ふと、気配を感じて島津は目を覚ました。
目を向けるとそこには。胸を抑えてうずくまっているはやてがいた。
島津は飛び起き、声を掛ける。
「はやてさん?!どうしました?胸が苦しいんですか?」
するとはやてはやんわりと島津を押し返し。途切れ途切れに、返事を返す。
「大丈夫やから・・・具合が悪いとかじゃないから・・・」
そう言うはやてだが。どこか顔は赤いし。こちらを全然みてくれない。
とりあえず島津ははやては怒っているのだと判断した。すかさず島津は土下座の体勢に入る。
「すみません。お客様を放って、一人でねてしまって・。」
いきなり土下座をしだした島津に焦ったのは、はやてだ。
「謝るとこが違うやろ。」
と、はやては無意識に呟いていた。
これに更に混乱したのは島津だ。
自分なりに考えた末の答えはどうやら違うらしい。
脳をフル回転させて、昨夜の事を思い出す。
まるで、走馬灯のように、昨夜の思い出が早送りで再生されていく、その中で唯一該当しそうなシーンが再生される。
「・・・・スケベ・・・///」ジト目で自分をなじるはやて
もしや、あの時、欲情していたのがバレていた・・・?
サーっと血の気が引く音がした・・・・
欲情してすんませんでした!!!」
「何で手出さんねん⁈」
「「へ?」」
だぁ~。何言うてんねん自分//
これじゃまるでビッチや//
いや、ちょおまて。今嶋津君何て言うた?
欲情してすいません?
ちゃんと欲情してくれてたんやなぁ//えへへ//
「手出してよかったんですか?」
なんてこと聞いてくるんや・・・こいつは・・・//
はぁと一つ溜息をこぼしてから答える。
「そういうんは聞いたらあかんよ?」
島津はひたすら混乱していた。
はやてが怒っていた理由はわかった、
わかったのだが・・それは予想の斜め上過ぎた。
はやては手を出されなくて、怒っていた。それが意味していることは・・・・
「手出してよかったんですか?」
まさかと思いつつも、最後にもう一度確認してみる。
「そういうんは聞いたらあかんよ?」
少し赤面しながら、たしなめられる。
それはそうだろう。経験の少ない島津でも、流石にそれはわかる。
だが島津は確認したかったのだ。いや、確信が欲しかったのだ。だが、確信はとれなかった。
勇気を出せ!島津弘義!踏み込め!
乗るしかない!このビッグウェーブに!
ひとつ大きく呼吸をして、息を整える。
「八神はやてさん。昔からずっと好きでした。俺と結婚を前提に付き合ってください。」
「け。けけけ?結婚?いきなり飛ばすなぁ自分//」
「シャマル先生が、はやてさんと付き合うなら。結婚迄視野に入れないと燃やすって・・・」
シャマル・・・・何言うてくれてんねん//
夢みたいや、初恋を自覚したその数分後に、その相手から告白された。何言うてるかわからへんかもしれんけど。(ry
「それで、返事を頂けると、嬉しいのですが・・//」
いかんいかん。幸せ過ぎてトリップしてたわ//
ウチは焦らすようにゆっくり息を整えてから。にっこりと笑って答えを返す。
「喜んで。幸せにしてな?」
「任せろ」
言い終わるか終わらないかのうちにはやてを抱きしめる。
そして二人は幸せなキスをして、終了・・・とはいかなかった。
だってキスってどうやればいいのかわかんないし///
「ヘタレか!」
二人の物語はもうちょっとだけ続くんじゃ。