どうやったらこんな状況になるのかとか、まったく考えずに書いてしまいました。
この小説はpixivに投稿していたものの再投稿になります。
「はぁ……はぁ……」
ボブカットのその娘は、苦しそうにセーラー服の胸元で握りこぶしをつくり、うつむき加減に震えていた。頬を赤く染め、切なそうにため息をつく。
教壇から聞こえてくる教師の眠さを誘う声も、届くことはない。
隣に座ってる男子が怪訝そうに彼女を見ているのにも、当然気付かない。
そうしてると、彼女の体がぴく、と跳ねた。
はっとして顔を上げ、苦しげでありながら恍惚に酔った表情で、授業に集中しようとするが、それもかなわない。右肘をついて、頭を抱える。
だらしがなく開いた口から、たらり、とよだれが垂れ落ちる。
押し寄せる感覚に、意識が押し流されそうだ。
「ん……くっ」
机につっぷして、かり、と右手小指を噛んだ。
――いや……これ以上されたら、ボク、我慢できない。声、漏れちゃうよ……
ガムテープでローターを付けられたスカートの中のモノが、おおきくしゃくりあげる。
先端から、シロップが途切れなくしたたる。
アナルに挿入された専用のリモコンバイブが、くねりうねって前立腺を押し上げ、しびれさせる。
――でも、きもち……いい……
彼女――彼は、ただいま調教中だった。
後ろで、にやにやしながら彼を見ている眼鏡の女の子が、その調教をしている主であった。見た目、真性のドSというわけではない。どちらかといえばおとなしそうな外見だ。
それに対して、やっていることといえば、一歩間違えたらいじめとかそういうレベルな上に、その表情も常軌を逸していた。彼女が少年を責めている理由も、性的欲求を満たすための嗜虐行為ではなく、子供が虫の羽を毟り取り、その持ち主に食わせるような残虐嗜好が変質したものだった。それをサド、というのならサドかもしれないが。
「はぁ~~」
切なそうに深く息を吐く彼。
そうでもしないと、喘ぎ声をもらしてしまいそうで怖くなる。
ためらわずに喘いだら、どんなに気持ちいいのかと。
想像するだけで怖くなる。
――うっく……堪えてる堪えてる。可愛いなぁ、アイツ……
女の子は、うつむきペンケースからダイヤルがついたピンク色のプラスチックケースのようなものを取り出した。リモコンのアナルバイブのコントローラーだ。ダイヤルの矢印は、すでに弱を指していた。
――もっと気持ちよくさせたら、あいつどうなるんだろ。いっちゃうかな。こわれちゃうかな。
彼女の唇が、にやあぁ、と歪んでいく。
心も体もはりさけんばかりの愉悦が、彼女の唇をゆがませた。
「うふ」
声が漏れる。
同時に、ダイヤルを一気に最大までまわした。
「ひゃああぁぁっ!」
彼は、突然悲鳴を上げてがたっ、と椅子から崩れ落ちてしまう。
床に倒れこむと、スカートを中から突き上げるペニスを隠すことも忘れ、かくかくと腰を振るわせる。
「だ、めええぇぇぇだめだめだめえぇ、まってまってまってえぇいやいやああああぁぁ」
コントローラーを持つ女の子以外の生徒全員が、突然嬌声を上げて身悶える女装少年に驚いて立ち上がった。
喜悦の涙を流しながら、一気に絶頂の渦に突き落とされる。
「だめええぇぇ、でちゃう、せーえきでちゃあああああああぁぁぁぁっ!」
スカートの股間の部分が、じわあぁ、と内側から濡れ出した。生臭い性臭が教室に漂い始める。
「やらああぁ、みんな見てるのにだめええぇぇやめてえええええ」
――ふ、ふふ……そうなるんだ。どうしよう……楽しい……これ、すっごく楽しい! これ楽しいっ! 癖になっちゃううぅぅっ!
少女は、うつむきながら嗤っていた。静かに嗤いながら、彼女もイッていた。
教室では、生徒達が口々に侮蔑の言葉を少年に浴びせ、教師は教室を飛び出して他のクラスの教師に助けをもとめにいった。
騒然とした教室の中、二人だけが破壊的な愉悦の快楽に身をまかせていた。