※この作品はR-18です。

冴えない彼氏の育てかた   作:もっち~!

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NTRシーン有ります


夏合宿その3 Part2*

---和泉正宗---

 

僕は浦島太郎だった…なんと、めぐみんボムから2年も経過しているそうだった。2年も…餓死していたら、どうしよう…

 

「紗霧は?生きていますか?」

 

僕の必死の問い掛けに唖然としているみんな。あれ?

 

「この前、高校の入学式の写真をみたでしょ?」

 

京香さんが1枚の写真を僕に見せた。僕の通っていた高校の前で、高校の制服を着ている3人の少女…ムラマサ先輩、エミリー…そして…

 

「こんなに成長したんですか?」

 

ひ弱で華奢だった少女は、健康的な身体付きになっていた。

 

「良かった…」

 

心の底から呟いた。引きこもりを止めて、普通の生活に戻れたんだ。僕が居なかったから…

 

「明日、その3人を面通しの為に連れて来るわ」

 

って、みゃーさん。動揺する僕。今更、逢えないって…

 

「え?」

 

「え、じゃないでしょ?あなたが元気になるように、願っていたのよ!責任を取ってあげなさいよ」

 

責任…

 

「死んで?」

 

「正宗君、生き返った人の言う台詞じゃないよ」

 

千尋君が苦笑いをしている。それは、そうだけど…

 

「じゃ、どうすれば?」

 

「紗霧ちゃんに本心を伝えても良いんじゃないの?って、本心を覚えているかが、疑問だけどね」

 

みゃーさんが疑いの目付きで見ている。僕の本心?なんだっけ?

 

「あぁ~、ダメだこりゃ…」

 

呆れられてしまった。ダメ人間な僕。

 

「で、取り敢えず、何を…臭い、じゃなくて香りを嗅ぎたいのは、抜きにして」

 

それを抜きにすると…

 

「物語の先が見たい。空想の世界で旅をしたい。もっと、物語を書きたい…」

 

闇の世界で、色々見て来た。色々考えてきた。あれらを文字にしたい。

 

「じゃ、『混合する性』の新作を書いてね。続編の新刊を待っているファンが多いから」

 

なんだっけ?その物語は…僕の表情を見たみゃーさんが頭を抱えた。

 

「自分の書いていた作品を覚えていないの?痛すぎるでしょ?まったく…」

 

う~ん。そうは言われても…まったく記憶に無いし。

 

「じゃ、何なら書けるの?」

 

「う~ん、短編かな…」

 

「記憶のリハビリが必要なようですね、和泉先生!」

 

「あれ?朝霧沙樹じゃないの?」

 

みゃーが僕のペンネームを間違えている。和泉先生って誰だ?僕を見るみんなの目には悲しみの色が見えた気がする。なんでだ?

 

「そう…問題はそこか…」

 

みゃーさんのテンションが落ち込み、何かを考え始めた。

 

「リハビリは俺が付き合うよ」

 

伊月さんが口を開いた。

 

「伊月はダメ!あんた、自分の作品を書きなさいね」

 

「うっ!逃げられないのか…」

 

締め切り逃れだったらしい。

 

「わかった。じゃ、エロマンガ先生に頼んでみるわ」

 

なんだ?そのいやらしい名前の先生は?

 

「誰?」

 

僕の疑問の言葉に、みんなが固まった。何か、地雷を踏んだのかな?

 

「無理に思い出さないでもいいんですよ。徐々に思い出しましょうね」

 

深雪が僕の背中に抱きついた。

 

 

 

---和泉紗霧---

 

兄さんとの面会を終えたみゃーさんが戻って来た。その表情は冴えない。元気に成ったんじゃ無いの?

 

「明日、紗霧ちゃん、ムラマサ先生、エルフ先生と面会に行きます」

 

みゃーさんの表情は固い。

 

「どうしたのだ?正宗君は元気になったのでは無いのか?」

 

ムラマサちゃんが訊いた。

 

「そうなんだけど…問題が生じているの」

 

問題?

 

「どのような問題なのだ?」

 

何かを考える仕草のみゃーさん。言いにくいことなのか?

 

「あのね…ラノベ作家和泉マサムネであることの記憶が無いのよ」

 

ちょっと待って…私との記憶が無いってこと?

 

「エロマンガ先生のことを覚えていないの」

 

「そんな人は知らない…って、そんな…」

 

みんなの前で大泣きをしてしまった私。私を覚えていないのか…迷惑を散々掛けてしまったから?ねぇ、兄さん…

 

「でも、紗霧ちゃんのことは心配していたよ」

 

共同作業は覚えていないのはショックだって…デビュー前から共同で作業していたのに…

 

「みゃーさん、アイツ書けるようになったの?」

 

神楽坂さんが、作業スペースから出て来た。

 

「どうしてですか?」

 

「『混合する性』の新作がメールで届いていたんだ…昨晩、生き返ったんだよな?」

 

へ?何、そのペースは…驚きで泣き止んだ私。

 

「物語の体裁はなっていますか?」

 

「あぁ…引き込まれるように読了したよ」

 

「そうか…記憶が安定していなんだわ。和泉先生、朝霧先生の記憶が常時ある訳ではなく、ふっと復活しては消えているのかもしれない」

 

そんな…明日行ったら、私のことを覚えていない可能性があるじゃない。

 

「問題は、あれは妄想の産物なのか、モデルがいるのかだよ。紅兎への陵辱度が猟奇的に傾いているんだよ」

 

並大抵なことでは驚かない神楽坂さんの顔はひきつっていた。それだけ、衝撃的なシーンがあるのか?送られて来たメールをフォワードしてもらい、それぞれの端末で読んだ。

 

ラスボスに懲りずに戦いを挑む紅兎ちゃん。だけど、ラスボスにまるで歯が立たずに、囚われてしまう。首にはロープを巻かれ、股間には銃口を突っ込まれ、絞首と銃殺と調教の三択を迫られ、調教の道を選ぶ。そこで、様々な芸を仕込まれて、ラスボスの手下達の玩具にされていく。

 

そんな感じである。

 

「わかったわ。モデルは深雪さんだって」

 

みゃーさんが真実に辿り着いた。

 

「そうなると、今後、このレベルのモデルが必要になるんじゃ…」

 

そうなる。見たことからしか妄想出来無い兄さんだと。

 

 

 

---和泉正宗---

 

脳裏で再生される映像を、文字に起こしていく。出来上がった物を読み返して、より良い表現に手直しをして、みゃーさんへ送信をする。失われた時間を埋めるように、1日1作を書き上げるのを日課にしたのだ。恐れることは何も無い。僕は没原稿製造マシーンなんだから♪

 

リビングへ向かう。誰もいない。京香さんの部屋へ行く。

 

「どうしたの?」

 

笑顔の京香さんが僕を出迎えてくれた。

 

「深雪も千尋君もいなくて…」

 

「あぁ、ベースの方で仕事があるそうよ」

 

そうなんだ。

 

「正宗…どうしたの?」

 

僕は京香さんを押し倒していた。ブラウスをはだけさせて、ブラの隙間から、大好きな京香さんの乳首を指先で捏ねていた。

 

「ダメよ、正宗…」

 

良い香りが漂っている。京香さんの香りだ♪僕はケダモノになっていく。ブラのホックを外し、京香さんの胸に飛び込む。そして、乳房と乳首にむしゃぶりついた。

 

「正宗」

 

京香さんが僕を抱き締めてきた。そのうち、京香さんは意識を飛ばし、手が左右に開かれていった。僕も疲れたので、京香さんの上でお昼寝…

 

 

 

---司波達也---

 

深雪に呼び出された。急いで、彼の元へ向かった。深雪の話では、家に帰ると、京香さんの上で彼が寝ていたそうだ。京香さんは上半身裸にされ、恍惚な表情を浮かべていたそうだ。

 

「どう思いますか、お兄様」

 

彼は彼のベッドに寝かせたそうだ。京香さんによると、いきなり彼が豹変したらしい。

 

「まだ、人格の統合がなされていないのだろう。何かのきっかけで、豹変する可能性があるということだ」

 

みゃーさんによると、記憶が断片的に欠落というより、人格ごと欠落しているようだ。なので、作家和泉マサムネである記憶がまったく無かったはずなのに、和泉マサムネとして、作品を前日に書いたことすら、記憶から消えたそうだった。

 

「不安です…」

 

あの第3の人格と呼んだ人格は危険である。彼に存在する人格の中で一番頭がキレると思うし。

 

「豹変する切っ掛けが何かだ。それがわかれば、対処は出来ると思う」

 

「わかりました。見つけてみます」

 

深雪は彼を優しげな眼差しで見つめていた。

 

 

 

---千葉エリカ---

 

深雪のボディガードとして、深雪の住む家に一緒に住むことになった。部屋は別で、2階の客間の1つを占有スペースにした。

 

夕食、深雪の彼の手料理。旨い…ベースでの食事を旨かったけど、野草を使った天ぷらが嵌まる味である。苦みが少しある大人の味というか。

 

で、寝る前に、温泉に浸かることにした。この家には掛け流しの温泉があるそうで。冷えた身体を温めるのには最適である。しかし、ここは夏でも寒いなぁ。いざ、温泉に浸かる。おぉ~極楽、極楽。天井が高いので圧迫感がないお風呂場。天井が高い分、忍者が居てもわからないかもしれない。って、いないよな。

 

シュッ!うぐっ!

 

首に何かが巻かれ、天井へと引き上げられていく。首に手をやると、ロープが巻かれていた。首をロープの隙間に指を入れて、締められるのを防ぐ。マジか?忍者がいるのか?股間に何か液体を噴射されて、意識が遠くなっていく。

 

 

熱い…ここはどこだ?腰の辺りで手首を拘束されている。しかし、熱いなぁ。微かに甘い香りが漂う。膝が何かに載っている。股間に何かが這っている。頭の中は悶悶としていく。何をされているんだ?

 

 

 

---司波深雪---

 

夜中に目が覚めたついでに、彼の様子と見に行くと、ベッドにいなかった。どこに行ったのだろうか?脳裏に走るイヤな予感。エリカの部屋に向かった。しかし、彼女もいない。お風呂場へ向かうと、彼女の脱いだ衣類だけ残されていた。また、やらかしているのか?

醸造蔵へと向かった。

 

そこには、ヤツがいた。正宗君に宿る残虐性の高い強敵だ。

 

「おぉ、深雪♪なんで、そんな目で睨むんだ?ふふふ♪」

 

状況を楽しんでいる。何が切っ掛けで化けるんだろうか?

 

「エリカをどこにやったの?」

 

「燻蒸庫で燻製にしているよ。どんな味の燻製になるかなぁ♪」

 

イカれている。いや、もしかして、モデルにしているのか?まさか、ネタに困った時が切っ掛けなのか?

 

「モデルは私がなる。だから、エリカを解放して!」

 

「ほぉ~、いたぶって欲しいのかな?深雪ちゃ~ん♪」

 

性格は昼間の正宗君とはまるで違う。まさに、ド変態モードである。

 

「じゃ、全裸になってくださ~い」

 

言われた通り全裸になる。エマージェンシーコールのペンダントも外した。お兄様に救援信号が飛んだはずだ。時間を稼がなきゃ。

 

「次に、この水槽に入って」

 

彼の指差した先には、何かの液体の入った水槽が置かれていた。殺すことはしないはずだ。なので、水槽に身を沈めていく。冷たい…何、これ?頭を抑え付けられて、鼻まで沈められた。息が出来無い。殺すの?ねぇ、正宗君…

 

 

意識が戻ると何かの箱に横たえられて、何かに埋められていた。身動きが出来ない。鼻と口だけは出ているようで、呼吸は出来ているけど。ここはどこ?音が何もしない。香りはする。なんだっけ、これ?えぇっと…ぬか漬けの香りだよな。って!私をぬか漬けにするのか?エリカは燻製だって言っていたし。食事のおかずにするのか?性欲のおかずでは無く…正宗君、おかず違いだと思う…

 

 

 

---司波達也---

 

深雪からのエマージェンシーコールを受け取り、彼の住む家に着いた。伊月さんを起こし、二人で家の中の捜索をしていく。

 

「風呂場に下着類があるから、ここで拉致か?」

 

これは深雪のでは無い。ここにはペンダントが無いから。

 

「たぶん、エリカのだろう。二人を拉致したのか?」

 

「ボディガードごとか?」

 

女性では対処出来無いのだろうか。次に、醸造庫へ向かう。深雪の寝間着とペンダントを見つけた。ここにいるようだ。

 

「おい!正宗、起きろよ!」

 

伊月さんが彼を見つけたようだ。

 

「あれ?伊月さん、どうして…なんで、醸造庫にいるんだ?」

 

記憶が無いようだ。厄介だな。

 

「伊月さん、彼を寝床に確保しておいてください」

 

「わかった。おい、こんな場所で寝るなよ!」

 

「だって、暖かいんだもの」

 

二人が蔵から出て行った。うん?暖かいって。確かに暖かい。暖房が効いているようだ。暖房?燻蒸か!燻蒸庫に急いだ。燻蒸庫は起動していた。何か、仕掛けたのか?恐る恐る中に入る。むっとする熱さ。微かにする甘い香り…これって。マズいなぁ、罠だな。深雪に襲撃されないように周囲に目を光らせる。しかし、

 

気配を消した何者かによって、俺は押し倒された。深雪では無い。エリカかぁ。

 

「はぁ…はぁ…達也君だぁぁぁぁ~♪」

 

エリカが俺の頬に自分の頬を重ねて喜んでいる。

 

「ジャマ立てしたら、深雪がどうなるかな♪」

 

深雪は人質か?くそっ!迂闊に手出し出来無い。深雪の気配を探るが、ここにはいないようだ。どこにいるんだ?深雪を探す俺を尻目に、俺を全裸にして、交わるエリカ。コイツの意識を飛ばせば良いのか?うっ!

 

ヤツの罠…どこまで頭がキレるんだ?エリカの体内に、仕掛けをしていたようだ。下半身の感覚が無くなっていく。意識が飛びそうになる。エリカの身体からは、おいしそうな香りがしてくる。醤油を塗って燻蒸したのか…色仕掛けでは無く、胃袋に訴え掛けるとは…

 

ヤツは何手先まで考えているんだ。エリカに口で口を塞がれた。鼻腔をくすぐられていく。旨い醤油の香りで…

 

 

 

---羽島千尋---

 

義兄さんに頼まれた。深雪さんを探すようにと。義兄さんは彼を監視中だそうだ。醸造蔵へ着き、深雪さんを探す。夜中だと言うのに、暖かい。何かを醸造させているのか?それとも発酵かな?蔵の作業スペースに、米ぬかの袋と海塩の袋が落ちていた。この組み合わせだとぬか床だ。ぬか床を新規に作っているのかな?クズ野菜をいれて、床を馴染ませている可能性がある。って、塩の使用量が多すぎる。嫌な予感が脳裏を横切る。蔵を見回して、いつもと違う場所を探す。2階層目に、大きな箱があるみたいだ。2階層目に急ぐ。

 

2階層目は熱かった。隣の燻蒸庫が動いているのかも知れない。うん?何の為にだ?燻蒸すべき食材は無いのだけども。後でチェックをしないと。まずは、箱の正体からだ。箱はまるで棺のようであった。ぬか床にするには、おかしな形である。蓋の上にある大きな石をどこかし、落としぶたのような板を退かすと、鼻と口だけ見える。誰かが漬け込まれていた。

 

「大丈夫?」

 

声を掛けるが、返事は無い。耳が埋まっているので、聞こえないのかもしれない。まず、顔の部分を掘り出していく。徐々に顔の輪郭が現れてきた。深雪さんだ。耳まで掘り出す。耳の中にも詰められているようで、聞こえないみたいで、目は浸みるらしく、瞼を開こうとするが、開けないようだ。次に上半身を掘り出す。形の良い乳房が現れた。旨そうな香りがする。舌で乳首を舐めると、固く締まっていく。口に含み甘噛みする。

 

「あっ…いい…」

 

色っぽい声が深雪さんの口から漏れてきた。甘噛みをした感触は、ミル貝のようなコリコリ感がある。私のもそうなのかな?自分で自分の乳首は甘噛み出来無い。その後も掘り進め、括れたウエスト、正宗君の好きは下腹部が現れてきた。香りを嗅いでみるが、ぬか漬けの香りしかしない。うん?後頭部を押し付けられて、深雪さんの下腹部に顔を埋めることになった。深雪さんの中から湧き出る、彼女の香りがぬか漬けの香りとミックスされていく。妙な気分になっていく私。恐る恐る下腹部を舌で舐める。この味が正宗君が好きなのか…自分のと比べられないのが難点である。自分で自分を舐めることは出来無いから。

 

 

 

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