだ。

 

「いいよ」

 

 彼女の目を見る。すると朝潮は、両手の動きをゆっくりと再開させた。

 

「ん……っ」

 

 しなやかな左人差し指でなだらかな胸元の肌色と桜色の境をなぞり、何週目かに一度、それに親指を足して突起をやさしく啄(ついば)む。

 

 くに。くに。

 

 二指で僅かに乳頭へ圧をかけるたび、朝潮の整えられた眉が悩ましく歪みを見せた。

 

 ちらり、ちらりと俺を盗み見る朝潮。しゃがんでいる俺と座り込む彼女の視線は同じ高さだ。目の前で悶えている、淫らで、上気した……美少女。

 彼女はその視線を少し下にずらすと、いつの間に怒張していたのか、俺の股間で脈打つモノに少しだけ目を見開いた。更に昂ったのか手の勢いを強めつつ、そこばかりを凝視し続ける。

 

「ッ……!」

 

 右手は下腹部を刺激している。突っ張った中指を上下させ、僅かに産毛の生え始めたクレバスを行き来したかと思えば、その最中に指へと絡んだ透明な粘性の液を湛えながら、別の指で陰唇を左右へ押し開いた。

 柔く指を押し返そうとする張りのあるひ(・)だ(・)を歪ませながら、露(あらわ)になる中身。まだ誰にも踏み入れられていない最奥部から溢れだす蜜は、てらてらと浴場の照明を淫らに反射していた。

 その中でもフードを被った真(・)っ(・)赤(・)な(・)芽(・)に狙いをつけると、粘性を塗り込むようにして押し潰す。

 

 くり。くりゅっ、くに。

 

「っ…はぁっ! ん……」

 

 きゅっと目を瞑る。呼吸が乱れる。吐き出される息は温(ぬく)い。時折自ら塗り込んだ液で滑ったかのように素早く肉芽を擦れば、普段の朝潮からは想像もつかない嬌声が。

 

 投げ出すように開かれた両足の間で行われるそれに反応して、年相応の可愛らしいお腹がひくりと、淫裂下の菊門がきゅっとすぼんだ。

 

 彼女の全身が、まるで別の生き物とでも言うように、野放図に反応を示している。俺はその様をただ眺めていた。

 

 くに、くに、くちゅ、ちゅくっちゅくっ。

 

 そんな様子が幾らか続き、水音ばかりが勢いづいていく。やがて、朝潮の蕩けた表情は一転して、切迫した目で俺を見つめ始めた。

 

「司令っ、官……! しれい……っ」

「ん」

 

 俺を呼ぶ声。

 

「はぁ……っ、はぁ……ぁ!」

 

 ちゅっくちゅっ、ちゅっちゅっくちゅっ。

 

 きれいな両膝ががくがくと震える。姿勢は崩れ、尻が少しずつバスチェアの前にずれていた。座席でいうリクライニングの形とでもいうか。

 秘所の充血も、粘性の量も最高潮。もうすぐい(・)く(・)のだろうが、何か物足りなそうだ──と思ったところで、朝潮の爪先が、彼女の体重を支えながらも突っ張っていることに気付いた。

 

「朝潮。足、伸ばしたい?」

「ッ! ……」

 

 ボーっとした頭で訊く。悩ましい顔でこく、こくと激しく頷く彼女を見て、俺は朝潮の望みのままに、背中側に回った。

 

「はぁ……はぁ……あっ! あ……っ!」

 

 後ろから腰に手を回す。張りのあるその肌は熱を帯び、淫らな匂いでクラクラする。

 

「いいよ、足ピーンってして」

 

 なんとか意識を保ちつつ、耳元で囁いた。直後、俺を背もたれのようにして徐々に体重を預ける朝潮。

 浴場の鏡越しに、彼女のすらっとした太ももが、きれいな足先が一直線になる様を目にする。それにつれて、朝潮が自らを責め立てる手も、嬌声も、激しさを一層増していった。

 

「司令官、わたしっ、 な(・)っ(・)ち(・)ゃ(・)う(・)……!」

 

 ぢゅっ、ぢゅっぢゅっぢゅっ。

 

 肩越しに見る朝潮の恥丘。その中央で存在を主張する淫らな核は、今やもう擦り潰されんばかりに手指に蹂躙されている。

 

「しれっ、き(・)ち(・)ゃ(・)う(・)……! きちゃ……っ」

 

 全身にぎゅっと力が入っているのが分かる。やがて──

 

 

「もう来ちゃう! んんんっ!……──んあああっ! あぁっ!」

 

 ぢゅくぢゅくぢゅっ──びくっ、びくっ!

 

 朝潮の手が肉芽を押し潰したままに止まり──痙攣。秘所からどっと押し寄せる快感の波に何度も打ち震え、我慢できずに声が漏れる。

 

「はぁぁ! ん、んっ!……っ! ……はあ、んぐっ……」

 

 びくん! びくっ……!

 

 俺に背を預けていることすら忘れ、鏡越しにイキ顔を晒す朝潮。口端から垂れた涎が、腰に回す俺の手にかかった。

 

「はぁっ……きもち、いい……」

 

 ピンと伸ばされた肢体は、朝潮が落ち着くに従って萎えていき……脱力。俺の胸元に頭をもたれさすと、虚ろな目で天井を仰いだ。

 

「はあ、はあ……」

「……満足したか?」

 

 こくり、と弱々しく答える朝潮。今にも眠ってしまいそうだと言いたげに、ゆっくりと瞼が下ろされる。しかしそれは中断され、彼女は急に目を見開くと首だけを起こす。

 

「……あ、嘘っ、嫌…!」

「ん、どした?」

 

 だらりとしていた両手で股間を押さえる。焦りの表情だ……が、それもすぐ緩んだ。

 

「んんっ、はぁ……」

 

 しょろろろろろ……。

 

 彼女の指の隙間から、微かに色づいた液体がタイルへ溢れだす。お(・)漏(・)ら(・)し(・)だ。ほっとした表情の彼女は遂に──眠りに落ちていった。

 

 

 †

 

 

「本っっっっっっっ当に申し訳ありませんでした!!」

 

 後日、執務室。そこには小さな額を擦りきれそうなほどフローリングに押し付ける朝潮と、それを前にして慌てる提督の姿があった。

 

「司令官になんという無礼を……。 この朝潮、解体でも割礼でも受ける所存です……!」

「いやいや! 何もしないから! とりあえず土下座をやめよう!? なっ?」

 

 あの後、一人残された提督は一通りの介抱をした後〝大浴場で朝潮がのぼせていた〟として他の艦娘に託し、自身は全休を取って日が暮れるまでシコった。

 

 翌日の少しやつれた提督を見て、艦娘達はか(・)よ(・)わ(・)い(・)男(・)に女の介抱をさせてしまったこと、女の裸を見せられた精神的ショックで寝込んでしまったのだろうということで後悔の念に駆られたという。

 

 

「あのときは二人ともどうかしてたんだ。それに……気持ち良かったでしょ? 俺に足ピンオ○ニーとお漏らし見せつけてさ」

「……~~っ!」

 

 提督の口から発せられた淫らな単語に恥ずかしさと興奮を覚えながら、朝潮は顔を真っ赤にして顔を上げた。

 

「でしょ?」

「……はい……」

「ならいいじゃん。はい、この話は終わり。朝潮は午後から遠征だ。旗艦らしくしゃきっとしろよ?」

「し、司令官……ありがとうございます! 朝潮はどこまでも貴方についていく覚悟です!」

 

 強(・)漢(・)に限りなく近い行為を行ってしまったにも関わらず、介抱してもらった末に寛大な処置。朝潮は提督に対する尊敬の念を一層強め、より任務に励むようになった。

 

 

 それと、後に朝潮は提督に見られながらじゃないとイけない体質となってしまうのだが、それはまた別のお話。

 

 




予期せぬ報に揺れる鎮守府、提督の心。
知らずにいたのは性欲の権化としての鳳翔の顔か、
優しき笑顔の向こうに隠された淫らな魂か。
信じて掲げた大義が揺らぐ時、新たに開く扉は?
次回、貞操観念あべこべな生活──『正妻の名のもとに』
紅き力、蘇れ!鳳翔!

というのは嘘。
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