「ゆーいー? 何してるの?」
「母乳とか出ないかと思いまして」
「うん、出ないよ」
寝起き早々、胸に妙な感触を感じて目をやれば夕衣が胸を揉みながら吸いついてた。なんだろうか、由奈も言ってたけど胸が大きいと母乳が出ると思われるのかね。でも生理の時なら由奈がたまに出るって言ってたような……。
「そうなんですか……あ、そろそろ夕飯にしますか? それとも……」
「なぁに? シたいの?」
「な、違ッ」
「冗談だよー。さ、ご飯にしよ? あー、その前にお風呂か」
汗かいてるし、なにより夕衣のナカにあんだけ出した後だからナカも綺麗にしとかないとね。
脱いだ衣装を抱えて温泉へ向かい、夕衣指定のカゴの中に衣装はいれて温泉を堪能した。洗いっこしたりいちゃいちゃしたりと温泉を楽しんで。
温泉あがりで浴衣に着替えて居間に行くと、夕衣は慣れた様子でエプロンを着て調理をしだした。これで割烹着とか着てたらお店の人みたいだけど。
「何作るの?」
「ペンネのチーズ和えと、ミートグラタンにしようかと」
「ミートグラタン?」
「ひき肉を使ってミートソースで味付けしたグラタンです」
「そんなのあるんだ」
チーズ和えもおいしそうだけど、グラタンの方は食べたことないからどんなのかわかんないけどおいしそうだな。
エプロン姿の夕衣が無意識なのか鼻歌を歌いながら料理している光景を居間から見てた。料理中の由奈に抱きついたら包丁片手に怒られたから二度もへまはしない。
リズミカルに包丁を動かして食材を切って行く夕衣を視姦するかのように見てる。裸エプロンっていうのもいいなー、ベタだけどそこがまたいい感じにきそう。
場所が台所だから体位としては立ちバックかな。それかシンクに座らせて正常位モドキでするのも……。
頭の中でシチュとかいろいろ妄想してたらパタパタと夕衣がやってきた。
「あの、味見いいですか?」
「ぅえ? あ、うん」
「……何考えてたんですか?」
「いや、ちょっとね」
頭の中で夕衣の事犯してましたとか言えない。
夕衣が持ってきた小皿を受け取って味見をする……うん、おいしい。
「どうですか?」
「うん、おいしいよ」
そう言って小皿を返すと夕衣はぱたぱたと台所に戻って行った。なんか主婦みたいだなー。
*** *** ***
「あー、おいしかった」
「おそまつさまでした」
夕衣手製の料理はどれもおいしくいただいた。ここ住もうかなぁ……。
皿洗いくらいはしようかと思ったけど夕衣に止められた。そんな不器用じゃないんだけどな……。
かちゃかちゃと皿洗いする夕衣を見つつ、メールチェックとかしてたら1件着てた。
「藍ちゃんだ。えーと……」
『夕衣は落とせたか? どうせ何時間もヤったんだろ? いっその事孕ませてしまえ』
「どうかしたんですか?」
「んー、なんでもない」
メールフォームを閉じて何もなかった風にしてみた。いっそのことってどういう事よ、それ。
「そういえばあのコス、どうやって洗うの?」
「備え付けの洗濯機で洗いますよ? 乾燥機付きの洗濯機で」
夕衣はそういいながら私の膝を枕にして横になった。この家に来た時の態度……数時間前とは大違い。
「この家って無駄に広いんですよ」
「まあ、見るからに広いよね。温泉ある時点で相当だよ」
「本当ならお母さん達と一緒にアメリカに行けたらよかったんですけど、こんな体質だからいけなくて。もう、高校生だから1人でも平気って言って広いこの家で1人暮らししてるんです」
ざっくりとなら藍ちゃんからも聞いた。
「門を抜けて少し歩いてから玄関を抜けて、広い庭と多すぎる部屋とあの温泉。私の部屋だけでもあんなに広いんですよ? まったく使ってない部屋なんていっぱいあります」
「うん」
「夜中に目が覚めて部屋を出ても真っ暗で、なにもなくて。このあたり自体、物静かで夜になったらなんの音もしないんです。そんな所に建つ無駄におおきい家に1人……」
ぐ、っとさっき温泉で着替えた浴衣の裾を握る夕衣の手に力がこもった。
何もない、ないからと言って補う物もない広い空間に1人……。独りでずっと、この家かー……。
「黒華ちゃんも仕事合間に会いに来てくれるんですけど、やっぱ忙しいみたいですぐ帰っちゃうんです。でも黒華ちゃんが、うちの会社に夕衣みたいな人種のがいるってある日話してくれて。それで会ってみたいって我儘いったんです。非合法だとしても、黒華ちゃんの会社に勤めてる人に会いたいだなんて我儘」
「それが私?」
「はい。人がいない時にヘルプで呼んだらイベント中だから無理とかいいやがった、て言ってました」
あの日は実際、非番だったし戦利品もそこそこに買ってたから身重だった。うん。
「それで黒華ちゃんが、プライベート扱いで行かせるのは無理だけど仕事としてならかまわないって。お金とかは全部こっちで持つからあと好きにろって」
「へんなとこで律儀だからねー、藍ちゃん」
非合法風俗を営業してるのに内容はそこまで……うん、ブラックじゃない。完全出来高の給料にはなるけどその分、ガール全員に仕事が行くようにうまい具合に調整をしてる。前に彩音さんが言ってたけど由奈みたいな指名じゃなかぎりは基本的に下の子らに割り振ってるって。
だから私や由奈みたいな指名で入らなくても最低限の給料を稼げてる。
「黒華ちゃんからも仕事で呼ぶ以上、覚悟は出来てるかって言われて……。その……椎奈さんに処女をあげて、エッチ出来るかって」
「ふたなりの私とセックスするってよく決意出来たわね?」
「……興味自体はありましたから。それに、黒華ちゃんがいっぱい椎奈さんの事話してくれてたから、あんまり怖くもなかったです」
下地は作ってたわけね。エロ同人を描いてる夕衣なら抵抗もさほどないだろうし。
「実際に会ってみたら黒華ちゃんが話してた通りの人で、たとえ仕事でここに来てたとしても受けれてくれそうな気がして……。誰かのためにご飯を作る事なんて今までなかったですけど、椎奈さんにおいしいって言ってもらえてうれしかったです。温泉とか、エッチする時も我儘言ったり甘えても受け入れてくれてうれしかったです」
我儘……コスの事かな? 甘えは……うん、かわいい子に求められて断る理由なんてないし。
「……椎奈さん、大好きです」
薄くて淡い色合いの髪と儚げに緩んだ目元には涙をためた夕衣がすーっと両手を伸ばしてきて、私の両頬に触れた。
「また、会ってくれますか? お金とか関係ない、プライベートで」
「うん、いいよ。あ、そうだ。なんあら付き合っちゃおうか」
「え!? つ、つきあっ」
「それとも、仕事とは言え他の子とセックスする女はお断り?」
「……束縛する彼女は、嫌いですか?」
「束縛ってどのくらい?」
「ほったらかしにしたら椎奈さんの事、刺しちゃうかもしれないです」
意外と行動派なのね……。それともヤンデレの要素でも持ってるのかな、この子。
「刺されるのは嫌だけど、ほったらかしにはしないわよ?」
「……私で、いいんですか? たぶん、重たいですよ」
「そういうのも全部ひっくるめて、付き合おうか」
そこまで言い切ると夕衣は体を起こして抱きついて来た。
「お願いします。こんな、私ですけど」
「うん、よろしくね……?」
抱きついて来た夕衣が何故かそのまま私を畳の上に押し倒して馬乗りになってきた。すこし肌蹴てる浴衣の胸元からは少しキツそうな胸が谷間を作って露出してる。
「その……恋人同士になっての初めて……」
「ここでするの? すぐそこ庭だけど」
居間の横には廊下と縁側、そして散策しがいのありそうな庭が広がってる。もちろん外壁に囲まれてるから人にみられる事はないけども。
「今日、満月なんです。ここだと月明かりが綺麗に入ってくるんです」
そう言って部屋の電気を消した夕衣。すると電灯のせいであんまりわかんなかったけど、月明かりが射しこんで私らを照らしてる。
夕衣は浴衣の帯をほどいて上半身をさらけ出すと、今度は私のも帯をほどいて胸元を広げた。
儚げな笑みを浮かべてる夕衣の髪が月明かりでキラキラと綺麗に光ってて、体を寄せてくる夕衣がすごい……綺麗。
「椎奈さんをいっぱい、感じさせてください。気絶したら起してでも続けて、椎奈さんの全部を」
「じゃあ夕衣の全部、ちょうだい?」
「全部あげます。私の全部、椎奈さんの好きにしてください。欲しいって言うなら赤ちゃんだって産みます」
「気がはやすぎ。でも、いつかね」
溶けあうようにキスをして堕ちて行くように体を重ねた。
*** *** ***
「んぅ、ぁっ……寝起きのあいさつ、斬新すぎない?」
「でも好きですよね、こういうの」
あの後、夕衣のナカで何回も逝ってその途中で気絶した夕衣を何回か起こしながらセックスを続けお互いが寝落ちして止まるまでシてた。
そして朝。何か熱い物に包まれながら柔らかい物に挟まれてると思ったら、いたづらっ子みたいな顔をした夕衣がフェラしながら胸ではさんでた。
どうりで気持いいわけか。
「このまま1回シちゃいますか? 私も、その……準備できてるんで」
「一人でシてたの?」
「起きてから昨日の事思いだしたら、その」
「昨日はすごかったもんねー」
「むぅ……言わないでください」
ふやけた夕衣の甘い声の嬌声やおねだりは聞いてるだけでも気持よかったし、媚薬みたいだった。
「もう、いれちゃいますね……ぅ、んっ」
「昨日も騎乗位、結構してたね。正常位より好きだったりする?」
「んっ、ずっとしてみたかったのもありますけど……自分で動くのもいいですし椎奈さんに下から突かれるのも気持いいですから」
夕衣はそう言って私のお腹に手を置いて前後に動き出した。手慣れた感を出しながら気持よさげに動いてる。
「ぅん、ふ、ん……」
「夕衣の胸大きいから少し動いただけでも揺れるね……」
少し体をよせて前かがみになりながら動く夕衣の胸はふるふると動きに合わせて揺れてて、手で揉み込めばどこまでも沈み込みそうなくらい柔らかいのにハリも弾力もある。あんまり外に出てないからだろうけど、色白の肌の中で薄いピンク色はよく目立ってる。硬くなってる乳首を指ではさんでくりくりといじったり、ちょっと強めにつまんで夕衣の喘ぐ声を聞いたり。
ただ気持よくなるだけのセックスとは違って、いろんなものが満たされてる感じがする。
「しい、なさんっ、そんな、つよくしちゃだめっです……ッ」
「んぅ、もう……そんな強く絞めちゃ逝っちゃうでしょ」
「は、ぅぁっ、イクならいっしょが、いいです」
「ぅん……じゃあ、体くっつけて昨日見たいに激しくシて?」
むにゅぅ、っと密着して胸を潰し合いながらも肉を打つ音を立てながら淫音も激しく響いてる。
夕衣のナカは愛液で潤っていて、動かなくても十分に気持いいくらいの締めつけの中で動いてる。敏感になってる私の先がナカの襞で擦れてビクリと震える……。
「や、ぁ、ぁあッ、ふ、んぅッ!!!!!!」
「ッぅ、あっ……」
夕衣が腰をおろして、ぐっと子宮口に押しつけられたのに合わせて果てた。昨日もあんなに出したのにドクリドクリと夕衣のナカにたっぷりと。
「ふぁ、んあ……椎奈さんのがいっぱい……」
「えっちぃ夕衣ちゃんはこれで満足できたのかなー?」
ふにゃぁ、と幸せそうに緩んだ顔の夕衣。
昨日は逝くたびにもっと欲しいって言われて何回もシてた。
「……欲しいって言ったら、シてくれるんですか?」
「うん、いくらでもシてあげるよ」
夕衣と体位をいれ変えて正常位で逝ったばかりの夕衣を突きあげた。
「ふ、あッ、んんッ!!」
ふにゃぁっとしてた夕衣が嬌声をあげて、背を弓なりにしならせながら喘いでる。甘くてかわいい声で。
夕衣の奥を責め立てるように突きあげながら、夕衣の胸に強く吸いついた。
「ふぁ、ぁあッ、い、ぁあ、や、ぁああッ!!」
「ほら、逝くなら逝くって言わないと。一緒に逝ってあげないよ」
「ッイ、ク、いっちゃうからっッ……!!」
ドクン、と心臓が跳ねたみたいに脈を打って夕衣のナカで逝った。腰回りを痙攣させながら逝った夕衣はくたりと体を横たわらせて荒い息をしてる。
「は、はぅぁ……死んじゃいそうです」
「それ昨日も言ってたでしょ。気絶して起きるたびに」
「だって、気持よすぎてどうにかなっちゃいそうだったんですよ?」
射精が収まって夕衣のナカから抜くと、精液が溢れて来た。
「……朝ご飯も食べないで何してるんだろうね、私ら」
「あとちょっとでもうお昼ですよ」
互いに顔を見合って少し笑いながらも、汗とかを流すべく温泉に入りに行った。温泉では奥に甘い展開になることなく、普通に温泉につかって出てきた。
そして、
「お昼どうしよっか」
「なんだか作ろうって気分じゃないです」
また膝枕状態の夕衣を撫でながらそんな話をしてた。
「そうだ。出前とろう」
領収切れば藍ちゃんまかせで大丈夫だしね。
さて、何を頼もうかな。