蒼き髪の少女が大男に抱え上げられ身体を揺らす。
少女は艶のある声を上げながら男の逸物をその小さな身体で受け止める。
男の顔が少女に近づき、そのまま貪るようなキス。
朦朧とした少女はただ流されるように男の性欲を受け止めていた。
目を覚ますと再び不快な思いが胸の奥から湧き上がってきた。
再びのあの夢。
前回の続きと思われる夢はただひたすら男の性欲を少女がぶつけられているものだった。
抵抗の意思すら見せない少女に対してただ己が欲望をぶつけたいがためだけのキス。
昨晩覗き見た、アリスンさんとエドさんとの甘いキスとはまるで違う。
なぜこのような夢を見るのか。あまりの現実感にただただ困惑する。
この夢は現実なのか。
または何かの暗示だろうか。だとすれば僕に何を伝えようとしているのか。
寝室を出るとアリスンさんとエドさんが仲睦まじく作業をしていた。
昨晩の光景がフラッシュバックする。
「ああ、アドル。おはよう」
「アドルさん、おはようございます」
「おはようございます」
昨晩二人の情事を覗き見た後ろめたさからか、二人と顔を合わせるのに気恥ずかしさを感じる。
「船長が、改めて船の建造について説明するから、起きたら海岸に来てくれと言っていたぞ」
「わかった。ありがとう」
作業をする二人を後にして、船長の待つ海岸へと向かった。
途中、広場でラクシャと合流する。
「アドル。今日はどうするのですか?」
「それを今から船長と相談するところなんだ」
「できればわたくしは探索を行いたいのですが……その、この島に流れているかはわかりませんが、わたくしの知り合いもまだ見つかっておりませんので」
そう言えば、ラクシャの知り合いという人物は彼女とどういう関係なのだろうか。ラクシャはその人物のことを「知り合い」としか言わない。他聞をはばかるような微妙な関係の人物だろうか。
「わかった。それを含めて船長と相談してみよう」
ラクシャが僕の後ろをついてくる。その様子はどこか思い詰めているような雰囲気だった。
船長たちと相談し、しばらく船の建造のための材料集めに力を入れようと決まった。
少人数の体制で船を作るということで、まず最初のうちに集められるだけ資材を集めてしまい、造船作業を中心に行うメンバーが作業に集中できるようにしようという狙いだ。
材料も十分に集まり、造船作業も軌道に乗ってきたら、僕らは島の探索と乗客の捜索を以前のペースに戻す予定である。
そうした話し合いが行われた後、僕はラクシャと共に資材集めを行っていた。捜索を行いたいと言っていたラクシャの願いを少しでも叶える思いで他のメンバーよりも漂流村から少し離れた場所へと資材集め向かった。
話し合いの最中、ラクシャは自ら積極的に発言をしなかった。
真面目なラクシャのことだ。みんなで船を作ろうと言っているなか自分だけ捜索がしたいなどと自分勝手な意見を言い出せなかったのだろう。自分の知り合いが見つかっていないのだし、心配するのは当たり前で、それは全く自分勝手とは言えないとおもうのだが、ラクシャとはそういう人物なのだ。
それに彼女も僕達の希望となる脱出船をつくることが大事だと感じたのだろう。
そう言えば、前に一度夢の話をして以来、彼女にその話をしていない。
話をしようにも内容が内容だけにするわけにはいかないのだが。
この日から、しばらく資材集めのため漂流村とその周辺を何往復もする毎日が始まった。
数日後、当分の資材が十分に集まったということで、僕とラクシャ、サハドの三人は再び探索へ出かけていた。
今回の探索場所は島の東側の密林地帯。最近漂流物として手に入れた虫駆除剤のお陰でようやく安全に進める道ができたのである。
密林地帯の前でキャンプを行い一晩過ごした後、いざという時になって片言の気の抜けたような声が空から聞こえてきた。
「アドル。ハッケン。アカイノ、ハッケン」
「お、パロじゃねぇか」
パロはこのセイレン島に流れてきてすぐにバルバロス船長が見つけたオウムである。
言葉をすぐ習得することから、僕達と漂流村との伝令役を務めている。
「ヒョウリュウムラ、ピンチ。イソイデモドレ。ウミカラ、タクサン。ケモノ、タクサン」
このように漂流村の緊急事態や僕らの支援要請を伝えてくれるいわば、漂流村の十五人目のメンバーである。
「どうやら、獣が出たらしいな。アドル、急いで戻るとしようぜ」
互いにうなずき合い、漂流村へ戻ろうと決断する。そこへ次の瞬間、全員を凍りつかせるような一言が投げかけられた。
「アン、アアン、オオ、ナカニダスゾ」
一瞬、僕達の中に時が止まったかのような静寂が訪れる。
「おいおい……今のって……」
困惑顔を見せるサハドに対し、顔を赤く染めるラクシャ。
誰もその次の言葉を紡ぎ出せなかった。
心当たりは一応ある。
まさかとは思うが、彼も僕と同じようにアリスンさんとエドさんの情事を覗いていたのだろうか。
「と、とにかく漂流村へ戻ろう」
顔を振り、どうにかその言葉だけを絞り出す。
二人はうなずき。急いで漂流村へと戻ることとした。
漂流村へと戻り全員で獣の迎撃を行う。
数は多いが、それほど危険な獣はいなかったためさほど苦労することなく追い払うことができた。
海岸付近に襲ってきたということで作りかけの船が心配だったが、どうにか被害を出さずにすんだ。
現在時刻は夜。明日の探索のため、ハンモックに寝っ転がり身体を休める。
思い浮かべるのは蒼髪の少女の夢。
このところ、毎日のように見ている。
内容は決まって少女が陵辱されるというもの。
ある時は二人同時に、ある時はそれ以上の人数に辱めを受ける。
今日もまた見るのだろうか。
そう言えば、昨日はその夢を見ずに、ゆっくりと寝られた。
最近続いた資材収集で疲れが出ているのか。
できることなら、あの少女には無事でいてほしい。あの夢が現実のことかはわからないし、今更意味のないことなのかもしれないが……
その夜見た夢はまた変わった内容のものだった。監禁された少女が映し出される。ただそれだけ。
陵辱されるわけでもなく拘束された裸体の少女が時折身体をよじる姿だけが映っていた。
翌日再び三人で密林地帯へと向かった。
現在は密林前のキャンプ地で夕食中。
「おいおい、嬢ちゃん。ほんとに大丈夫か?」
「え、ええ」
答えるのはラクシャ。今日この場所へ来るまでの間、彼女は随分と調子が悪そうだった。普段ならなんの問題もないような獣相手でも、不覚をとった。幸い怪我を負うなどという状況には陥らなかったのだが。
「どうする。アドル。一度村へ戻るか」
ここからは未だ訪れていない地域の探索となる。当然、今まで見たことのない獣と対峙することも考えられる。ここは安全のため引き返すのが得策か……
「いえ、この程度のことで負けるわけにはいきません……明日には、明日にはきっと本調子に戻ってますからこのまま探索を続けましょう」
誰よりも漂流者の捜索に力を入れたいと言っていた彼女のことだ。まだ会えない知人のことが心配なのだろう。明日彼女は無理してでも捜索を行いたいと言うだろう。僕としてはしっかり休んでほしいのだが。どうするべきか。
「ラクシャ、ここから先はどんな危険があるかわからない。今のままの君を連れて行けば全員が命を落とすかもしれない」
「それは……」
「だから明日の朝、もし体調が悪ければ正直に言ってくれ。それによってこのまま進むか、一度戻るか決めよう」
「……わかりました」
「嬢ちゃん、あんまり無理すんじゃないぞ。具合が悪ければ、また出直せばいいだけだからな」
「はい……今日はもう休ませてもらいますね」
一人先にテントの中で休む準備をしにいくラクシャ。
「アドル、嬢ちゃんのこと頼むぜ。最近様子がおかしいみたいだからなぁ」
「わかった」
様子が変なのは僕自身も感じていたことだった。
その後先に見張りをするサハドを残して僕も休むことにした。
翌日、結局体調が良くなったというラクシャの言葉を信じ探索を行うことになった。しかし、どちらにせよ結果はあまり変わらなかったのかもしれない。
密林に広がる沼地に足を取られ、探索が予想以上に困難を極めたのである。新しい素材もいくつか集まったため、結局一度漂流村へと帰ることとなった。
そして、サハドと相談し、しばらくラクシャを休ませる意味も含めて船造りを手伝うことにした。
サハドとラクシャを休ませ、サハドと共に資材の切り出しを行っていると意外な人物がやって来た。
「おお、お前たち帰っていたのか。帰ってきて早々ご苦労である」
「おう、ありがとな、カーランのおっさん」
ガハハと笑い声を上げるサハド。
相変わらず爆弾を抱えているとは思うのだが、最近は住人とのトラブルもなく問題行動も起こしていない。
思えばカーラン卿が一番この状況に困惑していたのかもしれない。彼の横暴な態度が許されるとは思わないが、前の生活とここでの生活とのギャップが一番激しいという意味では同情を禁じ得ない。
僕はテントで寝泊まりすることに慣れているが、普段からお屋敷に住んでいる人にとってここでの生活は僕が考えるよりも遥かにハードなのかもしれない。
「船も随分船らしくなってきたではないか」
現在は骨組みをしている最中で、形だけ見れば船に見えないこともない。
「このまま一日でも早く脱出できるようよく働くのである」
カーラン卿は笑いながらその場を後にした。
何をしに来たのだろうか
「ガハハ。珍しく随分機嫌が良いようだなぁ。まぁ邪魔しないでくれるだけありがたいか」
大声で笑い声を上げるサハドと共に造船作業は順調に進んだ。
「アドル、その……すみません」
数日後、ラクシャの体調も戻っただろうと思い、再び探索を行おうと声をかけると意外な答えが返ってきた。
「まだ探索を行える自信がないので、申し訳ありませんが探索はサハドと二人で行ってきてもらえませんか?」
あれだけ、探索に行きたがっていた人物の回答とは思えなかった。そんな言葉がラクシャの口から出てきたことが信じられず呆然としていると
「わたくしは、この村周辺の素材集めをしようと思うので、まだ行っていない遠くの探索はお二人にお任せしたいのですが……」
ほんのり赤みを帯びた上目遣いで訴えられる。
「あれだけ捜索したがっていたのに、急にどうしたんだい」
急な心変わりにこう聞かずにはいられない。
「ですから、た、体力的にアドルたちと共に探索する自信がないので……」
徐々に声が小さくなる。
そもそも最初に僕と探索を共にしたいと言い出したのは彼女なのだ。心境の変化は気になるが、彼女が無理して危険な目にあわないのならばそれはいいことだ。仮にも貴族のお嬢様であるのだし。
僕はそう自分に言い聞かせて、その日サハドと共に密林地帯へと探索に出かけた。
途中見たこともない植物状の魔物を切り倒し、密林地帯を抜けると海岸沿いにでた。しかし結局ここでは漂流者は一人も見つからなかった。これで行けるところは大分捜索したことになる。
もうこの島に漂流者はいないのだろうか。
新たな発見もなくサハドと二人漂流村へと戻ることにした。
漂流村へ帰ってきた夜、アドルは再び夢を見た。
蒼髪の少女が男の膝の前にかしずき、逸物を咥えている。それも自ら自発的に。
その表情には最初のころには存在していなかった、とても淫蕩な表情をしていた。
アドルはたまらず目を覚ます。
気づけば汗をびっしょりとかいていた。
眠る度に見るこの夢はいったい何なのだ。いい加減にしてほしいものである。
このところは毎日のように見ている。
それも最初の頃とは違い、最近は少女が徐々に色欲を覚え、快楽に染まってしまったかのようだった。
まだ夜中であったが、気分を変えるため外の空気を吸いに出る。
「ああ、ふぁあ、ひゃ、ああん!」
寝室を出たところで急に女性の喘ぎ声が聞こえてきた。
まだ自分は夢の中にいるのだろうか。
いや、僕はアドルでここは確かに無人島セイレン島に作った漂流村である。
「あ、ああ、くぅ、あああぁ!」
つまり今聞こえて来ている声は確かに現実のものであった。
おそらく隣の部屋でアリスンさんとエドさんの夫婦が性交を行っているのだろう。
随分と堂々としたものだ。
「あああ、イク、イキます、くぅうう!」
それに今日は随分と激しい様子だ。いつものあの大人しい婦人からこんな声が出るなんて今でも信じられない。
脱出の船の建造は順調であるが、もう子作りを始めるとは随分と気が早いものだな。
のんきにそんなことを考えながら、僕は先程までの悪夢と喘ぎ声から逃げるように洞窟を後にした。
心地のよい夜風が頬を撫でる。空には月と星々とがこれでもかと輝き美しい景色を創り上げている。
「おや、アドル。君も眠れないのかい」
声をかけられ、どうやら先客がいたようだと気づく。
返事をしようとその人物の姿を確認した瞬間、その人の存在に全意識をのっとられた。
正確には、その人物がそこにいるというありえない事実に驚嘆し、何も言えなくなっていた。
「どうしたんだ、アドル。幽霊でも見た顔になっているぞ」
その人物、エドは心配してこちらへ声をかける。
なぜ彼がここに、彼は今愛する妻と性交を行っていたのではなかったのか……
「船の建造も順調で、このまま帰れるかとおもうと興奮してなかなか寝られないさ」
エドさんの言葉が頭の中へ入ってこない。
だとしたら今、アリスンと情事を行っているのは誰なのか。
「ん? アドル、聞いているのかい。どうしたんだひどい顔をしているぞ」
いや、そうではないのか。そもそもあの喘ぎ声は誰のものだったのか。
「お、おい。大丈夫かい」
僕はなぜかその正体を確かめなければならない気持ちになり、フラフラと来た道を戻っていた。
洞窟の中を一歩一歩進む。
聞こえてくる女の声が少しずつ大きくなる。
やがて、その声が聞こえてくる部屋へとたどり着いた。
その部屋は、エドさんとアリスンさんの部屋……ではなくその隣、カーラン卿が使用している部屋からだった。
どうやら、この声は他の部屋の中にいる際は厚い土壁に阻まれて聞こえないが、廊下となると間には一枚の木の扉があるだけなので部屋の中の音が漏れ聞こえているようである。
やはり、この声は間違いなく男女がアレをしているときの声。
カーラン卿がいったい誰と……相手が全く想像できない。彼はすべての女性陣からことごとく嫌われていたように思うのだが。
先程一際大きな喘ぎ声がしたと思ったら、急に静かになった。終わったのだろうか。
アリスンさんか。いや彼女には夫であるエドさんがいる。あのお淑やかな彼女が夫のいる横で不貞に走るとは考えられない。
ならカトリーンさんか。いや、彼女は僕達と合流する前からカーラン卿と一悶着あったらしいし、あの強い瞳を持った女性がカーラン卿に抱かれている姿は想像できない。
ならディナはどうか。彼女は働かないカーラン卿のことをいつも愚痴っていたではないか。そんな彼女がカーラン卿に抱かれるだろうか。
ならば、ミラルダさんならどうか。彼女も島の外に夫と子供を待たせている身である。彼女が家族のことを大事に思っていることは伝わってきたし、確かに際どいことをする人だが、いくらこの島での不貞が家族にバレないとしても、一線を越えるようなことをするような人にはみえない。
ならばシスターニアか。彼女がいきなり修道服の裾を破り、美しい脚を白日の下に晒したときにはびっくりした。まさか純粋な彼女がカーラン卿に騙されて……いや、いくら浮世離れした性格とはいっても、性交に対する知識は十分にもっているだろう。仮にも彼女はシスターだ。
一通り想像してみたが、どれも全くチグハグでとてもありえない光景ばかりだ。
ドクドクと心臓が高鳴る。
確かめてみたいという気持ちと見てはならないという気持ちたぐるぐると駆け回る。
ドアの取っ手へと手をかける。
このまま開けてよいのだろうか。いや、もし無理やりされている場合は助けなければ。
僕は静かにドアを開いた。
部屋の中はぼんやりと明かりがついていた。
ドアの隙間から見えるのは大きなベッドへと腰掛けるカーラン卿の姿。身につけているものは何もない生まれたままの姿。
その足元には、美しいブロンド髪の少女が同じく生まれたままの姿でその白く美しいお尻をペタリと地面につけている。
ラクシャ……なぜ君が……
いつもと違い、そのきれいな髪を下ろした姿でカーラン卿の股間へと顔を埋めている。
「ん、じゅぷ、んちゅ、じゅぽぽ……」
「うむ、随分とうまくなったものだな。お主を気持ちよくしてくれるこれをしっかりきれいにするのだぞ」
「んむ、むちゅ、ちゅうう」
カーラン卿がラクシャの頭を撫でる。ラクシャはそれに答えるかのようにカーラン卿の逸物に一生懸命奉仕をしているように見えた。
ロズウェル家の復興。彼女が自身の夢を語っていたその口で、カーラン卿の逸物を咥えこんでいる。
なぜ彼女が……まさか、無理やりさせられているのか……
僕が混乱のあまりその光景に釘付けになっていると二人の行為はさらに先へ進んでいった。
「さて、もう良いぞ。続きをするぞラクシャよ」
「はい」
カーラン卿がベッドに横になる。
「次はお主が上になり好きに動くとよい」
「はい」
言われてラクシャはカーラン卿の身体にまたがる。
なぜ彼女がカーラン卿の言うことを聞くのだ。無理やりされているのではないのか。
ラクシャはゆっくりと腰を上げカーラン卿のペニスを迎え入れる準備をする。
やめろやめてくれ。
僕はラクシャのそんな姿を見たくない。強く気高く美しい彼女が二回りも年上の男性に自ら股がる姿など。
僕の願いは聞き届けられず。ラクシャはゆっくりと腰を降ろす。
ラクシャの秘所はカーラン卿のペニスをスムーズに迎え入れた。
「んんんっ、は、入りました、カーラン卿」
「うむ、相変わらずお主の中はいい心地であるぞ。先程も言ったとおりお主の好きに動くとよい」
「はい、くぅ、んん、ああ! はぁあ」
嬉々とした様子で答え、ラクシャは自身が一番感じる場所へカーラン卿の逸物を押し当てようと必死に身体を揺らす。
「どうだ、ワシのマラは気持ちよかろう」
「あ、ああん! ええ、良いです、カーラン卿っ!」
ああ、そうか。彼女は無理やりなどさせられていない。彼女は自ら望んでカーラン卿とセックスを行っているのだ。
僕は部屋を覗いているという状況も忘れ呆然と立ち尽くす。
二人の身体から溢れる熱気が部屋の入口まで伝わってきた。
しばらくして、カーラン卿が部屋の入り口に立つ僕の存在に気づいた。
「む? 誰だっ! なんだ赤毛か」
「え?」
ラクシャはカーラン卿の言葉に驚きながらこちらを振り返る。
「ア、アドル、いつからそこに! ああ、いやっ、こ、これは違うんですっ」
「お、おおお。急に膣内をしめよって。そう言えばお主は赤毛のことを好いておったのであったな」
カーラン卿がラクシャの腰を掴みペニスを打ち付ける。
「ああん! カ、カーラン卿っ、急に動かれては……待って下さい、んんんっ、ア、アドルが見ているのですよ」
「別によかろう。ワシらのセックスを見せつけてやろうではないか。それにラクシャよ。そう言いながらもお主の下の口は先程から喜んでおるぞ」
「あ、んんん、そ、そこ、ダメぇ……」
二人の会話が耳に入ってこない。
カーラン卿の上でラクシャの身体が踊る。
「ああっ! すごいっ! もうダメ、イク、イキます、カーラン卿。あああっ、ア、アドル、お願いですから見ないでくださいっ! あああああっ」
「おおお、ラクシャよ。好きなだけイクがよい。ワシももう出すぞ」
「そんな、今は、はぁ、あああああああっ」
どくどくどく
次の瞬間、ラクシャとカーラン卿、二人の身体がビクリと痙攣する。
ラクシャはカーラン卿の胸の中へ倒れ込み。カーラン卿はラクシャの肉体を抱きとめる。
繋がった二人の性器から白い液体が溢れ出していた。