新しく評価してくださったソフィアさん、百鬼空亡さん、ショウチクさん、流派西方不敗さん、御薙連也さん、ありがとうございます。
真魚ちゃん編その2です。ラブラブイチャイチャの布石をば…。
とある平日の昼下がり。水瀬は、うつらうつらと揺れる頭を黒板の方に向けながら、眠気と必死に戦っていた。
前の教壇では、四十半ば程度の男性教諭が一定のトーンで生徒に教科書まるままの内容を読み上げており、授業を受けている生徒は一様に眠気に誘われている。
宛らヒュプノスの誘いの如きといったそれに抗いながら、なんとか板書された文字をノートに写していく。眠気のせいで酷い文字になっているが、最低限後で読めれば問題無い。
『…きこえますか…きこえますか…水瀬さん…?』
「…ん?」
そんな時、水瀬の頭の中に声が響く。この感覚は、切り離している身体に真魚が話しかけたものだ。
元の身体の形態で固定化させている
慣れれば問題は無いのだろうが、人外初心者の水瀬としてはあまり慣れたい感覚では無い。便利ではあるし、
…ただ単純に、水瀬の情報処理能力を超える情報量になるという事も理由の一つではあるのだが。いや、取り繕うのはよそう。分体から送られる情報で本体の行動に支障が出てしまう事が分体の機能低下の大きな理由である。
手首とはいえ、真魚の柔肌を自らが包み込み、真魚の息遣いを感じ、未だ成長過程の美少女を視界に映し続ける…。健全な男子学生の精神を持つ水瀬には、既に情を交わした仲とはいえ…いや、寧ろそれが故刺激が強過ぎた。初めの内は機能を落とさずに生活していたのだが、鋭敏に感じてしまう真魚の無意識の誘惑に勝てず、真魚を不意に性的に襲ってしまう事既に数回…。真魚からの許可が有るとはいえ、己のセックスモンスターっぷりにこれは不味いと思った水瀬は、何とか通常時は分体の感度を抑えようと四苦八苦した末、何とか機能を落とす術を身につけたのだ。
分体が興奮状態に有る間は本体も興奮状態になってしまい、心配してくれたクラスの眼鏡女子(気が弱く大人しい。委員長に気がある模様)をつい壁ドンしてしまう有様だった事も、水瀬の努力に拍車を掛けた。その時は何とか大丈夫だったが、次はダメかもしれないと思うと、分体の感度を落とす事は急務であった。幸い、水瀬が日常生活中に真魚以外の女性で興奮するような事にはならなかった為、術を身につけた後は本体が暴走するような事態は起きていない。
…初体験が
そのお陰で日常生活に支障は出ていないが、それに気付いた時の水瀬の衝撃は計り知れないものだった。あまりの悲しみに、つい金髪巨乳のお姉さんとの同棲を自慢してきた友人の鞄の中に自らのコレクションをこっそり突っ込んでしまった程だ。学生の自分には決して少なくはない出費だったのだ。悲しんでしまうのは仕方がないといえよう。
逆に、真魚に対してはその性欲が遺憾無く発揮されてしまう。お陰で、分体を操る感覚と身体を変化させる事が上手くなったのは怪我の巧妙なのか皮肉なのか…。
兎も角、分体を通して声を掛けてきた真魚である。夜に『お誘い』を掛けてくる事はこれまでにもあったものの、日中というのは珍しい。少々の驚きを感じながら、水瀬は分体の機能を聴覚のみ二割程度に引き上げる。
『…こんな時間にどした?
『わ…声が半分寝てる。昼寝中だった?』
『いや、クソ寝みぃ授業の最中だったから別に良い。で、どしたよ?敬語まで使いやがって』
『あ…そうだった。折角ネタを仕込もうと思ってたのに…まぁいいや。大した事じゃないんだけど』
テレパシーにて会話を続ける。分体の方に喋らせても良いのだが、未だ二つの身体を操る事に慣れていない水瀬がそれをすると、うっかり本体の方でも喋ってしまいかねない。故に、実際に言葉を発している真魚には悪いが、水瀬は真魚の頭の中に直接語りかけていた。
『ちょっと水瀬さんの精液が欲しいなって』
「ブフゥッ!」
眠気もあって油断していた処にこの発言である。水瀬は思わず本体で噴き出してしまった。
「ど、どうした水瀬…お前大丈夫か?」
「ゲホッゲホッ…あぁ、すまんカノン、ちょっと咽せただけ…ゴホッ」
隣の席の友人に、つい心配されてしまった。慌てて咽せたふりをして誤魔化す水瀬。気がつくと、教室中の注目を集めてしまっている。
「あー…水瀬、大丈夫か?体調が悪いなら保健室に行ってこい、無理して倒れられても困る」
「ゲホッ…あー…はい、じゃあそうします」
教師に促されてしまう程大袈裟にやってしまったらしい。が、好都合なのでこのまま保健室のベッドを借りる事にする。
水瀬はカノンに、「ゲホッ…ちょっと行ってくるわ」と軽く声を掛け、教室から出て保健室に向かう。保険医も特に煩い人では無いので、一言言えば寝かせて貰える筈だ。
『水瀬さーん…?もしもーし…』
『もしもしじゃねぇよ阿呆か急にっ!おま、今何処に居んだよ!』
『んーと…廃ビル?流石に街中でそういう事が言える程は羞恥心捨てて無いし…』
『廃ビルゥ?何でまたそんなとこに…』
『邪教徒の集団が集まるらしいっていう噂を聞いて、おとうさんの仇の情報が何かあるかなーって…。心配しなくても、まだ見つかってないよ?』
『いや、其処じゃなくてよ…いや、聞いたのは確かに聞いたけど、そうじゃなくてだな、学校は…そういや今行ってないんだっけか…』
『義務教育だから、ある程度は休んでも進級も卒業もできる。ぶい』
『ぶいじゃねぇよお前なぁ…ルージュさんは?知ってんのか?』
『行き先は言ってないけど、多分何となくは。今日も出る時、「いってらっしゃーい、気をつけてねー」って見送られたし』
『止めろよルージュさん…』
会話をしながらも教室のある二階から階段を降りて一階へ進み、保健室に辿り着く。三回ノックをし、ガラガラと扉を開ける。
「ちわーっす、ベッド空いてます?」
「…君、もう少し取り繕うとかね…まぁいい。何処も空いているから、好きな所で寝ていくといい。…盛るなよ、盛ったら後片付けを自分達でするまで帰さないからな」
「一人で来てる俺に何言ってんですか…?」
「保健室の清掃は保険医の仕事って誰が決めたんだよ…っ!ラブホじゃ無いんだぞ保健室のベッドは!イカ臭いシーツを洗う僕の気持ちを考えた事があるか?しかも他人のだ。他人のだ!くそっ…」
「あー…どんまいです」
恨み言を吐く保険医。よほど汚されたか頻度が高いのか、かなりフラストレーションを溜めているようだ。
ともあれ、保険医の許可は得た。一番手前のベッドに横たわり、周りのカーテンを閉める。眠るように眼を閉じ、意識を分体の方に飛ばすように集中。
『来たぞ…っと、すげぇ部屋の中ボロボロな…』
「いらっしゃい。汚い部屋だけど、ゆっくりしていってね」
『お前の部屋かよ…』
真魚が潜んでいたのは、廃ビルの一角にある、オフィスらしき部屋だった。其処から見える光景だけでも、既にこの場所が長く使われていない事が理解できた。
壁に掛かっている随分昔のカレンダーは劣化して、黄色いシミが出来ている。幾つか並んでいる机の引き出しは半分程が引き出され、中に随分と埃を溜めている。書類は床に破れて散らばり、無残な様子を晒していた。
『で?俺を呼んだって事は、魔力を使ったんだろ?それで見つかってないのか?』
「うん。使ったって言っても、殆どが見張りの気を逸らす為だし。間隔を空けて使っちゃうと、直ぐに魔力が切れちゃうのは如何にか出来ないかな…って思ったけど、水瀬さんが居るからやっぱりいいや」
『俺、完全に魔力補給装置扱いな…』
「気持ちよくしてあげてるから、其処はおあいこって事で…じゃあ、お願い」
『はいはい…っと』
分体の形態を、ブレスレットの状態から一旦Cの形に取って真魚の手首から外れてしまう。そして、自然落下で床まで落ちきってしまい、半径2m程の空間に薄く広がる。そして、半球型の形にもこり、と膨れ上がって、中を空洞にする…所謂ドーム型を形成する。そして、小文字のNのような形の入り口を作り、中から触手を一本伸ばし、くいくい、と真魚を中に誘う。
『ほい、出来たぞ。見つかると面倒だから、真魚もさっさと来い来い』
「うん。それじゃ…水瀬さんのナカに、わたしのを入れるから…」
『わ、態々意味深な言い方すんじゃねぇよ!早く入れっての!ったく…』
何処と無く淫靡な雰囲気を漂わせて言う真魚。その色気に、思わず背筋をゾクリとさせた水瀬は、誤魔化すように声を張り上げる。個人指定でのテレパシーなら、その対象にしか聞こえない為大きく声を出して敵に見つかる恐れは無い。しかし、釣られて肉声である真魚の声も大きくなると困るので、出来るだけこういった時は水瀬も声を抑えるように心掛けてはいたのだ。
怒られた真魚は、「はぁい…」と何処か不満そうな声を上げながら、臆する事無く水瀬の
「…水瀬さんの中、あったかいなりぃ…」
『ほんとお前余裕だな!見つかったらやばいってのに…いや、俺にはどうヤバいのかは分かんねぇけどさ』
「でも、多分此処よりも安全な場所ってこの場所に無いよね?」
『…まぁ、そうなるようにしてるけどよ…』
真魚が水瀬の体内に入った時点で、水瀬は入り口を閉め、身体の色を周りの景色と同化させるように変化させた。そして、体内から出る音が外へと響かないようにしてしまう。…それは、外から彼等を見つける事は出来ず、水瀬が真魚に何をしても、外には伝わらない事を意味していた。
「便利だよね。水瀬さんがいれば、何処でもゆっくり休めちゃうんだもん」
『化けもんの腹の中でゆっくりできるお前の精神は、正直疑うけどな』
「だって水瀬さんだし…物理的な意味で食べたりはしないでしょ?性的な意味では食べるけど」
『…いや、否定できねぇけどよ…。何つーか、視界も効かねぇ真っ暗な中でいて、何されるか怖くねぇのか?俺が急に暴走しちまったりだとか』
「んー…あんまりそこの心配はしてないかな。最近は暴走の前に水瀬さんの性欲の解消も出来てるし、水瀬さんなら暴走してない時に変な事はしないだろうし。それに、暴走したとしても初めてぐらいの勢いだったら問題無いし」
『…信用されてるって意味で受け取っとくわ』
暗にヘタレだと言われているような気もしたが、考えすぎだろうと内心で首を振る。体内の数カ所に暗視可能な目を作り出し、真魚の位置を確かめる。水瀬の体内に入ってから立ったままだった真魚の両肩を優しく押し、倒れそうになる真魚の後方をもこりと隆起させ、椅子のような形状でその軽い体重を受け止める。着けられたままのヘッドフォンを外し、真魚のエミュレータの入った鞄と纏めて真魚に当たらない処に持っていっておく。
「わ、ふかふか。あれだね、人をダメにするソファみたい」
『あれみたいに多少沈みこませた方がいいか?』
「其処は水瀬さんにお任せで。…沈めた身体をくすぐったりしてくれるなら、いっそ全身してくれた方が気持ち良いかも」
『考えとくわ。さて、…脱がすぞ?』
「うん。…一言断ってくれる辺り、水瀬さんもすっかり慣れたよね。初めの内は無言でどんどんやってたのに」
『い、いちいちそういうのは言わなくていいんだよっ!脱がすからな!』
照れを誤魔化すように強引に脱がせ始める水瀬。パーカー(新しい物。前の物を駄目にした詫びに、水瀬が同じ物を弁償した)のファスナーを勢い良く下ろし、橙と白のボーダー柄のブラジャーが露わになる。それと同時に、椅子と化している触手によってホットパンツをもぞもぞと剥ぎ取り、真魚の両脚の動きを制限するかの如く足首に引っかける。
『お前、良い加減パーカーの下になんか着ろよ…。完全に痴女スタイルじゃねぇか』
「でも、Tシャツとかアンダーシャツとかは脱がすの大変そうだし。暴走した水瀬さんに襲われた時にそんなの着てたらダメにされちゃいそう…」
『う…いやでも、だからってなぁ』
「それに、こっちの方が興奮するでしょ…?」
羽織っているパーカーをズラし、肩口を見せる真魚。日に焼けていない白い肌が、闇に閉ざされた空間の中で尚眩しく水瀬の目に映り込む。
やけに艶めかしく見えるそれに、水瀬の目は知らず吸い寄せられる。
『するけどさ…お前、いつか絶対レイプされんぞ』
「んー…まぁ、その時はその時かなぁって。ぶっちゃけこんなとこに態々乗り込んで来てる以上、見つかったら捕まる可能性が高いし。その時に、すぐに殺されるんじゃ無くて犯されるだけで済むならそれに越した事は無いし」
あっけらかんと言い切る真魚に、何処か危うさを感じる水瀬。思えば、初めての時にも処女では無く、この歳にしてはマニアックな性癖を見せていた気がする。進んでいる、と一言で言ってしまえない貞操観念の低さ。水瀬には、真魚が自身の身体を蔑ろにしているように見えた。
真魚の過去に何があったのかを、水瀬は知らない。聞いてどうする、という思いもあった。今は自らだけに身体を許しているのだ、それで独占欲が満たされていればそれで良いじゃ無いか、と。所詮は水瀬の精のみが求められているのだ、其処に互いの事情の詮索はいらないじゃないか。父親の事のように、話す必要があれば向こうから話してくれる…と。
しかし、真魚に精を求められる度、危うさを感じる度、水瀬の中に真魚の事を知りたい、守りたいという想いが生まれてくる。初めて身体を許してくれた時から、どうしようもなく真魚に惹かれていたのだ。
童貞という生き物は単純で、大抵情を交わした相手を好きになってしまう物なのだ。しかもその相手が多少幼いとはいえ、美少女である。その上、乱暴になってしまった行為を許してもらえたのだ。想いも募るというものである。
「…どうしたの?」
『…いや、相変わらずエロいな、と』
「水瀬さんには見えてるんだっけ。…ずるい」
『さっき別に良いって言ったばっかじゃねぇか』
「それは水瀬さんが暴走しても大丈夫って言っただけ。視界が利かないのは正直不便」
『はいはい、分かったよ…っと』
真魚の注文に答えるべく、体内の表面全体をぼんやりと光らせる水瀬。その光は強烈では無いが、あられもない真魚の姿を確認出来る程度には明るい。そんな真魚の姿をしっかりと目に焼き付けるべく、普通の目をいくつか作っておく。
水瀬にも思いを伝えたい気持ちはある。だが、それは今では無い。敵地で自らの体内にいる真魚に告白、となると、明らかに脅迫じみている。断ったらどうなるか…という想像をさせての返答は、水瀬の本意では無い。
『ほら、こんなもんでどうだ?』
「ん…良い感じかな。エッチなホテルの間接照明みたい」
『それ、誉め言葉か…?』
「…というか、見過ぎ。すごく視線が刺さってるんだけど」
『ばっ、そりゃお前…見るだろ』
「…見るだけなの?」
そして、今は気持ちを伝え合う以上に、身体を重ねたかった。ラブホテルの間接照明と例えた真魚の言葉は正鵠を得ており、普通の照明で照らされるよりも妖しい雰囲気を醸し出していた。その姿と挑発的な言動に、水瀬の触手は耐えきれずに真魚の胸へと伸びる。
「んっ…ブラジャー、取らないの?」
伸ばされた触手は、ブラジャーの上からふにふにとその感触を確かめる。未だ成長途中にある膨らみは、布越しにでも分かる程に柔らかい。
『今日はそういう気分なんだよ』
「…なんだか、エッチだね」
『言ってろ』
暫く、ブラジャーの上から摩るように触り続ける水瀬。真魚はもどかしそうに身体を捩るが、いつの間にか腕が拘束されており、身動き出来ない。
「…んっ、…これも、気分…?」
『…あぁ、気分』
身体を動かす事が叶わぬならと、口を開けて舌をチロチロと見せる真魚。水瀬はそのリクエストに応え、新たに指程度に細い触手を伸ばして真魚の口を塞ぐ。
「んむ…んれろ、んぐ…」
真魚は、身体に溜まっていく僅かな快楽をぶつけるように口腔内に触手を迎え入れ、飴玉を転がすように舌で弄ぶ。舌に絡む触手は微量の粘液を分泌し、真魚の口から卑猥な音を立てさせる。その粘液に味は無い。が、真魚には何処か甘ったるく感じられ、頭の奥が痺れてくるような気がする。まるで舌と触手でセックスをしているような、此の儘舌から溶けてしまうような…そんな快感に囚われる。
「ん…ん、んむ?んふぅ…んっ…んむぅっ!」
真魚が口腔性交に夢中になっていると、感じていた胸への刺激が変わった事に気がついた。ふにふに、ふにふにとブラジャーの上から押し込み、揉み、摩るだけだったのが、触手先端に口でも作り出したのか、舐められるような感触になっている。それも、ブラジャー越しでは無くダイレクトに舐められているのだ。重なる外来刺激によって勃起した乳頭に触手口が吸い付き、先端を歯で引っ張る。ザラザラとした猫舌のようになった触手口の中の舌が、その先端を擽る。敏感なポイントを直接刺激され、思わず真魚は軽く絶頂してしまった。
「んんんんっ…んんぅ…ん、ぷぁ…何で、直接…?」
『其処だけ溶かしたからな』
ほら、と水瀬が胸に置いていた触手をどかしてみせる。見ると、乳輪の一回り程大きな穴がブラジャーに空いており、乳首が粘液に塗れてテラテラと光っている。その様は、元からそういったデザインなのだと錯覚する程に真魚を淫靡に飾り立てていた。
「…えっち」
『言ったじゃねぇか。そういう気分なんだよ…つか、そういうお前だってかなりびしょびしょじゃねぇか』
「ばれた…ふぁ…んっ」
水瀬の指摘通り、真魚の陰唇からは愛液がしとどに垂れ、股間を覆うパンティは真魚の陰唇の形が分かる程に其処に張り付いている。パンティで抑えきれない蜜は太腿へと幾筋の線を描き、足首のホットパンツにまで到達しているものまである程だ。
水瀬は先程迄胸を弄っていた触手を陰唇に伸ばし、パンティの上からでも分かる程に勃起した陰核を触手口で啄んだ。敏感な部分を急に責められ、真魚は思わず声を上げてしまう。水瀬はそれに構わず、胸にも使用した布のみを溶かす粘液を触手舌に纏わせ、パンティ表層を一舐めする。すると、パンティのその部分にだけ穴が空き、尖りきった陰核とジュクジュクに濡れそぼった陰唇が顔を出した。
「…焦らしてる?」
『バレたか。どうすりゃ真魚が一番エロくなるか考えてたんだが、エロくしちまうと俺が暴走しちまう事に気付いてな…』
「激しくしてもいいのに」
『馬鹿やろ、お前エロ過ぎてマジに止まらなくなりそうなんだよ…』
言いながらも水瀬は触手舌を二又に割り、一方で陰核の先を弾き、もう一方で陰唇表面を撫で付ける。未だ産毛しか生えていない幼い其処は既に快楽の味を知っており、表面をなぞる触手舌を咥えるようにヒクつく。
「ぁんっ…別に、止まらなくても、んっ…いいよ?」
『ッ!』
誘うような真魚の挑発に、ただでさえ昂ぶっていた水瀬はもう限界だった。
陰唇をなぞっていた触手を内部へと侵入させる。真魚の膣口は異物を拒むように触手をきゅうきゅうと締め付けるが、湧き出る淫液がその侵入を手助けし、指程度にしていた触手そのものの細さも
「あ、あ、あぁ…っ、みなせさ、そこ、そこは…っ!」
多少男を知り、小慣れた身体になっているとはいえ、流石に真魚も子宮内部は未体験の領域だ。見た目には触手の侵入はそれ程目立つものでは無かったが、
「んぐぅっ!ん、んふ、んんっ、んふぅっ」
真魚の口内に新たに入ってきた触手は陰茎を模しており、その太さは真魚が咥え込めるギリギリのサイズだった。呼吸の乱れていたところにそんな物を入れられたのだから、真魚としてはたまったものでは無い。しかし、過去に男達に玩具として弄ばれた経験が、その息苦しささえ快感へと変化させる。気がつけば、鼻で呼吸をしながら頬を赤らめ、うっとりとした顔つきで触手に吸い付いていた。
喉の奥、咽頭迄触手を誘い込んだかと思うと、ズルズルと顔を手前に引いていく。触手の雁首が口蓋を引っ掻いていき、真魚の頭の中で火花が散る。思わず止まりそうになるのを抑え、ディープスロートを続けていく。咽頭に先端が当たり感じる嘔吐感でさえも、今の真魚には快感に感じられた。
上の口で真魚が頑張る中、下の口への責めが再開される。子宮に入っていた触手が少しずつ抜かれていき、代わりとばかりに陰核を責めていた触手が新たに膣内へ侵入する。既に触手の入っている中を割り込んで強引に入っていく触手がGスポットを刺激し、子宮口迄抜かれた触手がポルチオをグリグリと刺激する。異なる強い快感に晒され、真魚は口一杯に咥えた触手に吸い付きながら絶頂した。
「んんんんんんんんっ!」
『ぐぉっ、出るっ!』
その吸引に耐え切れず、水瀬も触手先端から精を吐き出す。人の物と比べ魔力の多分に混じったそれは、身体に馴染む程に何度もその身に受けた真魚には媚薬同然と化している。食道へと直接流し込まれ、子宮口へと直接注がれながら、真魚は度重なる絶頂の波から暫く降りる事は出来なかった。
意識を徐々に戻し、感覚を本体へと戻してくる。夢から覚めるような、現実に引き戻されるような、そんな感覚。水瀬は、そうして保健室で閉じていた目を開けた。…何故か、ベッドの横に友人が立っている。
「お、起きた?おはー」
「…何で起きて早々お前の顔を見なくちゃいけねぇんだよ…家に看病しに来た彼女かお前は」
「酷いなおい、折角様子を見に来てやったのに。放課後になっても教室戻って来ないからちょい心配したんだぞ?」
どうやら、軽く一時間以上は向こうで真魚を犯していたらしい。あれからも暴走してしまった水瀬を落ち着かせる為に、真魚
「あー、悪い。咳はしてたけど風邪とかでも何でも無いし、殆ど寝に来たみてぇなもんだから。昨日あんま寝れてなくてよ」
「何回か声掛けてもぴくりともしなかったもんなぁ…よっぽどぐっすりだったんだな」
実際の所、感覚を一割程本体に残してはいたので、聞こえてはいた。しかし、真魚を犯す方が明らかに優先事項であった為、スルーしただけだ。美少女とのセックスと野郎との会話なら、誰だってセックスを選ぶだろう。但しゲイを除く。
「昼のお前には負けるけどな」
水瀬とカノンとの付き合いは、水瀬が昼休憩時に食事場所を探していた際、中庭の奥の木陰で気持ち良さそうに眠っていたカノンを見つけたのが始まりだ。何故か沢山の猫に集られた状態で寝ていて、ドン引きしたのをよく覚えている。
「昼はしょうがない。気持ちいい気温だし、猫もあったかいし」
「…つか、何でお前そんなに猫に好かれる訳?マタタビとか身体に仕込んでたりすんの?」
「猫に好かれる為に其処までやるって、どれだけ猫に好かれたいんだよ…。別に何もやってねーよ。強いて言うなら、猫が道端で死んでたりした時によく埋めてやったりしてるから、それでじゃね?別に猫に限った話じゃ無いけど」
でも隣町の猫には嫌われてるっぽいんだよなぁ…と頭を掻くカノン。今はシスターと暮らしているらしい、という話を思い出し、この優しい男はやはり似合いの女性と出会えるものなのだなぁ、と内心で頷く。別に、気質が似ているから出会った訳では無いだろうが。
「んじゃあ帰るか。態々サンキュな」
「いいってことよー。あ、鞄は教室に置きっぱだから、回収して帰れよー」
別に持って来てくれた訳では無いらしい。んじゃ、と手を振って保健室を出て行ったカノンの姿を見送り、水瀬もベッドから起き上がる。
「汚してないでしょうね?」
「うおっ!」
ベッドから出た水瀬に向かって、保険医が急に声を掛けてくる。ずずいっと顔を水瀬の身体に寄せ、すんすんと臭いを嗅ぐ姿には正直ドン引きである。
「汚してねぇですって…つか、何で臭いを嗅ぐんですか。ベッド見りゃ直ぐ分かんでしょ?」
「いえ、ベッドは確かに汚れて無いのですが、君から精臭が漂った気がしたので…気の所為でしょうか?」
微妙に言い当ててくる保険医に、内心冷や汗をかく水瀬。
「ふむ…気の所為だったみたいですね。申し訳ありません。それでは、お大事に」
「は、はぁ…あ、そういや先生に聞きたい事が一つ」
内心を悟られなかった事にホッとしつつ、水瀬は保険医に問い掛けた。
「好きな女をデートに誘うとしたら、先生なら何処に誘います?」
その左手の薬指にある物が伊達で無いなら、こういう事は先達に問うべきだろう。
露骨に伏線を張っていくスタイル。さて、かの神格に小説に出してもいいか夢で交渉して来なければ…。出会えなかったか怒られなければ想定通りでいきます。
とうとういぶすたCG集が13日発売(予定)ですってよ奥さん!(誰)
初回特典もあるっぽいですし、これは買いですね!