あの後、体はきつくはないと言ってた柚華ちゃんがスヤスヤと寝てしまったので広間に行ってみると、昼間だというのに椎奈と社長が酒盛りしてた。
「昼間から飲んだくれてるわけ?」
「昼に飲むからいいんだろ?」
「そうそう。なんなら由奈も飲む?」
「飲まない。夕衣ちゃんは?」
「部屋に入って鍵かけてるー」
まあ、誰かの餌食にならないとは言い切れないし。あの姉妹につかまりでもしたらそれはもう大変なことになるだろうし。
虚弱であんまり激しいのができないとはいえ、本人が激しいのが好きというのもいろいろどうかと思う。しすぎるとこの前みたいに気絶しちゃうし。
「で? そういう由奈は?」
「相手の子が寝たから出てきた」
「寝るまで犯すとか鬼畜か? お前」
「あの姉妹としすぎて寝不足なんだって」
「……なあ、聞いたところじゃ四六時中やってるらしいがどうなってんだ? 性欲強すぎだろ」
「茉莉がああなった原因の1つだし、考えるだけ無駄でしょうよ。今は酒、酒」
そう言いながら椎奈は徳利とかじゃなく、酒瓶から酒を注いでる。半分近くなくなってるけど、いつから飲み始めてその量なんだろうか。
というストレートで飲んでるよね? 焼酎ストレートでその量とかおかしいでしょ。
「ふたなりに常識求めるほうがおかしいんだよ」
「そうそう、常識なんてしーらない」
非常識の塊がなんかいってる。まあ非常識だからしょうがないか。
そんな非常識の飲んだくれを放置してキッチンへ。小腹もすいてることだし適当に何か作ろう。
キッチンについて材料をあさりつつ何を作るかを決めていると、
「朝の部は終わったの?」
「ええ、終わりましたよ。小百合さん」
入ってきたのは小百合さん。何気にこの企画中碌に話してなかったりする。
うーん、スコーンにするかな。そうと決まれば材料を取り出して料理開始。
「企画中ほとんど見かけてないですけど、社長とずっとシてました?」
「まさか。そんな命知らずなことしないわよ。昔馴染み同士、飲みながらあれこれ話をしてただけよ」
「なるほど」
粉をふるいにかけて混ぜるものを混ぜて生地を作っていく。自分でつまむようのものだから分量も具合も全部適当にやってる。
一応、プレーンと冷蔵庫にあったチョコをつかった2種類を作るけども。
「すっかりキッチンの主じゃないの。使い勝手はどうかしら?」
「魚もさばきやすかったし、いい感じ」
「まあ、ここ居ぬきだしね。本職が使ってたんだしそれもそうよね」
「居ぬき?」
「そ、居ぬき。設備とかその他含めて900万ちょっとだったかしら?」
えー、想像より大分下なんですけど。数千万とか行ってると思ってたのに。彩音さんとか社長もそれっぽいこと言ってたけど、脅しか。
「まあ赤字なことに変わりはないみたいだけど。今回の企画で元は取れてないし、魚だなんだで出費もあるしで」
「まあそこに関しては自業自得ってことで。それはそうと、今回の企画が終わったらここってどうするの?」
「人やとってなんかさせるとか言ってたわね」
「LapisにLacrim以外にも手広くやろうとかバカでしょ」
「まあ、本人がやるって言ってるんだしいいんじゃないの? LapisとLacrimの子らには慰安所扱いさせるっぽいし」
まあ、900万くらいの利益だすならそれぐらいしないと無理か。
小百合さんとそんな会話をしながらも手は動かしつつ、成形した生地をオーブンに入れる。焼きあがるまでは適当にだべっとくかな。
「まあそれはそれとして、どの子とのセックスがよかった? もちろん、穂純は抜きで」
「どの子って言っても十人十色?」
「とはいっても桜の顧客のことはしてないんでしょ? どうせ」
「そもそも鉢合わせてないってのもありますけどねー」
そういえば桜が突貫してくるかと思ってたけど、案外おとなしかった。どんな心境の変化があったのかはしらないけど、よしとしよう。
「穂純が手を回したってわけでもなさそうだし、あの突貫がないならそれはそれでいいんじゃないの?」
「気が楽でいいですけどねー。で、小百合さんはなんでにじり寄ってきてるんですかね?」
「ん? 午後の時間をもらう前に少々つまんでおこうかと思って」
オーブンの前にもってきていた椅子に座る私ににじりよってきた小百合さんは、猫の顎を撫でるように私に触れてくると触れる程度の軽いキスをしてきた。
「スコーンもそろそろ焼きあがるみたいだし、ご相伴に預かろうかしら?」
「味の保証なんてしないですよ。適当に作ってますから」
*** *** ***
「……」
「どうかした?」
「あー、そういえばそうでしたねー」
スコーンも食べて、昼食も食べて、小百合さんに手を引かれるままに連れていかれた部屋。その部屋は社長と彩音さんもいる3人部屋で、今現在私以外にも3人が綺麗にそろってる。
肉食獣のような眼をした酔っ払いに、素面に見えるけど酔ってる人、私を連れ込んでほくほく顔の人。
「おい小百合、ここに連れ込んだのわざとだろ」
「だって由奈の部屋って穂純もいるし、今寝てるでしょ? あの子」
「椎奈の部屋にでも放り込んどけばいいだろ」
「今は夕衣と一緒よ、あの子。絵のモデルするからとか言ってたけど」
「そんなん言ってどうせやるんだろ……」
「あれこれ難癖つけて夜這いかけてくる黒華と何が違うって?」
ほら、彩音さんも酔ってるから地が出てきてる。
「ま、4Pでもなんでもやりたいもの同士でやればいいのよ、そんなの」
「え、待って。そんなこと言うから彩音さんが」
「うるさい、黙ってろ」
ちょっと座った目をした彩音さんがこっちに来たと思えば、そのまま畳に押し倒されてキスで口をふさがれた。
「なあ、彩音の酒癖の悪さってどうにかならないのか?」
「これ、酒癖っていうより昔に戻ってるだけでしょ? 学生の時のときこんなんだったじゃない、彩音」
のんきに会話してる2人をしり目に、舌を入れてきた彩音さん。特に抵抗もしてないせいか、手も服の中に入ってきてる。
「しかもおっぱじめだしたぞ」
「あらあら、大変ねー」
大変だなんて絶対思ってない。
彩音さんはブラをずらしてから胸を揉みしだしてきてるし、このままだと最後までいっちゃうそう……。
「ん、ぅぐ、あや、ねさん、まっ、んぁ」
「うるさい、黙って啼け」
完全に私を組み敷いてる彩音さんは片手で首を抑えながらスカートをまくり上げて、ショーツをずらすと指を入れる程度には濡れてる秘部に指を入れ込んできた。
ゆっくりじらすとかそんなことはなく、ただただ逝かせるためだけの乱暴な動き。
「ぁ、っふぁあっ、そ、んならん、んぼう、にうごかしちゃッん、ぐ、ぁあッ」
「ああなったらもう彩音の玩具だな……で、小百合は何してんだ?」
「ん? 見ての通りよ?」
「フェラだけで終わると思ってんのか?」
「まさか。最低でも3回はナカに出してもらうからそのつもりでね」
あっちはあっちでなんか始めてるし。というか3回もするんだ……。
「3回なんかじゃ終わらない」
彩音さんは何に対抗してるのか、敏感になってるところをさらに刺激してきてる。
それはそうと、首絞めプレイとか初めてなんですけど……。
「生きてるかー」
「どうにか……。あんなに逝かされるとは思わなかった」
「やった本人は満足して寝てるしな。今のうちに犯すか?」
「そんな気力ない」
彩音さんにナカをかき回されたり舐められたりされながら何度も何度も逝かされて、気づけば満足げな顔をして寝てる彩音さんが横にいた。
腰を中心に力が入らないし、体を動かすのも億劫になってる。隣でしてた社長と小百合さんもいつのまにか終わっていて、ぐったりしてる私をみてにやついてる。
「今なら中出しし放題じゃない、やれば?」
「ドリンクバーみたいな気軽さで言います? それ」
「学生の頃なんて暇さえあればしてたわよ、こんなの。中出ししかしないから生理遅れた時はぶん殴ってやろうかと思ったけど」
「ほぼ無精子なんだから妊娠するわけないだろ? じゃなきゃやるたんびに中出しなんてやってられるか」
社長はそういいながら彩音さんをうつ伏せにすると、その上にまたがってすでに固くなってるそれをナカに入れ込んだ。
寝バックだっけ、これ。
彩音さんの型のいいお尻を揉みながら腰を動かしてる社長。穂純とする時もたまにするけど、これ結構気持ちいいんだよね。
気持ちよさげに寝ていた彩音さんもさすがに起きたのか、次第に声が漏れ始めた。
「んっぁ、ふ、んぁ、あっ、ひとが、ねてるってのにっん、なに、し、んむ、てっ」
「せっかくだし中出ししまくろうかと」
「なに、かんがえっふあぁっ、んぅッ」
徐々に腰の動きが激しくなっていって、彩音さんの声も艶が増してきてる。
「まあ、この前の意図返しとでも思ってろ」
「この前……?」
「彩音が黒華のこと腰砕けにしたのよ。あれは見てて楽しかったわ」
「楽しいのはともかく、なんて小百合さんはにじりよってきてるの?」
「まだ時間もあることだし、いいでしょ?」
彩音さんの声を聞きながらぐったりしてる所なのに、覆いかぶさるようによってきた小百合さん。
撫でるように体に触れてきたり、胸を揉んだり。キスも軽く舌を絡める程度で粗々しいものじゃない。
「こっちはこっちで、楽しみましょう?」
するするとのばされた小百合さんの手は、まだ十分すぎるくらいに濡れてる秘部に触れてきた。
クリをぐりぐりと指の腹でこねてきたかと思えば、ナカに指を入れてぐちゅぐちゅと動かしてきたり、激しくはないけど程よい刺激を与えられ続けてる。
気持ちいいけど絶対に逝かない程度の刺激を。
「んっふ、ぁあっ、なんで、こん、なぁあ」
「そんな簡単に逝ったらつまらないじゃない。大丈夫、どのくらいで逝くかはわかってるから」
「そ、れだいじょう、ぶじゃなぁっ、ぃっ、んっぅ」
「勝手にいったら本数増やして犯すから、そのつもりでね?」
「ふぁ、ぁっ、ん、ぅぁ、ふ、ぁあっ」
*** *** ***
「なんでそんな疲れてるの?」
「腰砕け2連続っていえばわかる?」
「あの子ってそんな激しかった?」
「穂純、柚華ちゃんだけじゃない。社長と彩音さんと小百合さん」
「あ……」
お昼時。じらされてじらされて逝かされた後、少し休憩をしてからシャワーをあびれば程よい時間になってたから下に降りてみれば、穂純や夕衣ちゃんが昼食の用意を進めてた。
かといってそれを手伝う気力があるわけでもなく、席について配膳が終わるのを待ってたんだけども。
「まあ、ご愁傷様と言っておくわ。昼からはどうするの? 部屋で休む?」
「そうしようっかな。体だるいし声出しすぎて喉も痛いし」
「どんだけ攻め立てられたのよ、いったい」
「あのへんの連中に」
「あー……」
椎奈にも同じような説明をしてみればだいたいを察してくれた。
「そういえば今んところ、桜とはなんともないわけ?」
「うん、なんともない。というか食事時以外見てないきがする」
「ずっと部屋にこもってシてる、とか?」
桜ならありうるかな? 気に入った子となら一晩中でもする子だし。
「それはそれでいいことでしょ。それより、またなんか思いついた顔してるのが1匹」
「1匹ってなんだ、1匹って。まあそれはそうと、午後の割り振りな。今座ってる席4,4,3のメンツでペアな」
そのカウントには夕衣ちゃんや穂純は入って内容で。いれてたら死なすけど。
そうなると、私と椎奈、柚華ちゃんに明日菜ちゃんの4人。まあまあなバランス構成かな?
ちらっと桜を見てみれば、目元が隠れる長さまで延ばされたセミロングの子の隣にいた。あの子が、朔耶って子かな。どうやらその子と一緒らしいけど、さっき言ってたのはありがち間違いじゃないのかも。
「ふふ、他のふたなりの子とするの楽しみやねぇ。好きにナカ出してええからよろしゅうな?」
「じゃあ、やめてって言っても出すからそのつもりで」
「ええね、楽しみやわ」
4Pとはいえ振り分け的には椎奈と明日菜ちゃん、私に柚華ちゃんになりそうかな。それはそうとぎらついた目で私を見てる柚華ちゃんをどうなだめようか。