---和泉正宗---
高校生組はお昼過ぎに来られると、恵から連絡があった。先輩とエミリーと3人で、お昼ご飯の支度を始めた。紗霧は智恵をモデルにエロマンガ先生としてイラストを描いている。
「兄さん、ちょっと…」
お昼少し前、紗霧に呼ばれた。二人で地下室に降りていくと…あの甘い香り…おぃおぃ…そうか、改築の際に残留物が地下室に流れ込んだんか。紗霧は問題無いみたいだった。免疫ができたのだろうか。そうなると、智恵は…
地下室で智恵は道具を使って、自分を責めていた。見たく無いシーンだよ、これは…女性のセルフって激しいんだなと、実感した俺。
「む、む、ムネ君…」
俺と目が合い、智恵がゾンビのような動作で近づいて来た。どうするよ、これ…紗霧はやらかした感からか、蒼い顔で俺を見ていた。
智恵をお姫様だっこして、お風呂場へと運び、全身を洗浄していく。3回目ともなると、対処方法は身体が覚えている。
「ねぇ、抱いて…」
色っぽい声で智恵に言われた。俺のアレはムクムクビンビンしてきているが、一向に悶悶としてこない。智恵は手慣れた手つきで、俺の下半身を露わにして、アレを口に頬張った。
モゴモゴ…ハムハム…うっ…ゴクッ!
智恵の口の中から、なんとも言え無い音がしている。彼女の視線は上目遣いで俺の表情を見ているようで、その瞳は潤んでいた。しかし、どうして良いかわからない俺は、立ち尽くすだけであった。
「おい、またかぁ」
先輩の声がした。
「地下室の掃除しないと危険ですね」
先輩と冷静な会話をする俺であったが、下半身は大変なことになっていた。
「そうだな」
中学生組は真っ赤な顔で、智恵の行為を、息を飲んで見学していた。
「来て…ムネ君…」
なんとも言え無い智恵の表情…あぁ、デッサンしたいって思っていたら、紗霧が描いていた。ズルい…紗霧に気を取られていた間に、俺のアレは俺の承諾無く、智恵の中に取り込まれていた。自ら腰を動かす智恵。俺の服は濡れていく…
「あぁぁぁ…いい…」
恍惚な表情を浮かべる智恵。その表情に少しだけムラっと来た。紗霧の方からはシャッター音がする。後で、見せて貰うか。達した智恵は俺に身を委ねるように、もたれ掛かってきた。下腹部を丹念に洗う。俺の出した物が大量に、彼女の下腹部の割れ目から流れ出してきている。膣の中も弱い水流な生温い温水で洗い流していく。洗い上がると、脱衣所に広げたバスタオルの上に置き、包んでおく。
「ちょっと、着替えてくるよ」
「マサムネの着替え…置いておけば?」
って、エミリー。
「いや、隣だから、大丈夫だよ」
エミリーの頭を軽く撫でてあげると、真っ赤な顔で俯いた。
----加藤恵----
安芸君がしつこい。ギャルゲーのヒロインにするって、私は2次元キャラ扱いだし。う~ん、失礼なヤツだな。
詩羽先輩、エリさんにも食い下がっていた。一緒にギャルゲーを作る運命だとか。流石の二人も、今回は安芸君に呆れていた。その上、土曜の昼間に安芸君の家に集合だと、勝手に予定を言い渡してきた。
私は彼から預かっていた彼の家の合い鍵を返却した。そして、三人でムネ君の家に向かっている。移動中もスマホに何度も着信がある。私だけでなく、他の二人にも。そこで三人で相談して、安芸君を着信拒否に設定した。あぁ、これですっきりかな?
ムネ君の家に着くと、隣の山田邸に有る私達の製作現場へと案内された。明るい室内、庭側の窓は大きい。入って直ぐ、広いテーブル。食事や会議なども出来るそうだ。部屋の中央にある螺旋階段。詩羽先輩が、気に入ったようで、何度も上がり降りしている。部屋の左手奥には個別の作業台がある。上の階には、ベッドやシャワー、お風呂など、宿泊機能が兼ね備えられていた。
「恵、ここに簡単はキッチンがあるから、お茶とか珈琲を頼むね」
「はい♪」
簡単?普通の一般家庭のキッチンと変わらない気がする規模だ。あぁ、私の専用の机もある。居場所に困ったらここで勉強とか出来るのか。彼は多くは語らないけど、優しい気遣いを感じる。
「お昼の準備は出来ています。テーブルで待っていてください」
ムラマサちゃんと配膳を手伝う。ムネ君は玉子を焼いている。メニューは何だろうか?
「うっ…兄さんのオムライスだぁ~♪」
紗霧ちゃんが大喜びしている。大好物らしく、上機嫌である。うん?バスローブを着た知らない女性が俯いて座っている。誰だろうか?
「あぁ、彼女はたかさご書店の看板娘さんです。で…恵さん達が来る前に事故があって…」
エルフちゃんが事情を話してくれた。あの甘い香りが残っていて、それの被害者であるそうだ。たぶん、今は自己嫌悪の真っ最中なんだろうな。私も経験があるのでわかる。
「ですので、皆さん!地下室は使用禁止です」
と、エルフちゃんから注意勧告がなされた。
「じゃ、恵とエルフの分♪食べて食べて。紗霧のお気に入りだから、自信作だよ」
って、ムネ君。一口食べてみる。おいしい…玉子がふわふわ、中身はトロトロだよ。
「料理は自信有るんだよ。ラノベは不安だらけだけどね」
苦笑いするムネ君。
「兄さん、明日はナポリタンがいい♪」
「はいよ、紗霧」
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午後、仕事をスタート。詩羽さんが練ってきた第1巻のプロットの説明。紗霧ちゃんの各キャラのイラストが発表され、皆始動し出した。
ムネ君は本屋さんの智恵さんと商談中。お茶と珈琲を持っていく。
「う~ん…このメンバーが集まるとは…鳥肌が立っているよ」
「身体が冷えたんじゃないのか?湯冷めか?」
彼女の額に手を…少しイラっとする私。この程度で焼き餅とは、らしくないなぁ。
「熱は無さそうだな」
「だから、鳥肌だよ。チキンスキンだよ!」
「で、縁プロジェクトに棚を作ってくれるのか?」
「う~ん…そうだね。参加作家さんの本を纏めて置いておくのは、手だよね。そうそう、柏木エリ先生の2次創作本は置けますか?」
「置いていいなら、置きたいなぁ。コミケだけの期間では、売り切れなかったから」
エリさんと商談は成立のようだ。
「わかりました。縁プロジェクト用の棚を用意します。不本意ですが、和泉先生の本を平積みしてあげましょう」
「本当に♪」
嬉しそうなムネ君。置いて貰うお礼に、サイン本など特典付き商品などを、たかさご書店だけに置く方向になったようだ。
「まぁ、うちの売上が上がるだろうから、悪い話では無いけど、ムネ君、アレもよろしくね♪売る売らない以前に、私が買いたいんだよ」
朝霧先生の原画集も発行せざるおえないらしい。
「売上貢献できるのは嬉しいけど、和泉マサムネ名義のラノベが売れて欲しい…」
苦笑いしているムネ君。そうそう、暇な時間は、与えられた机で、ラノベ読書三昧になりそうだ。
---和泉正宗---
神楽坂さんが見知らぬ女性を1名連れて来た。俺達よりも歳上である。
「あっ…八神コウさん…」
紗霧が声を漏らした。
「そうだよ。紗霧ちゃん。彼女が八神コウさんだよ。どうだい?モデルになりそうだろう?」
神楽坂さんの目が妖しく輝いたように見え、紗霧が悪そうな顔で頷いた。神楽坂さんはエロマンガ先生用のモデルのスカウターになったのだろうか?
「モデル?なんの話ですか?聞いてませんけど」
八神さんは戸惑っている。
「彼女をどうして、連れて来られたのですか?」
神楽坂さんに表の理由を訊いてみた。
「紗霧ちゃんは知っているようだけど、彼女はキャラクターデザイナーなんだよ。フェアリーズストーリーってゲームで、メインキャラデザイナーとしてデビューしたんだ」
「あの…」
エミリーも声を上げた。僕はゲームをしないので、わからない。
「で、表紙のデザインを担当して貰おうと思うんだ。エロマンガ先生と柏木エリ先生のイラストだと、本屋に置けない気がするんだよ。それも一等地に平積みはマズいだろ?」
この仲間内では、口調が素になる神楽坂さん。まぁ、フランクに話して貰えるのは、気が楽で良い。
「たしか…柏木エリは18禁だし、エロマンガ先生は18禁ギリギリ未満だし…」
詩羽さんは、頷いている。
「えっ?!柏木エリ先生とエロマンガ先生がいるんですか?」
八神さんの目が輝いたような気がする。ファンなのか?
「コウさん、後ねぇ、あなたの好きな朝霧先生もいるんですよ。参加しませんか?」
神楽坂さんが悪魔の囁きで攻めていく。そして、八神さんは陥落…
「そんなビックネームな方々と仕事が出来るのは、名誉なことです。どうぞ、私も参加させてください」
って、ことになった。しかし…大先生達の正体を知ると、腰を抜かしてしまった。
「えっ…こ、こ、こんなに若いの…」
一番の驚きはムラマサ先輩のようだ。中2で累計1600万部の作家だと、想像なんか出来ることは難しい。俺もオッサンだと思っていたし。
正式参加決定なので、就業規則も話して置く。
「えっ?本業に影響が出たらダメ…」
「そうです。このプロジェクトは夢の部分です。ですから、現実部分の本業に支障を出しちゃダメだと思うんです」
「なるほどな…夢かぁ…名うての作家さんとの合作、確かに夢の作業だな。わかったよ」
「で、彼が和泉マサムネ先生こと朝霧沙樹先生よ♪」
立ち直った八神さんの腰がまた抜けた。
「はぁ?ラノベ作家の高校生が…あの…はぁ~?!」
「でねぇ、彼の妹さんがエロマンガ先生なのよ~♪」
神楽坂さんの楽しそうな怒濤の攻撃が、八神さんの精神を空爆していく。その結果、奥の作業スペースのベンチに彼女はダウンしている。
「神楽坂さんのエス度は半端無いわね。あぁ~、閃いたわ。主人公達の担任の先生、神楽坂さんをモデルにしようっと。ドエスな女教師…うふっ♪」
詩羽さんは、登場人物設定表に、なにやら書き込んでいる。
「私をモデル?出来る女にしてね」
「えぇ、デキる女にしますわ」
「うっ…そのデキる女じゃなくて…」
神楽坂さんよりも、詩羽さんの方がエス度が上だと思う。
「マサムネ、これよ」
エミリーが『フェアリーズストーリー』関連の本を持って来てくれた。攻略本とか、設定資料集とか。
「こういう絵を描くんだ。俺とも紗霧ともエリさんとも違うタッチだな」
柔らかい線ではあるが、キャラクターに力強さを感じる。
「また、モデルになりそうな作家さんを見つけたら、捕獲してくるわ。そうそう、これゲラ刷りよ、紗霧ちゃんお願いね」
あの問題シリーズの第一弾のゲラ刷りが紗霧の手に渡った。ここから、紗霧の印象深いシーンに、彼女のイラストという命が吹き込まれていく。先輩も一緒にゲラ刷りに目を通して、校正作業をしてくれ始めた。
「和泉先生、私も買いますよ♪出版社として売れ無いレベルですが、個人的には好きな作家さんですからね」
って、神楽坂さん。俺は知っている。彼女も数少ない俺のファンであることを。神楽坂さんは仕事をする為に帰っていかれた。八神さんというお土産を置いて…
---八神コウ---
いつの間にか寝てしまったようだ。毛布を掛けてくれている。う~ん、なにやら美味しそうな香りが…モゾモゾと起き出した。香りのする方へと進んでいくと、
「八神さんもラーメンでいいですか?」
と、声を掛けられた。頷く私。まだ、ボンヤリしている。ショックだった。好きな作家さんが歳下…しかも中学生だったなんて…あの才能を会社に持って行きたい…シナリオライターとして…
「これ、参加記念に作っておきました」
1枚の色紙に、みんなのサインが書かれていた。そしてイラスト…え?このモデルって…その時、ようやく気が付いた。私…全裸だ…。なのに、誰も指摘しない。なんで?
「はい、ミソラーメンです。熱いから注意してくださいね」
彼の視線は、私では無く、ラーメンに注がれている。それも自然に…私の裸に興味無いのか?!って、言うか、男性目線で私の裸って価値は無いのか?
うっ!…ダメ…
後ろから胸を揉まれている。誰に?彼はキッチンに消えていく。
あっ!…そこは…
大きくなった乳首を、押し込まれながらグリグリされている。下腹部に湿り気を感じ始めた。
「大人でも反応はウブなんですね」
って、霞詩子先生…女性の扱いがうまいのか?身体から力が抜けていく。
いっ!…何これ…
耳タブをハムハムされ、耳の穴に吐息が…
じわぁ~
下腹部の湿り気が止まらない。彼が戻って来た。私の目の前に座り、私を見ている。見られるだけで感じていく私の身体。熱い…胸がキュンとする…こんな感覚、いつ以来だ?
「どうだ?恍惚な表情は描けそうか?」
霞先生が朝霧先生に声を掛けた。
「うん、どうだろう?鉛筆画だと、色合いが…」
「そんなこと無いよ~これはこれで色気を感じると思うよ」
意識が朦朧として、誰の声かを判別出来無くなってきた。ラーメン食べたいのに…意識が遠くへと去って行った。