ヒロインたちの陵辱劇 作:返事はするが屍です
マシュ・キリエライト
──せん、ぱい……
泣きそうになりながら呼び掛けた声は、だが決して届くことはない。
彼女──マシュ・キリエライトの"先輩"は、もう近くには居ないのだから。
今どこで何をしているのか。
生きているのか死んでいるのか。彼女にはそれすらも分からない。
もっとも、囚われの身であるマシュにはもう関係のないことだが。
「んんっ……っ、はぁん……っ! あ、あっ、ん……!」
地下牢に女の喘ぎ声が響く。
声の主は身に付けていた衣服を剥ぎ取られ、最後に残った下着すらも奪われていた。
ゆえにマシュの目の前にいる男たちには、彼女の裸体が余すことなく視界に入っているのだ。
豊かに膨らんだ大きな胸も、シミ一つ無い滑らかな肌も……もちろん、愛液で濡れた膣口も。
「は、っ、ぁ……はぁ、ぁ……っ」
息も絶え絶えになりながら、マシュは自身のマスターの姿を思い浮かべる。
あの優しくて、今日まで一緒に旅をしてきた先輩の姿を。
これまで色んな特異点を巡ってきた。旅の中では苦しいことも辛いこともあった。
それでも先輩と一緒だから、マシュは今日まで頑張ってこれたのだ。
けれど、どうしても快楽で頭が回らない。
マスターの柔らかな笑みが、何者かに邪魔されたように浮かんでこない。
「んんんっ! ああ……っ! ん、く……っ」
両手首を頭の上に伸ばした状態で縛られ、最奥まで秘所が見えそうなくらい脚を広げ、マシュは男たちに犯され続けていく。
もちろん、これは彼女の意思ではない。
望んでいないにも拘わらず、男たちに無理矢理犯されているだけのこと。
だが、どうしてこんな目に合っているのか。ずっと隣で旅をしてきた先輩は一体どこへ行ってしまったのか。
考えても答えは出ない。
頭がぼおっとする。身体が火照って、目の前が霞んでしまう。
「んぁ……っ! ん、あ……あっ、あん!」
必死に声を聞かせないようにしても、硬く膨れ上がった肉棒で突き上げられれば、我慢など出来ない。
ほんの数時間前に処女を奪われ、身体のあちこちを触診でもするように弄ばれた。
さらに口と膣の両方に挿入されるなんて、性の知識や経験の乏しいマシュは考えもしなかった。
無論、男たちは手加減していない。何者かに操られているように、一心に彼女の身体を貪っていったのだ。
だが、それでもマシュは気丈に耐えている。
「わたし、は……っ! また、せんぱいと……! んぁっ、あ、あん!」
肉棒がずぶずぶと自身の身体を貫いても、男から強引に初めてのキスをされても。
マシュ・キリエライトは、先輩のこと──大好きな人のことを思えば耐えられたし、助けを待っていられた。
でも、それでも。
(また、ナカに出される……っ! こんな、奥まで熱いのが……)
送り込まれる快楽は、性を知らないマシュにとってはあまりにも強すぎた。
どこか現実ではない、まるで虚構の世界に迷い込んでしまったようにも感じる。
けれど、きっとこれは現実なのだ。
与えられる快楽は本物で、マシュが感じる熱もまた本物。
そして──確かに悦びを覚えつつあるのも現実である。
「んぁっ、あ、あ……あっ! ん、そこ……んんんっ!」
男たちは、ただ黙ってマシュの身体を弄び、陵辱の限りを尽くしていく。
その姿は不気味でしかないが、マシュに考える余裕は一切ない。
パンッ、パンッ、と腰と腰がぶつかり、ぐちゅぐちゅという淫音が羞恥を誘うように耳朶を打つ。
辛い、認めてしまいたい。
もう全てを投げ出して、ただただ快楽を貪っていたい。
そう、思ってしまう。
「んんっ、あんっ! あ、あっ……っぅ……ん!」
肉棒が膣壁を引っ掻き、先端が子宮口に押し付けられた。
そして、すぐさま膣口まで引き抜かれ、再び最奥に叩きつけられる。
それの繰り返しだ。
数分ほど前から、そんな単調な抽送でマシュは犯されていた。
じりじりと追い詰められるような感覚が、彼女の全身を這い回っていく。
だからだろう。
「んっ、あ……あ、あん……っ! ん、あん!」
喘ぎながら、マシュはつい"もっと深く突いて欲しい"と思ってしまった。
すぐに首を振って否定したが、一度抱いてしまった感情は簡単には消えない。
絶頂を味わった身体は、心の奥底から男のモノを求めている。
(ッ! ち、違う! こんなこと、わたしは……!)
正常位の体勢で責め立てられ、目の前の男から視線を逸らす。
物欲しげな眼差しを覗かせていたことを、誰よりも分かっているから。
「んく……っ! ん、あ、あっ……んん……んぁ……っ」
欲しい、欲しい、と欲望の声がマシュの脳内を支配する。
男たちと身体を嫌々ながら重ねて数時間。まだ若く、経験も乏しいマシュにしては耐えた方だろう。
処女を好きな人に捧げることが出来なくなった瞬間には、大粒の涙を零して泣いた。
肉棒で散々犯され、胸の頂点を弄ってイかされ、身体の隅々まで知られてしまった。
もう、限界だった。
「んぁああっ……あん、あん……っ! やぁ……っ、んん……っ、あ、あん」
確信がある。
きっと目の前の男たちは、自分が淫らに懇願すれば望む通りのことをしてくれるだろう、と。
しかし、最後の一線を踏み出すことが出来ない。
脳裏に思い人──マスターの姿が浮かんでくるのだ。
(ああ、先輩……もう、ダメ……っ)
どこか遠くでマスターの声が聞こえた気がした。しかし、彼の言葉はハッキリと聞き取れない。
曖昧で、もしかしたら幻聴だったのかもしれない。
少なくとも、彼はマシュの傍には居てくれない。助けにも来てくれない。
マシュは、早くマスターが救出に来てくれることを願っていた。
そうすれば、きっとカルデアでまた先輩たちと一緒に……
だが、それはもう叶わない。
(ごめんなさい、先輩……)
心中で呟く。
その誰にも聞こえないはずの言葉は、だが間違いなく大切"だった"人の元へと届いていた。
そんなことに気付くはずもなく、マシュは懇願のためにゆっくり口を開いていった。
「わたしの奥……もっと突いて、ください……わたしのこと、メチャクチャにしてください……!」
小さな声で囁くように言う。
とてもではないが、男たちにしっかり聞こえるとは思えない大きさだ。
が、マシュの一言で、肉棒を挿入させていた男の動きが瞬時に変わった。
それこそ、彼女の言葉を待っていたように。
「んくっ、っ……んぁあああぁああぁぁああっ!」
男が勢いよく肉棒を最奥に押し付けると、諮っていたように精液を放出した。
元々愛液と白濁が混ざり合っていた膣内へ、さらに射精が繰り返されていく。
それによってマシュの身体が激しく震え出し、絶叫を上げてイッてしまった。
後悔は──ない。
むしろ押し寄せてきた快楽で目はとろんと蕩け、頭に火花がバチバチと散っている。膣からは蜜が溢れ、口の端からは涎が零れ落ちていた。
もうすっかり肉棒の虜だ。迷いなど存在するはずもない。
(ああ、気持ちいい……こんなにイイ、なんて……)
悦楽に染まった顔は、男の劣情を誘うように淫らだった。
こんな姿、絶対に先輩には見られたくない。
そう思う気持ちが全くのムダと分からないまま、マシュは別の男が挿入してきた肉棒によがり、嬌声を響かせていく。
「んぁああっ! やぁ……! イッたばっかり、なのに……あんっ! あ、あ、あっ!」
拒絶はしない。そもそも、するつもりがない。
何よりマシュ自身が望んでいるのだ。もう、このまま快楽に溺れていくこと以外にありえない。
この選択が正しいのか間違いなのか。
……どうでもいい。
マシュはそう一蹴し、押し込まれた肉棒を受け入れるように締め付けた。
本当にどうでもいいことだ。
今はただ、与えられる悦楽に悶えることしか出来そうにない。
どこか遠くで、誰か分からない人の悲しみの声が聞こえた。
どうやら涙を流しているらしい。もっとも、もう今のマシュには関係のないことだが。
「ああんっ! そこ、そこ……っ! イイ、です……! だめ、また……んぁああっ!」
肩の辺りで切り揃えられた菫色の髪を揺らし、男を悦ばせるためにある巨乳を揉まれながら、マシュは恍惚とした笑みを浮かべる。
突き込んでくる男のモノが、本当に気持ちよくて仕方ないのだ。
全身が男を受け入れる悦びで震えた。
マシュにはもう声を抑えようという気もなく、恥ずかしいという気持ちも捨てて喘ぎ声を上げる。
「ああっ、あ、あっ! んんん……っ! おく、もっと……おく……っ! あああんっ!」
激しく腰を打ち付けてくる男に懇願し、自身の弱点を徹底的に責めてもらう。
先程までは必死に耐えていたのに、もうその姿は見る影もない。
「あっ……んく……っ、んぁああ! あん、あんっ! や……っ! だ、め……もう、イッちゃいます……っ」
限界が近付くのが段々早くなっていく。
それだけこの行為が気持ちよくて、思い人のことすらも忘れてしまうくらい、どうしようもなく溺れてしまっているのだ。
「んんっ! っ、ぅ……あん、あんっ! っあ……! んぁあっ!」
気付けばマシュは、男の精を欲するように両足を彼の腰に回していた。
奥に吐き出して欲しい。そう言外に告げているのだ。
「あん、あんっ! 出し、て……っ! 奥に、ください……!」
その言葉に返答も頷きもせず、男は行為を彼女の望む通りに加速させ、肉棒の先端を子宮口に押し付けて──欲望の塊を一気に吐き出した。
(ああ……また、わたしのナカにいっぱい出てる……熱くて、ドロドロしてる……)
何度目になるのかも分からない絶頂を迎えながら、マシュは膣の奥深くで精液を受け止めた。
ドクドクと吐き出される白濁は、何度射精してもまったく衰えることはない。
むしろマシュが自身の欲望を口にしてから、より激しさを増した程だ。
もう床は彼女が零した愛液と、膣内に収まりきらなかった精液とでべとべとに汚れている。
しかし、当然のように陵辱はまだ終わらない。
男の一人は、まるでマシュの淫らな姿を誰かに見せ付けるように体勢を変え、騎乗位の形を取った。
彼女の豊かな乳房が、劣情を煽るように大きく揺れる。
けれど、マシュの秘所を下から貫いた状態で、男は動くのをやめてしまった。
困惑するマシュだが、すぐにその意図に気付くと自ら腰を振っていく。
「んんっ、さっき、よりも……あんっ! おく、に……とどいてぇ……っ! んっ、ああんっ!」
自分から動いてしまえば、弱いところを徹底的に責め立てることが出来た。
もちろん、体勢を変えたことによって肉棒の当たる角度までが変化し、先程までとは違う意味で追い詰められていく。
男の腹に両手を載せ、淫らに腰を振り続ける姿は淫靡としか言いようがない。
コツコツと亀頭が最奥に押し付けられる度、マシュは初めて知る快感に悶えてしまう。
「んんんん……っ! あんっ、あん! あっ、っ……! ん、ん……んぁっ!」
するりと男の手が伸びた。
向かう先は、ふるふると震える大きな乳房。
掌では包み込めない大きさのそれに指を沈み込ませながら、男は掬い上げるように揉みしだいていく。
あまりにも大きな胸は、男を誘っているようにしか思えない。彼女が腰を振る度に、円を描くように揺れるのだから尚更だ。
「んく……っ、胸まで、なんて……! こんな、つ、つよい……あっ、あん、あん! んんんっ!」
乳首をきゅっと摘ままれれば、マシュは腰の動きを思わず止めてしまう。
それだけ胸が弱いということなのだろう。
特に硬く尖った乳首を弄ばれると、全身がびりびりと痺れるように震えた。
身体の奥では男のモノを咥え込み、胸もマシュが思う通りに愛撫される。
これでは、絶頂を我慢することなんて不可能だ。
「あん、あん、あん! だ、め……! また、イッちゃいます……! もう、ダメ……っ!」
余韻が抜けきる前に、再び絶頂へ上り詰めていってしまう。
動けなくなったマシュの代わりに男が突き上げると、途端に意識がそちらへ向けられる。
必死に耐えていた姿がウソに思えるほど、マシュはこの行為にハマっていた。
そう簡単には抜け出せないくらいに。
「おく……すご、いっ……! 太くて、硬いのが……わたしのナカ、暴れて……!」
口の端から涎をだらしなく垂らし、胸を強調するように背中を反らして喘ぐ。
女の本能が叫んでいる。
もっと突いて欲しい、もっと精が欲しい、もっとイかせて欲しい、と。
気持ちよくてたまらないのだ。
肉棒で乱暴に貫かれることも、胸をおもちゃのように揉まれることも、乳首を指先で何度も弾かれることも。
全てが気持ちよくて仕方なかった。
「イク、イク……イク……っ!」
マシュの身体に汗が滲む。
肌と肌とがぶつかって、上体を起こした男の背中に小さな手が回された。
そして好きでもない男に淫らに抱き付き、勃起した乳首をコリコリと押し当てながら、マシュは髪を振り乱して絶頂へ近付いていく。
「も、う……ダメ……! わたし、こわれちゃう……っ……あん、あんっ! ああん! はぁんっ、んん、んん……んあぁあっ!」
恋人同士がするようにお互いの身体を深く重ね、男の耳元で嬌声を上げた。
彼女の脳裏には誰の姿も浮かばず、ただ目の前にある快楽だけを求めている。
もう戻れない。あの人のところへは。
「だめ、ダメ……ダメ……っ、もう、イク……イッちゃ……イク──────ッッ!!」
マシュが肉棒の突き上げに耐えるように瞳を閉じると、すぐさま白濁が膣内を駆け巡った。
熱く、一切遠慮のない量の精液が、彼女の体内を汚していく。
意識までが白く染まりそうな中で、ただただ熱を感じて悶えてしまう。
そんな中、今まで以上に深い絶頂を味わいながら、マシュ・キリエライトは、唐突に忘れていた彼の姿を思い起こした。
いや、思い起こされた。
「あ、ああ、あああああ……!」
なぜ忘れていたのか。
どうして今になって先輩の顔や声が浮かんでくるのか。
何度も何度も絶頂を迎え、男に淫らに懇願までしたマシュにはわからない。
思い人であるマスターに絶望を与え、心を折ろうとした策に乗ってしまったマシュには、わからない。
ただどうしようもなく終わったという感覚に支配され、そんな状況に陥ったのに……挿入されたままの肉棒が心地よくて、さらに絶望を感じた。
「せんぱい……せん、ぱい……!」
涙が溢れてくる。
嗚咽が止まらない。
だというのに、男が再び肉棒を動かし始めてしまえば、すぐにそちらに意識が向いてしまう。
これまでマシュを悦ばせてきた肉棒が、またしても彼女の弱いところを責め立て、出したくもない喘ぎ声を上げさせていく。
「んぁああっ! だめ、や、やめて……っ! わたし、は……だめ、なのに……嫌なのに……!」
感じてしまう。
どれだけ口で嫌だと言っても、身体は本能のままに男のモノを受け入れ、膣口から蜜を垂らす。
嫌なのに。初めてはこの人が、先輩がいい。そう考えていたのに。
「せんぱい、せんぱい……! わたし、わたし……っ! ちが、わたし、こんな……んぁああっ!」
違うと否定するが、マシュの身体は男から離れようとしない。
心の奥底では、もうすっかり快楽の虜になって、男たちに屈服しているのだ。
……いや、正確には男たちにではないか。
──魔神の意のままに動く男に貫かれながら、マシュは先輩への謝罪を口にし、同時に深い快楽で絶叫を走らせる。
完全に堕ちてしまった。
マスターのことを思い出してもなお、彼女は肉棒でよがって豊満な胸を揺らし、性の悦びに溺れていく。
望む通りの結果だ。
カルデアのマスターより先に、彼のすぐ傍にいる少女を堕としてやろう。
その思惑のまま、マシュ・キリエライトは想定より容易く罠にハマってくれた。
だが、まだ復讐は終わらない。
大切な少女の恥態と陵辱される姿を直視させ、もう自身の隣には帰ってきてくれないと確信させてもなお、あのマスターは諦めたりしないだろう。
ゆえに、この陵辱劇は終わらないのだ。
作り出した特異点には、まだ彼を慕っているサーヴァントたちが残されているのだから。
最後にかのマスターがどんな顔を見せてくれるのか。
おそらく、何があっても自身の元へ辿り着くはずだ。そうして絶望を味わわせ、最後の最後に殺す。
そうしなければ、この憎悪の炎は消えない。
魔神柱の一柱は、マスターへの強い憎しみを抱きながら、それを越える復讐心から絶望を与え続けていく。
バアルさん大勝利(未定)世界線。
この続きはその内書きマシュ……たぶん。