永遠に呪われた島、セイレン島。
この島を脱出するための資材を積み込む。
アドルは海岸から再びこの島を眺める。
結局、この島の全貌を明らかにすることはできなかった。
夢に出てきた蒼髪の少女。
彼女は実在するのだろうか。
(それに……)
探索の仲間、ラクシャ。
彼女は今もこの場にいない。
カーラン卿もいないから、今もあの時みたいに抱かれているのだろうか。
(あんなに淫らに、大きな喘ぎ声をあげて)
カーラン卿とラクシャがセックスをしていた現場を思い出す。
その衝撃はまるで夢で蒼髪の少女が犯されていたときのものと似ていた。
いや、それ以上だった。
いつからカーラン卿とそんな関係になっていたのだろうか。
とてもじゃないが本人には聞けなかった。
食料を船に積みながら考える。
この島にはまだ謎が残されている気がするが、しょうがない。
自分の他に脱出を心待ちにしている住人がたくさんいるのだ。
また、この地に来ることがあるだろうか。
この地での冒険はなんとも苦いものになってしまった。
いろいろな意味で。
(次の地での冒険は楽しいものになるといいのだが)
アドルは次なる冒険に思いを馳せる。
こうして、アドルのセイレン島での冒険はダーナと出会うことなく終わりを告げた。
永遠に呪われた島、セイレン島。
この島では現在、漂流してきたロンバルディア号の乗客たちが生活していた。
生活の拠点となっている漂流村。
そこで寝室として利用している洞窟の中。
その中でも一番広い部屋の中で、その部屋の主、カーラン卿は満足気に見上げていた。
見上げた先には一人の裸の女の姿。
長いブロンド髪を振り乱し、汗だくになりながら一心不乱に身体を揺すっている。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
女の名前はラクシャ・ロズウェル。
ガルマン貴族ロズウェル家の令嬢。
この島に流れ着いた当初から漂流村の中心メンバーとして貢献してきた気品のある女性。
プライドが高く、男のことなどこれっぽっちも知らなかったうぶな少女。
そんな少女が今、自分よりも二回りも年上の男性の上に跨り、いやらしく、淫らに腰を揺らしている。
そのぐっしょりと濡れた秘所にはピッタリと男性器を咥えこんで。
「ひゃ、ああっ、いい、いいです、カーラン卿っ」
ラクシャは淫らに腰を動かしながら、喘ぎ声をあげている。
(この島に来てから散々な目にあってきたが……)
カーラン卿は懐かしむようにこの島での出来事を思い返す。
乗っていた船の沈没、見知らぬ獣の襲撃、自分に無礼を働く乗客たち。
そんなことが気にならなくなるほどカーラン卿は目の前の少女の姿に満足していた。
現在、セイレン島を脱出するための船は完成し、あとは食料など備品を調達して出発に備えるのみである。
もう少しでこの島を脱出できるところまできていた。
(良いものが手に入ったものだ……)
貴族のそれも生娘を抱ける機会が訪れるなど思ってもみなかった。
それだけはこの島に来たことに感謝している。
(それにしても……まさかここまでうまくいくとは……)
「ラクシャよ……本当に良いのか?」
確認を求めるようにカーラン卿は蕩けた表情のラクシャに尋ねる。
「え? ああ、ええ、もちろんです。この島を出た後、カーラン卿の屋敷でわたくしを一緒に暮らさせてください。メイドでもなんでもしますからっ。そしてこれからもわたくしをこうして愛してくださいっ」
ラクシャが腰をグラインドしながら答える。
(本当に……あの生真面目な娘がよくもここまで淫らになったものだな)
カーラン卿の口元から笑いが溢れる。
「どうせ家出してきた身です。それよりもカーラン卿、もっと、もっとわたくしを感じさせてくださいっ」
「ああ、良いぞ」
カーラン卿はラクシャの腰を掴みラクシャの動きに合わせて突き上げる。
「ああっ、ああっ、そこっ、あっ、いいっ」
(ロズウェル家のことなどどうでもいい。この娘が貴族で、その美貌が確かなことは変わらないのだから)
カーラン卿はラクシャの中を突き上げながら、この島ではできなかったプレイをあれこれ想像していた。
(それに相変わらず良いしまりをしておる)
屋敷に帰ったらラクシャをどう可愛がってやろうか。
そんな欲望ばかりが膨れ上がる。
(そう言えば……)
この島でも、カーラン卿の頼みをよく聞いてくれた人物。
赤毛の男。
カーラン卿から見ても見どころのある、たいした人物。
(あやつにも、一度この極上の身体を貸してやろうと思ったのだがな……)
アドル・クリスティンは本当によく働いてくれた。
その褒美としてアドルにラクシャを一晩貸してやろうかとも考えたのだが。
(今のこの娘に他の男性を相手にさせるのはかわいそうだしな。逆に赤毛に惨めな思いをさせてしまうかもしれない)
カーラン卿の手によってすっかり開発されたラクシャ。
カーラン卿以外のモノではもう満足できないだろう。
そのくらいカーラン卿に心酔していた。
(それともう一つ……)
カーラン卿の中でもう一つ湧き上がる欲望があった。
それはこの島で抱いたアリスンのこと。
これまで他人の妻など外聞を気にして抱くことはなかったが、これが存外楽しかった。
他人を妻を寝取る感覚は、目の前の貴族の少女を抱くものとはまた違った愉悦があった。
(食わず嫌いをするものでもない。我が領地に帰ったら、人妻だろうと屋敷に連れ込んで抱いてやるのもいいかもな)
「あっ、イクっ、イクっ、んんんんんんっ」
気をやるラクシャを眺めながら、カーラン卿は屋敷に帰ってからの生活を想像し舌なめずりをした。
永遠に呪われた島、セイレン島。
脱出のため、漂流村の住人は船へ資材を積み込んでいる。
そこから近い洞窟の中で、ラクシャは今日もカーラン卿の逸物を咥えこんでいた。
「んちゅ、ちゅるる、ぢゅるるる」
(ああ、美味しい。カーラン卿のおちんぽ)
ラクシャはこの島での生活の中で快楽の虜となっていた。
今ではカーラン卿の言うことをなんでも聞く肉人形。
カーラン卿のためだったらなんでもしてあげたい。
そんな従順な雌奴隷へと仕上がっていた。
この島を脱出した後はカーラン卿の屋敷に住まわせてもらえることになっている。
屋敷での生活に思いを馳せる。
ここでのように、いいやここでのこと以上にいろんなことをされてしまうのだろう。
想像して思わずうっとりとしてしまう。
「んん、ちゅる、じゅる、んぱ、ちゅうう」
(そう言えば……)
どうして自分は家を出てきたのだっただろうか。
それに何か大切なことを忘れている気がする
わたくしの夢とはなんだっただろうか
そんな思いがラクシャの頭をよぎるがすぐにどうでもいいことだと思い直す。
今は目の前のペニスにご奉仕することの方が大事に思えた。
このペニスをちゃんときれいにしないと、また挿れてもらえないのだから。
家を捨て、父を探し出しロズウェル家を復興するという夢も忘れ、ラクシャは夢中になってカーラン卿のペニスをしゃぶる。
ここにはもう気高いロズウェル家の娘はいない。
いるのは一人前になったカーラン卿の雌奴隷だった。