「…………こんな悲しい時に場違いかもしれないけど、慰め方、一つだけ知ってるんだ」
ルナを亡くし、悲しみ故に眠れぬ夜。口付けを交わし、ただお互いの押し付けあう。布団の中、二人の足と足が絡み合い、お互いを抱き合う力が強くなっていく。ひなたの言葉を皮切りに、二人は性行為を拒否することなく受け入れ、互いを慰め己を慰めるために相手の体を求める。
小さな吐息が漏れ、唇が離れ名残惜しそうに舌が口の外に出て、それでも構わずにもう一度、唇を重ねる。その前戯ですら、互いの心を慰めあうパーツとなる。
目を閉じ、吐息と唾液を交換し、ただ己の欲求の限り、相手を求める。
次第にそれはエスカレートしていき、シャーレイの手は自然とひなたの浴衣の中へと潜り込んだ。そして、優しく、しかし強くひなたの小さな胸を揉む。それだけでひなたの口から洩れる吐息に熱が入り、ひなたの体を興奮させる。
だが、それも束の間。ひなたは口付けを自分から終わらせると体を起こし、シャーレイの体を仰向けにするとその上に跨った。
「……今日は、ボクの番だから」
「……うん、いいよ」
荒い息で、浴衣を肌蹴させ胸を露出した状態で。ひなたはシャーレイの上を取り、自分の優位を示す。それに愛しさと可愛らしさを覚え、シャーレイは無理に彼女と場所を交換する事は無かった。ただ、手を観念したと言わんばかりに広げてひなたの事を受け入れる。
それが予想外だったのか、ひなたは一瞬フリーズしたが、すぐに意を決したのかシャーレイの浴衣に手をかけた。
「……相変わらず、下着は着ないんだね」
「忘れてたよ」
「嘘ばっかり。最初からこうしたかったんじゃないの?」
「かもしれないね」
たどたどしくシャーレイの浴衣を剥いでいくひなた。片手だけで丁寧に浴衣を脱がせていくつもりだったが、それは予想以上に困難で、いつの間にかもう我慢できないという気持ちが高ぶり、性欲に負け乱暴に胸元を肌蹴させた。
そして現れたのは、下着という邪魔な物に包まれていないシャーレイの双丘。顔を赤めながらもそれを惜しげもなく晒すシャーレイと、それを見て思わず顔を赤くするひなた。
もう一緒にシャワーを浴びたり温泉に入ったりで何度も見たことがある物なのに、こうして行為をするために見るというのは新鮮というよりも、厭らしい物にしか見えなくて思わず心臓を高鳴らせる。生唾を飲み、年の割には大きなそれを何の躊躇もなく鷲掴みにする。
「んっ……ちょ、ちょっと乱暴だよ……」
「ご、ごめん……」
力を入れれば入れるほど形を変え、手からあふれ出さんとするそれに、初めて触るそれに理性がもう意味を成さないのを感じ、最早男だった頃の名残とも言える女の体への欲求が性欲に混ざりあふれ出す。
息を荒げ、もう我慢できないと右手だけで右の胸を揉み、ただ好きなようにその形を己の手で変えていく。
「ぁ、ん……あっ……っく……」
揉む度に漏れてくるシャーレイの媚声がひなたの欲求を加速させる。もっと喘がせたい。もっと、女としての姿を見てみたい。そんな性的欲求を最早取り繕うともせずに果実を貪らんとシャーレイの左の胸に顔を落とす。
予想以上の弾力と柔らかさに驚きながらも、そのまま徐々に勃ってきたシャーレイの乳首を口の中に含み、転がす。それだけでシャーレイの喘ぎ声は色っぽさを変える。
「あっ、は、はげしっ……んんっ……」
吸い、転がし、噛み、己にはないその大きな果実の中心に勃つ乳首をただただ、性欲の限り堪能する。
ひなたの体を抱き、襲ってくる快楽を噛みしめながら全てをひなたに委ねる。小さな体を、昨夜、蹂躙し尽くした小さな体に今度は蹂躙してほしいがためにその体を抱き締め、もっと、もっと欲しいと願う。
たどたどしい手つきに時々もどかしくも切なくもなりながらも、シャーレイを悦ばせようとするその必死さに愛らしさと可愛らしさも覚え、彼女の足を己の両足で挟み、それを己の性器に擦り付けながらも胸からの快楽と性器からの快楽をただ受け入れる。それにひなたも気が付いたのか、ひなたも自ら足を動かし、シャーレイの性器に擦り付ける。
それが何分も続き。途中から加わった性器からの快楽が徐々にシャーレイを絶頂へと迎えさせていく。
「ん、あ、だめっ……も、もう……」
「ちゅ……ぷぁ……イっちゃう?」
「き、もちいぃ……か、ら……」
「このままがいい?」
「う、ん……っ」
「わかった」
初めてだから。相手の体の事が分からないから、言葉で確認して、そして行為を続ける。最初は小さく喘ぐだけだったシャーレイの媚声も、いつのまにか最初とは比べ物にならない程の熱を持って、体がひなたを求めてしまう。
強く抱きしめ、そしてひなたの背中に傷を付ける。それでもひなたは何も言わずにただ必死に乳首を舐め、噛み、摘んで、性器に足を必死に擦り付ける。足に付着する愛液もいつしか量が増して、擦り付けていた部分は最初と比べて滑りが良くなる。
そして、最後の仕上げと言わんばかりに。右手を乳首から離し、ゆっくりと。ゆっくりと、性器へと向け、そして中指と薬指をシャーレイの性器の穴を確認するように擦り付け、そして穴を手探りで見つけ、無遠慮に他の誰にも犯された事のない領域へとその指を突っ込んだ。
「あぁっ……!?」
シャーレイの体が小さく跳ねる。他人の指が入ってくるという自分の指とは全く違う感覚に、初めての感覚に体が思わず跳ね、脳内に小さな火花が散る。
それが気持ちよかったのだとひなたは昨日の自分を思い出して確信し、ここから先どうしたらいいのか分からないから、指で触れる膣肉を擦り、爪で軽く削るように触り、そして胸の方も最後のスパートと言わんばかりに噛んでからその乳首を吸いつつ、舐める。
「あ、あ、だ、だめ! イクっ、イっくぅ!!」
駄目、と言われても聞かず、行為を続け激しくし、最後にはシャーレイの体が大きく跳ね、シャーレイの膣内に入れていた指が締め付けられる。
息が荒くなり、顔が若干締りをなくしているようにも見える。胸から顔をあげ、指をシャーレイの膣から抜いて改めてシャーレイの体を確認すると二人の汗にその体を濡らして息を荒げて力なく布団に寝る彼女の姿はとても煽情的で心の中にある加虐心が揺すられる。
「はぁ……はぁ……ひ、なたちゃ……」
絶頂を迎え、体力が一気に消費された事によって息が切れひなたの名前を呼ぶ声にすら若干の間が入る。それをもどかしく思わず、むしろこの惨状を自分がやったという達成感とも征服感とも言えない感覚に身を任せその言葉をキチンと聞き届ける。
「も、っと……」
聞こえた言葉は一言だけだった。
もっと。その言葉にひなたの性欲が刺激される。
もっと、もっと彼女を乱れさせたい。もっと、この手でシャーレイを快楽に堕として悦ばせたい。そんな欲求が頭の中を駆け巡り、頭の中にしかない性戯に関する知識から何が今、この状況で出来るかを引っ張り出してくる。
そして、これをしようと深くも考えずに決め、ひなたはシャーレイの体の上から退くと、シャーレイの性器が見える場所まで体を退かす。
布団に座り込み、シャーレイの足を広げ開脚させ、見える毛に包まれない、まだシャーレイ本人以外にはひなたにしか触られた事のない性器を目の当たりにして自身の下半身が疼く。試しに自分の性器を触ってみると、そこはもうグショグショに濡れていて、自分もこの行為に十分興奮しているというのが嫌にでも分かった。
もう止まる気はない。ゆっくりとシャーレイの性器に顔を近づけ、そしてそのまま舌を伸ばし彼女の性器を舐める。
「ひぁぁ!!?」
その初めての感覚にシャーレイは思わず大きな声で喘ぐ。味はよく分からないが、体がもっと舐めろ、と叫んでいる。だからその欲求に従って右手で己の体をシャーレイの体に寄せて頭が叫ぶ通りに舐める。
「ひっ、ああぁ!? だ、だめ、きたない、きたないから!!」
「汚くないよ。すごく、綺麗だと思うよ」
言葉を発するだけで、空気を当てるだけでシャーレイの体が面白いように捩れる。体を起こしてひなたの頭を手で突き放そうとしても、ひなたが一回舐めるだけで快楽に体が痺れ、起こした体は再び布団の上に沈む。
それが面白くて、同時に昨日はあんなにしてくれた女の子がここまで手玉に取れている事に支配しているという感覚を覚え、それをもっと、もっとと脳が急かし、体がそれに自然に答えてしまう。
「あ、あぁ!? い、イィ……け、ど、あた、まっ……しびれぇ……!」
「ふふ、気持ちいいんだ。なら、もっと気持ちよくさせてあげるね」
「だ、だめ、こわれちゃう……こわれちゃうから!!」
そうか。止めてと言っても聞かれなかったのはこういう気持ちだったからか、と昨日のシャーレイの行為を思い出しながら時々膣内に舌を捻じ込み中を舐めて蹂躙し、それに伴って聞こえるシャーレイの喘ぎ声に気分を良くして更に舐める。
徐々にシャーレイの腰が浮きはじめ、喘ぎ声がとうとう言葉を失くしていく。
「ああぁっ、ひっ、イグっ!」
「もうイっちゃう? なら、最後に……」
右手をシャーレイの体から離し、今舐めている穴の部分の、少し上を手で弄る。それだけでもシャーレイの喘ぎは更に色艶を増すが、それだけで済ませない。昨日の仕返しも今してやると言わんばかりに自分の顔が悪い笑顔に変わっていくのを感じながら、指でクリトリスを探り当てると、それを隠す皮を退かして露出させ、そこを舐める。
その一回毎にシャーレイの喘ぎが聞こえてくる。
「ひぃっ!!? やぁ!!? だ、めぇ!!」
確か、そこは一番敏感な部分だと聞いたことがある。それは本当だったみたいだとシャーレイの体で実験し、もうここでイかせようと、ぷっくらと膨らんでいるその部分を優しく、千切れないように噛む。
既に絶頂の寸前だったシャーレイはその最後の一押しで絶頂し、腰が跳ねて体が痙攣した。
「イッ~~~ッ!!?」
言葉にならない声を上げ絶頂したシャーレイは数秒絶頂したままで快楽に頭を支配され、まるで白一色に頭の中を塗られるような錯覚を感じ、何も考える事が出来ずにベッドの上に沈んだ。
「ふぅ……美味しかったよ、シャーレイ」
絶頂に沈んだシャーレイに声をかけ、最後にシャーレイの性器を撫でる。
が、言葉は帰って来なく、シャーレイは右手で己の目を隠し、左手は布団の上に投げ出されている。
「……あ、あれ?」
荒い息を繰り返し動こうとはしない少女を見てひなたは若干困惑した。
少なくとも、ひなたは昨日四回は絶頂して最後の一回でトドメをさされ気絶したが、シャーレイはまだ二回しかしていない。
ひなたはもしかしてヤり過ぎた? と己の行為を振り返り、冷や汗が噴き出してくるのを感じる。
「え、えっと……」
どうしたら。どうしたらこの場を切り抜けられる。
そう考え、ふと今自分たちの体が汗と愛液で濡れているのを思い出す。それなら、これを洗い流すのを口実に一旦ここを離れようと、シャーレイから体を離した。
自分の下半身付近の布団は自分の愛液でシミを作っており、下半身は先ほどから切なく呻いているような錯覚すら覚える。これを解消しつつ色々な液体をすぐに洗い流せるようにするため、ひなたは胸元と下半身の部分が肌蹴、もう隠すべき場所を隠す役割をしていない浴衣を羽織りながら内風呂へと向かった。
「ちょ、ちょっと汗とか流してくる!!」
そしてひなたはタオル片手に内風呂へと逃げ出した。
シャーレイが悪い笑顔をしてそっちを見ているとも気づかずに。
****
そして場所は変わって内風呂。あったのにも関わらず一度も使っていなかったが、こうして性行為をした後の臭いや汗、それから愛液をバレずに洗い流すのには最適な場所だった。
つい先程の乱れたシャーレイを頭の中で想像するとどうにも下腹部の疼きが止まらず、愛液が中々止まらない。もう直接洗い流してしまえとシャワーを直接当てると何だか気持ちよくなってしまい逆に出てきてしまうためもう仕方なく体をある程度洗って髪の毛を洗ってから温泉に浸かった。
片手しかないため雑に纏められた髪の毛は何とかお湯に着かないように出来ており、風呂の気持ちよさに思わず息が漏れる。しかし、それ以上に先ほどから下腹部が疼いて疼いて仕方がない。それを治す術は考え付くものの、それを改めて一人で実行するのは何となく憚られてする気は無かった。まぁ、自慰行為なのだが。
それに、何となくだがムラムラする。男性の時ほど激しく、という訳ではないが脳内で燻るようにそれがあるためか、どうしても忘れようとしても忘れられず、ついしたいと思ってしまう。
下半身の疼きとムラムラ。間違いなく性的な意味で興奮してしまっているというのはどう考えても明白だった。
ほんのりと顔が赤くなっているのが自分でも分かるが、それが興奮しているからなのかこの温泉に浸かっているからなのかは分からないが、それでも興奮しているのは変わりない。
「……さ、流石にお風呂の中はマズいよね…………」
この内風呂はどこからか常にお湯が供給されているが、それでもここで致そうとは思わない。明日には出ていくのにお湯の中で大っぴらに自慰行為に励むなんて度胸は無かった。きっと、家の風呂でもする事は無いが。
一旦風呂から出て浴槽の淵に座る。ナニをしたらいいのかは分かってはいるものの、最初だからかヤケにドキドキする。昨日、あれだけシャーレイに触られて弄られて指を入れられたのに、それでも自分の物を自分で触るというのは初めてだから変にドキドキしてしまう。
なんやかんやでこの体になってから気になってはいた。TSして本来得ることの出来ない快楽を得れる体になり、得れる快楽を得れない体になって。逸物を握って擦って精液を出す行為ではなく、秘裂に指を突っ込む行為を男に生まれてから二十年経ってからまさか自分の体に対してやるなんて思ってもいなかった。
息を荒げ、心臓の鼓動が自分にも聞こえるくらいドキドキしながら、意を決して己の性器を触る。
その瞬間、頭に小さく電流が走ったような錯覚とそれに伴う快感が体を駆け巡った。
「あっ……」
思わず声が漏れる。触って少し擦っただけでこれだ。
気持ちいい。己の性器から溢れる愛液が指に付着して、しかしそれが元男という感性からか、とても煽情的に思えて。先ほどの快楽をもう一度、と体が求めてしまう。
その声に最早抗うための理性は崩れ、もう一度快楽を求め己の性器を触り、擦る。
「あんっ……あ、こ、これ……」
凄く気持ちいい。
胸を触られる時もかなり気持ちよかったが、もしかしたらそれ以上に気持ちいいかもしれない。思わず体を曲げてしまうくらいの快楽が体を襲い、足が勝手に動いてしまう。
そんな風に体が勝手に動くのも気にせずに擦る。その度に愛液がピチャピチャ、と音を立て、それに伴う快楽が体を襲うたびにもっと、もっとと自然と体がそれを求めてしまう。男には無い部位での自慰行為の気持ちよさに抗う事が出来ず、それだけでは物足りなくなるまで性器を触ってしまう。
何度も擦るが、次第にもっと。もっと強い快楽を、と体が自然と快楽を求めてくる。
「はぁ……はぁ……」
擦るよりも気持ちのいいこと。パッと思いついたのは、入れる事。
自分の指を中に入れて掻き回して……それで、どうするのかは分からない。が、昨日、初めて自らの体内に指を入れた時の痛みがフラッシュバックしてくる。が、それ以上の快楽がその後襲ってきたという事実がそんな物は些細な事だと勝手に脳内から消し去っていく。
入れれば気持ちいい。そんな思いが徐々に指の腹ではなく、指の先端で性器を擦り始める。すぐに穴は触っていれば見つかり、指程度なら簡単に二本は入ってしまうというのは触っていてわかった。
「……べ、別にいいよね。今のボクは女なんだし……オナニーくらいするさ……」
何に対して確認しているのやら。もう既に引けない所までしているのに今更感も半端ではないが、それでもなんとなく口に出して確認しておくべきなのでは、と思ってしまった。
そして、ようやく意を決して、自らの秘裂に己の指を入れる。
「ひんっ!? こ、これ……触るだけよりも結構刺激強いかも……」
指を入れただけで襲ってきた快楽に思わず体が反りかけるが、何とかそれを我慢して一度指を抜こうと腕を動かす。だが、それは何か違うんじゃないか、と思ってしまい、抜きかけた指を再び突っ込む。
「ぁんっ……た、確かこれでいい筈……さっきもやってたし……」
シャーレイにやったようにやればいい。そうしたらきっと合っている。そう信じ、己の中を指で掻き回す。
指が外に出て、中に入って、外に出て。膣内の肉壁を触って擦って引っ掻いて。それだけで頭の中に予想以上の快楽がやってくる。
「あ、あぁあああぁぁぁぁぁ……こ、これ、やばいぃぃ……」
気持ちいい。その言葉が頭の中を反復する。脳が快楽を求め、指をもっと速く動かしてと叫ぶ。それに抗う事は出来ず拒む事も無意味で、ただひたすらに無心で指を動かす。
やがて快楽による絶頂が押し寄せ、足が気づかぬ内にピクピクと動き出す。
「あ、いぃ、イき、そう……っ」
徐々に快楽の波が襲ってきて、それから頭の中が真っ白になってきて、愛液が先ほどよりも大量に出てきて。
「ああぁ……イクイク、イクッ!!」
大きく体が痙攣して、絶頂が押し寄せ足が伸びてつま先も痙攣する。
もう限界だと指を抜くと同時に膣内の愛液が飛び出し、抜いたばかりの指を濡らしてお湯の中に混ざっていく。それを他人事のように見て、息を荒げながら背中から浴室に倒れこむ。
「はぁ……うぅ…………」
まだ残る絶頂の余韻を感じながら、初めての自慰行為にとうとうやってしまったという思いと気持ちよかったからもう止められない、という気持ちが混ざり合って何とも言えない気持ちを形成する。
自らの愛液に濡れた手を広げ、床の冷たさと性的興奮からの体の昂ぶりをそれで収める。
「……潮吹きとかしちゃうんだ……ボクの体……」
自らの自慰行為に変な感想を抱きながらも十分に性欲は解消され、頭の中で燻っていた欲求も下半身の疼きも何時の間にか自然と消えていた。今日はもうこれで満足だ。昨日は気絶するまで犯され、今日は自慰で一度きり。丁度いい塩梅だろう。既にひなたの中の性欲は一時的に形を潜めてくれている。
後は温泉に浸かって秘部の愛液を洗い流して就寝だ。多分、この満足感ならルナの事を思い出さずに寝ることが出来る。きっと、安眠を――
「――見ちゃった」
「ふぁ!?」
――させてくれないのだと思う。いつの間にか浴室に入ってきて寝転がるひなたを上から眺めるシャーレイは。
何処かギラギラした目でひなたを見下ろすシャーレイには煽情的な物を感じたが、生憎今のひなたは自分で一回戦を終わらせた後の体だ。もう一度は体力的に勘弁してほしい。多分、クリトリスとか弄られたら一発で失神する。
「……ボ、ボクさ。もう出ようかなって思ってるんだけど」
「だめだよ? 私がちゃんと洗ってあげるから」
どうしてだろうか。この言葉をまともに受け止められないのは。
彼女にこのまま体を任せたらきっとイキ狂ってそのまま失神して朝までベットの上コースが容易に想像出来てしまうのは。
「え、遠慮しまーす!」
そのまま立ち上がり脱衣所へ向けて走ろうとするひなた。このままシャーレイに捕まったら確実に玩具コースだ。シャーレイのいいように犯されて最後はベッドにポイだ。
だから全力で逃げて今日の安眠を……
「はい逃がしません」
「畜生!!」
掴みとれませんでした。
腰を掴まれてそのまま持ち上げられ、プラプラと足が宙に浮いた状態でシャワーの前に座らされる。あぁ、これこの場で失神させられるな、とひなたは諦めムードだ。
対してシャーレイは今から犯してやる、という気満々でシャワーノズルを手にひなたをお風呂椅子に座らせる。絶対にこのシャワーノズル、本来の用途で使われないな、とひなたが確信した直後、シャワーノズルのお湯が出る場所がひなたの頭や肩ではなく、秘部にロックオンされた。
「……あ、あの、シャーレイさん?」
「うん?」
「シャワーはね、そこに当てる物じゃないと思うんですよ、ボクは」
「大丈夫。今だけだから」
「何処が大丈夫なのか懇切丁寧に説明してくれないかな!!?」
これ駄目なやつだ。絶対にイキ狂う。その変な確信と共に逃げ出そうとするが時は既に遅し。シャーレイは片手でひなたの肩を抑えて立てないようにしており、シャワーノズルを一旦手放してお湯が出るようにしてから湯加減を調整するといい笑顔でそれをひなたの足に当てた。
準備はいい? そんな声が聞こえて気がした。これから来る天国とも地獄とも言える快楽の帳が下りようとして、流石にレズセックスもオナニーも解禁した次の日にこれは難易度高すぎるからと首を横に振りまくって嫌々と意思を示すが、シャーレイはニッコリと微笑んだまま徐々にシャワーをひなたの性器に近づけていく。
あ、これ快楽堕ちするかもしれませんね、とニッコリと微笑み色んな物を捨てた直後。熱さは丁度いいが水圧がマックスになったシャワーがひなたの性器に直撃した。
「ふあぁぁぁぁぁああぁぁあああああ!!? いやあぁぁぁぁぁ!! これ、強すぎてぇ、ダメダメダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
性器から直に来るシャワーの快楽に一瞬にして脳が飲まれ、脳内が真っ白に染まる。
自分が予想よりも遥かに女の子っぽい声を出しているなんて自分でも分からず、右手でシャーレイのシャワーノズルを握る手を掴んでシャワーの狙いをずらそうと咄嗟に手を動かすが、シャーレイのもう片方の手がそれを邪魔する。
「いやいやいやいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! こんなのすぐイっちゃうからぁ!! もうだめぇ!! 無理無理無理無理無―――ひぐッ!!?」
足を閉じてもシャーレイはシャワーを性器に当てる事を止めず、それどころかシャワーノズルをいい感じに間に挟んで閉じようとも閉じれないようにした状態で数十秒当て続けた。
それだけでひなたには自慰行為や貝合わせとはまた指向の違う快楽が襲い、一瞬にして絶頂を迎えた。それを確認してからシャーレイは一旦シャワーの照準をひなたの性器からずらした。
「あっ、がぁ……あぁぁ……」
ビクンビクンと大きく何度も痙攣してそのまま背中から倒れるひなた。
シャーレイは一応それを受け止め、シャワーを床に一旦置くとひなたの膝下に手を滑らせてお姫様抱っこのように一度持ち上げてから椅子を退かし、ひなたを床に寝かせた。それでもひなたの小さな痙攣は止まる事無く、絶頂の余韻は未だに続いていた。
「あはっ……うへぇ…………」
「これ、色んな意味で堕ちちゃった……?」
顔が蕩け、もう何時ものクールっぽさは完全に消えて外見相応の少女が犯されて快楽堕ちしたようにしか見えないこの状態。まさかシャワーでここまでになるとは予想外でシャーレイも若干困惑した。
が、閃いた。どうせ堕ちたんならヤれる所までヤってしまおうと。だから、再びシャワーノズルを手にしてひなたの性器を何度か触り、皮を被ったクリトリスをお返しと言わんばかりに露出させてからひなたの右手の上に足を置いて動けないように固定してから足を開かせてそのままシャワーを再び性器に……主にクリトリスに当たるように差し向けた。
「ひぎぃぃぃぃぃっ!!? ああああぁぁぁぁぁあぁぁああああぁぁぁぁあ!!?」
クリトリスに直接当たってしまうからか。ひなたは最早悲鳴にしか聞こえない嬌声をあげ何とか快楽から逃れようと体を動かす。
が、腕はシャーレイの足に固定され、足は動かそうともシャワーノズルを蹴っ飛ばす事は出来ず余りのあるコードを蹴るだけ。足を閉じようともシャーレイのシャワーノズルの位置取りと足を固定する力が強くて無駄。昨夜に引き続いて完全にレイプ状態だ。
「だめだめだめだめだめだめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ――――あぐっ!!?」
何とか逃げようとしても逃げ切ることが出来ず、再びひなたの体が大きく痙攣する。先ほどよりも速いペースで。指の時とは違い、絶え間なく襲ってくる快楽に喘ぎ声は最早ただの叫びに変わり、その悲痛とも言える叫びは最早シャーレイの加虐心を煽るだけで。
「イィッ!!? も、やめ――んぎィ!!? オマンコこわれちゃ――ひぎィ!!?」
絶頂している最中にも再び絶頂し、そのせいで再び絶頂し。何度も何度も絶頂させられ、意識がホワイトアウトしかけても無理矢理絶頂で引き戻され、最終的には……
「ぁぁ……あ、ぁ…………あッ!?」
反応すら無くなり、体力の限界と頭の中の限界が同時にやってきてレイプ目では済まず、ぐるんと白目を向いてそのまま完全に意識を手放した。
「……あ、あれ? ひなたちゃーん? どうし…………失神してる……」
蕩けた顔で完全に失神してしまったひなた。それをやっちまった、という表情で見るシャーレイ。
結局この日もひなたはイキ狂って失神コースに持ち込まれ、シャーレイは我を忘れてひなたを鳴かせてそのまま失神させ。
最終的にシャーレイが気絶したひなたを担いで体と髪の毛を拭いてから布団に寝かせ、シャーレイは明らかにやりすぎた快楽責めを反省しながら寝付いた。この日は体力を消耗したのもあって予想以上にグッスリ寝ていた。
が、寝る直前、聞いた覚えのある少女の呆れたような溜め息が聞こえた気がした。
****
翌日。
「……なんか昨日、お風呂に逃げて、シャーレイに見つかってから記憶が一切ないんだけど。なんか知らない?」
「な、何にもなかったよ!? うん、何にも!!」
「……それならいいけど」
ひなたの記憶は完全にぶっ飛んでいましたとさ。
二話に分割する予定でしたがもう一話に纏めてしまえって事で一話に纏めました。結局ひなたはシャーレイの性的な玩具になってしまうのでした。
あと、最後の方は力尽きました。流石に失神するまでの過程を全部書いてると何千文字になるのか予想も付かないので……w
あれ、なんかひなたの方がヒロインやってね……? けど、ヤる度に失神するまで犯されるヒロインってのもなぁ……