数分後にやっと、僕自身も呼吸が整い始め、ベットの床に腰を下ろして俯いてる亮輔兄ちゃんに気付く。
「亮輔兄ちゃん? どうしたの? 」まだ体がだるくて動かしたくはなかったが、亮輔兄ちゃんをそのまま放っとける状態でもなかった。
「ごめん。優夜。今日はやっぱり一人で寝て」僕の頭に手を伸ばしながら静かに言う亮輔兄ちゃんは凄く痛々しかった。
それが僕自身も辛くてだるい体をベットの下にストンと落とし、亮輔兄ちゃんの頬を両手で挟んで自分の方に向かせる。
「亮輔兄ちゃん? 一緒に寝ようって言ったのに何で? 」そんな事ばかり言うの? と続けたかったのに亮輔兄ちゃんの顔を見てたら続けれなくなってしまう。
「ごめん。さっき暴走した。普通胸とか触んないよ」スーッと視線を僕の顔から逸らす。
「なんだ。そんな事? それなら気にしなくていいよ。だって亮輔兄ちゃんは悪くないもん。悪いのは無茶な我侭言ってた僕の方」その程度だったら本当に僕は気にしない。それよりも亮輔兄ちゃんの浮かない顔のの方が心配だったりするのだ。
「それに……」静かにそれだけ言うとまた俯いちゃった。
(それになんだろう? 本当に変なお兄ちゃん)そんな事を思いながらも亮輔兄ちゃんの視線の先に目を向けて白黒させる。
(ズボン膨れてる。これが国久の言ってたテントってやつかな? )興味は大量にある。見てみたいのも事実。人のアレ見る機会は銭湯くらいだろうし。
僕は真剣に考えてるのだが、顔が嬉しさ満開と言わんばかりに微笑んでる。
「優夜? 何で嬉しそうに笑ってるわけ? 」亮輔兄ちゃんが少し睨んでくる。
(え? 嬉しそうにしてる? 何で? )別に僕としては笑うつもりもないしかといって何故嬉しいのかが判らない。
「ごめん。別に可笑しくて笑ってるわけじゃないし、嬉しいのかどうか判んない」
でも、亮輔兄ちゃんがそう言うなら、本当に嬉しそうに見えるんだろう。
何で嬉しいのかな? 自分でもはっきりとは、判んないけど何だかほっとしてるって言うか亮輔兄ちゃんの体の反応が僕に対してなってる訳だから、それが嬉しいのかな?
これってただの僕の我侭? それとも本当に亮輔兄ちゃんの事……
そこまで答えを出してしまうと顔に出やすい僕、どうしても顔に出てきてしまう。
当然顔は恋した人と言わんばかりに仄かに赤くなり始め耳は当たり前のようにまっかっか。
(もしかして、亮輔兄ちゃん僕が居るからここに居るの嫌なのかな? )
「亮輔兄ちゃん。僕が居るから部屋出たいの? そうだ!いい事思いついちゃった」こういう時の僕はろくな事を思いつかないのだという事を後に亮輔兄ちゃんは否応なく知ってしまう事になるだろうな。
「別にそうじゃないけど……ただ、ちょっとだけトイレ行かせてくれないかな? 」さすがに初心な僕でさえ判ってしまう。トイレでナニをするのかを。
「だーめ。さっきも言ったでしょ。いい事思いついたって」全く悪い事(僕にとっては自分の気持ちを確かめる為に一番確実な事らしい)をしようと企む表情ではなく、あくまで双方の為に一番良い事だと言い切るような自信に溢れた表情をしている。
「いい事ってなに? 」恐る恐る尋ねては見るものの、僕の頭の回転が妙に速いと感じてる亮輔兄ちゃんにとって素直に言ってくれるかどうかは不明すぎる。
「な・い・しょ…」最後に大きすぎるくらいのハートマークが引っ付いているのだが、亮輔兄ちゃんは敢《あ》えてそのハートマークを無視する事にしたようだ。
「内緒って…言ってくれないと一緒にするって言わ…」ふと亮輔兄ちゃんの視線は僕に注がれたのだが、言い終わる前に誰にも言いたくもない恐怖が口を閉ざさせる。
僕は涙を少し貯めながら手にしていたのは、右手にぬいぐるみ。左手にもぬいぐるみ。その上簡単に手が届く所に大量のぬいぐるみを山積みしていた。
「あ、あのね。優夜。もしかしなくてもそのぬいぐるみの山は」その先は怖くて聞きたくないらしい。
「当然。言わなくてももうそろそろ判ってるんじゃないの? このぬいぐるみの数の理由……」
おいおい。もしかしてそのぬいぐるみの山は、ほぼ投げられる為だけに存在してるのか? 母親が怪我をしないようにと買いだめたのか?
ちょっと私作者は我侭プーの母親に確認を取って来ます。
「わかったよ。僕の降参。もうどうにでもして」両手を挙げ降参のポーズをとる亮輔兄ちゃんに対して、僕は貯めてた涙は何処へやら、ニパッってな感じでニッコリ満面の笑み。
「そしたらこっち来て」一秒でも待てない僕は亮輔兄ちゃんの手を引きベットの布団に二人して入りなおす。
僕は布団の中にモゾモゾ潜りこみ、亮輔兄ちゃんの股位で静かに動きを止める。
(どれ位の力で握ったらいいのかな? 思いっきりじゃ痛いだろうし。僕としては亮輔兄ちゃんに気持ち良くなって欲しい)
真剣にンーと考える僕の時間が長かったのか、はたまた亮輔兄ちゃんの恥ずかしさが限界に達したのか判らないが亮輔兄ちゃんが不意に尋ねる。
「優夜? そんな所で何してるの? 」さすがに痺れが切れ始めたらしい。少しだけ見える亮輔兄ちゃんの顔はヒクヒクと引きつっているように見える。
(エイッ! )
ムギュ……
……
……
「優夜。痛い」痛みを堪えながら頑張って言ってる悲痛な声が僕に届く。
「ごめん」謝りながら力を緩めはするものの僕は手放す気など更々ない。
ズボンの外から形をなぞり亮輔兄ちゃんのモノを握った時に、固さを確かめるように力をゆっくり入れたり抜いたりする。
(固い。僕のも硬くはなってたけどこんなに大きくないし、気持ちよさそうな声も聞こえない。気持ちよくないのかな? 僕って下手糞? よし! こうなったら奥の手だ! エッチビデオでしてた奴しようっと。でも、口に入るかな? こんな大きいの)心の中で決意を固めると一旦名残惜しそうに亮輔兄ちゃんの大事なものから手を離す。
「ありがとう。もういいから」亮輔兄ちゃんはこれ以上はやめてくれと言いたそうだが、そんなのは今の暴走してる僕に届く事は無い。
バックルに手をかけゆっくり外す。
だんだん自分の心臓と呼吸が速くなるが、今更引いてしまっては男が廃《すた》る。
ジーパンのボタンとチャックを開け、下着の上から優しく触っていく。
(ズボン越しだから駄目なのかと思ったけどやっぱりパンツ越しでも駄目か。直接なら大丈夫かな? )
鼻血が出そう。
でも、亮輔兄ちゃんの為なんだから頑張らなきゃ!
そっとパンツのゴムに手を掛け、そっと引き下ろそうとする。
僕の気持ちと心臓の鼓動が最高に速くなり、僕自身も反応を見せ始めていたのだが、自分の事よりも今亮輔兄ちゃんにしてる事の方が、今のにとってはこの上ない喜びだった。
しかし、下着を下ろそうとする手は誰かの手によって抵抗される。
抵抗する手の持ち主は言わなくても判ると思うが……
「亮輔兄ちゃんなんで止めるの? 降参って言ったでしょ? 」頬をプクーと膨らませながら文句を言う。
「さすがにその先はヤバイって。もうこれで終わり。ね。時間もう遅いし寝よう? 」
「やだ! 辞めない! 時間遅くないし眠くない! 」それだけ言うとさっさと見せろと言わんばかりに亮輔兄ちゃんの下着をひん剥いてしまう。
(これが亮輔兄ちゃんのか)ついつい見とれてしまうのだが、あんまり見蕩《みと》れ過ぎると下着を上げようとする手が絶対に伸びてくるだろうと察知した僕は、そっと亮輔兄ちゃんの誇示《こじ》してるモノを掴む。
(エッチビデオはモザイク掛かってたけど何かエッチビデオの人とは違う気がする)
始めはゆっくり扱きながらたまに覗くピンクの頭をジーと見つめる。
(ここを舐めたら亮輔兄ちゃんもっと気持ち良くなるのかな? )僕の頭の中は亮輔兄ちゃんの為しか考えちゃいない。
ゆっくりと亮輔兄ちゃん自身に顔を近づけ、たまに覗く小さな山に舌を伸ばし、ペロッと少しだけ舐める。
(しょっぱい! しょっぱいの僕嫌いなのに! これじゃ亮輔兄ちゃん喜ばせられないじゃん! )
そんな愚痴を心の中で叫ぶ僕とは対照的に、舐めた瞬間亮輔兄ちゃんの体がプルプル震え、亮輔兄ちゃんの胸が忙《せわ》しなく上下に揺れる。
(え? もしかしてさっきの気持ちよかったのかな? 声じゃ反応無いけど、亮輔兄ちゃん気持ち良さそうに顔顰《しか》めてるし。よし! 好き嫌い言わないでもっと頑張ろう! )
もう一度亮輔兄ちゃんに顔を近づけて今度は恐る恐る口の中へと誘う。
「ちょ、優夜! マジでそれはヤバ…んっ」
自分の口腔内に入れ込み、ゆっくりと舐める。
時には皮に隠されたピンクの丘を舐めたと思ったら次は皮の外側から円を描く様に僕は一心不乱に只々《ただただ》亮輔兄ちゃんの為だけに舐め上げていく。
「ひ・も・ひ・い・い? (きもちいい?)」口に咥え器用に言葉の合間で何処かを舐めながら不安になって尋ねる。
「優夜。お前気持ち良過ぎ。でも、これ以上はもう駄目だって。いくら血が繋がってないからって義弟《おとうと》には変わりないんだから」亮輔兄ちゃんにとっては当たり前で、たわいの無い一言に過ぎなかったんだろうが、僕にとっては涙が出るほど悲しかった。
やっとで気付いた自分の気持ち。
亮輔兄ちゃん以外の人間のだったらこんなの切り刻んで何だったのか判らない位に叩き切って、そのまま生ゴミで焼却場行き位平気で出来るのに亮輔兄ちゃんのだと思うと、大切に壊れないように自分よりも大事に扱いたくなるのに。
その気持ちって恋人みたいに好きって事じゃないの?
(ついさっき気付いたって言っても、もう僕自身じゃ止められないのに)
ポロポロとそのまま静かに泣きながら、それでも大好きな亮輔兄ちゃんを気持ち良くしたくて、舌だけじゃなく根元まで咥えようと躍起になり喉の奥深くまで咥え込み始める。
(苦しいよ。辛いよ。苦しいのも辛いのも嫌だよ。兄弟だから駄目だって言うなら、お母さんの結婚ぶち壊してやる! 何を差し置いても亮輔兄ちゃんだけは離したくない! )苦しさに吐き出しそうになりながらも、まだ足りないというようにもっともっとと、喉の奥に突き立てていく。
「マジでやばいんだってば! もう辞めろって! 」亮輔兄ちゃんの手が僕の髪を絡め取り引き剥がそうとするが、僕としては髪を引き抜かれようと離したくなくて、亮輔兄ちゃんのモノを咥えたまま体に口付けるように顔を押し付ける。
「んっ」ビクンと亮輔兄ちゃんの体が跳ね上がり、僕の喉奥に精を放つ。
味は判らないが、喉の奥が焼ける様に熱く、さすがにこれ以上は僕の呼吸も限界だった。
ズルリと口の中からだし亮輔兄ちゃんの片時も休まる事無く動く胸にしがみ付いて咳き込みながら声を殺して泣く。
忙しなく上下する亮輔兄ちゃんの胸で自分の心臓と大好きな人の心臓の音が僕の中でシンクロする中静かに僕は眠りに着いた。