予選の時からその姿に魅かれていた。
靄がかかった意識の中で目だけはその姿を追っていた。
彼女の友人という
その隣に座れたらと何度も想像した。
僅かにウェーブがかかった長い薄茶の髪。
ぼんやりとした表情の多い愛らしい顔立ち。
予選を突破して彼女の存在を確認出来たときは嬉しかった。
だがその喜びも1回戦突破と共に消え失せた。
ただの脅しだと決めつけていた敗者への死というペナルティ。
目の前で崩れて消えていく名前しか知らない対戦相手の悲鳴と死にたくないという叫び。
それらが耳にこびりついて眠れない。月の戦いが本当に命懸けなのだと身体が恐怖で震える。
そしてその晩に思ったのは彼女は勝てたのだろうか、という疑問ともう会えないことへの不安だった。
次の日、食堂で彼女の存在を確認出来て心の底から安堵した。
次に殺し会う対戦相手の名前を確認する。
岸波白野。
対戦表にはそう書かれていた。
その日はサーヴァントとアリーナのマップを確認する為に入った。
適度にエネミーと戦闘し、内部を調べて慎重に進む。契約したサーヴァントは生憎と強力と言える英霊ではなかったため、探索には気を使った。
今考えているのは対戦相手の少女のこと。
このまま行けば闘技場で彼女と戦うことになるだろう。
結果はともかくとしてそれを最後に2度と彼女の姿を見ることはなくなる。
それは、イヤだ。
ただ遠くから見ていただけでまともに向き合ったことすらないのだ。
もうすぐいなくなるからこそこれまでの比ではない強い執着が生まれていた。
「――――!」
少女のことを想い名を呟きながら自分の竿に手を伸ばした。
自分の想いをどうするか、一晩考えた末に彼は最悪を選択した。
「アサシン。手筈通りに頼むぞ。時間はかけるな。介入があると面倒だ」
彼の指示をサーヴァントであるアサシンは首肯で返す。
「行け」
静かな命令にアサシン
彼が指示通り、その行動は速やかに行われた。
百の貌のハサン。
それが彼のサーヴァントだった。
百人でひとりのサーヴァント。分裂能力を持ち、百それぞれに異なった技能を習得している暗殺者。
欠点は分裂を増やすと個々の能力が劣化することだが1対1が基本である月の聖杯戦争で複数のサーヴァントというのはそれだけで大きなアドバンテージだった。
複数のサーヴァントを相手にしている上にターゲットのサーヴァントも決して高性能とは言えず。またマスター自身も優秀ではなかったことからステータス弱体化していた。
マスターは人質となり、サーヴァントはアサシンのひとりから麻痺毒を受けて動きを封じた。
それからあらかじめ調べてあったエネミーの来ない一廓にその主従を連れ込む。
まだ状況を理解していない少女は怯えた表情で彼を見る。
「ハハ!やっと僕を見てくれたね、岸波さん」
一方的に恋慕の情を向けていた相手がすぐ組伏せられる位置にいることで彼は今までになく興奮していた。
彼は息を荒くし、怯える少女に手を伸ばす。
肩を掴んで押し倒すとその細い肩から小さな震えが伝わる。
あのいつもどこかを見つめていた瞳が自分を見ているという事実に息を荒くして昂りを感じていた。
そこで少女のサーヴァントが地に体を押さえ付けられながら叫ぶ。
「お前、この!マスターを放せよ!」
「さすが岸波さんが召喚したサーヴァント。随分と可愛らしいよね。君は後で相手してあげるから大人しくしててよ。今はさ」
言うと、彼は少女の制服の力づくで破くと露になった乳房に少女の顔が真っ赤になる。
その時に見せた恥じらいの表情が更に彼の笑みを歪ませた。
「放せって言ってるだろ!やめろよ!!」
アサシンに抗いながら叫ぶサーヴァントに興が削がれそうになり、押さえつけているアサシンに命じた。
「大人しくさせろ。うるさい」
すると口に何かを噛ませて声を大人しくさせた。
これ以上騒がれて余計なモノが来ては堪らない。
「触るよ、岸波さん……!」
その乳房に触れると柔らかく、心地の良い感触が手から伝わる。
その胸を触れている手に力を込めると形が変わる。
「イタッ!」
「あぁ、ごめんね!痛かった?でもすぐに慣れるから」
言いながら今度は乳房に歯を立てて自分の歯型を付けた。これで彼女は自分のモノだと言わんばかりに。
少女の体を舐め、嗅ぎ、触れる。
その行為を変える度に羞恥に顔を染め、恐怖の色を強くすることへの征服感が彼の心を満たして行った。
そろそろ我慢できなくなった彼は自分が履いているものを下ろす。
「じゃあ痛いかもしれないけどもう挿入れていいよね!」
スカートの上から肉棒を押し付ける。
それに少女の表情が青くなった。
「やっ!やめ――――」
少女の懇願は聞き入れられることは無く、ストッキングは破られ、ショーツをずらして躊躇いなく自身の肉棒で貫いた。
少女の体が仰け反り苦痛に歪んだ表情から涙が流れる。
しかしその表情すら彼の性欲を滾らせるスパイスにしかならなかった。
「は、初めてだったんだね!嬉しいよ!僕のために取って置いてくれて!!」
そんなわけはないのだが興奮して正常な判断力を失っている彼にはそう思えてしまう。
ずっと想っていた相手が自分に組み伏せられて犯しているという状況が息を荒くしていた。
自分を押し退けようとする腕の些細な抵抗すら自分を求めてくる動きに感じる。
それほどまでに彼は現状に酔っていた。
「締め付けてくるね!嬉しいよ!君も喜んでくれてるんだろ!」
腰を動かしていくと破瓜の血と愛液で段々と動きやすくなる。
それに我慢せずに最初の射精を行う。
自分の肉棒が脈打ち、種が注がれていくのがわかる。
その2人の行為に身動ぎを続けるサーヴァントに彼は話しかけた。
「大人しくしててよ。もう少し彼女の身体を楽しんだら次に君も相手してあげるからさぁ!」
歪んだ笑みを浮かべて伝える。
彼女は今自分のモノになったのだから当然そのサーヴァントも自分のモノの筈だと身勝手な考えが彼の中で根付いていた。
しかしそこでアサシンのひとりが耳打ちしてくる。
聞いた真実に一瞬だけ呆けた彼の表情が怒りに歪んだ。
「男?ふざけんな!!クソックソッ!!」
少女の体を回しこう後背位の形で再び彼女を貫いた。
「僕以外の男とここ数日ずっと一緒に居たのか!酷い裏切りだよ!!あぁ、そうだ。アサシン!」
少女に腰を打ち付けながら自分のサーヴァントに指示を送る。
「その女の格好をしたサーヴァントと手で遊んでやれ!お前だって女なんだからそれくらいできるだろ!!」
マスターの指示にこの中で唯一女の見た目をしているアサシンが頷き、少女のサーヴァントに指示を送ってその場に立たせる。
女アサシンは近づいてスカートの中にある肉棒を取り出して手を動かした。
「ホントに男だったんだな。ハハ、見てみなよ岸波さん!いっちょ前に大きくしてるよ!僕たちが愛し合うのを見て興奮してたんだぜ!」
嘲笑しながら少女を起き上がらせて自身のサーヴァントを見せる。口を塞がれたままで喋ることはできないがその瞳から涙が流れていた。
彼は何度か自身のサーヴァントと歩く少女を遠くから見たことがある。
どんな話をしていたのかは知らないが安心し切った笑みが浮かんでいたことは覚えていた。
その表情を自分に向けて欲しいという欲望。
しかし今はただ悔しさと恥ずかしさで唇を噛んで耐えている表情しか見せてくれない。それにクソ、と吐き捨てて顔だけをこちらに向かせた。
その唇を無理矢理奪って舌を捩じ込む。
口内を舌で犯しても見せられるのは嫌悪感で涙を流す顔だけ。
どうして自分に笑ってくれないのか?
それが分からない程に彼の正常な思考が落ちていた。
そうしているうちに女アサシンの手淫で少女のサーヴァントは射精し、自らのマスターの身体にかかる。
「自分のマスターに精子ぶちまけたよ!信じられないね!まぁ、でもこれまでのことは許してあげる。今日からずっと僕のモノになるんだから!」
そうだ嫉妬することはない。これからここで自分のモノとしてこの少女を染めるのだ。
もう聖杯戦争の勝敗などどうでもいい。
ただ目の前の少女を心の底から自分だけのモノにするのだ。
その時を想像するだけで彼は昂り、2度目の射精を迎えた。
試しに書いてみたけどやっぱり性に合わないですね。バッドエンドは二度と書かない。
書いてるうちに胸糞悪くなった。