ピチャッ‥‥‥チュプっ‥
静寂が支配する室内に、微かに水温が交じる。
唇を重ねて間もなく、はやての方から舌が差し込まれ、俺の口内の唾液を舐めとっていく。
はやては腕を俺の首に回し、更に唇を押し付けてくる。積極的なはやてに若干のとまどいを感じつつ、俺も、もっと深く繋がりたいと、口を更に広げてはやての舌を口内に吸い込む。ジュズズッという、音とともに、はやての唾液が俺の口内に溜まっていく。俺は何の抵抗もなくそれを飲み干す。もうどれくらいの時間舌を絡めあっただろう。息が苦しくなったのか、はやての吐息が激しくなってくる。はやての吐息はやけどしそうなほど熱く、俺の口内の水分を奪っていく。脳内が痺れ、思考能力まで奪われた俺は、好奇心に負けて、未だ俺の口内で暴れ続けるはやての舌を軽く噛んでみる。それと同時に、はやてがビクッと小さく痙攣した。
「ん‥ぷはっ‥」
たまらない感じで、はやてが顔を離すが、俺は舌を放さない。
「ん~」
はやてが涙目になりながらフルフルと首を振る。
なにそれ‥めっちゃ興奮する。
嗜虐心を刺激された俺は少し強めに舌を噛んでみる。
「んんんんん!」
するとはやてが一際大きくのけ反り、小さく痙攣した。
そして俺は舌を開放する。離れた二人の口を銀色の橋が繋いだが、程なくその橋はプツリと切れた。
「むーむー!」はやてが顔を真赤にして怒っている。だが腕はまだ俺の首に回したままだ。その光景が微笑ましくて、俺はクスリと笑ってしまう。
「何がおかしいん?」
「凄く可愛いなって」
ボッと赤面して目が泳ぎだすはやて。
ベッド行こうか?」
「うん。連れてって?ダーリン?」
俺の首から手を離さずにはやてが微笑む。
「仰せのままに。お姫様」
「優しくしてな?ウチの王子様?」
なんだこの可愛い生き物。顔が沸騰しそうなほど熱くなっている。
俺は、ソーッと彼女の膝下に手を回し、優しく持ち上げる。
「相変わらず軽いですね」
「乙女やからな」
「今日は確めますね?」
「うん♪存分に確かめてな。ダーリン♪」
俺は、はやる気持ちを抑えながらゆっくりと彼女を自室のベッドに運んだ。そっと彼女を下ろすと、
「服脱ぐから、後ろむいてて?」
彼女の赤面しながらのお願いに、俺は抗う術をもたなかった。
俺が後ろを向くと、すぐに後ろからシュルシュルと衣擦れの音が聞こえてくる。
どくんどくんと心臓の鼓動がどんどん速くくなっていく。
「もーいーかーい?」
心臓の鼓動をごまかすために、俺は声を絞り出した。
「もーいーでー」
その言葉に俺は即振り向く。すると彼女は横になり布団を被って、鼻から上だけを出して、こちらを見つめていた。
俺が落胆していると
クスリと笑って彼女が言葉を紡いだ。
「‥スケベ」
「弁明はしない」
いや出来ない。
何故ならもう既に、俺の息子ははち切れんばかりになっていて、ズボンの上からでもまるわかりになっていたから。
はやてもずっと、俺の股間を見ている。
「‥スケベ」
仕返しとばかりに俺は股間を隠しつつ、はやてへ、言葉を放つ。
「なっ」
言われたはやては顔を赤くしながら抗議の目線を送ってくる。
俺は目線で謝罪しながら、ゆっくりと彼女に向けて歩きだす。
それだけでビクッとなるはやてはやはりかわいらしい。そして、彼女が被っている布団を少しめくる。
雪とみまごう程の、白い肌色が目に飛び込んでくる。眩しい。
思わず、目ガァー目ガァー!と叫びそうになる。が、当然するわけもなく、
ゆっくりと彼女の傍に腰を下ろし、ズボンのベルトを外す。
続いてシャツのボタンを外そうとすると、はやてがソッと俺の手に自分の手を添えた。
「ウチが脱がしてあげる」
なにそれ、凄くグッとくる。
「お願いします」
俺の即答に彼女はクスリと笑って、俺のボタンを外していく。その間、俺の視線は彼女の双丘に釘付けだ。
「甘えん坊さんやな」彼女は俺の視線をくすぐったそうにしながらも、手を止めない。
「あんまり見んといて‥」恥ずかしそうにしながら彼女が呟く。
めっちゃ萌える。いや燃える。
俺の彼女はこんなに可愛い。
「綺麗ですよ?」
ウチ、あまり大きくないし、最近デスクワークばかりやったから‥」
「証拠見せます」
ズボンとパンツを一緒に下ろし、彼女に向き直る。
はち切れんばかりに怒張している息子を見せ付ける。
「ほら、こんなに興奮してます」
「なんか変態みたいやで?」
「なん‥だと‥」
俺がショックを受けていると
「ウソウソ、冗談や」
すぐさま彼女が慰めてくれる。
「情けないですが、俺は初めてです。うまく出切るかわかりませんがうまく出来なかったら、すみません」
「ウチも初めてやし、気にせんでええよ。うまく出切るかわからないのはお互い様や」
初恋の人に初めて触れるのが自分という事に、この上ない喜びと興奮を感じる。
「‥じゃ、始めますね」
俺はゆっくり彼女に覆い被さっていく。
まずは彼女に優しくキスをする。程なく、舌をさし込み、ぬちゃぬちゃと舌を絡ませる。左手で彼女の乳房に触れると、
彼女がビクッとなる。中指とひとさし指で優しく突起をつまみ親指の腹で突起の先をしこらせていく。
「ん‥んん‥」重なりあった唇の間から彼女が吐息を洩らす。
右手を彼女の陰部に這わせ、ソーッと中指を滑らせていき、クリトリスを見つけるとツンツンとつついてみる。
「あん‥はぁ‥やぁん‥」
彼女の目がだんだんトロンとしてきている。濡れた瞳にとてつもなく色気を感じていると、彼女が急に俺の亀頭に手を這わせてきた。
いきなりの刺激に俺は危うくイキそうになる。
はやての陰部は既にドロドロに濡れそぼり、ねちゃねちゃとした粘液がどんどん溢れてきている。
「はやて。初めてはかなり痛いって聞くし、無理そうだったら無理って言ってくれな?」
「‥ウチ‥弘義にバージンあげられて、嬉しいんやで。だから‥遠慮しないで挿れてええで」
俺の気持ちを汲み取ったのか、はやてが覚悟を決めた目で、伝えてきた。
「それじゃ‥イクな‥」俺はゆっくりと体勢を整え、彼女の秘部に自分のモノを押し当てる。
はやての秘部はドもうロドロで潤滑的にも問題ないと思われる。だが、経験がないため、どうしてもソロソロと、おっかなびっくりになってしまう。そこではやてが声をかけてくる。
「待って、これ‥つけて‥」
そう言って、はやてが差し出してきたものはコンドームだった。
うかつだった。すっかり忘れていた。
「ごめん‥こんな当たり前のこと気付かないで‥」
「ええよ‥初めてやもん。仕方ないわ」
俺は、はやてから近藤さんを受け取り、装着しようとするが、焦りでなかなか上手くいかない。
だって‥当然だけど今迄着けた事無いし‥
「焦らないで‥私は逃げへんよ?」
はやてが慈愛に満ちた表情で優しく声を掛けてくれる。
それによって落ち着いた俺は、ようやく装着に成功する。「お待たせ」
「うん。来て‥」
「はやて。よくコンドームなんか持ってたね」
「シャーリーがくれたんや」
あいつか‥まぁ、今回は助かったし、不問にしとくか。なんで俺のサイズ知ってんねんという疑問はさておき。
「それじゃ‥改めまして‥」
再び俺ははやての秘部へとモノを押し当てる。
「ここで大丈夫?」
「う、うん。大丈夫やと思う」はやてが赤面しながら答えてくれる。
恥ずかしい事聞いてごめんね。
「じゃ‥いくね」
ズズ‥とモノを押し込んでいくと、亀頭の先に何か膜のようなものが当たった。
「ん‥んん‥んあっ‥」
するとはやてが苦痛を訴え始めた。
俺ははやての苦痛に満ちた顔を見て怯んでしまう。
「心配せんでええで、ひとおもいに挿れてしまってええよ?」
「わかった」
「じゃ‥いくよ」
そして俺は一気にモノを押し込んだ。
「んあああああ!」
なにかがひきちぎれるような感覚があり、そのあとはすんなりと、俺のモノははやての中に収納された。
俺は、中の熱さにびっくりしていた。
はやての中はとても熱くてドロドロしていた。そしてキュキュッと小刻みに俺のモノを締め付けてくる。
だんだんはやても痛みが治まってきたようだ。
「はやて大丈夫か?」
「大丈夫やで」
目に涙を滲ませながら彼女が答える。
「痛いけど‥それ以上になんや嬉しくてな‥」
俺がはやての答えに感激していると、
「もうそろ動いても平気やで」
「わかった‥」
その言葉を合図にして、俺は小刻みに彼女への抽送を開始した。
「んあっ‥んっ‥何これ‥気持ち良い‥こんなの初めて身体全体がっ‥喜んでるっみたいっ‥」
はやてが気持ち良くなってくれているのが嬉しくて、俺も余計に勢い良く腰を打ち付ける。
「あんっ‥ふぁっ‥」
彼女の艶声に更に快感を刺激される。もっと深く、とばかりにグリグリと亀頭を押し込む。
「ああっ‥ああんっ‥やあっ‥」
「くるっ‥なんかくるっ‥来ちゃうっ‥」
「はやて‥俺もう‥」
「うんっ、良いで……」
「私でイッテっ‥!」俺がフィニツシュに向けて、スパートを始めると、はやても最後迄、快楽を貪ろうと、貪欲に腰を動かす。
「ああっすごいっ、いいよぉっ……すごい、幸せぇ……」
はやての顔はもう完全に蕩けている。
だが、夢に迄みた光景に俺も限界が近い。
「はやて‥はやてぇ‥大好きだ!」
俺は愛しさのままにはやてを抱き締めた。
その瞬間はやての膣がキュっと締まった
「イクぞ!」俺が最後の一突きとばかりに、一際奥まで勢い良く突き込むと
はやては思い切り身体をのけ反らせ、
「き、気持ちいいよおぉぉおぉ!」
そして‥果てた。俺がはやてを抱き締めながら、大好きだった人と繋がれた余韻に浸っていると
スースーと寝息が聞こえてきた。見ると、はやては疲れ果てて、寝てしまっていた。俺は苦笑を溢すと、はやての唇にそっとキスを1つ落とし、
シャワー浴びるかと、風呂場に向かおうとする。
その瞬間ガシッと腕を掴まれた。
俺がギョッとしていると、ムクリとはやてが起きあがった。まるでホラー映画のヒロインの気分だ。何故ならはやてのこめかみには青筋が浮かんでいたから、アングリーはやてさんだ。
何故だ?もしかして先ほどの行為中に何か粗相をしてしまったのだろうか‥俺が戦々恐々としながら、彼女に尋ねる。
「えっと‥なんか‥下手だった?」
「アレ自体は凄く気持ち良かったけど‥」
顔を赤くしながら否定を返すはやて。
「えっと‥じゃあなんでお怒りなの?」
まだこの話してなかったなーって‥」
そう言って、彼女は背中から俺のお宝本二冊を取り出した。さっき棄てに行った時、はやてに回収されたやつだ。
俺はサーッと血の気が引いていき、
その場で正座をする。
はやてはベッドの上で足を組み直した。
俺の角度からの絶景に俺が視線を釘付けにしていると。
「さて、このモデルの子についてなんやけど」
はやては俺の視線に気付いているのかいないのか、再び俺の目の前で足を組み直した。
いかん。息子が出番か出番かとまた起きようとしている。
それをなんとか抑えながら、真剣なトーンで答える。
「一切他意はありません」
「ふーん?」
はやては全く信じていないようだ。
「やましい事があるから処分しようとしたんちやうの?」
「ぐっ‥」
痛い所をついてくる。
確かに、その二冊は割と使用頻度は高い。
やむを得ん‥か!
俺はすっくと立ち上りある場所へ向けて歩きだす。
「ど、どこ行くん?」
はやてが不安そうに聞いてくる。それに俺は答えず、歩き続け、目的の場所に着く。そう、お宝の隠し場所だ。ごそごそと中を手探り、茶髪のショートカットの子が表紙の本を取り出す。そして、それをはやてに差し出し、
「これが俺のお気に入りだ」
はやてはパラパラと中を確認している
「ふ、ふーん?そうなんや‥」
はやてはみるみる赤面していくが、いつの間にかこめかみの青筋は消えていた。
「じゃ‥俺、シャワー浴びてくるな」
「ほーい」
やれやれ。なんとか切り抜けたか。自業自得とはいえ、初恋の相手と初めて結ばれた後にお説教は勘弁してほしい。
風呂場に入り、シャワーを出し、手早く汗を流していく。
カラスの行水よろしく、4~5分でシャワーを済ませ、はやての元へと戻る。
ただいま。はやてもシャワー浴びてくれば?
「うんいただくわ。その前に‥正座!」
「え?」
何故か再びアングリーはやてさんが降臨している。
とりあえず従い、正座をする。
「え、えっと‥?」
「これもお気に入りなん?」
その手には‥茶髪ろんぐの眼鏡っ娘の表紙の本が‥!
「なん‥だと‥」
うかつっ!うかつっ!
「いえ。違いますよ?」
なんとか平静を装いながら答える。
自分のうかつさを呪っていると、
「じゃあ、これは処分してもええな?」
「はい」
一瞬、逡巡するが、当然とばかりに答える。
はやてはその答えに満足したのか、怒りを解いた。
「ふう。危うくラグナロクぶっぱしようかと思たわ」
「やめてください。死んでしまいます」
「浮気者にはちょうど良い罰やろ?」
浮気即死刑って、そのハムラビ法典、物騒すぎません?
「まあとりあえず、この三冊は処分やな」
この茶髪のショートカットのだけで十分やろ?
頬をわずかに朱に染めながらそう言う彼女はとても可愛いかった。
「はやて‥愛してます結婚してください」
「うえっ⁉️」
「浮気者はちょっと‥なあ?返事は保留‥って事で」
「What a day!」
「やかましいわ!近所迷惑やろ!」
やいのやいのとはやてと騒ぐ、この時間が何より幸せだと感じていた。
読んで頂き、ありがとうございます。次回からそろそろ終わりに向かいますがエンディングはまだ迷ってたりします。予想外にシャーリーに感情移入している自分がいます。少し御時間貰いますね。