今回は前回、前々回とは趣向が違う上に、私が難産の末に書けたものです。
なのでもしかすると期待している内容とは違うかもしれませんが、何卒ご容赦下さい。
全ては作者の性癖のせいです。
アンジェレネはキャラが掴みきれませんでしたが、やりたい事は全部やったので後悔はしていません。
リクエストだったのですが、特に指定が無かったので、作者の趣味でかなりひどい目にあっていますが、しょうがないと生暖かい目で見て頂ければ幸いです。
追記
原作上では有り得ない展開を含んでいます。
更に宗教関係等のの設定捏造等も含んでいますので、この追記を見て不快に思う方はブラウザバックをお願いします。
僕は女の子を孕ませる事が目的で、衝動で、欲望だ。
でも最近違う楽しみも見付けた。
それは・・・『孕まされる女の子を見る』事。
勿論自分が孕ませるのが一番気持ち良くて、一番素敵な事だ。
でも、全ての世界の全ての女の子を孕ませるのは不可能だ。
だから正にこれから『孕まされる』女の子を見つけ出して覗く事にしたのだ。
今回は魔法や超能力が普通に存在する次元みたいだ。
その世界で孕まされる女の子を見付けるなんてどうやるかというと・・・。
ちょっとだけルールがある空間を広げて心の中を覗かせてもらうんだ。
それで調べていると一人のとても小柄な女の子に行き着いた。
名前はアンジェレネ。
三つ編みとそばかすが可愛い少女だ。
じゃあ僕がたどり着いた全容を最初から覗いてみるよ。
視点【アンジェレネ】
私は教会の廊下を慌てて走っていた。
シスタールチアとの約束に遅れそうになっているせいだった。
昼食を食べて眠くなった私は、休憩時間ぎりぎりに目を覚ましたのだ。
「あそこを曲がればっ!」
速度を緩めることなく曲がろうとした私だったが、向こうから曲がって来る人には全く注意がいっておらず、案の定角で人とぶつかってしまう。
「きゃっ!?」
「おっ、と」
私はぶつかったが、私が小さいせいか後ろに尻餅をついてしまう。
「大丈夫かな、シスター?」
「は、はい・・・っ!!!」
ぶつかった人物を見上げるとそこには、私なんかと比べるのも烏滸がましいほど高位の高齢な大司教様が立っていた。
「も、申し訳、ありませんっ!!」
私は即座に立ち上がると頭を膝に付く勢いで下げる。
本来口をきく事さえ出来る筈の無い相手にぶつかって、私は震えながら頭を下げ続けた。
「貴様無礼であろうっ!」
大司教様の横には別の屈強な体つきの男性司祭様がいた。
私に掴みかかろうとした所、大司教様が制止し、私に手を差し伸べて下さった。
「私に怪我は無い。急いでいるなら行きなさい。後、君の名前は?」
「は、はい!シスターアンジェレネと申します!」
「アンジェレネ・・・良い名です。大事にしなさい」
「はい!ありがとうございました!」
私は大司教様に頭を下げると待ち合わせ場所を目指し早足で歩き始めた。
私は気付いていなかっかった。
私が歩き去った後で、口角を三日月の様に吊り上げ笑う大司教様の表情なんて・・・。
視点【???】
シスターアンジェレネが去った後に二人の人物が話をしている。
先程の司祭と大司教だ。
「あの計画をあの娘で行うと?」
「私は一目見て気に入ってしまったよ。あの怯えた表情に、汚れなき幼い身体にのう」
「大司教様のご趣味が相変わらずなのは承知しておりますが、あの娘は両親に捨てられたのですよ?大司教様にも教会にも相応しく無いかと存じますが・・・」
それに、と司祭は付け加える。
「あの娘は確かに細かな失敗が多く目立ちますが、罰として呼び出す程の罪状が無いですが?」
「なに、失敗はするものでは無い」
再び大司教はニヤリと笑う。
「作るものじゃよ」
数日後・・・
視点【アンジェレネ】
「わ、私が、だ、大司教様の護衛、ですか!!」
自室で本を読んでいると、シスタールチアが伝言を伝えにきたのだ。
その内容は未熟な私には信じられないものだった。
「私も先程司祭様が伝言を伝えるように言い遣った時に聞き返しました。何かの間違いでは無いかと。しかし貴女を教会で見掛けた大司教様がいたく気に入られたらしく、貴女を直々に指名なされたそうよ」
「・・・・・・・あっ」
私は先日教会の廊下で大司教様とぶつかってしまった出来事を思い出した。
しかし気に入られる程の会話をした記憶は無い。
でも・・・。
「どちらにせよ大司教様の命令と変わらないわ。失敗しないように常に大司教様の傍に居ることだけ心がけなさい」
「分かりました・・・」
私は覚悟を決めて頷いた。
私はこの会話が、シスタールチアとまともな立場で話す最後の機会になるなんて、この時想像すらしていなかった。
この日私は大司教様の一番傍で護衛についたが、敵対勢力の強襲を受け、大司教様に怪我を負わせてしまった。
私は査問を受ける機会すら与えられず、そのまま地下に幽閉された。
その敵対勢力が、大司教様が手配した者達だとも知らずに・・・。
幽閉されてしまったショックから気を失ってしまっていた私は、水滴が頬に落ちる感触で目を覚ました。
両手と両足を鎖で繋がれ、痛くは無いが全裸で拘束されていた。
ベッドの上に寝かされていたようで、身体にはシーツがかけられていた。
「目覚めたかね?」
そこには大司教様がお一人で立っていた。
私は自分の状態を思い出し、羞恥で真っ赤になるが、拘束されているので隠す事さえ出来なかった。
「み、見ないで、頂ければ・・お願いします」
涙を滲ませながらお願いする。
「こんなに綺麗な肌を見ないなど勿体無いではないか」
「え・・・?」
大司教様の口からとんでもない言葉がとびたした。
「君は罰を受けなければならないが、なに、苦痛を与える事などは無いから安心しなさい。ただし君にはある計画に協力してもらうがね」
「協・・力・・ですか・・・?」
話しながらもまるで直に舌で私を嘗めているように、視線が這い回る。
その事に私は恐怖を感じながらも大司教様の話を聞くしかなかった。
「その計画とはね『聖女』計画と言うんだ」
それは敬虔な女性信徒が、奇跡の体現や多大な功績によって信仰の1つとなる者。
それが『聖女』。
「聖・・・女?それにどう・・協力すれば・・よろしいのですか?」
「なに、簡単じゃよ。君が聖女になるのだアンジェレネ」
「・・・・・私が、聖女に?」
私は言っている意味が理解出来なかった。
どんなに魔術を勉強しても、アニェーゼ部隊に入っていようと、私はまだまだ子供で、『聖女になる』と言った大司教様の、ひいては男というものの悪意に気付く事が出来ない。
私が戸惑っていると、大司教様はなんでもないことの様にその言葉を続けた。
「うむ。君には『処女のまま子供を孕んで』もらう。つまりは処女懐胎だ」
『処女懐胎』。
男女の交わりによらず、子を授かる事。
聖母マリアを代表とされる事柄で様々な神話で語られ、聖書にも記されてる有名なものの1つである。
「それは・・・どういう・・・?」
それを言われても理解出来なかった私は、再度大司教様に問い掛ける。
「と、言うのは建前じゃ。まあ時間がかかる事じゃ。早速始めるとしようかの」
私が戸惑っているうちに大司教様は準備を始めていた。
カラカラと音をさせながら台車を引いてきた。
その台車には見たことも無い機械と、薬品が入っていると思われるビーカーが複数みられた。
機械は白い薬品が詰まっているらしい大きなガラス瓶が装着されている物で、計器のようなものに細いチューブが何本か伸びていた。
「さて、1つ質問があるのだがいいかな?」
準備が整ったのだろう、私に質問をしてきた。
「は・・はい」
「アンジェレネ、君には生理は始まっているのかな?」
「へっ!?あっ・・・去年から・・・あります」
私は突然の質問に赤くなり、気が動転するが、大司教様の質問である事を思い出し、羞恥に全身を赤く染めながら、どもりながら答えた。
「それは素晴らしい。無理な薬を使う必要がなくなったよ。」
大司教様は満面の笑みを浮かべているが、その安心や幸福を与えてくれる筈の笑顔が、私には心底怖かった。
「始める前にもう1つ質問だ。女性が妊娠する方法は具体的に知っているかな?」
ここに至って、私はやっと自分が直面しようとしている出来事を理解しはじめました。
「・・・・・は・・い」
「素晴らしい・・・」
機械は私の目の前迄運ばれてセットされた。
大司教様は私と息がかかりそうな程の距離に顔を寄せると、突然私の唇を自分の唇で塞いだ。
「んんぅっ!!?」
私のファーストキスは、なんの前触れもなく、恋人でも無く、好きな男性でもない、自分の祖父程歳の離れた老人に奪われてしまいました。
私の両目からは止めどなく涙が溢れていました。
「んぅ・・・ちゅっ・・・ぷぁっ・・んっちゅっ・・・んくっ・・ちゅくっ・・・ぷは」
口内を蹂躙され、加齢臭が感じられる唾液を送り込まれ、それを飲まされる。
散々唇を吸われ、舌を絡ませられ、息が苦しくなるほど激しいキスが続く。
「んくふっ!?」
キスは継続される中、自分の発育途上の小さな胸に手が伸ばされた。
キスとは対称的に、激しく触るのではは無く、胸の左右にある赤い頂点をとてもソフトに愛撫される。
「・・・んっ!・・・んんっ!!・・・・ぁっ!・・んちゅっ!・・・ぷぁっ・・ちゅぶっ!!」
「実に美味じゃ、アンジェレネ」
漸く唇を離してくれた大司教様でしたが、胸の愛撫は継続していました。
「んっ・・・ど、うしてっ!・・・・こんな事を・・・?」
私は半ば分かっていましたが聞きました。
これが私を辱しめる為の行為で、この後なにが待ち受けているのか。
経験した事も、想像した事すら無いけれど、以前女性としての身体の授業の時に、他のシスターが話していたのを聴いて知っていた。
これは『性交』、ひいては『子作り』の為の準備だと理解していました。
「わ、たしを・・妊娠させるのですか・・・?」
震えながら、心が恐怖で満たされて上手く言葉が紡げなくても、はっきりそれを口にした。
「そうだ。君は『処女』のまま『私の子供』を妊娠するのじゃよ」
「いやぁ・・・・」
大司教様は私の下腹部、子宮にあたる場所を撫でながら、耳許でそんな言葉を言い、私の身体に『それ』を刷り込む様に繰り返した。
通常の性交による妊娠すら望めず、恐らく普通でない方法で私は大司教様という老人の子供を妊娠させられる。
性交の事は良く分からない。
知識として知っているだけ。
私はシスターだからそういった事には縁が無いんだろうと、薄々は理解してはいました。
でも・・いつか好きな人が出来て、キスをしたり、恋人らしい事をするかもしれないという、幸せな妄想はした事があった。
恋もした事も無い私が妄想した物なんて、稚拙で幼稚なものだっただろうけど、そんな憧れはあった。
それは・・・・二度と叶わぬものとなるのだろうと、この瞬間悟りました。
大司教様のキスと愛撫は凡そ一時間近く続きました。
幼い私の身体は今までに味わった事の無い快感に翻弄されながらも、着実に女としての反応を返し、性感を蓄積させていった。
「はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
身体は真っ赤に染まり、汗が蒸気となって周囲にもやを作る。
息は荒く、顔は快感に蕩けていた。
しかし快感は増しても、それと同じく嫌悪感も増すばかりで、大司教様に触られる度に、ぶるり、と身を震わせる。
「良い具合に身体もほぐれたようじゃのう。アンジェレネ、君の身体は実に美味じゃったよ」
私をしっかりベッドに横たえると、大司教様は頭を撫でてくる。
そんな行為にすら私は涙を流す程、大司教様を完全に恐れ、嫌悪していた。
「さぁ本番だよ。なに、君はなにもしなくても平気だ。安心して私の子供の『種』を受け入れるのじゃ」
そう言うと大司教様は私の下腹部に手を当て、魔術を行使しはじめた。
私の下腹部、恐らく子宮が輝いたかと思うと、空中にスクリーンのようなものが2画面映し出された。
片方には何も映っておらず、もう片方には肉壁の様なものが映し出されていた。
「右側が君の子宮の中だよ。これは透写魔術と顕微鏡魔術と言って私のオリジナルじゃ。まあ有能な魔術師なら簡単に再現出来るじゃろうがのう」
大司教様は楽しげにこの魔術について語る。
そもそも普通の大司教である彼が魔術を使った事自体が既におかしい事なのだが、この異常な空間においては最早疑問にすら上がらない事柄だった。
「左側は・・・今から分かる」
大司教様は最初に準備した機械のチューブを、薬品が入ったビーカーに二種類セットした。
二種類のチューブは途中で合流していて、もう一本のチューブで混ざるのだろうと分かる。
少し太めのチューブが、最初からセットされている白い液体のチューブなのだろう、直線繋がっているのが伺えた。
「先ずはこの二種類の液体を摂取してもらうぞ」
チューブの先にとてもとても細い針を装着し、私の子宮の辺りに躊躇いなく突き刺した。
私は刺された瞬間、痛みをこらえられる様に身を硬くするが、一行に痛みはやって来なかった。
「痛く・・・無い?」
「この針は特別製で、痛みは感じんよ」
大司教様は機械を操作し、ピー、という音と共に作動した機械は液体をゆっくり吸い上げ、私の胎内に送り込まみ始めた。
「はぅぅ!!!?」
暫くはなんの変化も無かったが、あるときを境に下腹部がもの凄い熱に襲われた。
「はぁうっ!・・・んくっ!・・・んぁぁっ!」
「この二つの薬は、子宮口拡張薬と強制排卵薬じゃ。両方子宮に作用する薬品だから苦しいかもしれんが少し我慢するのじゃよ?」
私はそんな大司教様の言葉は聴こえていたが、反応を返す余裕なんて今の私にはありませんでした。
「はぁぁ・・・・はぁぁ・・・はぁぁ・・・」
先程より息が荒くなり、全身の火照りは変わらないものの子宮がまるで発熱している様に熱く、それでいて心臓の鼓動と一緒にどくどく、と快感の波が断続的に私を襲っていました。
「ふむ、良い仕上がりじゃな。アンジェレネ、右側の映像を見て御覧」
大司教様が私の頬を撫でながら、先程の胎内を映した映像を見る様に促す。
そこには先程は映っていなかった、透明な球体の様な物体が漂っているのが映っていました。
「あれが『卵子』じゃよ。良い勉強になったのう」
大司教様は本当に楽しそうに笑うなか、私は全身に鳥肌が走り、本能的な恐怖を感じていた。
「さて・・・」
大司教様はいよいよといった具合に、白い液体が詰まった容器に繋がっているチューブを手に取った。
「私はもう歳でな、ろくに体力が無いくなってきておる。だがある日開発した魔術で『あるもの』を大量に保存、複製出来る様になってからは君の様な状況になった者には重宝しておる」
全身の力が抜けきった私を、大司教様はベッドの縁に足を投げ出す形で寝かせ直します。
大司教様は足の間を除き込み、私の割れ目を広げ、具合を確認する様にぐちゅぐちゅと揉みほぐしていきます。
「っ!・・あぅっ!・・・んっ!・・・ひっ・・や・・!」
私は大した反応をする事が出来ず、なすがままに弄られ、ぴくぴく、と細かに発生する快感に身を震わせるしか出来ないでいます。
大司教様は白い液体が入った容器を上から押し、ガシャン、という音と共に機械に正式には今セットしたようだ。
「もう分かるかもしれんが、これに入っているのは私の『精液』じゃ。これからこのチューブを君の子宮に差し込み、卵子が待機している卵菅がいっぱいになるまで注入して、しっかり孕ませるからの」
そう言って私のお腹の上を、入口から卵巣迄を指でなぞり、私の怯える目を見ながらその大司教様の『精液』が繋がっているチューブを、私の膣に挿入し始めた。
「ぁ・・あぁ・・・あ・・」
私はそれを見ている事しか出来ないでいました。
一気に入れられる筈なのに大司教様は、わざとゆっくりゆっくりと挿入して、私の表情を見て楽しんでいました。
「あっ・・・!?」
薬品でその扉を大きく開いた子宮口は、とうとうそのチューブの先端を、愛しい物であるとでもいう様にしっかりと加え込んだ。
「良く見ておくのだよ」
そして大司教様の手によって、不可避の『授精』が始まった。
「や、です・・・いやです・・・あ・・・あっ・・」
チューブはゆっくり息を吐き出す様に精液を送り出し、子宮はごくごく、と自分を孕ませる液体を飲み干していく。
「えっ・・・・?」
なにも映し出していなかった左側の映像がいつの間にかついていた。
そこには数十数百という『オタマジャクシ』の群れが映し出されていて、まるで大海原を泳いでいるように尾をばたつかせ何処かを目指していた。
「も・・・しか・・・して・・」
「おおまさしく、あれが私の精子だよ。この卵子に向かうのを見るのが私の楽しみなのだよ」
機械の容器に詰まった精液はまだ半分にも満たず、私の小さな子宮に入りきるとはとても思えなかった。
とぷとぷ、と液体の感触が感じられ、子宮内はとうに許容量を大幅に超えた事で膨らみ始めていて、上から見るとしっかり胎内に精液を溜め込んでいる様子が、下腹部がこんもり盛り上がっている事からも伺えた。
「おぉ・・・見るのじゃアンジェレネ。いよいよのようじゃぞ!?」
涙と汗でどろどろの身体を大司教様が促した映像の方に向ける。
「あぁぁ・・・っ」
そこにはまさに受精しようと我先に卵子に群がる精子が映し出していた。
「止めて下さいっ!それは受精しちゃ駄目な精子なんです!!」
私は思わす叫ぶ。
「無駄じゃよ・・・ほら!」
大司教様がそう叫んだ瞬間、映像がアップにされ、精子の1つが卵子に入り込んだ。
「いやぁぁぁぁぁっ!!!!」
私には教材で見た映像にしか見えないような『私』と『大司教様』との望まぬ愛の営みをはっきり映していました。
1つの精子が卵子のに入り込むと、受精膜が浮き上がり、卵子はぶるり、と身震いしたかと思うと、他の群がっていた精子をふるい落とした。
潜り込んだ精子が卵子の卵核に到達し融合を果たす。
するとすぐさま卵割が開始された。
「いやぁ・・・もうこんなもの見せないで下さい。私が望まない受精卵をつくったところなんて!!」
「受精卵どころではないがの・・ほれ」
私がいやいやをするように涙を散らせながらすっかりほどけてしまって、髪を下ろした様になった私が気絶する最後に見たのは、卵割を繰り返した受精卵が、優しく子宮内膜に抱き止められ、しっかりと着床した瞬間でした・・・・・。
【60日目】
私の『受胎』が確定したあの日から、私は地下から高級な個室に移されましたが、幽閉場所が地下から地上に変わっただけでした。
あれから何度泣き、何度産みたくないと叫んだだろう。
まだ幼い私の様な者に子供を身籠らせ、楽しそうに毎日観察していく大司教様は心底歪んでいて、そんな大司教様の歪んだ欲望の『結果』が確かに私の中で育っている。
何故分かるのか・・・ですか?
もう何日も前から悪阻に苦しめられているからです。
私のまだ幼い我が身のせいなのか、人より過剰な悪阻に悩まされ、食事も無理に食べさせてもらっている程です。
「部隊の皆さんと会いたいです・・・・」
【186日目】
お腹は私の年齢にはあり得ない程大きくなりました。
私の思いとは裏腹に、なんの問題も無く成長している様でした。
あれから一歩も外に出してはもらえず、髪もあの時ほどけたままになっています。
私のお世話をしてくれている女性は、私の境遇を知らない様でとても優しくしてくれます。
勿論彼女の前で泣き叫んだり、大司教様の事を話したりはしません。
きっと彼女も巻き込んでしまうから・・・。
【300日目】
『大司教様の処に居続けたら、この子も利用されてしまいます・・』
私はこの日産まれてくる命の為に、無い頭を限界迄使って策を考えました。
【302日目】
チャンスは思いの外早くやって来ました。
シスタールチアとシスターアニェーゼに久しぶりに再会したのは、私が聖女のお披露目の前にアニェーゼ部隊の主要人物である二人を動揺させない為の措置らしかったのですが、私にとっては澆幸でした。
密かに用意していたメモを使って私は二人に、先に私のお披露目をしてくれるように頼みました。
言葉は交わさなくとも私の姿と、大司教様を見て全てを理解していたのか、全面協力を申し出てもらいました。
これからさまざまな困難がある筈です。
もうシスタールチアとシスターアニェーゼと同じ仲間として過ごした関係には戻れないでしょう。
しかし、私はかつてミラノで捨てられた私が救われた教会という場所を守っていこうと誓いました。
この娘と一緒に・・・。
その日を最後にかつて『シスターアンジェレネ』だった気弱で泣いてばかりだった少女は涙を見せなくなり、イギリス清教で後に確固たる地位を築く【大聖女】となるのは、また別のお話・・・。
そしてその傍らには、【大聖女】と同じ髪色の少女がいたらしいが、彼女の素性は極一部を覗いて知る者はいなかったという・・・・。
視点【タナト】
いやぁ酷い奴もいるもんだね〜。
ああいうのを害悪って言うんだろうね?
「さて、僕も次の目標を探しにいこうかな?」
僕は次元の扉を閉めて、次の次元を目指して歩き出した。
今回は疲れた〜(>_<)
読んでくれてありがとう(^^ゞ
こんな感じの趣向(タトナが観察)の反応が良ければちょくちょく書こうかとも思いますので、感想要望待ってます。
しかし調べたけどアンジェレネってフルネーム無いんだね・・・。