わた、が妊娠している疑惑が持ち上がった。こいつら、やることはやってるらしい。というか、増えたら増えたでケージ買ってこないと。
そんな2匹をケージに戻して幸せそうにくっついて寝始めたのを横目に手仕事開始。クローゼットからレース箱を取り出して中から40号レースとシャトルを取り出してちまちまと。タティングレース自体は時間つぶしで始めてそれ以来ちまちまやってる。
「ねえ、それ何がどうなってるの?」
「これがこうなってこうなる」
わかりやすいようにゆっくりとシャトルを動かしながら目を編む。ひと目ふた目と編んでピコットを編んで。
「……さっぱりわかんない」
「そう? 別に難しい事はしてないけど」
ちっこいモチーフを何個か編んで繋いだりすればそれなりにおおきい物が作れるし、アプリのフリマに出したら売れるからこまごまとした収入になるし。
「ねえ由奈」
「なに?」
よし、1個出来た。
「現実逃避、出来てる?」
「……それ、言う?」
「手元のそれ見てるっていうより、なんか別の見てる気がするから」
「……まあ、うん」
「気晴らしがしたいならする?」
「妹がいるってのにするわけないでしょ」
「……じゃあ逝かない定度に愛撫してあげようか?」
「いい」
服の裾に手を伸ばしてきた穂純の手を払う。そんな事言ってその程度で終わるとは思えないし。
「むぅ。じゃあ、紗季ちゃんが好きな物でも作ったら?」
「……ハンバーグ」
煮込みハンバーグ。
「カレーとオムライス、グラタン、からあげ」
「なんか、随分と偏ってるわね。紗季ちゃんの好み」
「舌が子供だからねー」
昔から何食べたいか聞いたら大体この内容しかかえってこなかったし。私も私で偏らないようにはしてたけど作ってたし。
「じゃあそれ、一通り作ったら?」
「そうだねー、作ろうか」
シャトルをテーブルに置いて夕飯を作るべく下に降りた。現実逃避とかで時間も経って夕飯を作るにはいい具合の時間になってたし。
エプロンを着けてキッチンに立って調理開始……といきたいところだけど生憎材料がない。
買い出しかなー……。
「あ、もしもし黒ちゃん? うん、おつかい。うん、えーとね」
穂純が冷蔵庫を勝手に開けて足りない材料を言いだした。相手は社長みたいだけどもパシリに使うみたい。
あれやこれや穂純が注文して電話を終えると、
「20分くらいで持ってくるって」
「にしても社長をパシリにしたわけ?」
「彩ちゃんが持ってくるって」
彩音さんがねぇ。
「ねえ由奈、食べたいもの作るだけじゃあと一歩足りないと思うんだけどさ。詰めの一押し、何がいいと思う?」
「何って……」
なんだろ……。
やっぱ、あれかな……うん。
「検討はついたみたいね。もうシちゃうしかないでしょ、紗季ちゃんと。処女奪って逝かせてさ」
「う、ん……」
あの子が望むのはそこに落ちつくんだろうけど、妹とってなるから今一つ踏み込めない。シてしまえばこの一回きりで終わる保障もないし。たぶんちょこちょこするような感じになると思う……。
「そんなに不安なら3人でする?」
「穂純がシたいだけでしょ?」
「あ、バレタ? 見た感じ、というか由奈に近いくらいの胸だったからさ。揉んだり吸ったりしたら気持ちよさそうだなーとか思ったけども」
「人さまの妹に何発情してんのよ」
「その妹とシようかって状態の姉が何言ってのよ」
「……」
むぅ。
*** *** ***
「はぁ、それでこの量を作ると」
「まあ、そんな感じです」
材料を持ってきた彩音さんはダイニングテーブルで呆れた顔をみせてる。まあ、カレーにハンバーグ、オムライスに唐揚げとグラタンだもんねー。
私と穂純がキッチンでちゃくちゃくと調理してる光景を彩音さんはじーっとみてる。
「彩音さん」
「なんでしょう」
「ひき肉とかもも肉がやたら多いのはきのせいかな」
「さあ、どうでしょう」
これはあれかな。余分に作れって事かな。
作る事自体は苦じゃないしいいけども。お使いを頼んだお礼って事で。
「普段適当に済ませてた割には手際いいのね」
「まあね。腕は訛ってないわよ」
穂純は手際よくハンバーグの種をつくってる。まあ、教えたっきりだったけど手順も材料も教えたとおりだしうまいかんじにやってる。
私もカレーの材料を切り分けて鍋に放り込んで炒める。その横には先に茹でてたマカロニがいるけど。
炒め終わったカレーに水をいれて灰汁を取りながら煮込みつつ、ルーをいれてさらに煮込む。
で、今日作るグラタンはブラウンソースとマッシュルームにしめじを使うから切るものは切って、小麦粉は炒る。コンロが4つ口でよかっと思える状況だけど気にせずフライパンに小麦粉をいれ炒る。
手早く炒めて色がかわった頃にボウルに移して牛乳とダマにならないように混ぜてきってからフライパンに戻す。フライパンで全部やればいいんだろうけど、ダマになるし混ぜきるのも面倒だしね。
具合を見ながら調味料で味付けをしてソースを仕上げる。そしてこの中に、ひき肉と切ったきのこ達を投下。バラけるまでいじった後、軽く煮込むためにしばし置く。このころには茹であがってたマカロニをザルに上げて湯切り。
穂純がマカロニを茹でてた鍋が消えたのと同時にコンロにフライパンを置いて形を成形し終えていたハンバーグを焼きだした。
「うーん、なんとか夕飯までには間に合うかな」
「これで間に合わなかったらいろいろとおしまいだね」
「……それ、言う?」
ケチャップとウスターでソースを作って切ったきのこ類も入れて煮込みだした。ハンバーグはこれでいいかな。
残るは唐揚げとオムライス。
そこそこに煮込み終わったグラタンを耐熱皿に移してピザ用のチーズをまぶしてオーブンにセット。夕飯のちょっと前に焼けばいいでしょ。
パックトレーからもも肉を取り出して余分な油身を取り除いてフォークで刺す。次に袋に自家製の焼き肉のたれ、普通のと塩をいれて揉みこんで10分ほど漬け込む。
漬けがが終わったら小麦粉を軽くつけて170度くらいに熱した油に投入。
この時点で夕飯を作り始めて1時間近くたってる。経ってないように見えるけどあれこれやってるからそこそこに経ってる。
網に上げて油を切りつつ、肉をどんどん揚げる。彩音さんに持たせるのもあるからどんどん揚げる。4パック分のもも肉を機械的に揚げていく。
揚げ終わった肉をシートを敷いた皿に盛り付け、持たせる分はタッパにいれる。
次にオムライスを作るべく炊飯器から米をボウルによそう。
新たにフライパンを出してそこにツナ缶の油をいれて温める。ぬくもった所に米をいれて軽くほぐしてからツナと醤油、ウスターに塩コショウで味を見ながら炒める。これを5人前くらい作る。彩音さんに持たせるのもあるし。
大量の中身を作って皿に装って今度は側の卵。
卵を10個、一パック用意してボウルに割りいれて生クリームを大さじ5ほどいれて混ぜ1人前分ずつくらいをバターを敷いたフライパンに入れて焼いて行く。
半熟仕上げで焼いてフライパンからあげて皿に盛り付けてる米の上に乗せる。これを5個作って同じように乗せる。
オーブンを加熱させてグラタンを焼く。穂純も煮込んだハンバーグを皿に盛ってるし夕飯はこれにて完成。
なんとも主食級がそろった夕飯になった。
「ふー、終わったー。呼びに行ったら? カレーはこっちで盛りつけとくから」
「……そうね」
キッチンから出て部屋に。階段を昇って紗季の部屋の前に……。
「……紗季」
「ッ……な、に」
「ご飯、出来てる」
それだけ言ってリビングに戻った。そこに彩音さんはおらず、持たせるようにわけておいたタッパもなくなってた。あの短時間で帰ったらしい。
「家族の時間だろうしさくっと帰るって」
「それだと穂純の扱いどうなの?」
「笹倉家の一員扱いなんじゃないの?」
もう嫁にきてるって見方されてんのね、穂純って。
焼きあがった音をたてたオーブンからグラタンを出してテーブルに置いてると、
「……」
紗季が、来た。
テーブルにはオムライスにグラタン、煮込みハンバーグに唐揚げ。それとカレーがある。紗季は驚いた表情をしながらそれをみて席に着いた。主食レベルしかない夕飯は衝撃だったのか、それとも好物しかない夕飯に驚いたのか。
「さて、と。シスコンのお姉ちゃんが妹の為に作った好物オンパレードの夕飯はどう?」
穂純は何を言ってるのかな?
「さ、食べましょうか」
なんとなく重い空気が軽くなって食べ始めた。と、そのまえに。
「まだ切ってないから」
乗せただけの半熟卵を包丁で切って開く。形を成形できる限界の半熟加減で仕上げてるから切って開けば卵がとろりと溢れてくる。
紗季にも好評なようで目をキラキラさせながらオムライスを見てる。さっきまで暗かったのが嘘のように。
「ねえ由奈、これってLacrimには出してないよね?」
「うん。うちのメニューを全部出してる訳じゃないしね」
店には出してない、うちだけのメニュー。
紗季はスプーンでオムライスをすくって口に運んでるけども。
「……おいしい」
「ん」
好評なようで。
「……なんか、いつもと違う」
「ハンバーグは穂純が作ったからね」
「作り方は同じなのにねー」
何故か紗季はうらみがましい目で穂純を見てる。穂純が作ったのはそんなに嫌だったのかな。
「あ、でも他は全部由奈が作ってるから」
「お姉ちゃんの味だからわかる」
ぱくぱくもぐもぐと食べ進めてる紗季。胸やけしそうなメニューだけども紗季はそんな事はないらしく普通に食べてる。
「ほうほう、大好きなお姉ちゃんの作る物の味はわかると」
「なんで穂純はあおる様な事言うのかな」
「たかが数年の付き合いの人には負けない」
紗季も何を張りあってるのかな。そう言いながらもハンバーグは食べてるけど、それはいいのかな。
「でも体の事は私の方が知ってるけどね。えっちぃ体質とか性癖とか」
「私だってッ……」
「そこでなんで私を睨む?」
体質とか性癖とか、穂純も何口走ってんのかな。
オムライスやカレーとかを食べてる時は至福顔なんだけど、穂純がちょっかいをかければ険悪な顔になってる。なんなんだろ、この2人。
物が物だから1つ1つの量は多少少なめに作ってるけども、意外にも完食。片付けをする間に紗季にお風呂をいれておいてもらった。
湯が張り終わってからは紗季が最初にお風呂に入って、明日の朝食の準備とかを済ませるべく2番手は穂純に入らせた。
「部屋いってるねー」
と、消えていった穂純とかわってお風呂へ。髪と体を洗って湯船につかって疲れを癒す……。
「は、ふ……」
湯加減もちょうどいいしのんびりはいろうかな。
「んー……んん」
さっきお風呂先にはいっておいでーって言ったけど、いつも通りだったかな? 紗季の方もいつも通りの返答だった……よね?
好物のオンパレードはそこそこの効果を発揮したのかな。
んー……。んー。
「……最近ブラがなんか合わないとおもってたけど、なんか大きくなってるような」
湯船に浮かぶ胸を手で持ち上げてみる。もったりと手のひらに乗る胸はなんか重みが増してるような気がする。
「手に余る……」
むにゅ、と揉めば揉み心地も前よりある。うん、確実に大きくなってる。
「はぁ、小由利さんとこ行こうかな」
そうは言っても顧客になってからは小由利さんの所しか行ってないけども。サイズ的に限られてくるデザインとかもいろいろあるし。
「……最近シてないかも」
休みの日も何かしら出かけてるしコールがはいればシてる暇なんてないし、1人でなんてここしばらくシてなかった。
不意に思った事だけど手は無意識に秘部に伸びて秘裂を撫で始めてる。脱毛したわけじゃないけどもとより薄かったのが今となっては綺麗になくなってる。なんでかな。
秘裂を指で撫であげて硬くなってきたクリをグリグリと指で押さえたりすればビリビリとした刺激が背筋を奔って体が疼いてくる。
「ん、ふぁ、ぁ」
お湯とは違う、ぬめりのある感触が指に伝わってきてそれを機に指をナカにいれてくちゅくちゅ動かせば子宮がきゅぅって疼いて背筋を奔る快感が強度を増していってる。
今しがた成長を発見した胸を揉んで敏感に反応してる乳首を摘まんできゅぅっと力を込めれば子宮がもっと疼いて下半身全体を熱い熱が包んでいってる。
「ん、ふ、ぅあ」
指の本数を増やして動かせば膣壁を掻くたびにビクビクと下腹部が震えて……ッ
「ッぅぁ、あっ、ぁああ……ん、ぅ」
ビクンッ、と体が震えてビクビクと体を痙攣しながら逝った……子宮がヒクつくように動くたびに愛液が溢れて来る。
誰かに逝かされるのとは違った快感が体を包んでる……。
「ふぁ……なんか、逆上せそう」
ぼやーっとした頭でそんな事を考えながらお風呂から上がった。ちょっと体がふわふわしてるけど、逆上せかけてるからなのか逝った余韻なのか。
体を拭いて服を着て、髪をタオルでまとめて部屋に。あ、その前に水飲んどこ。
リビングで水を飲んで部屋に戻ると、
「あ、おかえり」
「なに、してるの?」
部屋に入るとベッドの上で紗季に覆いかぶさって襲ってる穂純がいた。