※この作品はR-18です。

八神はやてといちゃいちゃしたい①   作:stan

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今回はお馬鹿回です。細かい事は気にしないで頭空っぽにして読んでくださいな。


とある島津弘義のハロウィン前編

今日はハロウィンである。ミッドには元々無い風習だとは思うのだが、何せ我が機動六課のお偉方の出身地の風習ということで機動六課では毎年催されていた。

かくいう俺も、きっちりと御菓子を準備してきている。

朝、職場へと出勤すると、なんだかその日は雰囲気が違った。

先ず、いつもはろくに話さない、六課のモブメンバーがわらわらと俺の周りに群がってきた。

「島津さんおはよー」

「島津君おはよー」

「あ?ああ、おはようございます」

「「トリックオアトリートー」」

ああ‥成る程。そういう事かと。俺はカバンから御菓子を取り出す。一斉に手を出して来たまるで難民のような彼等に渡してやる。

 

ナニ?みんなそんなに御菓子好きだったの?

いい大人でしょ?君達。てかそういうのはもっと普段から仲良くしてる人にしなさいよ何事かと思ったわ。

「島津さん最近調子乗ってない?」

「それある」

いきなり陰口が始まった。そういうのせめて本人のいないとこでしてくれないかな。

なんせみんなのアイドルはやてと付き合っているのだ。こうした嫉妬的なものは覚悟していた。

むしろ今まで全然無かったのがおかしいくらいだ。

 

俺が戸惑っていると、モブメンバー達は我先にと御菓子を貪り食っている。

ちょ。やめろー。大事な食糧がー。

はやての分が無くなってしまう‥

奴等のいきおいに俺がオロオロしていると、ヴィータさんが声をかけてきた。

「おーす。島津ートリックオアトリートー」

と、言いながらアイゼンをセットアップするヴィータさん。

あかん。トリートを渡そうにも、飢えた難民達に殆んど食い散らかされている。

「いや、ヴィータさん。今ちょっと御菓子の方がですね」

「アイゼン!」

底冷えのするような声でヴィータさんがアイゼンの名を呼ぶ。

「ギガントフォルム!」

ちょ。

「轟天‥」

それ、イタズラのlevelやない。オーバーキルや。

「ヴィータちゃん。ちょっと落ち着くの」

アイゼンを振り上げたヴィータさんを見て、なのはさんが慌てて、止めに入る。

なのはさんキタ!これで勝つる!

「どけ!なのは!」なおもヴィータさんは止まらない。何でやねん。そんなに御菓子食べたかったの?

するとなのはさんはこちらを振り向き、レイジングハートをこちらへ向ける。

ファッ⁉️

俺が驚愕に目を見開いていると、

「トリックオアバスター!」

 

掛け声と、共にピンク色の魔力光が放たれる。

ブルータスよお前もか。

せめて答えきいてから撃とうよ。

眼前に迫るピンク色の砲撃に俺は諦めと共に、目をつぶり、未だ御菓子を貪り食っている難民達の前に立ち、腕を広げて衝撃に備える。

まるで悟飯を庇ったピッコロさんのように。

「ソニックムーヴ」

微かに聞こえた言葉の後に俺はなんだか柔らかいモノに包まれたのを感じた。

いつまでたっても来ない衝撃に不思議に思い、

おそるおそる目を瞑ったまま、手を前に伸ばす。

ふにょん

なんだかとても柔らかいモノに触れた。

おそるおそる目を開くと、そこにはフェイトさんが俺を抱き抱えて立っていた。

なんだろうか、プルプルと震えている。

そして顔もどんどん赤くなっていく。

俺が不思議に思っていると、

「そろそろ‥離して‥くれるかな?」

見ると、俺はみなさんのご想像通り、フェイトさんの胸を鷲掴んでいた。

「あっすみません」

俺は謝罪して、直ぐ様手を離す。するとフェイトさんは胸を押さえて後ろを向いて、しゃがみ込んでしまった。

「別に、嫌じゃなかった‥から」

こちらをチラチラ見ながら、そんなことを仰るフェイトさんはとても可愛かったですまる

「流石島津‥」

「あの極限状態でラッキースケベも忘れないとは‥」

「あいつの事は今度から結城リトって呼ぼうぜ」

「やめろ!」

不穏な呟きに俺がたまらず突っ込むと、

そこにはまる焦げでピクピクしているモブメンバー達がいた。あ、そうか。フェイトさんが俺を助けてくれたから、なのはさんのバスターが直撃しちゃったのか。

なんか申し訳ないな。

「フェイトちゃんずるいの!」

「な、なのは落ち着いて」

ふと見るとなのはさんがフェイトさんに因縁をつけていた。

「あ。弘義?」

と、フェイトさんが声を掛けてくる。

「はい?」

「はやてが呼んでるよ?司令室行って?」

「了解」

短く返し、司令室へと歩きだす。

「御菓子食べきったよね?」

「ぬかりはない」

部屋を出る直前に、モブメンバー達のそんな会話が微かに聞こえたが、

弘義は特に気にしないで、部屋を出た。

弘義は知らなかった。

その日、機動六課で、弘義以外のメンバーに、部隊長から極秘命令が出ていたことを。

それは今日この日、弘義がもつ御菓子を全て奪う事。手段は問わない。‥と。

「島津君、俺達を庇おうとしてくれてたねー」

「私、ちょっとキュンときちゃったー」

「俺もー」

「しかしわざわざ御菓子を奪えって命令出すなんて、部隊長も可愛いよなー」

「俺もイタズラされてー」

「愛されてるねー島津君」

「「南無」」モブメンバー達が島津の行く末を思って合掌していた頃、

司令室では、はやてがいそいそと着替えていた。

「フッフッフ。歩が3つ。覚悟しいや弘義‥」

 

 

 

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