※この作品はR-18です。

とある魔族のペットな彼女   作:寿 タカシ

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誤字報告&感想ありがとうございました。


今回はエロ回です。ただし、リョナ表現、軽度のスカトロ表現、レイプ表現あり。

静流が酷い目に遭うのを見たくない人は読まないでください。絶対に気分を害されます。

また、独自設定あります。


第二話

 数時間前に手に入れた情報を整理しながら、静流はベッドに体を横たえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エステサロンからの帰路。静かな車内に、ふと、鴉の声が響いた。

 

「俺ばかりがお前の事を知っているのは些か不公平だな。知りたいことを教えてやるぞ」

 

 長い足を組んで座る鴉は愉悦の色が浮かぶ瞳で静流を見やる。

 鴉から距離を置き、購入したケアセットを壁にして真っ直ぐ前だけを見据え無表情を貫いていた静流は、横目に鴉を一瞥すると再び視線を前方に戻した。

 

「エステサロンは誰の紹介だったのですか?」

 

「ノマドの魔界騎士殿だな」

 

 帰ってきた答えに静流の目は見開かれた。

 魔界騎士と言えばピンからキリまで様々に存在するがノマドと付けば思い浮かべるのはただ一人、ノマド創始者にして吸血鬼の始祖。不死の王などとも呼ばれ対魔忍のトップである井河(いがわ)アサギとも因縁のある男、エドウィン・ブラックの秘書──

 

「魔界騎士イングリット……」

 

「普段はそんなものに興味はないと言わんばかりだがな、試しに聞いてみたら紹介された。まぁ、自分の為というよりは主の為なのだろうがな」

 

 なんてことはないと言わんばかりの鴉に静流は一つの結論を出そうとして──

 

「ああ、言っておくが俺はノマドの幹部ではないぞ。勝手気侭にやるのが性に合っているからな、フリーランスで通している。ただ、俺もブラックと同じ支配者階級の一人だからな、多少の付き合いがあるだけだ」

 

 鴉の言葉に否定された。だが、それ以上に厄介な情報が齎された。高位の魔族だと思っていたが、まさか強者こそが正義である魔界におけるトップクラスともいうべき支配者階級の一人だとは思わなかった。

 

「その様子だと俺が支配者階級であることが不思議か? まぁ、稀にいるのさ俺の様に配下等を煩わしいと思う支配者階級も。所謂、君臨すれど統治せずといやつだ。人間界での有名どころはえ不死の王(ブラック)に、最近進出してきた炎獄の女王(アスタロト)、屍の王(レイス・ロード)の様な支配者階級らしい者達ばかりの上、俺のような支配者階級(やから)は少数派だから想像できないかもしれないがな」

 

 静流は鴉の言葉に目の前が暗闇に閉ざされたような感覚に陥る。

 最強の対魔忍・井河アサギをして仕留めきれない怪物、エドウィン・ブラックと同格の存在を出し抜くなり、討伐しなければいけない状況。ハニートラップの専門家である房術使いや、戦闘が主な任務の対魔忍なら兎も角、危険な状況に陥らないことこそが上策な潜入任務の専門家には荷が重い。唯一の救いはエドウィン・ブラックと違い多数の配下がいない事だが、慰めにもならない。さらに絶望的になった自分の状況に静流は思わずため息をもらした。

 

「くくっ、大変だな。まぁ、頑張ってくれ」

 

 そんな静流の様子に愉し気に肩を震わす鴉を思わず睨んで、「一体誰のせいだとッ!」と内心叫んでいた。口に出して言わないのは鴉を余計に愉しませるだけだからだ。

 

「──あの時、私を攫った時、なぜあの場所に?」

 

「依頼だ。久しぶりに俺も体を動かしたくなってな。まぁ、予想通りに繁殖猿共ばかりで準備運動にもならなかったが」

 

 気を取り直した静流の問いに鴉は即答する。

 これでいよいよ今回静流が囚われた件は対魔忍にとってはイレギュラーであり、捜索は行われるだろうが鴉に辿り着くのはかなり厳しいと言える。何しろ、鴉が壊滅させたであろう施設と鴉自身に繋がりが全くないのだから。唯一の可能性は鴉の依頼主と件の施設の繋がりのみだが、おそらく敵対関係だったと想像するしかないがそこから鴉に辿り着くにはあまりにも細いどころか、繋がっていないと言っても過言ではない繋がりだ。絶望的すぎる。

 

(アサギ様が情報収集を疎かにするからッ!)

 

 歯を食いしばり、常日頃から思っている井河アサギ(トップ)に対する愚痴が内心で零れる。こうなるともう頼りになるのは、アサギの側近であり元軍人であるが故にか諜報活動の重要性をよく理解している八津(やつ)九郎(くろう)ぐらいだろう。もっとも、有能な対魔忍として常日頃から仕事に忙殺されている九郎に期待するのは酷だろうし、行方不明の対魔忍の捜索任務などまず九郎には回せっこない。何せ、任務中に行方不明になる対魔忍など下忍には多いし、上忍にしか任せられない任務も多い。そうすれば必然的に探索任務に就くのはそういう能力を持つ下忍になる。そして、支配者階級である鴉が絡む今回の件は明らかに下忍は役者不足だ。

 因みにだが、アサギが諜報活動に力を入れていないのは、その重要性を理解していないのではなく、理解していても大々的に動けないからである。元々、一族単位で活動していた対魔忍がアサギをトップに内務省公共安全庁、調査第三部<セクションスリー>に所属となったのは近年の話である。魔族関連に強い権限を持ってはいるものの常人を圧倒的に上回り、忍術等の異能や特殊技術を有する対魔忍に独自の諜報活動の許可を許すほど政府も間抜けではないし、アサギの上司に当たる山本(やまもと)信繁(のぶしげ)も有能な男ではあるが、彼の政治力も政府や有力者達の意向を無視してゴリ押しできるほど高くはない。そして、アサギの元で(内情はともかく)ようやく一つにまとまった対魔忍は必要以上に強い権限を持たせてもらえるほどの信頼も信用もない。

 組織としても、個人としても手痛い罠に嵌められた経験のあるアサギが諜報活動を重視出来ずに個人に負担をかけるしかない現状はこうしてできている。流石にアサギも手痛い失敗を経験してなお諜報活動の重要性が分からないほど無能ではないし、そんな人間が対魔忍を組織として纏め上げるのも不可能である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 思い出したら思わす重い溜息が口から洩れてしまう。諦める気は毛頭ないが支配者階級の実力者であり、見えない爆弾の使い手である鴉が相手である絶望的な状況を思えば無理からぬことである。

 その時、ふと視線を感じ何気無くそちらに視線を向ける.

 そこに居たのは鴉であった。

 昼間と変わらぬ装いで壁に背を預け、静かに静流を観察していた鴉は、慌ててベッドから飛び出した静流を呆れたように見やる。

 

「些か緊張感が足りないな。格下が格上のテリトリーで気を抜くのは感心しない。これは躾が必要かな」

 

「好き勝手に言ってくれてッ!」

 

 朝とにたような構図。違うのは距離が離れていることと、静流の服装。そして、静流の状態だ。

 朝とは違いマゼンタの扇情的なベビードールに同じくマゼンタのふんだんにフリルを使った可愛らしさとセクシーさが混同したショーツ姿の静流は、十分な休息と食事で完全に復調したが故に自身の忍術、木遁の術を行使する。

 本来なら植物が持つあらゆる毒を持たせる事ができる花弁で周囲の敵を攻撃する《忍法・花散る乱》を使用したい所だが、鴉の装着しているマスクが防毒仕様である可能性と鴉が支配者階級の魔族である事を考慮し、より確実にダメージを与える為に自身の得物である薔薇の鞭を選択する。生半可な装甲であれば切り裂くことも可能な鋭く長い棘が特徴の鞭を出現させると同時に振るう。普通の鞭であれば間合いの外、ただの威嚇行為になる筈だったそれは、鞭の先端が音速を超えていく過程で瞬時に伸びることによって相手に間合いの誤認を誘う、木遁と鞭双方を修めた静流ならではの技法だ。

 

「器用な事だ」

 

 腕組みをして背を壁に預けたままの鴉に、音速に達し衝撃波とソニックブームを轟かせる鞭が迫るが次の瞬間、重く響く爆発音と共に鞭の先端部分が爆散する。

 それを見た静流は鋭く舌打ちをすると、片手で保持した鞭の爆散した部分を再生させ縦横無尽に振るいながら、空いた手に別の鞭を出現させ同時に振るう。

 聡明な静流は鴉の能力を聞かされてから鴉の取りうる戦法を幾つか思い浮かべていた。

 そのうちの一つが、格下には爆弾が見えないという特性を生かした爆弾による防御幕である。

 自身の周囲に爆弾を配置し、攻撃に対して爆発させるだけで爆発反応装甲(リアクティブアーマー)の様な効果が得られる。

 そもそもにおいて、地雷の様に何処に爆弾が配置されているのかわからない以上、狙って隙間を通すことは不可能である。

 そんな防御幕を突破する為に静流が導きだした解決策が速さと手数。つまり、爆弾を爆発させて出来た穴に最速で攻撃を通すか、処理能力を凌駕する量の攻撃で防御幕を突破するという事である。

 そして、それが如何に楽観的であったかを静流は知ることとなる。

 

「──くッ!」

 

 鞭が爆散した後の煙を切り裂いて、もう一方の鞭が鴉を襲うが、おおよそ同じ位置で他の鞭も爆散する。先程からこれの繰り返しで、涼しいい顔で静流を見やる鴉に静流の鞭が届くことはない。予想以上に硬い守りに埒が明かないと感じた静流はその埒を明ける為に別の手段に出た。

 

「ハッ!」

 

 気合いと共に突き出した掌から花弁の渦か現れ、瞬く間に巨大化した渦は防御幕ごと呑み込まんと鴉に迫る。

 花弁の渦は静流の得意とする《忍法・花散る乱》の応用忍術であり、花弁に含まれた毒で敵を攻撃する《忍法・花散る乱》に対し、この応用忍術は花弁そのものを硬化し刃の様に研ぎ澄まされたそれをで形成された渦で対象をズタズタに切り裂く技だ。即席とはいえけっして侮れないそれに対し、鴉は身動ぎ一つしない。

 爆音が室内に響く。対応される前に押しきろうと花弁の勢いは増す一方だが、花弁と爆発は拮抗したまま動きを見せない。

 そんな折、鴉は悠然と歩みだす。一歩踏み出す毎に、その分だけ爆発が花弁を押し込み、拮抗状態が崩されていく。

 

「対応は悪くない。問題は力量がまったく届いていない事だな」

 

 事此処に至れば、鴉の言い分も理解できる。

 方法は間違っていなかった。間違っていのはエドウィン・ブラックと同格である支配者階級相手に正面切って戦ってしまったこと。

 兎に角、どうにかして搦め手を打てる状況を作り出すことこそ静流のすべき事だった。だが、静流のプライドがそれを許さず、正面切って戦ってしまったことこそが敗因だった。

 爆弾と花弁が拮抗している故に上がる煙が目の前まで迫るなか、必死に解決策を練る静流の耳にその声は届いた。

 

「では、躾の時間だ──死んでくれるなよ?」

 

 静流がその声に身構える余裕もなく、唐突に静流の四肢は爆発に飲み込まれた。

 

「──えっ?」

 

 立っていることも出来ず、尻餅をついて崩れ落ちた静流の目に飛び込んだのは、爆発の衝撃と熱で焼け爛れ真っ当に機能しなくなった美しかった四肢の無惨な姿。エステで丁寧に磨きあげた肌も爪も重度の火傷どころか、末端に至っては炭化して崩れている。

 素人目でも一目で理解できる。もう、手も足も使い物にならないのだと。

 

「ッ────!!」

 

 それを認識した瞬間、遅れてやってきた激痛が静流を襲い、体を仰け反らせ声になら無い悲鳴を上げる。

 

「あああっ! ヴァァアアアアアッ! ひぐっ! いいィィいぃいぃいいっ!」

 

 意味のなさない苦悶の悲鳴を上げ、両手両足が動かない為に体を左右に揺らしたり、仰け反り不格好なブリッジをしながら悶え苦しむ静流。

 その様子を静かに見下ろす鴉の目元はうっすらと窄まっている。きっとマスクの下の口は大きく弧を描いた笑みを浮かべているのだろう。見る者を恐怖に陥れるような、そんな悍ましく、狂気的な笑みを。

 

「好い声だ、静流──ああ、お前の悲鳴は実に耳に心地いい。磨き上げられた肌が爪が、細くしなやかな指が腕が脚が、無残にも焼け爛れ崩れる……積み上げた何かが崩れるこの瞬間が、たまらなく────好い」

 

 蕩ける様に甘く、愛おし気に声をかけながらも、七転八倒する静流に近づいた鴉は静流に見えるようにゆっくりと足を持ち上げる。その足の下には静流の焼け爛れ、炭化した皮膚や上層の肉が崩れ落ちた足。

 涙と鼻水で顔を濡らす静流は苦痛で思考が纏まらず鴉の行動の意味を理解出来ない。

 

「忙しいところ悪いが、躾はまだ終わっていないぞ。もっと──静流(おまえ)の悲鳴(こえ)を聞かせてくれ。喉が枯れ果てる程悲鳴(こえ)を……」

 

 鴉の足が踏み下ろされる。乾いた音が確かに室内に響いた。

 静流は呆然とそれを眺めていた。あまりに非現実的な状況と苦痛に理解が追い付かないのだ。そして、理解が追い付いてくれば──

 

「っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

 

 鴉の足が踏み抜いたのは、もはや足の形をした肉塊となっていたそれ。まだ残っていた肉も骨も纏めて踏み抜かれ最早奇跡的に繋がっているだけの状態となったそれから足を上げる鴉。

 静流と言えば限界まで口を開けて絶叫を上げ、涙と鼻水を撒き散らしながら顔を激しく左右に振る。

 もはや静流に美しく聡明な面影はない。

 大きく見開かれた瞳からは止め処なく涙が溢れ、鼻からは粘度の低い鼻水流れ落ちる。魅力的な唇は限界まで開かれ魅力的な筈の声は既に枯れ始めていて、四肢を壊された故に動かない体はまるで陸に打ち上げられた魚の様に悶えている。

 客観的に見て酷い有様の静流だが、その有様こそ鴉にとっては何よりも魅力的だ。

 鴉とて真面な感性は持ち合わせている。それ故にペットとして静流を傍に置いておこうと思ったのだ。しかし、それ以上に美しいモノ、完成されたモノ、強いモノ、そういった何かが壊れる様に魅力を感じる嗜虐性が強いのだ。

 ふと、鴉が気が付けば小さな水音が耳に届いた。心当たりに目を目を向ければ暴れ疲れたのか、小さく痙攣する静流の股間から徐々に水たまりが広がっていた。

 あまりの苦痛と自身の体の一部が壊された恐怖から静流がついに失禁してしまったのだ。

 苦笑を零し、緩やかに首を振る鴉。静流を見る眼差しは不自然なほど優しい。そんな鴉と視線が合ってしまった静流と言えば、恐怖に目を揺らしなが小さく首を横に振り、引き攣った顔で譫言の様に否定の言葉を零していた。

 

「ああ──粗相するとはしょうがない静流(ペット)だ。もっと確りと躾けないとな」

 

「ああっ──い゛や、やめ゛────ッ!」

 

 絶叫は直ぐに響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クツクツと肩を震わせる鴉の視線の先にある静流の様子は凄惨の一言につきた。

 末端が炭化する程に重度の火傷で焼け焦げた上に、壊れた玩具の様に関節も無い場所であられもない方向に曲がった四肢。股座とショーツは失禁の為に尿で濡れそぼり、豊満な胸は大きく痙攣する度に揺れているが、白目を剥いて涙と鼻水で顔を濡らし口の端しからは泡さえ吹いてる有り様では魅力など感じる余裕もないだろう。

 そんな静流を無造作に抱え上げる鴉。四肢が力なく垂れ下がり痛々しく、気絶しているものの苦痛を感じるのだろう呻き声を上げている。

 抱え上げた静流をベッドの上に放り投げる様に寝かせる。

 その衝撃で目が覚めたのか、焦点の合っていない目で周囲を呻きながら見まわしている。

 そのピンボケした静流の視界に映ったのは服を脱ぎすてる鴉の姿。

 細身に見えて鍛え抜かれたがっしりとした体躯。胸の中央に大きな火傷の跡の様なものがあるが、それ以外に傷らしい傷もない彫刻の様な全裸を惜しげもなく晒した鴉は、寝起き特有の混濁した思考の中、呆けたようにこちらを見つめる静流を気にすることなく爆発の煽りを受けボロボロになったベビードールと、尿で濡れるショーツを毟り取った。

 

「なに、を──」

 

 茫然とそう呟く静流を無視して、尿で濡れそぼった秘所に自身の血管が浮き上がる程にそそり立つ巨根を前戯もなしに突き込む。

 

「う゛あっ──」

 

 もう、声を上げる気力もないのだろう、しゃがれた声で呻く静流を考慮もせずにまるで道具を使う様に力強いグラインドで静流の膣内を攻め上げる鴉。

 力強いというよりは暴力的なだけのそれを、苦痛に悶え、絶叫で喉を枯らした故にまともに呻き声を上げる事すら不可能な程に消耗した静流は、人形のようにその行為を受け入れる他ない。

 それでも体が性的に反応をしてしまうのは、対魔忍ゆえの頑丈さの為か、散々にオークに嬲られた故にか。

 ぷっくりと隆起した乳首を摘み上げ、別の手で掌からはみ出る乳房を握り込む。単純に指先や掌のに帰ってくる感触を楽しむだけの行為。相手が快楽を得ているかどうかなどお構いなしのそれはレイプ以外の何物でもなく、真面に働かない頭の片隅で一方的に蹂躙される惨めさを感じ、光を失った瞳から一滴の涙が零れる。

 そんな時、肌触りが良くと指が沈み込むほどに柔らかい豊満な胸の感触を楽しむのに飽きたのか鴉の手がそこから離れていく。が────

 

「かふひゅっ」

 

 最早、呼吸するのがやっとだった静流の口から奇妙な声が漏れる。

 胸から離れた鴉の掌がそっと静流の首に添えられ、そして、一気に絞める。

 マスクで口元が隠れているが、それでも優しく微笑んでいるとわかる顔で自身の首を絞める鴉を光を失った瞳と、短時間で両の手足を失った上に凄まじい激痛に晒されたことにより表情が抜け落ちてしまった顔で見つめる静流。

 静流はぼんやりと考えていた。想像以上の嗜虐性の持ち主だった鴉。正直、レイプぐらいはされる覚悟はあったし、最後まで抵抗する気概もあったがここまでの事をいきなりされるとは思わなかった。鴉の実力を見誤り、その性質を見誤り──自分は有能な人間だと思ったが……この様である。オーク達に凌辱された日々も酷いものだったが、ある意味今の方がもっと惨めだ。例え運よく救出されたとしても、以前の様に対魔忍として活動できるか自信がない。肉体的になら腹立たしいが対魔忍には能力的には優秀な魔科医である桐生(きりゅう)佐馬斗(さばと)がいるので何とかなるだろう。しかし、精神的には果たして自分は立ち直れるのか……そんなことを考えていた静流の脳裏に火花が散る。鴉が子宮口を抉じ開けんばかりの勢いで自身の巨根を叩きつけた衝撃によるものだ。

 

「かはっ──」

 

 首を絞められている故にか細い呼気が口から漏れる。静流の顔は酸欠と動脈を絞められたことにより蒼白だ。

 鴉が小さく呻く。微かに口を開いた子宮口に密着した鈴口から大量の白濁液が濁流となって静流の子宮を、更に入りきらなかったモノが膣内を犯していく。

 それを感じながら、「今日は排卵日じゃなかったですよね?」とまるで他人事のように考える静流。

 酸欠と血流を止められたことにより混濁していく意識と擦れていく視界の中、白濁の子種汁を思う存分に放出した故に半立ちとなった剛直を扱く鴉の姿が目に入る。

 尿道に残っていた残り汁が飛び出して静流の顔と眼鏡を汚していく。

 

「ふふっ、存外楽しめたぞ。ああ、お前は躾がいのあるペットだ、静流」

 

 そんな声が耳朶に届いたのを感じた気がして、静流の意識は闇に飲まれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼いたします」

 

 静流が再び気絶し、弛緩した体から尿と便が漏れるのを苦笑を浮かべながら眺め終わった鴉の耳朶に、侍女として長年鴉に仕える淫魔族の女の声が届く。

 背後からナイトガウンを着せたメイドが静かに鴉の後方に控える。

 何かと気難しく嗜虐性の強い鴉の侍女を長年勤めあげているだけに、侍女としてだけではなく他分野においても有能なこの女魔族は、普通の人間なら思うところが一つや二つは思いつきそうな静流の酷いありさまを見ても、侍女であり、淫魔族であるが故に眉一つ動かすことなく自身の主人の傍に控えている。これから何をすればいいかを理解しているが、あくまでも自分は侍従である為に主人たる鴉の言葉を待っているのだ。

 そういう弁えているところが気に入っている鴉は身を翻すと短く指示を出す。

 

「後片付けをしておけ」

 

「かしこまりました。入浴の準備は整っております」

 

 静々と頭を下げる侍女に振り返る事もなく鴉は退室していく。

 後に残されたのは、尿と便、そして、思うさまに吐き出された牡汁を垂れ流す静流と、鴉が完全に退室し姿が見えなくなるまで頭を下げる侍女だけだった。

 




いかがでしたでしょうか?

幽遊白書にもあった鴉のリョナ(男同士)シーンを参考にした訳でも無いですけど、鴉を使う以上リョナしないとと、人生初のリョナを書いてみました。

感想お待ちしております。
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