---金剛叶---
ゴールデンウィークの予定は…先週、予定表を貰って来た。人数が多いので、バスをチャーターするそうだ。運転は山田エルフ先生のお兄さんのクリスさんがするので、多少ワガママな行程でも対応できるそうだ。
宿は正宗君が抑えてくれた。1日目は一碧湖、2日目は七滝温泉、3日目は半島の先っぽにある貸別荘だそうだ。今回の旅行は、彼にとっては、朝霧作品の風景画を描くのが目的だって言う。
班割りもなされていた。大人数が一気に動くと、視察先に迷惑になりかえないから。
正宗君、紗霧ちゃん、千寿ムラマサ先生、山田エルフ先生、千尋ちゃんに神楽坂さん。私、タイヘイ、うまるちゃん、きりんりんちゃんに大和さん。恵さん、柏木エリ先生、霞詩子先生、みゃーさん、なゆさん。そして、コウさん、りんさん、うみこさん、青葉さんの4班体勢らしい。う~ん…けっこうな人数である。正宗君狙いでは無く、タイヘイ狙いの方が良い気もする。うまるちゃんは、正宗君の走るだろうから。
問題は、目の前のグータラコンビである。アレックスと本場…今までタイヘイに仕事を押し付けてきたが、タイヘイ無き後、仕事が溜まりっぱなしである。
「おい、あんた達!連休も仕事しなさいね」
「え?何でだよ、連休だぜ。俺は休むぞ」
って、意外そうな顔で見る本場。
「叶さんのご予定はどうなっていますか?」
って、アレックス。
「その溜まっている仕事をしなさい!タイヘイはいないんだから」
「あぁ、こんなのタイヘイが1日で片付けてくれるって♪」
ノー天気な本場…
「ですよねぇ♪」
ノー天気2号のアレックス。
「タイヘイは出社しない。出向中なのよ。それは、あんた達二人で連休明けまでに、終わらせろ!いいな。サボったら査定に響くと思え!」
脅したはずなのだが、目の前の二人の部下には緊迫感がまるでない。
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連休の前日、正宗君の家にお泊まり♪明日は朝が早いからねぇ。家に入ると、緊迫していた。どうしたの?問題発生?
「あぁ、叶さん…」
彼は部屋で…神楽坂さんのチェックを受けていた。
「前作並の責めを見せてくださいね、和泉先生♪」
「う~ん…」
抱いているイメージのモデルがいないのか?唸っている正宗君。
「明日の朝までにラフでいいから、書いて置いて♪」
「えぇぇぇぇ~!2時に出るんですよ?」
とっても驚いている正宗君。
「バスの中で書いてください、和泉先生♪」
「ダメです。酔います…」
「では、後3時間くらいで形を作って下さい」
これが、作者と編集者のヤリトリか…もっと、アレックス達に脅しを掛けても良かったかな。
「モデル…どうしよう…」
頭を抱えている正宗君…
「あぁ、叶さん♪出発まで飲みましょう」
って、神楽坂さん。苦しんでいる担当作家の前で飲むんですかぁぁぁぁ~!
「ぷっふぁぁ~♪」
生ビールを美味しそうに飲んでいる神楽坂さん…つまみを探しに冷蔵庫に…その隙に正宗君が神楽坂さんのジョッキに何かを投入した。あれって、媚薬だろうな…
「叶…モデルをお願いできるかな?」
神楽坂さんがつまみを手に席に戻り始めると、何げ無い顔して、私に話掛けてきた彼。
「え?今から?」
戸惑う…
「千尋君…今日はダメな日なんだよ」
あぁ、女の子の日なのね…で、モデル待ちで書けていなかったのか…
「わかったけど…ソフトにね」
「大丈夫♪本命は別だからさぁ」
獲物は神楽坂さんだね。薬が効くまで、私と会話かな?そうこうしていると、神楽坂さんの様子に異変が起き始めた。股を閉じようとする動作…でも、腿に力が入らないようだ。
「神楽坂さん、もう酔ったのですか?ベッドへ休みといいですよ」
「和泉先生…まさか…」
神楽坂さんは、和泉先生の罠に気づいたのでが、部屋にお持ち帰りされた…
---神楽坂あやめ---
やられた…一服盛られた…身体の自由を奪われ、和泉先生のベッドへ…着ている物を脱がされていく。全裸にされ、首には首輪…屈辱だぁぁぁぁ!この私を調教?有り得ない。和泉先生に全身をくまなくチェックされていく。その後、下唇を舐めてきた。そこじゃない…もっと違う場所を…焦らしているのか…身体に震えが…下腹部が熱い…
「あれ?まだ何もしていないのに、グジュグジュですよ」
耳元で囁いて、耳の穴に息を吹き込まれ、背筋に何かが走る。耳タブを舐め回し、口に含みハムハムと…
「あぅ…ダメだ…やめなさい…」
すると、何もせずに見ているだけ…
「乳首が立っていますが、吸われたいのですか?」
吸っても何も出ない…言われて見れば、乳首がモゾモゾする。
「あ…」
言葉が出ない…口元から唾液が流れ出ているし…
パシャ!
デジカメで撮るなぁ~!3時間で書けの仕打ちか?謝る…だから、助けてくれ~!
何かが私の中に入ってきた。乳房に頬ずりをされ、乳首を舐められている…頭の中は真っ白になっていく…
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どのくらい失神していたのだろうか?ギャラリーが増えていた。千寿先生、山田先生、エロマンガ先生が、私の醜態をみていた。
「あぁ、お目覚めですね。神楽坂さん♪」
目の前には、目がまったく笑っていない和泉先生がいた。
「最後のワンシーンをお願いします。自慰をしてください」
小型のスポットライトを私の股間に当てた和泉先生。自慰?はぁ?
「あぁ、自慰を知らないのですか?マスターべーションの事ですよ」
知っているが…このギャラリーの前でか…
「鬼…」
「はぁい?鬼編集に言われたくないです」
恐い…死にものぐるいの和泉先生は恐い…目がまるで笑っていない。マジのようだ。
「ほら!後1時間で書かないとダメなんですよ。早くしてください」
「ごめんなさい…」
謝る…
「しょうがないですね…」
助かったのか…えっ!和泉先生の手にはスポイトが…私のクリトリスに2滴ほど垂らした。
あっ…熱い…何を垂らしたのよぉぉぉぉ~!クリトリスを指で摩る私。そんな私を尻目に、違うスポイトを膣の中に…これは何滴垂らしたのかが、わからない…でも、効果は直ぐにわかった。身体の中から疼く…指で膣の中を弄る…太股が痙攣していく。
うっ…乳首に洗濯バサミ…何をしているんだ?気持ちが良すぎるぞ…ダメだぁぁぁ、エムになっていく私。膣に何かを入れて、スイッチを入れる和泉先生。手にはメモと鉛筆…取材モードになっているのね…
---金剛叶--
正宗君はPCの前に座り、取材メモを見ながら、執筆中である。神楽坂さんは…首輪を嵌めたまま、ベッドに寄りかかって、
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
と、譫言を呟いての放心状態だ。
「これで懲りただろうな、この鬼編集は…」
千寿先生が、正宗君の部屋を雑巾掛けしながら、吐き捨てるように言った。作者サイドから言うと同情の余地無しらしい。
「で、どうするの。これ?」
山田先生が神楽坂さんを指して言った。
「最悪、スーツケースに入れて、持ち運びかな?」
って、紗霧ちゃん。鬼編集に対して、皆鬼対応のようだ。恐いなぁ…
ドアの呼び鈴が鳴った。私が応対に行くと、タイヘイとうまるちゃんだった。
「え?神楽坂さんが…」
タイヘイが驚いている。うまるちゃんも戸惑っている。正宗君の鬼対応が信じられないようだった。かと、言って現場は、現在修羅場である。声を掛けにくい執筆中の正宗君と、放心状態の全裸の鬼編集がいるから。
0時ちょい過ぎ、正宗君が神楽坂さんを背負って、バスルームへ…打ち出しばかりの生原稿を皆で回し読み。
「う~ん…神楽坂さんがモデルで学生は無理って判断したようだな。女教師になっているな」
確かに…闇の魔物に襲われる女教師のシーンが描かれていた。
「問題は、誰で書くのかな?紅兎ちゃんの陵辱シーン…」
紗霧ちゃんが呟いた。
「「えっ!」」
タイヘイ兄妹から声が上がった。
「紅兎ちゃんが転生するの?で、陵辱?」
「うん♪」
紗霧ちゃんが笑顔で頷いた。リクエストしたようだ。
「イメージだと…千尋さんかな?」
千寿先生はうまるちゃんをロックオンして呟いた。狼狽えるうまるちゃん。
「私は無理ですよ。モデルなんて…」
「あれ?うまるちゃん知らないの?朝霧先生の次回作のモデルって、千尋さんとうまるちゃんだよ」
って、紗霧ちゃん。
「えぇぇぇぇ~!」
驚いているうまるちゃん。
「兄さんがあと、2,3シーンの挿絵で完成って言っていたもの。文章が上がっているようだよ」
次回作って、『天使と悪魔』だっけ?
「この旅行中に描き上げるみたいだし。むしろ、問題は『混合する性』の方の紅兎ちゃんだよ。たぶん、私とムラマサちゃんとエルフちゃんは除外だし」
中学生相手に無茶はしないらしい。
「そうなると、うまるさんか千尋さんかな…みゃーさんもいるかな?」
って、千寿先生。
「可児先生は?」
「無い無い。マサムネ君曰く、全裸になってからの羞恥心が見えないって…」
あぁ…確か全裸で執筆するとか…
「後、青葉さん辺りだけど、マサムネ君的には中学生枠だから…」
あぁ、そう言って、彼女を怒らしてましたねぇ。
「そろそろ行く準備しよう。1時くらいにコウ達が最終で来るはずだから」
マサムネ君が戻ってきた。いつものマサムネ君である。
「鬼編集は?」
山田先生が訊いた。
「バスローブを着せて、脱衣所に放置してある。これで、無理は言わなくなるだろうな♪」
言わないだろう。あんな目に二度と遭いたく無いだろうし。
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定刻通り、出発した。クリスさんが運転をしてくれるそうだ。バスは、後部にラウンジのあるタイプをレンタルしたそうだ。
「5時着予定なので、仮眠を取っておいてください。最初の視察ポイントは、牧場です」
牧場かぁ…だから、朝早いのか。仮眠をする為に照明を落とし始めた頃、タイヘイのスマホが鳴った。
「うん?本場か。どうしたんだ?」
はぁ?
「え?明日?旅行でいないけど…うん、出社予定は無いよ。もうバスの中だし」
タイヘイに仕事を押し付けるつもりなのか…アイツ!
「だから、本場とアレックスで、やってくれ。悪いな」
タイヘイが通話を終えると、今度は私のスマホが鳴った。本場だ…
「なんだ?」
『なんだじゃなくて、タイヘイが旅行らしいんだよ』
「アレックスと二人でこなせって言ったよね?」
『無理だって。アレックスが仕事しているのってみたことないし』
はぁ?給料ドロボーではないか…
『叶は出社出来無いのか?』
「私は旅行だよ。もうバスに乗っているし」
『え?タイヘイと旅行なのか?ズルいだろ?!おい!!』
何を言っているんだ?連休は仕事しなさいって言っているのに…
『どこへ旅行だ?俺も行くから。なぁ、教えろよ、叶』
通話を切って、スマホの電源を落とした。
---橘アレックス---
「え?叶さんとタイヘイ先輩が婚前旅行ですって…」
本場先輩から寝耳に水な情報が、入って来た。僕は何を聞かされていない。
『今、二人でバスに乗っているみたいなんだよ。叶もタイヘイもスマホの電源を落としたみたいで、連絡出来無いんだよ。ズルいだろ?』
ズルいです!
「どこへ旅行ですか?」
『わからないんだよ。教えてくれないし』
うん?婚前旅行だと、先生は家にいるのかな?
「うまるさんは家にいるんでしょ?訊きに行ってみますよ」
『なるほど…婚前旅行なら、付いて行くようなことはしないな。よし、始発で行って訊いてくるよ』
通話を切ると、妹がいた…
「うまるさんの家に行くですね♪今から行きましょう♪」
えっ?夜中だぞ…しばらくすると、スーツケースを手にした妹がやって来た。
「うまるさんの家にお泊まりですね♪」
えっ?どうしてそうなる?
「さぁ、さぁ、車を出して下さいね。あぁ、途中で海老名さんを拾って下さい」
はぁ?誘ったのか…おぃおぃ…僕よりも、人の話を聞かない妹…どうするよ…
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夜中の道路を車で走っている。車内には僕、妹、妹の友達がいる。久しぶりに会える先生の話題で持ちきりである。でも、この二人が一緒だと、先生モードになってくれない気がするのだが…
この時、僕は忘れていた。妹のストーカー行為が原因で、引っ越しをしたことを…
夜中の道は空いていた。3時出発で6時前には着けた。郵便受けで部屋番号を確認した、妹達が走って行き、呼び鈴を押したり、ドアを叩いたり、大声で呼んだりしている。近所迷惑になると思うんだけど…
「まさか、うまるさん…お兄様がいなくて、孤独死かしら?」
「えぇぇぇぇ~!それはダメだよ!」
ガチャン!
え?台所の窓を叩き割り、その小窓から部屋に侵入していく、妹の友達。
カチャ!
部屋の中からドアの鍵を開けて、僕達を部屋に導いてくれた。
「うまるさぁ~ん!どこですかぁ~!」
部屋の奥へと入っていく二人…土足だけど…いいのか?
「ここって、うまるさんの部屋ですわ~♪」
妹の嬉しそうな声…おい!留守宅じゃないのか?僕も奥へと入っていく。ベッドに先生の姿は無い。でも、妹の友達が枕に頬ずりをして寝ている。妹は洋服ダンスを開いて、洋服を物色しているし。
「おい、勝手に触るなよ!」
さすがにマズいと思い、注意をするが…
「私とうまるさんはお友達ですわ。どんな洋服をお持ちか気になりますのよ」
って、俺の言葉に耳を貸さない妹。暫くすると、
「おい!お前達、何をしているんだ?!」
警官が数名入って来た。連休初日の早朝からの大騒ぎは、通報されたようだ。
「お友達の家に遊びに来たんですわ♪」
「お友達の家に、土足で侵入って…おい!台所の小窓が割れているが、お前達の仕業か?」
「孤独死していたら、困りますもの。心配で、入りましたのよ♪」
警官相手でも妹の語気は強い。心臓強すぎだろ…
そして…僕は住居侵入罪で逮捕、妹と妹の友達は補導された…
シルフィンも海老名ちゃんも悪い子では無いのだけども…天然系の思い込み暴走は恐いってことで…(^^;
うまるのエロ要素はもうしばらくお待ちくださいorz