※この作品はR-18です。

女子高生准査ヌルデバと萌える寄生虫の共生捜査本部   作:ぬるでば

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第14話 茶々の日常

 茶々の一日をご紹介しよう。

 

AM5:30 起床

 茶々の朝は早い。

 クラッカーとして世界中のサーバー管理者と渡り合っていたときからのスタイルだ。

 夜更かしはしない。

 しないのではなくできない。

 身体の成熟具合と相反して、夜が苦手というお子さま体質だ。

 普段であれば夜の10時にはベッドに入っている。

 ベッドに入ったもののオナニーをしてしまい、寝るのが少し遅くなることもある。

 だが、オナニーはできるだけその前に済ますようにしている。

 目覚めたばかりの茶々は、とても人には見せられたものではない。

 髪は寝癖で爆発。

 襟が伸びきったロングTシャツは、よれよれで生地が薄くなってしまった。

 図らずもノーブラの乳首が透けて見えるようになっている。

 EからFカップはあるであろう乳房を揺すりながら起き上がる。

 牛乳瓶の底のようなメガネをかけるか、コンタクトレンズを入れないと、世の中すべてがピンぼけでほとんど何も見えない。

 寝るときにメガネをどこに置いたか忘れると、起きたあと「メガネ、メガネ」と手探りで探す羽目になる。

 メガネをかけて世界が見えるようになったら、前日のオナニーで脱ぎ捨てたショーツを履いてスマホのメールやメッセージをチェックする。

 ショーツを履かずにチェックしても何の問題もないのだが、とりあえず履いた方が落ち着くので先に履く。

 メールなどのチェックが終わると、煙草に火を着け、スマホをベッドの上に放り投げて部屋を出る。

 パタパタとスリッパの音をたててダイニングに向かう。

 くわえ煙草のままだ。

 茶々は、煙草で何度も何度も何度も何度も何度も補導されている。

 地元警察には、茶々用の補導票が印刷されて用意されているという噂まである。

 なにしろ、「茶々の姿を見たら補導」とまで言われているくらいだ。

 茶々の両親は、彼女の煙草に関して何も言わない。

 乳首ピアスについても怒ることはない。

 茶々がピアスを見せると「かわいいじゃない」と言って喜んでくれた。

 いい加減と言えばいい加減なのだが、信用して自主性に任せている。

 普通なら煙草でとっくに退学になってもいいところたが、なぜか学校もノーリアクションだ。

 校内では絶対に吸わないようにしていることと、何やら県警から手が回っているようだ。

 

AM5:40 朝食

「おはようございまーす」

 ダイニングで両親とおじいさんのひろちゃんに、しっかりと挨拶をする。

 両親からしっかりと躾られていることと、茶々自身も家族に対して畏敬の念を抱いているので、挨拶は欠かさない。

「おはようございます」

「おはようございます」

 家族からも同じように挨拶が返ってくる。

 茶々は、毎日繰り返される当たり前の光景が好きだ。

「いただきます」

 家族全員で手を合わせた。

 特に用事でもない限り、朝は家族が揃って食事をいただく。

 茶々は、毎朝ご飯の支度をしてくれる両親に感謝している。

 そして、それを口に出して伝えるのを忘れない。

 家族だから言わなくても分かるだろうとは思わない。

 感謝はどんどん口に出して言うようにしている。

「ごちそうさまでした。今日もおいしかった」

 茶々が手を合わせて感謝した。

 

AM6:00 洗面

 朝食後、洗面所でまず寝癖を直す。

 そして、歯磨きと洗面をする。

 歯磨きは、煙草のヤニを落とすタイプのものを使っている。

 寝癖でぐしゃぐしゃの頭が、ちょいちょいといじっているうちに、片目を隠したショートボブに変身する。

 右耳にかけている髪をピンで留める。

 メガネをはずしてコンタクトレンズを入れる。

 そこまで済ますと部屋に戻って煙草を一服つける。

 くわえ煙草で芸能ニュースをチェックする。

 相変わらず時事問題には関心がない。

 だからいつも県警のエージェントに騙されて遊ばれる。

 襟がないよれよれのロングTシャツを脱ぐと艶のある褐色の肌が露になる。

 巨大な乳房はぱつぱつに張りがあるが、どうしても自重で垂れぎみになるのが悩みの種だ。

 ブラジャーを着ける前に乳首ピアスの観察と清浄をする。

 身体に穴が開いているのは、いつ見ても楽しい。

 もっと開けたくなる。

 早く龍生にニードルを刺してもらいたくてウズウズする。

「あのバカ、さっさとあたしの身体を傷つけろよ」

 身体に傷がつくのが好きな茶々は、いつも期待しているのだが、龍生はなかなかその気にならない。

 淡い緑色のブラジャーのストラップに腕を通し、後ろ手でフックを留める。

 前屈みになって身体の脇に逃げた脂肪を寄せ集めてブラジャーのカップに収める。

 茶々は、この作業が地味に好きだ。

 うまく脂肪が集まった日は、一日気分がいい。

 ブラジャーを着けると制服の白いブラウスに袖を通す。

 キャミソールは着ない。

 ブラジャーが透けて見えるのが好きだからだ。

 次に黒いジャンパースカートを着る。

 ジャンパースカートは、とりたてて特徴があるものではない。

 ひざ丈くらいのプリーツスカートになっている。

 夏服のときは、このジャンパースカートまでで、ジャンパースカートの左胸に校章と学年クラス章を付けたフェルトを安全ピンで留める。

 冬服になると、ジャンパースカートの上にボレロのような上着を羽織る。

 これも真っ黒だ。

 両襟の端に黒いリボンが付いていて、これを蝶結びにしてボレロの前を合わせる。

 ボレロタイプの制服というのは、かなり珍しい。

 茶々の高校では、もう何十年も前からこの制服で、ずっと変わっていない。

 だから、女子の場合、地元では制服を見ただけでどこの高校かすぐに分かってしまう。

 また、この制服は、なんとなく幼稚園の制服のように見えることもあって「園児服」と揶揄されることもある。

 茶々がこの制服を着ると、真っ黒の顔に真っ黒の制服で、とても黒い。

 制服を着ると、県警から貸与されているワルサーPPKを収めたレッグホルスターを右の太ももに痛いくらいの強さで締め上げて、がっちり固定する。

 拳銃は、ほぼ毎日着けているが、体育の授業がある日は着けて行かない。

 学校で体操服に着替えるとき見られてしまうのと、外した拳銃をしまっておける金庫もないからだ。

 学校内に拳銃が転がっているというのは、さすがに好ましくない。

 茶々にもそれくらいの分別はある。

 拳銃を着けると、最後に薄い紅のリップをふっくらとした唇に塗って女子高生准査ヌルデバのできあがりだ。

「よし、今日も目つき悪いな」

 鏡を覗いた茶々が満足げにつぶやいた。

 茶々は、自分の目つきの悪さが気に入っている。

 龍生も好きだと言ってくれるからなおさらだ。

 ただ、龍生の前では凶悪な目からふにゃふにゃの垂れ目になってしまう。

 それが悔しい。

 

AM6:45 家を出る

「行ってきまーす!」

 玄関で元気に挨拶をして家を出る。

 リュックサックをママチャリの前かごに放り込んであまり長くはない脚を颯爽と振り上げてサドルに跨がる。

 茶々の名誉のために付言すると、茶々の脚は身体の中で相対的に見れば決して短くない。

 しかし、いかんせん背が低いので、絶対的な長さというところでは、短いと言わざるを得ないのだ。

「短くて悪かったな。ぶっ殺すぞ」

 茶々が、こちらを睨んで悪態をついている。

 茶々の罵倒は、たいてい好意の裏返しなので、ありがたく受け取っておく。

 本当に嫌いな相手に対しては罵倒や悪態をつくことがない。

 事務的に冷ややかな態度で接する。

 茶々に罵倒されなくなったら嫌われたと思って間違いない。

 茶々は、自転車をのんびりと走らせる。

 原付では割と飛ばすが自転車のときはゆっくりだ。

 いつも決まったコースを走るが、街の景色を眺めるのが好きで、ゆっくり走るようにしている。

 

AM7:15 登校

 茶々の高校は市内を一望できる高台にある。

 自転車で登校するには、つづら折りの坂道を漕いで登らなければならない。

 徒歩のときは、六十余段の急な階段を登る必要がある。

 どちらにしても楽はさせてもらえない。

 この高台は、かつて城があったと伝えられているが、茶々はその遺構を見たことがない。

 階段を登りきったところからは、天気がよければ富士山を望むことができる。

 夕陽に映える富士山の美しさは筆舌に尽くしがたい。

 7時15分に学校に着いても、まだ生徒の姿はまばらだ。

 茶々は、誰もいない教室に一番乗りをして、何をするでもなくボケーっとする時間が気に入っている。

「ちーっす」

 後から来たクラスメイトに挨拶をして会話を交わす。

 

AM7:45 龍生迎撃

 教室から玄関に向かい、登校してくる龍生を出迎える。

 廊下を歩いていたら偶然龍生に会った体を装っているが、毎日龍生が時間を調整してくれていることを茶々は知らない。

 茶々が龍生と立ち話をして乳房を押し付けたりしているのはここだ。

「また茶々が盛りついてる」

 クラスメイトは生暖かく二人を見守っている。

 

AM8:35 授業開始

 午前中4時限にわたる闘いの始まりだ。

 最近は、午前中に萌から食事をねだられることが多い。

 茶々もそれを期待しているところがあり、リクエストがない日は少しがっかりする。

 茶々は、得意科目がない。

 なにしろ龍生と一緒にいたいがために死に物狂いで受験勉強をして、この高校に合格した。

 合格と同時に勉強はきれいさっぱり忘却の彼方に消えてなくなった。

 一方の龍生は、着々と成績を伸ばしていて、それなりに偏差値の高い大学に進めそうだ。

 今度ばかりは龍生の後を追うのが無理ではないかと思っている。

 

PM0:00 昼休み

 お昼は、基本的に教室でお弁当か売店で買ったパンや焼きそばなどを食べる。

 もっとも、最近は龍生と申し合わせて別館の屋上で落ち合うことが多い。

 龍生と一緒にいると時間が経つのが早く、あっという間にお昼休みが終わってしまう。

 萌に指摘されて慌てて教室に戻るのも恒例となった。

 

PM1:00 午後の授業

 楽しい昼休みはあっという間に過ぎ去る。

 そして、睡魔との闘いとなる午後の授業が開始される。

 睡魔との闘いは、茶々の完敗で終わることが多い。

 多いというか、ほとんど毎日負けている。

 そもそも茶々には、勝とうという気がまったくない。

 勝てるわけがないのだ。

 午後の授業は、通常2時限。

 つまり6時限目までが普通なのだが、週に一回だけ7時限目まで授業がある日がある。

 茶々にとってはいい迷惑だ。

 

PM3:45 下校

 ともに部活動をやっていない茶々と龍生は、下校時間になるとさっさと帰る。

 龍生は徒歩で通学をしているので、茶々の自転車を押すのは龍生の仕事になっている。

 ドMのはずの茶々が龍生を尻に敷いている形だ。

 茶々と龍生にとって、この時間も貴重な瞬間だ。

「なあ、手え繋ごうぜ」

 最近では、茶々が手を繋ぐことを催促することもある。

 残念なことに二人の時間はすぐに終わってしまう。

 学校の近くに住んでいる龍生と別れなければならない。

「私たち、もうお別れなのね」

 ときどき茶々が安っぽい演技をして笑いを誘う。

「じゃあね、また明日」

「じゃあな」

 手を振って別れる。

 別れたあともしばらく龍生の背中を見送るのが茶々の日課だ。

 

PM4:30 帰宅

「ただいまー!」

 茶々は、玄関で元気に挨拶をする。

 両親とひろちゃんが農作業に出ていなければ、みんなきちんと挨拶を返してくれる。

 帰宅すると自分の部屋に入り、まずは煙草を吸う。

「うまい」

 ほっとする瞬間だ。

 ヤニの補給が済むと、制服を脱ぎ捨ててブラジャーとショーツだけになる。

 シャカパンを履いて適当なTシャツを着る。

 日焼けサロンに行く準備だ。

 この前の事故で壊れてしまった半キャップヘルメットに替わり、新しいフルフェイス型のヘルメットを持って納屋に向かう。

 足許は、いつもの金色ミュールだ。

「ひろちゃん、借りるよ」

「ああ、気をつけてな」

 事故で廃車になったひろちゃん号の後継車、ひろちゃん号Ⅱを貸してもらった。

 ヘルメットを被ってあごひもをしっかりと締めた。

 前の事故で半キャップヘルメットに命を救ってもらった。

 ヘルメットの大事さを身をもって学んだ茶々は、新しいヘルメットはフルフェイスと決めていた。

 見た目はおしゃれではないし、被ったり脱いだりするのが手間だが、安全には代えられない。

 茶々は、そのあたりは合理的に考えて行動できる子だった。

 ひろちゃん号Ⅱも先代と同じスーパーカブだ。

 しかも、しっかりボアアップとリミッターカットも済ませた。

 

PM4:45 ひろちゃん号Ⅱ発進

「じゃ行ってくるね」

 ひろちゃんに挨拶をして家を出る。

 以前の事故があってからというもの、運転中に萌が茶々にちょっかいを出すことはない。

 寄生虫だって学習するのだ。

〝ちょっと、寄生虫『だって』ってどういうことよ。私はこう見えても神代かみよの時代からずっと人に寄生して生きてきてるのよ。学習くらいするわよ〟

 萌に怒られたようだ。

 萌は、学習することができる寄生虫だ。

〝それでいいのよ。言葉遣いには気をつけなさい〟

 これからは気をつけることにしよう。

 茶々は、農道から県道に出て、快調に飛ばす。

 事故を起こした交差点では、念入りに安全確認をする。

 龍生に身体を傷つけられるのは快感だが、事故といった外的な要因で怪我をするのは怖いし快感でもなんでもない。

 

PM5:15 日焼けサロン到着

 牛久市内の日焼けサロンには、週に一回くらいの頻度で通う。

 本当は、週に2回から3回くらい焼いて、褐色の肌をキープしたいところだが、遠いのとお金がかかってしまうので週一にとどめている。

 茶々は、全裸で寝そべることができるベッド型のマシンを使う。

「萌、マシンに入るけど、用意いい?」

〝オッケーよ〟

 萌は、強い紫外線を浴びると死ぬ。

 だから、日焼けサロンでマシンに入るときは、茶々の身体の奥深くに避難してもらっている。

 だいたいは子宮の中にいることが多いが、膀胱の中や腹腔内にいるときもある。

 紫外線を浴びている間、萌は言葉も発しないでじっとしている。

 それを知らないで一度パニックを起こしたことがある。

 今は、もうそんなことはない。

 

PM6:15 日焼けサロンを出る

 マシンのタイマーが作動して動きが止まると、寝そべっていたガラスのベッド面をクリーナーで拭く。

「終わりよ」

 萌に日焼けが終わったことを知らせる。

〝お疲れさまー〟

 萌が返事をする。

 下着を着けて服を着ると店を出てひろちゃん号Ⅱで帰宅する。

 

PM7:00 帰宅/夕食

 日焼けサロンへの往路は、所要時間が30分だったが、復路は45分に増えている。

 これは、茶々が途中で煙草を吸っていたからだ。

 走りながらは吸わない。

 危ないし、風で煙草の燃焼が早くなってしまい、もったいないからだ。

「ただいま帰りました!」

 玄関で元気に挨拶をする。

「おかえりなさい」

 家の奥から声が聞こえた。

 この声を聞くと安心する。

 そのままダイニングに入り、夕飯をいただく。

 日焼けサロンに行かない日は、夕飯も全員そろっていただけるが、日焼けサロンに行った日は茶々だけで食べることが多い。

 茶々は、食事には文句をつけない。

 作ってもらたものは、全部おいしくいただく。

 とんでもない量の料理を出されたときは別だが、食べ残しもしない。

 食の細い龍生なんかよりずっとたくさん食べる。

 だから健康的な体型をしている。

「ごちそうさまでした」

 食べ終わった食器を洗って、ダイニングを後にする。

 

PM8:00 入浴

 茶々は、あまりのんびりお風呂に入ることがない。

 寒い日以外はシャワーで済ましてしまう。

 お風呂が嫌いなわけではない。

 ただ面倒なだけだ。

 シャワーのあとは、乳首ピアスの消毒と清浄を欠かさない。

 せっかく龍生に開けてもらった穴が排除されてしまったらがっかりだ。

 今のところ排除されるような兆候はない。

 乳首の手入れが終わると全裸のまま部屋に歩いて戻る。

 途中で両親やひろちゃんに会うこともある。

 だが、誰も茶々の裸に驚くことはない。

 いつもの風景だ。

 

PM8:30 作業、侵入

 入浴後、寝るまでの間は、県警から依頼された作業や侵入の業務をこなす。

 茶々が「おっさん」と呼ぶ県警のエージェントと連絡を取り合うのもこの時間帯だ。

 茶々の働きが評価されて、定期的に県警から振り込まれる「お小遣い」の額が増えた。

 茶々は、それまで以上に県警からの仕事を真面目に履行するようになった。

 完全に金という餌に釣られている。

 龍生に身体を傷つけられる妄想をおかずにオナニーするのもこの時間が多い。

 

PM10:00 就寝

 特に用事がなければ午後10時には寝る。

 それが茶々のスタイルだ。

 睡眠時間は、約7時間。

 これくらい寝ないと翌日眠くて仕方ない。

 例外がある。

 萌の責めを受けるときは、寝ることを許されない。

 何時に終わるか分からない責めを受け続ける。

 責めが深夜に及ぶこともある。

 普通なら翌日眠くなることろだが、萌の責めを受けた翌日は気分がよく、眠気もない。

 

 これが茶々の日常だ。

 休みの日は、龍生の勉強の邪魔にならない程度に龍生にまとわりついている。

 龍生も勉強時間を確保したら、それ以外の時間は茶々と一緒に過ごしてくれる。

 二人でいても特別なことなどなにもない。

 幼稚園のときからずっと一緒なのだ。

 今さら新しい話題もそうそう出るものでもない。

 ただ一緒にいたい。

 一緒にいる理由は、それだけで十分だった。

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