朝がやってきた。
私は昨日もカーラン卿に何度も犯された。
それに昨日は……
ふと自身のお腹をさする。
中に精液を出されてしまった。それも何度も何度も。まさか妊娠していないだろうか。
昨日は、カーラン卿は満足した後、そのまま私を抱いた状態で眠ってしまった。私はカーラン卿がぐっすり寝ているのを確認してベッドから起き上がり、川へ身体を洗いに行った。
必死に洗い流したもののまだ中に何か残っている感じがする。
このままカーラン卿に身体を求められ続けるのだろうか。
自分の欲望のままに腰を振るカーラン卿、そして浅ましくもその動きに嬌声でもって応える私。
ため息が漏れる。
カーラン卿に身体を許してしまったのはこの際しかたがない。悪い夢だと思って諦めるしかない。
早くこのセイレン島を脱出したい。とにかくカーラン卿のいないところへ。
探索に出ている間はカーラン卿に手を出されることもないだろう。
後がどうなるか怖いが。
アドルたちを探して早く探索に出かけよう。まだ見つかっていない乗客の方もいるかもしれませんし。
それに彼もこの島に流れているかもしれない。
なぜか同じ船に乗っていたロズウェル家の執事。私が二回りも年上の横暴な貴族に無理やり抱かれたと知ったら彼はどう思うだろうか。
「よしっ」
探索に向け気合を入れて私は寝室を飛び出した。
しかし私を待っていたのは最も望んでいない展開だった。
今日からしばらく脱出船の製造に力をいれるため、探索のペースを落とす。
確かに脱出船の建造は重要だ。この船が出来上がっていく姿は私達の希望となるだろう。
でも、今は……
カーラン卿のいるこの村を離れて、探索に集中したかった。いや、探索など言い訳で、ただカーラン卿から逃げたかった。
しかし、船の製造で大いに盛り上がっているみんなに異議を唱えることはとてもできない。
その日から、周辺で資材集めをしながら漂流村で寝泊まりする日々が始まった。
そしてそれは、毎日のようにカーラン卿に抱かれる続ける日々の始まりでもあった。
ある日のこと。
「カ、カーラン卿、いったいどこへ行くのですか」
「まあまあ、気にせずついてまいれ」
私は昼間からカーラン卿に手を引かれていた。
資材集めに出かけなければならないのに、まったく勝手な人である。
「よし着いたぞ。ここじゃ」
「ここは……」
連れてこられたのは海の見える小高い丘。
「良い景色であろう? たまには外でするのもよかろうて」
「なっ……」
有無を言わさずカーラン卿の手が私の身体に抱きついてくる。
「カ、カーラン卿、こんなところで……」
カーラン卿の手が私の身体をまさぐる。私の胸やお尻に手を這わせてくる。
「それに、こんな昼間から……離してください」
「真っ昼間から乳首をこんなにしているのはどいつだ?」
「ああっ、それは……」
服の上からでもわかるほど勃起した私の乳首をこねくり回される。
わかっていた。
カーラン卿に呼び出された以上、昼間であろうと何をするかは。
だから身体の方も準備ができてしまっていたのだろう。
「お主もだんだんとワシに触られる悦びというものがわかってきたようじゃの」
「はぁ……ふ……別に、わたくしは……む」
カーラン卿に触られるとあっという間に身体が熱くなり、逆らえなくなる。私の身体は既にカーラン卿の手淫に屈してしまっているのだろう。
すぐに立っていられなくなり、膝をつきそうになる。
「ほれ、へばってないでそこに手をつけ」
そう言ってカーラン卿は岩場に手をつけさせる。
そのままカーラン卿の手がホットパンツの中へ。
「ああっ」
「もうこんなに濡らしよって。どうじゃ余の指は? 気持ちいいか」
カーラン卿の指が既にビショビショに濡れていた膣に入り中をかき回す。
「はぁ……はぁ……ふぅ……」
「ほれ、お主はココがよいのじゃろ。んん?」
「はぁ……あっ……んん……」
カーラン卿の指がしつこく私の弱点を責め立てる。
気持ちいい……
身体は既にカーラン卿に屈してしまっている。それでも自分の口からそれを認めてしまうのは怖かった。
ぐちゅ、くちゅ、じゅぽ、くぢゅ
とめどなく愛液が流れ出し私のホットパンツを濡らしていく。
まるで私の口の代わりに答えているかのよう。
「ほほ、聞くまでもないようじゃな」
私の身体の反応に気を良くしたカーラン卿は、自身のペニスを取り出した。
ホットパンツをずり下ろし、そのまま私の秘所に狙いを定めバックから挿入した。
「ああっ、はっ、あっ、こんな、外でなんて……ああっ」
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
カーラン卿の腰が私のお尻にぶつかる小気味いい音がなる。
「たまには開放的でいいものだろう。青空の下、お主も気分がよからろう」
「あ、あ、あ、そ、そんなの……ああっ」
「それにほれ、いい景色ではないか」
「あっ、はぁ、さ、さっきから、何を……」
さっきからいい景色だと、わけのわからないことを言うカーラン卿。確かにセイレン島は景色のきれいな場所が多いが、私には何の変哲もないいつも通りのセイレン島の景色にしか見えない。
「ほれ、見えるか。あそこで平民たちが船を作っているのを。余のために働く皆々を眺めながら女を抱くのは格別よ」
「えっ?」
カーラン卿に促されて視線を下の海岸にうつすと、ドギやサハド、バルバロス船長が資材を切っており、船造りの真っ最中であった。
そこには同じく赤毛の冒険者の姿も……
急にカーラン卿の男性器が大きくなった気がした。
「あああ、いやっ、いやぁあ」
「ほぉぉ。急に締まりおったぞ。はは、やはりお主あの赤毛の小僧に好意を抱いておったか」
カーラン卿のが大きくなったのではなく、私が膣をしめてしまっていたらしい。
「確かにあやつは見どころがあるが、所詮平民の者。貴族のお主と結ばれることなどないわ」
確かにアドルがもし自分と結ばれたら。そんな乙女みたいなことを考えた瞬間もあった。
でもアドルは冒険者で私は貴族の娘。
今回は船の沈没事故で偶然出会う事となったが、本来なら決して交わることのない人物なのだ。それは言われなくても自分が一番良くわかっている。
以前考えたことがあるからだ。
それでも他人にそんなことを言われるのは、あるはずのない夢を勝手に見せておいて、破られていくようで嫌だった。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ
「ああっ、止めて、あっ、ああっ」
「ほほ、かわいい声で鳴きよって。大きな声で鳴けばお主の声もあやつらに聞こえるかもしれんな」
そんなっ!
ここから海岸までは距離がある。そんな簡単に声が聞こえることはないとは思うが、不安だった。
喘ぎ声が漏れないように慌てて自分の口を閉じる。
「ふっ、んっ、むふっ、うっ」
「可愛らしいものよ」
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん!
それでも漏れてしまわないか怖かったので手で自分の口を塞ぐようにする。
「そんなに聞かれたくないか? そこまでするとはワシとしてはなんとしても鳴かせたくなってくるわ」
「ふむっ、んんっ、んっ、はぁっ」
「ほれ、いい加減ずるはいかんぞ」
そう言ってカーラン卿は私の口を塞いでいた手と岩場についていた手、両方を掴んだ。そのまま馬の手綱を引くように後ろに持っていかれる。
「あ……うぅ……はぅ……あぐ」
背中を反らされる。これで私の口を塞ぐものは何もない。自身の口で喘ぎ声が漏れないように必死に閉じるしかない。
「ほほ、よいぞラクシャよ。今日は随分といい感じじゃ。やはりたまには気分を変えて外でしてみるものだな」
「はっ、んっ、あっ、むぐっ」
カーラン卿のペニスが私の弱い所を集中的に突き立てる。
「ふっ、ああっ、んっ、ああああっ」
ついに大声をあげてしまった。カーラン卿は満足気に微笑む。
「ほほ、ではそろそろ中にだすぞ」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「あっ、いっ、ああっ、くっ、ぐふ、あああぅ」
今まで我慢していた反動かうまく言葉を紡げない。
既に出されたことがあるとはいえ、そう何度も中出しさせるわけにはいかないのに。
「あっ、ぐぅ、んぐ、ぁあ、んんんんんんんんっ」
びゅる、どくどくどくどく
ビクビクっとペニスが震える。
私の一番奥で熱い精液が放たれる。めまいがする。
「ああ、あ、んぐ、うううう」
熱い……
私は今日も中出しされた。
「ほほほ、気づかれなかったようじゃな」
アドルたちは先程と変わらず海岸で作業を続けている。
「んちゅ、んんちゅ、ぐちゅ、んぱ」
その海岸が見渡せる丘の上で私はカーラン卿の精液まみれのペニスをお掃除フェラしていた。
カーラン卿に何度も覚え込まされた行為。
いつもより荒々しく、岩にもたれかかった私の喉奥に届きそうなくらい押し込んでくる。
「んちゅ、じゅるるる、んん」
最後には声を漏らしてしまったがアドル達には気づかれなかったらしい。
むくむくとカーラン卿のペニスが復活していき、引き抜かれる。
「じゅぽ、はぁ、はぁ、はぁ」
息が苦しい。
「ほれ、もう一度だ」
ああ、もう一度するのか。
今度は声をあげずに耐えられるだろうか。
呆然とした意識のまま考えてもどうにもならないことを考える。
極彩色の鳥が空を飛び去っていく影が見えた気がした。
また別の日。
「ふぅ……ふぅ……ふぅ……ひっ」
耳をぞろりとした感覚が襲う。
「はっ……ふっ……うぐ……ふぇっ」
首の周りをさっと撫でられる。
「ひぃ……はっ……くふぅ……んん」
乳首の周りをくるくるとなぞられる。
「かっ、ふぅ、くっ、あ、あのっ」
たまらず私はカーラン卿に呼びかける。
「ひぃっ、ああっ、んんんっ、あへ、ああっ」
乳首がキュッとつままれた。私はたまらず声を上げる。
カーラン卿が何をしてくるのかわからない。
今の私の瞳に映るのは純粋な闇のみ。
私は現在、裸にむかれ目隠しをした状態でベッドに転がされていた。
真っ暗な視界で右も左もわからない私の身体をカーラン卿が弄んでいる。
「ひっ、やっ、あっ、あっ」
カーラン卿が何をしているのかわからない。
次に何をされるのだろうかという恐怖とも好奇心ともとれる気持ちが私の中に芽生えていた。
「カ、カーラン卿? ひゃっ」
聴覚で必死にカーラン卿の仕草を探ろうとするも、その意識の集中した耳を責められ感じてしまう。
「ひっ、あっ、あああ……」
カーラン卿の指がそろそろと身体をつたい、上半身から下半身へ。私のアソコへと近づいていく。
「ひゃああっん」
触られる。そう思った瞬間にまた乳首を弄られ、予想外の刺激に驚きのあまりあられもない声をあげる。
まだろくに触られてもいないのに私のアソコはびっしょりと濡れていた。
「ほれ、舌を出せ」
私は言われた通り舌を伸ばす。カーラン卿の太い唇で吸われる。
「ちゅ、じゅる、じゅるるる」
私はいつもより明らかに感じていた。
「ちゅる、じゅる、や、あああっ」
カーラン卿の太い指がやっと私のアソコの中へと侵入してくる。
何も見えない状態が私の性感を高めていた。
カーラン卿の指の形をいつもより鮮明に意識してしまう。
ゴツゴツとした男の太い指。
「どうだ。世の中にはこういうプレイもあるのだぞ」
「ひゃあ、あう、んっ、あああ」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ
「もうたまらんといった様子だな。どれ、今状態のお主の中はどうなっておるかの」
「はぁ……はぁ……」
指を抜かれ仰向けの状態で腰を高くあげさせられる。
ああ、この体勢は……
後ろからカーラン卿の逸物で突かれる体勢。
今の状態の身体に挿入されたらどうなるだろうか。
ぼんやりした頭で考える。
「ひゃ……ああっ」
思ったとおりカーラン卿のペニスが挿入されてくる。
入れられただけでわかる。もう形を覚えてしまった。
「ひゃあん、あっ、あっ、かっ、くっ」
そのままリズミカルなカーラン卿の腰の動き。
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ
いつもより感じる。
愛液がとめどなく流れてくる。
「ははは、聞こえるかラクシャよ。こんな音がするまではしたなく濡らしよって。」
聞こえている。それもはっきりと。その音も私の性感をおかしくしている要素の一つだった。
「どうだ、気持ちいいか?」
「ああっ、はぁ、い、いいっ、はっ、んんんっ」
思わずカーラン卿の言葉に思わず頷いてしまう。
その様子に満足気なカーラン卿はさらにペースを上げていく。
「お主が望むなら、こうしていくらでも快楽を与えてやるぞ」
いくらでも……
想像して膣がキュッと締まった。
いや、そんなの望んでいない。
「お主が好きなら、また目隠ししながらするのも良いかもな」
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん!
また、してもらえる。違う。されたくない。
二つの私の意思。どっちが私の本当の気持ちだろうか。もうわけがわからない。
私の頭の中が混沌に沈んていく。
「あっ、あっ、ひゃん、ふぁあああっ」
その日、私は信じられないほど乱れた痴態をカーラン卿に見せつけてしまった。
カーラン卿に毎日犯されるようになって数日が経った。
船作りは順調な様子で今日から、またアドルとサハドの三人で探索を行うこととなった。
今まで行けなかった密林地帯へ行くこととなり、さぁこれからというところで、アドルを呼ぶリトルパロの声が聞こえてきた。
「アドル。ハッケン。アカイノ、ハッケン」
どうやら、漂流村に獣が現れたらしい。
「どうやら、獣が出たらしいな。アドル、急いで戻るとしようぜ」
せっかくここまで来たのにまたあの村に戻るのか。
しかし、村に危険が迫っているのならそうも言ってられない。
ため息が出そうになるのを我慢して、私はアドルたちと頷きあった。
リトルパロはまだ何かいいたそうにしている。
「アン、アアン、オオ、ナカニダスゾ」
瞬間、私は凍りついた。
以前カーラン卿とのセックス中にリトルパロを見かけた気がした。まさかその時の言葉を覚えているのか。
「おいおい……今のって……」
私の心臓は破裂しそうだった。
アドルやサハドは何も言わない。
パロが覚えているのはさっきの言葉だけだろうか。
聞いていたのはさっきの言葉だけではないだろう。
まさか、他にも覚えている言葉があるのではないか。他の言葉、もっと決定的な言葉が出てこないか私は気が気でなかった。
「と、とにかく漂流村へ戻ろう」
アドルが言って、私やサハドは頷く。
アドルたちは先程の言葉を誰が教えたか気づいただろうか。
「パロのやつ、いったいどこでそんな言葉を覚えてきたんだぁ?」
サハドのとぼけたような独り言が胸に刺さった。
漂流村へと戻り迎撃戦を行った。
それほど危険な獣はおらず、全員無事に切り抜けられた。
しかし漂流村で私を待ち構えていたのは獣だけではなかった。いや、ある意味獣か。
夜、私はカーラン卿の部屋へ呼び出されていた。
目の前にはなにやら機嫌の悪いカーラン卿。
「また、あの平民の者たちと出かけたらしいな。それもワシとの夜伽を放り出して」
カーラン卿は酒をあおるように飲み言った。
「し、しかし、この島を脱出するためにも……」
脱出のため必要なことなのだ。私はそうカーラン卿に訴える。
「そんなことはあの者たちに任せておけばよいのだ」
カーラン卿が立ち上がる。
「ワシの夜伽の責を放り出したお主にはお仕置きが必要だな」
覚悟せいとカーラン卿が近づいてくる。
「今宵はお主の立場というやつをしっかりわからせてやる。正しい雌の振る舞い方をな」
「ひぃ……」
カーラン卿が口元を釣り上げる。
耳元で囁かれ、私は全身の血の気が引くのを感じた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ」
カーラン卿に尻肉を撫で回される。
その日のカーラン卿の愛撫は予想していたような激しいものではなく、むしろ優しいものだった。
覚悟しろと言ったわりには思っていたほどではなく正直拍子抜けだった。
あえてそうしているのか、敏感な部分には触れず徐々に性感を高めていく。
「はぁ、はぁ、あふ、ふぁ」
「どうじゃ、気持ちいいか」
カーラン卿が私の割れ目を広げフッと息を吹きかける。
それだけでビクビクと腰が浮き上がりそうになる。
気持ちいい。
じっとりとした愛撫でも私の性感は確実に高められていた。
それでも、いつものように何度もイカされるより大分マシだった。
お仕置きと言うから、どんな激しい責めが行われるのか恐れていたのに。
結局いつもと対して変わらない夜伽だった。
体力も減っていないし、このまま終わるのだとしたら今日の夜伽は楽なものになりそうだ。
この時の私はそんな淡い考えを抱いていた。
「あ、ふぁ、はぁ、はぁ」
カーラン卿に愛撫され始めてから、どれくらい経っただろうか。一時間だろうか、二時間だろうか。もうずっとこうしている気がする。
未だカーラン卿は私のアソコにも乳首にも触れていない。
身体が熱い。
おかしくなりそうだ。
「はぁ……カ、カーラン卿、ふぁあ、い、いつまで……」
「なんだ、して欲しいのか?」
言われてドキリとする。
私は今何を言おうとしたのか。いつまで夜伽を続けるのかと問おうとしたのか、それとも、いつまアソコに触らないままでいるつもりなのかと問おうとしたのか。
「まぁそろそろいいかの」
カーラン卿の手がアソコに近づいてくる。
ついに来る、そう思った次の瞬間、カーラン卿の指が割れ目をなぞった。
「ふ、はぁ、ふぁ、ああっ」
軽くなぞられただけなのにイッてしまいそうになるくらいの快感。
もしこのまま指を挿れられ中をかき回されてしまったら、どうなってしまうかわからない。
快感でおかしくなってしまいそうだ。
怖い。
しかし、そうはならなかった。
「は、は、ぁ、ふぁ」
相変わらずカーラン卿の愛撫は敏感な部分をそっとなぞる程度。
いつものように強く責めたりする様子がない。
いつもと違う快楽。
その分、それにどう対処すればいいのかわからず、自分のなかに不安が募ってくる。
しばらくそんな状態が続いた後、ついにカーラン卿の指が膣の中へ入ってきた。
来た。
「あ、あ、あっ」
カーラン卿の指の膣内をゆっくりとでたり入ったりする。
責めるというよりは何か探るような動き。
その動きに私はいつの間にか期待の眼差しを向けていた。
浅い所を出し入れされ、軽く引っかかれる。
「あっ、ああっ」
ああっ、それもいいけどもっと奥を……いつものように掻いてほしい。
そんな浅ましい願いが頭をよぎる。
「はぁ、ああっ、あっ、あっ」
次の瞬間カーラン卿の指が一転、責め立てるような激しいものへと変わる。
今まで押しとどめられていた快楽の波が一気に高められていく。
ぐちゅ、くじゅ、じゅぽ
既に愛液でビショビショになった膣をかき回される。
ここまできたら後はのぼりつめるだけだ。
来る。
「あっ、あっ、あっ、ああっ はぁっ、ふぇっ?」
思わずマヌケな声を漏らしてしまる。
カーラン卿の指の動きが急に止まり、高められていた快感の波が行き場を失い霧散してしまう。
「むふふ」
「あっ、ふぁっ、あ、あっ」
再びカーラン卿の指が動き出す。
どうして? そんな疑問が一瞬で新たな快楽にさらわれてしまう。
「あっ、ああっ、はぁあ、あ?」
今度こそイカされる。そう思った途端、カーラン卿の指がピタリと止まる。
「……どうして?」
心の声がつい漏れてしまった。
「むふ、どうした? どうして欲しいのだ。ん? お主が素直になるならワシがいつでも慈悲を与えてやるぞ」
カーラン卿の顔が卑しく笑っていた。
「あ、あっ、そこっ、ああっ、はぁああ……」
すんでのところでカーラン卿の指が離れる。
カーラン卿の寸止め地獄は続いていた。
あとほんの少し強い刺激があればイケそうなのに。
もう何回イカされそうになったか覚えていない。
だけど、一度もイカされていないことは確かだった。
「はぁ、んぐ、はぁ、はぁ、はぁ……」
いつものように激しくイカされなくて今日の夜伽は楽かもしれないな……
その考えがいかに愚かだったかを思い知らされる。
カーラン卿に好き勝手イカされるのも辛いが、イカないよう焦らされるのはもっと辛かった。
イキたい
さっきからその思いが頭の中をぐるぐると回っている。
私が羞恥を捨てて懇願すればカーラン卿にイカせてもらえるだろうか。
自分のプライドなどもうどうでも良くなっていた。
もうイカせて欲しい。
私は口を開きかけた。しかし
「ふう、今日はもう疲れたな。ワシは寝る。お主も今日もご苦労であったな。あとは好きにするがよい」
え、終わり?
呆然とした私を残しカーラン卿は一人ベッドへ横になる。
行き場を失った快感が私の中で燻り続ける。
こうして一日ぶりの夜伽は、私にとって初めて一度も絶頂をむかえることなく終わりを告げた。