がっこうぐらし with ローンワンダラー R-18エピソード集 作:ナツイロ
深く交じり合ったベッドの上で、胡桃の知的好奇心の探求は続いていた。
とはいっても、探求の手は亜森の上体を恐る恐る触れてはなぞる程度のもので、彼からすれば多少の気恥ずかしさとくすぐったさを覚えるぐらいだ。
亜森の前でベッドにペタンと座り込んでいる胡桃は、徐に亜森の方へと身体を寄せ、胡坐をかく彼の両膝に手を乗せた。
それを支えに胡桃の上体は更に寄せられ、すぅっと瞼を閉じ唇を小さく突き出して見せる。
意図を察した亜森も、胡桃の肩に両手を添えて、彼女の可愛らしい唇に自身のそれを合わせた。
触れるだけのキスを何度か交わすと、口唇を食むような仕草が加わり始める。
自然と頬が持ち上がり、触れ合う度に笑みが彩られていく。
柔らかな感触を通して熱が伝わって、呼吸にも熱さが混じる。
「ん……むぅ、はぁ。ふふふっ」
「おかしな事でもあったか?」
「んーん、何でもない。……ねぇ、続きしよ?」
そう言って、胡桃は膝に添えていた両手を亜森の肩へと移し、身体をにじり寄らせ、素肌をピッタリと触れ合わせた。
寄り掛かられた亜森も、手を彼女の背中に回しそっと支えるように撫でまわす。
いつもより少しばかり目線が上の胡桃は、普段とは逆に口付けを亜森へと降らせる。
薄く開いた唇から、熱い舌先が差し出される。
ざらついた舌をお互いにこすり合わせ、唾液を絡め取るように蠢き続け、忘れた頃に呼吸を求める。
粘ついた唾液が口元で白く泡めく。
それすらも惜しいと言わんばかりに舌がこすり取り、大きく開いた口を重ね合わせ、互いの口内粘膜を愛撫していった。
ジュルジュルと混じり合った粘液が吸われ、ジュプリと口元から空気が漏れ出る。
胡桃の両手は亜森の後頭部へと伸び、指は髪に埋もれさせ、より自分に引き付けんと胡桃自身も気付かないうちに力がこもる。
胡桃が口付けの合間に薄目を開けると、同じように薄目を開けていた亜森と視線が交わった。
奇妙な同調に、口元が自然と緩む。
「んっ、はぁ……。えへへ」
「ふぅ、どうしたんだ?」
「ツバ、飲んじゃったね」
「あぁ、すっげぇエロい」
再び口元を寄せ、口戯に没頭する胡桃。
その様子を感じ取りながら、亜森の右手は撫で回していた胡桃の艶やかな背中を離れ、彼女の柔らかくも張りのある魅惑の塊へと伸ばされていく。
胡桃の左乳房に押し当てた掌で、ゆっくりと丹念に揉み込む。
その手の動きに呼応するように、胡桃の喉からは悩ましい喘ぎ声が重ね合わせた口元を通して亜森へと伝わっていた。
胡桃の眉尻がとろんと垂れ下がり、切なげな視線がその開けられた薄目から送られる。
亜森の唇が胡桃のそれからゆったりと離れ、混じり合った唾液の雫を伸ばしながら彼女の頬、顎、耳元へと移る頃には、左手も彼女の胸に伸ばされ、滾る欲望のままにその柔らかな女性のシンボルを求めていた。
亜森の頭を引き寄せていた手に、力が籠もる。
その男の荒々しい指先が胡桃の乳房を丹念に絞り上げ、桜色に色づいた先端を口に含ませ転がしはじめる頃には、狂おしいほどに甘く蕩けそうなまでの淫靡な調べが、か細い声となって胡桃の喉を震わせた。
下唇を噛みしめ、漏れ出る女の淫らな色香あふれる声を必死にこらえようとするも、亜森の執拗なまでに繰り出される愛撫の前に、胡桃は為す術もなく陥落していった。
いや、抵抗する意思など元から無かったのだ。
亜森の愛撫に合わせて身体を少し浮かせた胡桃は、そのピッタリと張り付いた下腹を、無意識の内に亜森の身体に執拗に擦りつけていた。
赤く充血した淫裂からはねとついた分泌液が後を絶たず滲み出し、愛液に塗れた陰毛は刷毛のような動きをみせ、あたかも野生動物がマーキングを施して自分の所有物だと言わんばかりに、亜森の素肌に滲む汗と交わらせ続ける。
むわっとむせ返るような淫香が、二人の身体を包み込む。
汗が、唾液が、体液が、まるで接着剤の役目を果たすかのごとく、二人を頑なに繋ぎ留めた。
口元を薄紅色の尖りに押し当てたまま、亜森は擦り寄せられる胡桃の身体を抱き寄せるように両腕を背中に回し、汗の滲む艶やかな肌を撫でつける。
その薄皮一枚を隔てた内側に内包されたしなやかな肉体を、手のひら全体を通して堪能していく。
胡桃が身をくねらせる度に蠢く筋肉が、手に取るように伝わってくる。
撫で付ける手のひらがウエストのくびれを通り過ぎ、彼女の小振りな桃尻をさすり始める頃には、胡桃は乱れた呼吸を整えようと一旦動きを止めた。
「はぁっはぁっ……っン、っはぁ」
亜森の顔を両手で包み込み、熱のこもる視線を投げかける。
荒い吐息が互いの鼻先で混じり合い、瞳と唇を目線が行ったり来たり。
口角は薄く持ち上がり、自然と笑顔を形作る。
どこを触っているのかと、少しばかり咎めるような目つきで亜森を見下ろすが、イタズラは終わらないぞと言わんばかりに亜森の手は止まることなく、柔らかな臀部を揉み込んだままだった。
「そんなに……っあ、はぁっ……あたしのお尻、好きなわけ?」
「胡桃の身体はどんなところでも好きだよ」
「んもぉ……スケベ」
「胡桃だって……またこんなに濡れて」
「っンンぅ、だってぇ……」
まろやかな桃の谷間に指先を滑り込ませ、胡桃の会陰からその濡れそぼった淫裂に中指を添わせた。
ヌルリとした感触が、指先を通して伝わってくる。
指に纏わせた粘液を陰唇に擦り込むように擦り付け、濡れ光る花弁を大きく開かせる。
「はっ……はあぁ、ンっ」
亜森の首に絡めた腕をそのままに、胡桃の艶めいた喘ぎ声が亜森の耳元で奏でられ、次第に指の動きもいやらしさを増していった。
探り当てた膣口に、中指をゆっくりと侵入させていく。
亜森はキュッとすぼまる入り口を解きほぐしながら、蕾の甘襞の感触に酔いしれる。
甘く痺れる官能の疼きに胡桃の腰がうねるものの、ひしと抱きとめられた亜森の腕に固定され、その無骨な指に蹂躙されるがままになっていた。
「胡桃の膣内……熱くてヌルっとしてる」
「ンっ、あぁ。だって……気持ちいい……からぁ」
「こことか?」
「ああ、そこぉッ……だめぇ!」
突き入れた指先をぐっと曲げ、ざらついた天井をそっと揉み込むように掻く。
一瞬跳ねる胡桃の腰が亜森の身体へと強く押しつけられ、その表情は苦悶の形を彩り、薄く開いた唇からは零れ出る 甘ったるい吐息を我慢するかのように食いしばる歯列が見え隠れする。
その細かく震える唇に、亜森はむしゃぶりついた。
理性が痺れるような濃厚な口づけ。
淫靡な刺激が、胡桃の肉体を狂おしげにうねらせ、それがまた亜森の理性を削り取る。
ざらつく舌がねっとりとした口内粘膜を何度もなぶり合い、ピチャクチャと口淫液を混じり合わせた。
熱を持った吐息がぶつかり、二人の口角を泡で濡らす。
「胡桃、んむ……」
「んく……ぷは、はぁはぁ」
「舌、出して」
「──んぁ」
唾液の絡まる舌先を互いに突付け合わせ、熱く滾る吐息を感じ合う。
踊り混じり合う舌を堪能する亜森の唇が、胡桃のそれに再び到達するのは時間の問題だった。
しっとりと潤んだ唇は、実に甘く柔らかい。
亜森の首に絡まる胡桃の腕に力が籠もり、離すまいと口元を押し付けた。
啜る唾液を嚥下する度に喉がコクンと脈動し、妖しく蠢く指先が胡桃の蜜壺を掻き回せば陰唇がひくつき、ねとつく愛液が糸を引いて垂れ落ちる。
それは熱く肥大化した男根にも滴り落ち、赤黒くテカらせた。
「んんんッ、ああ!」
ふやけるほどに濡れそぼる淫裂を掻き分け、まとわりつく甘襞を蹂躙する指先が一際激しくピストン運動を繰り返すと、胡桃の身体はその背筋を走り抜ける電流に支配され、たまらず唇を離し蕩けきった雌の嬌声がそのか細い喉から放たれる。
仰け反りそうになる胡桃の身体をグッと片腕で引き寄せ、眼前に曝け出された薄紅色に染まる首筋に顔を埋めた。
浮き出る甘い汗に舌を這わせ、啜り上げた。
濃密な色香が亜森の理性を痺れさせる。
「あっはあっ! ああッ!!」
一度迎えた絶頂のあとも、胡桃の艶めかしい肉体に取りつかれたように亜森の執拗な愛撫が繰り返された。
止まらない愛欲の刺激に、胡桃の意識は煮えたぎる快美感に染め上げられ、弾ける火花のように四肢が震え、悶え、叫んだ。
振り乱した黒髪が、汗でベタつく二人の肌に貼り付き、更に乱れていく。
「はああッ! ──!!」
それでも亜森の滾る欲望は収まらず、腕の中で淫欲に乱れる胡桃を愛撫し続け、一際激しく腰を震わせた胡桃は声にならない咆哮を発したかと思うと、食らいつくように亜森の身体を抱き寄せ、おびただしい蜜が吹き出した。
引き締まった小ぶりな臀部が震える度に、二人の下腹部を濡らしてシーツのシミを広げている。
分泌液でふやける指をぷっくりと充血し膨らんだ花弁の奥からヌルリと引き抜いて、小刻みに震える背中に回し、そっと抱きしめる。
恍惚感に浸る胡桃の顔に唇を寄せ、涙の筋に這わせた。
荒く息づく胡桃の肩が、喘ぐ度に膨らんでは沈んでいく。
亜森の肩に顎を乗せ、心地よい余韻にまどろむ胡桃は全身の力を抜いてしなだれかかった。
柔らかくもしなやかな身体を抱きとめたまま、亜森はゆっくりと背中からベッドに横たわる。
胡桃の息遣いを感じ取りつつ、彼女の髪をすくように撫で付け、掌で優しく包み込んだ。
「ん、それ気持ちいい……」
全身の体重を亜森に預け、胡桃はもぞもぞと身体をずらし、顔を汗の滲む胸元に寄せた。
ドクンと脈打つ心音が、胡桃の耳を打つ。
へにゃりと笑みを浮かべ、きゅっと四肢に力を込め亜森の身体にしがみつき、彼に撫でられるがまま微睡んだ。
「また、イかされちゃった……」
「凄く色っぽくてムラムラしてた」
「知ってるよ……ずっと熱くて硬いのが、お尻に触ってたもん」
「俺のきかん坊がすまない」
軽口で返す亜森と視線を交わし、クツクツと喉を鳴らす。
そして、亜森の腰に跨がり割り開いていた下肢を閉じると、硬く屹立した肉槍を薄く脂肪が肉づいた内腿で挟み込んだ。
愛液と吹き出た潮に塗れ、亜森自身のカウパー腺液すら混じり合った体液が潤滑剤となり、内腿とマシュマロのような尻朶、淫らに濡れ光る淫裂に妖しく揉み込まれていく。
甘く蕩ける疼きが、亜森の怒張を刺激する。
胡桃の動きはじれったくなるほどゆったりとしたものだったが、亜森はされるがままに任せていた。
「ん……ふう、……どんな感じ? 気持ちいい?」
「あぁ……んぉっ、どこでこんなの……覚えてくるんだ?」
「えっちなビデオやマンガを見てるのは、あっはあぁ……男子だけじゃないもんね。ンッ」
「言えてるな」
膝頭をもじもじと擦り合わせ、亜森の男根を愛撫し続ける胡桃。
胸元に寄せていた顔を少しばかりずらし、首筋に浮かぶ汗に胡桃はざらつく舌を這わせて口に含んだ。
(しょっぱい……それに)
熱気すら感じる空気を吸い込み、鼻腔と肺一杯に男の匂いを嗅ぎ取った。
(アモの匂い……頭がクラクラしちゃう)
脳裏でそのようなことを考えながら、胡桃の唇は無意識に亜森の汗で湿った肌にキスを降らせ、何度も何度も舌を這わせていった。
むず痒い感触に亜森も身を捩ろうとするものの、意外にしっかりと胡桃によって固められており、動くなと言わんばかりの、いたずら心の混じる胡桃の視線に咎められ、観念するのだった。
「胡桃……」
「んぁ──、なぁに?」
胡桃によって全身を擦り付けられるような愛撫を受けていた亜森は、徐々に積み重なってきた快美感を感じて、たまらず彼女の名を呼んだ。
首をかしげて上目遣いに見上げてくる胡桃。
桜色のぷるんとした唇をなめ上げ、指を絡め合わせてくる胡桃の妖艶とも言えるその姿は、亜森の雄の本能をしきりに責めたてる。
「もう我慢出来ない」
「挿れたい?」
胡桃の分かりきった問いかけに、小さく頷くことで答えた。
その返答にニンマリとした笑みを返すと、身体を預けていた胡桃は少しばかりずり上がり顔を近寄らせ、そっと唇を重ねた。
「じゃあ、次はあたしが上になってあげる。ゴムは?」
「こっちにあるよ」
上体を起こし亜森の腹の上で跨るように腰を下ろす胡桃は、ベッドの上を見渡し避妊具を探す。
手渡された銀色のパッケージを口に加えると、胡桃は亜森の肩に両手を置いて密着した恥部を擦り付けるように押しずらした。
抑え込まれた肉棒が胡桃の会陰から淫裂を通り過ぎ、妖しく濡れ光りながらビクンと跳ね上がった。
反り返った男根が勢いそのままの反動で、胡桃の下腹を打ち付ける。
逞しい太腿に跨った胡桃は、眼下で屹立したそれを視界に入れ、熱した焼きごてのような欲望の塊にそっと手を触れた。
(熱い……それにビクビクして、ぬるぬるしてる。こんなに大っきいのに全部入っちゃうんだから、不思議だなぁ)
濡れた掌をシーツで拭うと、ビリッと封を切ったパッケージから薄くピンク色のラテックスを取り出す。
若干の潤滑剤でヌメるそれを指先に持つと、しげしげと観察した。
「着け方わかるか?」
「さっき見てたし、多分いける」
「先っぽにかぶせたら指で潰して空気を──」
「こう?」
「そうそう。で、後は根本までクルクルと」
「クルッと……、出来た」
ピタリと張り付いた薄膜の下では、張り詰めたように男根が収められた。
「うん、初めてにしては上手くいったんじゃないの?」
「次からは胡桃にしてもらおうかな」
「こら、楽するんじゃない」
「へへっ、冗談だよ」
ひとしきり冗談を言い合った後は、亜森が思い出したかのようにベッドに散らばるコンドームの中から、小分けされたローションを掴み取って胡桃に手渡した。
「これは?」
「多分、試供品か何かのローション。胡桃、初めてのときヒリヒリして痛いって言ってたろ?」
「それは、あたしが初めてなのにアモが暴走して、散々えっちなことしてきたからでしょうが」
「その件については誠に申し訳なく……」
「じゃあ今日は?」
「暴走します」
「こらっ」
悪びれない亜森を余所に、胡桃は渡されたローションをそっと怒張に垂らす。
糸を引いて落ちるそれは、男の切っ先に触れるとねっとりとした速度で滴っていく。
全てのローションを絞り出した胡桃は、屹立した肉槍に手を触れ、満遍なく塗りたくっていき、自身の掌に付着したそれをじっと見ると、自分の下腹部に視線を移し秘蜜で濡れる縦割れに押し当てた。
たまらず漏れ出る吐息に、色香が混じる。
紅色の真珠に優しく塗り込み、淫裂を入念にコーティングする。
粘液にまみれた指を、襞が蠢く膣内に挿入した。
形の整った眉が歪み、唇が一文字に結ばれる。
「俺もそれ、やってもいい?」
「んぅ……ダメ、さっき散々弄ったでしょ?」
「残念だ……」
太腿に跨る胡桃の膝頭をそっと撫で付けていた亜森は、本当に残念そうな顔をして悔しがる。
そんな亜森を無視して、胡桃は潤滑剤を刷り込む手淫を止め、ベッドに膝立ちになり身体を持ち上げた。
片膝立ちで体重を支えると、右手で妖しく濡れ光る淫裂をパクリと押し開き、左手は亜森の反り立つ陰茎に添える。
鮮やかなサーモンピンクの秘粘膜が曝け出され、ゆっくりと収縮するイソギンチャクを思わせる襞襞が小さく開いた膣口より見え隠れしていた。
その淫らで淫靡な姿をまじまじと見つめる亜森の視線を感じたのか、胡桃は今更になって羞恥心にくすぐられ、唇を尖らせて彼の隠そうともしないいやらしい目つきを咎めた。
「ちょっと、そんな風に見ないのっ」
「かぶりつきで見ていいか?」
「だーめ」
食い下がろうとする亜森に無視を決め込んだ胡桃は、屹立した男根を自身の蜜壺の入り口へと導いた。
切っ先に膣口を押し広げられていく感触を覚え、胡桃の身体は反射的に力が籠もり、きゅっと膣粘膜を収縮させるも、 潤滑剤によって引っかかりを覚えることなく埋没していく。
「んっはあ……全部、入った……?」
「あと少し」
匂い立つような喘ぎ声を奏でる胡桃のなだらかな腰元に、亜森は両手をそろりと伸ばしガッチリと掴む。
その吸い付くような柔肌を楽しむ時間も惜しむように、胡桃の身体を一気にずり落とした。
ローションはその性能を十二分に発揮したようで、何の抵抗もなく肉杭が竪穴に打ち込まれ、雄の肉欲によってパンパンに膨らんだ亀頭に胡桃の深奥は強かにノックされた。
胡桃の膣粘膜が一気に収縮し、亜森の剛直を蕩けるような肉質で締め上げる。
たまらず亜森の口からも、うめき声が漏れ出す。
それほどまでに、胡桃の秘肉は具合が良すぎた。
この瞬間さえも、男の精を搾り取ろうと肉茎を蠢く粘膜が包み揉み込んでいく。
それもそのはずで、胡桃の腰は無意識の内に小さく前後動しており、クチュクチュと淫らな水音を交接した隙間から発していた。
「はぁはぁ……ンッ、動いちゃ……だめだってばぁ──ああっ」
「俺じゃないぞ。胡桃が思う通りに動いてみて」
「ふうっ、ンッ」
胡桃は震える声で頷くと、両手を亜森の腹部に載せて体重を預け、官能の疼きで痺れつつある腰を揺すりたて始めた。
前後左右にスライドさせては角度をつけた肉竿の感触に酔いしれ、ぐるりと腰をくねらせては弾力に富んだ肉壁を掻き乱す。
「うっくぅッ、んあ、ンッ!」
悩ましい嬌声をひとしきり発した胡桃は、特に具合の良い箇所を見つけたのか、会陰にグッと力を込めて尻肉を引き締め、亜森の恥骨に肉芽を擦り付けるように腰を前後動させた。
鼠径部が小刻みにヒクヒクと震え、内腿の筋肉が張り詰めるのが亜森からもよく見えた。
プックリと自己主張する充血した陰核がローションと滲み出る愛液の膜に覆われ、亜森の陰毛に包まれながら擦り付けられる。
亜森の手が自然と胡桃の手を取り、指を絡ませていく。
両手で胡桃を支え、亜森の腰がほぼ無意識な中、力強く突き上げられた。
「んんあッ! はあっああッ!?」
突然の衝撃が胡桃の身体を弾ませ、柔らかな双丘が跳ね回る。
もう、二人に言葉はなかった。
亜森の突き上げに合わせて、胡桃もリズムよく跳ねる。
ベッドが小刻みに軋み、マットレスのスプリングが力を増幅させ、一瞬浮いた胡桃の尻朶が亜森の身体に打ち付けられ、肉を叩く音が室内に響く。
繰り返し突き出される硬直に纏わりついた秘粘膜が、出し入れの度にめくれ上がり差し戻される。
二人の意識は、こみ上げてくる快楽の渦に取り憑かれていた。
「ああっだめ、ちからっあぁ、入らぁっなぃ──」
身体を支えきれなくなった胡桃が亜森に倒れ込むも、亜森の肩をギュッと握りしめ反動でずり上がらないように堪える。
亜森はゆるく伸ばしていた膝をたたみ、両手は胡桃の魅惑の桃尻を鷲掴みにして恥部をさらけ出すように割り開いた。
薄いピンクに彩ろられたすぼまりは広がりをみせ、男の象徴を咥え込む淫猥な花弁から、白く濁った蜜液が泡を吹いて垂れ落ちていた。
亜森は大腿に力を蓄えると、休むことなく速度を上げて胡桃の再奥を突き破らんと抽送を続けた。
今にも埒を開けようとする射精感が、亜森の腰を支配し始めた。
それは胡桃も同じようなもので、今にも意識が白く弾けそうな感覚に陥っていた。
突き上げられる度に、快楽の波がドッと押し寄せる。
もう何度目か分からないほどに、胡桃の身体は如実に反応を示し、収縮を繰り返していた膣洞が一気に膨らんで密着していた男根を吸引、先端を子宮口へと誘った。
子孫を残そうとする、遺伝子に刻まれた本能の為せる技だった。
亜森の肩を握りしめていた指に力がこもり、指先が皮膚に突き立てられる。
胡桃の肉体が、番いの精、全てを受け入れようと亜森の身体を離すまいと動いていた。
咽び泣くような甲高い奇妙な嬌声が、薄紅色に上気した喉より発せられ、亜森の耳を叩き続ける。
もはや、胡桃は自分の意志で肉体をコントロールできないまでに快美感に犯され、全身に電流が走ったかのように小刻みに痙攣した。
普段の彼女からは想像がつかないほどに黒髪を振り乱し、半狂乱状態の痴態を見せつけていた。
「んんっ、あっはあ! あっあっンッ! もうっだめぇ、またっイクぅ!?」
「俺もっ、出そうだっ……!!」
必死に歯を食いしばり亜森は力の限りを尽くして、一際大きくカリ首が覗けるまで陰茎を抜き出すと、雄の欲望によってパンパンに膨れあがった凶悪な逸物が、胡桃の秘粘膜を掻き分け彼女の聖域の城門に突き立てられた。
その瞬間、声にならない咆哮を放ったかと思うと、亜森の睾丸は釣り上がり堰を切ったように白濁液が尿道を駆け抜け、煮えたぎる欲望の塊が勢いよく噴射した。
ただの獣と化した亜森は、痙攣が続く胡桃の腰に手を回し動き出さないよう抱え込むと、自身の激しく震える腰を二度三度と打ち据える。
亜森自身も呆れ返るほどに律動を繰り返し、脈打つ男根は胡桃の奥深くにおびただしい精を果てきるまで放ち続けた。
深く混じり合った二人は、火照る身体をそのままに体液にまみれた状態で横になって荒い呼吸を整えていた。
亜森がそっと顔を傾けると、うつ伏せで絶頂の余韻に浸る胡桃が見えた。
下肢が力なく割開かれ、濡れそぼる淫裂からは濁る蜜液が滴り、シーツには新たな小さいシミが形作られていく。
瞼は薄く閉じられ、体の芯が蕩けるような満足感に酔いしれる表情をしているが、両肩が大きく上下し口元はパクパクと開かれて新鮮な空気を肺に取り込もうとしていた。
「胡桃、ごめんな。疲れたろ?」
胡桃の汗の雫が浮いた額に張り付く前髪を、指先でそっとかき分ける。
亜森は、自身の浅慮を恥じ入っていた。
途中から自分の肉欲をぶつけることだけに意識が向いてしまい、胡桃の限界を考慮に入れておらず、彼女を疲弊させてしまったと感じているのだ。
亜森は、労るように彼女の頭を撫で付け、それは胡桃の呼吸が一息つくまで続いた。
「大丈夫か?」
「ん、……疲れてるけど大丈夫だよ」
「そっか」
薄く目を開けた胡桃は、撫でられている頭をそのままに、うつ伏せだった身体を亜森側へと向け、腕枕を所望しつつ体液塗れでべとつく素肌を密着させていく。
擦り寄る胡桃に合わせるように、亜森も身体をよじらせその小さな肩を抱き寄せた。
下肢同士が自然と絡み合い、ヌメる陰部が互いの太腿に押し当てられる。
「あはっ、アモのここ、フニャってなっちゃった」
「胡桃だって、ヌルヌルのベタベタだぞ」
「あれだけえっちなことしてたら、仕方ないじゃん」
「あぁ、かなり興奮したな」
「えへへ、あたしも」
顔を寄せ合い吐息が混じり合う距離で、二人は火照る身体が静まるのを待ちながら心地よい気怠さに浸っていた。
触れるだけの口づけを交わし合い、指で遊ぶように絡ませ握り合う。
目線が合えば、自然と笑みを浮かべる。
ひとしきりスキンシップを堪能した後、亜森は窓の外がそろそろ夕焼けに染まりつつあることを感じ、学校へ戻ろうと胡桃に伝えた。
「うん……遅くなると、皆も心配しちゃうしね」
「全くだ、ここで一夜を過ごすわけにもいかないしな。水はたくさん持ってきてるから、風呂場で身体を洗い流そう」
「……えっちなこと、しちゃだめだからね」
「ばれたか」
「もうっ、アモ!」
「ははは、冗談だよ。これから帰るのに疲れ切ってちゃ危ないから、変なイタズラはしないさ」
「ホントかよ……」
イマイチ信用ならない亜森の言葉に、唇を尖らせる胡桃だったが、長いこと放置されたお風呂場で身体を流し終えたころには機嫌も戻り、脱ぎ去った下着を改めて身につけ、洗面台の鏡の前で髪を二つに結わえていた。
その様子を、頭から水をかぶりタオルで身体を拭っていた亜森が、何やら気持ち悪い笑みを浮かべながら観察していた。
当然それは鏡越しに胡桃の視界にも入っており、ジトメを向けて抗議する。
「なにニヤニヤしてんの、全く」
「いやー、下着姿の女子高生が濡れた髪を整えてる姿ってヤバくない? もの凄い背徳感を感じるんだが」
「そう思うんなら、なんで背後に立って抱きしめてるわけ?」
「俺の愛が溢れそうになったので」
「また適当言っちゃって……、ちょっとだけだかんね?」
「やったぜ」
仕方ないなと力の抜けた笑みを浮かべ、胡桃は亜森の抱擁を受け入れた。
時折、思い出したように言葉を交えつつ過ごし、それは時間ギリギリまで続けられるのだった。
何ヶ月ぶりかに前回の続き。
今回は胡桃さんに対面座位や騎乗位に挑戦してもらったものの、亜森の性欲の前にあえなく撃沈……という流れ。
休憩宿にはつきものの玩具などを、登場させられなかったのは心残り。
次回を書くなら、学校内のお約束スポットを書いてみたいと思います。
オレンジ色に染まる机の並ぶ教室、晴れた日の屋上、運動後の体育館倉庫、消毒液の匂いがする保健室等、たくさんあって迷いますねぇ(意味深)