朝目覚めるとむわっとした空気が籠っている。そして下半身への緩やかな快感。
「ふしゅぅ……すぅ……へへ……」
股間にひとみが顔を埋めていた。半分寝ぼけたままで。
頬をこすりつけるように、唾液と精液が混じった白濁液で顔をコーティングしながらさらにそれを塗り広げている。玉袋にかかる吐息がくすぐったい。
朝勃ちをしゃぶっていたのか、その途中でまた眠ってしまったのかはわからないけれどなんとなく満足そうである。
「えへへ……んぁー……あへー……あー?」
視線に気付いたのか、眼を何回かまたたかせるとそのまま精液まみれの顔で、無邪気に抱き着いてきた。
すりすりと胸に精液をこすりつけるような動きは、本人にその気がないのがよけいにたちが悪い。あたる胸の柔らかさをもってしてもねちゃねちゃしたそれは不快だった。
しかしそこでやっと自分のあちこちから悪臭がすることに気が付いた。精液の臭いだけでなくもっとこう、なんだろうと股間を見ると一見綺麗に整えられていた。
しかし実際はひとみの舌で舐めとられただけで、表面も唾液でコーティングされただけで決して綺麗になっているわけではなかった。
彼女を擁護するとお互い唾液を交わすくらいはするし、そのときは甘露のように感じるけれど昨日のあれから、さらに一晩濃縮されてさらに乾いた唾液となるとなかなか難しい。それでも彼女は幸せそうにしているのがまた厄介である。
さて、とまずすることがあった。
「あー……? ……あっ、窓は匂いがっ! 匂いがあああああ!!」
とりあえずと窓を開けるようすると死人のようなずりずりとした動きから豹のように全身で飛びついてきた。
縋り付くひとみを、ずりずりと鉄球を引きずっているような、くたくたで寝起きの彼女のそれでもレスラーらしい力に辟易した。
「ああ……ああ……」
爽やかな風にがくりと膝を付き、一気に目がうつろになっていた。空中のなにかをかき集めるような動きは何かの中毒者のようだった。
当然無視していいから早く掃除すると、そういう決めごとを伝えた。普通はメイド、ベッキーが雑事はまとめて取り仕切ってはいるのだけれど、特別である。
「これはこれで……よし! 掃除ね、いただきます」
迷いなくシーツに噛みついた彼女を引きはがし、乾いた、赤も見えなくなっているそれをまとめ、袋に詰めていく。
隙あらばひとみは口に入れたがるので結局パンツだけ詰め込むように咥えさせて、後は真面目にやらせた。
「ほひ、ほへへほはひ? はああひゃはーはひへふふ」
極上の裸で、準備万端とばかりに朝日のきらめきに股間が反射する程度には濡れているのだけれど、頬がハムスターのように膨らんで下着を食べている。都合はいいのだけれど興奮するかというとまた別な話で、女としてどうかと思う。
そんなこんなで一緒にシャワーに向かうと道中でぴしりと固まった女性が、伸びてきた手で部屋の中に引き込まれてめっと怒られていた。
ひとみは餌を与えているから割とおとなしく、むしろぼうっとしている。
お風呂は無駄に広い。これまたいつの間にか広がっていた。狭くて密着できて好きですと恥ずかしげに笑っていた子はなんだか少し寂しそうにしていて、慰めではないが膝に乗せるようにして何度もお風呂に入ったのはいい思い出である。
「もご……んー……ん、ばぁ、はぁ……さよなら……」
口から吐き出した下着を悲しそうに投げ捨てて中に入ると、にこにこと隣に立って何をするのかと思ったら当然のように後ろに抱き着いてきた。
「ささ、私にまかせて! ほら! はぁはぁ……」
精液臭いというと嬉しそうな、それでも一応とシャワーのお湯を口に含み、うがいをして……飲み込んだ。ごく自然に。
「……薄いけどまぁ……よし!」
きらきらとモーニングコーヒーを飲んだときのような爽やかな目覚めであったようだけれど。真似はしたくはない。
「座って座って、ほらほら」
指示に従うとすぐに背中に冷たい感触が走り、思わず声が漏れる。上から水滴でもおいてきたかのような不意打ちだった。
上、そして後ろを振り向くと舌を出した彼女が疑問形で見ていて、彼女は垢舐めのように、いやまさにそのものだった。
「ねー駄目ー? ほ、ほら、お尻の穴も舐めようか? あ、はい。……いつでもチャンスはあるから今日は我慢! じゃあこっちで」
今度はたぷんとした泡まみれの胸が背中に押し付けられる。重量感のあるそれは確かな感触があった。
硬い乳首は背中にランダムに文字を描くが洗えているかというと微妙である。
「あれ? 本では……っと、滑、この、焦らしプレイなの!?」
結局彼女の洗い方は陰毛を用いた手を足で挟むといったよくわからないものもなんとも難しそうに失敗しては、がっくりと肩を落とした。
ぶつぶつと呟いては次、次といって最後はと、竿の前に座った。
「あーもううまくいかない! なんかごめん。いただきます!」
彼女は肉棒をまじまじと見つめてから、ゆっくりと舌を伸ばした。少し皮を被ったそれを掃除するように、丁寧に。
「これは掃除、掃除……れろ、ぴちゃ……あーおいし……味わいたい……私、いけない女」
彼女の舌使いは稚拙というよりも、ただ舐めていた。まさに掃除のように。
玉袋を舌先でくいくいともてあそび、下からつついと舐め上げるのも掃除、先端に我慢汁が浮かぶとあむと吸い付いてじゅる、と一度吸うとまた吐き出し、自分にまた何か言い聞かせながらぺろ、ぺろと竿をはじく程度の舌使いは続いた。
「ぷぁ……これでご飯が食べられる気がする」
掃除を続けながらあまり聞きたくない言葉が聞こえる。一度も口から吐き出すことはなく、丁寧というより執着というようでもある。
そしていつまでたっても前戯以下のそれに焦れているとひとみがふと、立ち上がった。
「よし、掃除終わり! 毎朝やりたい、ほんと」
ぷるぷると体を震わせ、耐えた自分を鼓舞するようにつぶやく彼女の肩を上から抑えるように、反対に今度は自分が立ち上がった。
疑問符を浮かべる彼女に完全に勃起し、腹につきそうなほど力強いそれを見せつけるとごくりと唾を飲み込み、それでも犬のように足を開いたままはっはっとお預けをされている。
そして頭を掴み、一息で喉奥に突き刺した。ためらうことなく。
「お゛ごっ……かはっ……あ゛おあっごっ、んぶっおぁっ……かふっ……んぶっ、あ゛っ」
ごちゅごちゅと乱暴に叩きつける。彼女の口内を削り取るようにずりずりと亀頭をこすりつけ、がぽと普通でない音を響かせてはぐぱと引きずり出し、酸素を求めての呼吸に合わせてまた突っ込んだ。
「んぶっ……か、はっ……あっ……うあ……」
彼女の秘部からぷしゅと液が零れた。手はだらんと垂らされ、なすがままになっている。
それでも唇だけはぴったりと閉じられ、引けば伸び、入れれば瑞々しいそれを巻き込みながら奥に入っていく。
当然遠慮することなくもっとも喉の奥で、どっくんと、さんざん焦らされたお返しと、大量に流し込んだ。
「お゛ッ……おぶっ……かふっ……んっく、ごく、ごひゅ、ひゅ……」
最後の一滴まで流し込み、頭を掴んだまま彼女を見つめながら腰を揺らしながら出し続けた。
彼女の目がぐりんとどこかを剥けば手に力を込めて叩くようにしてまた見つめさせ、アンモニア臭い周囲がもう流れたころ、ようやくぬろ、ぬろろろと白く光る竿を抜き取った。
「んあ……は……あはっ……おっ……は……」
上を向いてぽかんと口を開けたまま、餌を待つ小鳥のように停止している。舌だけは何かを求めるように高々と攣ったように固定されていた。
今のが掃除、と彼女に伝えるとおうむ返しでがく、と崩れるように頷きながら掃除、今のが、うん、絶え絶えとした息のそれはなんとか音をなしていて、今度は一気に頭を起こして目に光が戻った。
「つ、つまり掃除してもいいってことで、はい! いただきます!」
ひとみは突然生気を取り戻すと瞬時に半勃ちのそれに飛びつくようにむしゃぶりつき、ぺろぺろとした先ほどの掃除は児戯であるとばかりに、常に頬をべっこりとへこませながら口内をセッティングし、ちゅっちゅっと固く締めた唇がそれでもまだ足りないとばかりの吸い付きで絶え間なく音が出ている。
「ちゅっ、じゅる、んはっ、はぁっ、あむ、ぶほ、じゅちゅ、あー最高、濡れる……あふっ」
あっという間にまた勃起したそれをいったんちゅぽんと抜き取ってはにたにた笑ってぴかぴかの亀頭を誇らしげに舌先でくすぐするとそこを起点にするようにあーむとまた飲み干した。
じゅっぽじゅっぽと顎全体を使いながら、わっかを作った指はしこしこと磨きながらも空いた手はせわしなく自分の股間をいじくりまわしている。
「じゅる、だひて、いふへも、あむ、びゅるって、はぁはぁ、ちゅっ、ちゅう」
そして一時も耐えることのない刺激に腰が砕けそうになりながら、また吐きだした。
「あっ出っあむ……んっ……じゅる……んは……ふは……」
蹲踞のまま後ろに器用に下がると、見下ろすにちょうどいい距離でぐぱぁと、わざわざ両手で口を開いた。
精液まみれのそれを誇らしげに、自分の成果だとこくこくと頷きながら、一片も逃すことのないようにと口を塞ぐようにして丸まり、ごくっごくっという音だけが響いた。
「……はぁ……おいし……麻薬みたい……」
結局彼女の掃除はもう一度何とか出すまで続いた。
今度はこちらだと掃除も試みたが、すでに愛液まみれの股間は手のひら全体でじゅりとこすりあげるだけでのけぞるように達し、フェラチオが前戯であったようにはっはっと息を漏らし、では胸はと泡のぬめりで握り潰すと息もできないというふうにひっひっとこぼし、出来上がった彼女の体は敏感に反応していた。
もう仕方ないから一気にと体中、洗うと尽きぬことはないと泉から汁が弾け、体中がぴんと張り詰めて筋肉が浮き上がっていた。
洗い終わって半死半生の彼女をお姫様抱っこで運び、脱衣場でしばらく扇ぐ羽目になった。
「……あー……あふ……もっと……」