なかなか文章が出てこず苦戦しましたがなんとか書き上げる事が出来ました。
ご期待に沿えるかわかりませんが、楽しんで頂ければ幸いです。
今回から綺凛が囚われの身となりますが、その都合上いつもの日数表記が無く、綺凛や囚われたヒロインは徐々に進めていくスタイルになりますので悪しからず。
その娘を見た瞬間、今まで感じたことのない程の衝動に襲われた。
『あの娘をずっと自分のモノにしたい』
今までの一目惚れとは全然違った。
勿論容姿は可愛い。
でもそういったこととは別に、自分の内側から全身にかけて訴えるのだ。
あの娘は自分にとって最高で特別な相手だって。
直ぐに名前や素性を調べた。
この世界はいわゆる超能力や科学等が発達している不思議な世界だ。
そしてその娘はその超能力者を育成する学年で有数の実力者だった。
名前は『刀藤 綺凛』
長い銀髪に、歳としては不相応な豊満な身体つきながらも、とても小柄な女の子だ。
僕は久しぶりに衝動的にでは無く、彼女が眠るのを待って、確実にゆっくり空間に呑み込んだ。
排卵日まで待てなかった僕はかつてない興奮を胸に秘めながら、自分も空間の裂け目に入った。
視点【綺凛】
「んっ・・・」
私は寝苦しさから不意に目を覚ました。
「え?」
目を開き周りを見渡すと、そこは私の部屋では無く、大きなベッドと机と椅子1つづつ置かれたとても広い部屋だった。
それ以外は窓も無く、出口は部屋の真ん中に1つあるだけ。
そして椅子に腰掛けて私を笑顔で見ている青年がいた。
「おはよう、刀藤綺凛ちゃん」
「・・・貴方は・・だれ、ですか?」
私は既に言い知れぬ恐怖を感じていた。
それはこの場所や状況にでは無く、彼自身に対してだ。
私は震えを堪えて彼に問い掛けた。
「貴方が私をここに連れてきたのですか?」
「そうだよ」
「目的はなんですか?」
「うーん・・・」
彼は少し悩む様な仕種をすると立ち上がり、落ち着き無く歩き出した。
「今までだったら直ぐに説明して始めるのに今更躊躇ってる?嫌われたくないとか?いや嫌われるのは確定してるよ?これからするのはそういう事なんだから・・」
ぶつぶつ小声で呟きながら部屋を歩き回る。
その間さっきの恐怖が少し揺らいでいたが、消える事はなかった。
暫くそれを繰返していたが、歩き出した時と同じく突然立ち止まる。
「うん。自分の物にするんだ。なら仕方がないよね」
1つ頷くと、私が目覚めた時と同じ笑顔をこちらに向けた。
「綺凛ちゃんをずっと僕の物にして、君に僕の子供を孕んでもらうんだ。許してなんて言えないから、遠慮無く恨んでくれて構わないよ。これからずっと一緒にいてもらうんだ」
彼が一息に言った言葉は、予想していなかったといえば嘘になる内容だった。
しかし1つ気になる言葉・・。
「ずっと・・・一緒?」
「ごめん。嘘を言うのは嫌いだからはっきり言うね。綺凛ちゃんを帰してあげる気はないんだ。許してもらう気も無い」
「なんで・・・」
「他の人のものになるのなんか・・耐えられないしね。綺凛ちゃんを僕のものにする。これからは『ずっと一緒だ』」
私は・・決定的に逃げられないと悟った。
「っ!?」
そんな事を考え呆然としている間に私は抱き締められていた。
「やぁっ!」
私は必死にもがいたが、どうしても逃れる事が出来ない。
『どうして・・精一杯力を込めてるのに・・』
「あ、そうか説明してなかったね」
そうして彼は耳元でそれを囁いた。
1、作られたこれ等の空間からは孕む迄出る事は出来ない。
2、過度な暴力行為は行えない(自傷行為に関しては例外として全面的に行えない)
3、この空間の中では特別な力を使う事は出来ない。これは僕(タトナ)も例外では無い。
4、精神に異常をきたさない。病気にならない。但し身体に元々ある機能での体調不良は起こり得る。
5、孕んだ子供に関して、この空間を出た後であっても危害を加える事は出来ず、母体も維持しなければならない。また、流産等も起こらない。
6、欲しい物は空間の外から取り寄せる事が可能。
7、食事や排泄はする事は可能だが、必要が無くなる。(排泄は更に生理現象が希薄になり、食事は空腹を感じなくなる。但し食欲は存在する)
「・・・っ!!?」
私は彼が言った言葉の意味を理解すると、じわじわと全身に震えが走った。
つまりは抵抗らしい抵抗も出来ずに、私は犯されなくてはならないという意味に他ならなかったからだ。
勿論すべてを鵜呑みにしたわけでは無い。
しかし事実自分は彼に全力で抵抗しているのに、まるで見えない力に押し留められている様な圧力を感じていた。
いかなる力が働いているかは分からないが、プラーナも使う事が出来ない事から何らかの形で能力が封じられているのは確かだった。
その上で力による脱出も出来ないなら私はただの無力な女の子でしか無い。
その事実を認識すると私は絶望感から涙が両目から流れ出して止まらなくなった。
「あれ泣いちゃったか。でも仕方ないかなこんな事されてるんだしね。僕が君を好きなのはホントなんだけどな」
「なら・・っ!」
「でも無理なんだよ。僕は君が言う普通にはなれないから。だからこうするだ」
彼は寝間着越しに私の胸を揉みし抱き、私の髪に顔を埋めて匂いを嗅いでいた。
「やぁ・・・」
「良い匂いだなぁ」
「嫌っ!嗅がないでください!」
私は何度も藻掻くが、やはり抜け出す事は出来ない。
私の力以前に彼の力も相当強かった。
強く強く抱き締められ、息は上がり、彼の胸に私の胸が当たっていてその形を変えていた。
それの恥ずかしさも相まって顔も全身もどんどん紅潮しているのがわかった。
「んぅぅっ!?」
彼は私の顔を自分の方に無理矢理向けるとそのままキスをしてきた。
遠慮なく私の初めてのキスを奪った彼は、私がその事実を頭で理解するのを待つことも無く、舌を口内の奥深くまで捩じ込み、私の口と舌を蹂躙した。
「ちゅっ・・あっ!・・んっちゅっ!・・ちゅぅ・・ちゅっ・・らめてっんっ・・やぁっ・・んんぅっ・・・」
彼はキスに翻弄される私を尻目に、服を上から順に脱がし始めた。
寝間着は上下水玉模様の色合いで、前をボタンで留めるタイプの上着と、ズボンを合わせただけの簡単な物で、下着の上から直接着ていた。
それを彼はボタンをゆっくり焦らす様に上から順番に外していき、青いブラジャーを露わにした。
咄嗟に隠したかったが、彼に正面からキスをされ、私の腕は片方が彼に頭の上に押さえられ、もう片方は彼の背中に回っていて、隠す動作すら起こす事が出来なかった。
何も抵抗が出来ない無力感と共に、下も難なく脱がされ、私は下着以外の肌を完全に彼にさらした状態になっていた。
「んっ!ちゅっんーんっ!」
その間も濃厚なキスは続いていて、私は抗議の声を上げる暇さえ無く、息も絶え絶えになっていて、彼の舌に翻弄され、なすがままキスを受け入れるしかない状況に陥っていた。
「やっ!?」
彼が私のお尻を揉みし抱きながらゆっくりと愛撫を始めた。
私はなんとか一声を上げるが、すかさず彼がまた唇を塞ぎ、また直ぐに声を上げる事は出来なくなってしまった。
『キス・・・もう嫌です・・頭がぼぅっ、として、何も考えられなくなりまそうです・・・』
彼の舌という侵略者に、口内という場所から、徐々に侵食でもされているように、私はどんどん抵抗する意思と力を奪われてしまっていた。
嫌で仕方がない気持ちは残っているのに、怒濤の様に押し寄せる快感や、行為の激しさに、私の思考は混乱し、上手く物事を実行出来なくなっていたのだ。
『あれ?・・・・あ!?』
ふと、私は我にかえる。
それは私の『大事な場所』に違和感を感じたからである。
そこがもたらされる快感によって濡れ細り、歓喜の涙を溢れさせているのはわかっていた。
先程から下着が蜜を吸い込み肌に張り付き、気持ち悪かったからである。
だがそれとは別に、その場所に圧迫されるような物体が当てられているのに気付いたのだ。
『あんなに・・・おおきい・・・』
彼の股の間から、ズボンを突き破らんばかりにそそり立つものが私の秘裂に、下着越しで押し付けられていた。
それは紛れもなく『男性器』にほかならなかった。
それを彼は私の唇を塞ぎ、お尻を揉みながら、腰を前に突きだし、ぐっぐっ、と私に意識させるように擦り合わせていたのだ。
『いや!・・いやぁ!・・そんなもの押し付けないで下さい!!』
濡れていない所を探す方が難しいショーツに擦り付けられた男性器は、いつなんの拍子に直接触れあってしまってもおかしくない状況だった。
ズボン越しであったとしても耐え難い嫌悪感と苦痛だった。
それからどれくらい経っただろうか。
彼満足したのか、一時的なものなのかキスを中断し、私を抱き締めていた手と身体を離した。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
「可愛いね」
彼は私の前髪を少し上げると、額にキスをしてベッドから降り、服を脱ぎ始めた。
私はそれに反応を返す気力も体力も無く、しかし心と頭では彼が服を脱ぐ理由を分かっているからか、身体はぶるり、っと大きく震えてから、恐さを自覚しさせるかの様に小刻みに震え続けていた。
服が全て脱ぎ終わった彼は、ベッドの上から身動きがとれていない私にもう一度覆い被さった。
「逃げなかったんだ。まあ逃げられないけどね」
『あぁ・・・』
その言葉は分かっていた事ではあっても、思っていたのとは違い、彼の口から聞いたそれは最後の通告となり私を更に深く絶望させた。
そんなどんどん泥に落ちていくような纏まらない思考をしている内に、私の下着は脱がされとうとう全裸になってしまった。
凶悪な程に自己主張する彼の大きな男性器は、心臓の音に合わせてどくどくと震え、『その瞬間』を待ちわびているのが分かった。
彼は私の足を割るように体を間に滑り込ませ、彼の男性器と私の女性器が触れあう。
それは本来愛し合う男女がする筈の行為。
私はその光景を見たくなくて、涙を止めどなく流しながら目を瞑る。
「力を抜いて」
彼のその宣言と共にはっきりと、私の秘裂に『彼』が侵入してきたのが分かった。
彼はゆっくりゆっくりと腰を進めながら、私の胸に先端に口を付け、音をさせながら吸い上げていた。
「はぁ・・ぁぅぅ・・あっ!・・ぁっ・・ぁぁっ・・あっ!?」
彼の愛撫がもたらす快感が私を狂わせ、彼が膣内を進ませる度に、私は小さな呻きと快楽の声が入り交じった声を上げた。
「あっ!!」
彼が私の『初めて』の証に辿り着いた感覚が、密着している男性器の感触が伝わった事で分かり、私は震えた。
一気に貫ける筈の彼は、その感触を楽しむかの様に腰を少しだけ引いたり突いたりを繰返し、私にそれを意識させた。
「もう・・・やめて・・」
それに堪えられず思わず声が出る。
いっそ楽にして欲しくて、弱気な声が出た私は、自分が言った言葉に後からはっ、として訂正しようとしたその時、彼が先に私に声を掛けた。
「焦らしてごめんね。君は僕にとっても特別だから、意地悪したいと同時に初めてを噛み締めたかったんだ」
「・・っ」
耳許でそう囁かれても微塵も嬉しくなく、涙が溢れるのを止めることが出来なかった。
「いくよ」
「っっっ!!!」
そう言われた瞬間身体中に力が入り、そして感じた事の無い痛みが下腹部から頭の先まで電撃の様に走り抜けた。
「いっ!・・あっ!うぅっ・・・んっ・・」
痛みを堪える動作で先程より更に力が入り、膣内にある彼の男性器を力強く締め上げてしまう。
そして意識する事で、彼が私の『一番大事』な所の入口に、男性器の先端で口付けしているのがはっきりと分かってしまった。
私は今犯されてしまった事を完全に理解したのだ。
「は・・・あぁぁっ!」
彼の鼓動が、亀頭がびくびくと震える度に伝わり、その震えに連動して、私の膣内もそれに敏感に反応して快感を全身に伝播させていた。
私は先程の愛撫の快感とも違う、身体の中心から指の末端に至るまで行き渡る未知の感覚に、目と口を限界迄開き、背中を弓形に反らし、その感覚から逃れようと全身を緊張させた。
「落ち着く迄はこのままでいるね」
彼はそう言って根元深く繋がったまま私の腰を抱え直し、密着が緩まないようにしつつじっと私を待っていた。
「はぁ・・・はぁ・・うんっ・・・はぁ・・・」
どれくらいの時間が経っただろうか、未だに処女喪失の衝撃から抜け出せず、全身からじっとりと汗を滲ませてはいるが、最初に比べれば呼吸は幾分か落ち着いてきた。
それを察したのか、彼がこちらににっこりと微笑み口を開いた。
「じゃあそろそろ動くよ。とっ、その前に・・」
彼はなすがままの私の両脇に手を差し込むと、私の身体を持ち上げ、彼と向き合って抱き合い、彼の膝に座る様な体勢になった。
私はこの時知らなかったが、対面座位と呼ばれる性交における体位の1つであると後で知った。
「あっ・・・はぅっ!」
彼の胸で私の乳房が押し潰され心臓を圧迫し、漸く安定してきた呼吸を再び乱す。
腰は彼の膝に下ろされた瞬間先程よりも増した密着度により、亀頭に子宮を押し上げられ、子宮口に男性器がぴったり嵌まり込んでいるのがはっきりと分かった。
「やぁぁ・・・」
私は彼の肩に顔を埋めながら首を振った。
両手は強く彼の背中にしがみつき、私は悔しさに声をあげることしか出来なかった。
そして彼はゆるゆると腰を上下させ動き始めた。
「あっ!・・あっ!・・んぅっ!・・・ひぁっ!・・あんっ!・・・こんっ!・・なっ!・・むりっ!・・ですっ!」
私は止まって欲しいと訴えるが、彼がそんな訴えを聞く筈も無く、私は押し寄せる快感と衝撃に堪えるしか無かった。
「んむぅっ!?」
再度彼が私の唇を自らの唇で塞ぎ、唯でさえ苦しい呼吸は更に苦しくなる。
しかしそれに反比例するかの様に、彼の唇と舌から与えられる快感と、彼と繋がっている下半身からもたらされる快感に、私の頭と身体は爆発しそうな程に乱れていた。
「んちゅっ!ちゅっ!あむっ!んっ!はっ!あぁっ!やぁっ!」
キスも注挿も激しくなり、私はどうしようもなく翻弄されるだけで、私はただただ彼の行為を受け入れるしか出来なかった。
深く深く突き込まれる男性器は私の膣内の色々な所を引っ掻き、削り、擦り、決して私を休ませてくれない。
見ないようにしていた結合部に目を向ければ、私の秘裂が大きくぱっくりと口を開き、彼の限界まで勃起した男性器を美味しそうに奥まで頬張っていた。
隙間からは愛液が止めどなく流れ、ベッドと彼の膝はすっかり濡れて透明な染みが広がり、くちゅくちゅと鳴る卑猥な音は、もっともっとと彼の行為を求めている様に見えた。
彼が腰を動かす度に、口は喘ぎ、胸の先端は擦れ、性器同士は快楽を貪り合う。
最早それは愛し合う男女に他ならない光景だ。
私は絶望すると同時に、彼が私を今より深いところに引き込もうとしている様に感じていた。
そして抗えない快感に翻弄される私に、彼はとうとう恐れていた事を口にした。
「出すよ」
「っ!?だめっ!・・ですっ!・・あっ!・・なっ!なかはっ!・・」
「ん?どうしてだめなのかな?」
「それっはっ!」
言えなかった。
それを言おうが言うまいが彼が止めないと分かっていても、言うことが出来なかった。
私はもうこれ以上赤くならないと思っていた顔を更に赤くして押し黙った。
勿論小さな喘ぎ声は出ていたが、意識して黙らないとそれを口に出してしまいそうだったからだ。
「・・・もしかして・・・危ない日?」
「っ!」
私はびくりっ、と身体を跳ねさせた。
それだけでもう伝わってしまっただろう。
そう・・・。
今日の私はほぼ確実に排卵日だ。
彼は私の反応を見て確信したのか、一気に挿入を深め、子宮口を抉じ開けた。
今まで散々快感を与え続けられ、解された子宮は殆ど抵抗も見せずに亀頭を加え込み、そこから出るであろうモノを待ちわびる様に震えていた。
「あっ!!?」
彼が更にきつく私の身体を抱き締め、彼の男性器がよりいっそう太くなるのを感じた。
そしてとうとう恐れていた瞬間が訪れた。
「あっ・・・やっ!・・いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
彼の男性器が震える度に、私の子宮内は熱く重い液体が子宮壁に当たる場所から堪えられない快感が伝わってきた。
それは紛れもなく、彼が私の子宮に射精している証しに他ならない。
お腹は刻一刻と重くなり、精液が溜まっているのが感じられた。
私は叫び、暴れるけれど、決して彼は私を逃がさず、延々と孕ませる事だけを目的に精液を送り込み続けた。
「もう嫌ですっ!!妊娠したくないっ!!これ以上出されたら本当にっ・・!!」
『本当に・・・孕んじゃいます・・』
しかし、それが目的の彼が私を離す筈も無く、私は彼の射精を受けながら、彼の大きな背中にしがみつくしかなかった。
時間の感覚が曖昧になっていて、どれほど時間が経ったか分からなかった。
一時間の様な気もするが、五分しか経っていない様な気もした。
自分のお腹は外から分かる位にはぽっこりと膨れていて、腕は未だ彼の背中に回されたままだ。
しかし先程の快感の波は治まり、息は完全には落ち着いていないものの、自由に声を出せる位には回復していた。
彼の射精は止まっておらず、勿論私の膣内には未だ彼の男性器が根元迄埋まったままである。
排卵日の私の卵子がどうなったかは、確かめるまでも無い程絶望的であるのは明白だった。
「はぁ・・・はぁ・・・どうして・・あなたは・・んっ・・・こんな事をするんですか?」
何故か私は無理矢理犯された相手に質問を投げ掛けていた。
少し余裕が出来た事で気が緩み、自分の今の状況が、ぼやけた頭では正確に理解出来ず、曖昧になっていたのかもしれない。
「ん?あー・・・なんでだろうね?」
終始笑顔だった彼の顔は、矢張り最後迄笑顔だったが、その中には私には理解出来ない深い感情が見えた気がした。
私はそれを目にすると、限界だったのか、こんな状況なのにも係わらず目を閉じて眠ってしまった。
その後彼は暫くして私を起こすと、立てない私を抱いてバスルームに運ぶと、そのまま二人でシャワーを浴びた。
その時にはいやらしい事は一切してはこず、私は自分や彼の体液にまみれた全身を洗ってもらった。
常に優しさ態度に、さっきまでの行いとの差異で戸惑うものの、逆らえない事にはかわりない今の状況では、抗いようがないのも事実だった。
バスルームを出た後は、彼が用意したらしい私専用の寝間着を着て、再度抱かれながら運ばれたのは、これも私専用の部屋らしかった。
その部屋には、大きな天蓋付きのベッドがあり、そのベッドの上には、自分の部屋にあった筈の制服と千羽切が置いてあった。
彼が私の部屋から持ってきたらしい。
彼は私をベッドに寝かせ、千羽切を枕元に立て掛けて、制服を備え付けてあった箪笥にしまう。
私に布団をかけ、額にキスをすると、そのまま部屋から出ていった。
この良く分からない状況に困惑する気持ちが強いが、今は全身が疲労していて眠気が襲う。
「これから・・・どうなるんでしょう・・・・」
意識が途切れる瞬間、私はそう呟き、瞑った目から涙が一筋流れた。
タトナのあからさまな特別扱いが見てとれますね。
これから綺凛はエロが無い回も書いていきますので、エロしか興味無い方は飛ばして下さい(^_^;)
因みにエロなし回は章題にエロなしと表記します。
これからもよろしくお願いいたします。