『ハーメルンってさ、直接的な物言い(下ネタ)ってR-18なら許容されてるの?』
正直わからなくて今回出そうと思っていた下賤な物言い(諸な下ネタ)を使うに使えず、どうしようか悩んでいます。
別にそんな書き手の気持ちなんてどうでも良いと言う方は、お気になさらz。
では、どぞどぞ(今回ちょっと短いよ)
よく、わたしは夢を見る。それは寝ると憶えている限り毎回見ているものだ。全て、同じの。
どんなものかと言うと、それは過去の後悔。最大最悪の間違いの瞬間から、それを知るまでの。
何も知らなかった私の手を引き、騙し、汚されたその日の出来事。
今思えば、どれだけ自分が愚かだったか、よく理解させられる。
アレさえなければ、わたしは――――――
颯爽と生い茂る、荒れていないが余計に手が加えられた訳では無い森林。ある大樹に上り、太い枝の上でぶらぶらと足を揺らしながら、暇そうに遠くを眺めている。
まだ明るいにも拘らず、つまらなそうに彼女は一つ欠伸を長々と浮かべた。
誰もいない独りきり。誰も知らない孤独な存在。
毎日が暇で暇で仕方ない。無駄に生きている、そんな感覚すらした。ただ無限のように森が続き、出ることすらもう眼中にない。日々の生活はこの中だけで行われ、ただ同じようなことの繰り返しがあるのみ。
だからか、彼女は『下位存在』が伝えた『未知』に
「お嬢ちゃん、『外』の世界に興味はないかい?」
それが、初めて見たニンゲンの開口一番口にした言葉だった。
大樹に軽々と登り、彼女の隣に着いた男。その男は手を差し伸べながら続ける。
「精霊である君はここから去ることに忌避感があるだろうけど、僕が連れ出してあげるよ。『外』の世界はここと違って面白いからさ、きっと気に入ると思うよ」
裏の見えない、否、裏すら隠した笑顔で男は口説き落とそうとする。
口説きなど知らずに、彼女はただ興味があって、その手を取った。
「ありがと、ならさ、君の名前を教えてくれないかな? 精霊さん」
木から降り立ち手を引かれながら進んで行くと、彼女はそう男から訊かれる。
それに少し考える間があり、答えは出た。
「わたしの名前はティア、よろしくね」
「あぁ、これからよろしく、ティア」
彼女が邪念の無い、純粋な笑顔を浮かべられたのは、それが最後であったといえようか。
だがその笑顔の時間は短く、どうしてか
「……やっぱり効くねぇ、この『指輪』」
黒色の短髪を綺麗に整えた男が、まだ中天にある太陽に手を
赤黒い宝石が埋め込まれたそれは、とある
「んじゃ、さっさと運びますかね。どうせあの変態共が待ち焦がれてるだろうしさ」
そのあたりで、完全に彼女の意識は漸く途切れた。つまりは、その話を聞いていた。
それに男は、気づくことなどなかった。
* * *
虚ろな目で、意識を取り戻す。目に僅かな光が宿った。
あたり一面知らない風景。一転した、真っ暗で、自然の欠片も無い場所。
手足には引き締められる感触、体を支える足は宙に着いており、吊るされていることがわかる。
口は
腕は上へと引っ張られ、手首は触れ合う距離、
本能的に、内股にして秘部を隠そうとするも、それ叶わず。足はぎゃりんっと言う音を立てて引き戻され、股は全開きの、開脚状態。柔らかいことが幸いして、痛くはないのだが。
「リ、リーダー。こんな幼い子、ほ、ほんとにヤッちゃっていいんですか」
「あぁ、いいとも。これからずっとね」
何を話しているのかはわかるが、意味が伝わらない。
やっと焦点の合った視界内に映る三人。一人は見覚えがあり、もう二人は全く知らない。
だが肌が粟立つような恐怖と、吐き気がするほどの嫌悪感は確実に理解できた。
それが何に起因したか、目線の先、長くて反り返るものである事は明白である。
「ティ、ティアちゃんって言うんだよね。初めてなんでしょ? お兄ちゃんが、しっかりリードしてあげるからね。二人で、愛し合おうじゃないかぁ……ヒヒッ」
息が詰まった。遅くも必死に
「―――――ッッ!!」
「うガッ!? ……痛っいなぁ、この、精霊風情がっ!!」
「――――ゥッ」
触れた瞬間に流した電気。高圧で出したそれは軽々と人間くらいなら
効果にならなければよかったのだが、逆効果となる。その低度で怒った先程電流を流した男、即座に握った拳を、加減なく下へ―――鳩尾へとぶち込まれる。
喉から込み上げて来たものが外へ出ようとして、だが塞がれている所為で中で停滞する。すっぱいのと鉄臭いのが混ざり合って不快感しか与えない。だが一杯になって苦しくなり、半分白目をむきながらなんとか口から吐き出した。布の猿轡に染み込んだ臭いが鼻をつんざき、くらっとして視界が霞む。
「アァ、設定変更だぁ……お前は俺の奴隷だ。刻印もちゃんと刻んで、しっかり調教してやるよぉ~。フヒッ、ヒヒヒヒヒッ」
「おい、それまで待つのは御免だぜ? 処女は貰うからな」
「へっ、お前と俺の仲だ、今回くらいは許してやるがぁ、次に来る予定のアイツは絶対もらうからな」
「好きにしろよっ。俺、巨乳派じゃなく貧乳派なんだわ」
唯一まともな聴覚が、一連の会話を捉える。
四肢が焼けることももう
「さすがリーダー酷いことするぅ、いい趣味してるぜほんと。精霊因子を半分だけ抜き出すなんてさぁ。お陰でこっちは、上位存在を難なく犯せるんだけど」
そんな人間の手に余る事、していいはずがなかった。わたしたちにとって大切だと本能的に理解している力の源を、無理矢理に抜き出すなどと。
だがそれで理由は成り立たない。今ここで、わたしが成す術無くひれ伏す理由が。
「あ、知りたい? これねぇ、意思強制っていう方法で、君を強制してるんだぁ。精神までは無理なんだけど、こうやってっ―――」
「――――ッッ!!」
「肉体を、強制することならできる」
勝手にわたしの手が動き、男のヒクヒクッと動くそれを握った。脈打つ反発感と熱を強く感じる。嫌悪感だけが増長し、冷え切った目で
それに余裕の笑みを浮かべて、右手に手にした宝石のようなものが発光する。次の瞬間、わたしの体がばっと上体が起き上がった。
「そのまま
「ぅン―――――!?」
手が勝手に動き、男のソレを何度も何度も往復する。それで歓喜の様相となった男は、意味不明なことを言いだすと、わたしの胸を無造作にぎゅっと掴んだ。
見たくもない光景に、目を逸らそうとしてもそれすら許されない。現実は、無情にも認めざるを得なかった。
男の口が、私の乳首を
痛みに声を上げることすらできない。無理やりに動かされる場所以外、全く動くことが無いから。
いっそこのまま呼吸もできず死んでしまいたいが、精霊に明確な死はないし、なによりも無意識的自然に行っている最低限の動作は、不思議と強制されていないのだ。
「はぁ、あぁぁ、幼女っ、ようじょぉぉぉ。ちっぱい、かわ、カワイイぃ」
壊れたように、いっそ狂っていると形容しようか。それほどまでに、男は
「いいこと思いついたよぉ。このカサカサしたものでさぁ、処女を脱してみようよ。さぞかし、痛いだろうねぇ。あ、いい声で鳴きそうだから猿轡外そっ」
「ッ!――【天元より来たれし源は我が祖の――――」
「おっと、危ないねぇ。いきなり詠唱なんて、危険な子だなぁ。これは、オシオキしなくちゃ」
猿轡を外されたことに好機を見出し、何とか最も効果のある魔法を繰り出そうとするも、それも最期まで続かない。途中で強制的に遮断され、あえなく
いっそ爆発してくれればよかったものの、それすらも叶わない。精霊の魔力操作は、もはや無意識の域であり、失敗を嫌う事もまた自覚できようと無意識に行われてしまうのだから。
「そぉーれっ!」
「ア、ガッ……イ、イタ、なに……? いや、いやだっ、こわいっ、いたいっ、やだっ、やだやだやだやだやだやだっ!!!」
もう視界は恐怖の一色で染まった、言うに言われない激痛。それは肉体的なものだけではなく、もっと別な、心の奥底のナニカが傷ついたかのような、鋭い『痛み』であった。
自分から一つ何か失われたことにすら大きな恐怖を覚え、まだ成長してない未成熟な精神は、この程度で簡単に喚いてしまうほどもものであった。
「おぉ、流石処女。誰にも侵されてないこの締りッ、あぁ、あぁあぁあぁぁぁ! 堪らないッ……もっと、快感をッ!!」
「イヤぁァっァァッ!?!? ヤメテっ、イタイッ、イタィッ……誰かぁ、誰か助け……」
強引に、鰾膠もなく男はわたしを壊し始めた。苦しみ喚き悶え泣き叫ぶわたしをみて逆に興奮が強まり、一層強まる押し、狭まる突きの幅。親切心など欠片も無い、ただただ快楽のみを欲している性欲
固くざらざらした何かが体内で動き、その度に痛みは走り、悲鳴は上がる。止めどなく溢れる涙は恐怖と痛みを必死に和らげようとしているのか。だがそんなの実感が持てない。
「次はバックだァ! まだ鳴いてくれよぉっ!」
「嫌ぁァっ、ゆるじてっ、こんなっ、いやぁぁ……痛い、痛いよぉ……」
無理矢理替えられた仰向けの姿勢から、また地に伏すように―――だが股には異物が
「おぃ、楽しんでるとこ悪いが、戻って来たゼェ。さっさと代われよぉ」
「一発出してからなっ、あと少しでっ―――――――おぉぉ、イクッ!」
「やめでぇぇぇぇぇェ!!!!」
必死の叫びも、懇願も、意味をまるでなさない。それは本当の意味で、何一つどちらの意味でも取り合われることはなかった。わたしの気など、眼中にない、どころか本当に関係ないものなのだろう。
その証拠にほら、中に熱く気色悪いナニカが放出された。動きは停まったが、痛みは依然治まる気配を見せず、
最後に緩やかに継続する痛みを与えて、閉塞的だった中に若干空きが生まれたかのような、そんな感触が味合わされた。
終わった。そんな安堵がほんの一瞬だけ、わたしの心を
ぐらっと体が勝手に起こされ、押し付けられるぬめっとして、粘り気の強いナニカ。それは逸らそうにも無理があることだった。わたしの口へ、戻って来たあの男の唇が押し付けられ、更に中へ中へと侵入した恐らく男の舌や唾液が、わたしの中をかき回し、口周りをべろべろの唾液塗れに仕立て上げる。
「おいっ、ちょっとそれ貸せ」
「あいよ」
手渡しされるわたしの精霊因子と思われるもの。それはまたもや光を放つ。
「言え―――――私はご主人様の従順な奴隷です、と」
「あ――――グッ……わ、わだ……し、は……ご、しゅじ、ん……ざ、まの……じゅ――――じゅ、うじゅん、な、ど、れい……です」
抗った、必死に、これまでになく。こんな屈辱はもう嫌だと心が叫びながら、尚も口は先走る。この程度の下賤な命令に、自身が逆らえない事実が憎い。
「おぉ、そうかそうか、ウヒッ。じゃあ、証として、焼き入れてあげるよぉ」
「―――――!? い、や……やめ―――」
男が持った、じゅわじゅわと音を立てる、赤く光り熱を放った、文字のように見える何かを彫った印。知識にこれはあった、そう。
焼き入れだ。
「あぁぁアァァっっ!? ぐぁあぁぁあぁァッ、アツっ、イタッ、離しっ、いぃぃぃえぐあぎっ!?」
もはや奇声。それほどまでのもの。
じゅわぁぁぁと音をじんわり鳴らしながら私の肌へと沈み、言いようのない、焼けることを知っているからこそそれが焼けたと理解できるが、知らなければただただ超高温のナニカが押し付けられ、耐え難い痛みに苛まれるだけで形容などできようはずもない。
腰、腕、腿、三度その行為は行われた。その度にはち切れるほど泣き叫び、猛った殺意を隠すことなく浴びせつづけた。だが、全くの無意味。恐れることなどなく、余裕の様子を決して崩さなかった。
もはやそれだけで、絶望を感じた。
「ティーアちゃん。今日はこれでおしまいにしてあげるよぉ。明日また来るから、楽しみにしててねぇ」
「だれ、ガッ……」
枷をまた取り付けられ、宙吊りにした後男たちは愉悦を堪えられないように狂気的に口角をにたりと吊り上げ、背を向けた。
その背をひたすらに睨み、何もできなかった自分に嫌気が差して脱力する。
だがそのとき、わたしは諦めていなかった。
「絶対、逃げてやるっ……そしテゼッタイ、コロシテヤル」
その日が私が壊れた日。そしてすべての始まりの日。
夢の、終わりはそのときだ。
外で大轟音が聞こえた。慌てて飛び起き、さっと見渡す。
そこに居るはずの二人が、見る影もなかった。
「あの二人ぃ……もしかして今のも」
ベットを蹴り付け、部屋を飛び出す。するとどうだろうか、始めに目に飛び込んだ窓の先、中庭の壁のうちごっそりと削れ破壊された部分があるではないか。
そしてその下にいる、二人の女性―――否男女一名ずつ。本当に、遠目からだと見紛う。
「仕方ないなぁ」
夢のことなど忘れて、何故か浮かんだ笑みのまま、そっと息を零す。
呼ばれてわたしは、窓枠から颯爽と飛び降りたのだった。