「ほぉ……」
「これが……」
穂純と感心気な声を出して見ているのは例の企画の会場となる元旅館。というのも、彩音さんから急遽言い渡された企画期間中の調理依頼。それの下準備をしにこうして前乗りしにきてる。
連れ立ってきた穂純と一緒に旅館に入ると、
「普通の家だね」
「うん」
内部改装もしたのか日本家屋な外見そのまんまな内部。入ってすぐにありそうなカウンターとかもないから撤去したっぽい。
取り合えず靴を脱いで来客用に置かれてるスリッパをはいて用意されてるらしい部屋へと向かうことに。なんだろうか、夕衣ちゃんの家みたい。
廊下を歩いてしばらくしてあった階段を上がって指定さてていた部屋に入ると、ダブルベッドに化粧台にテレビと、普通のホテルの一室みたいな内装になってた。室内は畳式だけどそれに合わせてなのかベッドもそれなりのものが置いてある。
「ねえ由奈、お風呂広いよ」
「広いねー……」
穂純が扉を開けて中に入った先には脱衣所とその奥には広々とした洗い場と浴槽があった。妙にきれいだからこれも改装して広くしてるっぽい。うちの会社の異常性が垣間見える……。
「後でシようね」
「はいはい。さきに仕事すませるから」
触れるだけの軽いキスをしてきた穂純は持ってきてた荷物を置いて中からエプロンを取り出した。私も荷物を置いてエプロンを取り出してポケットにスマホを放り込んで装備。
ちなみに、部屋自体は10畳くらいあるから置くところにはさして困らない。ゴロ寝とかしてくつろげそうな感じ。
部屋を出て1階にある調理場に行くと、Lacrimのバックルームにある調理場みたいなところだった。もっと業務感があると思ってたんだけど一般家庭にあるキッチンを広くした感じ。一応大人数に対応できるようにそれなりに広いけど。
器具はどんなものかと棚とか引き出しを開けて見ると、食器類や金物、種類豊富にそろった刃物類などなど。鍛造で仕上げる肉斬りナイフとかも数本あったんだけど、持って帰っていいかな。前に注文しようとしたら数か月待ちとかだったからあきらめたんだけどさ。
「さて、作りますか」
「下準備って何作る予定?」
「グラタン用のホワイトソースとミートソース、ハンバーグのタネと……」
冷蔵庫をあけてあらかじめ彩音さんに言っておいた材料を取り出して調理台の上に並べていく。今のうちに仕込んでおいて当日はささっと済ませられるようにできることは全部しておく。というか作れるかどうかもわからないからいざと言うときは穂純でも作れるように簡略可しておく。
「じゃ始めましょうかね」
「はーい」
と、意気揚々に仕込みをしたのが3時間前。4日間分の料理の仕込みを終えて部屋に戻っての事。うん、当日は手を抜くために準備できるものは全部したからもうなにもしたくない。ホワイトソースやミートソース、ハンバーグのタネにその他の下地を大量に仕込むとかもうやだ。
「おつかれー」
「ん、ぅぁ」
ベッドに腰かけてくつろいでたら抱き着いてベッドに押し倒してきた穂純。そういえばさっきするとか言ってたもんね。
触れるだけのキスから次第に舌が絡みだして、スカートをまくり上げてショーツの中に入ってきた手が熱をもってひくついてきてた秘部を撫でてきてる。
秘裂を撫でられるたびにゾクリと背中に奔る快感がなんとも……。
「んぅぁ、ふぁ、あぁっ」
「熱くなってるよ、ここ」
くちゅり、とナカに入ってきた穂純の指。かき回すように動くわけでもなく撫でつけるように膣壁を触ってきてる。それ合わせるように他の指でクリもぐりぐりといじられてる……ッぁ。
「ん、キツ……、そんなに締めちゃ動かしにくいでしょ」
「だって、気持よすぎッぅんッ、ふ、ぁぁっ」
ぬちゃ、とナカから指を引き抜いた穂純はそのままクリを指でつまんできた。ただでさえ逝きそうなのは穂純もわかってるはずなのにッ。
「やっ、ぁあッ!!!」
「いいよ、逝って」
きゅぅ、とクリを潰されて、その刺激で一気に逝かされた。等間隔で電流を流されてるみたいな快感が頭ではじけてる。
「ッ、ふ、ぁあ、んんっ」
「もう、かわいいなぁ。汗かいたしお風呂行こ」
足腰にキてる私の手をつかんで引き起こした穂純は言うままにお風呂に私を連れ込んだ。着ていたものを全部脱がされて洗い場に座らされた。
「これなーんだ」
「ローション」
「せいかーい」
穂純は手にたボトルのふたを開けて中身を私の体にかけだした。
「……穂純?」
「んー、これくらいかな」
ボトルの半分いかないくらいの量を私にかけ終えると、そのまま抱き着いてきてあちこち触ってきた。
ローションにまみれた胸はどう触ろうと手が滑っていってるし、穂純が体を擦り合わせてもにゅるりと滑ってる。
「にゅるにゅるして気持いい」
「んっ、なにいれてるの?」
「おもちゃ」
カチ、とスイッチをいれる音がするとナカにいれられた物が音を立てながら動き出した。うねうねと突起のついた先が奥を引っかいてその手前ではボコボコとしたものが回転しながら膣壁を擦ってる。
ねえ穂純、こんなのいつ持ち込んだの?
「ん、ふぁ、ぁあっ……!!! ぁ、んんッぅぁあ」
「気持いい? おもしろそうだから買ってみたんだけどね?」
ゆっくりと出し入れしながら入れ込んだおもちゃを膣壁に擦りつけてきてる。しかも弱いところ正確に狙ってきてる……。
「ふぁ、ぁあッ、や、ぁぁッ!!」
「逝っちゃった? そんなに気持いいならシて」
ぬちゅ、とナカからおもちゃを引き抜いた穂純はそういいながら体を入れ替えてきた。逝ったばかりで弛緩してる体はくったりと穂純の上に乗ってる状態だけど。
「もう、ちょっとは休ませてよ」
おもちゃの電源を入れて十分に濡れてル穂純のナカに入れていく。ぬるりと奥まで入ったそれは、うねうねと動きながら穂純のナカを刺激してる。
「んぅぁ、ぁ、ぁあッふぁ、んッ」
穂純の喘ぎ声を聴きながらおもちゃを浅くしたら奥に入れたりを繰り返してナカを刺激していくと、穂純の体が小刻みに震え出した。
「もう逝くの?」
「由奈の逝く声、どれだけ我満したと思ってるの? っふぁ、ぁあッ!」
ビクッ、と体を跳ねさせるようにして逝った穂純はふにゃりと体の力を抜いて荒い息をしてる。
おもちゃを抜くときも甘い声出してたし。
「体洗って、ベッド行こうか」
「そうね」
体を洗ってベッドには行ったけど2回目にはならず、裸のままくっついて夕方まで寝てた。
あれだね、寝心地いいと思ったら穂純の胸を枕にしてたみたい。寝心地いいから起きてそのまま二度寝しちゃったけど。
*** *** ***
「そんじゃまあ、今日から顧客還元企画なわけだが」
「社長、桜がうざい」
当日、旅館の2階にある広間に集められた私達。私の左には穂純がいて右側には桜、嶋野桜(しまのさくら)がいる。それも私の腕にしがみついて。
寝起き早々に旅館にやってきた社長に起こされて襲われかけながらも服を着て広間に来て早々これだからね。
「おい桜、帰るか」
「やーだー」
強姦でもしたら寄り付くのやめるかな、この子。あ、でも余計悪化しそうな気もする
なんかうらやましそうな目で見て来てる茉莉やシアちゃんに、またかとあきれた風にしててきてる椎奈。そして、
「誰の許可とって人さまの彼女に張りついてんの?」
「?」
穂純がさめざめとした声で桜にいうも桜は離れることはなくくっついたまま。社長の家で会って以来少々異常なくらいに懐いてきてる。
色を抜いて綺麗に染め上げてる金色の髪、小柄な体は綺麗なラインを描いていて本人が言っていた努力の結晶らしい大きい胸。
ぱっと見では夕衣ちゃんとか椎奈が好きそうな外見をしてる。なんだっけ、金髪ロリ巨乳?
その桜は穂純に引き離されてぐずってるけども、ほっておいたらいつまでもくっついてるからしかたない。
「で、話を戻すぞ。この後彩音が車で参加者を連れてくる。車内で企画の流れは説明してあるから到着次第午前の部。で、12時から15時までは昼休憩兼フリータイム。休憩が終わり次第午後の部スタートで20時から夕食なり風呂なりの時間。24時からは就寝なりヤるなるお好きにどうぞって流れだな」
てことは、9時からの3時間と15時からの5時間、24時からのフリータイムな訳か。前聞いたのといろいろ内容変わってる気もするけど、このほうが楽かな。なんか死にそうな気配したし、前の決定案。
「参加者の事前アンケートで最初はだれがいいかアンケ取った結果がこれだな」
社長がテーブルに出したアンケートを見ると、私の所には柚華ちゃんの名前。てっきり小由利さんかと思ってたんだけどね。
「あはは……真菜さんに真由さんですか、そうですか……」
「茉莉?」
「姉妹そろってふたなりなんだって、その子ら」
そういう椎奈には夕衣ちゃんの名前が。夕衣ちゃんも来たんだ。
「そっかそっか、宮ちゃんか。来ないって言ってたのにー」
鏡華のいう宮ちゃんは顧客の子かな?
「明日菜だ」
シアちゃんも顧客の子みたいだね。ちょいちょいコールが入ってる子だったかな。
「朔那だぁ」
ぐずってた桜も顧客の子が選んでるみたい。夕衣ちゃんみたいな子なのかな、その子。
「午前はこのくくりでやって、午後からは各自の自由選択って感じな。それと、ベッドシーツの下にあるシートは取るなよ。中まで浸水したら買い替えになるから」
そういいながらシアちゃんと椎奈、鏡華を見てる社長。赤字らしいし想定出費以上は嫌って感じかな。さすがのLapisの財力でも今回はきつかったのかな。
「そんなに出る訳ないでしょ」
「そうそう」
「うん」
「由奈」
「いっぱい出すでしょ、あんたらは」
枯れるまでされた私によく言わるわね。
「極薄シートだから邪魔にはならないようにはしてある」
「はーい」
「……あのさ、私ら朝食食べてないんだけどいつ食べるの?」
穂純が余計なことを言うから私に視線が集まった。3時間我慢すれば昼食なんだからいいじゃない。
「あと1時間で到着だな」
「由奈なら余裕でしょ? 作って」
「ですよね、由奈さんなら簡単ですよね」
「……はぁ、穂純」
「はいはーい」
手抜きを発揮した私の朝食メニューは材料を適当に放り込んで炒めた炒飯となり、ぶつくさ言ってくる椎奈達を無視して平らげた。昨日用意しておけばよかったんだろうけど、あの量を作った後にそんなもんを作る気力はなかったと思う。
桜だけは終始にこにこしながら食べてたけど。
そんなこんなでどうにか9時までにあれこれを済ませて出迎える形になった。アヒルの子みたいに後ろをついてくる桜を無視しながら片づけをしたりしただけだけども。
あと、これから3日間で使う部屋の鍵とかも貰ったり。
「いらっしゃい」
「うん」
玄関で出迎えれば入ってきた柚華ちゃんが抱き着いてきた。最近会ってなかったもんねー。
「玄関で盛るな。じゃあ各自3時間後に」
社長はそう言って2階に消えていった。彩音さんもそそくさと玄関を上がって2階に消えていった……ねえ小由利さん? なんでさも当然のように2階にあがっていってるのかな?
まあ、なにはともあれ。
「行こうか」
「うん」