夜。良い子は眠る丑三つ時。この世界では夜更かしなんてしたとしても得がないししてまで遊ぶための道具は存在しないため基本的に丑三つ時ともなれば誰も彼もが眠っている。
子作りに励む夫婦でもなければ、の話だが。この時間帯は基本的にエロスが蔓延する時間帯だ。媚館では娼婦が腰を振り、客となった男がそれに欲情し己の性欲に身を任せ女の子宮に己が子種を吐き出す。そんな大人の時間と言えば聞こえのいい月も沈む事を始めた時間に。ひなたとシャーレイも起きていた。勿論、女同士という枷はあるものの、好き合っている訳ではなく惰性に。ただ性欲を解消するためだけに肌を重ねる。十四という多感であり性に関して興味を持ち実践したくて仕方がない歳の少女とそれに流されて体を重ねる二十の女。男と女という番いではなく女と女というアブノーマルではあるものの、この二人がアブノーマルな性癖を持っているがために一度快楽に呑まれれば逃げる事なんて出来ない。
「ふぅ……っく…………」
「ふふふ、声漏らさないようにしてるの?」
既に吸血を終え発情したシャーレイはひなたを襲い、ひなたは抵抗する事も出来ずに服を剥かれ未発達なまま止まった裸を晒している。最初こそ主導権を握ろうとしていたが性の快楽に弱いひなたはすぐにシャーレイに主導権を握られ既にシャーレイがひなたを犯すという形で性行為が成立してしまっている。
ひなたの右手をベッドの上に己の手で拘束して完全に流れを握り、最初は全力で閉じていた股を無理矢理開かせ、ひなたの秘裂に指を差し込んだ。そうしたらもうひなたは逃げられない。手を放しても逃げるための算段をつける事なんて出来ず。ミラの杖を作ったご褒美という名目もあるためそれを拒むなんて事が出来ない。精一杯の抵抗として主導権を握るという事を考えていたがそれも失敗に終わり今は一階の自室で寝るミラにバレない様に喘ぎ声を抑えるのでいっぱいいっぱいであり、右手を口に当てて無理矢理声を押し殺す。
だが、その行為もシャーレイの加虐心を煽るだけの行為に終わる。ならもっと声を出させたい。聞いていたい。ひなたの嬌声、悲鳴とも取れる初めての嬌声を聞いた時からその声を聞いてひなたの全てを己の物として支配して何時もは頼もしい彼女を己の手で快楽に落としてしまいたいという気持ちが収まる事無く溢れ出してもっともっととひなたに快楽を与える手が激しく動く。
「んぅっ!?」
「ほら、エッチな音。いっぱい鳴ってるよ?」
「い、わないで……ぁっ」
指を動かす頻度を更に早くして。そして前後に動かす距離も大きくして。指の先端から付け根までを差し込んでは抜き出して。ひなたが感じやすい場所を擦り続けてひなたの声を聞く。シャーレイの言葉に反応して手を退けた時に漏れた喘ぎ声がシャーレイの下腹部を疼かせる。
水音を立てて徐々にひなたの愛液が膣内から外へと掻き出される。水のようにサラサラしていない液体が自分の秘裂から溢れているのは分かっているが、止める事なんて出来るわけがなく、シャーレイの指に踊らされ足を動かし身を捩って快楽から逃げようとする。が、勿論逃げる事なんて叶わず。徐々に快楽に思考が負けていく。
前のように指だけで気絶寸前まで行く事はないが、それでも不慣れな女の快楽というのは徐々に正常な思考をさせないようにしてくる。
「ひなたちゃん、実は結構慣れてきたでしょ?」
「ぁっ……なに、に?」
「指でされる事に。顔、すごい蕩けてるよ?」
快楽を甘んじて受け止め、それを愉しむ。初めての時のような痛みを伴うような行為とは違い、今は自らの指でも、他人の指でも快楽を感じられる。
温泉で一人自慰行為にふけっていた時点で己の体がもう指で行う前戯に慣れていることは明らかだった。それを己でも改めて自覚すると、今まで感じたことのない恥ずかしさが顔を真っ赤に染め、見られたくない。見てほしくないという気持ちが強くなり、何か顔を隠せる物を探す。
それが己が今頭の下に敷いている枕だと気が付き枕に手を伸ばすがシャーレイがそれを手で止める。
「ダメ。ちゃんと見せて。ひなたちゃんが気持ちいいって感じてる顔」
「は、恥ずかしいよ……」
「もう全身見られちゃってるのに? こんなところまでじっくりと」
そう言いながらシャーレイは愛液に濡れたひなたの性器を愛撫する。その度に頭の奥底に電気が走るような気持ちよさを感じながらも無駄だと分かっていながら手で口元だけでもと先ほどと同じように手を口に当てる。視線も逸らす。
それがシャーレイのドSな部分を刺激するだけと知りながらもこの羞恥心を隠す術をそれしか知らなかった。顔が熱い。顔を見られる以上の恥ずかしい行為をしているのに今さらになって顔が赤くなってくる。
電気もつけ、光に己の体が照らされ恥部が全てシャーレイに見られているのはもう十数分も前の話なのに。
「ちっちゃい乳首もこんなに勃っちゃってるのに。えいっ」
「ひゃっ!」
シャーレイに乳首を指で跳ねられくすぐったさと気持ちよさに喘ぎ声なのか単純に吃驚しただけの声なのか。どちらか分からない声が漏れる。
「さくらんぼみたい……」
「じっきょうしないでよ……」
恥ずかしさで燃え尽きて消えてしまいそうだ。穴があったら入りたいレベルで恥ずかしい。
だがそれすらもシャーレイにとっては調味料のようなもの。そういえば乳首が弱かったっけ、とひなたの弱点を思い出すと徐にひなたの胸に顔を落とした。
そして、ひなたの小さな乳首を口に含む。
「あぁっ!?」
その感覚に思わず声が漏れて胸を隠したい。触られたくないと胸に手をやるが、シャーレイの頭が邪魔でシャーレイの頭を抱え込むようになってしまう。しかも胸から断続的に流れてくる快感に力が籠ってしまいシャーレイにもっとしてほしいという誤解を生ませてしまう。
それがもう分からないほどには脳は蕩け快楽を受け入れてしまっている。このまま快楽に溺れるのも悪くないと思ってしまっている自分が……女の体を愉しんでもいいと思ってしまっている自分がいる。
相手は女の子だ。男じゃない。だから主導権を握られようとこのまま愉しんでも、セックスを娯楽として見てもいいんじゃないか、と。
「ああぁぁっ、そこっ、きもちいいっ……! もっと、もっとお願いっ……!!」
自然と声が漏れてくる。もっと、もっとしてと。そこをもっと虐めてくれと快楽を自ら求める。シャーレイはその様子に驚いたがすぐに悪い笑顔を浮かべる。
「どこを?」
意地悪にシャーレイが聞いてくる。だが、もうその程度の羞恥心を頭は自覚することができない。
「おっぱいと……アソコ」
「アソコって?」
「……お、おまんこ」
「よくできました」
少し恥ずかしさはあったがもう恥ずかしい所を全て見られてしまっているのだから、と思うと少し詰まったが言葉は出た。けれど恥ずかしさは据え置きで目元を手で隠す。顔が熱く熱く、どうにも出来ない。もうシャーレイを直視するだけでも恥ずかしい。そんなレベルの恥ずかしさが自身を襲う。
よく見る同人誌ではよくこんな台詞を見た気がするがよくこんな事を大声で言える、と現実逃避すらしてしまっていると、シャーレイは満足したのか小さく笑みを浮かべた。
そして襲ってくるのは先ほどよりも強くなった快楽で。体が勝手に反り、腰が浮く。体が自ら快楽を求め、シャーレイの頭を抱く力が強くなる。
「ああああぁぁぁ、そこっ、そこそこぉ!!」
「指が三本も入っちゃってるよ? それなのにいいんだ」
「いいのっ……すごく、いいのぉ!!」
快楽によがる事を隠すことすらも出来ず、ただシャーレイから与えられる快楽に悶える。もうその快楽を求め果てる事しか脳にはなく体の中を快楽が走る度に勝手に体が動き、時々硬直する。そして段々と快楽にも限界が来て。
「しゃ、れいっ! も、うイク……っ!!」
「うん、いいよ。好きな時にイっても」
だが、シャーレイの言葉なんてもう聞こえていない。今脳にあるのはもうすぐ来る絶頂を迎え入れたいという感情だけで。はやく、はやくと快楽に完全に脳を支配されて。
シャーレイがそれならとひなたの秘裂から指を抜いてクリトリスをゆっくりと撫で、そのまま摘まんでこねくり回す。それだけで先ほどとは比べものにならない程の快楽がひなたの体を襲い、一瞬でそのまま果てる。
「イッ!!?」
体が大きく跳ね、痙攣する。それと同時に秘裂から愛液が吹き出し布団を濡らす。そのまま何度か小さく痙攣し絶頂の余韻が過ぎていく。息は荒くなり体力がゴッソリと持っていかれる。
息を荒くして体も顔も隠すという思考に頭が行かず裸体をそのままに晒す。
「派手にイっちゃったねぇ」
「はぁ……はぁ……」
その言葉に答える事も出来ない。シャーレイはあれ? と声を漏らすが、抵抗が無いのならそれでいいや。と兼ねて思い浮かべていたプレイを実行に移そうとする。
ベッドの下からとある物を引っ張り出してくるとひなたの手を掴みベッドの四隅の支柱に引っ張り出してきた物の片方の輪をかけてからひなたの手にもう片方の輪をかける。そこでやっとひなたは自分が今何をされたのかを悟った。
「……えっ、ナニコレ」
ようやっと体を自由に動かせるくらいには回復したひなたが自分の手に嵌まる輪っかを確認する。
それはひなたの記憶が正しければ――
「手錠だよ?」
「いやそれは分かるけど!?」
なんでこんな物を。というか一回で終わりじゃないの、と色んな疑問が湧き出てくるが、すぐにシャーレイがベッドの下から取り出した物を見てひなたは固まった。
「…………ちょ、ちょっと待とうよ。それなに。ホントに何それどこから取り出したのっていうかいつ買ってきたのそんなもの」
「え? 杖を作る前に余った素材でちゃちゃっと」
「いや、それはいいんだけどさ、ちょっと待とうよ。それをどうする気? っていうかそれってまさか……」
「ディルドだけど?」
「あははははは……ボクおうちかえるぅ!!」
ひなたが幼児退行した。いつも通り情緒不安定である。
だが、元男としてもう欠片程度にしか残っていないプライドやら感性やらが見せられたソレへの恐怖心やら色んな物を掻き立てる。なんで女の子とこうして肌を重ねているのに男の性器の形をした玩具をぶちこまれなきゃならないんだと。
手錠が無ければとっくに逃げ出しているが手錠は鉄製でひなたの力では人肉を食ったとしても引きちぎれないレベルの硬度。つまり回避不可能。だから泣き出したくもなるし幼児退行もしてしまう。
「っていうかデッカ!? 何センチあんのそれ!!?」
「えっと……二十五センチくらい?」
「はいんねーよばーか!! そんな腕くらい太いのはいんねーよばーか!! 男のチンコなんてそんな大きかねぇよばーか!!」
幼児退行に加えて男の頃の口調までもが無意識の内に出てくる。泣きながらそう叫ぶがそれはシャーレイの加虐心を煽るだけに過ぎない。その必死さも加虐心を煽る材料になってしまっている。
だが、ひなたがそこまで必死になるくらいそれは大きかった。その役割を果たすことなく消えて行ってしまったひなたがまだ陽太ころの息子よりも大きいし太い。アメリカンサイズだ。そんなのひなたの小さな体には入る気がしないしまず指より太いものなんて入れたことがないのにアメリカンサイズなんて無理だし男として嫌だし。
色んな感情が渦巻いて逃げようと体を動かすが腕が上に上げられてベッドの支柱に繋がれている以上、左手が使えない以上、焦りもあって四つん這いになることすら出来ない。まさにまな板の上の鯉。このまま美味しく調理されるまで残り数分も無いくらいだった。
「お、おねがいだからそれだけは止めて!!」
「え? なんで?」
「色々とあるから!! ボクにだって色々とあるから!!」
「きっと気持ちいいよ?」
「気持ちいい前にいてーよばーか!!」
もう口調やらテンションやらがバラバラだ。だが、それくらいには焦っていた。早くこの場から逃げ出さなければ。早くこの性欲の化身と化したシャーレイから逃げなければ。絶対に気絶するまでディルドで犯される。
誰か助けて。もうミラに見られてもいいから助けて。涙を流しながらジリジリと近寄ってくるシャーレイに恐怖する。このままじゃ犯される。心身共に女にされる。犯されるのに若干慣れてきている時点で男の部分なんてほとんど残っていないのかもしれないがせめて処女だけは守りたい。
処女以前にそんなに太いものを入れられたらアソコが裂けそうではあるが。
「もう。いい加減にしないと無理矢理するよ?」
「無理矢理する気しかないでしょ!!?」
そうだ。魔弾だ。少し心が痛むがシャーレイに魔弾を当てて気絶させてこの場を乗り切ればまだワンチャンある。そうしたらこの純潔も守り通せる。
そうと決まればとひなたはすぐに魔弾を作るために魔力を動かす。
が、魔力はどうにも動かず魔弾を作る事が出来ない。焦っているからかと思い軽く深呼吸してから魔弾を作ろうとするが魔弾は生まれてくれない。そんな馬鹿な。
「あ、その手錠、魔力を封じる効果あるから」
「ひぃ!?」
なんでそんな物買ってきてんだよ、と思ったがそんな言葉を口から出す前に出たのは小さな悲鳴だった。
完全に打つ手なし。もうシャーレイに犯される数秒前でしかない。足を掴まれて無理矢理開かされ、ディルドを穴の前に付けられる。無理無理と首を横に振っても返ってくるのはシャーレイの悪い笑顔だけ。その笑顔にこれから襲ってくるであろう痛みを想像してしまい涙が出てきてしまう。というかシャーレイが普通に怖い。
「じゃあ、一気に入れちゃうね?」
「無理無理無理ぃ!!」
ダメだ、ヤられる。
確実に今まで受けた痛みの中でもトップクラスに入るであろう痛みになんとか耐えるために一応の心の準備をすぐに済ませ、目を閉じる。
さようなら純潔。たった一年で散らすとは思っていなかったよ、なんて思いながら自分のアソコに当たっているブツが自分の中に入ってこようとするのをなんとなくで察する。
すぐに痛くなるんだろうなぁ、と諦めのような物を感じ――
「………………ナニ、してんの」
「……へ?」
「あっ」
第三者の声を聞いて二人同時に我に返った。
声のした方。つまりはドアの方を見ると、そこにはなんとミラがいた。それも、なんか色々と見ちゃいけない物を見たかのような複雑な表情をして。
ミラ(やべーもの見ちゃった……)
果たしてミラはどうするのか。ヒントはシャーレイは性欲のやべーやつ。ミラはバイ
次回は近い内に