※ 既に投稿している“北沢はぐみと”とは別の内容です。続編ではありませんのでご了承ください。
「ただいまー」
「あらおかえりー。2階上がるんでしょ? ついでにはぐみ呼んできてくれるー? そろそろご飯だからー」
家に帰ると母さんが飯の時間だから、とはぐみを呼んでくるようにと頼まれた。
因みにはぐみと言うのは北沢はぐみ。俺の妹で高一の女の子だ。人なっつこくて、いつも笑顔を振りまいている。本当に俺の妹か? と何回も考えたほどでもある。
そんな妹は“おそらく今日も”俺の部屋に居るのだろう。
別に俺の部屋に居ること自体はいいんだ。昔から俺の部屋で漫画を読んでたり、ゲームをしてたりがあったから俺の部屋はあいつの部屋、という面はなくもない。だけどいつからだろうか、あいつが俺の部屋でとある行動を取るようになったのは。
俺は階段を登り2階へ行く。そして足音を消して部屋の扉の前に行き、扉に耳を当てた。
「──っ。ふっ、んんっ……んっ……ぅ」
「(……まぁだよな)」
扉越しに聞こえるのは女の子の艶っぽい声。声は聞き間違えるわけがない、妹であるはぐみの声だ。
「はぁ……っ、ぁ……っく……んんっ……」
全く、本当にどうしたもんか。
「……んっ。ふぁ、ぃ……ちゃ……っ」
頭を掻きながら俺はドアノブに手をかける。そのままガチャ、と回し扉を──。
「うわっ」
「…………」
開けると同時にはぐみが俺の部屋から飛び出すようにして出てきた。なるべく俺とは目線を合わせないように下を向きつつ、それでいて一瞬だけ合った目は何かを伺ってるようにも感じ取れた。
「お前なぁ、勝手に部屋入るのやめろって言ってるだろ〜」
「は、はぐみ知らないっ」
「あっ、おい」
そそくさとはぐみは自分の部屋へ入ろうとする。
「せめて認めるか謝るかぐらいしろって〜!」
俺の言葉に一度は止まったが、はぐみは部屋に入りバタン! と扉を閉めた。
俺ははぐみの去った後の自室を見渡す。いや、見渡すというか1箇所を──俺のベットを見る。分かりやすくシワが出来ている俺のベット、そしてどことなく残る俺とは違う匂いはそこで“何を”していたか、なんてのを容易に想像させる。
「鉢合わせでもしたらどうすんだよ……」
俺の呟きは部屋に消えていった。
「はーぐーみぃー」
「えっ……きゃっ」
リビングで座っていたはぐみの頭を後ろから鷲掴みする。はぐみはらしくない声を上げながら身を縮めた。
「部屋に入るのは良いって前に言ったけどなぁ、せめて出る時は綺麗にしていけよ」
ガシガシと手を動かして髪をグシャグシャにする。
「それとさ。お前、俺の部屋で毎回毎回何してんだよ」
「えっ」
「いつもいつも人のベットで寝てるから気になるだろ、そりゃ。──寝てるんだろ?」
「!」
俺の図星を突く言葉に身体を硬直させ顔を赤らめるはぐみ。しまった、とでも思ってるんだろうか。
これは忠告。最近度が過ぎてるから「お前は気付かれてるんだぞ」という意味を込めた忠告をする。だが敢えて“何を”しているのかは気付かないフリをする。
「〜〜っ」
それにも関わらず、はぐみは変に意地を張る。
「ふ、布団で横になって漫画読んでただけ……だから、そんなに散らかしてない、もん……」
伝わってんのか、これ? とため息をつきながら今度は軽く頭を叩く。
「別に入るな、なんて言わないしそんなに気に入ってんなら来てもいいけどさぁ……」
「…………」
どこか納得しない表情を浮かべる。
本心に素直すぎる故にはぐみはこういう時に感情が表情に現れやすい。
「……まぁいいけどさ」
ため息をつきながら横目で流すようにはぐみを見る。ほんと、変な事にならない事を祈るばかりだ。
夕飯を食べ片付けが済んだあとそれぞれ風呂に入る。その後はぐみはすぐさま2階に上がった。
その後ろ姿をなんとなく眺めながら俺は飲み物を口にする。食事中チラチラとこちらを見てきて妙に落ち着かなかった感覚が残っていて、しばらくはぐみと距離を起きたくなったのだ。
別に兄妹だし……そんな事気にしなくていいのだが、あいつは妹である以前に1人の女の子。“そういう事”をしてるのを知って尚も平然を保て。というのはあまりにも酷なことだ。
めんどくさい。
何時からだろうか、あいつが俺の部屋で自慰行為に浸るようになったのは。あぁ見えて欲求不満なのか、それともただ緊張感を味わいたいのか……。どっちにしても俺にとっては気まずいにも程がある。
時間をずらして俺は自分の部屋に戻る。何度目かのため息を着きながらも扉を開け部屋に入ると──。
「……は?」
「…………」
何故かはぐみが俺のベッドの上にペタンと座っていた。
「さっき来ていいって言ったから」
そんなことを言い布団を被る。
確かに俺は来ていいとは言った。言ったのだが……。
「普通に考えろよ。俺が居ない時は──って意味で……」
「だめなの?」
「…………」
悲しそうにするはぐみの顔を見てたじろいでしまう。なんだコイツ、何なんだ。
「兄ちゃん寝るの? はぐみ電気点いてても寝れるよ?」
「俺が気になるんだって。……寝るの今日だけだぞ?」
まさかこの歳になって妹と枕を並べ寝るだなんて誰が予想しただろうか。それも高校生の妹と、だ。
「兄ちゃん、明日はぐみ起こしてあげよっか?」
「大学昼からだからいいよ別に。つーか寝ろ」
投げるかのような雑な言い方に少し頬を膨らませながらもはぐみは眠りにつく。
「……おやすみ」
「あぁ、おやすみ」
…………凄い違和感しかない。
まず後ろに体温を感じること。毛布が変に引っ張られること。そして、自分じゃない匂いが微かに漂うこと。
こいつって、こんないい匂いしてたのか。
ついそんな事を考えてしまう。同じ家に住んでんだから同じ、なんてことはなくしっかりと女なんだと思う。
「(寝れねぇ)」
とりあえず目をつぶっているものの寝れる気が全くしない。
「……兄ちゃん」
「…………」
「ねぇ……寝たの?」
背中をつんつんと指で触れられるが俺は心を無にして無視を続ける。反応したら厄介なことになるのは分かりきって──。
「……っ、ふっ──ぅ」
「(!?)」
布団が擦れる感触、微かに軋む音のするベッド。そして、後ろから聞こえる声を抑えているはぐみの声。
正直「冗談だろ」と思った。だがこれは……。
「んっ……ぁ。ふ……っ、ぅ……」
生殺しすぎる。
下半身が反応してしまう。妹相手に、なんてありえない事だが実際そうなってしまってるからしょうがない。
「(……終わるのを待つか)」
小さな喘ぎ声を聞かぬふりをして遮断しながら俺は暗闇の中へと意識を落とそうとする。
しかしはぐみは俺の予想を超える行動を始めた。
「兄ちゃん……っ」
「(手──!?)」
俺の手を引っ張りはぐみはあろう事か自分の秘部に添えたのだ。
変な方向に腕を引っ張られ痛いという感覚はもちろんある。だがそれ以上に手を通して伝わる柔らかい感触に脳内は支配されていた。
「はっ……っぁ……」
柔らかい……ヌルヌルしてる……。指が、沈む。
初めて女の子のソコを触った感覚はそうだった。例えがたい感触に脳は新たにそれを記憶しようとするが、情報量の多さにキャパオーバーを起こしてるように思える。
「はー……は──っ」
はぐみが俺の指を操り快楽を求める。その度にはぐみは身体を震わせ、俺は脳が刺激される。
「にい、ちゃ──っ、んんっ……」
快楽に飲み込まれてるのかはぐみは声を抑えることを忘れているかのように声が普通の大きさに戻り呼吸も荒くなり始める。またその異常とも言える行動は徐々に激しさを増していき──。
「……ぅ。奥、に……んんぅ……!」
「(沈……っ)」
ヌプ……、と沈む指に驚きつい指を動かしてしまう。だが興奮しているはぐみはそれに気付いていないようだ。
「(……上……か?)」
どうか分からないがそんな感じがしてつい自分の意思で指を動かしてしまう。くいっ、と指を曲げ膣内の上側を擦るように押し上げる。
「ふぁ! そ、こ……もっと……」
「っ、あ……はっはっ──!」
気付けば俺も呼吸を抑えれずにいた。俺のモノはギンギンになっており、今の状態を表している。
膣内の上を擦るとはぐみは身体を震わせる。
それは回数を重ねる度に大きく、隠すことを止め始めていた。
「にい、ちゃ──にいちゃん──っ! イっ──!」
「〜〜〜〜っ」
ビクッ! ビクッ!
より大きく身体を震わせる。その後、数回痙攣するかのような動き……。おそらくイったのだろう、兄の手で。
「っ、ぅ……あ…………ふぁ……」
キュ、と締め付ける膣内に指を残しながら様々な感情が渦巻く。
止めろ。何も無かったことに。俺は何もしていない。こいつが──。これは夢。無視。ダメだ。こいつは妹。兄妹で。踏み越えるな。その先は────
「────っ!」
「ぁ」
布団を跳ね除けはぐみに覆い被さる。
「お前……やめろよ、こういうの……」
目を見開くはぐみは服をたくし上げていて小ぶりな胸が顕になっていた。こうして見て分かったが下だけでなく胸も弄っていたのが分かる。
「……ぅ、あ」
涙目のはぐみは何かを伝えようとするが口元が震え上手く話せないようだ。
「何も、無かったことにしてやる……から……。部屋に戻れ……」
これは必死の抵抗だ。自分自身を押さえつける。
だがそれさえもこいつは──。
「で、も……っ。ここ──おっきく、なってる……。興奮、したんでしょ……? はぐみで……っ」
ズボンをたどたどしい手つきで下げられた瞬間、俺は頭の中で何かが切れた音がした。
「お前のせいだからな──!」
下着を乱暴に下げて秘部と下着の隙間に俺はモノを擦り付けるように入れ込む。下着に着いた愛液と秘部からとめどなく溢れる液により思ったよりもスムーズに滑る。
「んっ。ぁっ、んっ……ん……」
そんな声──!
クチュクチュと音が立つ度に俺の興奮は加速する。ただでさえ、 妹にこんな事してるってのに……。
「っ、ぅあ」
「兄ちゃん……ここ……」
顔を覆い隠していた手を動かして誘導するかのように秘部を拡げる。ヒクヒクと蠢くそこから目を離せずに、俺は凝視してしまう。
「……はぐみ」
「ぃ……よ。兄ちゃんなら……嫌いじゃない、し……」
「ごめん──」
一言、何に対して謝ったのか、どこに向けたのか分からない言葉を発し、俺ははぐみの導きに従うようにモノを挿入れる。
ゆっくりと進み、膜を貫き、俺達は1つになる。
「ふっ、ふっ……ぅっ……」
「(熱い……)」
初めはゆっくりと腰を動かす。血は出ているが思った以上にスムーズに動けてしまう。はぐみはというと痛みに顔を歪ませるものの、決して嫌そうにはせずに……なんなら俺を受け入れるかのような表情で見つめられる。
覆い被さって改めて思うがはぐみって小さいんだな。俺の体の内側に収まって、影の元にいる。
「はぐみ──」
「! ぇ──んっ──」
愛おしく感じて唇を重ねる。それを拒否する訳でもなくはぐみは受け入れるようにキスを返してくれる。
「(舌、小さ)」
「ふぅっ……ふっ、う……。ん、に……ひゃ……」
色々小さいのに俺のは全部入って……身体の相性とかあんのか? いや、そんなことはどうでもいい。気持ちいいのならそれで。
腰を打ち付ける音、ベッドが軋む音。下に響いてたらどうしよう。
「んっ、ぁ……! はぅ、っ……ちゅっ……にい、ちゃん……!」
「──っ」
やっぱ大問題だ。でも──。
考えるのをやめてもまた別のことを考えてしまう。結局俺は現実を見ている。ヤる事やって何を今更、と言った感じだがしっかりと考えないといけない。
「……少し、激しくするから」
「ん……」
身体の奥から快楽が駆け上ってくる。それを感じ取り俺はラストスパートをかける。はぐみもそれが分かったのか腕を俺に回して、身体を預ける。
さっきよりも水音とパンパンという腰を打ち付ける音が大きくなる。俺達はお互いを求めるようにキスをして、身体を触り合って、重ねる。
「射精る──っ!」
──ビュクッ!
腰が震え、
「っ……! にぃ……っ、〜〜っぅ」
「はぁっ……はぁっ……」
ヌポ……、と膣内からモノ引き抜くと栓が取れたからか白い液体が垂れる。その姿がどうしようもエロく、魅力的で、俺はその瞬間を一生忘れないだろう。
「えへ……えへへっ」
涙目のはぐみは何故か笑い、行為が終わった後に俺にこう囁く。
「兄ちゃん……ごめんね。はぐみ、兄ちゃんの事好き……好きなんだよ……」
抱き着かれる事で自分とは違う体温、違う鼓動を感じながらそう言われる。
たった1人の妹、大切な家族。だけど、俺達はその関係が変わるのかもしれない……。
「(全部、俺次第か……)」
「(でも。この愛おしい存在を守らないとな)」
皆が忘れた頃に投稿をしてる鴉です。
ほんとこの作品はこんなクソペースなんで、今でも読んでくれてる人にはとても感謝してます。
今後ともこの作品をよろしくお願いします m(_ _)m