※この作品はR-18です。

冴えない彼氏の育てかた   作:もっち~!

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鬼編集に鬼対応を*

---金剛叶---

 

ゴールデンウィークの予定は…先週、予定表を貰って来た。人数が多いので、バスをチャーターするそうだ。運転は山田エルフ先生のお兄さんのクリスさんがするので、多少ワガママな行程でも対応できるそうだ。

 

宿は正宗君が抑えてくれた。1日目は一碧湖、2日目は七滝温泉、3日目は半島の先っぽにある貸別荘だそうだ。今回の旅行は、彼にとっては、朝霧作品の風景画を描くのが目的だって言う。

 

班割りもなされていた。大人数が一気に動くと、視察先に迷惑になりかえないから。

 

正宗君、紗霧ちゃん、千寿ムラマサ先生、山田エルフ先生、千尋ちゃんに神楽坂さん。私、タイヘイ、うまるちゃん、きりんりんちゃんに大和さん。恵さん、柏木エリ先生、霞詩子先生、みゃーさん、なゆさん。そして、コウさん、りんさん、うみこさん、青葉さんの4班体勢らしい。う~ん…けっこうな人数である。正宗君狙いでは無く、タイヘイ狙いの方が良い気もする。うまるちゃんは、正宗君の走るだろうから。

 

問題は、目の前のグータラコンビである。アレックスと本場…今までタイヘイに仕事を押し付けてきたが、タイヘイ無き後、仕事が溜まりっぱなしである。

 

「おい、あんた達!連休も仕事しなさいね」

 

「え?何でだよ、連休だぜ。俺は休むぞ」

 

って、意外そうな顔で見る本場。

 

「叶さんのご予定はどうなっていますか?」

 

って、アレックス。

 

「その溜まっている仕事をしなさい!タイヘイはいないんだから」

 

「あぁ、こんなのタイヘイが1日で片付けてくれるって♪」

 

ノー天気な本場…

 

「ですよねぇ♪」

 

ノー天気2号のアレックス。

 

「タイヘイは出社しない。出向中なのよ。それは、あんた達二人で連休明けまでに、終わらせろ!いいな。サボったら査定に響くと思え!」

 

脅したはずなのだが、目の前の二人の部下には緊迫感がまるでない。

 

-------

 

連休の前日、正宗君の家にお泊まり♪明日は朝が早いからねぇ。家に入ると、緊迫していた。どうしたの?問題発生?

 

「あぁ、叶さん…」

 

彼は部屋で…神楽坂さんのチェックを受けていた。

 

「前作並の責めを見せてくださいね、和泉先生♪」

 

「う~ん…」

 

抱いているイメージのモデルがいないのか?唸っている正宗君。

 

「明日の朝までにラフでいいから、書いて置いて♪」

 

「えぇぇぇぇ~!2時に出るんですよ?」

 

とっても驚いている正宗君。

 

「バスの中で書いてください、和泉先生♪」

 

「ダメです。酔います…」

 

「では、後3時間くらいで形を作って下さい」

 

これが、作者と編集者のヤリトリか…もっと、アレックス達に脅しを掛けても良かったかな。

 

「モデル…どうしよう…」

 

頭を抱えている正宗君…

 

「あぁ、叶さん♪出発まで飲みましょう」

 

って、神楽坂さん。苦しんでいる担当作家の前で飲むんですかぁぁぁぁ~!

 

「ぷっふぁぁ~♪」

 

生ビールを美味しそうに飲んでいる神楽坂さん…つまみを探しに冷蔵庫に…その隙に正宗君が神楽坂さんのジョッキに何かを投入した。あれって、媚薬だろうな…

 

「叶…モデルをお願いできるかな?」

 

神楽坂さんがつまみを手に席に戻り始めると、何げ無い顔して、私に話掛けてきた彼。

 

「え?今から?」

 

戸惑う…

 

「千尋君…今日はダメな日なんだよ」

 

あぁ、女の子の日なのね…で、モデル待ちで書けていなかったのか…

 

「わかったけど…ソフトにね」

 

「大丈夫♪本命は別だからさぁ」

 

獲物は神楽坂さんだね。薬が効くまで、私と会話かな?そうこうしていると、神楽坂さんの様子に異変が起き始めた。股を閉じようとする動作…でも、腿に力が入らないようだ。

 

「神楽坂さん、もう酔ったのですか?ベッドへ休みといいですよ」

 

「和泉先生…まさか…」

 

神楽坂さんは、和泉先生の罠に気づいたのでが、部屋にお持ち帰りされた…

 

 

 

---神楽坂あやめ---

 

やられた…一服盛られた…身体の自由を奪われ、和泉先生のベッドへ…着ている物を脱がされていく。全裸にされ、首には首輪…屈辱だぁぁぁぁ!この私を調教?有り得ない。和泉先生に全身をくまなくチェックされていく。その後、下唇を舐めてきた。そこじゃない…もっと違う場所を…焦らしているのか…身体に震えが…下腹部が熱い…

 

「あれ?まだ何もしていないのに、グジュグジュですよ」

 

耳元で囁いて、耳の穴に息を吹き込まれ、背筋に何かが走る。耳タブを舐め回し、口に含みハムハムと…

 

「あぅ…ダメだ…やめなさい…」

 

すると、何もせずに見ているだけ…

 

「乳首が立っていますが、吸われたいのですか?」

 

吸っても何も出ない…言われて見れば、乳首がモゾモゾする。

 

「あ…」

 

言葉が出ない…口元から唾液が流れ出ているし…

 

パシャ!

 

デジカメで撮るなぁ~!3時間で書けの仕打ちか?謝る…だから、助けてくれ~!

 

何かが私の中に入ってきた。乳房に頬ずりをされ、乳首を舐められている…頭の中は真っ白になっていく…

 

---------

 

どのくらい失神していたのだろうか?ギャラリーが増えていた。千寿先生、山田先生、エロマンガ先生が、私の醜態をみていた。

 

「あぁ、お目覚めですね。神楽坂さん♪」

 

目の前には、目がまったく笑っていない和泉先生がいた。

 

「最後のワンシーンをお願いします。自慰をしてください」

 

小型のスポットライトを私の股間に当てた和泉先生。自慰?はぁ?

 

「あぁ、自慰を知らないのですか?マスターべーションの事ですよ」

 

知っているが…このギャラリーの前でか…

 

「鬼…」

 

「はぁい?鬼編集に言われたくないです」

 

恐い…死にものぐるいの和泉先生は恐い…目がまるで笑っていない。マジのようだ。

 

「ほら!後1時間で書かないとダメなんですよ。早くしてください」

 

「ごめんなさい…」

 

謝る…

 

「しょうがないですね…」

 

助かったのか…えっ!和泉先生の手にはスポイトが…私のクリトリスに2滴ほど垂らした。

あっ…熱い…何を垂らしたのよぉぉぉぉ~!クリトリスを指で摩る私。そんな私を尻目に、違うスポイトを膣の中に…これは何滴垂らしたのかが、わからない…でも、効果は直ぐにわかった。身体の中から疼く…指で膣の中を弄る…太股が痙攣していく。

 

うっ…乳首に洗濯バサミ…何をしているんだ?気持ちが良すぎるぞ…ダメだぁぁぁ、エムになっていく私。膣に何かを入れて、スイッチを入れる和泉先生。手にはメモと鉛筆…取材モードになっているのね…

 

 

 

---金剛叶--

 

正宗君はPCの前に座り、取材メモを見ながら、執筆中である。神楽坂さんは…首輪を嵌めたまま、ベッドに寄りかかって、

 

「ごめんなさい、ごめんなさい…」

 

と、譫言を呟いての放心状態だ。

 

「これで懲りただろうな、この鬼編集は…」

 

千寿先生が、正宗君の部屋を雑巾掛けしながら、吐き捨てるように言った。作者サイドから言うと同情の余地無しらしい。

 

「で、どうするの。これ?」

 

山田先生が神楽坂さんを指して言った。

 

「最悪、スーツケースに入れて、持ち運びかな?」

 

って、紗霧ちゃん。鬼編集に対して、皆鬼対応のようだ。恐いなぁ…

 

ドアの呼び鈴が鳴った。私が応対に行くと、タイヘイとうまるちゃんだった。

 

「え?神楽坂さんが…」

 

タイヘイが驚いている。うまるちゃんも戸惑っている。正宗君の鬼対応が信じられないようだった。かと、言って現場は、現在修羅場である。声を掛けにくい執筆中の正宗君と、放心状態の全裸の鬼編集がいるから。

 

0時ちょい過ぎ、正宗君が神楽坂さんを背負って、バスルームへ…打ち出しばかりの生原稿を皆で回し読み。

 

「う~ん…神楽坂さんがモデルで学生は無理って判断したようだな。女教師になっているな」

 

確かに…闇の魔物に襲われる女教師のシーンが描かれていた。

 

「問題は、誰で書くのかな?紅兎ちゃんの陵辱シーン…」

 

紗霧ちゃんが呟いた。

 

「「えっ!」」

 

タイヘイ兄妹から声が上がった。

 

「紅兎ちゃんが転生するの?で、陵辱?」

 

「うん♪」

 

紗霧ちゃんが笑顔で頷いた。リクエストしたようだ。

 

「イメージだと…千尋さんかな?」

 

千寿先生はうまるちゃんをロックオンして呟いた。狼狽えるうまるちゃん。

 

「私は無理ですよ。モデルなんて…」

 

「あれ?うまるちゃん知らないの?朝霧先生の次回作のモデルって、千尋さんとうまるちゃんだよ」

 

って、紗霧ちゃん。

 

「えぇぇぇぇ~!」

 

驚いているうまるちゃん。

 

「兄さんがあと、2,3シーンの挿絵で完成って言っていたもの。文章が上がっているようだよ」

 

次回作って、『天使と悪魔』だっけ?

 

「この旅行中に描き上げるみたいだし。むしろ、問題は『混合する性』の方の紅兎ちゃんだよ。たぶん、私とムラマサちゃんとエルフちゃんは除外だし」

 

中学生相手に無茶はしないらしい。

 

「そうなると、うまるさんか千尋さんかな…みゃーさんもいるかな?」

 

って、千寿先生。

 

「可児先生は?」

 

「無い無い。マサムネ君曰く、全裸になってからの羞恥心が見えないって…」

 

あぁ…確か全裸で執筆するとか…

 

「後、青葉さん辺りだけど、マサムネ君的には中学生枠だから…」

 

あぁ、そう言って、彼女を怒らしてましたねぇ。

 

「そろそろ行く準備しよう。1時くらいにコウ達が最終で来るはずだから」

 

マサムネ君が戻ってきた。いつものマサムネ君である。

 

「鬼編集は?」

 

山田先生が訊いた。

 

「バスローブを着せて、脱衣所に放置してある。これで、無理は言わなくなるだろうな♪」

 

言わないだろう。あんな目に二度と遭いたく無いだろうし。

 

------

 

定刻通り、出発した。クリスさんが運転をしてくれるそうだ。バスは、後部にラウンジのあるタイプをレンタルしたそうだ。

 

「5時着予定なので、仮眠を取っておいてください。最初の視察ポイントは、牧場です」

 

牧場かぁ…だから、朝早いのか。仮眠をする為に照明を落とし始めた頃、タイヘイのスマホが鳴った。

 

「うん?本場か。どうしたんだ?」

 

はぁ?

 

「え?明日?旅行でいないけど…うん、出社予定は無いよ。もうバスの中だし」

 

タイヘイに仕事を押し付けるつもりなのか…アイツ!

 

「だから、本場とアレックスで、やってくれ。悪いな」

 

タイヘイが通話を終えると、今度は私のスマホが鳴った。本場だ…

 

「なんだ?」

 

『なんだじゃなくて、タイヘイが旅行らしいんだよ』

 

「アレックスと二人でこなせって言ったよね?」

 

『無理だって。アレックスが仕事しているのってみたことないし』

 

はぁ?給料ドロボーではないか…

 

『叶は出社出来無いのか?』

 

「私は旅行だよ。もうバスに乗っているし」

 

『え?タイヘイと旅行なのか?ズルいだろ?!おい!!』

 

何を言っているんだ?連休は仕事しなさいって言っているのに…

 

『どこへ旅行だ?俺も行くから。なぁ、教えろよ、叶』

 

通話を切って、スマホの電源を落とした。

 

 

 

---橘アレックス---

 

「え?叶さんとタイヘイ先輩が婚前旅行ですって…」

 

本場先輩から寝耳に水な情報が、入って来た。僕は何を聞かされていない。

 

『今、二人でバスに乗っているみたいなんだよ。叶もタイヘイもスマホの電源を落としたみたいで、連絡出来無いんだよ。ズルいだろ?』

 

ズルいです!

 

「どこへ旅行ですか?」

 

『わからないんだよ。教えてくれないし』

 

うん?婚前旅行だと、先生は家にいるのかな?

 

「うまるさんは家にいるんでしょ?訊きに行ってみますよ」

 

『なるほど…婚前旅行なら、付いて行くようなことはしないな。よし、始発で行って訊いてくるよ』

 

通話を切ると、妹がいた…

 

「うまるさんの家に行くですね♪今から行きましょう♪」

 

えっ?夜中だぞ…しばらくすると、スーツケースを手にした妹がやって来た。

 

「うまるさんの家にお泊まりですね♪」

 

えっ?どうしてそうなる?

 

「さぁ、さぁ、車を出して下さいね。あぁ、途中で海老名さんを拾って下さい」

 

はぁ?誘ったのか…おぃおぃ…僕よりも、人の話を聞かない妹…どうするよ…

 

-------

 

夜中の道路を車で走っている。車内には僕、妹、妹の友達がいる。久しぶりに会える先生の話題で持ちきりである。でも、この二人が一緒だと、先生モードになってくれない気がするのだが…

 

この時、僕は忘れていた。妹のストーカー行為が原因で、引っ越しをしたことを…

 

夜中の道は空いていた。3時出発で6時前には着けた。郵便受けで部屋番号を確認した、妹達が走って行き、呼び鈴を押したり、ドアを叩いたり、大声で呼んだりしている。近所迷惑になると思うんだけど…

 

「まさか、うまるさん…お兄様がいなくて、孤独死かしら?」

 

「えぇぇぇぇ~!それはダメだよ!」

 

ガチャン!

 

え?台所の窓を叩き割り、その小窓から部屋に侵入していく、妹の友達。

 

カチャ!

 

部屋の中からドアの鍵を開けて、僕達を部屋に導いてくれた。

 

「うまるさぁ~ん!どこですかぁ~!」

 

部屋の奥へと入っていく二人…土足だけど…いいのか?

 

「ここって、うまるさんの部屋ですわ~♪」

 

妹の嬉しそうな声…おい!留守宅じゃないのか?僕も奥へと入っていく。ベッドに先生の姿は無い。でも、妹の友達が枕に頬ずりをして寝ている。妹は洋服ダンスを開いて、洋服を物色しているし。

 

「おい、勝手に触るなよ!」

 

さすがにマズいと思い、注意をするが…

 

「私とうまるさんはお友達ですわ。どんな洋服をお持ちか気になりますのよ」

 

って、俺の言葉に耳を貸さない妹。暫くすると、

 

「おい!お前達、何をしているんだ?!」

 

警官が数名入って来た。連休初日の早朝からの大騒ぎは、通報されたようだ。

 

「お友達の家に遊びに来たんですわ♪」

 

「お友達の家に、土足で侵入って…おい!台所の小窓が割れているが、お前達の仕業か?」

 

「孤独死していたら、困りますもの。心配で、入りましたのよ♪」

 

警官相手でも妹の語気は強い。心臓強すぎだろ…

 

 

 

そして…僕は住居侵入罪で逮捕、妹と妹の友達は補導された…

 

 

 

 




シルフィンも海老名ちゃんも悪い子では無いのだけども…天然系の思い込み暴走は恐いってことで…(^^;


うまるのエロ要素はもうしばらくお待ちくださいorz
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