白雪のキャラを活かしきれなかったかも。
キンちゃん好きと、黒雪のイメージしか無い。
後最終日は蛇足だったかも。
陵辱だけが目的の方は読まなくてもいいかも。
次の目標はたまたま覗いていた世界にいた一人の少女。
名前を星伽白雪。
何故か制服に巫女服を着ている少女だ。
色々な世界を覗いているとたまに不思議な次元も存在するから面白い。
で、今回も寝ている時を狙って空間にひきいれようと思ったのだが、何故か上手くいかなかった。
何故なら空間を開くと何故か飛び起きて逃げるのだ。
ならばと部屋の扉や教室の扉を空間に繋げて自然に入ってもらおうとすると、今度は扉に触れた瞬間別の扉を選択するのである。
仕方なく彼女の事を調べると超能力を持っているらしい。
身体能力も高く非の打ち所が無いプロフィールだった。
つまり第六感や身体能力で危険を避けているわけか・・・。
調べたプロフィールの中に、唯一慕う異性がいる事が判明している。
あんまり騙すのは気が進まないけど仕方ないかな?
僕は一通の手紙を書く事にした。
「キンちゃん大丈夫!!!」
扉を切り捨てて飛び込んでくる白雪。
とある手紙で地下室に呼び出した訳だけど・・・。
「最初からこうすれば良かったな・・・」
手には出した手紙の写しがあり、【遠山キンジは預かった。返して欲しければ学校の地下室に一人で来い】
これだけで来てくれるなら苦労なんて無かった
「覚悟ー!!」
問答無用で炎を纏った刀で斬りかかってきた。
僕自身に戦闘能力皆無なので、さっさと済ませる為に空間の穴を白雪さんの頭上に開き、大量の水を降らせた。
この水は、浴びた相手の体力を奪うルールを付加できる空間に貯蔵しておいたのだ。
本来は空間内に造った部屋の生活水に使っていたのだが仕様を変更した。
「きゃっ!?」
水を諸にかぶってしまった白雪さんは体力を急激に奪われ、息も絶え絶えに倒れてしまっていた。
視点【白雪】
白髪の青年に斬りかかった瞬間、頭上から水が降ってきた。
咄嗟に避けられなかった私はまともに大量の水を浴びてしまう。
水は数秒間降り続け、私は何故かどんどん身体が重くなり、倒れ込んでしまう。
「はぁ・・・はぁ・・・」
指一本動かす事が出来ず、体力と気力をごっそり削られたようだった。
水に濡れて身体に貼り付いた服はまるで鉄の鎧でも着込んでいる様に重く感じられた。
「ちょっと水を流しすぎたかな?ごめんね」
さっき見た青年がこちらに歩いて近付いてきた。
「キンちゃんは・・無事っ・・なのっ?」
息も続かない中で、それでもキンちゃんの無事だけは確認したかった。
「ああ、あれは嘘の手紙だから心配しないで。彼は無事だよ。僕の目的は君だからね」
彼はにっこりと笑って、それを宣言するのが当たり前の様に私に目的を告げた。
「僕の目的は、君に僕の子供を孕んでもらう事さ」
その言葉を変わらぬ笑顔で言われ、私は本能的な恐怖で身を震わせた。
『分かる』のだ。
この人は私を本気で孕ませるつもりだと。
「い・・・やよっ」
『私はキンちゃんの子供を産んで幸せに暮らすんだからっ!!』
なんとか身体を動かそうと力を入れるが、先程試した時と同じで、ぴくぴくと指先や足の筋肉が震えるだけで、身体を起こす事すら出来なかった。
「・・・・ふむ」
彼はこちらの身体を見て何かを考えていた。
自分の姿を目だけで確認する。
巫女服は完全に濡れきっていて、黒い下着が透けて見えてしまっていた。
髪も身体や顔に貼り付き、時おり水がうなじや胸の谷間へと滴り落ちていた。
息は荒く、疲労から頬は若干赤く上気していた。
その姿は男を誘い『欲情』させるに充分な条件を揃えていた。
「服や髪濡れた女の子っていうのはこんなに魅力的になのか。よし、予定を変更してこのままここでしよう」
彼はそう言って一人で納得すると、指を三回鳴らした。
一回目でベッドが出現し、二回目と三回目で辺りの景色が若干歪んだ気がした。
「ふぅ。やっぱり外を空間で区切るのはちょっと大変だな。まあそれだけ白雪が魅力的だって事で」
彼は抵抗出来ずぐったりしている私をベッドに運び、自分もベッドに乗ると、私を自分の膝にくるように座らせ、背後から抱き締めてきた。
「やだっ!触らないでっ!」
「しっとり濡れた黒い髪がとても綺麗だね」
彼が髪に頬を寄せて感触を楽しむ様にしながらゆっくり息を吐いた。
もぞもぞと抵抗を続けるが逆効果で、服がはだけ、下着が露になる。
『やだっ!?』
私は羞恥で真っ赤になり、彼から少しでも見えなくなるように身を縮ませた。
「隠したら勿体無いよ。折角とても女性らしい胸と、魅力的な下着なんだから」
彼は私の脇下から腕を差し込み、優しく胸を揉み始めた。
「んっや!・・・ふっくっ!・・んぁっ!」
嫌で嫌で仕方がないのに、彼は終始優しく優しく胸を愛撫する為、私の心を裏切って身体の性感は高まるばかりだった。
『なんでそんなに優しくするの!乱暴にしてくれれば嫌悪感だけ感じていられるのにっ・・・!』
無理矢理されているのに感じてしまう私は心の中で彼に悪態を吐く。
その間にも彼は手を止めず、いつの間にか片方の手は私のヘソや内股の辺りをまさぐりだしていた。
顔は後ろからうなじから耳の後ろ迄を丹念に舐め続けていて、羞恥に染まる耳を時おり甘がみしては、楽しそうなクスリ、と笑うような声が聞こえ、私は更に火照りと羞恥、快感を深めていっていた。
「キン・・・ちゃんっ」
耐え難い状況の連続に私はキンちゃんの名前を呟く。
誰にも言わずに来た私を、探しに来てくれる訳ないのに。
いつかの様にキンちゃんが来てくれかもしれないと期待し、すがってしまう。
「ここはもう君が知ってる学校の地下じゃ無いよ。だから君の思い人が来る事も無ければ、誰かが偶然ここに来る可能性も無いよ」
彼はまるでこちらの希望を絶ち切る様に、耳に寄せた口からそんな言葉を発した。
彼の言った事は半分しか理解出来なかったけど、確かな事が1つだけ。
ここには助けは来ないんだ、という漠然とした核心だった。
彼の愛撫は後半になるにつれて熱がこもってきていた。
私は長時間彼の手に、舌に晒され続けているせいで、身体の奥から火照りが全身に広がり、水に濡れていたのとは関係無く、汗で全身を塗らしていた。
火照りのせいか、彼と密着しているせいか、むわっ、とした空気が漂っている気もした。
「はっ!・・・あぁ・・・ふぅっ!んっ・・・・やぁ・・・もう・・・んっ!・・・ひぅっ!」
私は必死に声を出すまいと口を閉じる努力をしているが、いっこうに実を結ばず、今まで出した事のないような快感の声を出し続けていた。
「まだ涙を見せないなんて凄い精神力だね。体力をあんなに奪ったのに気力だけで耐えているなんて。でもさ・・・ベッド、見てごらん?」
彼にそう言われ、反射的に下を見ると、そこは水でも撒いたようにぐっしょりしていた。
それがなんなのか認めたく無くて、咄嗟に反論を口にする。
「貴方が水を私にかけたからっ・・・!」
「うん。でも触ると少しねっとり温かいんだ。これは本当にただの水なのかな?」
彼は絶対分かっているにもかかわらず、私に問い掛けてくる。
私に言わせようとして。
『なんて意地の悪い人なのっ!』
「じゃあ水の発生源がなんなのか確認してみようか?」
「嫌っ!!」
彼は前触れ無く私の足を両手で持ち左右に大きく開いた。
私は咄嗟の力で両手を足の間に入れ大事な場所を隠す。
「隠す必要なんか無いだろ?白雪さんの『そこ』から水が出てる訳じゃないんでしょ?」
耳許でそんな言葉を囁き続ける彼は、私の腰にある袴の紐をほどくと、一気に下ろした。
「やだぁっ!」
私は叫び身を更に縮こませる。
だけど下着が丸見えになってしまった私は、足の間から手を退かす事が出来ずなすがままになるしかなかった。
「ほら、やっぱりここだったね」
下着はあきらかに別の水分で濡れていて、更に溢れ続けていた。
それは・・・『愛液』に他ならなかった。
「っ!・・・っっ!」
恥ずかしさから声にならない声を上げ、赤くなってしまっているであろう顔を見られない様に彼から逸らす。
「大洪水だね。じゃあ直に見てみようか」
「お願い・・・そこは・・・キンちゃんの物なの・・」
「駄目だよ。君は僕に孕まされてもらうよ。そのあとは産んだ子を育ててもらうんだ。キンジくんにはそれを手伝ってもらうといいんじゃないかな?」
「そんなの無理に決まってるでしょ!!!」
私は大声をあげた。
しかし私の言葉で止めてくれる筈も無く、呆気なくショーツは剥ぎ取られ、私の誰にも見られた事の無い場所が曝されてしまう。
「こっちを向いて白雪さん」
私は反射的に彼の方を向いてしまう。
「んうぅっ!?」
私は唇を奪われていた。
『ごめんね・・・キンちゃん・・・私、逃げられそうに無い』
それでも、心だけはずっとキンちゃんのものでいる為に、唇を奪われながらも私は彼の目を睨んで目を離さなかった。
「んっ!・・・ちゅっ・・・・むぁ・・・んやぁっ!!」
キスの途中から彼は私の秘唇を弄りだしていた。
私は足を閉じるが、手を阻める訳も無く、寧ろ愛撫を強める結果になってしまう。
「ふぁ・・・あ・・ゃっ・・めぇっ!!」
彼は容赦なく膣に指を三本も奥に入れてきた。
それをされた瞬間、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまい、私は一気に絶頂に押し上げられてしまった。
「も・・・・許して・・」
私は体力も限界に近付いてきて、絶頂までさせらせてしまった。
羞恥と絶頂で火照り、身体は体力も無い状態。
私は彼にもたれ掛かる体勢になってしまっている。
「さあ、いよいよ本番だから力を抜いて・・・て、もう体力が限界にきててそれどころじゃ無いか。じゃあ仕方ない」
彼はズボンから自分の男性器を取り出すと、背後から自分の足の間に私を持ち上げた。
上から見た彼の性器は天を突くようにそそりたち、私を孕ませようと割れ目を正確に狙っていた。
『私の・・初めて・・・キンちゃん・・・に・・』
彼はゆっくり私を下ろし、受け入れ準備が整った私の膣は彼のモノを問題なく呑み込んでいった。
「あ・・・」
私の膣内で小さな抵抗を感じた。
それがなにか理解した私は、意識が一瞬戻り彼を静止しようと声をあげようとした。
だが彼は躊躇なく私の腰を下ろしきってしまった。
「ぁぁ・・・・・わ・・たし・・」
とうとう堪えきらなかった涙が一筋眼から流れる。
痛みは一瞬感じただけだった。
私の『処女』は呆気なく彼のモノに貫かれ、巫女としての私は終わりを向かえた。
子宮を押し上げる『彼』は、存在を主張する様に私の中で熱い熱をお腹に伝えてきていた。
「体力を奪っておいて悪いんだけど、ここは僕の作った空間じゃ無いからルールを設定出来なかったんだ。だからいっぱいする事になるから気をしっかり持ってね。それに・・・・」
彼は私の胸とお尻を撫でながら一拍置いて言った。
「白雪さんがいい子供を産めるって、身体が理解してるからかな?君を孕ませたく孕ませたくて仕方がないんだ」
そう言うと彼はさっき迄の愛撫とは違い、激しく動き始めた。
「んぁっ!きゃっ!はっ!あんっ!」
ひたすらに奥に、ひたすらに子宮を、私を孕ませようと激しく突き続ける。
激しい責めに私は嬌声を上げてしまう。
こんな声上げたくないのに、どうしても抑えられなかった。
身体が与えられる快楽に耐えられず、声となって溢れ出てしまっている。
快感を素直に感じられるだけの体力が残って無いのだ。
それでも感じてしまう自分が、身体が憎かった。
「と、少し飛ばし過ぎたね」
私の苦しんでいる姿を表情見たのかゆっくりした動きに変わった。
「ぁっ・・うっ・・・はんっ!・・・ぅぁっ!」
ゆっくりした動きに変わった影響なのか、快感による苦しみは薄れ、疼く様な甘い快感が全身に巡り始めた。
額と髪から汗が散り、胸が動きと一緒に跳ね、秘唇は彼の性器を易々と呑み込み、肌が当たる度に卑猥な音をたてながら愛液を迸らせる。
子宮口を執拗に狙って叩き付けられる亀頭は、そこを突発しようと試み続けている様なプレッシャーを感じていた。
「あんまりこういう物を使うのは僕の好みじゃないんだけど、今回は時期を調整出来なかったから許してね」
彼は動きを一旦止めると、彼に貫かれたままぐったりとしている私の顎を掴むと、再度唇を重ねてきた。
カリッ。
彼の口内から何かが私の口内に送り込まれる。
私は吐き出そうとしたが、彼はキスを続けつつ私の口を塞ぎ、唾液を送り込み飲み込ませる。
「何を・・飲ませたの・・・?」
「ちょっと・・・じゃないな、かなり効果の強い即効性の強制排卵薬だよ。こういう風に排卵させるのは本位じゃないけど、どうしても白雪さんは今孕ませたいからね。だからって絶対孕むと決まった訳じゃないけどね」
あっさりとそんな事を言い放ってきた。
「そんな・・・それじゃあ・・・」
「そうもう数分もすれば白雪さんは排卵を始める。頑張って受精してね」
彼は私の下腹部の卵巣にあたる辺りを指でなぞると、行為を再会した。
「やっめてっ!・・・お願い・・・それを・・・されたら・・・もう・・・・戻れなくなる・・・」
『キンちゃんの所に戻れなくなっちゃう!!』
私はもう耐えられず涙をとめどなく流していた。
揺られる度に散る涙は、私の心が悲鳴を上げつつ千切れていっている様だった。
「っ、出すよ。奥でしっかり受け止めて」
「やっっっ!」
思い切り抱き締め、より深く深く挿入され、子宮口と亀頭が密着した瞬間、私を孕ませる為の子種が注ぎ込まれた。
「ん!!!―――――あっ!やだぁ!キンちゃん!キンちゃん!」
彼が射精を始め、子宮壁に激しく叩き付けられた瞬間私も同時に絶頂したが、直ぐに我にかえると喉が枯れる程に大声で叫んだ。
私の膣内で激しく脈動を繰り返しながら、どんどん精液が子宮に吹き出し、私のモノじゃ無い熱がお腹にたまっているのが分かった。
「は・・・あぁ・・・まだ・・・出てる・・・」
熱が下腹部全体に広がっていくのが分かると、熱と一緒に恐怖もじわじわと全身に広がる。
『妊娠しちゃうよ!キンちゃんのじゃない子供なんていらない!今排卵してるの!』
漸く勢いが弱まるが、結合部からは収まりきらなかったのだろう白濁した液体が大量に溢れていて、私が確実に種付けされてしまった事を物語っていた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
息を整えると身体が少し上下する。
身体が揺れる度にお腹の中で、何か重さのある物がが揺れる感覚があった。
『精液の重さを身体で感じられる程の量なんて・・・』
私は妊娠の恐怖にぶるり、と身を震わせる。
身体はこれ以上無いほど熱く火照っているのに、頭はがんがんと金槌で叩かれた様な痛みと気持ち悪さを伝えてきていた。
「はぁ・・・はぁ・・・・・へえっ!?」
そんな身体の疲れと不安定な感情を整理出来ないまま、息を整える作業を続けていると、未だ私の膣に収まりその熱さを主張していた男性器が、固さを取り戻し始めていた。
「なん・・でっ?・・・もう・・・終わったんじゃ・・・・」
「いやだから言ったじゃない。白雪さんを孕ませたくて仕方がないって。数打ちゃ当たる物でもないけどさ。せめて子宮と卵菅がいっぱいになるくらい迄は出させてもらうね」
「そん・・・なぁ。もう・・・許してよ・・・これ以上されたら、絶対妊娠しちゃう」
そう私が言ったと同時に、思い切り私の子宮を亀頭が突き上げた。
「そんな事言われたら、さ。分かるでしょ?」
さっきからずっと涙が止まらず、背後から見上げる私に向かって満面の笑みを浮かべる。
「僕は白雪さんを『絶対妊娠させたいんだから』」
絶望的な宣言をして新たな性交が始まった。
「もう無理・・・身体が持たない」
「これ以上・・入ら・・・無いから・・出すの止めて・・・」
「・・・はぁ・・・まだ・・出してるの・・・?」
『お願い・・・私の身体・・・私を裏切らないで・・・』
私は自分の身体に祈った。
そして私はとうとう体力を使い果たし、ブツリ、と電源が切れた様に気絶してしまった。
【1日目】
「・・・・んんっ」
目を覚ますと、そこは見慣れない灰色の部屋だった。
見渡しても窓は無く、鉄で出来ているらしい扉が1つあるだけだった。
調度品といえばベッドと机があるだけ。
ベッドは彼に犯されていた時と同じベッドに、犯された時と変わらぬ格好で寝かされていた。
「・・・・・・」
ここが何処かも気になったが、体力が多少回復し、正常な判断力が戻ってきたことによって、自分の状況が正しく理解出来てしまう。
あの後いったい何回出されただろう、下腹部は外から分かるほど膨らみ、少し動くだけで揺れ、ここに精液がどれだけ詰まっているのか主張していた。
膣内から溢れているのだろう、揺れるお腹に呼応する様にトロトロと精液が流れ出していた。
「洗わなきゃ・・・・」
今更遅いと、全部胎内から出す事など出来ないと分かっていても、そうせざるおえなかった。
妊娠の確立を少しでも減らす為には・・・。
重い手足を無理に引きずりながらもベッドから立ち上がり、扉に向かってゆっくり歩く。
「・・・?」
机の上に紙が置いてあるのが見て取れた。
『僕は用事で少し出掛けるけど、僕が帰るより先に目を覚ましたらいけないから伝言を残していくね。
ここは僕が造った空間だからここのルールだけは理解してないと扉は開かないから。
1、作られたこれ等の空間からは孕む迄出る事は出来ない。
2、過度な暴力行為は行えない(自傷行為に関しては例外として全面的に行えない)
3、この空間の中では特別な力を使う事は出来ない。これは僕(タトナ)も例外では無い。
4、精神に異常をきたさない。病気にならない。但し身体に元々ある機能での体調不良は起こり得る。
5、孕んだ子供に関して、この空間を出た後であっても危害を加える事は出来ず、母体も維持しなければならない。また、流産等も起こらない。
6、欲しい物は空間の外から取り寄せる事が可能。
7、食事や排泄はする事は可能だが、必要が無くなる。(排泄は更に整理現象が希薄になり、食事は空腹を感じなくなる。但し食欲は存在する)
これらを理解してどんなに短くても最低二ヶ月は生活してもらうからね。その覚悟だけはしておいて。扉はシャワールーム、寝室、食事部屋があるから行きたい場所を思い浮かべて扉を開けてね。
タトナ
』
まだ頭が回っておらずよく理解出来なかったが、ここに監禁されていて、暫くそれが続く事は理解出来た。
私はシャワールームを思う浮かべ、扉を開けた。
【2日目】
あれからシャワーを浴びた私は置いてあった寝間着に着替え、体力を回復する為に直ぐに寝室で眠りについた。
翌日目を覚ますと、ベッドの中で考えた。
『もし妊娠していたらどうしよう・・』
キンちゃんなら事情を話せば慰めてくれるだろう。
一緒に悲しんでくれるだろう。
もし恋人になれたとしても妊娠した子供と一緒に愛して大事にしてくれるだろう。
なんて幸せな事。
でも私は心の何処かで同情されているかもしれないという疑念を晴らす事は、一生出来ないだろうとも思った。
キンちゃんを、皆を信じてるからこそ、そんな疑念を抱く自分が許せなくなる気がした。
お腹をそっと抱く。
「キンちゃん・・・大好きだよ・・・」
私は涙を一滴流した。
【12日目】
その日の朝起きると、枕元に棒状の器具が置いてあった。
間違い無い。
『妊娠検査薬』だ。
前に遊びで買った事があったからだ。
私は寝室に備え付けられているトイレに入り、食事部屋から持ってきていたコップに尿をためる。
寝室のテーブルにコップを乗せて検査薬のキャップを取り、先端を浸す。
『少し待てばよかった筈・・』
私は表面上平静な顔をしていたが、心臓はこれ以上無いほど高鳴っていた。
『出るな、出るな、出るな出るな出るな・・・・・・・・あっ』
結果は・・・陽性。
『受精・・・しちゃったんだ・・・』
早期妊娠検査薬だと分かっていても物凄い衝撃だった。
私の身体は私の意思とは裏腹に、私が望まない種を受け入れて、新しい命を作ってしまった証しに他ならなかったから。
まだきちんと妊娠したかどうかは分からない。
拍動を確認出来る迄は、ただ着床しただけでは妊娠とは見なさないのである。
この時私は何故彼がこんなに早く妊娠検査薬を置いたのか、この空間のルールがなんであったのかを、失念していた。
【33日目】
その日の朝初めて、『悪阻』を経験した。
「げほっ・・・げほっ」
激しい嘔吐と微熱、間接痛等色々な症状を併発した。
妊娠中はさまざまな症状が個人差によって出ると言うが、私は重い方だった様だ。
「ははっ、そっか。そういえばそうだったよね」
私は最初に読んだルールを思い出していた。
ルール5番の最後の文章。
『流産等は起こらない』
つまり着床した時点で、私に希望はありはしなかったのだ。
その日最初の日から初めて、声を上げて泣いた。
【36日目】
彼がやってきた。
調子はどうだと聞いてきたので最悪だと答えておいた。
彼から90日目に帰してもらう事を言い渡される。
私は特に異論無くそれを了承した。
【90日目】
目立ち始めたお腹を体型の分からないワンピースに身を包み、私は港に立っている。
こちらに帰って直ぐに荷物を纏め、誰にも告げずに港迄きた。
実家に帰る為だ。
実家なら一年間隠れて過ごす事も、この先の生活を相談する事も可能だろう。
私はお腹をひと撫でする。
望んで授かった命ではないけれど、産む決意はもう済ませていた。
母性が芽生えたのか憎い相手の子供なのに楽しみですらある。
でも、キンちゃんとアリアに知らせる事はしなかった。
二人は怒るかもしれないけど、実家に頼るしかないけれど二人には頼らないと決めていた。
友達でいるために。
「キンちゃん・・・愛してます・・・」
一言呟くと、私は船に乗り込んだ。
視点【タトナ】
「女の子って強いなぁ。産まれる頃にまた覗いてみるかな」
僕は白雪さんには一生敵わない気がしてこの次元を閉じた。
「さて、こんなんじゃまだ終わらないよ?」
僕は次を目指して次元の狭間を歩き出した。
あれ〜?主人公どっかの異能力バトル小説に突っ込んでも結構戦えちゃうんじゃないこれ?
戦勇のルキメデスみたいな事も出来そうな・・・。
なんかそんなつもりないのに一話といい二話といい原作の主人公から延々寝取っているような感じに・・・。
二人とも主人公好き過ぎるキャラだからなぁ。