---八神コウ---
頬に誰かの頬が密着している。胸が誰かの…え?男性の胸に密着している。身体の中に何かが居る…これは夢だろうか?目を開けるのが恐い。昨夜の記憶を呼び覚ましていく。確か…神楽坂さんに…誘われて…ミソラーメンの美味しそうな香り…全裸の私を見つめる彼…えぇぇぇ~?彼って誰だ?思い出せない。その彼って、私の下にいる男性かな?待て待て…上に私がいるってことは、無理ヤリで無くて…
耳が熱くなっていく。そういうことだよな…私が自発的に…兎に角起きないと。下半身に力を入れて上体を起こそうとすると、
「うっ!コウ…ダメだって…気持ち良すぎる…朝からダメだよ~!出ちゃうよ~!」
苦しそうな男性の声。出ちゃう?何が?腕で上体を起こして、ふと股間の方を見ると、男性のアレが私の中に吸い込まれていた。
「朝立ち中に締められるって、こんなにも気持ちが良いのか…出していいよね?って、今日は大丈夫な日ですか?」
大丈夫って?何のことだ?はて?て…え…おぃ…安全日ってヤツかぁぁぁぁ~!どうだっけかな?そういうのに無頓着だった私。
「抜く時は、根元を掴んで締めてから抜いて下さいよ~」
もう噴火寸前なのか?って、この男子は誰だ?はて?その時、一瞬気が緩んだ私は股の力を緩めてしまった。
ドォ~ン!
重い何かの衝撃を体内の奥深くで感じた。その直後、何かが体内を流れて行く。気持ちえぇぇなぁ~♪
「あぁ~出ちゃったよ~」
私の身体から彼のアレが吐き出された。それと共に何かが大量に私から流れ出てきた。あっ!あぁぁぁぁぁ~。これって…中出しかぁぁぁぁぁ!
「おい…」
「大丈夫、直ぐに洗い流しましょう」
彼に連れられて二人で風呂場に。椅子に座らされて、股を開かれて、あの穴に、生温い温水のシャワーを当てて、洗い流していく。そして、見た事のない先端の細いシャワーヘッドを体内に入れて、流していく。
「コウって気持ち良すぎるよ…」
気持ち良すぎるのか…って、彼は誰だ?思い出せない。
「兄さん、またやっちゃったの?」
彼の妹さんが心配そうにコチラを見ている。そうだ。思いだした。彼はあのベストセラー作家の朝霧先生で、彼女はエロマンガ先生だ!
「うん…まさか、朝立ち時を狙われるとは…」
え?狙われる…それって、私から交わったのか…
「大人の女性はエロいんだね。兄さんが寝ている所を襲うなんて…」
そういいながら、私をモデルにして、笑顔でデッサンしているし。
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朝食…食べ損ねた美味しそうな香りのラーメンをご馳走になった。いや、味も美味しい。
「兄さんは、B級ラノベ作家だけど、料理は超A級なんですよ」
って、妹さん。確かに、美味しい。サラダに掛かっているドレッシングも自家製だそうだ。で、お弁当まで用意してくれた。お弁当?あ…出勤しないと…そうだった。土曜の夜に掴まって、日曜の朝に連れて来られたんだっけ…いや、金曜の夜にだったかな?そうなると私の日曜日は?
「昨日の記憶が無いんですか?う~ん、思い出さない方が良いことも有りますよ」
って、意味深なことを言う朝霧先生ことマサムネ君。
「おかげで、取材が出来ました。作品に活かします♪」
「うん♪私も作品に活かすよ~♪」
何かをやらかした私。何をだ?そんな私の為に、妹さんがデジカメの画像をテレビに映し出した。え?えぇぇぇぇ~、こんなポーズ、あんなポーズ、そんなプレイをしたのかぁぁぁぁ~!お嫁に行けない…
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そして通い慣れない出勤。また週末はマサムネ君の家に行かないと…気になる。うんうん、気になる。私の身体はどう利用されるのかが…
そして、出社。自分のスペースに、頂いたサイン色紙を額に入れて飾っておく。
「え?どうしたの、これ?」
同僚のりんが、めざとく見つけた。
「あぁ、貰ったんだよ」
「有名な作家さんばかりじゃない…何かの集まり?」
確か、秘密だったなぁ。
「神楽坂さんの紹介だよ」
神楽坂さんはラノベ担当で、ゲーム関連は畑違いだけど、社内では敏腕編集者として有名であった。
「ふ~ん…」
何かを勘ぐっているりん。そうだ。サイン本も飾っておこうっと。モニター脇のスペースに、朝霧先生のサイン本を並べて置く♪
「えっ!」
りんが驚きの声を上げた。
「朝霧沙樹のサイン本…お宝じゃない…どうしたの?ねぇ、これは?」
あれ?りんもファンだったのか?
「欲しいなら、貰って来てあげるよ。週末に会えるから♪」
りんの瞳が妖しく光った気がした。
「週末に会える?どういう事?ねぇ、コウちゃん!」
何か、やらかしたかな?やらかした…今朝の光景を思い出すと耳が熱い…
「なんで、耳を紅くしているの?何をしたの?コウちゃん!!」
りんの追求が止まらない。後輩の青葉達が、私のブースを覗き込んでいる。
「あ!エロマンガ先生のサインだぁぁぁ~!」
はじめが近寄って来て、サインをマジマジと見ている。
「どうやって、入手したんですか?人前に現れないエロマンガ先生の直筆サインだなんて…」
え?これって、お宝なのか?やらかしてしまったかもしれない。
「おぉ~、柏木エリ、霞詩子…千寿ムラマサ、山田エルフ…って、ドリームチームじゃないですかぁぁぁぁ~!」
そんなに有名なのか…私的には朝霧沙樹と柏木エリ、エロマンガ先生しか興味無いのだが。
「これって、目の前で書いてもらったんですよね?」
いつの間にかPG部門のうみこまでいる。
「千寿ムラマサは興味有ります。う~ん…」
「わかったよ。貰えたら、貰って来てやるよ」
「そうですか…お願いします」
「ねぇ、逢えるのかな?って、どこに行けば逢えますか?」
って、はじめ。
「う~ん…勝手に教えられない。ほら、仕事をしろよ!」
それぞれの部署に散っていくみんな。りんだけが居座っている。
「で、そのドリームチームと、週末は何をしていたの?」
えっ…言え無いって。あんなことを、そんなことを、こんなことを、してしまったなんて…言葉に詰まる私。
「ふ~ん、言え無いことなのね。わかったわ。今度の週末は私も一緒に行きます。いいですね!」
りんが去って行き、メールで打診をしておく。りんの能力を訊かれた。料理は得意、あとは、スケジュール管理、マネージメントの評価が高いとメールした。そうすると、女性ならオーケーと返事が来た。確かに男性は、無理だよな…
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昼休み…マサムネ君の愛情弁当を食す。オムライス…朝から、味噌ラーメンとオムライスを私の為に作ってくれたのか…一口食べてみる。美味しい♪冷えても美味しいのはいいなぁ。
「コウちゃん、そのお弁当はどうしたの?」
りんが、弁当箱を持ってやって来た。
「彼が作ってくれました…」
他に理由が浮かばなかった私は、正直に答えた。
「彼…彼って?ねぇ、誰なの?!」
りんの目が恐い…どう言うかな?う~ん…正直に言うと条例違反だよな…18歳未満は確定だし。
「朝霧先生…」
彼のペンネームを答えた。
「はぁ?」
固まるりん…
「ベストセラー作家の朝霧先生に、お弁当を作って貰ったの?」
声が大きいぞ、りん…
「有り得ない…そんな相手に勝て無いじゃない…」
勝て無い?なんの話だ?
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帰社時間…りんとうみこがやって来た。
「おぉ、おつかれ!」
挨拶をして、帰り支度をしていると、
「お疲れじゃないわよ!これから、私を連れて行きなさい!」
「どこに?」
「あなたの彼氏の家によ!」
はぁ?マズいだろ?
「あぁ、私が中立の立場でついていきます」
と、うみこ…はぁい?決定事項なのか?
「どうしたの?なんで、連れて行けないの?」
今日のりんは手強そうだ。二人の顔写真をメールで送り打診した。すると、
『コウが困っているのであれば、お会いします』
と返信が来た。なので、三人でマサムネ君の元へ向かった。
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家では無く、仕事場の方へ案内した。
「ここは、誰の作業スペースなの?」
「表札に山田と有りましたが…まさか、山田エルフ先生ですか?」
うみこの観察眼は鋭い。
「いや、エルフは大家ですよ。初めまして、朝霧沙樹です」
マサムネ君が現れた。
「え…こんな若い男の子なの…」
りんが驚いている。いや、私も驚いたけど…うみこは表情から感情が読みにくいので、わからない。
「どうぞ、お座りください」
入って直ぐの大きなテーブルの傍に座った。
「で、何の用でしょうか?」
「コウちゃんと、どんな関係ですか?」
りんが絞り出すような声で訊いた。
「どんな…」
困ったような表情になるマサムネ君。言え無いよな、今朝の事態は…
「絵のモデルをしてもらってます」
マサムネ君のひねり出した答え。モデル…まぁ、確かに神楽坂さんには、そういう目的でスカウトされたな。
「どんな絵ですか?」
彼は、スケッチブックを棚から取りだし、りん達に見せた。うっ…全裸モデルであることは一目瞭然では無いか…私の恥ずかしいポーズ、人には見せない部位など、鉛筆画でデッサンされていた。
「こ、こ、こんなポーズを…」
「こんな場所まで見せたんですか?」
うみこの声が裏返った。驚いているようだ。
「あなた達もモデルをしてくれますか?」
マサムネ君が、りんとうみこにモデルを頼んだ。
「全裸でなくても良いです」
「それなら…」
りんとうみこは承諾して、地下室へ連れ込まれた。甘い香りがするあの地下室…
---遠山りん---
地下室があるのか…石造りの階段を降りていく。どこからか甘い香りが漂ってきた。彼に言われるまま、ポーズを取っていく。うみこもコウちゃんも…身体の中が熱くなっていく。なんだろか、この気分は…身体の中で何かが蠢いている。コウちゃんの顔が近い…
コウちゃんと抱き合っている。夢かな?とても幸せな気分だ…
---八神コウ---
「コウを虐めるヤツは許さない!」
私の為に怒っているマサムネ君。これは一体?目の前では、りんとうみこが自ら全裸になり、道具を使って自分を責めていた。それを山田エルフ先生とエロマンガ先生が、写真に収めたり、スケッチをしていたりする。
「コウは入っちゃダメだよ!入るとコウもおかしくなるから」
思いだした。土曜日の夜、こっそりと地下室を冒険していて…マサムネ君に救出されたんだ。たしか、前の持ち主が、女性にだけ効く強力な媚薬を隠していて、地下室の空気に滞留しているんだったなぁ。エロマンガ先生達は、免疫が出来ていて、問題無いらしいけど。
私とマサムネ君は、作業場にあるモニターで、地下室の様子を見ていた。彼は、モニター画面を見ながら、スケッチをしている。全身を描くのではなく、部位ごとに描いている。そうか、部位ごとに描けば後で組み合わせられるのか。
地下室には前の持ち主が集めたと言う、責め道具が多数有るらしい。エロマンガ先生達は、うみこを何かの道具にセットした。道具のスイッチを入れると、お尻を突き出し、そのお尻に何かが近づき…二本のロッドが、うみこの身体に吸い込まれて行った。エロマンガ先生は、うみこの恍惚なる表情が欲しかったようだ。
りんも何かの装置にセットされた。両乳房を巨大な掃除機の先端部分で吸われている。山田エルフ先生はりんの苦しそうな表情が欲しかったようだ。
映像を見ているだけなのに…悶悶としてきた。あんなことして欲しい…こんなことして欲しい…妄想が広がっていく。
はっとして、意識を戻すと、マサムネ君の上で跳ねていた。
「コウ…大胆だな…いきなり抱きついて、服を脱がせるんだもの。驚いちゃったよ」
って、彼が苦笑いしている。私は知っている。私の行動をビデオで撮影されていることを…再生して見ても、彼の言い分が正しいことも知っている。彼は女性に悶悶としない病を持っているらしい。精神的な物のようだけど…妹の紗霧ちゃんは心配していた。だから、兄であるマサムネ君が、彼女の目の前で女性と交わっても、怒らないようにしているんだとか。そうだ、マサムネ君がへたばって寝てしまった後に、紗霧ちゃんと話したんだっけ。日曜の夜に…
そして、彼と添い寝をした。彼の精神的な重みを訊き出す為に。なのに…あんなことをしてしまったんだ…自己嫌悪状態から抜け出すと、体位が変化していた。刺さったまま、椅子に座った彼の上に座っている。彼の胸板に背中を預けて、二人でモニターを見ていた。彼の手を私の手が、私の胸に誘導して、二人で私の胸を虐めている。
「コウ…大丈夫か?」
私を心配してくれる彼。う~ん…溜まっていたのかな?彼氏いない歴が長かったから…弾けたのかもしれない。アダルトビデオを見て、その気になる女性の気持ちが、今ならわかる。
「兄さん…終わったけど、どうしよう」
紗霧ちゃんが疲れた顔でやってきた。
「どんな感じ?」
「たぶん、りんさんの方が猛獣だよ…」
「じゃ、果てるまで待つか」
「うん…ごめん。寝る…」
螺旋階段を上がっていく紗霧ちゃん。
「マサムネ…やりっ放しだけど…ごめん」
エルフ先生も螺旋階段を上がっていった。
中学生組はおねむのようだ。
「コウが終わったら、下を片付けてくるよ」
耳たぶをハムハムしてくれた。それだけの行為で、じわっと、私の蜜が私の身体から浸み出して来た。恥ずかしいなぁ。
翌日、私とりん、うみこは欠勤し、マサムネ君は欠席した。