本日含め一日ずつ計5回投稿します。
まずは完堕ち回です。
Q.洗脳深度100%って洗脳終わってるじゃん。あと何すんの?
A.最大限の嫌がらせ。
洗脳改造の仕組みは非常にシンプルだ。
都合の良い擬似人格を植え付け、本来ある旧人格を外部記憶素子に保存してやる。後は旧人格を吸引した脳に備え付けられた極小チップを除去。それだけで従順かつ精巧なセックスドールが完成する。
しかしどんなことでも難点は存在する。
問題は擬似人格が芽生え、旧人格を外に追い出すまでの洗脳深度。
擬似人格が増幅される性行為の間、旧人格に決して気取られてはならないのだ。
だが洗脳深度は既に100%。
操り人形に起死回生の逆転劇など存在しない。
待つのは絶望、完膚なき迄の堕天。
「では、最後の儀式といこう」
瞳が開き、いの一番に男を眼前に捉えた。
「……」
セルベリアは目覚め、愕然とした。
く、口が……身体が……。
手足に糸を垂らされたマリオネット、その程度では済まなかった。
可能なのは男と冷たい金属質な壁床の視認だけ。
固定化された眼球の感覚しかなく、一方的に吸わされる情報の塊に戸惑ってしまう。
当然声も出せず、視覚以外の五感、触覚、聴覚、嗅覚、味覚も全く反応していなかった。
「聴覚と声を出すこと許可しよう」
「なんなんだ、これは……」
男が許可すれば喉元が震え、鼓膜が振動、声が耳に聞こえた。
だが首と眼球運動は固定、触覚が封じらている為、セルベリアは自身の状態を窺い知るが出来ない。
現在セルベリアの肉体は洗脳改造の最終段階。
肉体は水平状態のまま、半分だけ開いた鉄の箱に収まっている。肘から先、膝から先は機械の中に埋まり、太腿から胴体が露出、真っ裸で大胆に胸を張り出す所謂「磔」の形で拘束されていた。
実質洗脳改造は既に完了している。付け入る隙など存在せず、本来の旧人格はセルベリアの脳に備え付けられた極小チップに吸引され、脳味噌の中身は作り出された都合の良い擬似人格に切り替わっている。
「あ、うっ……」
思考が進む度、心が寒気を催し、不安が煽られる。
別の意思による中枢支配。
一切を他者に操られているという事実が末恐ろしく、セルベリアの心胆を凍えさせた。
「私が誰か分かるかね」
「お前は、私を看病してくれたガリア軍の下級士官ではな――」
言葉を遮り、男はコンソールのスイッチを押した。
「では全てを思い出させてやろう」
「うっ、あっ」
セルベリアの脳に微弱な電流が流れた。
細心の注意が払われた記憶処理。
普段正気の状態で思い出せなくとも、脳は荒ぶる情欲の数々を忘れた訳ではない。性行為の最中でも心の芯は残され、自身が犯され、のたうち回る姿を覗き見ているのだ。
忌まわしい呪縛の鎖が解かれ、残る理性に元ある記憶が蘇る。
「あぁ、あぁ……」
記憶の一点が割れ、始点となり、あらゆる淫らな事象と繋がっていく。
言葉を失い、凄惨な情交の映像が脳を走り、セルベリアの頬がみるみる内に赤く染まった。
初っ端からの膣と尻穴の開発に、フェラドールにする為の悍しい程の精液の吸引。
貴族になる為、指定された男性に対し奉仕・慰安をしなければならないという馬鹿げた理由。
躍起になっていた自分。
「はぅっ、くぅっ」
動揺し、顔に焦りが浮かぶ。
男の股間を揉み解し、自ら股を開き処女を明け渡した。
乳房で男根を擦り、精を啜り愉しみ、尻穴を許し悦んだ。
自軍兵士の前での公開オナニーショー。自ら進んで肉棒を請い願った。
「貴様が、きさまが、お前が……」
震え、美麗な容姿が歪み、怒気を孕む。
ビーチで肌と肌を擦り合わせ、漣が聞こえなくなるほど接吻を貪り、愛し合った。
捕虜に穴という穴を犯し抉られ、尻奥から恥という恥を晒した。
不埒を超えた穢らわしい行為の数々。
欲望地獄にのたうつ自身の姿。
どんな娼婦も敵わない、女としてあるまじき醜態。
其の全てが目の前にいる男の差し金だった。
「殺すっ! 殺してやるっ!! 貴様の全てを引き裂き、この世から抹消してやるっ!」
セルベリアは憤怒の形相で叫ぶ。
千回殺しても殺し足りない。
殺気が膨れ上がり、血走った瞳で男を威圧、怒鳴り続けた。
「下種! 腐れ外道! 寄生虫、癌っ!! 虫けらめっ!!」
飛び交う罵詈雑言。
それだけのことをされた。怒り狂うのも至極当然だった。
だが幾ら怒号を浴びようとも男は微動だにしない。サディスティックな光を灯し、セルベリアを見据えた。
「褒め言葉だな」
「……なにぃっ! ふざけるな!」
「ふざけているのはお前だ。
そんな体で私を殺すだと? 寝言は寝て言え」
「ぐっ、ぐぅっ」
セルベリアはギリギリと歯噛みし、唇から血が滲む程悔しがった。
「いい表情だ」
「黙れ! 鬼畜めっ!」
もう二度と聞けないと思うと、憎しみの声すら感慨深い。
男は冷笑を浮かべ、徐に話を切り出す。
「ところで、うら若き戦乙女は人の精神が何処に在るかを知っているか?
人間が人間である所以、その『心』という存在の在処だよ」
「何の話だ、何を言っている!」
声を荒げるセルベリアを無視し、男は淡々と、だが懇切丁寧に話し続けた。
「人の心は脳の何処かに付随する。
しかし、もし仮に人間の心とやらを電子情報として解析し、その全てを極小チップに集約できるのだとしたら?
チップに元の人格を封じ込め、脳の本来あるべき人格の場所に、別の人格が居座っているとしたら?
そして別の人格は誰かに都合の良い人格で、元ある人格の一切を制御出来ていたのなら?」
「なんだ、それは……」
頭に浮かぶ二文字。
『洗脳』。
それは他者による『心』の完全支配だ。
「それは、神をも恐れぬ悪魔の所業だ……」
「神? 悪魔? 違うな。できるんだよ、既にな。
私が所有する洗脳技術は、それ程までに昇華されている。
どこぞの女を完全な雌豚性奴隷にするほどまでに!」
男の話を聞き、セルベリアは息を呑む。
刻まれた淫行の記憶。
操られた五感と身動き出来ない肉体に、極小チップ。
そしてその支配対象。点が線で繋がり、頭を金槌で打たれた様な衝撃がセルベリアを襲った。
「ここまで言えば猿でも分かる。
既にお前の本来の人格は、脳に埋め込まれた特殊な極小チップへと移されている。
私に都合の良い疑似人格が現在の脳を支配し、旧人格は削除間近まで追い詰められているのだ」
「世迷言、だ……大概に、しろ」
セルベリアはか細い声で呟くが、それは自身が理解出来ている事に他ならない。今思考し喋っている人格は、頭の記憶素子にメモリされた電子情報に過ぎなかった。
不老不死は権力を持った全ての人間が欲する究極の野望。
強さ、美しさ、逞しさ、若さ。人間は全部を永遠には保てない。
ロボット、アンドロイド、サイボーグ、クローン。
脳のデータ化は別世界における不老不死研究の一端。
男の所有する洗脳技術は、永遠の命を創造する副産物だった。
「くぅっ、だ、だが、私がどうなろうとも殿下が、マクシミリアン皇太子殿下が黙っていない。きっとお前を潰すだろう」
「お前が好きな?」
「そ、そうだ」
「クククッ」
滑稽にも強がる姿に男は笑った。
最後の足掻きか、はたまた一縷の望みに賭けているのか。
戦乙女が縋る最後の拠り所。
その全てを抹殺する。
「人の本性を知らないことが、どれだけ滑稽なことか教えてやろう」
すると男の後ろに巨大な電信映像が浮かび上がった。
セルベリアはモニターに映る人物に驚愕し、あからさまな動揺が浮かんだ。
「で、殿下……」
映る人物は玉座に身を置き、鋭い瞳で前を見据えるマクシミリアン準皇太子。
それと白衣の女性、ヴァルキュリア研究所主任のフェルスターだ。
二人は何やら話しているようで映像から言葉が流れ出た。
『優れた遺物だけ残し、ヴァルキュリア人は滅ぶべき種族である』
「なっ……」
唐突なマクシミリアンの宣言。
理由が分からずセルベリアは戸惑った。
『スポンサー様に差し出がましい事を言う気はないけどね。なら私の研究をよしとする理由を教えて欲しいかな』
『力だ。力こそが我が覇道を担う。同じ血が流れる父兄弟、醜き権力闘争に明け暮れる同族が強大無比な力にひれ伏す。
歴史をも歪め婉曲する圧倒的な武力。故に余はヴァルキュリアの力を余す所なく使い倒すのだ』
『……あぁ、アンタは知っている訳だ。今の歴史が嘘だって』
『当然だ。所詮歴史は勝者によって書き換えられる』
ダルクスの災厄。ヴァルキュリアによる救世。
それはダルクス人の侵攻を古代ヴァルキュリア人が防いだとされている伝説。
だがその内実は大きく異なる。救世なんて嘘っぱち。ダルクスの民を圧倒的な力を持つヴァルキュリアの民が蹂躙しただけだ。
マクシミリアンの言葉は続く。
『セルベリアを囮に、首都に侵攻、古代兵器ヴァルキュリアの聖槍を確保する。
占領と同時に、ガリア公国元首を輩出しているランドグリーズ家、そのコーデリアを政略結婚として妻に迎え入れる』
『……一応聞くが、戦乙女の血という意味では、私の傑作であるセルベリアもいるんだが』
「違う! ちがう! ちがうッ! これは私の知る殿下ではない!
これは、これは……」
セルベリアが画面を前にして叫んだ。
言葉が痛い。
止めて欲しかった。
これ以上聞きたくなかった。
必死に訴えても、記録映像が答えを返す筈もない。
耳は塞がれず、流れる映像は喋り、健気な戦乙女の心を抉り続けた。
『地位もなく、政略の利用価値はゼロ。
実験動物。戦わない兵器に意味はなく、奴に余の横に立つ資格はない』
「ぐっ……くぅっ」
きつく歯噛みし、在りありと浮かぶ苦悶の表情。
『負ければ価値はなく、勝てば余の行く覇道に花を添える。それが奴の存在価値だ』
信奉してきた対象からの全否定。
愛しい人間の言葉が心を揺さぶり、何より胸に突き刺さった。
『人造ヴァルキュリア計画も程無く完成し、余の手中に入る』
マクシミリアンはセルベリア一個人を見ていない。
冷めた眼光に映るのは、ヴァルキュリアという世界を手にする力のみ。例えセルベリアが死んでも、第二第三の戦乙女が出現し、感情を利用され、同じことが繰り返される。血の争いが激化するだけだ。
時間という流れに勝手に整理され、忘れ去られる只の情報の塊。マクシミリアンにとってセルベリアはその程度の存在だった。
「では私は、今まで……」
――何の為に。
顔が歪み、悲痛な声が滲み出す。
生への執着がすり潰され、耐えていた心にひびが入った。
ありったけの心で思ってきた。生まれた意味を信じ、戦場を駆けてきた。
一緒にいたい。傍で支えたい、
そんなちっぽけな願いの中に、セルベリアの全てが詰まっていた。
淡い期待を抱き、ささやかな希望に縋って生きてきた。
だが現実は冷酷無残。
結局如何に献身したとしてもその愛は絶対に届かない。
誰にも愛されず、理解されず、思われない。
有り得た姿は死という暗黒の中に消去される。
それは、悲しく、寂しく……何より、辛い。
『手足をもがれたボロ雑巾にもまだ使い道はある。捕虜になれば、大勢の敵を巻き込み、喜んで自爆して貰おう』
「……ひっ……ぐ」
容赦ない言葉に唇が震え、喉がしゃくれた。
頬には既に幾つもの涙の跡ができていた。
祈りが愛すべき対象によって一片もなく磨り潰されていく。
憂いが晴れず、疼き、心が重い。
薄氷の願いが小さく萎え細り、崩れ、片っ端から折れていく。
セルベリアの中で生存本能を燃やす誰かが吠えている。
嫌だ、嫌だ……報われないのはもっと、いやだ。
愛し、愛されたい。
満たされたい。
自身ではない感情が錯綜し、許容容量が限界を超え、決壊。
胸中が狂い、心がぐちゃぐちゃになった。
『余が造る創世の礎となる為、もう一度言おう。
セルベリアを含め、優れた遺物のみを残し、ヴァルキュリアは滅ぶべき種族であると』
歪んだ尊大な野望。世界に覇を唱えることが正義なのか、悪なのか、セルベリアにはもう分からなかった。
挫け、セルベリアは惨めながらも懇願した。
「殺せ、殺してくれ……もう生きる意味も、価値も、私には、ない」
「駄目だ」
「ひぐっ、くぅっ、貴様は、貴様という奴は……」
泣きじゃくるセルベリアを見て、男は言う。
「チェックメイトは決定的だが、心が崩れた所でもう一声。
視覚の全てを許可する。左右、次に下を見てみろ」
半ば強制的に眼球が動いた。
左右に動かせば、機器に埋められ拘束された手足。
そこまではいい。
「ひぃっ」
だが下を見れば、更なる恐怖で表情が一変した。
震え続けているのだ。セルベリアの下腹部が。
ヴァギナとアナル。
二穴に嵌り、ピストン運動を続ける二つのペニス型の電動式ディルドー。
触覚と快楽中枢が遮断され、脳に電気信号が送られず、肉体のみがオナニーマシンと化し、勝手にイキ続けていた。
絶頂の余韻が色濃く残り、股間部のみが味わう悦楽で震えた万年発情オナニー状態。
「ほひゅっ、ひうっ」
呻く間にもグチョグチョと股間が弄られる。
マンコと尻穴から愛液と腸汁が溢れ出し、止まらない。
腰が浮き、ビクンビクンとアクメに震え、いつの間にかヨガリ狂う。
「嫌、イヤ…………嘘、うそだ、ウソだ」
美しい顔が恐怖と絶望に染まっていく。
愛した人だけでなく、肉体ですら自分を裏切る。
「ここで、全感覚を解放したらどうなるかな?」
「や、やめ」
「ククククッ」
男はこれ以上ない程口端を歪め、スイッチを押した。
ボタン一つで蘇る快感。
セルベリアの顔と声が面白いように変化した。
「くはっ、はうぅ、ひぅっ」
最初は快楽を受け入れるくぐもった呻き声。
下から突き上がる極太ディルドーの存在を感じ、身体が揺さぶられ、ヴァギナとアナル奥深くで挿入感を味わう。
「んっ! ふうぅ、ひぁ、子宮の奥で、あぁんっ!」
全身の発汗が強まり、顔はいつの間にか恥辱で赤みを増し、抑圧された悦楽が次々と解放されていく。
「ふひゅっ、あぅ、んんんっ!」
呻きは喘ぎに。
「あぁぁ、いぃっ、耐えられないぃぃっ! んあぁっ、ぁあああっ!」
喘ぎは嬌声に。
「ほふっ、ひゃひ、ひぎぃい! おあ゛あ゛あ゛っ!
あ゛う゛っ、お、ほっ! んほぉぉぉおお゛お゛お゛っ!」
そして嬌声は絶望の咆哮へと変化した。
許容範囲を超えた快楽、神経を撫でる電撃の波濤。
大股開きの股間に染み込み、響く卑猥な恥音。
「ほひぃぃい゛い゛い゛っ! ん゛んん゛っ、ひへっ、へぉぉおお゛お゛っ!」
美麗な顔が醜く崩れ、泣き顔のままアヘ顔に固まり、目ん玉が大きく裏返った。
「美女の無様で滑稽、欲望に沈み、絶望する姿は実に壮観だ」
男は叫ぶ雌豚を一瞥し、旧人格抹消の為の鉄の箱を起動させた。
閉じれば、戦乙女の全身が特殊な薬液に浸り、脳内チップは破壊、心はいとも簡単に崩壊する。
……鉄の箱というよりは、「棺」といった方が正しいのかもしれない。
これは生まれ変わる為の棺桶なのだから。
男は操作盤を使い、蓋をした。
「い゛い゛っ! へぐっ、イギッ、イグッ、イ゛っぢゃう゛! い゛っぢゃぅぅゥううう゛う゛う゛っ!!」
棺が閉まる間も、為す術なく首を仰け反らせ上がる絶頂の悲鳴。
快感を強制され、感じるだけの肉人形になった戦乙女に逆転の目など存在しない。
「あ゛っ、ひい゛い゛ぃぃぃぃい゛い゛いいっ!!
お゛ぁぁああ゛ああ゛あ、いぁぁぁあ゛ああ゛ああ゛っ!!」
内部が密閉され、尚も響く断末魔の絶頂。
人のものとは思えない。生物が発する声でもない。
心が崩壊していくアクメの声だ。
「絶望と快楽の海で溺死しろ。
そして生まれ変わるがいい。私だけの雌豚性奴隷としてな」
何も、もう何も無い。
辺り一面の真っ白な空間。現在の内面を表した心象風景。
セルベリアはその空間の中心部に、ただ一人裸体のまま立っていた。
縋った記憶も、愛した想いも、全ては虚構。
勘違いも甚だしく、所詮は一方的な独り善がり。
馬鹿らしい……。
悲しむ気も、自嘲する気力も、最早ない。
グチャリ。
セルベリアが打ちひしがれている最中、空間のある一点に黒のシミが付着した。
シミは急激に広がり、漆黒の波となって空間を染め上げ、波は渦となってセルベリアに襲い掛かった。
「……」
この場、心の主が変わるだけ。
抗う気概も、気力も、信念すら消え失せていた。
セルベリアは黒の浸食を無抵抗のまま受け入れた。
液体が皮膚を伝い、血管を巡り、脳、神経、細胞にまで隈なく入り込んでいく。
染み込み、漆黒の遺志は言う。
マクシミリアンの目的。所詮は道具、女のお前など見ていない。
ただヴァルキュリアを恐れ、妬み、僻んでいただけだ。
悦楽を求め、差別も捨てられることもない。
甘い坩堝の中、只管に求め愛し抜いてくれたのは誰か。
「あぁ……」
思えば、ドロリとした甘美な感情が心の奥底に流れ込んだ。
非道外道であろうとも、享受させてくれたのは誰か。
「あぁ、私が、消える……脳が犯される……心が、変わる」
描けば、ドクンと胸が高鳴った。
細かく破砕された心の残滓。
割れた破片が別の色を持ち、寄り固まっていく。
私が私でなくなり、別の私となって再生する。
心が溶け、一つになる。
「そうだ、貴方は私の、私だけの――」
棺が開き、差し込む光に瞼が震える。
セルベリアは目の前の存在を視界に捉えると、顔を蕩けさせ、見惚れてしまう。
「……んあっ、んんっ」
頬を火照らせ、甘く息づく雌の反応。
仕える事は至上の悦び。
全身を包む中毒性の高い幸福感。
「気分はどうかな。我が愛しの雌豚奴隷よ」
「フフフッ」
質問に、ベロリと唇を舐め上げ、戦乙女は欲望に彩られた瞳で言った。
「あぁ、最高です。私だけの御主人様♥」
おどろおどろしさとエロが足りない。