また別の世界の御話 〜乃木若葉は勇者である〜 作:マンダラック
第2話です
「郡さん、ゲームやってたんだ」
俺はさっき初めてクラスメイトの郡さんと話した。自分と同じゲームをしてたから話しやすく、まだ明日話をしようと思っている。
「あの装備、ほぼ最上位のクエスト行かなきゃ取れないのだから郡さんゲーム上手みたい。今度アドバイスを貰おう」
自分も同じものを持っているが、郡さんが使っていたのはその武器でも一番ランクの高いものだ。そんな事を思いながら家に着いた
俺の家は古くから続いている神社で、社の中には大きな鎌がある
名を大葉刈といい、先祖が関係しているらしい
先祖の名は
大葉刈は親父曰く、呪いや邪念がある鎌(主に天若日子とその妻の弟)で祝詞を毎日欠かさないとそこら辺に災いをまき散らすものらしい。だから家に帰ると祭壇の前で座り、30分ほど祝詞と悪念が祓われる言葉を口から続けている(この言葉も親父から教えてもらった)
その日の夜、夢を見た。
郡さんが彼岸花の髪飾りをし、社に飾ってある大葉刈を持ち「白いなにか」を刈っていた。
その顔はとても悲しそうでいて、儚げな雰囲気を出している
「私だけを見て」
こちらを向き話しかけていた
白いのは知らない間にいなくなっていた
「私もあなたをずっと見ているから。あなたも私を見ていて」
そう言う郡さんは涙を流しながら近づいてくる
俺にはそんな彼女がどこか狂っているようにも見えた
「綺麗でしょう?私の体。すこし怪我があるけど、初めてよ。これだけは本当」
身に付けた衣服を脱ぎ、裸で目の前に立つ
「ね?いいでしょう。私はあなたのことが好きよ。愛しているわ。私の事嫌いかしら」
俺の着ている服を脱がせてくるが、抵抗できなかった
目の前にある体が余りにも美しくて
その体を壊れるほど抱きしめてあげたくて
その体と、一つになりたいという思いが頭の中に出てきて
「それでもいい。私はあなたの性処理でもいいわ」
上と下の服を脱がされパンツ一枚になり、自分の中にある劣情をまじまじと目の前の彼女に見られた
「嬉しい。私の体でこんなになってくれたなんて」
パンツを脱がされ羞恥と共に感情が爆発する程の衝撃を受けた
今すぐ一つになりたい
その思いだけが頭の中を駆け巡っている
「我慢できないの?私もよ。一つになりましょう。一緒に果てましょう。誰に邪魔はされないわ」
微笑む顔はまさに天女の如き美しさがあった
「天若君、大好きよ…」
「ハッ!!??」
夢だった。死にたい
なぜ夢というのはこれ程までに感覚があるのか神にでも聞いてみたい
というか今日郡さんを見るのが気まず過ぎる
これは言える。この夢は一生忘れないと思う
自分の股間も正直だ。まだまだ固いままだ
「大丈夫だ…。落ち着こう……」
ゲーム話をしたいけどちゃんと彼女をみれるか不安である
俺と生涯を付き添い、支え合って生きていく事になる彼女への想いが心に芽生えた瞬間だった
ハッピーエンドで終わらせたいです。
勇者であっても結局は一人の人間だから幸せになる権利はあると思います