女子高生准査ヌルデバと萌える寄生虫の共生捜査本部 作:ぬるでば
県警監察の取り調べを受けたエージェントことニクシロン本体は、すべてを自供してテロ等準備罪などで逮捕され、懲戒免職となった。
ニクシロンの供述から、彼が世界革命という途方もない野望を抱いた経緯が明らかになった。
ニクシロンは当初、警察官という立場を利用して金儲けのためにクラッカーを続けていた。
ところが、ニクシロンの卓越したフォレンジック力と情報収集能力の高さから、彼は徐々に県警内での地位と発言力を高めていった。
そして、ついに完全な個室と上司からの監督を受けないという待遇をかち取ることに成功した。
ニクシロンは、県警内でアンタッチャブルな存在となった。
その地位を獲得したことで、ニクシロンは自分が特別や存在、すなわち神になったと錯覚し、インターネットを通じて世界を統べることができるという確信を抱くに至った。
たかだか県警内で特別な待遇を得ただけで自分を神と勘違いするあたりにニクシロンの底の浅さが見てとれる。
ニクシロンは、自分が重要と思う准査に対してだけ直接指令を出していた。
ニクシロンの供述と押収されたパソコンなどの解析結果から、ニクシロンが直接管理していた准査数名が、ニクシロンに同調して活動していたことが判明した。
それら准査もすべて逮捕され、これによりニクシロンの野望は完全に潰えた。
ニクシロンが県警を放逐されたことにより、茶々と龍生への指令は占部が代行することになった。
占部は、ニクシロンほどの知識がないため、あくまでも連絡担当として、県警からの指令を取り次ぐという形での活動とならざるを得なかった。
しかし、占部は元々聡明な男で、茶々の指導によりみるみるうちに高いスキルを身につけてしまった。
今では占部自身が情報を吟味して茶々を動かせるまでになった。
占部が茶々を担当するようになってからは、エージェントのときのような危険な任務は来なくなった。
やはり一連の滅茶苦茶な任務は、エージェントの個人的な趣味と茶々の暗殺が目的だったようだ。
ただ、茶々としては、エージェントに振られた任務で味わったエクストリーム感が忘れられないのも事実だった。
「また危ない任務がもらえねえかな」
凡庸なリサーチ任務が続いていた茶々は、部屋で煙草をふかしながらつぶやいた。
〝ほんとに根っからのドMね〟
萌が呆れたように話しかけた。
「死ぬかもしれない任務って、ものすごく怖いんだけど、萌から致死量に近い媚液をもらってるときと同じような快感があるのよ」
〝そうでしょうね。分かるわ〟
「分かっちゃった?」
茶々が苦笑した。
〝宿主殿はドMだけど、どっちかというと限界に挑戦するアスリートね〟
「あー、なるほどねえ」
茶々も妙に腑に落ちるところがあった。
〝エクストリームな任務もいいけど、受験もあるんでしょ。ダーリンと同じ大学に行きたいなら、少しは勉強しなさいよ。勉強しないといじめてあげないから〟
「えー、それは困る」
〝また奇跡を起こしなさい〟
茶々は、勉強するしかなくなった。
「おい龍生、勉強教えろ」
茶々が龍生の家に押しかけた。
「やっとやる気を出したね。ちょっと遅いけど、まだ間に合うかもしれないんで厳しくいくよ」
龍生がニコニコしながら迎えてくれた。
「おう、あたしが泣くまでやってくれ」
「え、なに言ってるの?」
龍生が首をひねった。
「あれ? あたし何か変なこと言ったか?」
茶々も首をひねった。
「言ったよ。ちゃーちゃん泣くまでやれって言ったよね。甘い。泣いてもダメ。合格できるレベルになるまで絶対に諦めないし、手を緩めないからね」
龍生が胸を張った。
「お前、ホントにいい奴だな。結婚してくれよ」
茶々は、涙ぐんだが龍生に見られるのが恥ずかしくて目をこすってごまかした。
「今のはプロポーズ?」
龍生がきょとんとした。
「へ? あたしなんか言ったか?」
茶々は、自分が無意識で口走ったことを覚えていないようだった。
「あ、いや、覚えてないならいいや。うん」
「なんだよ、やたら嬉しそうな顔しやがって」
「いやいや、そんなことないよ。さ、勉強始めるよ」
「お、おう」
それからというもの、龍生先生の授業は半端なく厳しかった。
「わかんねえよ」
「できねえってば」
「なんでそうなるんだよ」
実際、茶々は何度も泣かされたしお尻をひっぱたかれる勢いで叱られた。
本当にひっぱたかれたことも一度や二度ではない。
「龍生、もっとぶって」
「ちゃーちゃんに実力行使は役に立たない」
その度に茶々が喜んだので、龍生は苦笑いをするしかなかった。
泣かされても叩かれても茶々は龍生にかじりつくようについていった。
龍生も茶々の本気に応え、どんどん厳しさを増した。
龍生の指導の甲斐があって、茶々が泣く回数も徐々に減っていった。
龍生が求めるレベルに応えられるようになってきていたからだ。
「ちゃーちゃん、もう大丈夫。絶対合格できるよ」
入試直前になって龍生が太鼓判を押した。
「マジか? お前と同じ大学に行けるのか?」
いくら龍生に太鼓判を押されても、やはり不安はある。
「マジだよ。ちゃーちゃんが流した涙は無駄じゃないってこと」
「すまんな、最近はお前に泣かされるのが快感になってて、全然効果なかった」
「だいたいそんなとこだと思ってたよ」
龍生は屈託なく笑った。
1月のセンター試験。
龍生は、難なく十分な点数を稼いだ。
一方、茶々は、自己採点の結果、本番の入試でかなり高得点を叩き出さないと合格は厳しいという点数だった。
「畜生、悔しいなあ」
くわえ煙草で机に足を投げ出した茶々が苦々しい表情を見せた。
〝なにを悔しがってるのよ。簡単じゃない、本番で点数を稼げばいいんでしょ〟
萌が能天気に話しかけた。
「そうなんだけど、それができるかどうか分からないから困ってるのよ」
〝今から追い上げは難しいの?〟
「日にちが足りない」
〝ダーリンとのハッピーキャンパスライフを諦めるの? 宿主殿の愛ってその程度のものだったの? 見損なったわ〟
明らかに萌は落胆していた。
「だって……」
〝あーもー、じれったいわね!〟
萌が怒った。
「ひっ、ごめんなさい」
茶々は、はじめて萌に怒られて怯んだ。
〝ぐだぐだ言って煙草ふかしてる暇があるならやりなさいよ! やらなきゃ結果が出ないんでしょ。死ぬほどやって、それでもダメだったら泣きなさい。諦めて泣くような弱い人とはお付き合いしたくないの〟
萌にしては珍しく厳しい説教だった。
「うっ、うっ、ごべんださい」
萌の迫力に茶々は泣き出した。
〝泣くのは今じゃないわよ! ほんとあきれた。もう合格するまであなたとは口を利かないからね〟
「えー、そんな……」
萌から返事はなかった。
「もえー」
茶々が弱々しく呼んでも応答はなかった。
「えーん」
茶々は、子供のように泣きじゃくった。
涙と鼻水を垂れ流して号泣した茶々は、少し気分が楽になった。
本当は、萌がごく僅かの媚液を出して茶々の気持ちを高揚させたからなのだが、茶々に気づかれない絶妙なブレンドだった。
「できるできないじゃない。やるのよ」
茶々が腹を決めた。
前期日程の試験まではもう数日しかない。
龍生が太鼓判を押したように、すでに茶々は合格できるレベルまで基礎固めはできている。
あとは本番で予想外の問題が出題されたときに冷静に対応できる応用力を身につければいい。
「萌にも言われたもんね。あたしは限界に挑戦するアスリートだって」
茶々は、睡眠時間以外はすべて勉強にあてる勢いで追い込みをかけた。
睡眠時間は削らない。
それが茶々のスタイルだ。
あっという間に前期日程試験当日を迎えた。
「龍ちゃん、あたし絶対合格するからね。龍ちゃんと一緒に勉強した時間を無駄にしないよ」
そう言いながら、部屋に迎えに来た龍生のズボンを脱がせた。
「ちょ、ちゃーちゃん。これから試験だっていうのに」
龍生が慌てた。
しかし、龍生の言葉とは裏腹にそのぺニスは天を突く勢いで勃起して脈打っている。
「いいじゃねえか、飲ませろよ」
股間に顔を埋めた茶々が挑戦的な目で龍生を見上げた。
「しょ、しょうがないなあ。一回だけだよ」
「ダメ。3回は飲みたい」
茶々がぺニスを頬張りながら要求した。
「これから試験なのに……」
龍生が渋々応じた。
1回目、2回目は、あっという間に射精した。
「相変わらず早いな、おい」
尿道の精液を吸い出した茶々が舌舐めずりしながら笑った。
「あはは、ちゃーちゃんが上手だからだよ」
「なに言ってんだよ、あたしが口に入れただけで射精してんだから、上手いもなにもねえだろ」
龍生の早漏は、直らないらしい。
茶々は、龍生の早漏が嫌いではない。
回数を多く楽しめるからだ。
「3回目もらうぞ」
茶々は、ぺニスを喉の奥深くに飲み込んだ。
最近は、茶々がぺニスを飲み込むと龍生が腰を使って喉を突いてくれる。
苦しいが喉を突かれると意識が飛びそうになる。
ときどきむせて胃の内容物を龍生のぺニスにぶちまけてしまうが、龍生は笑って許してくれる。
「ちゃーちゃんいくよ!」
龍生が茶々の頭を押さえつけた。
「んぐっ」
茶々が声にならない声を上げた。
喉の奥深くに侵入したぺニスが固さを増す。
ぺニスの脈動に合わせて熱い精液が喉に注がれた。
精液は、茶々がなにもしなくても勝手に胃に落ちてくれる。
ぺニスの脈動を喉で楽しんだ茶々は、口からぺニスを抜いた。
ぺニスの先から透明の粘液が長く糸を引いた。
「ごちそうさま」
茶々がにっこりと龍生を見上げてぺニスにキスをした。
「これで試験に集中できそう?」
龍生がパンツを履いてズボンを引き上げた。
「ああ、ばっちりだ。センター試験で失敗したのは、試験前に飲まなかったからだな」
冗談だったが、茶々は本当にそうだったかもしれないと思った。
「行くか」
「うん」
二人は連れ立って試験に向かった。
竜ヶ崎線と常磐線を乗り継いで千葉県松戸市にある千葉大学園芸学部に着いた。
「いよいよだな」
茶々が緊張ぎみに龍生の手を握りしめた。
その手は冷たく汗ばんでいた。
「奇跡を起こすんだ」
龍生にしては珍しく力強い物言いをした。
「任せろ」
茶々は、自分を鼓舞させるため、あえて強気の発言をした。
彼女は、大きく深呼吸をすると、一歩を踏み出した。
「本当に萌は今日まで一言も口を利いてくれなかったな」
配布された回答用紙を前にして、不意に萌のことを思い出した。
〝今日までよくやったわね。結果はどうあれ宿主殿の努力は尊敬してるわ〟
「萌!」
茶々が涙ぐんだ。
〝あらあら、泣くのは合格してからにしなさい〟
「そうね。必ず合格するからね」
〝それでこそ私の宿主殿だわ〟
茶々は、自分の中でモチベーションが急上昇するのを感じた。
「始め」
試験官が開始を宣言した。
茶々が軽く頬を叩いて気合いを入れた。
「あー、終わったー!」
すべての試験を終え、龍生と合流した茶々が背伸びした。
「お疲れさま」
龍生が茶々の頭を撫でた。
「おい、やめろよ。人前だろ」
茶々は龍生の手を払いながら膨れっ面をした。
しかし、その目は凶悪ではなかった。
「結果はどうだったのか訊かねえのかよ」
帰りの電車で茶々が龍生を睨み付けた。
「合格なんだから訊くまでもないでしょ」
龍生は余裕の笑みを浮かべた。
「てめ、この……」
茶々の目がふにゃふにゃになった。
「龍ちゃんは他の大学受けねえのけ?」
龍生にとって千葉大学園芸学部は楽勝だとは思ったが、万一のこともある。
「受けないよ」
龍生は、当たり前のような顔でさらりと答えた。
「余裕だな」
「ちゃーちゃんに教えながら俺も基礎が確認できてよかったんだ。だから他は受けない。ちゃーちゃんのお陰みたいなところもあるんだよ」
「まあ、お口がお上手ですこと」
茶々が茶化した。
「ちゃーちゃんのお口にはかないません」
「それ、口の使い方が違うから」
試験が終わった解放感もあって、二人はいつになく饒舌だった。
合格発表は大学のホームページに掲載される。
発表の当日、龍生が茶々の部屋を訪ねた。
「もうすぐだね」
机に向かってモニターを見つめる茶々の後ろから龍生が声をかけた。
「そうだな」
茶々は、くわえ煙草のまま振り返らずに短く答えた。
その様子から緊張していることが龍生にも分かった。
「なあ龍ちゃん」
茶々がくるっと椅子を回転させて龍生と向き合った。
「ん?」
「繋がりたいの、怖いから」
「こんな場面で?」
龍生が苦笑いをした。
「うん、ダメ?」
「いや、俺はもちろん歓迎だよ」
「じゃあ、はいこれ」
茶々は、引き出しからコンドームを1個取り出して放り投げた。
「立たせてやるよ」
茶々は、龍生のズボンとパンツを脱がせ、口に含んだ。
みるみる龍生のぺニスが勃起した。
「へへ、うまそう」
茶々は、ぺニスから口を離してニヤリと笑った。
「いただきます!」
茶々がぺニスを喉の奥に飲み込んだ。
「あっ、出ちゃう」
龍生があっという間に射精した。
「これで繋がったまま発表を見れるな」
精液を搾り尽くした茶々がぺニスにコンドームを被せた。
「龍ちゃん椅子に座れ」
茶々は、ショーツを脱ぎながら顎で椅子を指した。
「あ、うん」
龍生が机の前の椅子に座った。
「よっと」
茶々が龍生に向かい合うように跨がると、手でぺニスを膣に誘導して腰を沈めた。
二人が抱き合った。
「ちゃーちゃん動かないでよ。出ちゃうから」
「分かったよ。2回目なのにそれかよ」
茶々が龍生にキスをしながらマウスに手を伸ばした。
「時間だよ」
龍生が合格発表の時刻になったことを教えた。
「いくぞ」
茶々がホームページを更新した。
「出た!」
龍生が声を上げた。
「え、出ちゃったの?」
茶々が驚いた。
「そっちじゃない。合格発表のリンクが出たっていうことだよ」
龍生が笑った。
「ああ、そっちか」
茶々が笑いながらリンクをクリックした。
「まず龍ちゃんは合格だな」
茶々より受験番号の若い龍生の受験番号がすぐに見つかった。
「さて、問題児のちゃーちゃんはどうかな」
「おい待て。児は余計だろ」
「気づいたか」
「誰でも気づくよ」
緊張をほぐそうとする龍生の気遣いが嬉しかった。
「あっ!」
「おっ!」
二人が同時に声を上げた。
声を上げたというより叫び声に近かった。
「あったーっ!」
龍生に跨がりぺニスを挿入されたまま茶々がガッツポーズを取り脚をばたつかせた。
「あ……」
龍生が声を漏らすと同時に茶々の中のぺニスが脈打った。
「もしかして出ちゃった?」
茶々が冷ややかな目で龍生を見下した。
「出ちゃいました。だってちゃーちゃんが動くから」
龍生が申し訳なさそうに言った。