※この作品はR-18です。

逆転無双   作:((::X::))

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9・1・3……投稿!





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6話(中編)

 

張角死す。

これにより黄巾党は壊滅したのだが、トドメを刺したのは曹操らしい。

そこにいたのかよ、曹操。

英傑による断頭に、否応なく俺はこの先に起こるであろう戦の気配を、ビンビンに感じざるおえなかった。

そうはわかっていても、ヒッキーな俺にやれる事は少ない。

だが俺は、ロキに並び立つほどのトリックスター。最小で最大の戦果をもぎ取る最強の秘策が俺にはあった。

それは曹操の居場所も判明したし、手を結んでしまえばいいんじゃない?

という、悪魔のごとく恐ろしい作戦だ。

仮に覇王曹操と同盟を組めれば、大徳劉備とのタッグが完成。地味な呉へ赤壁返しのツープラトンを行える。

そうなれば俺の人生プラン。

劉備に着いて三国志の硬直化時代に突入し、寿命切れで幸せな老衰を迎える。よりも、さらにリアルが充実した生活を送れるようになるだろう。

たまには大手を振って太陽の光を浴びたい。日陰者の俺は、今回の願いをけっこう切実に叶えたがっていた。

もちろん、曹操とは縁もないし伝手もない。白蓮に一度聞いてみたら、本当にないないづくしだった。

しかし幽州には俺がいて、童貞があった。

ここの女はちょろいので、俺の貞操を餌にすれば、ほいほい秘密裏に同盟を結ぶくらい楽勝に思えて仕方がない。

性欲、クッソ強いけど。

そこは将来の俺次第になる訳だが、このアイデアをやるには、どうしても無視できない事柄がある。

桃香ら四人の扱いだ。

童貞を曹操に捧げると宣言しようものなら、四人は地下牢に俺を押し込め、アヘ顔ダブルピースをさせるまでセックス漬けにしたあげく、無関係な曹操に寝取られ報告書を届けかねない。

最低の戦争が勃発するわ。

そうさせない為にも、俺は考えた。

学校の通信簿に、やればできる子ですが、努力の方向性が間違っているなどと書かれた、成績オール三の俺は、必死に悩んだ。

そして閃いた。

俺がずっと童貞でいられれば解決だ、と。

要するにセックスをしても、童貞と言い張るのだ。

女のバージンは一つだが、セカンドバージンという言葉がある。

ならば男も、童貞が増えてもいいのではないか。

さらに都合がよく、女は処女を失うと血を流すが、男にはそんな証明は一切ない。

つまり自己申告しだいで、俺は童貞のまま一生を終えるのも可能なのである。

ここまで思いついてしまえば、後は設定を固めればいける。と確信した俺は、三十歳のまま童貞でいると、魔法使いになるネタを参考に土台を作った。

天の国の男は、童貞のまま成長すると童貞が多くなり、三十を過ぎると妖術使いとなる。

これを軸とし、仮性包茎でずる剥けだったチンコを皮被りチンコに戻し、説得力を滲ませながら桃香らに見せつけると、結果は大受け。

四人は涙ながらに喜んで、万歳三唱をした。

男がほとんどいない世界だから、チンコの構造にも無知だと思っていたが、ちょっとアホ過ぎではないだろうか。

俺も同類かもしれないけどな……うん。

こうして清純派ご主人様として男娼派遣もオッケーになった俺がすべきなのは、やはりセックスの練習になる。

童貞(童貞だとは言っていない)で相手を釣っても、セックスの満足度が低いと、次の指名に繋がらない。

初めてブーストがあろうとも、最低限のテクニックは習得しておくべきだ。

なのでそろそろ、誰が最初に俺とやるか論に、終止符を打つ時が来た。

俺としては桃香か愛紗と一番にすべきだとは思うが、ひいきをしたら絶対面倒になるのはわかっていたので、四人には話し合いで決まらなければジャンケンで順番をつけるよう伝えてある。

ジャンケンにした理由は、誰にもチャンスがある公平性と、これなら桃香か愛紗が勝つ確率で五十%くらいあったからだ。

目に見えない優遇くらいしても、罰は当たらないだろう。

そう悪知恵を働かせてしまったせいか、見事に俺は罰せられた。

自室で待機をしていた俺へ、わんわんスタイルで現れた愛紗の報告から、勝利者は予想もしていなかった趙雲。

 

「趙雲か……見た目は一番好み何だけどな」

 

あれで性格もドンピシャなら、俺からやらせて下さい。と土下座して頼み込むが、ビジュアルがストライクでも性格が大暴投だと、股間のバットも反応に困る。

 

「ご、ごごご、ご主人様は、誰が一番好きなのですか?」

 

「俺、愛紗が好きだよ。みんなも好きだけど?」

 

異性の免疫が低い童貞丸出しな愛紗に対し、あざといオタサーの姫がするような俺の回答だが、こうした処世術が逆ハーレムでのレイプ被害を未然に防ぐのだ。

 

「……ご主人様!」

 

感激する愛紗に、よしよしとお手をしてやる。

そうしながら、今までずっと気になっていたポイントを俺は口にした。

 

「ところで愛紗。普通に喋っているけど、精液はどうした?」

 

「申し訳ございません。じゃんけんに負けた衝撃で、思わず吐いてしまい……」

 

「またかよ」

 

何度目の失態だ。ちょっと、たるみ気味ではないか。

愛紗にはここらで一度、キツイ躾をする時期に差し掛かっているのかもしれない。

なので特大のムチとして、俺は愛紗にある命令を下した。

始めはお仕置きと聞き、発情犬の顔を覗かせる愛紗だったが、俺が内容を伝えると、珍しく渋犬な態度になってしまう。

 

「そ、そのような事……本当にするのですか?」

 

「最近、だらしないからな。そろそろ一度、ビシッとさせたいんだよ」

 

「で、ですがこれは……」

 

「自慰禁止。おしっこ管理。今回の、精液を飲まずに我慢する。どれも失敗したよな?」

 

「……はい」

 

「愛紗からやりたいって言い出したんだぞ。わかっているのか?」

 

「…………はい」

 

「ひょっとして、わざと失敗して、お仕置きしてもらおうと考えていたんじゃないだろうな。正直に答えてみろ」

 

「………………はい、いいえ」

 

どっちだよ、この駄犬。

半ギレの俺が、首輪の金具をカチャカチャ鳴らすと、愛紗がガクガク震える。

首輪が馴染んできて、自分の体の一部になったみたいで嬉しい。みたいな愛紗の忠犬ムーブを聞いてから、落ち度の度にこうして外す素振りをし、野良にするぞと脅すのが俺のマイブームになっていた。

だって尻を叩いても蹴ってもこの変態は快感に変換するし。もう、精神的に追い詰めるしか手段がないのだ。

 

「愛紗ならやれるだろ?」

 

「…………………………」

 

「やれ」

 

「はいっ!」

 

そんな訳で一つ。

愛紗に過酷な試練を施した俺は、しばしの小休憩。

間もなく始まる、童貞&処女の営業セックスに望むべく。俺はベッドで横になり体力を回復させていたのだが、意外に早く元気ハツラツな趙雲が登場した。

 

「あ~るじぃ~、じゃんけん一番乗り。あなたの趙子龍が来ましたぞ。ふはははっ!」

 

テンションが高いな、趙雲。

わかっていたけど。

 

「ずいぶん、ご機嫌じゃないか」

 

「待ち望んだ初めてですからな。しかも相手が天の童貞。誰でもこうなるでしょうに」

 

「気持ちはわからないでもないけど、初めてくらいは優しくしろよ」

 

「心得ておりますとも」

 

心にも思ってない事を、いうんじゃない。

今日まで、本番なしアナルありの童貞として俺はハーレムローテーションを回していたのだが、本番交渉やら偶然を装って素股から挿入しようとした、規約違反なメンバーがいなかった訳ではない。

その筆頭地雷客が、趙雲メンバーだった。

本来ならしばらく出禁になってもおかしくはないやりたい放題っぷりであるが、まだ昨日までは最終的な決定権を、俺に委ねるギリギリのラインを守っていたから、ローテの追放は免れていたのだ。

しかしそれも、本生が解禁された今。遠慮は取り除かれたと言ってもいい。

スケベな顔で手をワキワキさせる趙雲の脳みそは、いっぱいやりたい・やりたがる・やりたがり。と、頭の悪い性欲活用形に支配されていそうであった。

だがここで泣き寝入りするほど、俺は損な性格をしていない。

趙雲のがっつきっぷりを少しでも抑えようと、俺は機先を制す。

 

「すぐにやるのも趣がない。ひとまず座れよ、星」

 

体を起こした俺が趙雲の真名を呼びながらベッドをぽんぽんと叩くと、それだけで星はひるんだ。

 

「あっ、主。いきなり真名を呼ぶのは止めて下されと、何度も言っているではないですか」

 

「どうしてだ。情事の時だけ、呼ぶ約束だろう」

 

「そ、そうですが、私にも準備というものがありまして……」

 

女に飢え、AVの知識こそが教科書。と言わんばかりにダメダメな男と似通った共通点が多い星なのだが、オフェンスならばともかく、ディフェンスがかなりもろいのを、長い付き合いで俺は見抜いていた。

だから厨二病を促進させる真名をこの時ばかりは俺も使うし、慣れないアプローチだってかける。

おずおずと隣に来た星に、俺は背中がむずかゆくなる思いをしながらよいしょした。

 

「その下着。星に似合っているよ」

 

「こ、これは以前。主がいいと言われていたので」

 

「知ってる。だからまた着てくれて嬉しいよ」

 

ははは。と外面で爽やかに笑いながら、内面では、はぁ……。と俺はため息をこぼす。

何回その下着に頼るんだよ、星。

実は下着姿のまま登場した星なのだが、ブラとショーツ共に、黒く刺しゅうされた物を身に着けていた。

布地の面積はごく普通なのだが、刺しゅうの隙間から大事な箇所がやや透けており、扇情的なデザインがなされているのが特徴だ。

そこは全然いいのだが、一度この下着を褒めてからというもの。毎回、これで色事に挑もうとするのはよくない。

何だろう。この女子から半袖の体操服姿が格好いいと言われ、冬でも半袖で体育をしたりする、悲しい男の性を背負ったような生物は。

普段からセックスアピールが強い癖に、変なところで星は初心なのだ。

 

「星って綺麗だよな」

 

「そ、そうですかな?」

 

「ああ。一番いいと思っている」

 

嘘はついていない。

肩を抱き寄せ真っ直ぐに言ってやると、星は視線を逸らす。

ぼちぼちエンジンが暖まってきたな。

だがここで調子に乗ると、それ以上のノリで反撃されるので、コケティッシュなムードで俺は星を押した。

 

「服、脱がせてもらっていいか?」

 

「も、もちろんですとも。え、ええ。脱がせますぞ、主」

 

プチプチと上着のボタンを星に外される。

始めの頃は力任せにやられて、ボタンがぜんぶ吹っ飛んだのが懐かしい。

俺がその事について言及すると、星は不満そうに反論した。

 

「わ、私とて成長します。お、男と触れ合った経験もなかった、未熟な処女ではありませぬ」

 

「そうだな」

 

本気で昔は酷かった。

相手を労おうとする、余裕がまるで皆無だったからな。

フェラで何回、チンコに歯が当たったか。

 

「今の星なら、安心できるよ」

 

「そ、そうですかな。う、うむ。そうでしょうとも」

 

「せっかくだし、今日はぜんぶ星にお任せしようかな」

 

「ほ、ほう……」

 

上半身が終わり、俺の股下にしゃがみベルトに手をかけていた星がピタリと止まる。

ここで一つポイントがあるのだが、この際。むやみに頭を撫でたりしてはいけない。

桃香ら三人なら褒められたと普通に喜ぶが、星の場合はからかわれたと感じるみたいなのだ。

基本的に相手が対等かやや下であると思わせておくのが、星とする上でのコツである。

俺は頬に触れながら、改めて星にお願いした。

 

「さっきも言った通り、優しくしてくれよ」

 

「わ、わかっておりますとも。ふ、ふはは。主は安心して私に任せればよろしい」

 

自信を持って太鼓判を押す星に、そこはかとない不安が覗く。

そう予兆していたら、案の定。素っ裸な俺を前に、星がやや暴走しやがった。

 

「これはこれは……先端が赤黒かった頃と比べて、ずいぶんと変わりましたな」

 

これまで皮を剥いたチンコしか目にしなかったせいか、物珍しさから包茎チンコに星はグッと顔を寄せる。

鼻息が荒い。何でこんなので興奮してんだよ。

これが嫌で手術する日本男児もいるのだから、あえてこの状態まま観察されるのは、さすがに俺も照れた。

 

「あんまり見ないでくれると助かる」

 

「どれどれ、ちんちんの中身は……」

 

「話を聞けよ」

 

とは注意したものの、それで止まる星ではない。

俺を無視した星は両指で皮を広げ、しげしげと亀頭を眺めた。

 

「おおっ、ちゃんと赤黒い部分が」

 

「おーい、星」

 

「ほほお、なるほどな。ふむふむ」

 

「いい加減にしろ!」

 

俺のダイレクトチョップを額で受けた星は、ハッと正気に戻った。

 

「人で遊ぶなよ」

 

「あっ、いや。こう、皮の下に隠れたちんちんを見ていると、みょうに昂りましてな」

 

くぱマンみたいな効果でもあったのだろうか。

それならやってもらうと俺も舞い上がってしまいそうだが、だからと言って逆の立ち位置を甘んじるつもりはない。

ちょっとエッチなお姉さん気分でいても、自分からチンコの皮を剥いて誘惑するとか、想像しただけで死にたくなる。

 

「萎えるわ」

 

「それはいけませぬ。ささ、主……どうぞ」

 

俺をベッドへ仰向けに寝かせた星は、腰を浮かせてその上に跨り下着を脱いだ。

タユンと揺れるとおっぱいと共に、人肌の温もりがあるブラやパンツが、はらりと俺の体に落ちる。

そういうフェチズムはないはずであるが、息子がムクリと目覚めた。

 

「うむ」

 

しかしそこへ星が直にマンコを押し当てたので、俺は慌てて待ったをかける。

 

「おい、初手でそれは不味い。チンコよりも先に、手とか口で準備しておくものだろ」

 

「心配ご無用。主の部屋に来る前に、準備は済ませておきましたゆえ」

 

「何分経っていると思っているんだ。普通に乾くわ」

 

「ふっふっふ、甘いですな。主のちんちんを調べたおかげで、私の膣は再び濡れ濡れになっております」

 

「はえーよ、星」

 

確かにマンコがありえないくらい湿っているけど、淫乱体質を超えているだろ。

そして体がそうなのだから、心も卑猥に違いない。

俺の制止を振り切って、処女にあるまじき潔さで、星が一気にチンポを根元までぶち込んだ。

 

「さらば膜よ、いざゆかん。女としての勝利をこの膣に私はおさめ――ほおおおぉぉおおお、やぶれていきゅうううぅぅぅうううう!!」

 

はえーな、星。

三擦り半どころか、即落ち二秒の世界じゃないか。

もっと普通のセックスをしてみたかった。と俺は、内心で嘆き悲しんだ。

ちゃんと股から血が流れて、紛れもなく処女であるのは間違いなのに、アヘる星を見ていたらそらそうなるわ。

後悔先に立たず。

しかし勃ったチンコから異常なシグナルが俺に送られて、とんでもなく戸惑う。

おおう、何ぞこれ。

このマンコ、やばい。

挿入して皮が剥けたのか、気持ちよさがダイレクトに伝わる。

それはまだいいとしても、星の奥に何かザラザラしたものがあるんですけど。

しかもマンコにはマンコで意思があるのか、パクパクと俺のチンコを咥えて離さず、亀頭を重点的に攻め立てる。

これ、搾取マンコだ!

 

「おおおぉぉ、ほぉ、ひっ、ひいいぃぃいい!」

 

「おい、動くなバカ」

 

その凶悪な武器を持って、これでもかと星が滅茶苦茶に腰を振り出した。

悲鳴とも喘ぎとも判断がつかぬ声を上げながら、パンパンとぶつける。

強すぎる刺激から避難しても、やがては奥へ導かれ、マンコが精をねだり絡みついてくる。

そうしたアクセントがよりいっそう強烈な快楽を演出し、我慢する暇もなく俺は精液を吐き出さされた。

 

「あああああ、でてる……でております!」

 

俺の射精に合わせ、星の膣にも変化が起こる。

出された精を貧欲に求め、吸引するかのごとくすすった。

音が鳴っていたのなら、恐らくとても下品なものになっていただろう。

 

「……とんでもない初体験だった」

 

男が希少な世界の女との性行為は、こうも危険なのか。

尻まで俺がリードしてたのに、マンコで早漏にさせられるとは。

しかも疲労感がすごい。

精液どころか、生命まで持っていかれた気分である。

これは色々と考えなければいけないな。と身の振り方に俺は頭を悩せようとするが、それを星のマンコが遮った。

 

「お、おい」

 

キューキュッと締め続け、俺が萎えるのを許さずにいたチンコの先に、コツコツとした生暖かい感触が増える。

このマンコ、第二形態あんの!

 

「はー、はー、はー……」

 

大口を開け、しまりのない表情で涎を垂らしていた星は、優しくお腹を撫でながら嗤った。

 

「あるじぃ、もっと……ください」

 

子宮が下がったと、自分でもわかるのか。

何度も何度も腹をなぞり、星は緩やかに腰を回した。

 

「足りないのです、これでは。もっと、もっと注いでもらわねば……」

 

先ほどの激しいピストンとは違い、穏やかなグラインドであるが、ずっとマンコの奥へチンコがいるのは、よろしくない。

ザラザラの部分と膣の収縮にずっと亀頭がさらされ、無理やりにでも気持ちよくさせられる。

あげくに子宮が舌なめずりをするかの如く鈴口へ這いずり、二回目の射精を望んでいた。

 

「休みなしとか、辛いんだけど」

 

「そう、ですかな。私はずっと、幸せですが?」

 

ぼやけたまま星は語る。

焦点の定まっていない瞳は、しかし。ハッキリとした何かを見据えている風であった。

 

「昇りっぱなしで、極楽にいるような……」

 

腹にあった手を胸にやり、星はキュッと乳首をひねる。

 

「きっとこの先にある頂が、はぁっ、母になるという事なのでしょうな」

 

違うだろう。

てか、処女喪失のまま妊娠とか、準マリア並のウルトラCはよしてくれ。俺の心臓に響く。

ここまで人体に悪影響を及ぼしそうな実験もあるまい。

星マンコの様子から、成功しそうな性交の悪質さもあるし。

ここは一つ日本男児として、一発かまして止めなくては。

俺は星にガツンと言ってやった。

 

「星、怖いよ。もっとゆっくりして……」

 

そして必殺、上目づかいからのうるうる懇願コンボ。

萌えの王道の一つとし、長年に渡り鉄板として使い古されたこの手法。

普段とは違った一面を見せた俺のギャップにより、免疫のない星はワンパンチで陥落した。さらに追加効果によって、俺のプライドはダウンした。

 

「もっ、申し訳ない。す、少し、舞い上がってしまっていたようです」

 

「ごめん。だけじゃ許さないからな」

 

どうして護身で、可憐な少女にまでならなくてはいけないのか。

清純派でも、こっちの役作りはしたくなかったわ。

キレッキレな俺に、高台から足を滑らせたみたいに星はおたおたする。

 

「ど、どうすれば、許されるので?」

 

「損ねた俺の機嫌を、回復させるんだ」

 

「なっ、なるほど。して、その方法は?」

 

「それは自分で考えろ」

 

俺にわかるはずがないだろう。

ケツまで経験しておいていうのもアレだが、俺もまだ本来の性行為には不慣れなのだ。

こんな酷いセックスをリカバリーするほど、寝技にバリエーションがあると期待するなよ。

無責任にぶん投げる俺に、星は顔を青ざめさせる。

それでもどうにか笑顔はキープし、星が探るように俺へ提案した。

 

「くっ、口づけなどいかがです。男は好むと聞きますが?」

 

いちいち確認をするとか、だいぶへたれているな。

よほど俺の萌えにビビったらしい。

しかしぶっ壊れた雰囲気を再構築するには、ベターなやり口ではなかろうか。

俺は黙って頷いて、星に許可を出す。

 

「し、しるれいしましゅ」

 

カミカミの星がガチガチになりながら、俺にキスをする。

チュッと。

一回、二回、三回。慎重に唇を重ねる。

そうして懸命についばみつつも、俺の胸板をなぞる星は、こんなメッセージを指で送った。

 

ど う で す。

 

これだけでちょっとしおらしいと思った俺は、こっちの女に毒されているかもしれない。

だが簡単に攻略されるほど俺はチョロインではないので、星を真似て腕に返信した。

 

ま だ。

 

もっと頑張りましょう。と舌先で俺が突っつくと、星はおずおずとベロを差し出した。

でもまだその時ではなさそうな気がした俺は、奥に舌を退散させる。

すると行き場のなくした星の舌が、口内でうろうろと往生を始めた。

進むか戻るかの決断で板挟みになっているのだろう。

吹き出しそうになった俺は、笑いをこらえ星を誘導した。

右から突いて寄ってきたら大きく回り、今度は左、次は上と。

 

こ っ ち。

 

ち が う。

 

こ こ。

 

手招きならぬ舌招きで、星のベロをあちらこちらに動かした。

この駆け引きにより徐々に体の硬さがほぐれた星は、次第に俺の舌を追うのに夢中となり、前のめりになって深く唇を重ねた。

星の巨乳がムニュッと、俺の体へ谷間を作って潰れる。

 

「はむ……うむ、ちゅっ、ちゅっ、あむっ」

 

互いの唾液が行き来し合い、俺らの口周りがベタベタになるのは、そう時間がかからなかった。

ただ、星は俺をなかなか捕まえられない。

原因は単純に、星が感じ出したからだ。

星が俺の口へアタックを仕掛ける度に、谷間に埋もれて突起した乳首がグニグニと擦れるのがわかる。

それにより、星の吐息は熱がこもり、甘い声がキスの隙間から漏れた。

 

「はぁあああ、ふぁあ、うんっ」

 

そんな星から、抗議の文字が届く。

 

あ る じ。

 

な ん だ。

 

ず る い。

 

自爆している癖に、俺へ責任を転嫁するなよ。

 

く や し い か。

 

く や し い。

 

可愛いところもあるじゃないか。

そのいじらしさに免じ、俺は星にチャンスを与えた。

どうしても情熱的なキスをしたいのならば、その旨を語るように伝える。

 

む ず か し い。

 

が ん ば れ が ん ば れ。

 

ここで俺を胸キュンさせる台詞を書けば、テストに合格だ。

素直にベロチューを受け入れてやろう。

しかし的の外れた事や、あんまり長い文字数であれば、不合格でキスは終了。

果たして星の回答は――、かなりドストレートだった。

 

   す   き。

 

捻らず、真っ直ぐにぶつかってきたのは褒めよう。

もっとも、それでは俺の心は打ち取れない。

俺は星の吐露した渾身の好意を、豪快に弾き返した。

 

だ い す き。

 

「なっ……」

 

「俺の勝ちだな」

 

唇を離し、ニヤリと。星のお株を奪うような笑みを俺は浮かべる。

してやったぜ。

国語だけではなく、英語すらも義務教育として学ばされていた俺と言葉遊びをするのに、星は二千年くらい未熟だ。

けど星にまだ大好きは早かったかもしれない。

季節の変わり目ならぬ恋の節目を迎えた星の体は、紅葉のごとく真っ赤に染まる。

 

「むううぅぅううう」

 

そんな自分の状態に自覚があるのか、星は熱でうるんだ瞳で恨みがましく俺を睨み、誤魔化すように力なく俺を叩いた。

 

「むっ、むっ、むっ」

 

計らずとも女に特大の恥をかかせたみたいなので、俺は甘んじて星の復讐を受け入れる。

しかし黙ってペチペチされていると、見過ごせない異変を悟り、俺は悪いとは思いつつも星に話しかけた。

 

「……なあ、何か胸の方が湿ってるんだけど」

 

「ふぁっ!」

 

ガバッと星が上半身だけで直立する。

反動で弾む星のおっぱいは、なぜか。不思議と白い液体にまみれていた。

その範囲をたどってゆくと、どうにも原液は乳首から生成されているみたいだった。

 

「母乳?」

 

言って鼻をすませば、ミルクの匂いを微かに拾う。

昨今のアニメやゲームの飽和状態から、孕んでなくとも母乳を流すキャラなど山ほどいるが、いざそれを目撃すると、やはりよくあるよくあるでスルーするなど俺にはできなかった。

てか本当に、何で急に出してんの。

 

「星?」

 

なので心当たりがあるであろう張本人にちょくせつ俺が当たってみると、ガバッと腕で胸を隠した星は、実に要領の得ない言葉を発した。

 

「こ、これは、ちがっ、違うのです!」

 

「違うって、違わないだろ」

 

現在進行形で新しいのが垂れてきてるぞ。

 

「まさか、さっきの一回ですでに妊娠したとか言わないよな?」

 

ないと断言できないのが、星マンコの恐ろしさである。

ちなみにそのマンコであるが、星の赤面に合わせて内温が上昇し、母乳の発覚によりチンコが火傷しそうなくらい熱気がこもっていたりする。

マンコがそんな状態になっているのだから、持ち主である星の肌など完全にゆで上がっていた。

 

「に、妊娠はしてないのですが、お膳立てが整ったと言いますか……」

 

「こっちだと、孕む合図として女は母乳が出るのか?」

 

「そ、そうではなく、女が本気になった――ではなく、心を許した――とも違い。ああっ、もう。わざと聞いているのではないでしょうな!」

 

「何がだよ」

 

ここまで俺に理不尽な星も珍しい。

その傍若無人っぷりで俺から離れ、セックスをいったん中断した星は、腕ブラをして辺りを見回した。

 

「と、とにかく、少し待っていて下され。処置をしますので」

 

「どうするんだよ?」

 

「し、下着で隠します。ぬ、布さえ巻けばどうにでもなるでしょう」

 

あのスケスケなブラじゃ無理じゃないか。

考えればわかりそうなものだが、そこまでの余裕もない星は、俺にケツを向けたまま膝をついて片手で探る。

 

「どこだ、どこにある。もぉおおおおおお!」

 

牛のような怒声を上げる星を尻目に、置いてけぼりにされた俺は、半幅呆れて体を起こす。

あっ、星のブラジャー。俺が踏んでたわ。これじゃあ見つからないよな。

くしゃくしゃになった下着を発掘した俺は、それを星に教えようと口を開き、こっちに振られるケツを前に踏みとどまった。

 

「…………」

 

闘牛でお馴染みの赤いマントであるが、色は牛にとって関係がないらしい。

揺れている布に牛が反応するだけであって、マントが赤いのは観客の興奮の為と、ネットの雑学で知った記憶がある。

つまり星の尻につられ、黙って秘所へ一物を突撃させた俺は、本能的には自然なのである。

 

「主。私の下着が、そちらに――おほぉおおおおお!」

 

振り返ろうとする星の腰をつかみ、こっちではほぼさせてもらえないバックで俺は挿入する。

すでにほぐれていた星の膣は、再び訪れたインサートに、汁をボタボタと垂らしてチンコを受け入れた。

 

「なっ、なっ、なっ。何をしておるのですか?」

 

「や、つい」

 

「ついって何ですか、もぉおおおおおお!」

 

今度は牛のごとく悲鳴を叫んだ星が、尻を突き上げたままクタリとへたった。

意表を突かれた一撃に、力が抜けたみたいだ。

それでも反骨精神が立派な星は、口先を頼りに俺へ脅しをかけてきた。

 

「いいから、今すぐに抜いて下され。さもなくば、あられもない目にあわせますぞ!」

 

「例えば?」

 

「もう二度と他の女で勃起できぬよう、私の膣で主のちんちんを従えます。そうなってもいいのですか!」

 

「それは怖いな」

 

マジでできるのであれば、だが。

相変わらず星マンコは気持ちいいけれど、体位が変わったせいか。さっきまでの腰砕けになりそうな圧力が足りない。

これなら暴発する事もないだろうと安心した俺は、ゆっくりと抽挿する。

 

「こっ、このぉお。私は本気ですからな。口だけだと思ったら、後で大変な事になりますぞ」

 

「具体的には?」

 

「こっ、こんな生温い動きではなく、もっとぉ、激しくて……」

 

「こうか」

 

星の言い分に合わせ、俺はペースを速める。

 

「まだっ、まだです。この程度で主は根を上げますまい」

 

「これくらいか?」

 

「おおおおお、そうです。この速度を維持して、主が泣き叫ぶまで攻め立てて!」

 

不満げにふりふりさせていた星の尻が、ピンッと硬直する。

それを逃しはしないとしっかり捕まえた俺は、愛液がぶちまけられるマンコを執拗にチンコでかき分けた。

そうしながら次のステップに移る。

 

「俺が泣いたらどうなる?」

 

「ど、どうもぉなりませぬぅ。このままぁ、達するまでぇつづけてぇ……たっしても終わらずにぃいいいい!」

 

「ずっとイキッぱなしにするのか」

 

「それだけではぁ、ありませんんん。なんどもぉ、私が孕むまでえぇ、ずっとぉおおおおお!」

 

その言葉で星のおっぱいが気になった俺は、背中から圧し掛かっておっぱいを握りしめる。

強引に絞られた星の胸から、ピュッと母乳が噴き出した。

さらにそこから、親指と人差し指で乳首をグニグニと捻ってやると、どんどんとミルクが溢れる。

むわ~っとした甘い香りが広がり、イヤイヤと星は首を振った。

 

「あっ、あるじぃ。乳だけはごようしゃを……」

 

「さっきも嫌がっていたけど、理由があるのか?」

 

「ううう……男に股だけではなく、心も本気になったらぁ……自然と女は、おっぱいが出るのですぅう。わかりましたか!」

 

「愛おしさの証みたいなものか」

 

「もぉおおおおおお。その言い方は止めて下され!」

 

ようやく母乳の謎が解けた。

搾取マンコといい、こっちの世界の女はかなりセックスにおいて、神秘的な人体の構造をしている。

でもそうした母乳であるのなら、悪影響もないだろう。

俺はべたべたになった手の母乳を舐める。

 

「薄味だけど、飲みやすいな」

 

「あ、あああああ、あっ、あるじぃい!」

 

「俺の分の母乳だろ。なら俺の好きにしてもいいんじゃないのか?」

 

「それがっ、それはっ。そうかもしれませんが、私が恥ずかしいので自重して頂けますと――ひあっ。どうしてちんちんが膨らむのですか!」

 

興奮したからに決まっているだろ。

てか、これで興奮しない男はいないと思うぞ。

 

「そう言えば、孕むまでするんだったな。まだ妊娠はしてないみたいだし、続けないと」

 

「ぐぅううう……このっ……このっ!」

 

抵抗する星が、マンコでチンコを咥えこもうと反撃する。

だがやはり騎乗位もどきの正常位だった頃に比べれば、がっつきっぷりが足りない。

処女とするのにバックが良いと言われているのは、余分な力が体に入らないからだ。

その原理と同じく、星もこの姿勢では思うように搾取が出来ないのだろう。

こちらでは屈服位と呼ばれているが、なるほど。確かに貞操が逆転した女からすれば、これは忌避すべき体位だった。

 

「星」

 

「むっ、何ですか!」

 

お前に言いたい事がある。

 

「もう二度と他の男で膣が濡れないように、俺の一物で躾けてやろう」

 

「…………ひっ――」

 

女としての自尊心からか。

チンコから逃れようと星は尻を引いた。

しかしマンコを一突きでそれを阻止した俺は、全力で蹂躙を開始した。

 

「こっ、こここ、こんなはずではぁああああ!」

 

不意に、ザラザラした箇所が触れる。

ピリッとした快楽が走った。相変わらずここはやばい。

だがすでに自分で退路を断ったので、俺は構わず押し進んだ。

 

「俺に躾けられたら大変だぞ。愛紗を見ればわかるよな」

 

「あああ、あのような。あのような変態に、私をなさるつもりなのですか!」

 

「そうだな。雌犬はいるし、星には乳牛になってもらおうか」

 

言って、俺は星のおっぱいを強調して揉んだ。

 

「毎日毎日、乳が出る体にしてやる」

 

そうしておっぱいが止まらなくなった星を、俺が管理して乳を搾るのだ。

 

「人間家畜になれるぞ。よかったな」

 

「う、嬉しくありませぬぅう。だっ、だいたい。妊娠もしてないのにぃい、そのような事、できるはずがぁああ……」

 

「できるさ」

 

ミルクまみれの指で、星に好意の文字を書き記す。

シンプルな二文字だけを書かれた星は、母乳を噴出させた。

さらに続けてつづってゆくと、シーツに水溜りが作られる。

 

「なっ、簡単だろ?」

 

「私のっ、ぜいじゃくものぉおおおおお!」

 

すき。だけで操られた星は、本当に悔しそうだった。

けれどもそれだけで済むはずもない。

俺に屈した星の肉体は限界にまで身を委ね、マンコの最奥。子宮口でさえ、チンコに侵入を許そうとしていた。

 

「もちろん、子供の母乳だって出させてやる」

 

亀頭が当たる度に、じわっ、じわっ。と子宮口が広がる。

間もなくすれば、本当にそこまでペニスを呑み込みそうだ。

妊娠を控えるならここで留まるべきであろうが、すでに一回。射精していた事が、俺の拒否感を薄めていた。

それに折角の初体験。

とことんまでやりたい気持ちも当然あった。

 

「乳を搾った後は毎回、この体位で種付けだ。ずっと孕ませ続ければ、永遠の乳牛になれるだろう」

 

「それだけはぁ……それだけは後生ですから……お願いします、あるじぃいいいいい!」

 

そこまで行くと、完全にただの家畜である。

飼育された未来を予想した星は、その将来を回避しようと俺に懇願する。

優しい俺は、そんな星の願いを聞き届けた。条件付きで。

 

「それが嫌ならそうだな――――――――って言えるか?」

 

俺はある台詞を星に耳打ちした。

 

「そ、それをぉお……私におっしゃれとぉおお……」

 

「その辺は自由意志だ。でも、いうなら早くしないと、取り返しがつかなくなるぞ」

 

「おおおおおおおっ、ふといまらが、ふかいぃいいい」

 

チンコの壁として立ちはだかっていた、子宮口の陥落も近い。

さらに射精をもよおした俺の亀頭は物言わず震え、静かにその瞬間を待ち望んでいた。

星にはもはや一刻の猶予もなかった。

 

「わたしは………………にしたがえられた……です」

 

「聞こえないぞ」

 

「わたしは、あるじのちんちんに、したがえられた、めすうしです」

 

「もっとちゃんと言え」

 

「私はぁあ、主のちんちんにぃい、従えられたぁ、雌牛ですぅう!」

 

「それだけか?」

 

俺が教えた言葉はここまでだ。

だが星に自覚が生まれれば、その先もあるはずだ。

ギュウギュウに乳首をつねりながら、俺はさらなる高みへ星を引っ張った。

 

「おちちを……」

 

「あっ?」

 

「主に新鮮なぁあお乳をぉお、まいにち提供ぉおします!」

 

「まだだ」

 

もっと、もっと。

欲張りな俺は、子宮口にチンコを叩きつけ、星にさらなる要求する。

我慢はすでに限界だった。

精液が漏れ出ているのが自分でもわかる。

それでも俺は腰を振って、星に搾り出させた。

 

「その後はぁあ、屈服位で種付けをして頂きぃい孕みます!」

 

「復唱」

 

「わたひは主のちんちん、にぃい従えられた、雌牛ですぅうう!」

 

ズルリッと、ついに亀頭が子宮内へと滑り込む。

 

「あるじぃいいにぃい、新鮮なお乳をぉおおお、まいにち提供しましゅぅうう!」

 

星の子宮と俺の一物が濃厚に密接した。

 

「その後はぁ、おっ、くっっっぷくぅいでぇえ、おっ、種付けをぉおっ、して頂き孕みまぁあす!」

 

そこで途方もない充実感を得た俺は、全ての欲望を星に注いだ。

 

「……鳴け!」

 

「もぉおおおぉ、もぉおおおおおおおおおおおおおお!」

 

二回目というのに、精液の量はほとんど減ってないような気がした。

あるいは一回目よりも長く、射精していたかもしれない。

それほど俺にとって今回の絶頂は、深いものであった。

 

「ぉおおおおおお、、おぉぉ、もぉおおおぉおお、もぉおおおおおおおおお……!」

 

正常男子の俺でさえそうなのだから、逆転女子の星は非常にヤバい事になっていた。

ずっとアクメが止まらない。

これは精子キメてますわ。

そのはずなのに、ぜんぜん俺の精液がマンコから逆流してこないのはどういうカラクリになっているのか。

……ぜんぶ赤ちゃんの養分にして、孕んでないだろうな?

賢者タイムになった今だと、けっこう怖いんですけど。

 

「星」

 

とは言え、まずは星の介錯である。

優しく頬をなでて目元を擦ってやると、瞳だけを動かした星がくぐもった声でうめく。

 

「あ……あるじ……しにかけました……」

 

「それで死んだら俺も死ぬから、まだ生きててくれると助かる」

 

「そういわれましても……まだ、つらくて……」

 

本当に大丈夫かよ。

俺の軽口に付き合う体力も残ってないとは。

 

「何か持ってくるか。それとも誰か呼ぶか?」

 

「……でしたら……おこしてくだ……さい」

 

そんなのでいいのか。

やや不安になりつつも、マンコからチンコを抜去し皮を戻した俺が、星のいう通りにした瞬間。

いきなり俊敏な姿を見せた星が、ガッチリ俺をホールドし、眼前でこう口パクをした。

 

「    」

 

「はっ?」

 

「私の勝ちですな」

 

ふふん。と得意げ表情で一方的な勝利を俺に告げた星は、そのままスルリと横を抜け、下着を拾い出す。

 

「何の勝負だよ?」

 

セックスか?

セックスなら俺の勝ちだと思うが。

 

「さてはて、何だったのやら」

 

「星が言い出したんだろう」

 

「私が。私は何を言ったのです?」

 

「厳密には何も言ってないけど」

 

何がしたいんだ、こいつは。

白けた目を俺が向けると、反対にしたブラのホックをおっぱいの前で結び。そこから回して肩に紐をかけ始めた星が、俺にマナー違反を指摘した。

 

「女の着替えを眺める男は、おしとやかとは言えませんな」

 

「はいはい」

 

全裸で俺に会い来ていた奴が、今さら着替えで恥ずかしがるなよ。

や、だとしたら別に恥ずかしくはないのか。

うん、だったらどうして俺は文句を言われたんだ。

おかしくない?

 

「どうしたんだよ、星。らしくないじゃないか?」

 

「それは主も同じでしょう」

 

「俺も?」

 

下着を身につけた星は、それだけでは心許ないのか。

俺がタオルケット替わりにしていた布を一枚とって、即興のバスローブにしてまとう。

それからゆったりベッドに座って、ポンポンと小突いた。

 

「この下にずっと愛紗を控えさえておいて。何を企んでいたのです?」

 

「えっ?」

 

バレていたのか。

確かに俺はベッドの下に、秘蔵のエロ本よろしく愛紗をかくまっていた。

なぜか?

 

「……お仕置きで、ちょっとな」

 

「変態の趣味に巻き込まないでもらえますかな?」

 

「正直、すまんかった」

 

実はそれだけが理由ではなかったりするのだが。

半分くらいは、星が暴走した際の暴力装置として置いたつもりだったのだ。

しかし星は俺に暴行を働いてたりもしていないので、裏目にしかなってない。

なのでその部分に関して俺が謝ると、もう隠れている意味もなくなった愛紗は、ひょっこりベッドから飛び出した。

 

「いつから気が付いていた?」

 

「部屋に入ってすぐにだ。押し殺した気配があったからな、おおかたお主だろうと思っていたが……」

 

「桃香や白蓮の可能性はなかったのか?」

 

「あの二人に、そこまで高等な技術はありませぬ」

 

「さようか」

 

やっぱりあの二人、そんなレベルだったんだ。

 

「やれやれ」

 

オーバーリアクションで呆れて見せた星は、それから立ち上がって愛紗を挑発する。

 

「ところで愛紗よ。私の処女喪失を盗み聞きしていた感想はどうだった。変態とは言え、処女のお主にはちと刺激が強すぎたのではないか?」

 

童貞を捨てた自慢を、童貞の友達にする元童貞みたいなマウントの取り方だ。

明らかにかさどる星にカチンとした愛紗は、皮肉で応戦した。

 

「驚いたのが素直な感想だ。女ならどう。と、大口を叩いていた星が、あんな無様をさらすとは」

 

「ふっ、しょせんは処女か。どうやら私が演技をしていた事すら、愛紗にはわからなかったらしい」

 

ちょっと強がり盛ってない?

どう見栄を張っても、あのセックスを演技と勘違いする奴はいないだろう。

しかしそうした苦しい言い訳が、ここでは通用した。

 

「次はお主の番ゆえ、閨の勉強にと合わせてやったのよ」

 

すげえ力技だけど。

 

「どうだ愛紗よ、参考になったかな。もし悔しいと感じているのであれば、私の情事を超えて見るがいい」

 

こんなしょうもない内容で、愛紗を焚きつけるなよ。

だいたい星とのセックスでさえすでに下品だったのに、これを上回るとなると、愛紗とのセックスは超お下品になるだろうが。

 

「ふはは。同じ家畜同士として、犬が牛に負けられぬよのう。お主も屈服位で処女を散らすのだぞ。いいな、絶対だぞ。わかっておるのか?」

 

まさかこいつ、仲間を作ろうとしてないか。

不憫だとは思ったが性欲が抑えられなかったバックの出来事が、気持ちよさを別にして、星的にはしこりとして残っているのかもれない。

必死に念押しする星であったが、それは無駄に終わる。

すでに愛紗の中では、ペットとしての対抗心が生まれようとしていた。

 

「言われるまでもない。私がご主人様に膜を破って頂くのは、屈服位と決まっている」

 

決めるなよ。

 

「ふっ。ならばその覚悟が本当なのか、その時は私も見届けさせてもらおう」

 

「はっ?」

 

どうしてそうなる。

 

「そんな趣味。俺にはないんだけど」

 

「まあまあ主、よいではありませんか。それにこうでもしないと、私の割が合いません」

 

「嫌だって」

 

俺が割をくってんじゃん。

自分がやられて嫌だったら、人にやってはいけないんだぞ。

 

「愛紗も何か言ってやれ」

 

こうなれば一人よりも二人。

民主主義的な数の力で星を圧倒しようと目論むが、今日のワンコはまさに頭マンコだった。

 

「私は平気です」

 

「脳みそにどんな性癖を積めているんだ」

 

おかしいだろう。

そこまでのチャレンジ精神を、愛紗は持っていなかったはずだ。

 

「いいか、愛紗。よーく考えろ。星がただ眺めているだけで満足する玉か。絶対にこいつはちょっかいをかけて、邪魔をしてくるぞ」

 

そうなればなし崩しに3Pだ。

俺のチンコが保たない。

どこまでも自分の体を気遣う俺に、気後れせずに愛紗は答える。

それはそれは、とてつもなく危険な思想であった。

 

「確かにご主人様のおっしゃる事はわかります。私達が致している最中に、星ならば……交ざるばかりか、私を差し置き、己の快楽を優先させようとするかもしれません」

 

「とんでもない悪評ですな」

 

「的を得てるだろ」

 

「やがてご主人様もそんな星へと本気となり……傍に愛犬がいるにもかかわらず、新しく飼い始めた牛の乳搾りへと夢中に……私が幾らわんわん鳴こうとも無視されたまま、二人はやがて合体し、私はみじめに膣を一人でかき回す羽目に……そう考えただけで、私は……私は、うぅ――」

 

「それだけはよせ!」

 

そろそろと胸と股に伸びた愛紗の腕を両手でつかみ、気を付けい。の姿勢に固定し、俺はそのまま揺さぶった。

 

「どこで寝取られ何て、鬱な属性を身に着けた。言え!」

 

「先ほど二人がなされている間に……私も最初は、悔しさと虚しさがあったのですが……だんだんとその二つの感情が胸中に渦巻き……いつしか、私の膣は濡れていました。そして自慰もせずに、私は昂り絶頂へと……」

 

「これは酷い」

 

ベッドの下を調べた星が、聞いてもない被害を報告する。

 

「ここだけ雨が降ったかのように、びちょびちょですな」

 

それを受け、愛紗のスカートをめくると、白いパンツが張りついて肌の色が少し透けていた。

てか、スカートもしっとりしているし、太ももは汁まみれだし、見抜けよ俺。

 

「主。その変態はもう捨てて置いたらどうです?」

 

「できるか」

 

愛紗がここまで特殊性癖に汚染されたのは、本人による資質が大きいとは思う。

だがそれも、感染源がなければここまで拗らせなかったはずなのである。

 

「俺にも少しだけ。ほんのちょびっとだけ責任があったかもしれないしな」

 

ここで投げ出したら、寝覚めが悪いで済まされんぞ。

愛犬は寝取られ属性持ちとか、もうモンスターじゃん。しかもハーレムだとすくすく育つ土壌もあるし、最悪の環境だ。

 

「しばらく皆と離して、俺と一緒に同棲させるか」

 

ラブがあればピースが訪れる。

星へしたみたいに、好き好き大好き大作戦で愛紗も母乳が出る犬にすれば、母性もついて寝取られの入り込む隙間もなくなるはずだ。

それから想像妊娠くらいは愛紗もやらかしそうだが、本番の予行練習と前向きにとらえればプラスの経験である。

こうして愛紗のリハビリは俺の中で、おおむねまとまりつつあったのだが、問題はこの勝手に作られたハーレムでどうやって成すかだ。

俺が作ったハーレムじゃないから、主導権どころか自由が限られている。

その枷である乳牛は、やはり渋い顔で難色を示した。

 

「愛紗にかまけて、私をおろそかにするのは困りますな。私の採乳と種付けを毎日すると、主はおっしゃられたではないですか」

 

ああ、言った。

しかしそれは閨での綾だとなぜわからん。

ぐへへ、これからまいにち犯してやるぜ。

と豪語したレイプ犯が、また来ると思うか。捕まってもう二度と会わないだろう。

つまりそういう事だ。

 

「性の社交辞令と察しろ」

 

「男の睦言を、女は間に受ける。という格言を主は知らぬのですか?」

 

何だよ、その男女が逆転した世界にあるようなことわざは。

だからここだと、現実にありそうでげんなりする。

 

「はぁ、はぁ、はぁ。ご主人様は一緒にいて下さると約束したはずだったのに……たびたび席を外しては、私に内緒で星のところへ……」

 

「そこまで飛躍させるな」

 

「くぅううううん」

 

ピンッとおっ立てた人差し指で、サクッと愛紗のマンコを刺した。

そうして公然わいせつの愛紗を拘束していると、星が俺の皮膚をつねる傷害事件を発生させる。

 

「いって」

 

「ふんっ」

 

さらに星はつーんとそっぽを向いてむくれる。

拗ねんなよ。

犯罪者を裁判所に搬送したら、そのまま家庭裁判が始まったみたいなプチ修羅場の真っただ中に俺はいた。

おかしい、ハーレムに浮気は適用されないはずだ。

お門違いな星の焼きもちに失望したのは、意外な事に寝取られ好きの愛紗であった。

 

「…………冷めました」

 

「愛紗もとうとつにどうした?」

 

愛紗のマンコから手を外して尋ねる。

飼い主が他の女と恋人チックなやり取りをしていたのだ。慕っていた犬としてはむしろ絶好の寝取られポイントではないのか。

それが俺の寝取られ観だったのだが、愛紗の判定はシビアだった。

 

「ん……私が興奮できていたのは、あくまで星が牛だったからです。同等の相手だからこそ、首輪が奪われる想像が、触れられるほど鮮明に浮かびました。ですがご主人様に嫉妬する姿を見て、わかってしまったのです。星は牛の皮を被ったただの女であると」

 

手厳しくない?

俺はそれでもいいけど、愛紗はそれでいいのか。

 

「自分の都合に合わせ、言いたい放題いってくれるな」

 

「これでも足りないくらいだ。星、本気で牛になりたいのか。このままではお前に、ご主人様の首輪は相応しくないぞ?」

 

「いらぬは、そんな物!」

 

「……やはり贋作動物か」

 

がっかりした風に息を吐きつつも、愛紗は星にこう忠告する。

 

「ご主人様に飼われるつもりがないのなら、二度と牛を出汁にして迫らぬ事だ。飼われている犬からすると、不愉快きわまりない」

 

ずいぶんずれたワンコルールである、俺には理解できそうにもない。

もちろん愛紗の認定で人間だと判明した星も、これには反発した。

 

「余計なお世話だ。だいたい、お主の決まりを私に押し付けるな!」

 

肩を怒らせ大股で愛紗の元まで歩んだ星は、勢いのままに胸倉をつかみ上げた。

愛紗もそれに対抗すると、頭突いてにらみ合った両者は、お互いを威嚇した。

 

「ぐ る る る る る る !」

 

「もぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛!」

 

「待て、ここでやろうとするな!」

 

激突すんぜんの犬牛合戦の間に入った俺は、慌てて二人を離す。

また暴れられたら、部屋がボドボドになるだろうが。

 

「やるならせめて、壊してもいい場所でやれ!」

 

「……今の私は気が立っている。半端な手傷だけで許されるとは思わない事だ」

 

「ぬかせ。久方ぶりに負け犬の鳴き声を思い出させてやる」

 

それぞれをそう罵り、一触即発の空気をかもしながら愛紗と星は部屋を後にした。

嵐のような二人がいなくなり一人残された俺は、自然とこわばっていた体をほぐし、その場へとへたり込む。

 

「……あいつら、仲良くなれんのか」

 

犬と猿ならぬ、犬と牛ならまだ喧嘩になりそうにないというのに。

ちょっとは本物の動物を見習え。

まあ、俺の声が届くだけ野生よりかはマシだけど、諍いの理由が下らなさすぎる。

 

「曹操をこますの、よそうかな」

 

もともとオール三の浅知恵だったけど、劣情のこじれによる二国間同盟破棄からの開戦がマジでありえそう。

だってどいつもこいつも、性欲に素直な癖に意固地だし。

傾国の男になるつもりのない俺には、軽率な野望だったのかもしれなかった。

 

 

 

 







次は後編と言っておきながら、中編を投稿する駄目な奴がいるらしい。

申し訳ございません。
これだけで二万字ちかくいくとは、予想もしてなかったのです。
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