※この作品はR-18です。

Evening Lovers   作:わんこたいちょー

6 / 8
日刊ランキング5位!5位ですってよ奥さん!(誰
もうね。感謝しかありません。読んでお気に入りに登録してくださってありがとうございます。
そして新しく評価してくださった@触手さん、ありがとうございます。

連休パワーで書き上げました。
ユーリヤ編エロパートです。初っ端からエロい雰囲気に突入します。

ちょっと最後のユーリヤの台詞に納得がいかなかったので修正…。


ユーリヤ・自宅にて

 ユーリヤとカノンの同棲生活だが、意外と順調な滑り出しを見せた。

 先ずカノンだが、大家に払っていた家賃の一部が火災保険への支払いに繋がっていたらしく、火災で喪ってしまった物の半額程度が手元に戻ってきたのだ。全額とまではいかなかったのだが、それでも有ると無いとでは大違いである。

 それに加え、勉強道具などは少しずつ友人が持ち寄って渡してくれ、教師からも余っていた教科書を融通してもらえたのだ。(その際、何人かの男友達には「ロシア美人と同棲してるんだぜ」と教えるとぶん殴られた)

 部屋は客間を使わせてもらっており、土曜日にはミサの準備・後片付けの手伝いをするも、それ以外はユーリヤにおんぶに抱っこの現状に歯痒さを感じていた。

 

 一方でユーリヤだが…カノンと暮らすようになってから、不思議な程に運の巡りがいい。

 スーパーで買い物をすれば来場者10万人目だかのサービスで商品券を貰い、横断歩道が渡れずに困っている老婆に手を貸すとお礼にと茶菓子を頂戴し、道に落ちていた(!?)アタッシュケースを交番に届けた所、警察から連絡が有ったので向かったところ、ヒゲに立派なナイスミドルが謝礼にと100万とカッティングされたダイヤモンドをプレゼントしてくる…など、何だかツキが良すぎて揺り戻しが怖くなるくらいにツイていた。(尚、ダイヤは裏ルートで捌き、良い値が付いた)

 おかげで何とか利子は処理できており、『奉仕活動』によって善(・)意(・)を募るような事はやっていない。土曜日のミサも無事に行う事が出来ており、思っていたよりずっと精神的に安定していた。

 何より、カノンの存在がそれに拍車をかけていた。率先してユーリヤを手伝ってくれ、夕食時などに学校で起こった出来事を聞かせてくれる。偶にお風呂場などで遭遇してしまうのは少し恥ずかしかったが、時に借金や遠洋漁業に出ている父の事を考えて気分の落ち込んでしまうユーリヤを元気付ける為に頑張ってくれるカノンに、知らず心が楽になっていたのだ。その呼び方も、「カノンさん」から「カノン君」になる程度には、ユーリヤも心を許していた。

 

 

 

 

「ユーリヤさん、ミサの片付けが終わりましたよー……っと、ありゃ、寝ちゃってる?」

 

 そんなこんなで一か月が過ぎた頃だろうか。何時ものようにミサの片付けをし、ユーリヤ宅へと戻ったカノンが眼にしたのは、リビングでクッションを枕にすうすうと寝息を立てているユーリヤの姿であった。ユーリヤが戻ってからカノンが片付けを終えるまでに20分もかからなかった筈だが、その間に寝落ちてしまう程疲れていたのだろう。

 

「最近特に大変そうだったもんなぁ…悩みもあるっぽいけど、俺にははなかなか話してくれないし」

 

 優しい気持ちで眠るユーリヤを見つめるカノン。しかし、彼も男の子である以上は気になってしまうものがあってしまうのであるからして。

 ユーリヤが息を吸う度に上に膨らみ、吐く度に下へと萎む。修道服に隠された胸は、服に包まれて尚ふるふると軽く揺れていた。

 

「…っ!だ、駄目だ駄目だ!ユーリヤさんは疲れてるんだ。そんな眼で見ちゃユーリヤさんに失礼だろ…」

 

 頭を軽く振り、努めてユーリヤの方を見ないようにしようとする。しかし、いつの間にか目線はユーリヤの胸元に吸い寄せられるかのように戻ってしまう。

 

「…やっぱりおっきいよなぁユーリヤさん。…どれくらいあるのかなぁ…」

 

 見ないようにしようとしていた筈なのに、気付けば眠っているユーリヤの横まで来ており、何故か正座をしてユーリヤの胸を見下ろしてしまっていた。

 思い出すのは、間違ってユーリヤのいる状態の風呂場に入ってしまい、湯船に浸かるユーリヤを直視してしまった光景。慌ててその場を後にはしたが、暫く顔の熱さが取れなかったのを覚えている。

 

「…浮いてたよなぁ…やっぱり、おっぱいって浮くんだなぁ…」

 

 湯船にちゃぽんと浮いていた胸の色素の薄い乳首まで思い返してしまうカノン。時間としては一瞬であった筈だが、何故かそれは鮮明に思い出せた。思わず陰茎を硬くしてしまう。ユーリヤが寝ているので、そのままズボンの中のポジションを直す。

 …眠っているのなら、少しくらい触ってもバレないのではないだろうか、とカノンの中の悪魔が囁き出した。

 

「…っ!駄目だ駄目だ!ユーリヤさんは疲れて眠ってるんだ、その眠りを邪魔する訳には…」

 

 自らに言い聞かせるカノン。しかし、内なる悪魔の囁きは大きくなっていくばかりである。大丈夫、ちょっと触るぐらいならバレないって。触りたいんだろ?ほら、自分に正直になれよ…

 

「っ…ごくっ」

 

 悪魔の囁きに屈し、恐る恐るユーリヤの胸元に手を伸ばすカノン。思わず生唾を飲み込んでしまう。そして、ふにょん、という擬音が聞こえてくるぐらい、柔らかい肉の感触が指を通して伝わってきた。

 

「ふぉぉ…」

 

 思わず変な声を上げてしまうカノン。初めて触れた女性の胸は、服越しとはいえ柔らかかった。しかし服の肌触りがいいからか、柔らかい中に滑る感触を感じてしまい、胸を素直に楽しむ事が出来ない。再び悪魔が囁く。修道服は窮屈そうだから、眠るには向かない服装だ。だから脱がせて、少しでも楽に寝かせてあげよう…

 

「そう、ユーリヤさんの快適な睡眠の為なんだ…」

 

 理論武装が完了し、服を脱がせる事にしたカノン。しかし、此処で問題に一つ直面する。…修道服の脱がせ方が解らない。腰元にクロスしている二つのベルトをとりあえず外してみる。勿論脱げない。胸元周りにファスナーでも無いか探してみる。無い。背中にあるようならこれはもうお手上げかもしれない。

 

「ユーリヤさーん、起きてくださーい…起きないとそのまま脱がせちゃいますよー…」

 

 小声で声を掛けながらユーリヤの肩に手を掛け、寝返りを打たせるようにコロリと半分転がす。これで背中もチェックできる筈だ。

 

「ん…うぅん…」

 

 ユーリヤがそのままごろりと転がり切り、うつ伏せの状態になる。その時、少し呻き声のような寝言を発するユーリヤにカノンはビビり、思わず飛び上がってユーリヤから距離を取る。

 

「いや、違うんですよユーリヤさん、これはそのまま寝ようとするユーリヤさんの身体を少しでも楽にしてあげようとですね…」

 

 早口で言い訳を捲し立てるカノンだが、ユーリヤの反応が無い事に気付き様子を窺う。起きてはいないようだ。ビビり損である。

 兎に角、寝返りを打った事で背中が確認できる…!と、そろそろとユーリヤに近付くカノン。背中を見るも、ファスナーなどは無い。最早手詰まりかと天を仰ぐも、文明の利器の存在を思い出し携帯で修道服の構造について調べるカノンは、漸くこの服がワンピース型である事を知った。しかしどうしろというのか。上下が分かれているタイプならばまだたくし上げることも容易だっただろうが、しかし一体型である。しかもユーリヤの着ている修道服は膝下まであるスカートだ。長過ぎる。

 

「ユーリヤさーん…イタズラしちゃいますよー…」

 

 最早開き直って、声を掛けながらそろそろとスカートをたくし上げていくカノン。側から見ると唯の変態だが、当人はユーリヤを何とか起こすまいと必死だった。

 女性のスカートをめくっていくというある種小学生じみた事への背徳感とその行為の目的への興奮に耐えながら、何とか膝上まで上げる事に成功した。其処で一旦止まってしまったのは、それ以上は再びユーリヤを仰向けにしないと厳しいものがあった為と、膝上迄伸びていたシルクのガーターストッキングの先に見えるユーリヤの白い素肌が眩しく、更にはたくし上げたスカートの奥にチラリとユーリヤの履いている下着が見えてしまった為であった。

 

「あ…赤…!しかも紐って…っ!」

 

 非常に興奮してしまい、陰茎が痛いくらいに勃起してしまう。ユーリヤの着ていたパンティは、修道服の色と揃えたのかワインレッドの紐パンであり、非常に扇情的な見た目だった。下手をすればパンティの横から割れ目が見えてしまうのでは無いかと心配になる程である。思わず下着をズラして存在する筈の秘唇を確認したい衝動に駆られる。…しかし、当初の目的はおっぱいである。泣く泣く其処への執着を切り捨て、再び脱がせる事に集中する。

 先ず、背中側をお尻の上まで上げる。そして、もう一度ユーリヤの肩に手を掛け、元の位置に戻すようにコロリと転がした。

 

「んぁ…くぅ…」

 

 カノンが触れた事によって眠りが浅くなったのか、再び不規則的な寝言を漏らすユーリヤ。しかしカノンは一旦は動きを止めるものの、先程の様にユーリヤから必要以上に距離を取ることは無い。経験は人を成長させるのだ。…それが良い事か如何かはさて置いて。

 ユーリヤの寝息が落ち着いたのを見計らってスカートの前部分に手を掛ける。既に背中側が臀部上部迄上がっていたので、難なく腰まで上げる事に成功した。…そして、再び問題に直面してしまう。

 そろそろたくし上げた分の修道服がダブついており、これ以上一緒に脱がせようとすると引っかかりが大きくなってしまうのだ。修道服がワンピースタイプであるという事は先程の調べで解っている。下から脱がせられないなら上から引っ張るように脱がせれば恐らくいけるだろう。…しかし、それは一時的にユーリヤの顔が隠れてしまうという事でもある。

 此処までの作業を、カノンは非常に慎重に進めてきた。それは脱がせる手付きもその一つではあるが、ユーリヤの顔を常に窺って、少しでも反応があれば手を止めてきた。ユーリヤが起きてしまうと、当初からの目的である胸揉みが達成できないからだ。そう、総てはユーリヤの乳を揉む為に…!…内心は無駄に壮大ではあるが、その実やっている事は脱衣である。

 しかし、だ。顔が隠れてしまうとなると、それが出来ない。もしかすると、脱がせ終わったはいいものの目を開けたユーリヤと見つめ合う…そんな状態になってしまうかもしれないのだ。シチュエーションが違えばマジでキスする5秒前だろうが、この状況ではマジで嫌われる5秒前である。

 だが、此処まできたら引き下がれないのもまた事実。既にリスクを背負っている以上、せめてそのリスクに見合うだけのリターンを、と求めてしまうのは、人間としての悲しい性(さが)であるのだ。

 

「ユーリヤさん、バンザイしましょう。ほら、ばんざーい…」

 

 少しでも脱がせやすくする為、事前にユーリヤの手を上(正確には上では無いが、この場合はユーリヤの寝ている身体を基準に上という事)に真っ直ぐにしておくカノン。その時に触れた手の柔らかさは出会った日のものと相違無く、無駄に胸をドキドキさせてしまう。ええい違う、そうじゃないだろうと首を振り、純情な気持ちを頭から追い出す。今必要なのはそれじゃ無い、もっと飽くなき欲望への探究心なんだ…!

 

 さあ脱がすぞと思ったはいいが、ふと頭のヴェールが気になった。このまま頭から脱がせようとすると、ヴェールが服に巻き込まれてしまうかもしれない。それで起きてしまいかねない事を考えると、小さなリスクでも取り除いておくべきだろう。そう思い、ユーリヤの頭を覆っていたヴェールをそっと取る。艶やかな金(ブロンド)の頭頂部が露わになり、ふわりと髪の香りが鼻を擽る。

 

「んっ…すぅ…」

 

 ヴェールが脱がされるのがくすぐったかったのか、少し身動(じろ)ぐユーリヤ。しかし、カノンは至近距離にあるユーリヤの顔に夢中だった。瞳が閉じられている事で判る睫毛の長さ、スッと伸びる鼻梁、そして呼吸の為に少しだけ空いた唇。其処からはすぅすぅと寝息が聞こえ、得も言われぬ愛らしさを感じてしまう。普段のユーリヤからは凛とした真っ直ぐな雰囲気を感じる事が多い為、無防備な姿は何処か幼く、可愛らしい雰囲気を受ける。

 

「んくん…」

 

 口内に溜まっている唾液を飲み込んだのか、軽く口が閉じられ、喉が上下する。その様に、何故か淫靡なものを覚える。閉じられた唇は、どれ程柔らかいのだろう。気になってしまうと、止められなかった。

 

「んぅ…」

 

 音を立てることなく、自らの唇をユーリヤ自身のそれに合わせる。その時に、びくりとユーリヤが動いた気がするが、それよりも唇の柔らかい感触に夢中だった。ババロアのような弾力と柔らかさ。唯合わせるだけのその行為が、しかしどうしようもなく背徳的で、気持ち良い。ユーリヤの唇は肉感的で、合わせているだけで何だか甘い味がする気がする。もっと求めたくなる、求めずにはいられない、そんな味だ。

 ユーリヤはキスの最中も口呼吸を続けているのか、カノンの口に小さな息が入り、吸われていく。それがくすぐったくて、しかし嫌では無い。

 

「…ぷはっ…」

 

 カノンは息を止めてしまっていた為、苦しくなって唇を離してしまう。繋がれた唾液の架け橋が、一瞬つっと広がって、ユーリヤの唇に落ちていった。大きく息を吸い、再びユーリヤにキスをする。

 

「んちゅ…んっ…」

 

 唇を少し動かし、ユーリヤの唇を味わう様に自らの物を動かす。同じ物の筈なのに、感触が違う部分があって少し面白い。上唇を摘む様に唇で挟んだり、下唇を唇で引っ張ったりして、その感触を堪能する。柔らかい中に肉のしっかりしたう(・)ま(・)み(・)を感じる。…ユーリヤの味だろうか。その味をもっと知りたくて、舌をユーリヤの元へと伸ばす。

 

「んくっ!?ん… んんっ…ちゅぷ…くちゅ…」

 

 ユーリヤの舌は恥ずかしがり屋の様で、口の奥に隠れていた。そっと舌先で突くと、驚いたように逃げていく。しかし狭い口の中である。あっという間に追いついてしまい、今度は軽く舐め上げる。最早逃げ場も無いというのに、また捕まらないようにと必死に舌を動かすユーリヤに、どんどん楽しくなってしまう。逃げていてもラチがあかない事を悟ったのか、いつの間にか逃げていた筈の舌は、カノンを追い出そうと舌の先を使ってカノンの舌を押している。その柔らかな感触を楽しみながら徐々に態と押し出されていき、もう少しでユーリヤの口から出てしまう、といったところで逆にカノンからユーリヤの舌を吸い込むように口内に招き、軽く舌の腹を噛んで戻れないようにしてしまう。

 

「んむっ!んんんっ!」

 

 驚いて口内で暴れる舌の先を自らの舌先と絡み合わせる。血管の通る舌裏を刮(こそ)ぐように撫で、舌の腹で舐め上げる。表面を上から丸を描くようになぞる。主導権を握るカノンも気持ち良かったが、されるがままのユーリヤはカノン以上に快感を覚えていたようで、顔を真っ赤にしてビクンビクンと悶えている。次第に舌が力を失い、歯による拘束を解いてもカノンの口内に止(とど)まったままであった。

 カノンは歯で抑えていた部分を労るように舐め、唇でユーリヤの舌を挟み舌全体を扱くように動いてみせる。

 

「んんんんんんっ!」

 

 重なる舌への刺激に耐え切れず、顔を真っ赤にしてユーリヤはイッてしまった。流石に舌フェラには耐えられなかったらしい。カノンも驚いて、思わずユーリヤから口を離してしまう。

 

「ぷはっ…はぁ…はぁ…はぁ…」

 

 お互いに息を荒くし、暫し息を整える事に集中する。ユーリヤの顔にカノンが被さる状態でキスをしていたので、ユーリヤの口の周りは互いの唾液でベトベトだった。カノンもそうだが、ユーリヤ程では無い。…とそこで、カノンはとある疑念を抱く。

 

「ユーリヤさん。…もしかして、起きてたりします?」

 

 びくりと反応を示してしまうユーリヤだが、その眼はキス中もずっと閉ざされたままではある。しかし、その顔は紅く染まっており、キスの最中…特にカノンの口内に誘われてからなどは、反射の一言では言い訳出来ない程にユーリヤの意思が感じられた。

 

「…はぁ…はぁ……すぅ……」

 

 しかし息が整った後はまた大人しい寝息に戻ってしまう。いっそ態とらしい程だが、しかし怒られないという事は半ばユーリヤ自身の許可を得たようなものである。ユーリヤが明確に目を開けて怒るまでがボーダーラインだろうと推測し、カノンは唇にかまけて忘れてしまっていた当初の目的…脱衣に戻る事にする。

 

「何だ、まだ寝てるのか…ユーリヤさん、服を脱がせたいので万歳してくれませんか?」

「ん…うぅん…」

 

 ユーリヤが眠った振りを続けるなら、此方もそれに乗っかろうと態とらしい独り言を漏らす。そして、先程の口戯で折角上げた手が動き、快感を耐えるように身体を掴んでいたので、カノンはユーリヤの耳元でお願いしてみる。するとユーリヤは、呻きながらゆっくりと手を上に持っていってくれた。…先程までは起こさぬようにと慎重に進めてきたが、起きて協力してくれるとなると話は早い。袖を掴み、其の儘上へと引っ張っていく。多少強引だが、ユーリヤも背中を浮かせてくれたので、苦も無く修道服を脱がせる事に成功する。

 

「うわぁ…すげぇ…」

 

 思わず感嘆の声が漏れてしまう。傷やシミの無い綺麗な肌、脱いだ事で更に大きさを増した気さえするそのたわわに実った胸。まるで芸術品を見ているのかと錯覚する程に、ユーリヤの身体は美しかった。

 

「んぅ…あんまり…見ないでください…」

 

 ユーリヤが何やらボソボソと言っているが、所詮は寝言である。起きていない以上、カノンはその言葉に従うつもりは無かった。

 そういえばと下着の存在に失念していたカノン。今ユーリヤは、上下の下着とガーターベルト、ガーターストッキングだけを身に纏った状態である。この姿も大変扇情的でいやらしくはある。あるのだが、肝心の胸が直接見えていない。それは由々しき事態であると、カノンの脳内会議で満場一致の結果を見せた。…しかし、カノンはブラジャーの細かい仕組みを知らない。今からそれを探るのも、この興奮に水を差すようで非常に面倒だ。まどろっこしくなったカノンは、ぐいと上にズラす事で胸を露出させようとする。ある程度はブラジャーに支えられ一緒になって持ち上げられた乳房だが、ある一点で許容値を超えたのかぶるん、という音が聞こえて来そうな程に勢いをつけてブラジャーの束縛から解放された。

 

「おぉぉ…」

 

 先ず目に焼き付いたのはその大きさである。掌で包んでなお包み切れそうに無いほどの大きさ。小振りのメロン程度のサイズはありそうだ。そして、乳輪とその真ん中でピンとそそり立つ乳首の淡く儚い桜色。白い肌に浮かび上がる突起は、まるでパフェの生クリームの上にちょこんと乗っているさくらんぼを思わせる。

 自らの胸をまじまじと観察される羞恥に、顔を真っ赤にしてプルプル震えるユーリヤだが、今の彼女は寝(・)て(・)い(・)る(・)ので抵抗は出来ない。小さく喉の奥で唸るのみである。

 折角露わになった以上触ってやらねば可哀想だと、何処か間違った正義感を発揮して両手をユーリヤの胸に伸ばす。ふに、と触ったその感触は、服越しのものより尚一層の柔らかさを感じさせた。何処迄も指が沈んでいきそうな感触。しかし少し力を込めると、しっかりとした反発力を持って返ってくる。しっとりとした汗の感触が、指の一本一本を乳房に吸い付かせて離さない。ユーリヤの胸が持つ魔力に、カノンはすっかり囚われてしまっていた。

 

「ふぅ、ん…ゃ…そ、こ…ふぁっ…」

 

 指を動かす度ユーリヤは小さく悶え、乳首を触る度喘ぎ声を上げてしまう。巨乳は乳房が鈍感であるというが、ユーリヤはその例に当て嵌まらないらしい。指で突く程度の刺激ですら昂った今はいい反応を返してくれるのだ。胸よりも敏感と言われている『アソコ』なんて弄ってしまったら、どう反応してくれるのだろう…そう思って、手を一旦胸から剥がす。

 

 ユーリヤは、カノンの手が胸から離れた事に安堵を覚えるが、未だ目を瞑っているが故に次の行動が分からない。その為、下着越しに陰唇に触れて来た指に、敏感に反応してしまう。

 

「んぁっ!?そんな…だめ、です…其処は…」

 

 思わず目を開きそうになる。しかし、此処で目を開けてしまうとカノンを叱らなくてはならない。根は善良な子だ、きっと今回の一件を気に病んでしまうだろう。最悪、この家を出てしまうかもしれない。

 カノンの居なくなった家で一人で暮らし、借金取りに怯える。…そんな生活に、ユーリヤは耐えられそうに無かった。カノンと出逢わなければ、耐えられたかもしれない。しかし、カノンの優しさに触れ、温かさを知り、1ヶ月という短い時間ではあったが、確実にユーリヤの中でカノンと共に暮らす喜びの感情は大きくなっていった。今更その温もりを、失いたくは無かったのだ。

 

 カノンの指が、無遠慮に陰唇表面を撫で回す。パンティ越しではあったが、厚みも殆ど無いようなものであり、直接見られるのを防ぐ以上の役割は果たしてくれなかった。

 

「其処…其処は駄目…駄目なんです…あひっ!」

 

 無遠慮に撫でていた指が一瞬クリトリスに当たり、その刺激の強さに思わず仰け反ってしまう。カノンはそのユーリヤの反応に、何が原因なのか暫く探っていたが、どうやらクリトリスが原因らしいと当たりをつけたらしく、ボタンを押すように押し込んできた。

 

「くひっ!…駄目、其処はもっとやさし…くぅっ!」

 

 まさに快楽のスイッチの様に、押される度に身体全体に電気が走った様な衝撃が伝う。クリトリスの下の割れ目からはその度に淫液が漏れてしまっているだろう事が、張り付く布地の感触で分かってしまう。カノンの眼前では、次第に大きなシミを作っていくパンティがはっきりと見えている事だろう。その恥ずかしさに、ユーリヤは顔を真っ赤にして、しかし更にこんこんと愛液を陰唇から漏らしてしまう。

 

「あんっ…そう、そこはあまり…あくぅぅっ!」

 

 クリトリスから指が離れたと安心したのも束の間、脚を左右に開かれ、陰唇全体に生暖かい物が張り付く感触を感じて軽く絶頂してしまうユーリヤ。

 陰唇を舐める舌の感触に、口を付けられてしまったのだ、と理解する。

 

「やぁ、駄目ですっ…そんな、不浄なところを…んあぁっ!」

「ぷはっ、ユーリヤさんに汚いとこなんて無いんで、大丈夫です!」

 

 静止するも、力強く帰ってくる言葉に思わずときめいてしまう。カノンは暫く下着の上から舐めていたが、自らとユーリヤの間に挟まる布を邪魔に思って、横にぐいとズラした。露わとなった女性器に満足そうに頷いたカノンは、再び其処にかぶりつく。

 先程は表面を舐めるばかりであった舌が、膣内へと侵入してくる。ユーリヤの熱い膣内と比べるとカノンの舌は温(ぬる)く感じられ、火照った身体に心地好い。異物が挿入(はい)って来る事に対する違和感は其れ程感じる事は無く、しかし粘膜同士が擦れ合わされるその感触は背筋を辿るように快楽を伝えて来る。軟らかい粘膜で中の淫液を集める様に擦り、ずぞぞっと音を立てて啜る。ユーリヤを態と辱める様なその行為に、顔から火が出そうな程の羞恥を感じた。

 

「あの…カノン君、もうやめてくだ、さぁんっ!…っ、ふぅっ…っふぅん!」

 

 その言葉を聞き入れてくれたのか、舌の動きが止まり、徐々に引き抜かれる。其れに僅かばかりの寂しさを覚えながら、しかし一時ホッとして…

 

「………ふくぅっ!?」

 

 脈絡無く自らの膣内に強引に侵入して来る剛直に、残っていた息が全て絞り出されてしまう。ユーリヤは口をパクパクと必死に動かして、酸素を取り入れようとする。しかし、動き出した陰茎が、其れを許しはしなかった。

 

「ぁっ…あ…あぅんっ!?ふぁ…く、くぅっ!?」

 

 カノンは、ユーリヤの膣内を探っていくようにゆっくりと抜き差しをしていく。それが意図せずしてユーリヤの感じる部分を擦り、時折強い嬌声を上げてしまう。 襞の一つ一つが感覚器となり、陰茎の雁首に削ぎ落とされ、均(なら)されていく。ゴリゴリとしたその感触に、ユーリヤの頭は次第に真っ白になっていく。

 カノン自身もそう余裕はないのか、次第に速度は増していく。そして陰茎が偶然ユーリヤのGスポットを抉るように突き、膣孔はきゅきゅっと陰茎を不規則に締め付けた。

 

「あっ…あああぁぁぁっ!」

「くっ…うわぁっ!」

 

 その快楽はユーリヤの頭へとダイレクトに響き、身体全体に伝わっていく。思わずユーリヤは目の前のカノンを抱きしめ、イッてしまった。カノンもその刺激には耐えられなかったのか、ユーリヤに抱きしめられながら膣内へと射精する。中へと広がる精液の感触に心地良さを感じながら、ユーリヤは改めて意識を失ってしまった…。

 

 

 

 

 ユーリヤが目を覚ますと、その状況はミサが終わって寝入った時とほぼ変わらぬ状況だった。クッションを枕にしており、自身は修道服を纏っている。頭に手をやると、被っているヴェールも確認できた。…そこで髪の毛に感じる違和感に気づく。少しだけ。そう、ほんの少しだけ湿り気を感じるのだ。まるで髪の毛を洗った後、ドライヤーを当て損ねたかのような。

 

「あ、ユーリヤさん。おはようございます。今晩御飯作ってますから、もう少し待っててくださいね」

 

 リビングから見えるダイニングから、カノンが声を掛けてくる。そういえば、いい匂いがしてくる気がする。それを感じたからか、お腹も減っているのを感じた。

 しかし、これだけは言っておかねばならないと、再び料理に戻ろうとするカノンを呼び止めた。

 

「カノン君。私は、神に我が身を捧げた身です。ですから、伴侶や恋人など、そういった関係は私には不要です。純潔も、神に捧げました」

「え?でも、ユーリヤさん処女でし…ゔ、ゔん!何でもないです」

 

 急に咳払いをして喉の調子を整えるカノン。誤魔化したつもりかもしれないが、ユーリヤはしっかりと覚(・)え(・)て(・)い(・)る(・)。しかし、そこは重要ではないのだ。話を続ける。

 

「ですから、その…カノン君が想ってくれるのは嬉しいのですが、私(・)か(・)ら(・)は(・)その想いに応えることは出来ません…。いいですね?」

 

 そう言って自室に戻るユーリヤ。残されたカノンは、その言外に込められた意味を暫く悩んでいた…。




………あれ?おかしいな……。僕はエロを練習しようと、初めからそれっぽい雰囲気に持っていったはず……。
それなのに、どうして脱がせる為の文章に半分近く使ってるんだ…?
くそっ、それもこれもエロいユーリヤが悪い!(暴論)
でもすごい頑張った…エロ描写頑張ったよ僕…!出来ればこのクオリティを次回以降にも活かしていきたいところ。もしかしたら蓮ちゃんさんと真魚ちゃんのも加筆修正するかも。それはおいおい。

いぶすた本編のユーリヤ・奉仕で、修道服を着ながらパイズリしていた描写が有りましたが、修道服の構造上胸元のみを露出させるのは難しいらしく、今回は全裸になってもらいました。恐らく、あれはスポンサーへの初めての御奉仕で、同じように修道服の構造が分からずに面倒だと思ったスポンサー様が胸元のみを露出するように修道服を破ってしまって服をダメにされてしまったユーリヤが、自ら作った改造シスター服なのでしょう。
スポンサー様が生おっぱいを揉みたいって言ったら直ぐに出せる様にしておかないと支援を打ち切られちゃうかもしれないからね。仕方ないね。服だってただじゃないからね。


次は再びパーティ三人娘の誰かか、若しくは蜜柑さんか。一応男性キャラの名前は政次郎君の使う護符の五行になぞらえてつけてきたけど、男爵領で「虎竜(こたつ)さん」という素晴らしいネーミングセンスの名前を見かけてしまったので、ちょい悩み中。もしかしたら使わせていただくかも。

…ルージュさん?ごめん、エロ描写スキルもうちょっとあげないと、多分あの人太刀打ち出来ないわ…。


ちなみに。人間は睡眠時、唾液の分泌量が極端に少なくなるらしく、唾を飲み込むようなことはないそうですが、さて。
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