・蜘蛛姫アネモネの護衛
●登場する原作キャラ
・月影永夜(対魔忍R)
今回は久々にガッツリとしたエロス。前半の戦闘描写で後半ちょっと手抜き間がありますが、ガッツリ(っぽい)エロスです。
触手・鞭打ち・媚薬・拘束要素あります。苦手な方はご注意ください。
さて、対魔忍による蜘蛛姫アネモネ襲撃を前に、配置を確認させて貰おう。
月影永夜の邪眼に映るオスカーの気配こと禍々しい紫の陽炎。魔の強さと揺らぎの濃淡が比例する以上、濃密な強さを持つ
よってオスカーが屋敷に乗り込んだのを切欠に、月影率いる強襲部隊は動き出す。他にも武装オークというイレギュラーが存在しているとはいえ、本丸を狙う事に変わりはない。
屋敷の周辺の木々―徘徊する蜘蛛魔族の視界に入らない木を選んでいる―には強襲・斥候・風遁使い・木遁使いが配置されている。忍具の確認も完了、今は姿が見えぬ月影の突入準備も出来た……後は合図を待つだけ。
対するアネモネの配下とオスカーの配下……淫魔と武装オークの取った陣形はスリーマンセル。お互い仕事と上司の関連上、いがみ合いは多少あれど互いのスペックを理解しあっているが故、警備に支障は出ない。
武装オークコンビの内1人はタワーシールドを装備している。オスカーが生存能力を上げる為にと配備し、スリーマンセルを組ませたオークの1人に体を覆える程の盾を持つよう指示したのだ。淫魔は大袈裟だと笑うが、オーク達は至って真面目だ。
また、車程もある大型の蜘蛛魔族は屋敷周辺の木々の中に潜んでいる。周辺の警戒は勿論、いざとなれば屋敷に向けて跳躍する事も可能だ―――尤も、月影の邪眼によって看破された為、包囲網を潜られてはいるが。
最後に屋敷内。此処にはアネモネのメイドや給仕である高位淫魔族が多数おり、アネモネは2名の淫魔メイドを侍らせて二階の自室に、オスカーは執事長を名乗る淫魔に案内されて階段を登っている。
蜘蛛姫アネモネは(頭では思っていないが)友人が来ることを楽しみにしており、オスカーは依頼なのだからと気を引き締めつつもドキドキしていた。いずれも、下手をすれば隙を突かれても可笑しくはない。
オマケとして屋敷の門前に置かれたイ・グーの武装車両。レーダーは起動しているが対魔忍が映らないので、通信オークのオータは呑気に昼寝をしていた。監視あるある?
襲撃の準備は万全。警備の人数は良し。ターゲットと護衛は少し慢心気味。月影の姿は無い。
―さぁ、対魔忍と魔族の攻防が始まる。
―――
今現在、屋敷の正面では木の葉と突風で出来た刃が嵐の如く魔族達に襲い掛かっていた。
「げぎゃぁぁっ!」
「くっそぉ! オーエダがやられた!」
「オメェ、爆乳の肉奴隷を手に入れてオータニに自慢するんだって夢見てたじゃねぇか!」
「勝手に殺すな! イデデデデ!」
「ふざけている場合か! ええい蜘蛛達は何をしている!」
風遁使いと木遁使いが放つ豪雨の如き風と葉の刃が飛び交う中、タワーシールドを一列に並べて防ぐ魔族達。既に数名のオークや淫魔に深い斬り傷を負わせており、救護に当たっていた。
それでもオークと淫魔はシールドの合間からマシンガンや魔弾を放つも、俊敏に飛び交う対魔忍には無力。だがタワーシールドの装甲が予想以上に厚いからか破く事は出来ず、攻めあぐねている。
魔族側も対魔忍が正面突破を仕掛けるとは予想していなかったのか、周辺の魔族を集めてタワーシールドの数を増やし壁を築く。武装オークの数も揃ってきたので弾幕も厚い。
防御に徹しているのは蜘蛛魔族の応援を待っているからだ。戦闘が始まって数分も経っていないが、木遁使いの植物操作により妨害されている蜘蛛魔族の到着が待ち遠しくなっている。
―強力な風遁・木遁を前にした彼ら魔族は気づかない。この苛烈な襲撃が陽動でしかないことと、屋敷の窓から煙が出ている事を。
一方、外側の魔族が一点に集められた事によって手薄となった警備を突き、屋敷内に侵入。斥候と強襲忍のみだが、入ってからの行動は素早い物だった―――廊下に大量の煙玉を、各自一斉に投げ入れたのだ。
「げほっ、げほ……オスカー様、早くアネモネ様の……ぐぁっ!」
「げっほ、いだ、痛い痛いっ!」
いかに魔族と言えども五感の幾つかを封じられては戸惑いもする。マスクで覆われている斥候と強襲忍者は煙で満ちた廊下内でクナイを投げ、煙たがっているオスカーと執事長を執拗に攻撃する。
オスカーは半裸になりつつ触手を生やすも、突然の爆発の混乱が未だに残っており態勢を立て直しきれないでいた。仕方なく太い触手で身を包むも、鋭いクナイが次々と刺さる。
この煙玉による奇襲と攪乱が成功したのも、位置を特定できる邪眼あってこそ。そして幸いなことに、オスカーは触手を使った肉弾戦が主。魔術を扱える淫魔の執事も強襲忍者の鉄爪で黙らせた以上、煙に紛れた対魔忍を見つけ出す事は不可能に近かった。
「痛い……っつってんでしょうが!」
だが物理で攻めるのがオスカーである。上半身の衣服を完全に破く羽目になるが、人ほどの太さとその倍以上の長さを持つ触手が飛び出し、前後に向け触手の束を乱れ打つ。
分厚い触手は壁となって煙の中を突き進み、その勢いと重さによって衝突した対魔忍達は吹っ飛ぶも、触手は逃さないとばかりに対魔忍どもに巻き付き、床が陥没する程に叩きつけた。
「ごほっ……アネモネ嬢っ!」
手応えを感じたオスカーは有り得ない方向に曲がった対魔忍達を投げ捨て、煙に苛まれつつもアネモネが居るであろう個室に急ぐ。クナイの傷は既に修復されていた。
触手を引っ込め、脳内の構図を思い出しながらアネモネの部屋を目指すオスカー。何度か訪れている為、煙の中でもアネモネの自室へ一直線に向かえる。
オスカーと執事長が対魔忍の煙玉に見舞う数秒前、屋敷の門前での騒ぎに気付いたアネモネが自室から出ようとした時……彼女達は現れた。
「な―――」
何者じゃ、と叫ぶアネモネよりも先に指先が向けられ、月影永夜と強襲忍者は懐から取り出した玉を床に叩きつけ―――室内を強烈な閃光で包み込んだ。
強烈な閃光をモロに食らった事で流石の高位淫魔もアネモネも怯んでしまうが、アネモネは関係ないとばかりに糸を五指から解き放つ。人並外れた条件反射と銃弾の如く飛ぶ太い糸が、両脇の対魔忍を壁に激突させる。
しかしそれよりも早く動いたのは、邪眼により指先に集中された魔素を読み取り、糸が射出されるよりも先に地を這うように跳躍、魔力糸の光線を掻い潜った月影だ。
蛙を押しつぶしたような声が耳に届くにも関わらず、月影は跳躍速度を維持したまま短刀を左右の淫魔メイドに投擲。メイドの核を貫き瞬く間に命を奪う。
残すはアネモネ。肉薄しているからこそ見える、白い陽炎の中に浮かぶ赤い点―――その魔族の急所を射抜くべく本命の忍者刀を2本とも抜く。
目が開けぬアネモネは指先から伸びる糸を切り放し、自身に向けて糸による防護壁を築こうとするも、既に眼前にまで月影が迫っている事に気づいていない。
そのまま忍者刀は、アネモネの命を刈るべく急所を―――。
―バギャァンッ!
突如として壁を貫いてきたのは、蛸の目を生やした紫色の触手。その太さに似合わぬ豪速で月影を斜め後ろから突き飛ばそうとする。
だが月影は邪眼の範囲外とはいえ、対魔忍足り得る身体能力、持ち前の優れた感覚と反射神経、更には邪眼の弱点を補うべく磨かれた経験則に従って急停止。触手の軌道に沿って体を側転するすることでコレを回避した。
そのまま月影は回転の勢いに応じて着地、触手は困惑しているアネモネを中心に螺旋を描き、触手の本体であるオスカーが壁の穴から姿を現した。
「アネモネ嬢、御無事で!?」
「目が見えぬ!」
未だ失明中らしくアネモネは慌てた様子だが、オスカーは右腕の触手でアネモネを守り、左腕の触手は枝分かれして月影に向けられていた。既に触手は獲物を定めたように鎌首を擡げている。
一方で月影はオスカーから見て右側……螺旋を描く触手に守られたアネモネの隣で、いつでも跳べるよう忍者刀を構えながら姿勢を低くしている。しかし表情は険しく、アネモネとオスカーを頻繁に見比べていた。
「もはやこれまで……っ!」
すると月影は意を決したように懐―爆乳の谷間―に手を入れ、即座に何かを投擲した。オスカーは身構えるが、触手の目玉はそれがクナイであると察知し……まったく見当違いな処へ飛んでいった。
それは壁に激突し赤い染みを滲ませる対魔忍の腰の両側につけられた竹筒に刺さり、クナイにつけられた爆薬に点火され……。
―ドゴォォォンッ!
「な、なんでぇっ!?」
タワーシールドを構えるオークの1人が、屋敷から響く轟音に驚いて声を上げる。遅れて他のオークや淫魔、怪我人も振り向いて絶句する。何せアネモネの自室を始め、二階の窓という窓から、黒い煙が文字通り爆発するように溢れ出たのだから。
それを見たのは対峙していた風遁使い・木遁使いも同じらしく、それを合図に自身らの後方を取り囲んでいる大型の蜘蛛魔族を潜り抜け、逃走を開始した。
「アネモネ様が!」
「急げ!」
蜘蛛魔族はすれ違った対魔忍を捕らえようとするよりも先にアネモネを心配して屋敷へと向かう。その目的もあったのか、対魔忍側も下手に手を出さず逃走に徹していた。
淫魔やオーク達も己の主を案じてか、次々と窓から爆発を起こす屋敷に突入。黒い煙と白い煙で満ちた空間に咳き込むオークを置いて、淫魔達が先に二階へ向かう。
「アネモネ様ぁっ!」
「ここにおるわ!」
叫んでも意味は余りないと思っていたが故に、階段から己の主の声が聞こえて驚いた淫魔達。煙から出てきたのは、触手をうねらせるオスカーと、その触手に抱きかかえられたアネモネだった。
触手に抱かれているアネモネ、そして下半身が蛸となっているボロボロのオスカーは、2人そろって不機嫌そうだった。オーラも溢れている為、主君への心配も忘れた部下達が戦く。
「あやつら……よくも妾の屋敷を爆破してくれたのぉ……」
「再生能力がなければ即死でしたよ……」
アネモネを仕留めきれなかった時の保険だったのだろう。屋敷に侵入した対魔忍達は、揃って我が身を犠牲に抱えていた爆薬に点火し、屋敷を爆破させた。
だが魔族界きってのガチタンたるオスカーは耐えた。アネモネを幾多もの触手で守り、自分は再生能力を盾に爆発に飲み込まれながらも生き延びたのだ。
オークも淫魔も蜘蛛も己の主が息災であったことに歓喜する中、アネモネは触手から降り立ち、部下に消火作業に入るよう命ずる。オーク達は怪我をした者の救護に当たった。
オスカーは再生中なので平気だと苦笑いするも触手形態は解かず、何かを巻き取っている触手を解く。するとそこから粘液と共にドシャリと音を立てて、オスカーの目の前に落ちる。
「しかしオスカーよ……何故この者を生かすのじゃ?」
肌の傷を再生するオスカーを一瞥したアネモネは、忌々し気に地面に転がった
それはアネモネを狙った対魔忍―――月影永夜だった。アネモネとは違い触手の粘液にまみれているが、強く巻き付かれた事で骨を折られ呻き声を上げようとし、自害防止の為に注入された粘液を口から吐き出す。
消火作業と救護作業に当てられていない淫魔達が粘液まみれの対魔忍を見て驚き、アネモネを狙い屋敷を爆破した存在だと解るや否や、冷たい殺意が降り注ぐ。しかしオスカーは手でそれを制した。
「何って……決まっているじゃないですか、アネモネ嬢」
オスカーは穏やかな笑みを浮かべてはいる……しかしアネモネはその笑顔の裏にある邪悪な何かを悟ったか、疑問や怒りを抱くより先に愉悦感を覚えた。
オスカーは必死にもがき咳き込む月影に、非道にも追い打ちをかけるようにその爆乳を踏みつけた。
「ごばっ、あがぁぁっ!」
「私達を怒らせた罰を与えませんと」
「……流石は我が友よな」
まるでボールを蹴る子供のように無邪気な笑みを浮かべながら、オスカーは月影の爆乳を何度も蹴り上げる。その度に月影は粘液を吐き出しながら悲鳴を上げるが、その蹴りは止まる気配がない。
胸を蹴り続けるオスカーを見る蜘蛛姫アネモネは、嘲笑を浮かべる淫魔達を背後に三日月のような笑みを浮かべる。
(私は……私は……っ!)
そんな邪悪な気配を醸し出す2匹の魔族に戦慄を覚える月影。逃げる事も抵抗する事も死ぬ事も許されぬ状況の中、いかに生き延びるかを必死に考えるのだった―――それが無駄な事と気づかぬ振りをして。
―――
夜―――鎮火されたアネモネの屋敷の門前で、月影永夜の拷問が行われていた。
「ひぃぃぃっ! くひぃぃぃっ!」
「こんな強力な媚薬よく持っていましたねぇアネモネ嬢」
「淫魔を雇えばそれなりに手に入る品じゃぞ」
淫魔とオークから抽出された物を混合させた強力な媚薬は、視力を代価に鍛えられた月影の触感を大いに狂わせる。引きちぎられたスーツから覗く肌に塗られる度、強烈な痒みと熱を帯びるからだ。
月影は木々から伸びる蜘蛛の糸で両手両足を大の字に拘束され、複数の男性淫魔の手で媚薬を塗られ、オスカーの鞭のように細い触手に彼女の身体を打ち付けられていた。
既に歯に仕込んだ自害用の毒を抜かれた今は、自ら命を絶つ事も出来ず、媚薬の痒みと触手鞭の痛みに翻弄され続ける。
そんな彼女を嘲笑うはオーク達。重傷により参戦できないオークも居たが、大半は無残に引きちぎられたスーツ姿で弄ばされる月影を見て楽しんでいる。
「ほれ、もっと叫びを上げぬか」
「ぎ、ひゅぎぃぃぃっ!」
笑い者にされて歯を食いしばっていた所へ、両手両足にへばりつく糸が引き上げられ、身を引き裂くような鋭い痛みが全身に襲い掛かる。
アネモネは月影から見て右斜め上の木の枝に腰掛けており、淫魔に絡まれオスカーに鞭打たれている月影の悲鳴と喚きを堪能していた。手には長い鞭が持たれており、時折それを振う。
―びしゃぁんっ!
「ぎゃあぁぁぁ!」
弧を描く鞭が剥き出しの爆乳を打ち付け、媚薬で敏感になった感覚に強烈な痛みが走る。媚薬と粘液で濡れた乳房は面白いように跳ねまわり、オーク達が口笛で歓喜を現した。
どうどうと手で制するアネモネだが、オスカーは月影の背後から何度も何度も鞭で尻や背中を打ち付けて楽しんでいた。ストレス発散の為に遊んでいるようなその姿に狂気を覚える。
「ふふふ、敏感ですね。苛め甲斐があるというものだ」
「乳首もこんなに堅くなって……いけないメス豚だな」
裸になって勃起しているペニスを晒してはいるが、淫魔達は気にせず月影の肌に媚薬を塗り付け、乳首を念入りに弄る。コリコリ摘まんだりするたびに乳首は硬くなり、しかし乳輪は愛撫により柔らかくなっていた。
「いひゃぁぁやめへぇぇぇっ! 身体、おかひくなひゅっ! かゆ、いた、ああぁぁぁっ!」
痛みと痒みと快楽で体中が既に可笑しくなっているからか、月影は呂律の回らない舌でひたすら叫び続ける。その間にも鞭と愛撫の手は止まらず、その度に声が枯れる程の悲鳴を上げるしかなかった。
「さぁて、いよいよ下半身を弄るとしましょうか」
「これをオマンコに塗り付けたら……どうなるでしょうねぇ?」
脳も体も混乱している月影だが、淫魔の囁きに火照っていた顔が急に蒼褪める。オーク達も「いよいよか?」と言っている以上、その予感は的中しているに等しいだろう。
「だめ、だめぇぇっ! それだけは、それだけは止めてくだひゃいぃぃいっ!」
抵抗しようにもギリギリまで引き上げられた両手両足は体を捩じる事も許されず、首をイヤイヤと横に振るしかない。涙と涎が宙に舞う様はオーク達の笑いを更に買う。
―ぎゅむっ!
「ひゅぎぃぃぃっ!」
「我が主・アネモネ様を殺害しようとした罪は重いぞメス豚」
「本来ならこの状態を数日間維持して壊したい処だが……オスカー様は慈悲深い方だ。いっそ楽にしてくださる」
そんな彼女の乳房を思いっきり絞ってやることで黙らせた淫魔は、彼女への怒りを露わにして耳元に囁き、するりと身を屈めて手を下へ下げる。
そのまま徐々に脇・腹・太ももへと滑らせ、股間の布地を引き裂いて、ピッチリと閉じた披裂を露わにさせる。足を開いているからかよく見えるので、オーク達の歓声があがった。
2人の淫魔の指が大陰唇に触れられ、ぱっくりと開かせる。ひくひくと痙攣する其処に、たっぷりと媚薬が絡みつけられた手が当てられる。
「うあ゛ぁぁぁぁっ! イぎ、あ゛あぁぁぁっ!」
ねちょりと触れた途端に伝わる程の強烈な媚薬。特に敏感な秘所故に月影は痛覚にも似た痒みに襲われ、一層甲高い悲鳴を上げる。
「あ゛ーっ! ア゛ァーッ! 助け、許じでぇぇっ!」
「ほーらお尻の穴も弄ってやろう」
「やめでぇぇぇっ! いやぁぁぁぁ!」
狂い叫ぶ月影を無視して悪戯っぽく笑う淫魔の手がスルスルと豊かな尻肉を伝い、きゅっと閉じられた其処に人差し指を無理やり捩じり込む。
当然ながら媚薬の効果は伝わり更なる痒みが月影を苛む。2人の淫魔はジュポジュポと膣と腸内を指で弄り、ローションにもなる媚薬を塗り付けていく。
―ばしぃっ!
「ぐああぁぁぁっ!」
唐突に襲い掛かる背中からの痛撃。飛んできた触手の鞭に掠りそうになってビビった淫魔に謝りながら、オスカーは触手の鞭と化した腕を振るう。
「私も怒っているんですからね? 私の大事な友人たるアネモネ嬢に害を及ぼした怒り……自分でも不思議なぐらい滾っているんですよ」
「オスカー……」
オスカーの言葉に、心にジ~ンと来る何かを噛み締めるアネモネ……まぁ遠慮なく鞭を振ってはいるが。
飛び交う鞭。体内を荒らす媚薬。巧妙かつ淫猥な淫魔のテク。オーク達の拍手と嘲笑。触覚と聴覚をこれでもかと虐められている月影は気が狂い、泣き叫ぶばかり。
スーツはズタズタになって体中に痛々しい傷が走り、二つの肉穴は指が3本も入る程に開発され、体中が痛みと熱と快楽で蝕まれていく。徐々にそれが気持ちいいと錯覚してしまう程に、月影は狂ってきた。
「ふぅ……こんなものでしょう」
「ふむ、ご苦労じゃったの」
「ありがたき幸せ」
一仕事やったぜと言わんばかりの清々しい笑みを浮かべた淫魔2名と、そんな2人を褒めるアネモネ。オスカーもだいぶ満足したのか、汗を拭って爽やかな笑みを浮かべていた。
対する月影の姿は悲惨なものだった。涙と鼻水と涎で濡れ、全身は媚薬と傷跡でまみれ、媚薬で犯された大事な所はヒクヒクと物欲しげに脈動している……途中で絶頂を迎えていたのか、ちょろちょろと尿を垂れ流している。
「では、一番槍は頂きますね」
「ボス、俺らの事も忘れねぇでくだせぇね?」
「爆乳! 爆乳! 憧れの爆乳!」
「盲目女ってなんか萌えね?」
「いやオメェだけだからなオーワラ」
オスカーとオーク達の言葉を微かに聞き取った月影だが「いひゃ……いぁ……」と力なく首を振うしか抵抗の意志が残っていない。体は痛めつけられ精神的にも参っている状態だった。
そんな月影の現状を把握していたアネモネが指を鳴らすと、両手の糸が枝から切り離され上半身が重力に従って落ちる。そんな月影をオスカーの触手が受け止め、腰を突き上げた状態になるよう彼女を寝そべらせる。
碌に言葉を発せない口だけで抵抗の意志を示す月影は、尻を高く突き上げ、爆乳を地面に押し付けるようにして上半身を地面に伏せられた。僅かに震えてはいるが、蜘蛛の糸が地面にへばりついて足も腕も動かせない。
そんな月影の尻を掴み、オスカーはオークにも負けず劣らぬ剛直を晒し、それが挿入しやすいよう位置を調整する。そして月影の膣にそれを押し当て、ゆっくりと腰を突き出した。
「あ、あっ、あ、うぁあぁぁぁぁっ」
甲高くはないが悲鳴を上げる月影。碌にセックスの経験の無い膣はオスカーのチンポを締め付け、しかし媚薬が潤滑油となって膣内を亀頭が押し進んでいく。
「うはぁぁっ、ヒダヒダが凄い絡みつく……っ!」
子供のような歓喜を上げながら、オスカーはその小さな体に似合わぬ腰遣いで月影の尻を打ち付ける。その度に月影の身体がガクガク揺れるも、快楽に染まっているのか結合部から愛液が溢れ出ている。
「うぁ、あ、気持ち、気持ちいっ、あ゛、あっ、あ゛っ」
媚薬に侵された月影の身体と脳内はペニスの蹂躙による快楽で満ちており、アヘ顔こそ晒さないものの膣内と体中から熱を発し、膣壁の痒みが肉棒によって擦られ気持ちよくなっていく。
もはや剥き出しの乳房が芝生の地面に擦りつけられるだけでも快楽と化し、鞭打たれた痕もジンジンとした快感として体中に巡っていく。その快感は電気のように巡り、自然と膣の締め付けに脈動を与えて行った。
「ぐ……凄い締め付け……出そう……っ」
愛液が溢れ出て潤滑油となり、膣の締め付けが心地よくペニスに絡みつく。しばらく溜まっていた事もあってかオスカーは歯を食いしばり、荒いピストン運動を繰り返す。
大きく体が揺れる月影もオスカーの射精が近づいているのを膣内で感じたか、ぎゅっぎゅっと搾るようにして膣が収縮を繰り返し―――オスカーは呆気なく射精した。
「おおぉぉ……お゛……あ゛あ゛ぁ……」
どくっどくっと注がれていく精液に声が出てくる。射精の脈動に合わせるようにして絶頂の痙攣が起こり、ビクビクと危うい動きをオーク達に見せつける。
たっぷり数十秒かけて子宮に精液を注ぎ……オスカーは満足そうに溜息を零してから腰を引き、ずるりと勃起したままのペニスを抜く。量は多く、どろりと膣口から精液が溢れ出てきた。
「はぁぁぁ……とりあえず満足です……オークと淫魔の皆さん、輪姦どうぞー」
オスカーが一歩下がると同時にオーク達が嬉しそうに月影に群がっていく。淫魔と重傷で参加できない(悔しそうに涙を零す)オークは一歩下がった位置で輪姦する様を眺めるつもりだ。
あるオークは爆乳を揉み、あるオークはアナルにペニスを捩じり込み、あるオークは上半身を起こした月影の口にペニスを捩じり込む。順番待ちのオークはペニスを手で扱きながら待機。久々の全力凌辱にオーク魂が騒いでいる。
そんなオーク空間に放り込まれた月影は気持ちよさそうな、それでいて狂ったような声をオークの中心から上げていた。淫魔達の助言の基、オーク達は月影の精神を壊さぬよう輪姦していく。
オスカーはそれを満足そうに眺めていると、ふと自身の横に降り立ったアネモネに視線を移す。
「……アネモネ嬢?」
「オスカー、お主ヤり足りぬのであろう?……妾も見ていたら盛ってもうてのぉ?」
下半身を晒すオスカーに堂々と近寄り、妖艶な笑みを浮かべながら剥き出しのペニスを優しく撫でる。その顔は紅潮しており、何かを強請るような目でオスカーを見つめている。
オスカーは弁解しようとしたが、長い付き合いと性交をした仲だからか、観念したように苦笑いを浮かべてアネモネの背に手を回し、彼女を抱き寄せた。
「今度は暴走しない自信がありますよ?」
「それは朗報じゃな」
お互いに笑みを浮かべ、何も言わず唇を重ね合い、舌を絡め合う。アネモネはスルリと衣服を脱ぎ、オスカーの手は自然と彼女の股間を弄っていた。
(見た目は)子供2人が絡み合う他所で、1人の対魔忍を輪姦するオーク達。そしてそんな2組を見やる淫魔2名と観戦オーク。色々と混沌としている。
蜘蛛魔族が周辺を見回りする中、月夜の大乱交は暫くの間、続くのだった。
―――
一方、イ・グーアジトでは、大問題が発生していた。
「おい、まだボスと連絡が取れねぇのか」
「それがオータの奴が出払ってるみてぇで、通信が繋がらねぇんでさぁ」
「あークソッ! 通信記録では対魔忍どもは死んだっつったから、今頃はお楽しみなんだろうが……オータの野郎ぉ……!」
「ねぇ、あたい達に出来る事ってないのかい? もぐもぐ」
「牢屋に閉じ込めてなくていいの? ウマしウマし」
「作り置きのカレー食いながら喋るんじゃねぇ。どっちかにしろぃ」
「とりあえずボス達が早く戻ってくることを祈るしかねぇな……」
隣でカレーを食べているフィルとシュレイを他所に、数名のオーク達はテーブルの上に置かれた物を凝視して唸っている。
それは一枚の洒落たカードで、そこにはこう書かれていた。
【明日の深夜0時、囚われの美女達を盗みに参上します―――魔族怪盗ロージィ・ザ・ファントム】
「予告:ロージィ・ザ・ファントム」もしくは「乱交:月影&アネモネ」に続きます。
「乱交:月影&アネモネ」に関しては幕間のような感じで別の日に書く予定です。
これが私なりのガッツリエロスです……前半の(拙い)戦闘描写に力を注いでしまい後半ガタガタでした(汗)
ですけど書くなら纏めてしまいたいと想い、頑張って詰め込みました。
活動報告にて少しアンケートがあります。上記のドチラを優先して欲しいというリクがありましたら其方でお願いします。宜しければ見てください。
誤字報告・感想・指摘・リクエスト等お待ちしております。