「綺麗にしてきたよーっと」
ベッドの上でまどろんでいたら鏡香が戻ってきた。
「もしかしてイったばっかり?」
「ちょっと前にイったばっかり」
「えー……じゃあその間由奈がシてよ」
「そのくらい待ちなさいよ」
茉莉はまだ息も整ってないし刺激にも敏感だから鏡香と今シた所ですぐにイくと思う。それなのに茉莉が正常になるまでの間にシようとか言ってきた……。
「ずっと待ちぼうけなんだけど。口でもいいからー」
「自分でシたらいいでしょ」
「なんでセックスできる環境下で一人でシなきゃいけないのよ」
「もう……ねえ茉莉、シてみる?」
「なにをですか?」
「鏡香のアレを口でイかせる」
「……くちで?」
体が弛緩したからなのかどこか舌足らずな茉莉。反応もなんか変だし。
「うん。口でくわえてイかせるの」
「え、何々? 茉莉ちゃんしてくれるの?」
「どうする? やってみる?」
「……」
茉莉はこくりとうなずいて鏡香もベッドに横になった。
弛緩して力の入らない体を動かして茉莉の脚に割って入ると、おずおずと言った感じで鏡香のアレを手に持って口にくわえた。
なんだろ、思考回路もふやけてるのかな……すんなりやってるし。
「んっ……うん、そのままアイス食べるみたいにシて」
口に鏡香のアレを含んだまま出し入れしたりを強弱をつけながらやってる。なんか初めてする割にはうまいことやってる。アイスの食べ方が普段からこんなんなのかな。
鏡香の方も声漏らしてるし。
「ねえ、由奈? この子こういう事初めてなのよね?」
「うん、だとおもうけど」
「すごいうまいんだけど。今日、本気出してやっていい?」
「別にいいけど、あんま変なプレイしないでよ?」
「しないって。あれこれ体位はかえると思うけどッ、もう、ほんとうますぎ……イきそう」
茉莉はねっとりとアレを口にくわえたまま、アイスを食べるみたいに責めてる。思いのほか鏡香のツボをついたのかそろそろイきそうらしいし。
「こぼしてもいいから頑張って飲んでねッ、んぅぁ」
「ッ!?」
鏡香の体がビクつくようにはねたと思ったら、茉莉の方は口の奥に大量に出された精液に驚いたのか一瞬怯んでからゆっくりと精液を飲み下していった。
それでもやっぱ全部は無理らしく、口元からいやらしく精液がこぼれてる。
「イっちゃった……ねえ、そろそろいい? スイッチはいっちゃった」
「ケホケホ……」
「じゃあ私社長の部屋で寝てるから」
「え? 3人でシないの?」
「するわけないでしょ。それ以前に鏡香とシたことなんてないし」
「つれないなぁ……。まあいいや、お風呂にお湯張っといたから寝るなら入っておいで」
「んー。あんまり無理させないでね」
「この子にもよるかな。相性よかったらやめらんないかも」
なんかヤバそうな感じだけど、まあ処女喪失したばっかりの子相手にそこまでしないでしょ。
シーツを体に巻きつけて部屋を出ようとしたらシーツを掴まれた。もう、だからシないって……。
「茉莉?」
「どこいくんですか?」
「寝てくるの。鏡香と楽しんで」
シーツを掴む茉莉の手を離して部屋を出る。さて、お風呂にでも入ってゆっくりと寝ますかね。ナカにたんまり出されるのかなぁ。
脱衣所でシーツを脱ぎ棄てて浴室に入ると鏡香の言った通り、バスタブにはほどよい感じにお湯が張ってあった。
緩慢な動きで髪とか体を洗ってお湯につかる……んー、気持いい。
「にしても、予定繰り上げて鏡香を送ってくるとか何かんがえてんだろ。茉莉の事、短期で仕込んで顧客取らせる気かな……」
私の時は……コールがあった時に「新人はいったんですけどどうですか~」って言って指名が入ったところに行ったっけ。
茉莉もその方式でやるのかな。
ぼーっとお湯につかりながらそんな事を考えていると、誰かが浴室に入ってきた。
「茉莉?」
「残念、私です」
「なんで彩音さん? 社長と仕事に行ったんじゃないんですか?」
「事務所に同行しただけですから。今日はもう非番です」
「じゃあ非番の彩音さんがなんでお風呂に入ってくるの?」
「仕事終わりに汗を流してはおかしいですか?」
「まあ……おかしくないですね」
そもそも彩音さんはこの家に住み込みだし、別におかしくはない。それに事務所って言ってもマンションの一室を借りてるだけだし、そこに行ったんなら大した用事でもないはずなんだけど……。
「ねえ彩音さん。社長とはシたの?」
「するわけないじゃないですか。絶倫相手にこんな早くに帰ってこれるわけないじゃないですか」
「じゃあ発情したまま置いて来たんですか」
「自慰でもしてるんじゃないですか、どうせ」
彩音さんはそういいながらてきぱきと髪と体を洗うと湯船に入ってきた。無駄に広いから2人はいってもまだゆとりがある。
「茉莉の事、何か聞いてます?」
「久々の新人ですからね、由奈さんを教育につけるくらい」
「……なんか過大評価されてません? それ」
「ばらしてしまうとパワーバランスで言えば4番目ですから、由奈さん」
「……はい?」
「社長、私、事務員の方々、由奈さんの順ですね。よかったですね、ガール達の頂点ですよ」
「初めて聞いたんですけど、それ」
「ええ、初めて言いましたから」
何事もないように言ってるけど、そこそこに大ごとだと思うのは気のせいだろうか。そんな高い位置にいるとか冗談でしょ? 勤続年数で言えばそんなに長くないのに。
「それと、茉莉さんの件ですが由奈の顧客の小由利さんからコールが入ってるので一緒に同伴してもらおうかと」
「同伴? というかコール入ってたんだ」
「小由利さんからの許可ももらってますので明日の夕方6時に」
「また性急ね……だから鏡香までよこしてきたのか。でも、ふたなりが相手じゃないのになんで鏡香?」
「性欲が強いからじゃないですか? 慣らしにはもってこいですし」
「慣らしか……彩音さんって事務専でしたっけ」
「指名が入れば出向きますけども、それが?」
指名って……入ってるとこ見たことないんだけど。
「指名、入った事ってあります?」
「今のところはないですね。どちらかと言えば社長の相手の方が多いですかね」
「大変ですね……絶倫相手に」
「普通の相手なら今頃子沢山です」
子供か……。んー……。
気持いいの好きだし、まだ当分いいかな。ふたなりの子とシてもデきないし。でも椎奈は濃い方って言ってたから危険日狙ってシたら行けるかな?
ぼんやりとそんな事を考えながら湯船からあがって髪とか体を乾かして、脱衣所に置いてあるバスルーブを着て寝室に向かう。
この家、無駄に広いから空いてる部屋はそこそこにあるし部屋にかくことはない。
のんびりと鏡香の様子でも見ようかどうしようかと思っていたら誰かに手をひかれた。ん?
「彩音さん?」
「抱き枕くらいにはなってもらいますよ」
何故か抱き枕にされるらしい。
彩音さんに手をひかれて行っ先は、彩音さんが間借りしてる一室。シンプルな物の配置とシックにまとめられた色合いの部屋。
部屋の雰囲気とは違って甘いにおいがする部屋の壁際にあるベッドに連れていかれ、何故かバスローブを脱がされベッドに連れ込まれた。
あわよくばとかの展開なのかな、これは。
軽く身構えていたら宣言通り、抱き枕にされるらしく抱きしめられた。脚も絡められてすべすべした彩音さんの脚の感触がダイレクトに伝わってくる。
「私、抱き枕にして寝れます?」
「幸いにも柔らかい大きなクッションがついてますから、十分です」
大きいですけど、クッション扱いとか酷くないですかそれ。
もぞもぞと私の体を抱き直しながらしばらくして彩音さんの寝息が聞こえ出した。ほんとに寝れたんだね。
「まあいいや、私も寝よ」
寝息を立てる彩音さんに抱かれながら寝る事にした。もともと寝るつもりだったし。