・組織に帰還
・翌日に新入りオークがやってくる
次のエロスに備えて勢いで書きました。余計な文章が多いなぁと自覚はしております(汗)
番外編に登場したあのキャラが登場!作者のお気に入りにして魔族パのリーダーです(笑)
最近、Lilithワールド特有の背徳感や緊張感を盛り込まないとなーと思いつつ
しかし自分の書き方だとどーしても緩やかになってしまう事に悩んでいます……;
リリーナの娼館を後にして帰路に着いたオスカーの現状は……両手に華という奴だった。
「えへへ……♪」
「な~に顔を緩めておるんじゃ奴隷風情が」
人気の少ない路地故に街灯が少なく、月明りが3人を照らしている。黒い服装に身を包むオスカーを挟むように、白いアネモネと薄紅色の萌花が寄り添っていた。
オスカーは心身共にスッキリとしていて爽やかな笑みを浮かべており、彼の右腕をギュっと抱いて歩く萌花と、それに対抗するように彼の左腕を抱くアネモネが居る。
アネモネはオスカーに告白され、萌花はオスカーに大事にされるという確約を受けた。故に2人とも幸せそうで、故に互いへの対抗心を抱いている。
ただオスカーとしてはアネモネの方に意識があるので、自然とアネモネに寄り添う。アネモネは少し戸惑ったが、それでも嬉しそうに寄り添う彼の方に頭を預けた。
(奴隷でもなんでもいいです……幸せ……♪)
アネモネの方に重心が寄せられている事を理解しながらも、それでも萌花は幸せそうにオスカーに寄り添っていた。すっかり骨抜きである。
そうやって歩いていって、ようやく戻ってきたイ・グーのアジト。今夜はアネモネはお泊りということになっており、部下達にも伝えてある。
「ボス、お帰りなせぇ……お楽しみでしたねぇ」
「あはは、ただいま戻りました」
両手に華状態のオスカーを迎えたオークのオーモリはニタニタと笑う。オスカーは笑って返事を返すが、女子2人は少し恥ずかしそうだ。
羨ましいと思いつつもオーモリはオスカー達をアジトに通す。玄関ホールを抜けて社長室に歩いていると……。
―お、おい、ボスが帰ってきたぞ
―もう少しだけぇ……♪
―どうなっても知りやせんよ
奥の部屋から声と嬌声が聞え、それに交じって水音が響いてくる。
「……シュレイか月影かと思ってましたが違いますね……誰か来ているので?」
「いやそれは、あ~っと……」
オスカーが問えばオーモリはどうしたものかと頭を掻く。何気に奥の部屋に入らないよう、彼らの進路方向に立ち塞がっているのも怪しい。
萌花は捕まった際にオークと戯れた事があったので警戒して下がり、アネモネは隠し事をしているオーモリを上目遣いで睨む。睨まれてオーモリもタジタジだ。
―しかし所詮はオーク。ボスであるオスカーの前では、彼の些細な抵抗など無力なのだ。
「ちょっくら失礼っと」
にゅるーっと伸ばした目玉付き触手がオーモリの脇を抜け、奥の部屋のドアの隙間を抜ける。呆気ないがコレも宿命なのよね。
―――
2人分のベッドが置かれただけの仮眠室に入り込んだオスカーの目玉触手。そこに居たのは……。
「んぅ、ん、んん~……ん、くぁ、くひぃぃっ」
「必死に声を抑えるヒルドの姉御もエロいっすなぁ」
「すっかり好きモノになりやしたね姉御」
鬼神乙女のブリュンヒルドとオーク2名……爆乳大好きオーエダとコスプレ好きオーミチであった。絶賛性交中である。
ブリュンヒルドは前後のオークに挟まれ立ったままヤるサンドイッチファックと呼ばれる体位で犯されていた。彼女の黒いレザースーツのような身体には精液が滴っており、結構な回数犯された事が解る。
オークが前後から腰を突き上げる度にブリュンヒルドの身体がガックンと震え、オーエダの眼前で爆乳が面白いように跳ねまわる。
「ぐひひ、爆乳はコレだからたまらねぇぜ」
「ふあぁぁっ♪ 乳首、咥えるなぁっ♪」
ブリュンヒルドは自ら両腕を頭の後ろで組んで、オークが腰を突き上げやすいように軽く足を開いている。抵抗の素振りは無く、膣もアナルも易々とオークチンポを受け入れていた。
愛液と先走り汁を股間から漏らしながら、ブルンブルン震える乳首をオーエダの大きな手で掴まれ、勃起した乳首を甘噛みされる。それも気持ち良くて嬌声を上げようとして、堪える。
「げっへっへ、暫く会ってねぇがアナルが程よく締め付けてきやがる。アナニーでもしてやがったかぁ?」
「カリが、菊門を抉ってくりゅぅぅっ♪ 日頃から、エロ特訓してるからな……あぅんっ♪」
「してんのかよエロ特訓……」
オーミチは腰を引いてギリギリまで菊門からペニスを抜き、太い亀頭がブリュンヒルドの菊門を出たり入ったりする。もどかしくて腰を後ろへ突き出してしまう程だ。
体に付着した精液の量からしても随分と犯されてきたことが解るが、ブリュンヒルドは嬌声こそ上げど倒れず、堕落した声を上げない。むしろ背筋をまっすぐ伸ばている。
「それじゃよ、ボスが帰ってきたらしいし……」
「ああ、いい加減イかせてやる……よっ!」
オーク2人が頷き合うと、オーエダがブリュンヒルドの両太腿を、オーミチが両脇を持ち抱え、2人同時に激しく腰を突き上げる!
「んあぁぁぁぁぁっ! 激し、あっ、あっ、あっ、あっ、気持ちいいぃっ!」
長身のブリュンヒルドを4本の腕で持ち上げ、彼女の身体を腰遣いに合わせて上下に揺らす。激しいストロークが膣壁と腸壁を抉り、太いカリが膣のヒダと腸壁を刺激する。
オークに身を任せるように、しかし後頭部で組んだ腕を解くことなく成すが儘にされる。爆乳も激しく揺れて、オスカーから見てもとても淫らだった。
「おうし、4発目注いでやるよ……!」
「これで……イっちまえっ!」
急に腕の力を抜き、ブリュンヒルドの身体が落ちる。それと同時にオーク達は力の限り腰を突き上げ、膣と腸の最深部に捩じり込む!
「――――ッッッ!!」
強烈な快感の波が襲い掛かり、思わず組んでいた両腕を解き、両手で自らの口を塞ぐブリュンヒルド。地に足をつけるもガクガクと震え、内部に注ぎ込まれる熱い精液で絶頂する。
連続で潮を吹きながら体を震わせ、何とか両足に力を込めて立ち続ける。下賤に笑うオーエダとオーミチだが、両腕はしっかりと彼女を支えていた。
その姿勢を保って数十秒後、オーク2名が腰を引けば萎えたチンポが引き抜かれ、名残惜しそうにヒクつく膣口と菊門からは下品な音を立てて精液が零れ落ちる。
「くぁ……あ……はふぅ……♪ オスカー程ではないが、やはり良い……♪」
ダラリと両腕を垂らし、ガニ股のままブリュンヒルドは幸せそうに溜息を漏らす。満足したようだ。
するとオーエダが「お疲れさん」と言って置いてあったぬるま湯入りのバケツから濡れたタオルを手渡し、ブリュンヒルドは温められたタオルで体を拭う。
アフターケアもバッチリで、ティッシュで互いの股間の精液を拭いながら、いそいそと準備を始める。
「さぁて、ボスを待たせちゃいけねぇ。 さっさと戻らねぇと」
「そうだな。オスカーを待っている間、息抜きついでに犯されたのだが……予想以上にハマってしまったな。申し訳ない」
「……それなんだけどよぉ」
先程まで激しく犯されていたとは思えぬ切替の速さ。オーエダはせっせと着替え、ブリュンヒルドは膣口と腸内の精液をひり出す。
だがオーミチだけは違う。何故か汗を垂らしながら扉を指さしていたので、2人は遅れて視線を其方に向けて……同じく汗を流した。
『やぁ。オーミチにオーエダ、それにブリュンヒルドさん』
そこには蛸の目玉を生やした紫色の触手が扉の隙間から伸びており、オスカーの声が響いた。
『お楽しみでしたね、お邪魔しました~』
「ああ、待ってくれオスカー! つまみ食い、つまみ食い程度なんだ~!」
するすると引っ込める触手に手を伸ばそうとして届かなかった事を嘆くブリュンヒルド。なんだこの喜劇。
―――
「こちらはブリュンヒルドさん。鬼神乙女という魔族で、以前
「ブリュンヒルドだ。夢はオスカーの女として認められること」
オスカーとブリュンヒルドの変なやり取りを終え、客室に案内することに。せっかくだからとフィル・シュレイ・月影も招いて彼女を紹介する。因みに女性全員スポブラにスパッツというラフな格好だ。
夜中にも関わらず要件があると呼びつけたオークボ、ブリュンヒルドで遊んでいたという事でゲンコツされたオーエダとオーミチ、そしてソファに座るオスカーの両側に座るアネモネと萌花。
そんな中、オスカーの向かいに座っているブリュンヒルドは全員に向けて軽く頭を下げる。夢の内容を聞いたアネモネと萌花はブリュンヒルドに警戒心を覚えた。
「超デカいおっぱい……」
「ていうかアレって仮面なのかな……」
「あれが鬼神乙女……特撮ヒーローの間違いではないか?」
既にブリュンヒルドと顔合わせをしたとはいえ、改めて彼女の容姿をマジマジと見ると度肝を抜かれる気分になる。
「いやしかし、今までドコに行ってたんですか? なんでまた
「外れの山で手下達を鍛えていてな。ココへ来たのは昼間で、留守だったから待っていたんだ。オスカーの顔を見たかったのと、噂を聞きつけてな」
だが奴隷3人の言う事など気にせず、オスカーとブリュンヒルドは再会を喜んでいる。アネモネは相変わらずスルーされている事が気に食わず、萌花は見知らぬ魔族にビビりつつも唸り声を上げる。
するとブリュンヒルドは、ソファの傍に置かれていた大きな包みを持ち上げる。全員の注目を集めるようにテーブルの上に置いて布を取れば、特大の生肉が姿を現す。
「気に食わないが、ノマドという大組織に組したと聞いて祝いでもとな。山で採れた巨猪の肉だ、程よく腐りかけだから美味いぞ」
「それはそれは! ありがとうございます」
デカい肉と聞いてオーク(+フィル)が涎を垂らす。オスカーも肉と聞けば喜ばずにはいられない。
「いや、こちらこそ礼を言わせて欲しい……あの特訓の日々を過ごした私は、手下の鬼神乙女達にもと思い特訓に特訓を重ねたのだ」
マジか、とオーク達は内心で驚く。フィル達は知らないが、エロくてバカらしくて辛い特訓をブリュンヒルドは受けた事がある。輪姦に獣姦、露出調教にエロ筋トレと様々。
そんなエロ特訓を、ブリュンヒルドの手下にも施したというのだ。いくら頑丈な鬼神乙女とはいえ、あの特訓を受けてどうしろというのだ。オスカーも興味津々でブリュンヒルドの言葉を待つ。
「そしたらどうだ! オーク如きでは簡単にアヘらない強い精神力とエロ耐性を手に入れ、男を手玉にする事さえ出来たのだ! 体力も以前より増し、我々はより強い牝へと進化を遂げた!」
ブリュンヒルドは何処までも自慢げで、アネモネとオーク達は頭を抱えだした。特訓のコーチをしていたオスカーは嬉しそうにしていたが。
「これもお前のおかげだ、オスカー。この猪の肉はロズヴァイゼを始めとした手下達が、是非コーチにと捧げたのだ」
「そうだったんですかぁ。今度会ってみたいですねぇ……どんな風に育ったんだろう」
育成バカな一面を持つオスカーはウキウキワクワクと言わんばかりに、鬼神乙女達との出会いを想像しだした。
ダメだこの2人、早くなんとかしないと……そう考えたアネモネは思い切ってブリュンヒルドに問いかける。
「……で? 用件はそれだけなのかぇ?」
用件が終わったなら帰れ、という威嚇。アネモネは冷たい眼差しでブリュンヒルドを睨みつけた。
「それだけではない。オスカーに頼みがあってきたのだ……先の話と繋がっていてな」
そんなアネモネの睨みなど全く気にせず、ブリュンヒルドは身を乗り出し、オスカーの手を両手で包み込んだ。
真剣な眼差しのつもりなのか彼女のピンク色のモノアイが『ぐぽーん』と光り、オスカーはその光り具合を察して生唾を飲み込む。
「オスカー、是非とも我ら鬼神乙女と同盟を組んで欲しい。組織力の無い我らには、お前のようなコーチが必要だ」
「よし帰れ」
真剣なブリュンヒルドに対しアネモネはどうでもいいと言わんばかりに返答。シッシッと手で追い払う仕草までしておる。
確かに鬼神乙女は強さを求める誇り高い魔族。我の強い彼女達はブリュンヒルドという筆頭が居てようやく落ち着いてはいるが、それでも組織にするには余りにも不向きだろう。
余りにも人間離れした異形の姿もあって、人間と魔族が入り混じる東京キングダムにも馴染みにくい。そもそも喧嘩っ早い為、最低限の秩序が敷かれた闇の市で大人しくできるはずもない。
なのでアネモネなら拒絶する。強いんだから山にでも籠っていればいいだろうし……だがオスカーはそうはいかなかった。
「その同盟、受けましょう! 私達に足りない攻撃力が貴女達にはありますから、ボディーガードに最適ですね!」
「ありがたい!」
互いの手を握り合うオスカーとブリュンヒルドに、周りは思わずズっこける。決断早いなオイ!
確かにイ・グーの火力は米連の武装頼りで、現状の最高火力はカラドボルグという武器を持ったフィルぐらいだ。
アネモネ陣営は幅広い見解と蜘蛛を用いたネットワーク、そして蜘蛛の糸による罠がある。捕縛力にも優れた彼女達は包囲戦を得意とするイ・グーとも相性が良い。
ここに優れた肉体と技を持つ鬼神乙女が加われば、脳筋度は上がるが確かに心強い味方になろう。
「詳しい話は後日、其方で鬼神乙女達と相談してから話し合いましょう」
「我が友ロズヴァイゼにも声を掛けておく。感謝しても足りないぐらいだ……私に出来る事ならなんでもいってくれ!」
「……今、なんでもするって言いましたね?」
熱くなっているブリュンヒルドの何気ない一言を、オスカーは聞き逃さなかった。
ニタリと悪い顔を浮かべたオスカーを見て、ブリュンヒルドは首を傾げたが、直ぐにその意図を察して……頬に当たる部分を赤く染める。
「なら体で払ってもらおうじゃないですか」
「存分に使い潰してくれ……♪」
悪い笑顔を浮かべるオスカーを前に、ゾクリと全身に快楽の波が走るブリュンヒルド。乳首は勃起し、気のせいか股下が濡れていた。
クックック、と悪役のような笑い声をあげ、触手を伸ばすオスカー。期待に震えるブリュンヒルドの爆乳を触手で締め付けながら、しばしの間弄ぶ。
「思ったんじゃが、この2人が揃うと変な化学反応ばかり起きないか?」
「そのようでやすね……」
「さっきから話がついてこれないんだけど……」
そんな2人に呆れて溜息を零すアネモネとオークボ。話がついてこれず呆然と佇んでいるフィル・シュレイ・月影の3人。
萌花はライバルが増えたと察したのか、ブリュンヒルドを可愛い目で睨みつけ、オスカーの腕をギュっと抱きしめるのだった。
この後、オスカーがアネモネと同盟を結んだことを発表し、その場で告白。
オーク達の拍手喝采、女達の歓喜、鬼神乙女と肉奴隷の魂の叫びが夜のイ・グーに響き渡るのだった。
―――
その夜から数日後。ノマドから新入りオーク達が来訪する日がやってきた。
「あーあ、やってらんねぇよ」
「ボヤくなよ。俺だってダリィんだぞ」
「あのクソ野郎、俺達を巻き込みやがって……」
ボロボロの衣服に身を包んだオーク10名が日中の東京キングダムを練り歩く。「これぞオーク」と言わんばかりのガラの悪さに、周囲のチンピラや魔族達の冷たい眼差しが向けられ、直ぐに放っておかれる。
彼らはノマドの三下会社で部下をしていたオーク達だ。その会社の長がヘマをして米連に襲撃、生き残ったのは彼ら10名だけという悲惨な最期を辿った。
親玉が死んで当てもなくさ迷っていた所、別の組織に移転するとイングリッドの部下に言い渡され、その組織に向かう事になった。お払い箱に押し付けるガラクタの如しだ。
「次はしっかりと媚を売らねぇとなぁ……」
「期待すんな、俺らのようなゴミを引き入れるような奴だぞ? 俺らを使い潰すに違いねぇ」
「不吉な事を言うんじゃねーよ、カスが」
「んだと?」
「黙って歩け」
口々に悪態を言っては不機嫌になるオーク達。不毛な争いだと解っていても止められず、ダラダラブチブチ駄弁っていると目的地に辿り着いた。
少し古いが立派なビルだった。彼らが以前勤めていた組織は相当にボロいビルだったので、場所間違ったか?と思ってしまう。
「おう、お前らが新入りか?」
呆然とビルを見上げていた彼らに声を掛けるのは同じオーク……なのだが、筋肉が付いていて立派な軍服を着込んでいた。それが2人も。
「へ、へい。今日からイ・グーに世話になるもんでさぁ」
「なら入りな。ボスが直々に挨拶に回るからな」
揉み手をするが軍服オークは気にせず玄関ホールへと足を運ぶ。無視された事に腹を立てるが、もう1人の軍服オークが睨んでいるので素直に後に続く事に。
ゾロゾロと歩き、しっかりとした施設をキョロキョロと見渡す新入り達。先頭を歩くオークに導かれるまま歩き、やがて目的の部屋に辿り着く。
「ミーティングルームだ。ここで待っていろ、ボスを呼んでくる」
広々とした個室に新入り達を押し込め、軍服オーク達が退室する。
どんなボスなのかと不安がよぎるオーク達はドアに注目する。訪れるであろうボスを待っているとドアが開かれ、そこから大柄なオークが姿を現した。
傷跡のある禿頭。自分達より一回りもある巨躯。威圧的な眼光。間違いない、彼こそがイ・グーのボスだと。
「お、お目に掛かれて光栄です
再びオークの1人が揉み手をしてオークボに歩み寄る。見て解る程に強そうな相手に媚を売ろうと、先陣したオークに続いてヘコヘコと頭を下げる。
だがオークボは「アホ言っているんじゃねぇ」と言わんばかりにオーク達を見下し、そのまま歩いて直立する。誰かを待っているかのように。
―そうしていると、ドアから小さな子供が現れ、オークボの傍まで歩き出した。
あまりにも場違いな存在に目を点にして見下すオーク達だが、少年は気にせず歩き出し、注目を集めるように踵を床に叩きつける。
「僕がオスカー=ライマキーです!」
集まり出したオーク達を見上げ、ニパっと笑顔を浮かべる少年。少ししてからオーク達は顔を見合わせ……盛大に笑い始めた。
「ゲヒャヒャヒャヒャ! バカ言ってんじゃねぇよクソガキ!」
「おめぇがオスカーだとぉ!? ここのボスだとぉ!? 寝言は寝てから言うもんでちゅよ~?」
口々にオーク達が言う中、オークボは「やっちまったなぁ」と言わんばかりに禿頭を掻く。
下賤な笑い声を上げ続けるオーク達を満足そうに見上げると、すうっと息を吸い……。
「はい、ここで貴方達の間違いは3つあります。
1つ目は私の隣に立つオークボに尋ねない事。確認するだけでも良い結果を得られます。
2つ目は疑問に思わなかった事。確認を取らないということはそういう事なのでしょうが、まずは疑問に思い、考える事が大事です。
3つ目は―――」
ベラベラと少年ことオスカーが熱弁し始める。偉そうに語る彼を見下すオーク達は腹を立て、ついに……。
「ベラベラとウゼェんだよガキがっ!」
オークの1人が、子供の頭ぐらいなら簡単に潰せる拳骨を食らわせようとして……返ってきたのは強烈な痛みだった。
(……いっでぇぇ! なんだこのガキ、めちゃくちゃ硬え!)
ジンジンと拳から痛みが走り、受け止めておきながら微動だにしない少年に驚愕を覚える。周囲のオーク達も驚きのあまり後退る。
「……侮る事。貴方達は今までどんな魔族を見てきましたか? 魔族にも色々あり、中には子供のような魔族もいます。見た事ありませんかね?」
―ゾワリ
『ひいぃぃぃ!?』
不意に少年から何かが溢れ出てきた。黒いオーラのような気配がにじみ出るような錯覚を覚え、オーク達は揃いも揃って恐怖で悲鳴を上げる。
溢れ出たのはオーラだけではない。首や手・脛から蛸のような触手が生え、それが肥大化して人程の太さと長さを持つ触手となり、王の字を描くように伸ばす。
オーク達は更に恐れ戦くが、その触手は直に引っ込んで元の少年に戻る。摺り足で離れていたオークボもホっと息を撫でおろす。
「……これで、私がボスだと証明できたと思いますが。異論のある方は?」
『ありません!』
ビシっとオスカーの前で直立するオーク達。「よろしい」と言って微笑みを浮かべ、楽にするよう促す。
「これからは私が貴方達を養います。そして貴方達は組織の為に働いてもらいます。私と貴方達は雇用の関係である。これを忘れなきよう」
『へ、へい!』
「……では、これから貴方達の歓迎会を行おうと思います! 入ってどうぞー」
特に深い話をするわけでもないからか、オスカーは切り替えて『歓迎会』を始めるべく声を掛ける。
入ってきたのはリードのような紐を握るオーエダ。オーエダがリードを引きながら入室すると、遅れて2人の女が入ってきた。
『おおぉぉ!』
オーク達の歓声があがる。1人は全裸に首輪だけの月影。羞恥心で顔を赤く染めつつも、キっとオーク達を睨みつけている。
もう1人は奇抜な恰好をした女……鬼神乙女のブリュンヒルドだった。彼女は月影と違い、乳首とクリトリスにローターを装着させており、興奮しているのか荒い吐息を漏らしていた。
2人はオーク達のに並んで立つと、月影は仕方なくと言わんばかりに、ブリュンヒルドはノリノリでガニ股になってオーク達にアピールし始めた。
「貴方達の今後の働きと成長を願って、この2人を好きに犯しても構いません。ただし1人5発までですからね?」
『うおぉぉぉぉ!』
―これだけで、イ・グーに入れてよかった、と思ってしまったオーク達であった。
●本日の成果
・鬼神乙女組(組織名を付けるか検討中)と同盟
・ブリュンヒルドの協力
・新入りオーク10名
・鬼神乙女の性耐性への強化(ブリュンヒルド得)
・アネモネに婿入り(オスカー得)
ようやっと自他共に恋人と認められたオスカーとアネモネ。夫婦と呼ぶには早い。
まずは油断させて、その後で正体を明かし叱咤するのが新入りへの挨拶。
そして肉奴隷が充実したので甘い蜜を先に吸わしてやるのが歓迎会。
尚、ブリュンヒルドはイ・グーの協力者という関係であって肉奴隷ではない。
次回「輪姦:月影&ブリュンヒルド」に続きます。前者は労働奴隷として、後者は体力があるからとチョイスしました。
エロッエロに書いてやるぞ~!(更新遅れますという意味)