※この作品はR-18です。

魔弾使いのTS少女(R-18ver)   作:黄金馬鹿

7 / 9
本編の第六十魔弾終了後からの分岐です

分岐条件は『もしヴァルコラキの事件の後も三人の依存度が変化なかったら』です。なので番外とは違っている点として三人は離れられる、一緒のベッドで寝ていないという変更点があります

それと、今回はタイトル通りシャーレイに○○○が生えます。ついでにひなたが酷い目に合います。というか軽く凌辱です。それくらいシャーレイから酷い目に合います。ここまでで合わないと思ったらすぐにブラウザバックをどうぞ


ひなた×シャーレイ IFエンド(もしシャーレイが○○○を生やしたら)

 とある日、シャーレイは街中を歩いていた。

 何時も通りの平和でのほほんとした日々。ヴァルコラキの件も終わりとくに問題なく三人で何時も通りの日常に戻り、暮らし、そして毎日をぐだぐだしながらも幸せに暮らして。そうして暮らしていると、どうしても暇な時間という物が生まれてしまう。

 その時間を使ってシャーレイは二人が今後の為に金稼ぎに行った後にお小遣いを片手に街へと繰り出していた。

 特に何か買いたい、という訳でもないが適当に欲しい物があったら財布と相談して買ったり、ひなたとミラに使うためのアダルトグッズを買ったりと、ちょっと普通とは違うショッピングを楽しむためだった。街を適当に回って店を煽って適当にブラブラするだけでも案外時間という物は潰れてくれる。そうして潰している時間が多いから寝室にあるアダルトグッズが山のように積まれていく訳だが。

 そしてシャーレイは今日も今日とてアダルトグッズでも見に行こうかと最初は恥ずかしさを感じたが今や全く恥ずかしさを感じないピンク色の大人の玩具が沢山売られている店に向かった。

 

「今日は何か面白そうなのあるかな~」

 

 明らかにアダルトグッズで出すような言葉じゃない言葉を小さく口に出しながらシャーレイは店に入って大人の玩具を物色していく。

 すると、その中で今まで見たことが無い小さな瓶に入った液体を見つけた。

 十個一セットのようでシャーレイの財布的にかなり痛手を負う値段だったが、それの説明を見てみると、かなり面白そうな効果が書かれていた。俄かには信じられないが、それでもこれが本当なら全然面白い事が出来る。というか夜のプレイの幅が広がると思い数分間その商品の前で悩んだ結果、結局購入に踏み切った。

 この全く同時刻。ひなたが妙な悪寒を感じ、家に帰りたくなくなった。結局帰ってしまったのだが。

 

 

****

 

 

 時は過ぎて夜。ミラが自室に入ってそのまま就寝し、ひなたとシャーレイも時を置かずに二人でベッドに潜り込み、そのまま目を閉じ完全に眠りに着くまで互いの呼吸を聞くだけとなった。

 

(あの悪寒、気のせいだったのかな……? それならそれでいいんだけど……)

 

 ひなたはそうしてベッドに潜り込んでから昼間に感じた悪寒について考えていた。

 一瞬、またヴァルコラキレベルの面倒にかかわる事になるのか? とも思ったが結局警戒していても特に何も起こらず時々シャーレイからの視線が獣のソレだったりしたが、何時もと違う違和感はそれしかなかった。

 はてさて、自分の第六感はここまで使いものにならなくなったのか? と考えたがよく考えれば第六感が使い物になった時なんて数える程度しかなかったため考えるのを止めた。余り考え込んでいては眠る事が出来ないためとっとと考えるのを止めて時間を明日まで飛ばしてしまおうと全身に僅かだが入っていた力を抜いた。

 明日はまた金を稼いで戦いが出来なくなるまで歳を取った後に生活するための資金を稼がないと。そんな事を本当に僅かに考えながら徐々に意識が消え去っていく。

 そうして殆ど頭が眠りについた時、今日は背中合わせで寝ていたシャーレイがいきなりモゾモゾと動き始めた。

 だが、それを気にせずにそのまま目を閉じていると、いきなりシャーレイの手がひなたの背中から伸び、ひなたの小さな胸を掴んで揉み始めた。

 

「ふぇ!? な、なになに!?」

 

 余りにも唐突に胸を揉まれ、困惑するしかないひなた。対してシャーレイはそのまま動き続け、胸を掴んだ手で無理矢理ひなたを仰向けの状態にさせるとシャーレイはそのままひなたを押し倒す形で覆いかぶさった。

 そのままシャーレイの手でベッドに着いている小さなライトを付けられ若干の眩しさを覚えるが、そうしてようやく見えたシャーレイの顔は結構頻繁にベッドの上で見た顔だった。つまり、今から犯すからと言わんばかりに性欲満々の獣のようなシャーレイだ。

 

「い、いや、流石に眠いから寝かせてほしいんだけど……」

 

 だが、ひなたとて慣れた物。慣れたくは無かったが、寝る前にシャーレイに襲われそのまま気絶するまで犯され気が付いたら次の日、なんて最近はしょっちゅう、とは言えないが週に三回か四回のペースである事だ。つまりは二日に一回。昨日もひなたは気絶するまで犯された。

 流石に気絶する形で眠っても体力は回復しきらないため今日は寝かせてほしかったのだが、どうやらシャーレイはひなたの状態は眼中にないらしい。

 こうして押し倒されている状態で今にも瞼が落ちそうなひなただったが、シャーレイの方は眠気何て一切なく完全に性欲で思考を埋め尽くされているようだった。勘弁してよ、とひなたは呟いた。

 

「あのね、今日、結構面白い物を見つけてきたの」

「また大人のおもちゃ?」

 

 若干舌が回らないためかひなたの声はいつも以上に子供っぽく聞こえた。

 その声を聞いてシャーレイはそこまで眠いのなら明日に……なんて生易しい事は言わなかった。

 よく見ると、既にシャーレイは服を肌蹴させて下に至っては脱いでいる。そしていつも通り綺麗な下半身には一本の竿が股の間から生えていて――

 

「…………は?」

 

 思わず声が出た。

 確かシャーレイは女の子だったはずだ。いや、女の子だ。胸は膨らんでいるし声も体つきも骨格も女の子そのものだ。

 だと言うのに。恋した女の子の筈なのに、彼女の股から何やら物騒な物が生えている。というか、去年のこの世界に来る前まで自分の股の間にも生えていたモノが彼女の股の間から生えている。

 いやいやいや、とひなたは幻覚か見間違いと思い込んで一度瞼を擦り、そして再びシャーレイの下半身を見てそれが消えていないのを確認した。してしまった。

 

「しゃ、しゃーれい? そ、その股の物騒なのって……」

「ちんちんだけど?」

「い、いやいや! なんで生えてんの!?」

「今日買ってきたお薬の効果」

 

 結構面白い物ってそんな物騒な薬かよ、と思う反面、自分が昼間に感じた悪寒ってこれの事かよ、と顔を引き攣らせる。

 そういえばこの世界がガッツリとファンタジーなのを忘れていた。ふたなりとかファンタジーな十八禁の漫画の世界じゃ偶に見る物だった。いや、現代物の十八禁な漫画とかでも見かけるけど。

 ひなたは既に竿をおったてて完全に準備完了しているシャーレイを見て顔を青くする。

 まさか、まさかとは思わないがそれの処理をしてとか言わないよね、と。まさか自分のアソコにその物騒なのをぶち込もうとしている訳じゃないよね、と。

 折角女の子と結ばれたような形になったのにTS初期から怖がっていた竿を持った人間にレイプされなきゃならないんだと。

 

「……ミラの所へゴー」

「嫌」

「嫌じゃなくて」

「ひなたちゃんがいい」

「ボクが嫌なんだけど」

「それでもいいよ。そうなるとレイプになるけど」

「助けてミラァ!!」

 

 駄目だコイツ。もうこっちを犯しつくす事しか考えちゃいねぇ。寝惚けていた思考を切り替えてシャーレイの下から逃げるために跳ね起きると同時にシャーレイを突き飛ばすようにして自分の上から退かしてからベッドから逃げるために四つん這いになってベッドの上を這う。

 逃げなければ。起爆銃を手に取ってシャーレイを気絶させてでも逃げてミラに押し付けなければ。処女は散らされたけど今さらチンコぶち込まれたくなんてない。その一心で手と足を動かす。

 しかし、そこまで遅い移動でシャーレイを撒ける訳が無く、足を掴まれてベッドの上に顔面からダイブするだけだった。

 

「ぶふっ!?」

「大丈夫、十回抜けば消えるらしいから!」

「嫌だぁ! それだけは絶対に嫌だぁ!」

「なんかあの薬飲んでからヤケにムラムラして仕方ないからもうレイプしちゃうね!! ちなみにミラちゃんには遅効性の睡眠薬盛っておいたから何したって起きないよ!! 起爆銃も隠したし!!」

「なんて事してくれたんだこの淫乱娘ェッ!!」

 

 そういえば帰ってきて起爆銃を足から取り外してから見かけていない気がしたがまさか隠されていたとは。というか、根回しが完璧すぎて怖い。

 徐々に迫ってくるシャーレイ。ひなたはベッドから落ちないように一旦仰向けの状態になってシャーレイと再び交渉に入る。

 

「待って! ちょっとその悍ましいのだけは本当に勘弁して! それ以外ならまだ大丈夫だから!」

「ん? 今何でもしてくれるって」

「言ってねぇよッ!!」

 

 交渉決裂。どうやらシャーレイはセックスがしたくて仕方がないようだった。

 確かに男の頃、シャーレイと同い年の時は性欲がかなり強くて毎晩、とまでは行かないがそれに近い頻度で処理していたのを覚えている。それ位に男の性欲は女よりも強いのに、シャーレイに竿が付いたとしたら。

 ちょっと考えればこの状況になるのは目に見えていた。

 

「ほ、ほんとやめて。おねがい、ほんとそれだけはいやなの……」

「ごめん無理!」

 

 涙目になりながらシャーレイから必死に距離を取ろうとするが、悲しいかな。既にひなたはベッドの端まで逃げていた。

 ひなたの目の前まで来たシャーレイはそのままガッシリとひなたの顔を掴んだ。もう逃げ道は無い。こうして掴まれた以上、ひなたに逃げ道はない。

 だが、ふと考えた。それなら魔弾だけを使用して何とかシャーレイを無力化したら……

 

「あ、念のためにこれ付けとこ」

 

 と思ったらシャーレイの無情な一言で足首にあの魔力封じの手錠が嵌められた。

 ひなたが詰んだ瞬間だった。

 

「じゃあ、後は遠慮なくしっぽりと……」

「むりむりむり! ほんとそれだけは!」

 

 再び顔を掴まれるひなた。泣き叫びながらどうにかと許してもらおうとするが、既に脳内全部性欲に支配されたシャーレイに届くはずが無かった。

 

「まずは……」

「もうヴァルコラキでもブラッドフォードでもいいから助けむぐぅっ!?」

 

 片や既に故人。というか殺害済み。片や恩人の仇なのに助けを求める辺り、ひなたはかなり必死だった。

 だが、その必死さを嘲笑うかのようにシャーレイに口の中に何かを突っ込まれた。何だか生暖かくて変なにおいがして。しかもシャーレイに顔をそのまま前後に揺らされているからかシャーレイのへそが目の前まで接近しては離れていく。そして目だけを動かして上を見ると、気持ちよさそうな顔をしたシャーレイ。そしてちょっと下を見れば自分の口から出入りしているのであろう肉棒。

 そこから考えられるのは、とある行為を無理矢理させられているという事だった。

 

(も、もしかしてフェラさせられてる!?)

「あ、あぁ……最高だよひなたちゃん……すっごく気持ちいい……」

「んっ!? んぅっ!!」

 

 止めて、と叫んでも声は肉棒に遮られくぐもった声になるだけ。右手でなんとか肉棒を口から離せる距離までシャーレイの体と自分の体を押そうとしてもそれ以上の力でフェラを続行させられる。フェラというかイラマチオだが。

 自分の口の中を出入りする肉棒。その感触が嫌で涙を流し時々えずきながらも必死に口の中からそれを離そうとするが、シャーレイがそれを許さない。噛まないのは、それをしたらシャーレイが傷ついてしまうと無意識で思っているからでその選択肢は脳内から消えてしまっていた。

 

「す、すご……もう、でそう……っ」

「んむぅ!?」

(で、出る!? 出るって、まさか……やめて、それだけは! そんなの口の中に出されたくない!!)

 

 いくらシャーレイの物でも、元男としての心がそれを拒否する。

 だが、今のシャーレイはひなたの事を全く考えていない。既に性欲に脳を支配され目の前の少女を、ひなたを犯しつくす事だけを考えている。

 右手だけで必死に抵抗する。しかし、その抵抗は完全に無意味。右手だけの抵抗ではシャーレイの両手を止めることが出来ず、魔弾すら使えない今のひなたは隻腕というハンデも有り普通の少女よりもかなり非力な一人の少女でしかなかった。それ故に、シャーレイから無理矢理される行為を止めることが出来ない。

 

「で、でるよ!」

「んんんっ! んんん……んぐぅ!!?」

 

 シャーレイが無理矢理ひなたの口に肉棒を押し込み、そしてそのままひなたの頭を抱えるようにして固定する。

 それに抗う事が出来ず、涙を流しながらもどうにか逃げようとして、でも既に無意味で。

 シャーレイがひなたの顔を抱えてからすぐにひなたの口の中に熱い物が流れ込んできた。生臭く、そして苦いその液体は口の中だけでは収まらず、無理矢理喉を通っていき、そして口からもあふれ出す。

 

(う、うそ……うそうそっ!? 本当に出てる!? 精子飲まされちゃってる!?)

「あ、これすごっ……くせになるぅ……」

 

 明らかに自分が自慰をして出していた時の量よりも遥かに多い量を口の中に出され、そして飲まされ困惑と恐怖と喪失感を同時に感じ絶望が胸中を支配する。口から垂れる熱く白い液体が下顎を、そして喉を外側から濡らしていき、口の中に収まったシャーレイのソレは口の中にとどまり、なおそれでも押し出されるように喉へと流れていった物は無理矢理飲まされる形になり胃へと流れていく。

 脈打ちながら子種を射出する肉棒は十秒近い射精を終えてようやく一度目の役割を果たした。それと同時にシャーレイがひなたの頭を抱える力が抜けた事でひなたは全力でシャーレイの腕から脱出し肉棒を口から離す。

 

「げほっ!! がふっ、げはっ!?」

「すごかった……すごかったよぉ……」

「まずっ、にがっ……くさっ…………おえっ!」

 

 涙を流しながら口の中の精子を吐き出すひなた。ベッドの上に落ちる白い液体は間違いなく精液そのもので、そんな物を口の中に出され、しかも飲まされたという事実はひなたに吐き気さえ催させる。

 されたくなかった。こんな事、女として生きる事になったのだとしても、ずっと。死ぬまでされたくなかった。

 なのに、してきたのは好きな女の子で。元男だという事は嫌われたくなかったからずっと言っていなかったからひなたの事は彼女の中では生まれた時からずっと女の子で、こういう事にも多少興味はある。無かったとしても自分のだからきっと大丈夫だと思っていたのであろう。じゃなければ彼女がレイプしてくる訳ないと現実逃避すら始めて。

 だけど、口から吐き出された白い液体は間違いなく自分がこれから先一生触れる事はないと思い込んでいた子種。それを触るだけじゃなく口の中に出された。女として、性処理の道具として使われたという事実は元男としての精神を一気に蝕み壊していく。

 既にひなたの中には目の前の少女は自分を犯そうとして来るレイプ魔にしか見えず、彼女が恍惚の表情を浮かべている所を見ても気持ちいいならよかった、なんて感想は沸いて来ず、ただただ恐怖だけが心の中を支配していくだけだった。

 

「はふぅ……じゃあ、後は本番かな」

「ほ、ほんばん……?」

 

 完全に恐怖に支配されたひなたは満足に体を動かす事が出来ず、目の前の少女を見るだけ。

 そんなひなたに気が付かないのか、気が付いていて無視しているのか。どっちかは分からないがシャーレイはさも当然のように本番の意味を口にしながらひなたの寝間着、そのズボンに手をかけた。

 

「セックスだけど?」

 

 そしてそのままひなたをベッドの端から中心まで引っ張りながらズボンと下着を無理矢理脱がす。

 右手一本だけで抵抗したひなただったが、両手のシャーレイに力づくでズボンと下着を剥ぎ取られてしまい恥部を露出させられる。

 

「あれ? 全然濡れてない……まぁいいや」

 

 何時もの調子のひなたならそりゃ怖がってるだけだから濡れもしないよ、とでも言ったのかもしれないが、今のひなたは完全に言葉すら発することが出来ない位に心をやられてしまっている。

 白い液体が付着した顔を青くし必死に顔を横に振るだけが精いっぱいだった。

 そのままシャーレイはひなたの秘裂を愛撫し、指を入れて無理矢理ひなたの準備を済まさせる。その間もひなたは息を荒げて逃げようとするだけで既にムードやらなにやらは完全に消え去りレイプ魔がいたいけな少女を襲っているような構図にしか見えない状態になっていた。大体合っているが。

 

「ふぅ、結構濡れてきたしもういいかな?」

 

 シャーレイは大体ひなたの方の下処理が終わったのを自分の手で確認してから今なお息が荒い状態で逃げようとしているひなたの両足を両手で掴んで開かせ、己の肉棒が挿入しやすいようにする。

 そして何度もひなたの小さな穴を確認するようい肉棒を擦りつける。その度にひなたの愛液に濡れた秘裂に亀頭が擦れて気持ちよさが襲ってくる。

 

「お、おねがい、やめて……ぼくにわるいところがあるならなおすから……」

 

 そうして今にでも入れようとしていた所でひなたがようやく声を出す。

 涙を流しながら、完全に外見その通りにしか見えない少女のように泣きじゃくりながら懇願する彼女はシャーレイの加虐心を煽るだけじゃなくて性欲すら煽っていく。

 

「悪いところ? そんなのないけど?」

「じゃ、じゃあもうやめて……」

 

 あぁ、愛おしい。今こうして自分に犯され、そしてとうとう子作りすらさせられる彼女を見て。もしかしたら、自分はずっとこうして彼女を犯す事を望んでいたのかもしれない。彼女を母親にする事を望んでいたのかもしれない。この薬は本当に女同士でも孕ませる事が可能なのだ。そして、今日がひなたの危険日だという事も、彼女の生理の周期を知っているから勿論知っている。偶然今日に重なったのはシャーレイも意図していなかった事だが、それでも彼女は止まる気はない。

 彼女を母親にする事はつまり子供を産むという事だが、完全に後先なんて考えていない。今この場で気持ちよくなれればそれでいいと、シャーレイは今様々な思いを抱きながらも一番強く思ってしまっている。

 だから、徐々に腰を前に出しながらひなたに向かって囁いた。

 

「だ~め。ひなたちゃんは私の子供、産んでね?」

「ひぃっ!?」

 

 そしてシャーレイは精いっぱいの慈悲の笑顔を浮かべてそう言った。言ったつもりだ。

 だけど返ってきたのはひなたの小さな悲鳴だけで。だけどそれすら今のシャーレイにとっては性欲を煽る材料にしかならない。

 もう我慢ならない、とシャーレイはそのまま一気にひなたの中へと肉棒を突き立てた。

 

「いやぁっ!!?」

「はいっ、たぁ……!」

 

 ひなたの中に肉棒が入ってくる。既に処女膜はシャーレイの極太ディルドで引き裂かれているため痛みは無いが、生暖かい棒が入ってきたその感覚は何とも言えないもので、だけど気持ちよく感じてしまう。

 入ってすぐに感じたのは生暖かい何か。何かが自分の奥をちょっとずつ叩き、暖かい物が自分の中に広がっていく感覚がある。だが、シャーレイの肉棒はまだ入ってから一回も動いてはおらず、脈打ってるだけ。まさか、と思い最悪の、もう取り返しのつかない事を脳内に思い浮かべ体の熱が一気に逃げていく錯覚がした。

 

「え、うそ、うそでしょ……」

「はいっただけで出ちゃった……」

「や、やだ……なんで、いやっ……ぼくのなかで……」

 

 自分の生理周期と、それに伴う危険日を知らない訳が無い。そういうのはTSしてすぐに女性としての知識として叩き込まれた。

 だからこそ、その危険日が今日だという事はひなたは知っている。だと言うのに、膣中に出されてしまった。中出しされてしまった。

 妊娠という言葉が脳裏を過る。シャーレイに孕まされ、母親にさせられる。その未来を思い描いて全てが終わったという感覚が襲う。そうなったら、もう二度と男には戻れない。そんな錯覚すら抱いて少しはまだ残っていた、男に戻ってシャーレイ達と変わらず一緒に暮らすという希望が完全に潰えた気がした。

 

「だ、ださないと……なかからださないと……」

 

 だけど、きっと今シャーレイに出された精液を掻き出せばきっと妊娠しないと。そう信じて、シャーレイから距離を取ろうとした。だが、それをシャーレイは許してくれなかった。逃げようとするひなたを足を掴み、手での移動を足を掴んだだけで完全に封殺し腰を動かし始めた。

 最初は徐々に抜けていく肉棒に安堵した。だが、すぐに勢いよく突かれた肉棒に喘ぎ、そして気持ちよさが脳を痺れさせ、彼女が二回の射精では満足していないのをその行為が物語っていた。

 

「まっ、あぁっ! なん、でっ!? ぼく、こどもうみたくぅ!!?」

「もうだめこれ気持ちよすぎて止まらないっ!」

「やだぁ! ぬい、てぇ! ぬいて、よぉ!!」

 

 喘ぎながらも肉棒を己の中から抜いてくれてと叫ぶひなた。だけどシャーレイの耳には既にその言葉は届いていない。

 彼女の中にあるのはひなたを犯し孕ませるという欲求だけ。目の前の少女に己の子種をぶちまけ自分の子供を孕ませる、それだけしか頭にない。腰を打ち付ける音とひなたの喘ぎ声が聞こえ、その音が更に彼女の性欲を高ぶらせる。

 

「にんしんっ、したくないぃっ! やめてっ! ぼくを、おんなのこにしないでっ!」

「はぁっ、はぁっ、も、もう一回出すよ! ちゃんと、孕んでねっ!」

「いやぁ! やだぁ!! おねがいだからやめっ――ひぐぅ!!?」

 

 ひなたの言葉を完全に無視してシャーレイが二回目の中出しをひなたに行う。

 それと同時に絶頂し体が跳ねるひなた。そしてそのまま無情にも精液はひなたの中へと流れ込んでいき小さな膣で受け止められない量の精液が肉棒と彼女の穴から流れ出す。

 

「で、でてるぅ……ほんとうにだされちゃってるぅ……」

 

 己の下腹部から小さく聞こえてくる液体が流し込まれる音。そしてそれと同時に熱い液体が自分の中に広がっていく。

 孕ませる事だけを考えて出された精液は子宮にまで届き子宮に留まる。

 

「ふぅ……ねぇ、分かる? ここに私のが溜まっていってるの」

「やらぁ……ままになりたくないよぉ……」

 

 寝間着を肌蹴させて光を失った目で天井を見上げるひなた。

 直視したくない現実を己の体で無理矢理理解させられ、それでも逃げようとしているが、逃げ切れない。恋した少女に孕まされるという悪夢に近い行為をさせられて既に彼女の心は崩壊寸前だった。シャーレイに残っていた上の寝間着を脱がされベッドの脇に放り投げられてもひなたは何も抵抗できなかった。

 だが、それでもシャーレイは止まらない。まだ七回も己の肉棒はひなたを孕ませるために射精出来る。他の小瓶の事も考えたら後九十七回。まだまだ楽しめる。

 

「じゃあ、続けるね?」

「あっ……あぁっ、ふぐぅ……」

 

 そのまま足を掴まれたままひなたは犯される。中出しされて溢れてきた精液が更に肉棒の滑りを良くし、シャーレイの快楽へと変わっていく。

 ひなたはもう何も考えられない。ただ犯され孕まされる肉穴となり、逃げられない恐怖を直視させられる。

 

「またっ、出るよ! 勿論、中に出すからね!」

「もう、だめぇ……にんしんしちゃ、あひぃっ!!」

 

 そしてまた中に精液を流し込まれ、子宮に入りきらない精液が彼女の中から外へと押し出される。

 既に抵抗は無駄。いや、抵抗する体力すら残っていない。腰を動かし続ける目の前の少女を光無い目で見続けるだけ。

 

「ひっ、ひぐぅ、あんっ、あぁっ……」

「今度は、外に出すよ! 体にかけちゃうからね!!」

「いっ、イクッ……」

 

 そして中出しだけでは物足りなくなったシャーレイは今度は射精まで限界になった肉棒を抜いてひなたの体にその白い液体をかける。ひなたの体を白い液体が濡らしていき、そしてベッドの上に広がる彼女の綺麗な銀髪すらその白濁液は濡らしていく。

 その様子を見て罪悪感なんて感じず、逆に自身が出した白濁液で濡れた真っ白な少女を見て更に欲を加速させる。

 

「あつっ……」

 

 そうして体に白濁液をかけられてもひなたは小さく反応するだけだった。

 既に下腹部は熱い液体で犯しつくされ、大事にしてきた体も自身が触りたくも無かった液体で汚されている。

 

(なんで、こうなってるんだっけ……)

 

 そしてシャーレイが再びひなたの中へと肉棒を突っ込み、腰を振り始める。それと同時に快楽がひなたの中を押し寄せ突かれると同時にその衝撃で喘ぎ声が漏れる。

 

「ふぐぅっ」

(ぼくって、おとこのこだよね……?)

 

 ずっと男だと思っていた。

 体は女でも心は男だから、そんな行為とは無関係で、自分に恋した少女を孕ませる行為は出来ないけども、それでもきっとそれで満足して恋した少女と一緒に生きていくんだと思い込んでいて。

 だけど、今、こうして犯されている。処女なんてとっくに奪われ、そして恋した少女に犯されている。

 

(なんでレイプされてるんだろう……)

 

 そして、もう五度目か六度目か。ひなたの中に熱い物が広がってくる。それが何かなんて今さら考えなくても分かる。

 種付けされている。孕まされている。犯されている。そんな事実がひなたの心を押しつぶしていく。

 

(そっか。わ(・)た(・)し(・)っておんなのこなんだ。さいしょから、おんなのこだったんだ)

 

 疲れたのかシャーレイは息を荒くして腰を動かすのを止めている。

 それを見て、ひなたはとうとう暁ひなたという存在を確立している男の部分、暁陽太としての部分を完全に捨て去った。そうでないと、心が壊れてしまうから。このまま男として犯されて孕まされ、そして子供を産むのは男として生きているのでは耐えられないから。

 涙を流しながら小さく笑い、自分は女なんだと、産まれた時から女の子だったんだと思い込み記憶すら封じていいように改竄して自分と言う存在をリセットする。暁陽太から成る暁ひなたではなく、この世界で産まれ生きてきた暁ひなたとして。恋した少女に孕まされるという悪夢のような現実を愛ある現実に変えるために、自分のアイデンティティを完全に折り、改竄して。

 

「しゃぁれい……」

「はぁ、はぁ……な、なに?」

「もっと……わ(・)た(・)し(・)に、して?」

 

 甘える声で手を伸ばして囁く。

 もっとしてほしいと。女として悦ばせてほしいと。

 それを聞いたシャーレイがひなたに生じた違和感に気が付く訳が無く、そのまま性欲の限りで動き始める。

 

「言われなくても、してあげるよ!」

「あひっ!? す、すごい……きもちいいよぉ……」

「ほら、もっと気持ちよくしてあげる!!」

「いぃっ! もっとっ! もっと、つよ、くぅぁああっ!!」

 

 倒れ込むように覆いかぶさってきたシャーレイを右手一本で抱きしめる。そして襲い掛かってくる快楽に喘ぎながらシャーレイの背中に傷跡を付けていく。

 それでも肉欲に負けた二人はもうまぐわる事を止めず、ただ互いの欲が尽きるまで犯し、犯されるだけ。白濁液に塗れながら体位を変え互いにセックスという物を愉しむ。

 

「うし、ろからもぉっ! しゅごいぃぃぃぃ!!」

「じゃあ、今度はこんな感じでっ!」

「ふぇ……? あっ!? もちあげ、ないでぇ! おちる、おちちゃぁぁ!!」

 

 後ろから突き、突かれ、そして両足を広げた状態で持ち上げられ膝の上に乗せられそのまま犯され。

 そして何度も、何度もひなたの中にシャーレイの子種が吐き出され、既にひなたの気力と体力は限界だった。もう殆ど意識は無くシャーレイに無理矢理体位を変えられ臀部を突き出すような形でそのまま玩具のように肉棒で膣内を削られるだけ。

 

「ひぐぅ、あああぁぁぁっ……もぅ、げんかぁっ……!」

「私も、もう……最後に出すよ!!」

「あっ、きゅ、うにっ! はや、いぃぃぃぃぃっ!? イグ、もう、あっ、だめ、イッグぅぅぅぅッ!!」

 

 そして、八回目の中出し。

 ひなたの中に八度目の精液が注ぎ込まれ、徐々にシャーレイの肉棒が小さくなっていく。そして、精液が吐き出されてすぐにシャーレイの肉棒はそのまま小さくしぼんでいき、最終的にそのまま消えてなくなった。

 対して八回も中出しされたひなたは秘裂から大量に精液を零しながらベッドの上に倒れ込んだ。既に体力も気力も限界だった彼女はそのまま身じろぎ一つ出来なかった。

 

「あひっ……あへっ……」

 

 そして小さく痙攣しながらそのままひなたは完全に意識を手放し気絶した。

 

「ふぅ……気持ちよかった。あれ? ひなたちゃん……?」

 

 対して肉棒が消えたシャーレイは完全に性処理を終えれたようで疲れた様子でベッドの上に座り込んだ。そしてすぐにひなたに声をかけたが彼女は既に気絶した後。股の間から精液を垂れ流してそのまま気絶している。

 やっちまった、とシャーレイは流石に後悔した。薬を飲んでから明らかに増幅された性欲に負けて明らかに嫌がっていたひなたをレイプしてしまった罪悪感を今さらになって感じてしまい頭を抱えたが、最後らへんはひなたも楽しんでいたしまぁいいか、とすぐに思考を切り替えた。

 ある意味で屑な思考だが、それ以上に今のシャーレイには一個だけヤバいと思える案件が残されていた。

 

「本当に妊娠しちゃったらどうしよう……わ、私責任とか取れないよ……?」

 

 明らかに子宮一杯に精液を注がれた状態のひなたを見てシャーレイは顔を青くした。

 一時の感情に身を任せる物じゃないとシャーレイはこの歳、この時になってようやく学んだのだった。

 

 

****

 

 

 ひなたレイプ事件から三か月近い時が経った。

 この三か月間は特に何かあった、という訳ではなく平和そのものだった。シャーレイが買ってきたあの薬はレイプから一か月以内に無くなったが、それはどうでもいい事だ。

 だが、レイプ事件の翌日からあった小さな異変はちょっとだけあった。それは全てひなたに関してだった。

 まず、彼女の一人称が変わった。ボクという中性的な一人称から、わたしに。レイプの翌日、いきなり自分の事をわたし、と言ったひなたにミラが仰天したが、対してシャーレイは完全にやらかした、と呟いていた。

 そしてその日の内にひなたの着ている服が一気に変わった。家ではミニスカートも時々履いていたひなただが、最近は外に出る時もスカートだ。しかも着ている物も中性的な物から外見にあった少女っぽい服だったり完全に女物の服だったりと、ひなたが全体的に女の子らしくなった。その辺りからミラのシャーレイに向ける視線が怪しくなった。シャーレイは必死に目を逸らし続けた。

 最後に、ひなたがヤケに腹を気にするようになった事。そして、ミラには見つかっていないが妊娠検査薬も買ってきた事。これは即座にシャーレイが隠蔽に走ったが、明らかにひなたが運動を拒んだり腹を気にし続けたりと明らかに不審な状態になった。しかも禁煙まで始めた。

 そして、三か月が経ったある日。

 

「あ、ミラ。これ味見してみて?」

 

 最近になって片手だけで料理を始めたひなたがミラに味見を頼んだ。この日はシャーレイは逃げるように買い物に出かけており、家にはひなたとミラしかいなかった。

 

「……いいけど、よく片手で料理なんて出来るね」

「そりゃぁ……慣れだよ? わたしだって料理くらいできた訳だし」

「……そう。あ、美味しかった」

「それなら良かったよ。じゃあ、今日はこれ……」

「……どうかした?」

 

 そうして料理をしている最中にひなたの動きが止まり、声をかけると急に口元を抑えた。

 それを見たミラはまた? と聞きながらもそっとひなたに肩を貸した。小柄だから少し大変そうだったが、そこはミラが合わせた。

 

「ご、ごめんね……」

「……この程度なら問題ない」

 

 そしてトイレまでひなたを運ぶと、ひなたは自分でトイレに入っていき、そのまま吐いた。ミラはその声を聞きながらもう何度目だ、と溜め息を吐く。

 二か月程前から急にひなたは何の前触れも無く吐くようになってしまい、食も少しだけだが細くなった。イヴァンにも相談したが、何か心当たりこそありそうだったが、多分違うと言ってそれを話さなかった。

 調子が悪いのかと何度も聞いたがひなたは調子は悪くないと言いきり、それから暫く様子を見てきたが偶に嘔吐する程度でひなたは元気そのものだった。それもイヴァンに相談したが、イヴァンは有り得ないと言いたいのか何度も一人で手を振ったり顔を横に振ったりと。こっちも異常だったが話してくれないため放置するしかなかった。

 一体何なんだ、とミラはもう一回溜め息を吐くと、丁度ひなたが出てきた。

 

「ふぅ……」

「……本当に大丈夫?」

「うん、大丈夫だって。わたしの事はわたしが一番わかってるから」

「……ならいいけど」

 

 そう言うひなたの顔色は別段悪い訳でもないためミラは何も言えなかった。

 そうしてひなたが再び料理に戻ろうとした時、いきなり呼び鈴が鳴らされた。

 

「ん? 誰だろ。わたしが出てくるね」

「……火の番しておく」

 

 呼び鈴を聞いてミラが動こうとしたが先にタオルで手を拭いたひなたが動いてしまった。余り動いてほしくないのだが、杖じゃあまり早く動けないため結局火の番に。

 そうしてひなたを見送ったのだが、何だか歩き方が前より変わった気がする。何というか、体に無茶をかけないような。というよりも妊婦の歩き方に似ている気がする。だが、多分それも女の子っぽく振る舞い始めた影響だろうと勝手に解釈して気にはしなかった。

 そして呼び鈴を鳴らした客の対応に行ったひなたが戻ってきた。戻ってきた彼女の後ろにはミラの父、イヴァンがいた。

 

「よっ、ミラ。遊びに来たぜ」

「……なんで」

「暇だったから」

 

 と、言うイヴァンだが、ここ最近は週一位で三人の家に遊びに来ている。何やかんやでミラの事が心配なのだろう。それをミラが気づくことは無いが、それでも父親として娘の事はどうしても気にかかってしまう。

 家に入ってきたイヴァンはそのままソファに座るとついでに持ってきていたらしい酒瓶に直接口を付けて酒のラッパ飲みを始めた。それを見たミラは額に手を当て溜め息を吐く。我が父ながらいろいろとなっていないと。

 

「もう、イヴァンさん。行儀悪いですよ? はい、コップです」

 

 それを見たひなたは最近購入したイヴァン用のコップを持ってきてイヴァンの前に置いた。

 コップを受け取ったイヴァンは早速コップに酒を注ぎながらひなたの言葉にちょっとした抗議をした。

 

「まぁいいじゃねぇか、嬢ちゃん。で、今妊娠何か月?」

 

 そしてとんでもない爆弾を放り投げた。

 ミラが何言ってんだあの親父……と更に溜め息を吐いてひなたが適当にあしらうのを待った。が。

 

「三か月です」

 

 返ってきた言葉はまさかの肯定の言葉だった。

 

「……ファッ!!?」

「あっ!!?」

「やっぱり……」

 

 そして後の反応は三者三様。

 完全に気が付いていなかったミラは変な声を出しながら驚き、ひなたは口を抑えて違う違うとミラに向かって手を振り、イヴァンはこれに気が付いていたようで酒を煽りながら呟いた。

 そしてミラがどうして気が付いたんだ、とまず思考して一つの結論に行き着いた。

 二か月前から始まっていたあの嘔吐はつわり。そして無意識に腹を守るようにして行動していたり駆除連合で依頼を受けなくなったのは万が一、お腹の赤ちゃんが死んでしまうという事が無いようにするため。そう考えると今までのひなたの行動に合点がいった。

 とは言っても、次に問題になるのは相手だ。

 

「ヒナタ、相手は!!? 相手は誰!!? 斬りに行くから早く教えて!!」

「ちょ、近い近い! あと物騒!!」

 

 ミラはひなたに詰め寄りながらお腹の赤ちゃんの父親は誰かと聞いた。

 まさか、知らない場所でレイプされていた? それとも何処かで男を作っていた? それとも自分で体を売った? じゃなかったらまた真祖絡み?

 そう考えながらもひなたに詰め寄ると、ひなたは顔を真っ赤にしながらも頬を掻きながら呟いた。

 

「そ、その……斬ったりしないでね?」

「……相手による」

「……えっと…………シャーレイ」

「ぶっ」

 

 何だか有り得ない名前が聞こえた。そしてイヴァンが酒を噴き出した。

 

「…………もう一回」

 

 聞き間違いだろうと思いミラが聞き直した。

 

「シャーレイ……」

 

 答えは変わらなかった。だけど一応もう一回。

 

「ごめん聞こえなかった」

「この子の親はシャーレイって言ってるの!」

「いや何言ってんのォ!!?」

「……愛は性別の壁を超えるんだな」

「パパは黙って!!」

 

 久しぶりにミラが怒鳴った。イヴァンさえすみません、と反射的に呟いてしまった。

 

「え、なに、シャーレイ? シャーレイが孕ませたの? 何で? どうやって? というか何時!?」

「えっと……その、三か月前に、シャーレイにレイプされまして……孕まされました」

「あんの色情魔……というか、何で孕んだの!?」

「いや、その、なんか、生やす薬で生やしてそのまま……」

「…………うん、大体わかった」

 

 そういえばそんな薬の存在を昔聞いた覚えがあるような無いような。

 その薬は確か昔、女同士のカップルが自分達も子供を作れるようにと開発した劇薬で今も時々市場に格安で出回ると聞いた覚えがある。恐らくシャーレイはそれを偶々入手し使ってそのままひなたをレイプしたのだろう。

 それでそのままひなたは孕まされた。しかもレイプされたという事はひなたは少なからずショックを受けた。その結果が一人称の急な変更だったりお洒落だったり、なのだろう。ついでにシャーレイが挙動不審になった頃合いと合致する。

 

「えっと……ミラ? わたしは大丈夫だし納得してるからシャーレイには……」

「……ちょっとシャーレイを山に捨ててくる」

「ちょっ!?」

 

 これには流石にミラもキレた。

 ヤッた後にやらかしましたと白状して全部話したのならまだ許したが、こうしてひなたを孕ませて隠しておくままだった、というのがミラの琴線に触れた。ついでに無責任にひなたを孕ませたという事実も。

 あの色情魔の事だから絶対に何も考えずに孕ませた、というのはすぐに分かった。

 きっとひなたも怖かっただろうし辛かっただろう。人格に影響が出る程犯されたとなると流石にミラも我慢ならなかった。

 

「ただいまー……あれ? なんか空気が……」

 

 そしてそこに偶々シャーレイが帰ってきてしまった。

 シャーレイの言葉を聞いてひなたがすぐに叫んだ。

 

「シャーレイ! バレた!!」

「やべぇ逃げなきゃ」

「逃がすかこの発情クソ女」

「逃げてシャーレイィ!!」

 

 そこから先はもう喜劇としか思えない程の逃走劇。全速力で逃げる金髪少女とそれを猛スピードで追いかける杖を付いた少女と大声で止まってと叫ぶ銀髪の少女。それを見てなんだこいつ等、と溜め息を吐くイヴァン。

 ちなみに、シャーレイはこの一時間後に捕まりミラの手によって少し遠くの危険が無い山にイヴァンの監視付きで捨てられ、一週間後に自力で帰ってきて土下座祭りだった。ただ、その際一番修羅場だったのはシャーレイが死んだと思い込んで家を飛び出そうとしたひなたを止める事なのだが、それはまた別の話。

 

 

 

****

 

 

 五年後。

 銀髪の女性が庭で花に水をやっていた。彼女は隻腕の身であり、小柄な体で一生懸命花壇に水をやっていた。

 そんな彼女を一人の子供が見つけた。

 

「おかーさん!」

「ん? あぁ、どうかした?」

「ミラちゃんがママを山に捨てようとしてる!」

「あーもう……なんか何年か前にも同じことがあったような……」

 

 彼女は花に水をやっていた如雨露を地面に置くと、駆け寄ってきた子供を片手だけで器用に抱き抱えた。

 

「じゃあ、ちょっとわたしが止めてこようかな」

 

 そう言い、彼女は歩き始めた。彼女の履いているスカートの裾からは、ちょっとだけだが銀色の拳銃が見え隠れしていた。

 ちなみに、ミラと呼ばれた女性がママと呼ばれた女性を山に捨てようとしたのは今子供を抱っこしている彼女の腹の中に第二子が居るからだ。なお、妊娠五か月目というのが逆鱗に触れた原因らしい。




という訳でシャーレイに快楽堕ち+孕まされたひなたちゃんの話でした。何かハッピーエンドっぽいけどひなた的には結構バッドエンド

ひなたが気絶した瞬間にもう彼女は地球の事とか元は男だった事とか完全に記憶から弾いています。ついでにTS以前の記憶は都合のいいように改変されています。TSしたいう事も忘れています

R-18で快楽堕ちとかTS娘が犯されるとか書いたこと無かったんで描写がアレだったりしたらどうかご容赦を

あ、本編はもっと違う形で終わりますよ? 銀髪の子可哀想っていうのは何時も通りですけど、快楽堕ちとかは無く普通に進みますヨ?



結論。性欲のやべー奴に生やしちゃいけない
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