「じゃあまたね」
「……うん」
服の裾をつかんだり抱きついたり上目づかいでみてきたりと、なかなか解放してくれない柚華ちゃんをどうにかあやして帰路に就く。あの様子じゃまたすぐに呼ばれそうかも。
そして柚華ちゃんと別れたあと、いつものように電話をかける。
「おはよー。終わったよ」
『はいはい、おはよーさん。で、新規の子はどうだった?』
「んー? ふたなりの子に興味あるって言ってたからまた電話あるかも」
『へー、ふたなり……顧客流れるんじゃないの? とはいっても、由奈って結構リピート率高いし問題ないか』
「何? その言い方」
『まあいいってことよ。一応コールもかかってないしそのまま直帰で大丈夫よ』
「んー」
紗季は学校だろうし、帰って何しようかな……。
ぼーっと考えながら歩いてると着信が入った。誰だろ……。
「はい」
『由奈か?』
「はい……社長、今から直帰なんで」
『それはそうと、この後どうせ暇だろ』
「この後何をするのか考えるので忙しいです。じゃあ切りますね」
通話を切ってふらふら歩きながら帰路についていると、私の横に車が止まりドアが開いたと思えば車の中にひきずりこまれた。
は?
「このままカーセックスとしゃれこんでもいいんだけどね。スモークガラスも遮光カーテンも付けてない普通の四駆なんだ」
「……社長。普通に登場出来ないんですか」
「
「社長の頭で考えれば普通の登場ですね。社長の頭で考えれば」
運転手の彩音さんは社長のいつもの飛んだ行動にはもう慣れてるからこんな返答。しかもちょっと毒を含んでる。
「だそうだ。至って普通だよ」
「はいはいそうですね。そういうことにしておきましょう」
はぁ、っと溜息を吐いて座席に体を沈める。昨日柚華ちゃんに責められたのが結構激しかったからそこそこにぐったりしてる。
あそこまで求めてくれるのはうれしいけど、ちょっときつかったなぁ……。
「おい由奈、なんで勝手に寝ようとしてるんだ」
「眠いからにきまってるじゃないですか」
「ドラマばりの拉致をしたっていうのに偉く冷静じゃないか。この後私に犯されるっていう心配もなしか?」
「それならもう慣れてきたんでいいです」
呼びだされて、案内された社長の自宅の応接室のソファに座ると同時に襲われた。そのまま朝までコースでイかされ続けた。それが何回かあった。
新規の顧客の話し、契約更新、必要書類の提出……どれもこれも仕事に関係ある話しだから断るわけにもいかず、そのままヤられた……。
「ふむ、マンネリか。たまには嗜好を凝らして見るのも一環か」
「じゃあおやすみなさい」
そこそこに広い座席に寝転がって寝入ることにする。すると社長が何かしだしたと思ったら、膝枕。
髪を梳いたり三つ編みにしたりと、人の髪で好き放題してる。
でもまあ、起こされないだけましだからこのまま社長の膝枕で寝る事にする。
「ワンピースってのはやっぱりラインが綺麗にでるからいいな。腰から臀部にかけての曲線、脚のラインに沿ったゆるやかな曲線……」
なんだろ、雲行きがあやしくなってきたかも。
「胸元から覗く谷間も……なあ彩音、このまま近くのホ――」
「絶倫社長につきあうつもりはないです」
体を起こして社長から少し離れて座る。
「それはそうと、これどこに行くんですか」
「私の家」
「おります」
「ここは路上だ。停車なんて出来ないよ」
「……社員を拉致してレイプする社長なんて聞いたことないですけど」
「ベッドインしたいのは山々なんだけどね、残念ながら今回は仕事の話だよ。新しく入った新人の教育係の件ともろもろだな」
「……教育、係? え、やだ」
「ご本人希望なんだ。そのくらい受けてやれ」
「本人希望ってなんですか」
「以前、呼ばれて行った先の帰りがけにそこの妹に会っただろ。その妹が新入りだ。姉にあれこれ聞きまくってうちに電話をかけ、入社までしてきたんだ。これはもう由奈以外に適任はいないだろ?」
「そもそも教育ってなにするんですか」
「ベッドルームいくらでも使っていいから慣れさせろ。それと、顧客相手に散るか由奈が散らせるかもな」
「あー、私に社長がしたようにその子を犯せと」
くちゃくちゃ音が鳴るくらいに濡れさせられたからそんなに痛くはなかったけど、初めてなのにあそこまで激しくされるなんて思ってもみなかった。
「どうせ由奈にぞっこんなんだ。適当に愛撫してもヤバイくらいに濡れるだろ」
「はぁ……だるいなぁ」
外の景色を見ながら車に揺られる事数十分。社長宅についた私は車から降りて先頭を歩く彩音さんについて行く。
とは言っても玄関をくぐればあとは応接室に行けばいいだけだから、勝手知ったる他人の家状態でさくさく歩いて行く。
「……寝てる」
「そうとう緊張してたからな。寝てなかったんじゃないのか? ここはひとつ膝枕でもしてやれ」
「この子に話しをしにきたのに起きるの待つんですか」
「じゃあ胸でも揉んで起こすか」
すたすたと社長がソファに寝ている子に近寄ると、遠慮なしに胸を揉みし抱いた。
「んぅぁ……あれ」
「そんな無防備にされると襲いたくなるじゃないか」
社長がそんなことを言うから女の子は体を起こしてソファの縁に逃げた。
「まあ本人も起きた事だ。さっさと話しを進めるぞ」
「え、あ……その」
「どうした? 御待望の由奈が眼の前に入るんだ、裸にひんむいて襲うくらいしたらどうなんだ」
「そ、そそそそ、そんな事出来るわけないじゃないですかッ」
「それでもってこの子が
「あった直後に何言ってんですか」
「今のご時世、であった四秒後にハめるっていうAVもあるんだから問題ないだろ。ほら、ベッドルームの位置憶えてるだろ?」
そして半ば追い出されるように茉莉ちゃんと応接室から出された。
「あ、あの……えと」
「はぁ……このまま行く? それともシャワー浴びる?」
「……浴びたいです」
茉莉ちゃんを浴室に案内して服を脱ごうとしたら顔を真っ赤にしてわたわたしだした。なんだろう、この子初心すぎない? 柚華ちゃんを相手にしたら固まって何もできなさそう……。
「……脱がないの?」
「え、あぁ、ぬ、脱ぎますッ」
そして勢いよく服を脱ぐ茉莉ちゃん。ぷるんとたわわに実った大きな胸がはずんで、ほっそりした腰回りとほどよい肉付きをしたお尻、すらっと伸びた細い脚。うん、スタイルはいい。
「うぅ……恥ずかしいぃ」
そんな事をぼやいてる茉莉ちゃん。私は私で浴槽に入ってシャワーの温度調整をする。肌にあたる水圧が心地いい。
「こ、この後、その……す、するんですよ、ね?」
「うん……するけど?」
ちょうどいい温度になったシャワーを浴びて軽く汗を流す。柚華ちゃんの所で朝、軽く浴びてるからそこまで念入りにはしなくてもいい。
問題なのは茉莉ちゃん。
「浴びないの?」
「あ、浴びます」
私の手からシャワーヘッドを受け取る茉莉ちゃん。でもその時に軽く手が触れた。うん、それだけなのに。
「わ、わひゃっ」
「え?」
オーバーに反応した茉莉ちゃんはヘッドを落とし、水圧で好き放題に動くヘッドはあちこちに放水してる。
「わ、わわわっ」
「はぁ、こっちむいて」
ヘッドを拾って慌ててる茉莉ちゃんをこちらに向かせてシャワーを浴びせる。開いている手を使って体をなでるように洗っていく。
髪は梳くように。体は甘くなでるように。
「え、あ……ぅ」
「?」
大きい胸も揉むように洗って、背中やお尻も私に抱き寄せて密着させてから手を伸ばしてあらう。
掬うように軟肉を手で洗っていると、胸元付近から甘い声が聞こえる。
あれ……まさかとは思うけど、この子感じてる?
試しに脚を割りいれて秘部にあてがうと、お湯とは違う粘液感があった。えー……。この子ベッドにいったらどうなるんだろう。
「そろそろベッド行く?」
茉莉ちゃんは無言でうなづいて私はそれを合図に浴室から出て、バスタオルで水滴を取りベッドルームに向かう。
体に巻いたバスタオルの胸元を手で押さえてる茉莉ちゃんと、その開いている方の手を握って先導していく私。
「普段、一人でシたりとかは?」
「そこそこに……してま、す」
「おもちゃとかは?」
「その……指だけ、です」
ふむ……。結果的には柚華ちゃんみたいにバンドを付けてスるわけだけど、指でしかシてなかったならバイブとか使って慣れさせる所からかな。
「ねえ、痛いの好き?」
「嫌いです」
好きだったら濡れた所に入れるだけなんだけどなぁ。柚華ちゃんみたいに痛まない子だったらいんだけどなぁ。
ベッドルームについて、まず茉莉ちゃんをベッドに放り投げた。そしてあるであろうバイブをあさって茉莉ちゃんの脚を割って秘部をあらわにさせる。
「い、やっ……」
「薄いというよりも、ないのね」
浴室で脚をあてた時もそうだけど、生えてない子だった。
「でも、これだけ濡れてるしバイブもすぐに入るわね」
バイブをナカにいれて電源をいれる。ウィィィィンと機械音を立てて振動しだしたバイブと同時に、茉莉ちゃんも甘い声をもらす。
強弱をつけてナカでゆっくりと動かす。甘い声と水音と機械音の中、赤く熟れた肉芽に吸いついて舌でころがす。舐めて吸いついて甘く咬みついて。
嬌声にも等しい茉莉ちゃんの声が絶え絶えになったころ、体が痙攣して虚脱するようにベッドにぐったりと体を沈める茉莉ちゃん。
もう、そんなえっちぃ声で啼かれたら疼いてしょうがないじゃない。
「はぁ、はぁ……ぅぁ、ん……」
「休憩入れる? このまま続ける?」
バイブを抜いて汗ばんだ胸を揉みながら耳もとでささやく。手の中で硬くなった乳首がコリコリとあたる。指の間から軟肉がこぼれて、指はどこまでも沈んでいく感じ。
「い、れて」
茉莉ちゃんのとろけた甘い声と潤んだ目。
バイブと一緒に用意しておいたバンドを付けて秘部にあてがう。
「痛かったら言ってね」
「ぅん」
ゆっくりとナカに、奥に入れて行って途中、ぐっと奥に突きいれる。何かを突き破る感覚とナカからこぼれてくるナニか。
「ッぅんん」
「ほら、おいで」
抱きつきやすいように体をよせると、胸が押しつぶしあって苦しいくらいに抱きつかれた。爪は丸く整えてるみたいだから背中に食い込むとかはなかったけど。
しばらくぎゅーっと抱きつかれてたけど、背中にまわされていた腕の力が緩んだ。
「ん、もういいの?」
「うん……まだじんじんするけど」
体を離してゆっくりと動く。くちゃくちゃと音を立てながらゆっくりと奥を突く。
「んッぅぁぁっ」
茉莉ちゃんのあえぎ声を聞きながら徐々に動きを強くしていく。突くたびに甘い声と愛液のやらしい音が増していく中、そろそろイきそうなのか絞めつけが強くなってきた。
「そろそろ限界?」
涙目になりながらもうなずいた茉莉ちゃん。
動きを遅くして奥を突きあげて行く。
「やぁ、んぅッあ、だ、め……ッ」
弓なりに体をしならせて脱力した茉莉ちゃん。はぁはぁと息を荒げてる中、バンドを抜いて横になる。
「ちょうど終わったみたいだな。茉莉はそのまま寝てろ、由奈はこっちこい」
「今、シたばっか、なん、ですけど……」
「誰も中だしなんて言ってないだろ。バンド外してさっさとこい」
終わったと同時に部屋に入ってきた社長。まさかとは思うけど覗いてた……?
バンドを外してシーツを体に巻きつけて社長の後について行く。襲わないとか言ってたけどなんなだろ。
「茉莉とのセックスはどうだった」
「痛がってたけど最後は逝ってたから問題ないと思うけど」
「じゃあ教育係、しばらくコールいれないから茉莉の世話よろしく。給料は顧客数と平均してとってきてるコースにプラス茉莉の教育代で支給な」
「昨日、顧客になってくれそうな子とシてきたばっかなんですけど」
「お前どうせリピート率高いんだから気にするなよ。離れて行った顧客なんて今までいないだろうが」
「そのかわりプライベートでエンカウントしてるんですけど」
なにせこの狭い地区で商売してる以上、街を出歩けば出会うこともある。かと言ってホテルに行くとか呼ぶねーとか口約束があるわけでもない。
そのへんの店に入って食事をしたりだべったりしてる。その流れでたまにもよりのホテルに行くこともあるけど、それも滅多にない。というか私好みの子と再会した時は行ってる。
料金? プライベートに料金なんて持ちこまない。
「はぁ……まあいい。それはそうと、周りにガールやってくれそうなのいるか?」
「勧誘してこいっていうんですか?」
「最近顧客の足並みがよくてね。ガールが若干不足してるんだ。茉莉が経験済みだったら即戦力にしてたんだが、まあ……そのへんは由奈に仕込んでもらう予定にした。はぁ……都合のいい女いないかなぁ」
「うち、一応非合法風俗なんですよね? おおっぴらに求人とか無理でしょ。捕まりたいんですか」
「大口の顧客に新しいコール番号教えてエスケープしようかとも思ったけどさ、リークの可能性もあるから出来ないんだよなぁ」
「お前なんかレイプされてしまえ」
うちには社長並みの性力を持った子が何人かいるから輪姦されてしまえばいい。
「社長に向かってその口の聞き方はないだろ。24時間コースにしてやろうか」
「妊娠出来なくなったら責任とるんですか」
「……驚いた。結婚願望あったか、お前さん」
「何言ってるんですか? 結婚なんてしたくないですよ、面倒臭い」
「……は? 妊娠出来ないと困るんだよな?」
「だって子供産めないじゃないですか」
「……ん? 子種さえあればいいってことか?」
「そうですけど?」
私好みのふたなりの子がいるなら妊娠するまで出してもらうけど。認知とかは別にいいから子種だけちょうだいって感じかな。
「まあ……好きにしろ」
「好きにします」
「はぁ、どっか都合のいい女いないもんかね」
「話し終わったなら戻っていいですか。眠いんですけど」
「あ? ああ、寝込みを襲うなり好きにしろ」
要件も終わったことだし部屋に戻ることにする。うん、寝よう。
ベッドに戻ると茉莉がシーツにくるまって寝ていた……寝てるよね?
「なんかいい匂いがする」
茉莉に近づいてみると花の蜜みたいな匂いがする……シャンプーとかの匂いが染みついてるのかな?
「抱き枕にいいかも」
ベッドに入って茉莉を抱き寄せて宣言通りの抱き枕にする。うん、腕のなかの収まり具合もいいしおっきい胸も柔らかくて気持いい。
抱き枕(茉莉)を堪能していたら身じろぎがすこし強くなった。起きたかな?
「起きた?」
「え、あ……これは」
「うん、抱き枕。じゃあ私寝るから」
「え? え? このままですか?」
「おやすみ」