そして、明けましておめでとうございます!
この出れない部屋シリーズはおしまいになります。
まぁ、番外編が出るかもしれませんがね(笑)
それでは、どうぞ
ぺたんと斜め座りへと戻った彼女へと覆い被さるようにして近づく。
今度はこちらからアプローチをかけていく。
「んっ......んんぅ……んふぅっ……」
何かの鬱憤を晴らすように唇に吸い付いてくる。その必死さが何よりも今は可愛くて愛しく感じられる。
それはひな鳥が親鳥に餌を強請るようにも見え、はたまた頑張って自分の愛情を表現しようとしているようにも見える。
「んぁっ……はむっ……んちゅ……んんんっ!!!」
時折息継ぎを入れては何度も、何度も、貪ってくる。
それでいてこちらが積極的に行けば無垢な少女のように驚きを見せる。
それに気を良くして肩を抱いた手を脇腹へとスライドさせ、体を密着させる。自然と身長の違いが生じて顎が上がり少し窮屈そうになるが、それを生かして雪ノ下をベッドの中央へと押しやる。
「んっっっ……んん、んぅ、んんっ……ぷはぁっ」
長い長い口づけによって軽い酸欠に陥ってようやく離れた。
そこでは息が粗くなり、小さく丸め込んだ手を震わせて座るのがやっとと言った様子。
息を整える度に、全体的にコンパクトな身体を上下させている所がまた庇護欲をそそらせる。それにつられて思わず頭を撫でてしまう。
「はぁ〜……はぁ〜……急にどうしたのかしら?頭なんて撫でて?」
「い、いや……つい癖で……」
「そう……まぁ、心地よいからそのままでも良いのだけれど……」
照れながらそんな風に言い淀む。こいつが言葉に詰まった後は大抵ろくな事が起きないんじゃないかと考えてしまう。
それでも少しはにかみながら照れているのを見るとついつい手が止められなくなってしまう。しかもそのせいで余計に雪ノ下が照れてしまって俯きながら小さく動くのが可愛くて、またしても撫でる手を止められなくなる。
「そ、その……他のところ、触っても良いのよ。足とか、うでとか、むねとか……」既に照れて頬が染まっていたのに更に真っ赤にさせてそんな事を言ってくれた。
「えっと……まず、脱いでくれるか」
「え、えぇ……」
ダークグリーンのセーターに手をかけたところで手が止まる。
「比、比企谷君。その、あんまり見られると恥ずかしいのだけれど……」
「お、おう。すまん……」
慌てて後ろを向けば、背中側から小さな深呼吸の音がかすかに聞こえてくる。あぁ、これからするのか。漫然とそんな風に考えてしまい、一挙に心臓が喧しくなる。
シュル、シュルシュル、パサッ。カチッ、ジジー、シュルシュルシュル。
ベッドの軋む音ともに衣擦れの音が大きく響いてくる。
「……その、下着も、脱いでしまった方が良いのかしら」
「い、いや……任せる……」
「そ、そう……」
「そ、その……脱ぎ終わったわ……」
振り向くとそこには一面の銀世界。ではなくシーツとはまた違って温かみのある白い肌、ほんのりとチークを入れたような薄桃色の頬と不思議な色香を纏った潤いに満ちた小さな唇が一段と目を引く類まれなる美貌、そこから腰ほどもある鴉の濡羽色をした長い髪。
全てを脱ぎ去って一糸纏わぬ肢体を晒している羞恥にかられてか、局部を両の手や腕で隠す雪ノ下が居た。
圧倒的な美に萎縮を覚えると同時に、そこはかとなく漂ってくる色香にただただ興奮を覚える。
本当にこの子に触れて良いのだろうか、手を出して良いのだろうか。そんな風に感じるとともに、この子を抱きたい、淫らにしてみたい。そんな相反する情念にかられた。
「…………」
「あ、あの、何か喋ってくれるとありがたいのだけれど……」
あまりの出来事に無言を貫いていたことにようやく気付く。
「あ、あぁ〜、その……すげぇ、綺麗だ……」
「嬉しい……」
たったその一言。
されど一言。
普段はストレートに喜びを表さない雪ノ下が言ってくれた。ただそれだけで嬉しくなる。
「あなたも……脱いでくれる……」
顔を真っ赤に染め上げて俯いた。そこでようやく自分が金縛りから開放されたような気がした。それほどまでに彼女から目が離せなかった。
「お、おう……」
脱いでるのを見るのが恥ずかしいのか顔をそっぽに向けながらも、目だけはチラチラとこちらに引き寄せられて余計に羞恥が増していく。
「脱ぎ終わったぞ……」
「…………」
「どうした?」なにやら目線が下に釘付けなご様子。
下を見れば勿論バキバキにいきり立っていた。 おう……男として当然とは言え、これはちょっと目に毒だよな……
「凄い……あんなのが直で私の中に……」
顔から蒸気が出そうなくらい真っ赤なのに目を逸らそうともしない。むしろこちらにじりじりと寄ってきている。背中を丸めてこちらを覗いてくるのが妙に超猫猫しい。
「そうだな……って今、直って言ったよな……マジでか?」
「あぅっ……」
羞恥に堪え兼ねてもっと下向いちゃったよ。ぷるぷる震えてるのも可愛いってのが分かりました。
すぐに顔がこちらに向けて来た。
「えぇ、そうよ。こんな情況を誰も予想していなかった訳だしよしんばあなたが避妊具を若気の至りで買っていたとしても今は持っていないでしょうし私がそんな卑猥な物を買う訳が無いし万が一に備えて買ってあったとしても持ち歩く訳がないわ、だから今は直になるのよ良いわね比企谷君?」
「は、はい……」超早口だし目も座ってて若干恐怖を感じる。流石は氷の女王だね。
「今あなた何か邪な事を考えていたでしょ?」
こっわ!何で心読めるんですか、某ゲームのさとりさんですか。しかも冷凍ビーム出せそうなくらいの冷気を感じたぞ。怖い、怖すぎる……
「そ、そんな事無いです……はい」
「そう、なら良いわ …………」
「………… 」
無言、ひたすら無言。何か言わねば。
「えっと……その……そろそろするか?」
「なっ!……そんな言い方はやめてちょうだい、恥ずかしいから……」
「なら、やるとかおっ始めるとかベットのプロレスごっことかのが良いか?」
「も、もうちょっとあるでしょう…… 例えば?」
「た、例えば……同衾とか情事とか男女の契りとか性交渉とか幾らでもあるでしょう」
「……ムッツリスケベのんだな 」
「なっ!なぁぁっっ!! 」瞬間湯沸かし器のようにみるみる赤みが増していき、こちらの肩や胸をペチペチと叩いてくる。
地味な事で雪ノ下に勝ったけどわりかし痛い。ペチペチからベシベシって感じに変わってきてる。結構痛い。
なんだか小さい頃の拗ねた小町も似たような事をしているせいか自然と頭を撫でる。
ひたすらに撫でる。
すると段々と叩く力が大人しくなっていく。108もあるお兄ちゃんスキルはだてじゃないな。
ペチペチしていた手がするすると背中へと回されて額をピタリと胸板へとつけてくる。
「……てして」
ん?声が小さすぎて流石に聞こえない。
「……ギュってして」
むり。もう無理。萌え死ぬ。
誰だよ、こいつのこと可愛げがなくて、素直じゃない氷の女王とか言ったやつ。めちゃめちゃ可愛いじゃねぇか。
もう超甘やかしてやる。15年以上もお兄ちゃんしてる俺を舐めんな。
勢いのままに雪ノ下とより一層距離を縮め、華奢で今にも壊れそうな線の細さを感じながらゆっくりと抱きしめる。
仄かに香るサボンの匂いを感じながら長く艶やかな黒髪を梳いていく。
「もっと……」
「はいよ」股座の上にちょこんと乗ってきて前髪を巻き込みながらおでこを擦り付けてくる。
何だか妹を可愛がると言うより猫の毛並みを整えるとかに近い気がしてきた。自分も猫っぽいから猫大好きフリスキーなのかねぇ〜。
スリスリ。ナデナデ。
スリスリ。ナデナデ。
う〜ん……超猫猫しい。
何が猫猫しいって普段はツンツンしてるくせにこんだけ甘えてくる辺りが猫猫しい。 もうツンデレじゃなくてツンデレデレな勢い。
「ふふふ……」
「どした?」
俺の胸板にスリ付いてる横顔を覗き込めば、最近になって時折見せてくれる柔らかい笑みを浮かべている。
「いえ……こうして人の暖かさを感じるのも良い物だなと思ったのよ……」
「俺は人間湯たんぽか何かなのか……」
「あら?私の恋人は保温器では務まらないわよ」
「お、おう……」
俺の膝の上でわずかに頬を緩ませ小さく笑っている。こういった何気ないやり取りが、甘さの中にある普段に近いやり取りが、何かを取り払ってくれた気がした。
「んっっ。ふふ……大好きよ」
「へ……あ……おう」
「あなたは?」
「んぐっ……」
「その……何か、言ってくれないのかしら……」
両の手を俺の胸板にあてがいながら寄り掛かかってきて、少し潤んだ瞳が上目遣いでこちらを覗き込んでくる。
普段こういうことをしない子が無意識で可愛い仕草をしてくる。それが嬉しいやら恥ずかしいやら。
「きゃっ……んっ、んんっっっっっ〜〜〜……」
返事の代わりに思いっきり抱き寄せて唇へと吸い付いてやれば体を震わせて大きな反応を返してくる。
「ぷはっ、っっっっっ……んっ、んっ、んっ、んぅぅぅ……」
短い息継ぎを挟み、さらに吸い付きを強めていく。舌先を少しだけ出して唇をつつけばその度に反応が返って来て感度が上がって来ているのを感じる。
背中を強く抱きしめ、手を上下に擦り動かせば、
「んふぅっ……んんん、はひゃっ、はぅ、あんぅぅぅ……」
身体をがくがくとさせ、こちらの動きを阻害しようとキスをする。しかしそれによって余計に自らが感じてしまうというスパイラルに陥る。
背中の手をスライドさせて小振りで弾力のある、それでいて女性特有の柔らかさを併せ持ったヒップを揉みしだく。
グニグニと押し込むように指を動かせば適度な跳ね返りをみせながら指が沈み込んでいく。
「うぁぁ……あ、あぁぁ……」
ギュッギュッ、と柔らかな尻たぶを捏ねくり回すたびに嬌声をあげ、こちらへしがみ付いたり、腰を浮かせて俺の手から逃げようしたりする。
太ももへと手を伸ばして尻の付け根を外へと広げるように動かせば、足を閉じて手の動きを阻害しようとしているが脱力した体では抵抗もままならない。
首元へ回されていた腕は腰へと落ちて体重を支えられているのかも甚だ怪しい。
「やぁぁ……あっ、あぁぁ……これ、熱い……」
腰に添えられていた手が居場所を求めて俺の腰回りを彷徨った結果、大きく反り返った肉棒へと当たるわけで。
細さの際立つ5本の指が艶めかしくやわやわと蠢き、快感を煽ってくる。
「んぐぁ……ちょっ、待っ……」5本の指が10本に増えて玉袋やエラ、鈴口などを握ったり擦ったりしてくる。
その表情は淫靡に染まり、何処か攻撃的で妖艶さを感じさせる。されるがままであった状況を逆転できると踏んだのだろう、負けず嫌いな性格がもろに出てきて刺激をより一層強めてくる。
「くぁっ……ほんと待っ……こんっの……!」
尻を割るように動かしていた手を引き抜き、腰と肩とに腕を回して上下から押さえつけるようにして無理やり唇を奪い、押し倒す。
「んふっっ、ん、んぅ、んっ、んんんっっっっっ……ぢゅる、ずずず、んぐ、んぐんぐっ……」
大きな水音をたてながら唾液を流し込んでゆく。あっという間に目が虚ろになって、手もだらんと落ちきって力なくシーツを掴んでいる。
「んぐ、んぐっ、ぷはぁ……あ、あなたってば、どれほど、いじめ抜く気なの……」
「いやほら、お前が可愛すぎてつい、な……それにほら、お前も喜んでたし」
「へんたい、ばか、へんたい」
そう言っている割にはキスをせがみ、背中を撫でさすってくる。
柔らかく小さなキスをなんども交わしながら右手を内股へと手を滑り込ませ、左手でゆっくりと包み込みながら刺激を繰り返す。
小さく飛び出たピンクの突起を時折抓り、瑞々しい太ももを秘部に近づけながら揉むように刺激すれば、断続的に腰を跳ね上げ必死に快感を逃がそうとする。
それが何より嗜虐心を突き、もっとこの娘を淫らにしたい、よがらせたい、そんな情が湧き上がってくる。
「かはっ、あ、あ、あぁぁぁ……いんっ、んんんぅ、んんんっっっっっ〜〜〜」
唇を塞げば上げていた嬌声が口の中で反響しこちらへと伝わってくる。そして双丘の上にある突起と小さな豆とを摘んでやれば、上に乗っていた俺を跳ね除けんばかりに背中を反らせて絶頂へと達した。
「はぁ……はぁ……あなた、私に体力が無いのを知っての所業とは思えないわね」
「あぁ〜、そうだよな。お前テニスで1試合も保たない貧弱体力だったな……」
「その言い草、あなた完全に忘れていたのでしょ……」
「なんつうかさ、お前の仕草がやたらエロかったし……すげぇ魅力的だったし、めっちゃ可愛かったしで……」
「そ、そう。私が魅力的なのね……そしたら由比ヶ浜さんや姉さんだったらどうなるのかしらね……その、私より大きいし……」
さりげなく両の胸を気にしながら照れている。それは嬉しいのかしょぼくれてるのかどっちなんだ。
しかも、やはり未だに恥ずかしいのか腕で胸と下半身をなんとか隠している。それがまたこちらの情を誘い、悪戯心をくすぐってくる。
雪ノ下の後ろに周ると、何事かと顔を向けてきたので首筋から肩甲骨のあたりにかけてツ、ツーっと指を滑らせれば体を震わせる。
「ひゃうっ、あぅ〜……いひゃぁぁぁ〜……」
今度は下側から折り返してやれば二度も嬌声を上げて背中を反らせ、腕のガードが僅かに緩む。
そこへ、スルリと両手を差し込んで胸部を緩やかに揉みしだく。
「きゃっ、ちょっ、んぃぃぃっ!」
「この胸のことを言ってるなら心配ないぞ。こんだけ綺麗で形が整っててちゃんと柔らかければ十分すぎるだろ。それに……ほら、めちゃめちゃ感度いいし」
そう言ってキュッと明確に自己主張を始めた乳頭を苛めれば、
〜〜〜っっっっっ!!!
と、声にならない声を上げ、ガクガクと体を震わせながら海老反りになって綺麗な真っ白い首筋を露わにする。それが余りにも淫らで、淫靡で、淫猥で、堪らず吸い付いた。
「んひゃぁっ!あっ、あっ、やめっ……あぐぅっ!」
後ろから抱きすくめられ首筋にまで吸い付かれて俺のされるがまま、耳元で可愛らしい鳴き声をあげる。
慎ましやかな胸を触ればピクピクと反応を示し、首筋に吸い付いて乳首を嬲れば、より一層反応と嬌声をあげる。
「あぁっ、んぅっ、ひぎゃっ、んあああっっっっっ!!」
ほんの少し塩味のする汗が垂れる首筋に吸い付きながら舐め、乳房全体を手のひらで包み込み、親指と人差し指で円を作るようにしてピンと張った乳首を摘めば、あっという間にはてた。
「指、入れるぞ……」盛大にイキ果て、太ももに向かって淫液が滴り落ちている大元。
肉親以外の、しかもとびきりの美少女のそこから目が離せない。
僅かな月光に反射してピンク色をした秘部の割れ目へと指を近づけていく。指が触れると達したばかりなのもあってか驚くほど湿っていた。
中指がチュルリと吸い込まれるようにして入り込み、中の肉を広げる。
「んぁぁ……」
蕩けきった声を漏らす雪ノ下。その声に反応してピクリと俺の息子が跳ねる。
超が付くほど敏感体質な彼女がどれほど絶頂するのか。中をぐちゃぐちゃにかき回して狂わせてみたい。何度も、何度も、快感を味あわせて特大の嬌声を上げさせてみたい。この娘がどれほど乱れるのか見てみたい。そんな獣欲にも似た興奮を可能な限り押しとどめる。
じわりじわりと指を動かして中をゆっくりと押し開くようにほぐし、強烈な反応を示した陰核も同時に親指で押してやる。
「うぁぁぁ……あっ、んぅっ、んぁっ、んひゃっ、あっ、あぁぁ、ひあぁぁぁぁっっっ……!
んぃっ!?んんっ、んっ、んぅっっんぅっ、んっっっっっ、んふぅぅぅ〜〜〜っ!
いひゃっ、もうっ、ひゃめっっっ、えぁぁぁっっっっ。
やぁぁ、いあっ、まっ、待ちなさっ、待ってぇ、まっへぇっっっっっ!
……ひぎっ!……も、もう、んいぃぃぃぃ〜〜〜っっ!」
最初こそ挿入された指の感覚に若干の戸惑いを表したものの、すぐに快感へと変わって敏感さに輪を掛ける。シーツを握りしめ、太ももを震わせ、達するたびに反応が良くなってゆく。
なにやら恥ずかしくなったのか途中で声を抑えようとしが失敗。まさに快楽には勝てなかったよ状態である。
指を引き抜けば指先の皮膚がふやけ、少し粘り気のある愛液がべったりと付着している。
ぐったりと弛緩した雪ノ下をゆっくりと寝かせてやれば唇は僅かに開き、息絶え絶え。なんとか肩で息をしていた。
秘することなく顕になった足の付け根からは液体がしとどに溢れ出てて、部屋を満たしていく匂いは何処までもいやらしい。
秘部には楚々として切り揃えられた恥毛が淫液で肌に張り付いている。
太ももを持ち上げ、濡れそぼった小さな入口の辺りを亀頭で上下させる。
僅かなへこみ、肉棒の挿入口を捉えたのが分かったのだろう。虚ろだった目に生気が戻り、弛緩していた肢体には小さな緊張が走る。
「良いか?」
「えぇ」
言葉少なく了承を取り、亀頭を膣口へと沈めていく。乱れに乱れた影響もあるのだろう。陰唇は光を乱反射させて濡れ光り、小さな挿入口は人肌以上に温かく感じられ、男を迎え入れようと柔らかく包み込まんとしているように思えた。
「ほんとに良いな?」
「……どうぞ、んっ……」
小さく微笑み、口づけを交わした雪ノ下が発したその一言は今までのどんな言葉よりも、どんな笑顔よりも美しく、温かく、そして淫靡だった。
この笑顔を守りたい。
できるだけ彼女を辛くさせないようにしよう。
出来得るのならずっと彼女のそばに居たい。
そう決めてやっと動き始める。
「あ、あぁ……んくぅっ、んっ、んぁぁ……」
肉棒を支え、あてがった亀頭をゆっくりと膣口へと沈め、更に奥へと進めていく。僅かな緊張と弛緩を繰り返すたびに膣肉も収縮を繰り返し、それだけで出しそうになる。
途中で漫然と引っかかりを感じがした。これが純潔の証だと思い、雪ノ下と目を合わせる。
「ん……」小さな、しかし確かな頷きを確認し、挿入を進める。
押し込みをすればする程に眉をひそめ、苦悶の表情を浮かべ、僅かな雫を湛える。
せめてもと思い、長く艶やかな黒髪を撫でながら腰を進める。
さらに腰を押し進めた所で強烈な締め付けから解放され、柔らかな包容へと変わる。
「んんっっっ〜〜〜!」
目尻に溜まった涙を一筋だけ流し、ただただ耐えていた。
「んむっ、はむぅ、んんっ、んぅぅ……」
執拗にキスをして何とか痛みを紛らわせたい。その一心で唇を合わせ、啄む。
「ぷはっ……大丈夫、じゃないよな……」
「……お世辞にもね。正直ここまでとは思っていなかったわ」
「そうだよな。すまん、もっとお前を労ってやれれば良いんだが……」
「雪乃、そう呼んで頂戴……それと、できれば、キスも……その……」
「ゆ、雪乃。雪乃、んぷっ……!」
くしゃくしゃの笑みを浮かべ、泣きそうな顔で唇に吸い付いてくる。彼女の髪を巻き込まないように頭の上に手を回し、唇を舐らせながら交わる。
数分なのか数十分なのか、ただひたすら唇を合わせ、呼吸が辛くなれば息継ぎをしてまた唇を合わせ続けた。頭を撫で、時折胸を刺激し、ゆるゆると緩慢に交わった。
いつからか合わせた口の間から小さな嬌声が漏れ出て、緊張も取れ、辛そうだった表情にも余裕が出てきていた。
「……そろそろ動いても大丈夫か?」
「え、えぇ……むしろもう気持ち良い……いえ、なんでも無いわ」
「そ、そうか。気持ちよくなってたんだな……」
「い、いえ……違うのよ、その、厳密に言えば違くないのだけれど……」
口を滑らせた結果。自爆をしてしまい頬の赤みが増して、やや混乱気味の雪乃。
「何この子、かわいい……」
思わず漏れ出てしまい、しまったと思って口を噤めばそこには顔を真っ赤に染めた彼女がいた。
「か、可愛いって……」
「そうだぞ、雪乃は可愛いぞ。雪乃が思ってるよりずっと可愛いぞ」
「そ、そんなに何度も……」
「いいや、何度でも言うね。めっちゃ可愛い。超かわいい」
「あう…………ひゃうっ!」
よっしゃ!勝った!なんか分からんけど勝ったぞ。あと、赤面してるゆきのん超可愛い。それと同時に柔らかな膣肉が締まりを強め、感じたことを表していた。
「……進めるぞ」
「きて……」
たった二文字の単語に堪らなく欲情し、興奮した。
ぐぷぐぷと進めればきつく締まりをみせたかと思えば、温かく柔らかな感触で包み込まれる。上下左右から緩慢な締め付けに加え、全体が小さな蠕動で肉棒を刺激してやまない。
もうすぐ己の分身が全て埋まりきる。その直前だった。
ごぶっ、ごぽごぽっ、ごぶっ……。
もはや男の面目も何もない。ただただ情けなかった。
「んっ、んぐぁっ、あっ、ああぁぁ……っ!」
白濁を中にぶち撒け、中から溢れてくる潤滑液と混ざり合い、浸透していく。
そしてその表情は乱れ、情に満ち溢れ、にこやかに微笑んでいた。
「すまん……途中で果てちまった。情けねぇ……」
ボソボソと言葉を漏らす。
すると、当の彼女は快感に浸り、特に気にした様子もなくこちらへと手を伸ばした。
「あなたが謝ることはないでしょうに……生理現象でしょう。むしろ私としてはこんなにもあなたが感じてくれたことを嬉しく思うし、この後より長くあなたと感じられる。そう思うのだけれど」
こちらの頬を挟みながらそう、優しく微笑む。
顔が一気に熱くなる。
ショボくれていた心を吹き飛ばし、とてつもない情が湧いてくる。
あぁ、これからは情愛と、愛欲と、欲情と、情熱を混ぜ合わせ、確かめる行為なのだ。そう思った。
「続きいくぞ……」
「んっ……もちろんよ」
一度出したのに萎えをみせない肉棒をきっちりと最後まで突き入れる。
「くぁっ、んああぁぁぁっ……」すぐさま嬌声を上げ、もう放しはしないとばかりに手足をこちらへと巻きつけ、ゆるく抱きとめてくる。
それが堪らなく愛おしく、可愛らしく、温かかった。
「八幡……一緒に、ね?」
「……っっっ!」
僅かに残っていた理性は跡形もなく弾け飛び、残ったのは情欲と僅かの優しい何かだけ。
「あひぃぃっっっっっ!」
熱くなった肉棒を再度奥まで突き入れると、一段と高くなった喘ぎ声が耳朶を打ち、欲情を煽る。
一度出したせいもあるのだろう。より一層敏感さに拍車をかけている上に、滑らかな腰を引っ張ることで打ち付けが強くなり身体を走る快感が恐ろしい程高まっていく。
「止めねぇぞ……果てるまでやるからな……っ!」
雪乃の体力が底を突いて気をやるまでなんとか耐えようと震えた声を告げる。
ずぢゅ、じゅぶ、ずぶぶっ、と卑猥な音を結合部から上げながら腰を打ち付ければ、叩きつけられる快感にあごがそり返るのを必死に抑え、とろんとした目でこちらを見つめているのに気付く。それが狂おしいほどに可愛らしく首を伸ばしてキスを落とせば、
「あうっ……んふぅ、んん……っ!」
甘く愛らしい声と快楽に染まった声とをくぐもらせながら、肉棒を包み込む。
中をエラで引っ掻くように腰を動かせば、道半ば辺りで腰を上げて快感を少しでも逃がそうとする。こちらが動きを緩めて奥を刺激するようにしてやれば、首へと手を回して目一杯に快感を得ようとする。時折互いの唾液を混ぜ合うようにディープキスをしながら、下の方でも混じり合いを続ける。
「くあっ……雪乃……そろそろ、出すぞっ……」
「きて、きてぇ、はやく……はちまん、はやく……っ!」
下半身の一部が引き締まるように僅かに震えを感じる。白濁の波に前傾姿勢で耐え、雪乃の首へと手を回し、がっちりと肩を掴む。
来る、そう思ったと同時に腰を打ち付ければ、迎えに来たかのように降りて来た子宮の入口と亀頭がぴったりと吸い付き、
「かはっ……あぁぁああああああっっっっっ……!」
「うぐぁっ……!」
雪乃が手と足を俺の腰に回してより深く息子を捉え、全身を痙攣させる。それと連動して蠕動を起こし、大量の精液を子袋へと送り込む。
「ああっ!きたぁ……熱いのきはぁぁぁ〜〜〜っ、ひあっっっ……!」
どびゅっ、どくどくどくっ、ごぶぶぶっ……びゅぶっ……。
普段より多く、しかも到底二度目とは思えないほどの白濁の奔流に目を白黒させ、喘ぐ。強烈な射精が終わっても、肉竿が跳ねるたびに子宮が一滴も逃さないとばかりに食い付く。
「あうっ……あっ、あっ、ああぁぁぁっ……」
雪乃が口を半開きにし、虚ろな表情でこちらを眺めてくる。
「はぁっ、はふっ……雪乃、雪乃……」
「はふぅっ……うぁっ……は、はちまん……はちまん……」
流し込まれた精液が揺れ、中を刺激するたびに嬌声を漏らしながら絶頂の余韻に浸る。
「……もう休んどけ」
「……えぇ、ありがとう」
ただでさえ体力が無いに等しいのに、敏感な身体で行為をしたのだから、疲労は相当なものなのだろう。小さく微笑むと俺の下で穏やかな寝息を立て始めた。
流石にこのまま寝るのは不味いと思って静まり返った息子をティッシュで、何故か置いてあったタオルで雪乃の身体を拭いてとりあえずの後片付けをした。
そう言えば、と思い立ち扉を開けようとしたが相変わらず閉じたまま。朝には戻ってないと流石に大変だけど俺の部屋で良かったな、とか呑気なことを考えながらベッドに戻る。
肌寒かったのか布団に丸まって入り、眠る雪乃がやっぱり猫っぽくて可愛らしい。
…………。
……そう言えば俺、普通に名前呼びしてたぞ。
「…………」
うぉぉ……めっちゃ恥ずかしい。超恥ずかしい。よし、辞めよう。八幡は考えることをやめた。
そんな風に考えながらいつもより小さく感じられる布団に潜り込み、枕を雪乃の下に差し込んで、自分は自分の腕で腕枕。おぉ、俺ってば超紳士。そんなアホなことを考えているうちに、隣から聞こえる小さな寝息に誘われてゆっくりと眠りに落ちていった。
おまけ
「しっつれいしま〜す……わーお!」
「どれどれ……おぉ〜!二人とも可愛いぃ〜!」
「って、この匂いは流石にポイント低いよ……でもでも!やることやって、お義姉ちゃんを確保したからポイント増加なのかな?ムムム……」
「ふふふ……この寝顔はちゃんと撮っといたから後で雪乃ちゃんのこと揶揄ってあげなきゃね!」
「おっ!後でその写真下さいな?」
「勿論だよん!これからは私の妹が二人になるのか……まっ、それもありかな」
二人が寝た後にそんな会話があったとか無かったとか……
おしまい
ここまで読んでいただきありがとうございました。
いやぁ〜18禁はやっぱり難しい・・・
なんにせよ、きちんと終わらせられて一安心です。
そう言えばハーメルンで投稿を始めてそろそろ1年になるんですね・・・時は早いもんです
皆さま良いお年をお過ごし下さい。
そして、また何処かでお会いしてご自愛頂ければと思います。
重ね重ね、読んでいただきましてありがとうございました。