途中興奮を抑えるのに必死だったわ!
妄想最高! 私マジ変態!(未経験者だけど)
時系列としては例の(九十九)話で区切れた最後の所だ!
ではでは、どぞ
「シオン、大丈夫?」
「いろんな意味で大丈夫じゃないです……」
私のアレがアイズの素肌に直に擦れ、くすぐったさと生殺し感でどうにかなってしまいそうなのをぐっとこらえる。
野獣になるなどと言語道断。彼女を傷つけ自らが至福に至るなどと、人としてどうかしている行為などする気は無い。
「ふぅ……」
どうにかならず
十は供えられたシャワーや椅子といった体・髪を洗うためのセット。等間隔で入り口から近くに五つの対面二列で並べられ、その間は人が三人ほど通れるくらいの幅だ。
軽く五・六人は同時に入れるであろう浴槽に一杯水が溜まって、ゆらゆらと白く揺れているのは立ち込める湯気。いつ
「腕は……よかった、掴める」
シャワーの首を掴んで、それくらいの握力は戻っていることに安堵する。これすら出来なかったら、本当にどうしようもないから。
汗や血で塗れた体にさっと湯をかけ、それから頭へとシャワーの噴出口向けて、念入りに
その間も一向に、股周辺の熱は熱水の温度すらも優に超えているように感じた。心臓も速い。一体どれだけ緊張しているのかが、確かめるまでも無い。
「……あ、これ私の使ってるやつだ」
安いが、使用後の質感は非情に好い、お気に入りのシャンプー&コンディショナー。ふらっと歩くと大概見つかる程の人気商品だと聞いている。まさかここにまで使用されているとは。
まぁ、それもそうだろう。だって女性用だし。
流石にボディーソープまでは違った。私が使っているのはこちらは男性用だし、そもそもの前提が可笑しいから、合っていたらどうしようかと思った。
「シオン、どれが何だか、わかる?」
「えぇ、大丈夫です。解っていますから」
その心配は最もで、初めて訪れた家でどれがどれだかわからなくなるようなものだ。自分の家と勝手が違うからそうなるのだが、今回ばかりは偶然の産物である。
「洗うの手伝おうか?」
「いえいえ、髪くらいは自分で洗いますよ」
ティアの提案を丁重にお断りして、ぷぅといじける様を見届けながら手を伸ばし、二度三度四度と押してようやく出て来たかと思うと、かなりの量でちょっとびっくり。どうやら新品だったらしく、始めの出が悪かったようだ。
「――――――――――」
長い長い、沈黙の時間が訪れる。居たたまれない気持ちにどうにか耐え、気を逸らそうとただ聴こえる泡の音と水の音、息遣いに心臓の律動、擦れる音に耳を澄ませ、一先ずの平穏を望んだ。
感覚で、自然と動く腕は意識などしていない。
「―――ふぅ」
洗い終わったことを意識せず、何となくで元栓を捻り、固定したシャワーから吹き出る水を目を
泡が落ちたことは
「……シオン、体洗うの、手伝う」
「ふぇ? だ、大丈夫ですって、ひ、一人で何とか――――」
「それじゃあ、一緒に入った意味がない」
「……はぃ、お願いします……」
突然後ろから投げかけられた言葉に、動揺しながらも丁重に断りを入れようとしたが、原点回帰された理由に成す術も無く従う。実際問題、そうでなければただ裸を見せ合うだけになってしまうから。
いや、それでも私は十分満足なんだが。
「じゃぁ、いくね……」
「よ、よろしくお願いします」
真っ向にある鏡は曇ってしまい、まっすぐ向いたままだと後ろのことなど見当しかつかないが、それもまた面白い。緊張と動揺は隠せないものの、今しているであろうあくどい顔は隠せているだろうか。
手が触れたのだろうか。小さな温もりが、背から伝わる。
ふと思い出し、髪を首元で分け、前へと出した。背に貼り付いていたら、洗うのに苦労するだろうから。
「ありがと、じゃあ……」
そう言って、まずは手では無く、ざらついた感触からしてタオルだろうか。まぁ当たり前のことで、手でされていたらどうにかなっていただろうからいろいろな意味でありがたい。
ゆっくりゆっくりと擦れて、だがそれはふと止まり、あまり間を開けずに擦れる感触は再開した。ざらざらしたものから、柔らかいものとなって。
こりっ、こりっと度々固い感触が混ざり、それは小さくて、二つあった。
ごくりっと思わず唾をのむ。だがそれでも喉は渇いたままで、仕方なくそのまま事実の確認を振るえた声で行った。
「あ、アイズ……その、む、むね、ですよね?」
「あ、あまり言わないで……は、恥ずかしい」
その声は、耳元で遠ざかり、そして近づきながら聞こえた。体を上下に動かしているからだ。
手を肩に置かれ支えとし、身体を寄り掛からせるように押し付けて、何度も何度も上下に動かす。大きくも小さくも無いアイズの胸が泡を通しながらも確かに伝わり、息が荒くなる。
これだけでもう最高。だがその光景はある人にとって見過ごせるはずも無く、然もあたりまえのように堂々と介入した。
「じゃあ、私は前ね」
「ちょ、まっ」
「い、いただきます」
生々しく、温かい。小さな口に包まれた。始めから全て入れるつもりだったらしいが、突如えずく。
「お、大きすぎる……」
「無理するから……ティアは大人しく黙っているだけでいいのですよ」
「やだ。私もシオンとヤりたい。絶対、二発はもらうもんっ」
「何言ってんだこいつ……」
意味は解る。だが意地でも御免だ。
正直に告白しよう。私は今まで一度たりとも射精をしたことがない。それもこれも全て、始めてはアイズで出すと言う野望を持っていたから。
自慰行為だって全くしたことがない。それで本当に男かと言われようが、この
というか、そんなに出るものなのだろうか。ティアが言うなら大体正しいだろうが、にわかに信じがたい。たとえティアが無理矢理にされたとしても経験豊富だからと言って、その知識が正しいとは限らないから。
「ふんっ、
あちらも意地で動いているようなものか。腕を組んでそっぽを向いた後すぐに、小さな手で添えるように掴み、なぞるようにして軽く刺激を与え始める。
無駄に器用な指の動き、ほどよく気持ちいい刺激。それに新たな感触が加わる。
「ろぅ? きもひぃぃ?」
「せめて落ち着いて
咥えられないのなら味わおうと言う魂胆か。中に入れず、手で
正直言ってマジで上手い。初心者の私でもわかるくらいに。
だが耐えねばなるまい。絶対に、だ。
「シ、シオン。き、きす、しよ?」
「……えぇ、勿論」
耐える間気持ちよさに拍車を掛けていた胸の感触が切れたかと思うと、耳元で甘く高揚した声が生温かい吐息と共に
熱を感じる方向に顔を向けた途端、口元が覆われた。
それだけで引こうとした彼女の頭を無理やりに抑え、私は半ば崩壊した理性の隙間に入り込む本能に従った。
何分、やり方は身をもって知っている。
「―――――――!!!」
閉じた歯に、強引に舌をねじ込んで、彼女の口内へと侵入した。
そこからが、
入れていた舌の力を程度良く抜き、存分に彼女の感触を味わった。
「チュ……ジュルル……チュパチュジュチャチュパ……」
仕方なく立つ音は抑える気すらない。
本能が満たされていき、次第に感覚が戻っていく。それは理性であり、正常な思考。
熱の
するとどたっと、力無くアイズが倒れ込んできて、成す術無く
重さでぎゅっと押し付けられる胸の感触と、丁度よくアイズの股へ侵入したティアの下から移動したアレが意識を混濁させ、だがそれも何とか晴らしてまず口にしたのは何という事か。
「ご、ごめんなさい。許可なく、やり過ぎました……」
謝罪の言葉であった。
確かに先程の行いはいささか配慮に欠ける強引さがあったが、何故謝る必要があるのか。
「わかん、なぃ。なんか、すごく、て、その……あっつくて、わかんなくて……きもちぃぃ」
「ふぇ?」
素っ頓狂な声がぽろっと零れたが、そんなことはどうでもいい。
真っ赤になった彼女の顔。少し私が顔を上げてみれば、まじまじと拝める。
口は閉じることなく荒い呼吸を繰り返し、端から唾液のようなものが見受けられる。視界が
「うぅぅ、シオンのがとれない……」
悔しがるティアのことなどアイズは露知らず、だらしなく笑うと
もうすっかり唾液でヌメヌメとした長年封印していた相棒は、アイズの動きにつれて動かされ、股から彼女の腹へ、胸へと軌道をたどった。
「ぁっ、すごい、これを、咥える……」
這い下り私の上から避けたアイズの下から、解放された相棒が元気よく飛び出す。ひくっ、ひくっと震えて、絶好調であることは確かだった。
「ねぇシオン、この人で一発イったら、私にも出してくれる?」
「……はぁ、口でなら」
「やったぁ!」
何が喜ばしいことのなのか、腕を振り上げて全力で嬉しがる彼女を見守っていると、ふと落ち着き、アイズへと目を向けた。
「どうせ初めてでしょ? やり方教えてあげるから、さっさと出してね」
「……よろしくお願いします?」
その宣言に少しばかり正気を取り戻した様子で、言葉を何故か疑問形で返した。
「ていっても
「うん」
「だから、貴女の場合ちゃんとした胸があるでしょ。それで挟み込んで、まずは上下に動かすの」
「こ、こう?」
「―――――」
ヤバイ、滅茶苦茶気持ちいい。今すぐに出さなかったことを褒めてもらいたいくらいに。
ティアには無い胸によるもの。『ぱいずり』とか言ったか。まさかこれほどまでとは。
「圧で感触を与えて、擦れさせる感じ、だったかな? どんな風でもいいんだけどね」
「そうでなくても気持ちいい事には変わりないです。というかマジでやばいです」
何かが出て来る、排尿時のような感覚だが、すこしばかり違う何か。
「はい、咥えて」
「ん――――」
胸を操りながら咥えるのはとても辛そう。だが、気を配る余裕なんて経験貧困な私には無かった。
初めてかと疑えるほど、上手かった。こちらに関してティアの実力は不明だが、かなり上手い部類に入るのではないのだろうか。流石、学習能力が高いだけある。
「舌で
「チュパッ、ジュルルゥ、ぅ……はぅ、チュパッ、ジュルルル」
もう何が何だか分からない。刺激と言う刺激が快感であり、何もかもが気持ちよくて、込み上げて来るものを抑えようなんて思わなかった。
「あぁぁっ――――!!」
「ッ――――――――!?」
先から何かが、
「はぁ……はぁ……」
意識が鮮明では無い。
ただ状況を理解することくらいしか、今は余裕が無い状況であった。
「ゴホッ、ゲホッ……なに、これ……」
「これ本当に初めての量!? 明らかに異常じゃん!」
出し切ったのか、落ち着いている相棒に今は刺激はなかった。虚ろな視界の先で反り返り、ひくひくっと、意思に関係なく震えているだけ。
その間近く、苦しそうに
「シオンの、精液……い、いただきます」
何やら唾を
すると白濁色の液体は、どろどろとティアの口へ流し込まれていき、その量を減らしていった。
「臭くて、苦くて、絡まって……はぁ、凄い、シオンの濃いよぉ……」
音を立てて飲み込み、最悪な感想を口にして
彼女の飲んだものとは私の精液であり、アイズの口に溜まって、今飲み込んでいる最中のそれも、私の精液であると。
「はぁ、はぁ……ねぇ、シオン……下の口じゃ、だめ、かな?」
「だ、め……です……」
何とかそれだけは言い返し、力がより一層入らなくなった体を投げ捨てる。
全員が興奮して、もう正常な人などいない。本能に駆られ動きたいと言うのを、紙一重の所で死守できている状態で、非常に危ういのだ。
「疲れたでしょ? 少し、何ならずっと休んでてね。今度はわたしの番」
ぱっと切り替えたかのように
名残惜しくはあるものの、口約束を守らない訳にはいかない。強制力はないにしても、破るのだけは何となく嫌だった。
というか、私の体力は気にしないのだろうか。何が何でもヤる気なら、随分と人使いが荒いものだ。
「じゃ、第二ステージだね、シオン♪」
だがそこから始まった手並みは、非常に細やかで、器用であり、荒いなどと全く口にできなかった。
どちらも乱れ切った吐息、私がそれを掛けているのは、液体が止めどなく垂れる彼女の秘部。
「好きなように、いじっていいから……」
その間も手で擦られ、何故か先程よりも強く感じる刺激に、今度は耐えることに意識を回さなかった。
口に入れられ、そこからまた段違いの快感が、私の理性を一時的に吹き飛ばす。
「ひゃぅ! ひっ、はぅぅっ、ひゃ!?」
左腕と右腕が勝手に動き、片や彼女の小さな乳首を弄り回し、片や異常に刺激的なにおいを発する液が散乱している彼女の秘部へと向かった。
相棒からの感覚は尚も途切れない。ティアが頑張ってくれている証拠か。
ならば。応えるのが誠意。そう本能が勝手に判断を下した。
「キタッ! んッ―――――――!!」
先程よりかは少ないか、だがかなりの量だろう。
ティアの口を充たし、息もできないに違いない。だがそれでも彼女は、一向に抜こうとはしなかった。
静かな風呂場に、ごくっ、ごくっという音が発生する。
「ぷはっ、はぁっ、はぁ、はぁ……いっぱい、出たね」
飲みきった。臭いと、苦いと言っていたのに。何故かなど理解できるはずも無い。
私の腹の上で体を起こし、首だけ向けて、彼女は荒い息のままそう言った。
無理をしているのが丸わかり。痛ましくすら感じられる。
「ちょっと、ごめん……」
バタッと、そこから横に支えなく倒れた。「えへ、へへへへぇ」と奇怪な笑い声を発しているが、明らかに気絶しているだろう。目がイっている。
「そこまでする事、無いでしょうに……」
天井を仰ぎながら、片手で頭を抱える。
「おわった?」
視界一杯に、アイズの顔が現れた。潮時を見ていたのだろう。
実際丁度いい
「二重の意味で、そうですね」
「そっか……じゃあさ、シオン」
一先ず受け答えをして、次を続けようとすると、その前にアイズが何やら言いたげに入り込んだ。
目を向けると、
「どうぞ、何でも言ってくださいな」
心情を察せる程私は有能ではない。だから、言い出しやすいように切っ掛けを作ることくらいしかできなかった。
「……セックス、しよ」
「勿論。喜んで」
私が言いだそうとしたことを、先に言われてしまった。
だがこれは、私の中にささやかな幸福を与えてくれた瞬間であった。今の今までとは違う、単純な想いに寄った幸福。
だって、彼女からの性行為の提案は、私を認めてくれた証拠と言えるから。
「……でもシオン、私やり方わかんない……」
「予備知識程度でよければ、リード致しますよ」
「うん、じゃあ、お願い」
ぱっと、瞬間的に力を入れて、無理矢理に体を動かした。
その動きは左脚半分が乗っかっていたティアを横へとずらさせ、頭横にいたアイズをも巻き込む。
「ひゃっ」
「……なるほど、これは興奮する」
少し怖がらせてしまった事に心中謝罪しつつ、押し倒すことの興奮をじっくり味わうと、にこやかに笑いかけた。
「始めますよ」
「う、うん」
顔を真っ赤にして、揺れる幼げな瞳を見つめると、まず大胆に、彼女の乳首に口を向かわせた。
「ひぁっぁぁ! はひぃ、はぁ、な、なに、これぇ……すご、はぅ!?」
軽く
心地よい声を上げてくれて、更に歯止めが利かなくなる。
両脚を搦めているアイズの右足に意地悪気に相棒を押し付け、酷使している痛みなど知ったことではなく腰を動かしながら、伸ばした右手でアイズの秘部を触った。
まずは先程やったのと同じように
「りゃ、りゃめぇ、そこはぁ……」
感覚にどうにか理性を抑えようとしているのか、指を咥えていた。だがそれも
「ふぅ、では少しばかり」
「いぃっぃいぃぃぃぃっ!?」
ひたすら外を弄ることから、今度は中へと切り替えた。
中・人差し指を穴へと第二関節程まで入れ、そこから折り曲げると丁寧に愛でるかのようにゆっくりと刺激した。
「あァンッ、しゅごぃっ、なんかぐりぐりされて、はぅぅっ!?」
「相変わらず、可愛い声で鳴きますね。本当に、愛おしい。あ、でもアイズ、あんまり大きな声出さない方が良いですよ?」
大して激しい動きをしている訳でも、刺激が途轍もなく強い訳でも無い今、比較的冷静でいられた。だからこそ指摘ができて、言葉でアソブこともできる。
「ひゃぅっ、なんっ、でぇェっ」
「だって気づかれますし。幹部のこんなあられもない姿を見たら、一体団員たちはどう思うのでしょうかねぇ……」
「――――ッ!?!?」
大声で喘がれるのは非常に好ましいのだが、バレるのは流石に不味い。私としても、彼女としても。
だが、唯それだけの理由でアイズの声を抑えさせたら、興奮が
指がぎゅっと、引き締められる。
今アイズはその状況が起きてしまったらどうなるかを想像し、恐怖と、同時に興奮を感じた。このハラハラとした緊張感、止むに止まれぬものがある。
「じゃあそんなところで、準備は整いましたし、いきましょうか」
相棒はずっと元気で今までの行いが継続されてヌメヌメ。そして彼女の秘部も今まさに絶好調であった。
「最初は痛いかもしれないですから、ゆっくり動かします。痛かったら、すぐに言ってくださいね」
「わ、わかったかりゃぁ、お願い、します……はやく、いれて」
アイズにこういった知識はないはずなのだが、何故そんなことが言えるのかが不思議だ。
まぁ、しながら訊こうか。
仰向けで横になり、股を開くアイズに何とかして被さる。全身を刺す激痛など眼中になく、ただ彼女だけを見据えた。
照準を合わせ、先を穴へと添えると、ゆっくり挿し始める。
「ぅ―――――あぁぁッ。あアァァッ!?」
声を上げずにはいられなかったようだ。それほど耐え難い痛みが走ったのだろう。
ゆっくりと、だが奥まで押し込んだことが悪かったか。こういう時、ティアが起きていればいろいろ聞けただろうにと都合のいいことを考えたりもしたが、ソンナのもう関係ない。
ぎゅっと二の腕が掴まれた。耐えようと、頑張るつもりだろう。
ゆっくり、本当にゆっくりと腰を動かし、相棒を抜くことなく中へ外へと動かす。
「きもち、ぃぃ?」
「えぇ、本当に、ありがとうございますっ」
「いいの、シオン、だからっ」
アイズの瞳が光った気がした。否、それはアイズの瞳では無く、溜まる雫。
一筋、ぽろっと流れるのまでを見ても、私は腰を止めることはない。それは彼女の覚悟を、蔑ろにするような行いだと、勝手に思い込んでいるから。
「ねぇアイズ、本当はこういう知識、あるでしょ?」
「……いじわるっ、そういう、ことっ、きくんだ」
突かれる度に声を上げそうになるのを堪えているようだが、どうにも難しいよう。
速いことに少しくらいは慣れてきたのか、器用に頬を膨らませるくらいの余裕はできていた。
「そうやって苦しむアイズも可愛くて、つい。それで、どうなんです?」
「……ちょっと、だけっ。本で、読んだのっ」
「ほぅ、勉強熱心ですね。それは何のために?」
「いわせっ、ないでよ。いじわるっ」
「あら可愛い」
下で攻めるのも悪くないが、言葉攻めも悪くない。というかむしろどちらも良い。
いじけてそっぽを向かれてしまった。そのままでも非常に可愛らしいのだが、何かとつまらない。だからちょっと意地悪をすることにした。罵倒された通りに。
「あひっぃぃっ!? あンっ、ひゃ、ひゃげしぃぃっ!?」
遅かった速度を前触れもなく上げ、だがまだ痛みは感じるだろうから緩和させてあげようと片手で何とか踏ん張りながら、もう片方の手でアイズの胸を弄くり回す。
つまりは、快感の増長だ。
「あぁ、やはり、こちらの方が、よく、感じるっ」
「シ、シオン、なんかっ、おくにぃぃっ!?」
「ほほぅ、アイズは、奥が感じやすい、人でしたか。珍しい、ですね」
ならばすべきことはただ一つ。奥をついていこうじゃないか。
「やばっ、締め付けっ」
正確に狙いを決め始めたからか、または快感に耐えようと必死に
挿すのには抵抗なく、すらっと入っていくのに、抜くときは名残惜しそうに引っ張られて……『相性がいい』とこういうのは表現すればいいか。
「シオンッ、なんか、でるっ、でそぅっ」
「お? にヒヒッ、そうですかぁ」
ちょっとくらい、アイズを辱めてみるのも一興か。
その時の顔も見てみたい。
「いったん抜きますね」
「あっ――――ひゃぃっ!」
突然相棒を離し、驚くアイズを差し置いて、私は体ごと彼女の秘部へと向かった。すぐさま、指で中と外を同時に弄る。
「だ、だめっ、そんなぁぁっっ!」
手加減なく、だが優しく慎重にしかし激しくに弄った結果、やはり、きた。
音を立てて噴出しながら、位置的に半分は私の体へ、もう半分は床へと落下しぼたぼたぼたと音を立て続け、それは止む。
「……お、おしっこじゃ、ない?」
「似たようなものですけどね。はぁ、サイコー」
「……おに」
「あぁそうですとも、私は吸血鬼であり鬼畜であるため鬼です」
端的に述べた感想に若干怒り気味に反発され、機嫌を損ねてしまった事を知る。
流石にこの状態は良くない。だからすぐさま行動に出た。
「じゃ、続きといきますか」
「ふぇ? え、あひっ!」
浅く
先程よりも一層激しく、丁寧に幾度と繰り返して的確に反応から見て感じやすいであろう場所をついていく。何故か不思議に事に、締め付け度合いが増していた。
「これは……すぐに出しそうかも」
「だすときはっ、言ってっ」
「了解っ」
ぱんぱんぱんと音が鳴るほど乱暴にはせず、だが生々しい、率直に言ってエロい音はひたすら続く。
この速さでもアイズは痛いと言うことはなかった。耐えてくれているのか、将又快感が勝るようになったか。
「そろそろっ、出ますっ……アイズ、顔にぶっかけてもっ、良いですかねっ」
「だめっ、このままぁっ」
流石にそれはまずいと、私は相棒を退こうとした。だが、抜けることはなった。
突如として起き上がったアイズが逆に私を押し倒し、最初の構図と似たようになる。ただ、相棒はアイズの中だ。
「アイズッ! それだと子供がッ」
「いぃっ! シオンとの子供なら、別に!」
一人でに腰を上下に動かして、何が何でも中へ出させようとする。
別にアイズとの子供と言う心躍るものが欲しくない訳では無いのだ。ただ、その行為自体が彼女の妨げになるような気がした。別に受精する可能性は百では無いのだが、懸念は消しておくべきだろうと思う。
「アイズ! ですがっ、貴女の目的の妨げに……」
「いいのっ! そんなことで今この機会を逃すくらいならっ! 諦めたほうがましッ!」
「ぇ……」
告げられたまさかの言葉に、私は快感すらも忘れた、空白の時間を味わった。
衝撃的な内容は、まだ終わりでは無い。
「私はっ、独りが嫌なだけだったっ。家族も、居なくなった。誰も、私を助けてくれなかった。誰も、私が安心できる場所になんてならなかったっ」
違うっ、そう叫びたかった。全力で否定したかった。
彼女には今、確かな家族がいる。神との誓で結ばれた、歴とした家族が。
だが、そう彼女が認めていなかったとしたら? 私に何が言えようか。
彼女は動きを止めた。振っていた腰も入れたまま落とし、そのまま続ける。
「でもっ、シオンは違ったっ。安心できた、一緒に居て楽しかった。絶対に独りにしないとも、約束してくれた。本当は、アリアと『お父さん』を探す意味だって、そこで終わってるの……」
「じゃ、じゃぁ……」
「でも、シオンは探すのを手伝ってくれるって言った。だから諦める気は無かった。でもね、私、家族が欲しい。見つけられないかもしれないから、だから、もしもの為にね、家族が欲しいの」
かける言葉も見つからなかった。ただ彼女の願いは、独りになりたくない。それだけであったのだ。
自らが可能性が無いと言っているような行い。それを、否定できなかった。
「だめ、かな」
「ぁ…………」
ぽろっ、悲しみ、苦しみ、『痛み』、様々な感情が入り乱れたその雫が、一滴、また一滴と溢れ出す。見届けることすらも、私には難しかった。
「もぅ……好きにしてください。私はアイズの、言う通りにします。それが貴女の、意思ならば」
折れた。完膚なきまでに、反論する意思すらも無い。
「うん!」
元気に、この場に似合わず子供のような晴れやかな笑顔を、涙を拭いながら見せると、いやらしく腰を動かし、中で相棒を擦り始める。
「一緒に、イク?」
「それって、難しくないですかね?」
「相性が良ければ、一発でできる……かな?」
「ははっ、そうですか」
騎乗位だとアイズが動くのが流れ的に普通だろうが、ここまでくれば我慢なんて必要ない。
腿を軽く抑えて、私も腰を振り出した。
激しく喘ぐアイズ。もう声の加減など気にしていないかの様。
「ィ、ッキそう……」
「では、私もっ」
ヒートアップ。 そこから私も、更に激しく突き始める。
身を丸々私へ投げ出し、一言彼女は告げた。
「イクッぅ」
ぶるっと震えたと同時に、私は彼女の中へ兎に角出した。これまでにないくらい、三度目なのにも拘らず。
ゆっくりと体を横にして、アイズを隣へ寝かせると、押し出される相棒をその力のまま抜く。すると彼女の秘部からは次第に精液とアイズのアレが混ざったものが漏れ出てきた。
びくんっ、びくびくっと身震いが止まらないご様子のアイズの頬を『お疲れ様です』と言う意を込めて撫でると、その手を掴まれ、愛おし気に触られると、一言。
「大、好きだよ」
始めて、直接的な言葉で、そう告げられた。
「えぇ、私も」
負けじと意地で、私もそう返す。ただならぬ雰囲気となってしまったが、まぁいい。非常に心地が良いのだから。
「あのーお二人さん。見せつけなの? ねぇ、私の
「よくもまぁ簡単にぶっ壊してくれますねぇ……」
イライラを抑えず、鬼気迫る声でそう言うも、ティアは全く反応しなかった。
不思議と顔を向けると、目を腫らし、長い感覚で鼻をすする彼女の姿がそこにはあった。
「終わった気になってるけど、まだだから」
「……もぅ、絞りつくしましたよ?」
「空っぽでもあと一回、少量でも出してもらうから」
自棄になったかのようにそう吐き捨てると、しおれた相棒を手に持ち、咥える。
今までにないくらいの感覚が私を襲った。快感、などと言う生易しい表現で足りるか。痛みにまざった絶妙な気持ちよさ、
「うん、大きくなった」
「なっ」
自分で驚く。アイズ以外で勃起するなど今一度以外ありえなかったのだ。
その隙に脱力している私をティアは仰向けの先程と同じ、騎乗位の姿勢にする。
「じゃあ、いくね」
「ちょっ、まっ」
「大丈夫、わたし処女じゃ――――――あぁぁァァァッ!?!?」
『そうじゃなくてっ』と言い返そうとしたが、それは直後の悲鳴によって無くなった。慣れているからと言って勢いよく挿し込んだティアの悲鳴で。
「なん、で……」
苦し気に
彼女の秘部から、とろとろ、と血が流れだしたのだ。
「処女なんて、とっくの昔に……戻るはずなんて無いのに……まぁ、いいや」
思い当たる節があった。戻る、という言葉で。
それは私が彼女に吸血鬼の血を飲ませたとき。あれは実質全回復の完璧な治癒剤だから、処女膜すらも戻してのけたのだろう。なんという性能。恐るべし。
ティアは簡単に切り捨ててはいけないことを放り投げ、彼女は覚悟を決めたかのように、だが苦しげな顔で言葉をつづけた。
「これって、シオンに初めてももらわれたことに、なるのかな? だったら、この痛さにも耐えなきゃね」
悲壮な決意を固め、彼女は喘ぎながら、腰を上下に動かし始めた。
幼女体型と言うこともあって、中もそれなりに小さく、引き締まっている。ぎゅうぎゅう詰めというのがかなり近い表現か。
「わたし、二つの口が、気持ちいことで、評判だったんだよ、嫌なことに。でもさっ、シオンのを気持ちよく、できるなら、その評判も、肯定的でいられる、かな」
「おぃおぃマジかよ我が相棒、お前まだ出せるのか……」
「え、うそ、ほんとに!? 一杯出して、中に、たくさんっ!」
「嫌だ。アイズ以外に中出しはしない」
こればっかりは、独断で譲る気は無かった。今まさにティアで感じているとしても、外に出すと言う選択肢しか私は選ぶことはない。
「大丈夫っ、わたし精霊、妊娠しないっ」
「……どうしたものか」
「シオン」
つんつんと、横から頬を
その方向に顔を向けると、アイズが可愛らしい笑みを浮かべている。だがそれは一転して覚悟の形相になり、目から伝わるその言葉の意味を、理解してしまった。
「……どうしても、やだ?」
一旦動きを止めた彼女が、泣きそうな顔でそう聞いて訊いて来た。
ぎゅっと握られた拳、
「―――あぁぁっっクソっ。はいはいもうご自由にっ! 一発だけならどうぞっ勝手にしてくださいっ!」
「……うんっ! ありがとっ!」
元気よく、こんなことを言える彼女はどうかしている。それを見過ごす私もだが。
だがもう認めよう。気持ちいです、はい。
「来たァァ!」
耐える気も無く、のうのうとしたまま相棒から精液が絞り出された。
やはり量は少なかったが、それも今までと比べて。一体とんな精巣をしているのだろうか私は。
満足げにはぁはぁと吐息も洩らし、ゆっくりと名残惜しそうに抜く。
「綺麗にするね」
そして最後か。私に付いた精子を全て、綺麗さっぱり
ごくりっ、そうなった音が、全ての終わりを告げているかのようで、名残惜しく思っている自分にまた驚かされる。
「ありがとね、シオン。わたしを犯したいとき、何時でも行ってね。相手になるからさ」
「……わ、私も」
「―――ははっ、そうですかっ。でも、アイズだけで良いですよ。それも、暫くは一身上の都合により、無理そうですが」
多分最近でもう一度でも出してしまったら、身体がオカシクなる。
この快感は忘れられない。何度もしたい、病みつきになる感触だったから。
次は何時になるかな、そんなことを胸中に秘める。
「じゃ、上がりましょうか」
「その前に、また体洗わなくちゃ、お風呂に入ったこと自体の意味がなくなるよ?」
「あっ……じゃあシオンは私が洗うね」
「いえ、もう興奮するのは止したいので、独りで何とかしますよ」
そう言って、普通に立ち上がろうとして、気づく。いや少し遅かった。
もう既に立ち上がった今、あとは力なく崩れるしかなく……
「ん――――――!!」
「ぷはっ、
ティアを押し倒して、意思に関係なくめり込むのは私の舌。その先とは精子塗れのティアの口。
これは罰なのでは無いだろうか。ティアに想われ、処女まで盗ったにも関わらず、意に返さない私への。
あぁ、こういうものか。気持ち悪い自分の精子の味を噛みしめながら、私は後悔に頭を抱えたのだった。
めっちゃ長げぇぇと言うのは声に出さないでいただきたい。
だって仕方ないじゃん! 難しいんだもん!