大きく片足を上げさせて良く見える膣に自分のモノを挿入してパンパンッと腰を打ち付ける。
そうする度に甘い声を出し、自分を求める狐の耳と尻尾を持った女性。
普段は自分から求めて迫って来るくせにいざこうして閨に入ると別人のようにしおらしくなって怯えるように身体を震わせながら為すがままに行為を受け入れる。
そのギャップに興奮してより貪欲に激しく彼女の身体に求める自分の方が獣のようだと月を統べる王は思った。
「ごしゅ……人さまぁ……っ!!」
甘ったるい声で自分を呼び、腕が自分を求めて動かしているのを見るとまるで捨てないで、と懇願しているように見えた。
それに王は彼女の頭部に付いた狐耳を挟むようにして歯で軽く噛み、たわわに実った乳房を鷲掴みにする。そうすることで彼女が自分のモノだという証にするように。
身体を強張らせても抗う意思を見せない玉藻。
耳に舌を這わせるとくすぐったそうに目を閉じる。
口を離すと陶酔したように顔を赤くした玉藻が首に腕を回し、腰を動かして自分の肉棒を刺激してくる。
「もっとぉ……タマモで感じてくださいまし……!」
献身的に気持ちよくさせようと身体を使い、情熱的に口づけを交わして舌を絡ませて来る。
そんな女の姿と心遣い。そして肉の交わりが王を昂らせ、射精へと促していく。
吐き出された精液を全て膣内で飲み干す。
それでも足りないと四つん這いに体位を変えさせて後背位からその大きな尻尾を掴み、本当の獣みたいに交わる。
「ま、だっ!元気なの、はうれしいですけどっ!激し過ぎ、ますぅ……!?」
相手の意見を聞かずに挿入したまま上半身を立たせ、顔をこちらに向かせ舌を絡ませ、腰の括れから上へと伝ってその乳房にいろんな角度から触れて、揉んだ。
玉藻はその間にも腰を動かすのを忘れずに愛しい主人を気持ちよくさせようとする。
甘く溶けるような喘ぎ声を聴かせ、結合部の下にある玉に手を添えて痛みを与えないように揉む。
そうしているうちに膣内に挿入されている肉棒が再び大きく波打ち、子種が吐き出された。
息を切らせた玉藻は体を後ろに居る王に預ける。
「お疲れ様です。とっても気持ち良かったです、ご主人様……」
後ろを向き、胸板に頬を擦り寄せて甘える玉藻の前。
そこで見た表情はとても幸せそうだった。
「ささ!今日は無礼講!タンとお召し上がりくださいまし!」
千年城に案内された白野たちとアルトリア、ネロは座敷に並べられた豪勢な和食に目を奪われていた。
アストルフォと桃野は目を輝かせ、アルトリアも隠しているが後ろに組んだ指がもじもじと動いている。
白野はどう反応したらいいのか分からずに固まっており、ネロは某施しの英雄のように眼からビームでも出しそうなほどの眼光で玉藻を睨んでいる。
玉藻はいつもの
祭りの3日目。流石に回るところも場所も少なく、月の王に軽く挨拶して帰ろうとしたら突然兵隊のNPCに囲まれて城へと案内されたのだ。それを途中で見たアルトリアとネロがついてきた。
月の王の隣に座っていたアルテラが立ち上がり、桃野へと近づいてくる。
「桃野、一緒に食べよ」
「え、と……」
桃野が白野の方を見ると苦笑して頷いた。
「行ってきなさい。アルテラ、桃野のことお願いして良い?」
「うん、任せて。桃野、こっち」
「うん!アルテラおねえちゃん!」
手を繋ぎながら歩く2人は本当の姉妹の様だった。
アルテラは既に大人の姿に戻ることが出来るのだが子供の姿のままで居る。というより桃野の前で大人の姿になるのを見たことがない。
どうやら姉として懐かれるのが余程気に入ったらしい。
白野もネロや玉藻に任せるよりもアルテラと一緒の方が安心できた。
「ここは身内だけだから気にせず楽しんで行ってくれ」
王様がそう言って笑うとアルトリアも座敷に座って料理を食べ始めた。凄くご満悦である。
白野もアストルフォを座らせる。
「アストルフォ。酌をしてあげる」
「うん、お願い!」
徳利に入っている日本酒をお猪口に注ぐとアストルフォは美味しそうに喉に酒を通した。
それを見ていた玉藻がしみじみと言う。
「相変わらず仲がよろしいですねぇ」
「玉藻。妊娠おめでとう」
「えぇ!えぇ!おめでたいですとも!ご主人さまとの子!これがめでたくない訳はありません!!」
興奮した顔を近づけてくる玉藻に押されているとネロが半泣きの表情で指をさす。
「何故だ!?おかしいではないか!聖杯戦争で奏者と契約したのは余なのだぞ!何故に貴様の方が早くに子を授かるのだ!!ええい、どんなイカサマを使ったぁ!!」
袖で口を隠して心外そうに眉を顰める玉藻。
「イカサマとは失礼ですねぇ。ご主人様との愛の営みを前にちょいと子を為しやすくなる呪術をかけただけでございますとも。あと、情事の際には性欲がちょ~っと昂る特製のお香を焚いたり」
「しているではないかっ!?卑怯だぞキャスター!!」
「え?なにが?」
心の底から分からないとばかりに首を傾げる玉藻。
玉藻からすれば自分の技能を駆使して欲しいものを手に入れるのは当然で。それを持っていないネロからすればズルく感じるのだろう。
というか、そのお香、絶対ちょっと昂るじゃないんだろうな、と白野は思った。そしてあとでこっそり分けてもらえないかな、とも。
言い合いになりそうな雰囲気なので月の王に止めてもらおうとすると彼はアルテラと桃野の2人と食べており、今、桃野に鶏の唐揚げをあーんしてあげている。
「そうれはそうと。桃野さん、ちょっと成長早くありません?あの戦いからまだ1年とちょっとですよ?」
まだ赤ん坊だった桃野が短い間に5歳児相当まで大きくなっていることに目を細める。
白野が簡単に説明すると玉藻が溜息を吐いた。
「ムーンセルさんも長生きしているくせに変なところでせっかちさんですねぇ」
「あはは!お母さんとしてはちょっとズルしちゃった感はあるかな」
「いえいえ!立派なものだと思いますよ?まー私をおばさん呼ばわりしたときは〆てやろうと思いましたが」
以前ネロが玉藻をおばさんと呼ぶようにと桃野に教えたことがある。その際に笑顔で呪符を取り出した時は近くにいた無銘が羽交い絞めして押さえたが。
苦笑してから白野は玉藻の肩に手を置いた。
「玉藻、がんばって!」
「みこーんっ!もちろんですとも!この良妻賢母、玉藻の前!安産祈願はもちろん厄除けに無病息災、健康祈願!とにかく思いつく限りの準備は怠りませんっ!なにせこれでも巫女ですし!」
拳を握り力強く宣言する玉藻。それを見てネロがぐぬぬと悔しそうな表情で震えている。
「奏者ぁ!!」
「え!?はい!?」
アルテラと桃野のコンビとの食事に癒されていた王様はいきなり呼ばれて背筋を正す!
「次は余だからな!またもキャス狐に子を授けたら許さないからな!絶対だぞ!!」
話について行けてない王様はえ?え?と混乱している。
ここらでアルトリア辺りが制止するのだが、いつの間に居たクー・フーリンやロビンフッドなどと飲み比べをしている。どうせクー・フーリン辺りが挑発でもしたのだろう。というかアストルフォも混ざってるし。
無銘は少し離れた位置からチビチビと酒を舐めて問題が起きた時の為に待機している感じだ。
こうして最後の祭りの夜は更けていった。
「お祭りもいいけど、やっぱり自分の家が1番落ち着くわ……」
帰宅すると白野はソファーに身体を倒す。桃野は疲れてアストルフォに抱っこされたまま眠っていた。
「じゃあボク、モモノを部屋に寝かせてくねー」
「うん、お願い……」
アストルフォが寝室に入ろうとすると桃野が身じろいして目を擦る。
「あ、起きちゃった?」
「んーここいえ~?」
「そう。帰ってきたよ」
しかしやはり眠そうですぐにまた夢の世界に旅立とうとする。
その前にアストルフォが桃野に訊いた。
「ねぇ、モモノ。お祭り、楽しかった?」
「うん……とってもぉ」
それだけ伝えると桃野は完全に眠り。アストルフォは娘を起こさないようにそっと額にキスしてお休み、と寝室に消えて行った。
その内に今回のネロVerとかもやる予定。いつになるやら、ですが。