周りがおかしい……
セルベリアは近頃の状況に頭を悩ませていた。
女性士官からの扱いは何処かぞんざいになり、男性士官からは遠目で注視され、問いただそうと近寄れば逆に顔を青くして逃げ去っていく。
なぜだ、落ち度はないはずだ……意味が分からない。
幾ら困り果てようが、気にしようが詮無きこと。
操られた記憶は夜以外復活しない。苦悩は所詮、奴が付け入る隙を作ったに過ぎなかった。
夜、砂の上に木造で作られた簡易な小屋。
その中でセルベリアは渡された水着を握り締め、恥ずかしさの余り打ち震えた
清楚なイメージとはかけ離れた、男を誘惑する大胆かつ破廉恥な黒のマイクロビキニ。
着替えれば極薄の生地が肌に引っ付き、細い紐と面積の少ない布地がギリギリの所で胸と秘所を隠し保っている。
……これでは何も着ていないのと一緒だ。
動けば水着で乳首とクリトリスが擦れた。
身体が僅かな刺激に反応し、思わず身を捩ってしまう。
「くっ」
羞恥に悶えながら、セルベリアはドアノブに手を掛けた。
ここは貴族御用達の避暑地、そのリゾート区画の一つ。
潮風の香る白い砂浜に、月が妖しく照らし出す満天の星空。
水面に映された星々が闇に潜む美しい海原。
夜中の浜辺だろうとその景色の素晴らしさは変わらない。
砂浜の一点にシートが引かれ、撮影に用意されたかのように薄暗いライトで照らされている。
男はその横でビーチチェアに寝そべり、獲物が来るのを今か今かと待っていた。
センサーと隔離技術で人の反応がないのは織り込み済み。
今夜は二人だけの貸し切りビーチだ。
そして獲物となる戦乙女が姿を現した。
渡された水着を着込み、ぎこちなく内股で歩いて来る。
アルビノ色の真っ白い肌に月灯りが灯り、スラリと伸びた肢体、熟れた尻と胸、布切れでは抑えきれないピチピチの肉体が艶かしい色気を発していた。
水着の恥ずかしさに打ち震える姿がまた映える。
闇夜で見えづらい黒の水着が恥部に暈しを入れ、チラリズムが唆られた。視覚で捉えた淫猥なソレは、裸体よりもエロい。
「どうです、中々の水着でしょう?」
「こんな破廉恥なものをよくも私に……」
「ククク、お似合いですよ、大佐」
「くぅっ……お前という奴はいつも、いつも……」
セルベリアは忌々しげに言うが、男は招き寄せ命令した。
「さぁ、奉仕の時間です。まずはローションプレイと参りましょう」
男は媚薬ローションの入ったプラスチック容器を掲げ、抱き寄せたセルベリアの体に垂らし落とす。
ひんやりとした粘性のローションが鎖骨から垂れ落ち、豊満に膨れた双乳、括れた腹部、股間、ムッチリとした太腿と流れ落ちた。
両手でセルベリアの肉体に塗りたくり、媚薬成分を皮膚に浸透させては揉み解した。肩から始まり、二の腕、肘、指先まで。股下から太腿、膝、脹脛、足首と満遍なく細部に至るまで塗り込む。腹下の子宮部分は特に念入りに。
水着が粘液で皺くちゃに絞み、小さくなったビキニで肉体のエロさが更に増した。
「いっ……あうっ、んっ」
気丈に振舞おうとするが、まさぐられた全身が火照り、快感細胞一つ一つを痺れさせる軽やかな刺激に唇を噛んでしまう。
じわじわ効果が効き始め、発情状態に近づき、快楽への疼きが止まらない
「いぅ、んぅっ、ふぅっ」
男がセルベリアのボリュームたっぷりのおっぱいを見据え、伸ばしたローション塗れの両手で鷲掴みにした。
ゴツゴツとした手が繊細な肌を滑り、水着の上からこぼれ落ちそうな乳房を揉み潰す。
中央に寄せては媚薬ローションが豊満な谷間に溜まり、左右に開いては流し落とし、また閉めてやる。
今度は水着越しの乳頭部分を擦り押し込む。乳輪とともに徹底的になぞると、乳首が指に反発しぷっくりと膨らんだ。
「くぅううっ、んっ! ふはぁ…………はぁ、はぁ」
セルベリアは甘い衝撃に魘され、各部に微細な電流が走る。ネチョネチョの粘液が性感帯に染み込み、欲望が加熱していく。
更に谷間の紐に手が掛けられる。胸を覆う水着をずり下ろされ、扇情的な柔肉が勢いよく飛び出した。
月光で光るベトベトの生乳がまた美しく、男は目の傍にある乳頭にむしゃぶりつき、弛む乳房を手に収めては卑猥に音を立てて吸い上げた。滑る柔肉に圧力をかけ、乳首を舌で捏ねくり回す。
「ひぅっ! やめ、やめて、あっ、ぁあっ!」
乳房がプルプル踊るほど弄り続けると、男は口を離し、左右の乳首を思い切り引っ張り上げた。
「あんっ! んいぃぃい!」
セルベリアは限界に達し嬌声を上げた。爪先立ちになり、艶かしい声で啼く。
羞恥に震え、淫楽に困惑し目が蕩け始めた。
愛撫に体を揺らし、快楽に夢中になり、外だというのに周りに気を割く暇がない。
「くぅ、ふぅっ、……んっ、んうぅっ」
突然胸から手を離すと、セルベリアは名残惜しそうに息を漏らした。
股間部分では雌の芳香が強まり、秘所を湿らせては伝う淫液を隠そうと股を閉める。
もじもじと悶える雌の姿が可愛らしく、男が笑った。
「次は私に奉仕してもらいましょうか」
「い、いいだろう。私を惚けさせたことを何倍にもして返し、ひゃうっ!」
強がるセルベリアの後ろに手を回し、男はムッチリとした尻を揉み掴む。
「きっ、さま! ひぅっ!」
「では、お願いしましょうか」
喘ぐセルベリアを無視しながら、男はシートに身を倒す。
一緒に横になり、セルベリアはローションを手に、男の厚い胸板に覆い被さった。
張った乳肉を腹部に擦りつけ、繊細な肌がゴツゴツとした肉の上を滑る。
セルベリアは恐る恐る男の胸板を舐め上げ、盛り上がったパンツの中に空いた手を伸ばした。
華奢な指でガチガチの怒張を握る。親指と人差し指で輪っかを作り、チンポに通しては上下に扱き始めた。手淫の音を鳴らし包皮をひん剥き、肉棒をジュコジュコと扱き上げた。
「はぁはぁはぁ……んっ、くっ」
男の上で瞳を潤ませ、セルベリアが呻いた。
体全体を上下に動かす度に卑猥な粘着音が響き、デカ尻を揉まれながら全身を使って塗り動かしていく。唾液に濡れた舌を使い、男の乳首を丁寧に吸い上げる。
素股で相手の太腿を擦りながら、自らも快楽を得ようと勃起クリトリスを押し付け潰した。
洗脳によって性技に磨きがかかり、否応なしに雌の肉体は男の欲望を満たしていく。
好きでもない男の為に、どうして…………こんなに。
興奮する身体、高まる快楽への期待。身を震わせてはネチョネチョと肌を絡ませ、理性が溶け出し、溺れていく。
奉仕に嬉しがる自分が何処かにいて、セルベリアは目眩がした。
奉仕の動きが激しさを増し、肉棒が激しく扱かれ熱く燃え盛った。
金玉がパンパンに張り、亀頭が膨れ上がる。
射精衝動が高まり、男が呻いた。
「っ」
チンポの脈動を感じ取り、セルベリアは肉棒の尿道先端にそっと手を被せた。
ほっそりとした手の中で汚濁汁が爆発する。
あぁ……。
流れ出るとても濃いゲル状の汚濁汁。
射精の濁流で犯された手中が奇妙なほど満たされ温かい。
セルベリアは掌に溜まった粘液を零さないよう優しく肉棒を抑え包み込む。
男に跨り膝立ちになり、喉をごくりと唸らせ、精液を掬い上げた手を見つめた。
うっとりと目を細め、瞳に雌の光が灯る。
麗しい唇を近づけ、ブチュリと接吻を交わした。
「んあっ………」
グジュッグジュッ、ネチャッネチャッ。
味と匂いに発情し、舌を広げ、舐めしゃぶる。
半液体を吸い取り、いやらしく口の中で転がした。
ジュブッ、ジュズ、ズズズ。
セルベリアは粘っこく嚥下し辛い精液の味を楽しみ、美味そうに啜り飲んだ。
飲み下した濃いザーメンが胃で発熱し、体の芯がじんわりと熱を持つ。テカテカに光る身体は益々火照り、子宮が切なく疼き、淫裂から恥汁が染み出した。
美味しい……でも、まだ、まだ、欲しい……。
火照った雌の身体は悦楽が足らず、セルベリアはベトベトになった手を自らに秘所に伸ばした。
水着を横にずらし、マンコに精子を塗りつけ、男の上でオナニーを開始する。
「ひぅっ、くぅっ、あはぁ」
指先で精子と媚薬ローション、愛液を膣穴に巻き込み、馴染ませた。
膣壁を擦り上げ、トロトロの粘液が淫裂から染み出し、出し抜きする度に指先から糸を引く。
お腹の奥が潤み始め、快感が広がり、心地よさに身を委ねてしまう。
モジモジしながら肉襞を擦り、セルベリアは独りでに淫らな刺激を求めた。
「んはぁ、んっ、ぁん」
膣穴の裏の辺り、一番敏感なザラザラ部分を撫で擦ると、甘い吐息が断続的に漏れ出した。
濡れまくる股間が異様なほどくすぐったい。
喉が渇き、頭が上せていく。
あぁ、気持良い……。
恍惚とした息を吐きながら、全身の細胞が快楽に蕩け、物を考えることが出来ない。
「あっ……はぁ、はぁ、はぁ、い゛っ」
膣動が指に絡み、充血した陰唇が呼吸に合わせ震えた。
股間部分が濡れそぼり、性感帯の固まりとなってしまっている。
膣壁を指先一つ一つで掻き解し、弄っては卑猥な液音を鳴らす。
掻き出しているにもかかわらず、愛液は外に溢れ止まらない。
焦らされる刺激。
襲い来る快感の予感。
膣奥の切なさが一際増大し、子宮が記憶したチンポの形を求め蠢く。
「あひぃ、ひぃ、ひぃ……い゛っ、い゛ん゛」
蜜壷に入れた指の動きが激しくなり、子宮口の手前部分、中途半端な所に位置するGスポットをグチョグチョと掻きまくった。
指を折り、急所を擦り、雌の顔で悶え狂う。
「っぐぅ! いん゛ん゛ん゛~~~~!!」
歯を食いしばり、セルベリアは絶頂の悲鳴を上げた。
綺麗な肉のアーチを描き、海老反りで痙攣、イキ顔でヨガり続ける。
派手に潮を撒き散らし、下に身を置く男の体を汚した。
上で派手なオナニーアクメをかまそうとも、男は淫猥な香りを吸い込みながら、戦乙女が目覚めた痴態に喜び笑う。
セルベリアは頭の中を真っ白にし、辿々しく指を引き抜いていく。
アクメの余韻に浸り終える頃、悦楽の霞が消え潜めた所で、少しばかりの理性を取り戻した。
「あっ、あぁ…………うっ、私は自ら、自慰に」
戸惑い、赤面した。
不安を掻き立てられ、自らの行いを恥じ、手で顔を隠しては頭を振る。
「私は、なんてことを」
「貴族になるのでしょう? 何を恥じらう必要があります」
「だが! お前の前でこんな、こんな、醜態を!」
「奉仕するのが目的だ。だから何も間違ってはいない」
「しかし……」
瞬間セルベリアの中で奇妙なことが起こった。
おかしい。歯車として外れた感情が、何故か噛み合ってしまう。
「いや……だが…………」
「何も間違ってはいない」
こびり付いた低い声が頭の奥で反芻され、思考がぼやけ、歪められていく。
「何一つ……」
「最高の女として、最高のメス豚性奴隷としてこれは必要なことだ」
音が暗示となって脳に響き、羞恥と不安が消えていく。
そう……そうだ。これは私が貴族になるため……御主人様がしてくれること。
理性を伴う元の人格が鳴りを潜め、悦楽を欲する擬似人格がセルベリアの脳を支配した。
洗脳深度75%といったところか……。
男は笑みを浮かべ、淫れる戦乙女の痴態に頷いた。
続きます。明日10月3日午前0時更新します。