ピクシブにも同様のものを上げてありますのでそちらが良いとゆう方はそちらへどうぞ
若干キャラ崩壊しているかもしれませんがご了承下さい。
では、どうぞ
いや。本当にどうしてこうなったんだ。 今俺は何故か雪ノ下と我が家の一室に閉じ込められている。
正直言って意味が分からなさ過ぎて状況整理をしてみる。
偶然本屋で会った雪ノ下に本を貸すために連れてきて、雪ノ下がカマクラにつられてこの部屋に入って、閉じ込められた。
うん。余計意味分からなくなったぞ。
と言うかもうこれマジでどうすんだよ。
ふと横で終始無言な雪ノ下を見ると手を若干震わせながら何かを見つめている。
「おい。それはいったい何だ。てか何か震えてるけど大丈夫かよ」
「え……えぇ。それから貴方に心配と言いつつこちらをジロジロと見ないで貰えるかしら。私まで腐ってしまいそうだわ」
「相変わらず酷い言いようだな。俺はゾンビか何かかよ」 危うくまた過去のトラウマほじくり返しそうになったわ。
「あら。今にも腐り落ちそうなその目が何よりの証拠じゃない。そんなことよりもこれを見てちょうだい」 何?俺の目ってそんなに腐ってんの?アンデットになれちゃうのかよ。差し詰め自宅徘徊ゾンビってか。
「馬鹿なことを考えてないで早くこれを見てもらえるかしら」
何で俺の考えてる事がわかるんですかね。何、俺の事好き過ぎて思考まで分かるようになっちゃったのかな。 だからそんなにこっち睨まないで下さい。ちゃんと読みますから。
冷え切った目線をヒシヒシと感じつつ一枚のメモ用紙を受け取る。
そこにはこう書かれていた。
あなた方がこの部屋から出る方法は一つしかありません。 セックスをしてください。
P.S.この部屋の音声は記録されています。
「は?何これは?」 思わず困惑の声が漏れ出る。
「私だって何事か知りたいのだけれど……」 そりゃそうだろう。俺だって意味分からねえもん。
「何はどうあれここを出る手段が無いか考えましょう」こめかみに手を当てて頭を若干振りながら頭いたーのポーズをする雪ノ下。
俺だって頭痛いよ。ちなみに扉が開かない事は既に確認済みなようですぐにシンキングタイムに移っている。切り替えの早いこと早いこと。
しょうがないから俺もじっくり座って考えてみるとしよう。
とりあえずこの紙に書かれていることはまず論外として何か手立てが無いものか…… 。
まず扉を破壊する。まぁこれは人間の力じゃ到底不可能なので無理。
次にさっきカマクラが出ていった窓から抜け出す。だが防犯用の柵が付いていて猫は通れても人間は通れて無い。つまりこれも無理。
あれ?これ本格的に脱出出来ないんじゃね?どうしたものか。
「そう言えば小町さんやご両親はどうしたのかしら」
「残念ながら小町は友達とディスティニーに泊まりでしばらく帰って来ないし、両親は会社の親睦会とやらで今頃箱根の温泉だろうよ」
「そう。では外から開けてもらう事は出きなさそうね」
そう言って今度は何やらブツブツと言いながらシンキングタイムに移行。何か思い付いてくれるとこちらとしても有り難い。
しばらくしてまた雪ノ下が顔を上げる。
「そうね。ちょっと耳を貸してくれるかしら」相変わらず驚く程白く細く華奢な手をちょこちょこと動かし手招きをしてくる。
はて?何がしたいんだろう。とりあえず呼ばれたようなので近づいてみる。
雪ノ下の手前まで行くと若干ムッとした表情になった。
何かご不満だったようだ。
すると膝立ちでこちらの横まですり寄ってくる。こういう所も猫そっくりで何とも言えない感じを覚える。
「一つ思いついた事があるのだけれど、会話を聞かれていたら上手くいかないと思うからきちんと聞きなさい」そう小声で耳元に澄んだソプラノボイスが聞こえてくる。
何やら妙案を思いついたらしい。これは上手くここから出れるかもしれないと思いながら聞いてみる。
すると雪ノ下がこんな事を言い出したのだ。
「ここが音声で監視されているのだとしたら、そ……その……情事の際に出るような声を吹き込めば出れるかもしれないの」
いやいやいや。流石にそんな演技できる訳がないでしょうが。
「協力してくれるわよね……」ぺたりと女の子座りへとなり、手をこちらの片腕に添えながら上目使いで訴えかけてくる。
超近いし、超可愛いし、超良い匂いする……んだけど、冷気を出しながら目がマジモードで微妙に光ってるように見えてちょっと怖い。
「お、おう」静かながら大きく感じる謎の圧力に思わず頷いてしまう。
「ありがとう」
そう言った途端に先程の雪女のような凄さが一瞬で霧散。
カーテンの隙間から真っ赤な夕日が後ろから差し込む。
その光に後押しされたかのようにわずかに口角を上げ、微笑む。
思わず身を硬直させる程の神々しさと可憐さと儚さと幼いようで幾許か成長したそんな笑みに言葉通り固まってしまう。
それと同時に先程は薄れていた近さをもろに感じる
「お、おう」言語野が機能しなくなり声を発するのもやっとだ。
「わ、私一人ではとても上手くいかないからあなたには肩とふくらはぎの辺りをくすぐって貰うわ。無論他の所に触れでもしたら……ね」
再びぞっとする程の冷気を放ちながら語りかけてくる雪ノ下改め氷ノ下に、こくこくと頷くしか無い俺。何とも理不尽な役回りっぽい気がするのはきっと気のせいだろう。
「分かっているのなら良いのよ。さぁ、どうぞ」スルスルと濡羽色の長い髪を掻き上げる。これ程までにあっさりとやられるとこっちの緊張が馬鹿らしくなる。
「じゃ……じゃあ、触るぞ」それでも無防備に晒された名前の雪と同じように白く透き通った首筋と肩を前にして自然と震え声になってしまう。
「え……えぇ。ゆっくりね……」 お願いの通りそろそろと手を添える。その手前で一瞬手がピタリと止まり、すぐに指先が吸い込まれる様にして触れる。
「ん。ひゃあっっ」
「ん、んぁ……んにゃぁぁ……」
「ちょ……ちょっ…と……待ちなさっ……ぁぁ」
「だか…ら……待って……て……ね……」
知らず知らずのうちに手が舐めるように首元から肩、僅かに見える肩骨を両の手で撫で擦る。その度に体を小さく震わせ膝に置いた手を服の裾を巻き込みながら強く握りしめる。
そんな何時になく可愛い反応に手を止められない。
時折肩を揉むように押し込むと口を塞ぎ、背中を反らして必死に耐え忍んでいる。
その反応に少しばかり気を良くしてぐいぐいと手を押し当てていく。決して日頃の罵倒の恨みとかじゃないよ。うん。断じて違うから。
「んっ…うぅ…はふっ…んんんぅ…」
すると人差し指を咥えて身体を震わせながら声を漏らすまいと耐えている。
更に、反応の良い首元へと手を這わせようとする。しかし意図せずに手が胸元へと入り込んでしまう。
「はひゃぁぁっっっっっ」
今迄でとびきり大きな反応を見せると同時に、肩を窄ませてぎっちりと自らを抱きしめる。それも俺の手を巻き込みながら……
「はぁぁぁ……ぁぁ……」
俺の手が巻き込まれているせいで白い肌に時折食い込み、その度に嬌声に似た震え声を上げる。
「手……離してくれるか……」
「ふぇ……あ、あぁ……ご、ごめんなさい……」手を膝に戻し肩を下げる。それに合わせてなるべく肌に触れないように手を退ける。
若干息切れを起こしている雪の下が何とか息を整えようとしているのが後ろからでも分かる。 「そういや鍵は開いたのかねぇ」 そう言って腰を上げ、扉へと向かう。
ガチャッガチャガチャ。
残念ながら世の中そう上手くはいかないらしく、鍵はかかったままのようだ。
「相変わらず俺らは出られないみたいだぞ」
「そ、そう……困ったわね」やっと息を整えられたらしく口を開く。
「こりゃあ下手をすれば二人とも三日間放置になんじゃねぇの……」これには流石の俺も驚きだ。尋常でない状況と言っても過言ではないだろう。
「三日間……少し不味いわね……」ぼそりと不安げな様子で呟く。
「おいおい。一体何が不味いんだよ」
「いえ。確か人間は三日以上水を飲まないと最悪の場合死に至ると聞いた事があるわ……」
ここでまさかまさかの最凶最悪の情報提供。
これは本当に不味い。生命の危機が近くにあるなんて言われたら流石に無言になってしまう。
「……この歳で死ぬのは勘弁だな。まだやり残しが多い」思わずそんな柄にも無い言葉を吐いてしまう。
すると何やら横からブツブツと、やり残し……後悔……本物……
と、何やらとんでもないことが聞こえた。
「お、おい。どうしたお前。ついに壊れたのか」思わず声をかけてしまう。
すると何故か顔を赤くしながら、若干ぎらついた目線をこちらに向けてくる。
「……あなたは今から私を犯しなさい」
「……」
「……」
「……は?」
「だから、私と……その……せ、性行為をしなさいと言っているのっ」
本当に雪ノ下が壊れてしまったようだ。
お読みいただきありがとうございます。
Twitterで数日程前にある方がSEXしないと出れない八雪が読みたい
と言ってまして、面白そうだしやってみようとそう言う次第です(笑)
これを書くきっかけになったポンポンさん並びに反応をくださった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ちなみにですが、当然これで終わりではなく後2話程続きますのでお楽しみに
それではまた次のお話で〜