「うにゅ」
朝だ……。ということはあれからずっと寝てたのか。体を起こす気にもなれなかったから首だけ動かして周りをみてみると、
「うわあ、なにこれ」
絡み合うようにして寝ている双子に茉莉、柚華ちゃんに抱き着かれてるシアちゃんにくっついて寝てる明日菜ちゃんに宮ちゃんと鏡華。寝ようかで寝たというよりは精魂尽きて寝落ちした感がすごいある。
かくいう私も椎奈に左腕を抱き込まれてる。椎奈の体温に包まれてる左腕は抱き込まれてるのもあって胸に挟まれてる……うん、これは気持ちいい。
でもまあ、手先付近にはさっきから硬い物があたってる。このままいじめたいきもするけど、ここで下手に行動すれば他にも連鎖して大変なことになる気がする。
「なに、この酒池肉林」
「おはよー、穂純」
「ん、おはよー。朝食食べてさっさと帰るよ」
「んー」
「はーい、お・き・ろッ」
「いたッ」
穂純は私の腕を抱き込んでる椎奈のお尻をなぜかひっぱたいた。それはもういい音が鳴った。
「痛いじゃない! 起こすなら他にやりようあったでしょうに」
「このほうが手っ取り早いでしょ。さ、起きた起きた」
穂純は椎奈のお尻をひっぱたくだけひっぱたいて部屋から出て行った。ふたなりが沸いてる危険地帯だから早期撤退はいい事だと思うけど。実際今の音で寝てた子らも起きたみたいだし。
「ん、んー……ええ朝やね。このままシ始めてもええくらい」
「それやったら置いて帰るよ、明日菜ちゃん」
椎奈の抱き枕から解放されてその辺に脱ぎ散らかしてあった浴衣を着て部屋を出る。まあ、引率とかしなくても来るでしょ、たぶん。
眠気とだるさの残る体を引きずって部屋に戻って浴衣から私服に着替える。軽く寝ぐせのついた髪を直してっと。さてさて、とっとと家に帰りますか。
そういえばどこに集合とか聞いてないんだけど、とりあえず広間にでもいけばいいかな。
「お、いたいた。広間集合なんだけど……他の子らっていまどこ?」
「さあ。さっきの大広間に置いてきたし」
「……またおっぱじめてないよね?」
「知らない」
穂純が眉間にしわをよせて溜息をついてる。まあそうなるよねー、あの性欲の権化達だけでほったらかしにしたらまずかったよねー。
「見に行く?」
「嫌な予感しかしないけどね」
なんか疲れた顔してる穂純ともども乱交部屋に戻る……うん。
「案の定だったね」
「想像通りすぎなんだけど」
さっきまでいた大部屋に戻れば、脱ぎ散らかした服を着ているわけでもなく、布団を片してるわけでもなく、全員裸のまま敷いたままの布団の上でセックス継続中……。おいて帰るっていったんだけどなー。
「とりあえず一発」
「いったッ」
「あと何発ひっぱたけば物分かりがよくなるわけ? 朝一の車で帰るって昨日言ったでしょうが」
「だからってなんで私の叩くわけ? それ結構痛いんだけど」
「叩きでもしないとやめないでしょうが。由奈、あっち叩いてきて」
「はーい」
そして穂純と手分けてセックスにいそしむ子らのお尻をひっぱたくこと数分。浴衣を着させて部屋に行かせて着替えたら広間集合と言い含めたうえで。さすがに部屋で再開なんてしないでしょうと思い広間に戻る。
戻った広間には社長に彩音さんに小百合さん、夕衣ちゃんがいた。夕衣ちゃんは何やらスケッチブックに描くのが忙しいみたいだけど。まあ、描いてるものはエロイ感じの絵だと思うけど。
まあそれはそうとテーブルには穂純とか夕衣ちゃんが作ったのかサンドイッチの山。こんなん作る材料あったっけ?
「猿どもの回収は終わったか?」
「各檻に収監済み。あとはここに出てくるのを待つだけ」
社長に猿呼ばわりされるとかなんとも哀れな。まあ事実その通りで盛ってたんだから言われてもしょうがないといえばしょうがない。
これで企画は終わり。長かったような……うん、長かった。社長からはこれが終わったら夏季休暇出すっていう言質も取ってるしゆっくりしようかね。家帰ったら戦利品のナイフを収納してたまってるであろう家事を消化して紗季の相手……、なんだろうかそこだけ考えるとなんかどえらい振り戻しが帰ってきそうなんだよね。
「まあいい。とりあえず旅館の使い勝手は把握できたことだし上々だな」
「そうですね、冬季オープンにはどうにかこぎつけそうですね」
そしてなにやらお金の匂いのする話をしてる。今回こんだけ乱交やらなんやらとやらかしてるけど、冬には旅館としてオープンするらしい。事故物件とは言わないけどそれなりのいわくはついてるよね、ここ。
まあ今日でもう私関係ないしあとは社長たちで好きにやったらいいよ。なんか面倒なこと言われそうだけど全部無視だ無視。
「おはよー。あれ、サンドイッチがある」
「あら、おいしそうやね」
そしてようやくやってきた椎奈達。のそのそと入ってきた面々は気怠そうに席について船をこいでる。まあ、寝落ちしたあげく起きて早々におっぱじめたんだからそうもなるよね。
「サンドイッチは残ってた材料で使える奴全部使って作ったからこんなあるけど、あまったら持って帰れるようにするから」
やっぱりこれは穂純が作ったらしい。夕衣ちゃんもどや顔してるから夕衣ちゃんもかな? 残ってた材料全部なだけあって挟んであるものはそこそこな種類がある。スタンダードな具材から揚げ物などなど。
パンも挟むものに合わせて焼いてあったりしてるから手間はかかってると思う。というかこんな手間かかってるの朝からよく作ったよね。
席についてサンドイッチを一つ手に取って食べれば味付けもしっかりしてるしおいしい。他のメンツも寝ぼけながらもサンドイッチを食べてるけど、食べ始めだしてからはしっかり起きて食べだしてる。
「その様子だと気に入ったみたいで」
「うん、おしいよ」
「昨日暇だったからねー、材料も余ってたし残すのもあれだから仕込むだけ仕込んでたの」
「朝やったのは揚げ物げたりはさんだりとかですね。具材はもう切ってるし、和えるソースも作ってたんで作業間はすごいありましたけど」
「まあこの量だもんね」
全員が2個ずつくらい食べたのにまだそこそこに残ってる。これはお持ち帰りコースもありえるかな。
お、この卵サンドおいしい。
*** *** ***
「終わったねー」
「うん、終わった終わった」
「終わった終わった言いながら人の家でいちゃつくなよ、お前ら」
結局食べきれなかったサンドイッチを持ち帰りように包んだあと、彩音さんの運転の元参加者を送り届け、がーるは皆して社長の家に。とはいっても朝からヤってた組は空き部屋に行って寝てるけども。居間にいるのは私に穂純、社長に彩音さんと小百合さん夕衣ちゃん。
そして私と穂純はお互いもたれるようにしてソファに座ってる。夏季休暇何しようくらいにしか頭働いてない。
「あれこれあったが企画はまあこれと言って問題なく終わったな」
「材料発注しまくった分の経費を考えなければですけど」
「あれだけでも最低10万は飛んだでしょ」
「まあそれはそれだ。冬に旅館やるときの仕入先もかねていれたからな」
またお金の話してるけど、さっぱりわかんないから気にしない。くっついてる穂純の手を握ったりぐにぐにと揉んだりしながらぼーっとしてるけど、同じく暇なのか夕衣ちゃんも絵を描いてるのが見える。そもそも私らここにいる意味あるかな? もう家に帰っていいんじゃないの、これ。
「ねえ穂純」
「なぁに?」
「帰ろうか」
「そうだねー、いてもすることないし帰ろうか」
2人して帰る雰囲気を出し始めたせいか猫たちが群がってきた。最近かまってなかったせいか動きがとりずらい箇所にすり寄ったり乗ってきたりしてる。
ちょっと見ない間に大きくなってるからそこそこの重しにはなってるのがこれまた。膝の上にのってきてる母猫は香箱座りでどっしりと構えてる。飼い主は私じゃなくてそっちでなんかややこらしい話してる社長なんだけども、この猫たちの中ではいったいどういうくくりにされてるんだろうか、私。
穂純にも擦りよったり乗ったりしてるけど、この猫たちは私たちをどうしたいんだろうか。
「で、なにしてんだお前ら」
「お宅の猫たちにたかられてるんですけども」
「由奈のその猫体質はどうなってるんだ一体。まあいい、ほれ」
「なにこれ、小切手?」
「んなわけあるか、お前がくすねたステーキナイフの領収に決まってるだろ。その金額で給料から天引きしとくから持っとけ」
「うへぇ」
「それの発注が一番手間かかってんだからな、忘れるわけないだろ」
このままなかったことにしようかと思ってたのに、覚えてたか。まあ、別にいいけども。これを機に家にある包丁類の整理でもしてみようかな。20数本はあったはずだし。
「要件自体はこれ渡すので終わったから帰るのは自由だが……」
「意地でもどかないんですけど」
さっきから乗ってくる猫たちを下ろしたりしてるけど懲りずに乗ってくる。夕衣ちゃんの家に行った時もそうだけど、なんでここまで猫に好かれるのかね。
「そいつら、飼い主が誰か忘れてるんじゃないだろうな」
「その子らが社長を飼い主扱いしたのを見た覚えがないんですけども」
「由奈にやたらとなついてる印象しかないわね」
散々な言いようなんですけども。ハムスター飼ってる身としてはなんとも複雑な……猫も可愛いから好きだけどさ。
これ家に帰ってわたとめーに触って鳴かれるなんてことないよね? 猫の匂いついてるから敵認識されないよね?
「まあそいつらの事は今はいいとして、夏季休暇は4日くらいでいいか?」
「7日」
「5日」
「6日」
「……はあ、6日な」
勝った。ひとまず夏季休暇は6日獲得。さてなにしようか、何も考えずに6日確保したけど何するかなんて何も考えてない。まあどうにかなるか。
まとわりついてくる猫たちを強い意志を持って追い払ってソファから立ち上がる。
「じゃ、帰ろうか」
「ただいまー」
「おかえりー、仕事終わったの?」
「終わったよー、しばらくセックスはいいかなーってくらいにしてきた」
タクシーに乗って由奈の家に帰ればお姉ちゃん大好きっ子の紗季のお出迎え。クロップド丈のキャミにミニスカという完全な家着。特に運動とかはしてない……うん、運動? はしてないらしいけどほっそりとしたウエストにすらっとしたほどよい肉付の脚。うん、改めて見ても由奈とよくにたスタイルをしてる。
でもまあ、
「彼女の目の前で妹に発情しかけないで欲しいんだけど」
「エロい格好してる紗季が悪い」
妹の事となるととたんに頭悪くなるからね、この子。
「だって暑いんだもん。それより欲情しかけないでしきってもよかったのに。予定何もないから何時間でもシていいのに」
「……」
「心揺らがないの。家帰ったら寝るとか言ってたでしょうが」
「え、だって妹にベッド誘われたら行くしないでしょ?」
「ちょっと前まで妹相手にどうとかって渋ってたのはどこの誰よ……」
「そんな時もあったねー。今は違うけどさ」
「ほら、行こ?」
「うん行くー」
妹に対しての甘すぎでしょ。行くって言った直後に手を繋いで2階に向かいだしてるし。目の前に彼女いるんですけも?
「これって浮気? それとも火遊び?」
「それ意味両方同じだよね? シない感じで言ってるけど穂純もするんだよね?」
振り返った由奈がさも当然のように言ってくる。いや、するけど。何なら紗季を失神させて由奈を独占しようとか思ってますけど?
階段を上がって部屋につくなり紗季はベッドに由奈を押し倒してその上に乗ると特に抵抗らしい抵抗も見せない由奈にキスしてる。いや、無抵抗すぎるでしょ。
貪るように由奈にキスをしてる無防備な紗季。その後ろから近付いてショーツ越しに秘裂を撫でる。
「ん、ぅっ」
このくらいの刺激じゃ反応はそこまでないか。確かこのあたりに置いてたはず……あった。
見つけたローターを再度秘裂にあてがって電源をいれる。
「んんッ、ぁ、ふぁあっ」
「ん、いい声」
今度はちゃんと反応があった。キスどころじゃなくなった紗季は由奈の首筋に顔をうずめていい声で啼いてる。
由奈も由奈でキャミの裾から手を入れてブラのホックを外して脱がしにかかってる。自分の首筋に顔をうずめてる紗季の体を無理やり起こすとブラごとキャミを脱がせて悪い笑みを浮かべて紗季の顔を見てる。
あれ絶対感じてる紗季の顔見て悦に浸ってるわ。ローターをクリに当ててさっきよりも感じさせたらうっとりした感じで見入ってるし。
「ゃ、だっほず、みじゃなくて、おねえ、ちゃんとイくのッふぁっああッ」
「いいよー、穂純。そのまま逝かせちゃえ」
「りょうかーい」
ローターの強さを強にすれば馬乗りになっていた体を由奈に密着、バックでお尻を突き上げてるような恰好に。腰をビクつかせながら悶えてる紗季のクリにローターを当て続ける。
愛液で濡れそぼってる秘部は紗季が悶えて喘ぐたびに量を増すように溢れてきてる。このまま逝かせようかとも思ったけど、やめた。
「ぅぁ、ふ、ぁ……ぇ?」
「これだけ濡れてるし指も簡単に入るでしょ」
「ぇ? ふぁあッ」
ローターをやめて濡れそぼった秘部に指をあてがってナカに2本うずめていく。ひくついて指を締めてくる膣肉を感じながら奥へと。
指をまげて紗季のイイ所を探って……ここかな。
「ぁぁあっそ、こいじっちゃ、だ、めッや、ぁあっ」
「やーだ。潮吹きながら逝っちゃえ」
イイ所は見つかったから後はそこを責めていく。指の腹で擦るようにナカで動かせばきゅぅと締め付けてくるけど、それを押し開くように指を動かしていく。くちゅぐちゅといやらしい音と紗季の喘ぎ声を聞きながらひたすらに。
「ゃ、だ、ぃっちゃ、ふ、ぁぁあッッ」
「もう、そんなに潮吹いちゃうくらい気持ちよかったの?」
「ふ、ぁ、だって」
由奈が悪い笑みを浮かべながらそんなことを言ってる。妹をいじめるのが楽しのか、それとも紗季の表情を見て楽しんでるのか。んー、これは両方かな?
紗季の体を横に転がせば脱力して仰向けになって息を荒げてる。体が自由になった由奈は紗季がまだはいてるスカートとショーツを脱がしてる。
脱がし終えると今度は自分の着てる服を全部脱いでディルドを持ってくるとそれを躊躇なく紗季のナカに入れた。
「っふ、ぁ、んッ、まだ、いったばっか、りだからっ」
「穂純には逝かせてもらったんでしょ?」
ディルドの電源を入れて動かしてる由奈は実に楽しそうにしてる。そういう私も服を脱いで先にそばに行く。
「ふぁ、あっい、じめちゃや、だッ、ぅんッぁあ」
「大好きなお姉ちゃんにいじめられてるのに嫌なの?」
快楽に由奈がディルドを動かすたびに気持ちよさそうに表情を変えてる紗季の顔を手で包みながら聞いてみれば一瞬目を見開いたけど抵抗らしい抵抗はない。
「逝きたい?」
「ふ、ぁ、ぉ、ねえちゃん?」
「逝きたいくないの?」
「……ぃきたい」
「ん、よく言えました」
ゆっくりと動かしていたディルドを激しく動かし始めた由奈はそれはもう楽しそうな表情をしてる。我が彼女ながらこんないじめっ子だったか悩み所だけど。
「ふぁ、ぁぁっはげしッゃ、ぁああッ」
「逝っちゃった……そんな激しかった?」
「あんだけ煽ってやってればそうもなるでしょうよ」
紗季のナカからディルドを抜いて不思議そうな顔をしてる由奈。ああ、これはあれか。ランナーズハイみたいになってテンションおかしくなってるパターンかな? 旅館から帰ってきてからなんか変なテンションだったし。
くったりと虚脱してる紗季は置いといて、由奈の体を抱きしめてベッドに横になる。抱きしめただけで顔を赤らめて処女みたいな反応しだしてるからやっぱテンションおかしいんだろうな、この子は。
「ん……好きにしていいよ?」
「じゃあこのまま安眠抱き枕になってもらおうかな」
プチ企画とかには参加してなかったとはいえ疲れがたまってるせいか今はとりあえず寝たい。雰囲気読んで服とか脱いでるけどひとまず寝たい。
「……シないの?」
「シない。寝て起きてそれから考える」
由奈の顔を胸にうずめて寝るのを確認してから私も寝よう。先に寝たら寝てる間になんかされそうだし。
とりあえず3日間お疲れ様。起きて頭がまともに動いてたらその時はシよっか。