※この作品はR-18です。

東京キングダムでイき抜く魔族さん   作:ヤトラ

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●本日の予定
・東京キングダムのバーで蜘蛛姫アネモネと待ち合わせ。お互い酒豪なので大金が必要。

恒常ガチャでお馴染みのHR魔族「蜘蛛姫アネモネ」さんがゲスト。作者の好みです。


談話:蜘蛛姫アネモネ

 魔族の女・ベルベットは力なく溜息を吐いた。彼女が運営するバーに人が減り、その原因を知っているが故に、憂鬱な気分になるからだ。

 

 良い意味でも悪い意味でも活気づく東京キングダム。その中央に位置する小さなバーを営んでいるのが、このベルベットだ。

 荒々しい或いは卑しい魔族が犇めく街中にありながら洒落た内装をしており、飲みに来るのも静かに飲みたいという客が多く、中々にムードがある良店である。

 勿論、ただ酒を飲む為の場所というわけではない。静かな店だからか情報交換や取引と交渉事に打って付けで、ベルベット自身が情報通な事もあって顧客はそういった者が多い。

 

 しかしこの時は例外である―――とある客(・・・・)が来る時間帯故に、客足が遠のくからだ。

 

「のぉベルベットや、そのように暗い顔をしとると酒が飲みにくいのじゃが」

 

 いつも以上に静かになった店内など気にも止めず、目の前の白髪の少女―――蜘蛛魔族を治める姫君は焼酎を口に含みながら文句を垂れる。

 何が飲みにくいだ上物の焼酎瓶2本も持っていった癖に、と心中で毒づき視線で訴えるも彼女……アネモネは涼しい顔でグラスの酒を飲み干す。

 

「ええまぁ……これから来るお客さんを考えると……ねぇ」

 

「気持ちは解る。じゃがアヤツとて客であり、妾の商談相手じゃ。粗相を起こすでないぞ」

 

 己が上位であるという確信と自負故か上から目線のアネモネだが、ベルベット自身も実力の差を理解しているが故にとやかく言うつもりはない。呆れはするが。

 それに粗相を起こすと言われても、あの客(・・・)を前に粗相を起こす気力どころか根性ですらない。それほどまでにヤバい相手だ。

 

 そんな事を考えているとドアベルが鳴り―――全身に寒気が生じる。

 

 ぞわりと湧き上がる何かを懸命に堪えるがピクリと体が反応してしまったベルベット。対するアネモネは自然体を保ってはいるものの、移りそうになった視線を固定し、額から冷や汗が滲む。

 そんな2人の心情を知っていないかのように、ドアを閉じる大柄のオークを背後に、黒髪の少年―オスカーは微笑んだ。

 

「お待たせしました、アネモネ嬢」

 

 軽く頭を下げて挨拶を述べるオスカーに対し、アネモネはヒラリと手を振って会釈する。遅れてオークボも大きく頭を下げるが、特に気にされていない様子。

 カチコチに緊張しているベルベットを見たオークことオークボは同情の眼差しを向け、テクテクと歩むオスカーに続く。

 

 そのまま自分の背丈と同じ高さのスツールに腰掛けようと―――ズルリと足から触手の束を生やし、体を宙に浮かせる。

 

「オスカーさん。ここはお酒を飲む所ですので……その、触手を伸ばすのは遠慮して欲しいんですが……」

 

 おほん、とワザとらしく咳をしてから注意するベルベット。内心は紫色の太い触手にビビりまくりだ。

 オスカーは「こうでもしないと座れなくて」と呟いた後、触手で浮かした体をスツールに腰掛け、そのまま触手を引っ込ませる。

 オークボは触手が収まると解ればオスカーの隣の席に座る。ベルベットの勇敢さを心の中で賞賛しながら。

 

「お飲み物は?」

 

「ウィスキーのロックで。オークボは?」

 

「あっしはバーボンでも頂きやしょう」

 

 ベルベッドの問いに答えた後、彼女はそそくさと壁一面に並ばれた酒に手を伸ばし、リクエストに応じて酒を注ぎ、氷を入れる。

 グラスを2人の前に置くが、オスカーは酒に手を出すよりも先にアネモネに伝える事があるので、先に口を開く。

 

「改めましてアネモネ嬢、此度のご協力、誠に感謝いたします」

 

「何、妾は餌を欲していたに過ぎん。其方の対魔忍狩りとは利害が一致しているが故に」

 

(ボスを相手に平然としてるたぁ、相変わらずすげぇお方だぜ姐さんは……)

 

 オスカーの感謝を軽く流すアネモネを見て、オークボは改めてアネモネの凄さを思い知る。

 

 アネモネにとって、オスカーは奇妙な相手であった。

 

 魔族は強さが全ての実力主義者。強者は全てを許され弱者はそれに甘んじるしかない、僅差や油断ですら地位が変化する弱肉強食の世界。

 恐ろしい気配を漂わせ凶悪な能力を有している彼は間違いなく、蜘蛛魔族の王妃である自分以上の上位種として君臨するはずだ。

 しかし彼―オスカーは下から目線で自分を敬っている。力の差は僅かであるが故に時に親しげでもあるが、基本はアネモネを上に立て、彼の部下にもアネモネを始めとした蜘蛛魔族に粗相がないよう躾けている。

 

 アネモネはそれが奇妙に思う反面、嬉しくもある。

 

 強者として絶対の自信があるのか、単に能天気なだけか……真相は定かではないが、声色や動作からして、邪な感情らしきものは些細なものですら感じられない。

 今見るとウィスキーを片手に能天気で真っ赤な顔を浮かべている……彼の正体を知っているアネモネから見れば同一人物とは思えぬ程の間抜け面である。

 本当に楽しそうに、しかし仕事や世間話にも手を抜かない。自分を対等よりやや上の立場として扱い、誠の友と想わせる……。

 

 そんなオスカーとの談笑は心地いいものだ、貴重な時間を存分に堪能するとしよう……そう思えるぐらいには信頼している。

 

 

 

 

(ロリは愛でるもの、キリッ)

 

 などとオスカーが心の中でドヤ顔している事に気づかないまま。

 

 

 

―――

 

 いやーアネモネさんカワイイ。のじゃロリ最高。これでボインならパーフェクツでした。

 

 などと供述しておりますが、私ことオスカーは蜘蛛姫アネモネさんとお酒を交えてお喋り。これって強さが物を言う魔族の間では貴重なんですよ。

 なにせ連中は些細な談笑ですら弱みを握ろうと虎視眈々ですから。格下の魔族ですら媚諂いながら虎視眈々と狙ってきますし。嫌になっちゃいますわ。

 アネモネさんも当初はそんな感じでしたが、まぁマトモな方かなと思い仕事を共にし、いつしかこうして対等な話し相手として確立しています。

 

 対魔忍の世界はシビアなんですよねぇ……少しでもチンポされると堕ちちゃうような世界だから仕方ない……か?

 

 さて、何故か緊張しているベルベットさんとオークボを交えつつ、今後の事について色々とお話し。

 アネモネさんは、そろそろオークに拘らず強力な駒を持ってはどうかとか、ノマドあたりに注目されているのではないかと、組織を大きくするかしないかの質問が多い。

 確かに東京キングダムには様々な魔族が揃っている。ネームドから名無しまで幅広く、探そうと思えばオークよりはマシな戦力を得られるだろう。

 なにせオークの死亡率は高い。女を手懐ける調教道具としての価値は高いが、戦士であるオーク兵ですら簡単に死ねるのだ。

 

 だがしかし、私はオークを手放さない(キリッ)

 

 私が世話してきた精鋭オークは、確かに育て上げるのに苦労した。特にオークボのような「ボスっぽい見た目の強そうなオーク」は希少と言っても過言ではないだろう。

 それでも私は今後もオークを雇い続け、死なせないよう鍛え上げるのだ。ちょっとした育成ゲーム感覚なのは上位魔族になったが故か。

 

 何故なら私は……オークによる凌辱を見るのが大好きなのである!

 

 ファンタジー系エロゲーではお約束の魔物であるオーク。その殆どはヒロインを凌辱し、私を性的に興奮させたものだ。

 特に「対魔忍」シリーズでは(エロい意味で)活躍してくれる。そんなオーク達に感謝を! そして今後もエロい輪姦シチュを見せて欲しい!

 自分も参加すればいいのにって? やだなぁ輪姦は眺めるのがいいんじゃないか(ハァハァ)

 

 精鋭オークによる軍団を築き、いずれは人間牧場を作るのが私の夢です。人間を物扱いするな? 魔族に転生して価値観変わったから仕方ないネ!

 そんな小さな夢を女性の前で話せば普通ドン引きするだろうが、ベルベットさんもアネモネさんも「ゲスい」と軽く罵るだけで批難も批判もしない。魔族って素敵ダネ!

 

 まぁそんなわけで、オーク達は手放しません。そしたらオークボが「アンタに一生ついていきやす……」と涙を零して手を握られた。照れるぜ。

 

 けど強力な駒というのは確かに魅力的なので、アネモネさんにツテがあったら紹介して欲しいとお願いしておく。ベルベットさんもお金さえ払ってくれれば情報提供してくれる。

 その後は対魔忍の侵入経路だとか斥候隊の目的とか、苦悶に歪む対魔忍(男)を面白そうに語らうアネモネさんの話を聞き、お酒を飲み続ける。

 

 やがてベルベットさんが「いい加減にしないと酒が切れます」とお願いされたので切り上げようとしたら……。

 

「のぉオスカー、これから何か用事があるかえ?」

 

「……特にありませんけど?」

 

 デロンデロンとまではいかないが真っ赤に染まったアネモネさんが艶やかな笑みを浮かべて言い寄ってきた。これはもしかして……。

 

「なら妾の屋敷に来るがいい……今宵こそ極上を味わわせてやろうぞ?」

 

 ああ、これは前回と同じ(・・・・・)拉致されるパターンだな、と抱きしめられながら思った。

 背丈の似通った子供同士が抱きしめ合う姿は青春じみたものがあるでしょうけど……私は瞬時に粘着糸で絡めとられました。

 

「さぁ行くぞオスカー! 今度こそ貴様の精力を吸い付くし、妾が上であることを証明してみせようぞ!」

 

 酔いのせいか色々とはっちゃけて、どこにそんなパワーあるんだと思える程の怪力で私を抱えるアネモネさん。

 

「ベルベットさん、お金はココに置いときます。オークボ、帰りは私一人で大丈夫ですので」

 

 僅かな隙間から触手を伸ばしてお金を置き、連れ去られていく中でオークボに言っておく。

 そのまま外に待機していたのであろう車に投げ込まれ、アネモネさんも搭乗して上級淫魔の運転手にゴーサイン、猛スピードで発進しました。

 アネモネさんって酔うと色々はっちゃけるんですよねー。そこが可愛いんですけど。この後のエロエロ展開にも期待しちゃいますし。

 

 

 

「お金足りないんですけど……」

 

「……あっしのコレで足りやすかね?」

 

「……全然ですね」

 

 

 

―――

 

 蜘蛛魔族の糸で簀巻きにされた私ことオスカーがドナドナ(仮)されて少し経った頃、蜘蛛姫アネモネさんの住処に到着。時代の流れと場所を無視したような素敵な洋館です。

 門の前では牛程もある巨大な蜘蛛とその脇に控えるメイドらしき魔族が立っており、車から降り立ったアネモネさんに向けて深々と頭を下げた。巨大蜘蛛は雁字搦めの私を車から引きずり出し、そのまま重そうにズルズルと引きずりながらアネモネと共に屋敷に向かう……重くてゴメンねぇ蜘蛛君。

 

 そうして複数のメイドと蜘蛛に囲まれ、アネモネさんはメイドの手で召し物を変え、私は蜘蛛数匹に引きずられる。そうでないと重すぎて階段上れないのよね、私。

 やがてとある個室の壁に貼り付けられ「ここにてお待ちください。直に主様が参られます」と言って蜘蛛達が退出。オークボ達みたいに恐縮している癖に手際が良いね君達。

 

 蝋燭と月明かりだけの薄暗い部屋で待つこと暫し……キィ、と音がして扉が開き、アネモネさんが入ってきた。薄紫色のネグリジュに包まれ妖艶に笑うアネモネさんに、不意にもドキっとしちゃいました。オラドキドキすっぞ!

 

 

 

―――

 

 アネモネとオスカーは以前、酔っぱらって悪ノリで「身体で払え」とオスカーを拉致し、淫らな方法でアネモネを満足させた事がある。本来ならアネモネは酒の勢いに乗じて従順なのを良い事に、オスカーの弱みを握ろうと考えていた。見た目からして童貞っぽかったし。

 その結果は惨敗。蜘蛛姫アネモネの生気を奪う糸で吸収しきれぬ程のタフネスを見せつけられ、セックスして負けたのだ。しかも犯されたが精気で満たされ、そのまま調教されてもおかしくないのに手を出さず、現状の関係を維持している。アネモネは安堵した半面、悔しくもある。

 

「故に……今回こそは妾がリードを握って見せようぞ……なぁに、生かしてもらった身じゃ。殺しはせんよ」

 

「お手柔らかにお願いします……」

 

 アネモネはネグリジュを脱ぎ捨て、白い裸体を見せつけながら壁に貼り付けられているオスカーに歩み寄る。オスカーの四肢と背面だけに粘着糸が絡んでいる為、前面は剥き出しだ。易々とズボンのチャックに手を掛け、中のペニスを引きずり出そうとし……。

 

―ぼろん

 

「……いつ見ても小童な面に似合わぬ巨根よなぁ」

 

 小柄な体格に似合わぬ大人顔負けの肉棒が顔を出す。勃起していなくても十分にデカい。そしてオスカーはドヤ顔である。

 そんな肉棒に唾液を垂らしてから両手で握って幹を扱く。オスカーは声こそ出さないものの、肉棒は正直に徐々に勃起していく。やがて肉棒は太く硬くなって天を向き、唾液に混ざった先走り汁の匂いがアネモネを魅了する。思わずごくりと唾を飲み、そのまま先端にキスをする。

 

「んぇ……れろれろれろ……れろぉ……じゅ、じゅぷ……んれぇ~」

 

 口で咥えるには大きすぎるので、アネモネは舌で愛撫する。幹を一周するように舌を這わせ、先走り汁の味を堪能しながら亀頭を舐め回し時に軽く加え込む。舌だけではもどかしいと腰を跳ねらせるオスカーだが、アネモネがそれを笑うとオスカーは恥ずかしそうに俯く。気のせいか我慢汁の量も増えていく。

 

「お♪ ちゅ、ちゅる、ぢゅるるる……んぐっ……ん……甘露じゃのぉ……。はぁぷ……れろ、れりゅるる……じゅるるるぅっ」

 

 これがオークのチンポであれば我慢汁一滴でも媚薬の毒にやられただろうが、相手が体を許せる程の(・・・・・・・)友だからか、安心してカウパー液を味わえる。大量にあふれでた我慢汁を啜って飲み込み、そのまま大きく口を開いて亀頭を咥え、亀頭だけを舌で撫でる。

 オスカーもアネモネの口内愛撫に感じているのか徐々に子供らしい喘ぎ声を漏らすが、アネモネは友の様子を見る余裕はなく、口内限界まで肉棒を頬張ってモゴモゴと硬さと熱を味わう。唾液とカウパー液が潤滑油となり、オスカーにオナホールのような快感をチンポから、アネモネは女としての快感を口から感じ取る。

 

「アネ、モネさん……っ、そろそろ……出ます……っ!」

 

「んぼ、んぶっ、ぶぁ、良い、出すが良い!妾にこってりザーメンを存分に吐き出し生気を寄越せ♪ あむっ、はぶ、じゅ、ずぼっ、んっんっんぶぅぅっ♪」

 

 オスカーの言う通り、射精が近づいてきたのか身体と肉棒がビクビクと震えてきた。肉棒の震えと膨張を口内で感じ取りながら、搾り取ろうとディープスロートを繰り出す。喉の奥まで挿入しても肉棒の半分いかないが、片手で肉棒の袋を弄び、もう片方の手は湧き上がる性欲で濡れた秘裂を指で弄っていた。

 上からも下からも響く淫らな水音がアネモネの聴覚を犯す。口いっぱいに広がるしょっぱい味と滑りが味覚を犯す。口を犯す肉棒で触覚が、喘いでいるオスカーの表情で視覚が犯されていく。愛おしい、汚したい、気持ちよくなりたいと心が犯されていく……自分自身が穢れていく感覚ですら気持ちいい!

 

「出る―――っ!」

 

 直後、アネモネは名残惜しくも瞬時に肉棒を引き抜き、暴れないよう片手で肉棒を固定しながら先端から溢れ出る精液を顔全体に浴びていく。ようやく射精が終わった頃には顔どころか慎ましい上半身までもが白濁液で染め上げられ、顔に掛かった精液を手で掬っては口に運んでいく。

 

「うぐぁ……吸い取られ……っ」

 

「んぷ……れる……ふふっ、いつもながら大量の生気(・・)じゃのぉ……♪」

 

 オスカーから吐き出されたのは精液だけではない。オスカーを縛り付ける蜘蛛の姫アネモネの糸は絡みつけた者の生気を奪う性質を持ち、射精と同時にオスカーの生気を吸収していたのだ。

 しかし直に枯れ果てるようなオスカーではないのは前回の時に解っている。息を荒げてはいるが顔色は赤いままで、残滓を吐き出しているペニスも未だ勃起を続けている。

 

「ふふふ……流石というか、まだまだいけるようじゃな……よしよし♪」

 

 そんな硬いままのペニスを精液まみれの手で撫でまわす。ビクビクと反応する肉棒を楽しそうに眺めていたが、肌についた精液を手で拭い取り、淫靡に笑う。

 

「さぁ、これからが本番ぞ?」

 

 火照った顔で淫靡な笑みを浮かべるアネモネは、ぐちゅぐちゅと激しい水音を股から響かせながらゆっくりと立ち上がる。

  フェラだけで終わるつもりはないと思ってはいるが、生気を吸う糸に絡まれている以上、オスカーはどう反応すればいいのかと困ったように笑うのだった。




後半「凌辱:蜘蛛姫アネモネ」へ続く。

尚、ベルベットは蜘蛛姫アネモネ宅に請求書を届け出る覚悟。
当分は店で日本酒とウィスキーは出せなくなったと少し悲しんでいる。

つい最近まで蜘蛛姫ア『ラク』ネと勘違いしていました(苦笑)

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